JP3205788B2 - 電気配線用ジョイントボックス - Google Patents

電気配線用ジョイントボックス

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JP3205788B2
JP3205788B2 JP13014993A JP13014993A JP3205788B2 JP 3205788 B2 JP3205788 B2 JP 3205788B2 JP 13014993 A JP13014993 A JP 13014993A JP 13014993 A JP13014993 A JP 13014993A JP 3205788 B2 JP3205788 B2 JP 3205788B2
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竹夫 川口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電線の先端相互
を結束して成る結線束にボックスを被せた構成であって
も、そのボックスに取付けた止め具が結線束に阻止され
てボックスが抜けないようにした電気配線用ジョイント
ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】止付物体に固定台を取り付け、その両端
にボックスの口開部の凸部をはめこんで一体的に固定す
るものが殆どであった。
【0003】その固定台を取付物体に固定する作業に手
間取り、特に狭く低く暗い場所等においては、ドライバ
ー又はハンマーの使用が困難であるばかりか、取り付け
不可能な場合もあり、結線束がむき出しのまま放置され
ていることが多くあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気配線の安全を保つ
上で、確実且つ正確に結線束を絶縁被覆することが不可
欠であるが、今日では人手不足、技術未熟、スピード作
業を要求されるなどの厳しい時代環境にあり、特に電気
配線工事完了後の検査が全く実施されないまま送電され
るように改定されて以来、天井裏など作業環境が悪く、
人目に付かない場所などではボックス使用を省き結線束
がむき出しのまま放置されている実態が多く指摘され、
そのような欠陥を解決するために、悪条件のもとでも使
い易いボックスの開発が要望されていた。
【0005】本願発明は、上述の従来技術の問題点を解
決するため、ボックスに止め具を取付けるだけの簡単な
操作で結線束からボックスが抜けないようにし、狭く低
く暗い場所など作業条件の悪い場所でも使い易く、着脱
自在であるため再使用ができ、しかも構造が簡単である
ため製造コストが安く、安価な製品を提供できるなど作
業者がなんら抵抗感なく使用するようにして電気配線の
安全性を高めることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボックスは、内
側には、複数の電線の先端相互を結束して成る結線束を
挿入する為の空間を備え、かつ一面には上記結線束を内
部空間に挿入する為の口開部を有する電気配線用ジョイ
ントボックスにおいて、上記ボックスの周壁には、上記
複数の電線先端相互の結線束に係合させて、上記結線束
からボックスが抜脱するのを防ぐ為の止め具と、その止
め具を止着する取付穴を備えさせ、さらに各止め具の端
部には止め具が抜けることを防止する為の抜け止め装置
が備えさせたのである。
【0007】
【作用】結線束にボックスを被せ、止め具をボックスに
差し込み等して取り付けると結線束に止め具が阻止され
ボックスは抜けなくなり、止め具を抜き取ればボックス
は開放される。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
ると、矢印Aは結線束であり、複数の電線4とスリーブ
5又はコネクタ6を分岐結線して束としたものである。
1は止付物体であり、複数の被覆電線2を止めつける物
体。2は被覆電線であり、二重被覆のままで、図4・9
に示すように上部に向けて折り曲げてある。3はステッ
プルであり、被覆電線2を止付物体1に打ち止める。4
は電線であり、被覆電線2の外被積を剥ぎ取った一重の
被覆電線で、先端をスリーブ5又はコネクタ6(以下ス
リーブ5等と言う)により接続後折り曲げ又は渦巻にし
て結線束Aを成す。7は結線束Aに被せる為のボックス
であり、8はボックス7の口開部である。
【0009】次にボックス7の周壁において、9は止め
具12を図示のように差込んで、これを止着する為の取
付穴であり、ボックス7の口開部8又はその奥部中央部
又は側部外側に任意数を設ける。10は取付穴9に対し
てその内周にネジを付した構成の穴であり、ボックス7
の口開部8又はその奥部中央部又は側部外側に任意数を
設けてある。このネジ穴10に対して装着すべき止め具
12には、先端にネジ又は頭部11の首下にネジを形成
し、上記ネジ穴10に対してねじ込み、止め具12を取
付ける。11はナット状態の頭部であり、止め具12の
抜け止め又はねじ回すための握り部としている。12は
止め具であり、各々の図に示すように、その一端又は両
端に様々の抜け止め装置を備える形状にしてある。ボッ
クス7の各々の取付穴9又はネジ穴10などから結線束
Aの下部の空間20又は電線4又はスリーブ5等が織り
成す段差、凹み部に止め具12が差し込まれ、この止め
具12によりでボックス7の抜け脱を阻止する。首下ネ
ジは、頭部11の首下に設け、ボックス7のネジ穴10
に止め具12を抜止する為にねじ込む。12−Cは短縮
止め具であり、首下ネジ15を設けた止め具12の先方
を短縮して一方のネジ穴10にねじ込む。12−Bは短
縮止め具であり、一端に凹部17を設け、止め具12の
先方を短縮して一方の取付穴9に差し込みその取付穴9
の下部にこの凹部17をはめ込んで抜け止めをする。1
4は案内端であり、止め具12を取付穴9又はネジ穴1
0に挿入し易くする。15は先端ネジであり、止め具1
2の先端に設け、ネジ穴10にねじ込み固定する。図5
に示される16は鍵部であり、止め具12の両端下部に
向けてL形に形成し、ボックス両端の取付穴9の一方か
ら差し込んで放すとボックス7の両外側にはまり込んで
止まる。17は凹部であり、止め具12の一端又は両端
の下部に向けて形成し、一方又は両方の取付穴9の下部
にはまり込んで止まり、抜止をする。18はナットであ
り、先端ネジ15を少し長くし、ボックス7の外側位置
でねじ止める。図3に示される止め具12の一端には頭
部11を設け、他端にはピンの形状をした鍵部16を備
えさせる。このピン16は図5に示されるボックス7の
2つの縦に大きな取付穴9,9を貫通させ、他方の取付
穴9から突出させる。このようにして図5の鍵部16と
同様に用いて止め具12の抜止効果を発揮させる。19
は凹みであり、取付穴9又はネジ穴10の対称側に設
け、止め具12の先端を支える。20は空間であり、結
線束Aの下部にできたもので、止め具12を位置させ
る。21は固定台であり、従来のボックスを止付物体1
に固定する。22は止め穴であり、木ねじなどで固定台
21を止付物体1に固定する。23は固定穴であり、従
来ボックスの口開部8の両側の突起をはめて固定する穴
である。
【0010】なお図1においては、首下ネジ13を設け
た止め具12の案内端14からネジ穴10に通し対称の
取付穴9に差し込み、頭部11を回してねじ止めする。
図4においては、結線束Aに被せたボックス7に設けた
取付穴9から空間20に止め具12を差し込み、止め付
けた状態を示すものである。口開部8の中央部と、その
奥部中央及びその側部とに止め具12を止める取付穴9
を設けたものであり、図示のものはその内の中央奥部の
対称穴9に止め具12を止めてある。このようにボック
ス7に対して夫々止め具を止着する為の複数の取付穴9
又はネジ穴10を設けておけば結線束Aの大小又は形状
に合う穴を選んで止め具12を止め付けることが出来る
ので便利である。
【0011】図9においては、ボックス7を固定台21
に固定しないので結線束Aの位置は不特定でよく、被覆
電線2を長くすることにより外被覆を剥離した電線4を
その分短くしてもスリーブ等との接続作業が容易であ
り、電線4が短い分の損傷だけ少なくすることが出来る
と共に、結線束Aが小束になるので小形のボックス7に
納まり、更に、ボックス7に納める場合、結線束Aを小
束にしようとして過酷な扱いをすることがなくなり配線
の安全性を高めることができる。
【0012】図11・12に示すように、ボックス7の
一方から短縮止め具12−C及び12−Cの短い止め具
で抜け止めることも可能であり、ボックス7の両端から
短縮止め具12−B・12−Bを各二本づつ差し込んで
止めることもできる。
【0013】さらに、長くした被覆電線2においては、
図9に示すように上に向けて直立状態でなくてもよく、
この分をボックス7の下部で幾重にも折り曲げ又は渦巻
等に結束すれば結線束Aの位置が低くなり、空間が低い
場所等でも設置でき、この場合、被覆電線2は当然のこ
と二重被覆のままであるので損傷する心配はない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本願にあっては、ボックス
7は従来ボックスのような固定台21を無用とし、従っ
てドライバーやハンマーを用いて固定台を止付物体1に
固定する作業を省くことができる特長がある。このた
め、狭く低く暗い場所などでも手探りで結線束Aにボッ
クス7を被せて止め具12を差し込むことができ、その
上、結線束Aの位置は不特定でよく、更にボックス7及
び止め具12の構造が簡単であるため、製造コストが安
く、安価な製品を提供できるなど作業者が何ら抵抗感な
く何処でも容易に使用でき、確実に絶縁被覆が成され電
気配線の安全性を高める効果大である。
【0015】なお、従来の渦巻に結束した結線束Aにも
ボックス7を使用することができる。
【0016】当然ながら、使用しているボックス7を取
り去る場合は、止め具12を抜き取ればボックス7は開
放され幾度でも再使用できる。
【0017】以上のように本願にあってはボックス7を
結線束Aに被せ、止め具12を取付けるだけの簡単な操
作で完了するので、なんら躊躇することなく使用でき結
線束Aがむき出しのまま放置されることが解消し、配線
の安全保護のための目的を全うすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方にネジ穴10を設け、他方に取付穴9を設
けたボックス7に、首下ネジ13を設けた止め具12を
差し込んだ状態の縦断面図。
【図2】止め具12の先端に、先端ネジ15を設けた正
面図。
【図3】止め具12の先端に設けた穴に、止めピン16
を差し止めた正面図。
【図4】結線束Aにボックス7を被せ、それに取付穴9
とネジ穴10を口開部8の奥の中央部及び左右側部に設
け、その内の中央部のネジ穴10に止め具12をねじ込
み、空間20に止め付けた状態を示す縦断面図。
【図5】ボックス7の両端に取付穴9を設け、両端に鍵
部17を設けた止め具12を止め付けた状態を示す縦断
面図。
【図6】止め具12の両端に凹部17を設けた正面図。
【図7】止め具12の一端に、凹部17を設けた正面
図。
【図8】止め具12の先端ネジに、ナットでねじ止めた
正面図。
【図9】被覆電線2を長くした結線束Aに、ボックス7
を被せ、止め具12を取付けて抜け止めた状態を示す縦
断面図。
【図10】ボックス7に、凹み19を設けた従断面図。
【図11】ボックス7の一端に取付穴9を設け、それに
短縮止め具12−Bを止めつけた状態を示す縦断面図。
【図12】ボックス7の一端にネジ穴10を設け、それ
に短縮止め具12−Cを止めつけた状態を示す縦断面
図。
【図13】従来ボックスの固定台21の斜視図。
【符号の説明】
矢印A 結線束 7 ボックス 9 取付穴 10 ネジ穴 12 止め具 19 凹み 20 空間 21 固定台

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側には、複数の電線の先端相互を結束
    して成る結線束を挿入する為の空間を備え、かつ一面に
    は上記結線束を内部空間に挿入する為の口開部を有する
    電気配線用ジョイントボックスにおいて、 上記ボックスの周壁には、止め具を止着する取付穴を備
    えさせ、その取付穴には、上記複数の電線先端相互の結
    線束に係合させて、上記結線束からボックスが抜脱する
    のを防ぐ為の止め具を取付け、さらに止め具の端部には
    止め具が抜けることを防止する為の抜け止め装置が備え
    させてあることを特徴とする電気配線用ジョイントボッ
    クス。
  2. 【請求項2】 上記の取付穴はボックスの周壁における
    複数個所に配設し、結線束における任意の係合可能個所
    に対して上記取付穴の位置を選択利用できるようにして
    あることを特徴とする請求項1記載の電気配線用ジョイ
    ントボックス。
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