JPS61272917A - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPS61272917A
JPS61272917A JP60114246A JP11424685A JPS61272917A JP S61272917 A JPS61272917 A JP S61272917A JP 60114246 A JP60114246 A JP 60114246A JP 11424685 A JP11424685 A JP 11424685A JP S61272917 A JPS61272917 A JP S61272917A
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film
capacitor
temperature
present
dielectric
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JP60114246A
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出口 雄吉
弘明 小林
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野 本発明は、コンデンサに関するものである。
〔従来技術〕
従来、2軸配向ボリフエニレンスルフイドフィルムをコ
ンデンサの誘電体として用い、周波数特性.温度特性,
耐ハンダ性の優れたコンデンサを得ることが、特開昭5
7−187327等において知られている。
また、ポリイミドフィルム,芳香族ボリアミドフィルム
などの耐熱性フィルムを誘電体とするコンデンサも知ら
れている。
c本発明が解決しようとする問題点〕 プラスチックフィルムを誘電体とするいわゆるフィルム
コンデンサは、電気特性に優れているため、時定数回路
等精密さを要求される回路に多用されているが、最近、
回路の小型化と実装能率の向上のために、フィルムコン
デンサのチップ化か求められている。
しかし、チップ化されたコンデンサ(以下チップコンデ
ンサという)は、実装時にハンダ浴にディップするなど
し・て回路基板に直付けされるため、コンデンサ全体が
極めて高い温度にさらされることになり、ポリエステル
.ポリプロピレン,ポリカーボネート,ポリスチレンな
どを誘電体とする一般的なコンデンサでは、たとえ厚い
外装体を設けたとしても耐熱性不足で、実装時に、容量
が大幅に変ったり、絶縁抵抗の減少、接続不良等を起こ
すため、チップ化することはできなかった。
=方、ポリイミドフィルム、芳香族ポリアミドフィルム
などを誘電体とすれば、ハンダ耐熱性の点からはチップ
化できる可能性があるが、このようなコンデンサは、電
気特性が悪く、フィルムコンデンサとしての特長が損な
われてしまう。
そこで、電気特性と耐ハンダ性を両立させるために、2
軸配向ポリフエニレンスルフイドフィルムを誘電体とし
て用いることが提案されているが、なお、耐ハンダ性の
点で充分なものとは言い難かった。
〔発明の目的〕
本発明は、従来のコンデンサの有していた上記のような
欠点を解消し、電気特性と耐・ハンダ性の双方を高い次
元で満足し、チップコンデンサとして極めて優れた特性
を有するコンデンサを提供することを目的とするもので
ある。
〔発明の構成〕
本発明は、上記の目的を達成するために、主たる誘電体
が、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主成分とする樹
脂組成物の2軸配向フィルムからなり、電極が該誘電体
フィルム表面に蒸着された金属薄膜からなるコンデンサ
において、該蒸着フィルムの250℃、10分間の熱収
縮率がフィルム長手方向で0〜8%、幅方向で一2〜6
%であり、且つコンデンサ素子の両端に260℃で不融
の電極引出し部材が設けられ、且つ熱変形温度が230
℃以上の熱硬化性樹脂からなる外装体を有することを特
徴とするコンデンサとしたものである。
本発明においてポリ−p−フェニレンスルフィドとは、
くり返し単位の70モル%以上(好ましくは85モル%
以上)が一般式(@−5→で示される構成単位からなる
重合体をいう。掛かる成分が70モル未満ではポリマの
結晶性、熱転移温度等が低くなりポリ−p−フェニレン
スルフィドを主成分とする樹脂組成物からなるフィルム
の特長である耐熱性、寸法安定性、機械的特性等を損な
う。
くり返し単位の30モル%未満(好ましくは15モル%
未満)であれば共重合可能なスルフィド結合を含有する
単位が含まれていてもさしつかえない。
本発明においてポリ−p−フェニレンスルフィドを主成
分とする樹脂組成物(以下PPSと略称することがある
)とは、上記ポリ−p−フェニレンスルフィドを90重
量%以上含む組成物を言う。
ポリ−p−フェニレンスルフィドの含有率カ90重量%
未満では組成物の結晶性、熱転移温度等が低くなり該組
成物からなるフィルムおよびその積層体の特長である耐
熱性、寸法安定性、機械的特性等を損なう。
該組成物中の残りの10重量%未満はポリ−p−フェニ
レンスルフィド以外のポリマ、無機又は有機充溢剤等か
ら成ることができる。また、無機又は有機の滑剤、着色
剤、紫外線吸収剤等の添加物を含むこともさしつかえな
い。
該樹脂組成物の熔融粘度は、温度300℃、せん断速度
200 1/secのもとで500〜12000ポイズ
(より好ましくは700〜7000ボイズ)の範囲がフ
ィルムの成形性の点で好ましい。
本発明において、2軸配向ポリフエニレンスルフイドフ
ィルム(以下PP5−BOフィルムと略称することがあ
る)とは、上記PPSを溶融成形してシート状とし、2
軸延伸、熱処理してなるフィルムである。
該フィルムの配向度は、広角X線回折で20=20〜2
1度の結晶ピークについて求めた配向度(OF)がEn
d方向及びEdge方向で0.1〜0.6、Throu
gh方向で0.6〜1.0の範囲にあることが好ましい
また、該フィルムの厚さは、0.3〜5ミクロンの範囲
が好ましい。
該フィルムの、JIS  R−0601に規定された方
法で測定した平均表面粗さRaは0.03〜0゜20ミ
クロンの範囲が好ましい。
該フィルムの、粗大突起密度Ld(突起高さ0.2ミク
ロン以上の突起の線密度をいう)は、5(より好ましく
は3)個/fi以下であることが好ましい。また、該フ
ィルムの、微細突起密度Sd(突起高さ0.02ミクロ
ン以上の突起の線密度をいう)は、20〜300(より
好ましくは30〜200)個/fiの範囲にあることが
好ましい。
ここに、突起高さとは、触針式表面粗さ針(カットオフ
値が0.081n1触針の半径2ミクロン)によって測
定されるもので、縦倍率Nでフィルムの長さ1鶴にわた
って測定した粗さ曲線のチャート上のi番目の山頂のレ
ベルをMi1同じくi番目の山の左側の谷底のレベルを
Viとするとき、P i = (Mi −V i) /
Nをi番目の突起の突起高さと定義する。
該フィルムの、250℃、10分間の熱収縮率は、フィ
ルム長手方向の0〜8%(より好ましくは、0〜6%)
、フィルム幅方向で一2〜6%(より好ましくは一1〜
3%)の範囲にあることが好ましい。
本発明のコンデンサの電極は、PP5−BOを支持体と
して、その表面に蒸着された金属薄膜であり、その厚さ
は0.01〜0.5μmが好ましい。
これら金属薄膜の材質は特に限定されないが、アル−ミ
ニラム、亜鉛、スズ、ニッケル、クロム。
鉄、銅、チタンもしくはこれらの合金などが好ましい。
該電極の膜抵抗値は、0.5Ω〜50Ωの範囲が好まし
い。
本発明において、蒸着フィルムとは、表面に上記のごと
き金属薄膜が形成されたPP5−BOであって、その2
50℃、10分間の熱収縮率は、フィルム長手方向で0
〜8%(好ましくは0〜6%)1.フィルム幅方向で一
2〜6%(好ましくは一1〜+3%)の範囲にある。熱
収縮率が、この範囲外のものでは、コンデンサをハンダ
付する際に、容量変化、絶縁抵抗低下、接続不良等の欠
点を生じる。
本発明のコンデンサは、前述のPP5−BOを主たる誘
電体とするものであるが、本発明のコンデンサの特徴で
ある温度特性9周波数特性。
耐ハンダ性等を損なわない限り、PP5−BO以外の誘
電体層が、PP5−BOとともに電極間に存在すること
は何ら支障ない。係る誘電体層の例としては、ポリスル
ホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、
ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、フッ素樹
脂等が挙げられるが、これらに限定されるものではない
本発明のコンデンサは、前述の電極と外部の回路を接続
するための電極引出し部として、コンデンサ素子の両端
面に、260℃で不融の電極引出し部材を有する。該電
極引出し部材としては、厚さ0.05〜0.5fiの金
属の薄片が好ましい。
コンデンサ素子の両端面に、まず通常のメタリコン溶射
を施し、上記金属薄片の一旦が該メタリコンに電気的に
接続されており、かつ、他端は外装体の外部にあって、
該金属片がコンデンサの両端面の一部及び下面の一部を
覆うような構造とするのがより好ましい。
本発明のコンデンサは、熱変形温度が230℃以上の熱
硬化性樹脂からなる外装体を有する。
本発明において熱変形温度とは、ASTMD648−7
2に規定されたものであって、応力1820KPaO下
で測定した。
係る熱変形温度が230℃未満では、コンデンサをハン
ダ付した時に、容量変化が大きかったり、絶縁抵抗が低
下したりして好ましくない。
係る熱変形温度は高ければ高い程良く、上限はないが、
350℃以上にすることは事実上困難である。
該外装体の厚さは、最も薄い部分で0.3 +n以上、
最も厚い部分で5鶴以下とするのが好ましい。
該外装体を形成する樹脂組成物のASTMD570に規
定された23℃の水中24時間の吸水率は、0.1%以
下であることが好ましい。
係る樹脂組成物としては、エポキシ系の樹脂が好ましい
また該外装体の成形方法としては、トランスファモール
ド法によるのが好ましい。
本発明のコンデンサは、チップコンデンサとして用いた
場合、すなわち電極引出し部材に続くリード線を設けず
、回路基板にもリード線挿入用の孔を設けることなく、
電極引出し部材を回路導体にハンダで直付けすることに
より実装する(以下かかる実装法を表面実装法と略称す
ることがある)場合に最も有用である。
本発明においてコンデンサの端面とは、蒸着フィルムを
巻回するときの巻回軸(積層コンデンサにおいては、同
時一体巻回するときの巻回軸)に垂直な面をいう。
次に、本発明のコンデンサの製造方法について説明する
先ず、本発明に使用するポリ−p−フェニレンスルフィ
ドの重合方法としては、硫化アルカリとp−ジハロベン
ゼンを極性溶媒中で高温高圧下に反応させる方法を用い
る。特に硫化ナトリウムとp−ジクロルベンゼンをN−
メチル−ピロリドン等のアミド系高沸点極性溶媒中で反
応させるのが好ましい。この場合、重合度を調整するた
めに、苛性アルカリ、カルボン酸アルカリ金属塩等のい
わゆる重合助剤を添加して、230℃〜280℃で反応
させるのが最も好ましい。
重合系内の圧力および重合時間は、使用する助剤の種類
や量および所望する重合度などによって適宜決定される
かくして得られたポリ−p−フェニレンスルフィドに、
必要に応じ、他のポリマ、添加剤などをブレンド、添加
する。
この時、フィルムの表面粗さを整える目的で、ポリ−p
−フェニレンスルフィド以外のポリマを、0〜5紳t%
(より好ましく″は0.3〜3wt%)添加することが
好ましい。
係る添加ポリマの例としては、ポリエチレン。
ボIJプロピレン、エチレン・プロピレンコポリマ、ポ
リスチレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、4
フツ化エチレン・6フッ化フロピレン共重合体、ポリア
ミド等を挙げることができる。
こうして得られた樹脂組成物(P P S)は、エクス
トルーダに代表される周知の溶融押出装置に供給され、
溶融される。
次に、溶融された樹脂を、95%カフ)孔径が3〜20
μm(好ましくは3〜15μ醜)の高精度フィルターで
濾過したのちミいわゆるTダイから連続的に押出し、冷
却された金属ドラム上にキャストして、急冷固化し、未
配向非晶状態のシートとする。該金属ドラムの表面は、
荒らさ0.4S以下の鏡面に仕上げられていることが好
ましい。
次に、このようにして得られたシートを2軸延伸する。
延伸方法としては、逐次2軸延伸法。
同時2軸延伸法等の周知の方法を用いることができるが
、ロール群によってシ、−ト長手方向に延伸した後に、
テンタによって幅方向に、延伸する。いわゆる縦横逐次
2軸延伸法によるのが好ましい。延伸温度は縦横とも9
5〜110℃の範囲とする。一方、延伸倍率は樹脂粘度
、延伸温度などによって異なり、−概には言えないが、
縦方向およそ3.2〜4.5倍、横方向およそ3.0〜
3.8倍の範囲である。
次に、このようにして得られた延伸フィルムを定長熱処
理する。ここにいう定長熱処理とは、熱処理中の幅およ
び長さの変化が10%以下になるようにすることを意味
する。熱処理条件は250〜290℃で1〜50秒とす
るが、260〜285℃で3〜20秒行うのが好ましい
定長熱処理の後に、240乃至290℃の温度でリラッ
クスを行うことが好ましい。リラックス率は、幅方向で
4〜10%、長手方向で0〜6%程度が好ましい。
以上のようにして、2軸配向PPSフィルムを得る。
こうして得たフィルムの表面に、電極となる金属薄膜を
真空蒸着等の方法で形成し、−いわゆる金属化フィルム
とする。該金属化フィルムから巻回、積層等の周知の方
法によって、コンデンサ素子を形成する。その後、20
0℃〜250℃の温度で加熱し、巻回軸と垂直方向にプ
レスすることが好ましい。
フィルム上に金属薄膜層を形成するに際し、あらかじめ
フィルム表面に、コロナ処理、プラズマ処理等の表面処
理を施しておくことが好ましい。
こうして得たコンデンサ素子の両端面に、端面導電化処
理を施す。
該処理は、いわゆるメタリコンを用いる常法によって行
えばよい。
次に、端面導電化処理を施こされた素子の導電化処理部
に電極引出し部材を溶接し、さらに素子の周囲を外装体
用樹脂組成物で覆って本発明のコンデンサを得る。この
とき、電極引出し部材の一部が外装体の外に露出してい
なければ・ならないことは言うまでもない。
このとき、電極引出し部材として厚さ0.05〜0.5
 M、幅1〜5■、長さ5〜30鶴の金属薄片を端面に
垂直に溶接し、かかる状態でトランスファ成形機の金型
に入れ、周囲をエポキシ樹脂等でモールドした後、電極
引出し部材を必要長さに切断し、端面にそって下方に折
り曲げ、さらに下面にそって折り曲げるようにするのが
好ましい。
第1図は本発明のコンデンサ1の態様を示し、コンデン
サ素子2は積層されたPP5−BOフィルムからなる誘
電体3と、この誘電体3の間に存在する、蒸着された金
属薄膜からなる電極4とから形成されている。そして、
コンデンサ素子2の両端面にはメタリコン層5.5′が
設けられ、コンデンサ素子2は外装体6で覆われている
。更にメタリコン層5,5′には電極引出し部材7.7
′が溶接され、その一部が外装体6の外に露出している
かかる本発明のコンデンサ1は第2図に示すような外観
を有する。なお、第2図において、8.8′はコンデン
サ素子の端面側を示し、9は下面を示す。
〔発明の効果〕
本発明のコンデンサは、以上のような構成とした結果、
チップコンデンサとして表面実装法によって回路基板に
実装した時1.リフロ一方式。
ディ、ツブ方式を問わず、通称のハンダ付装置。
条件下で同等制限を設けることなく実装でき、しかもそ
の際の、容量変化、絶縁抵抗の低下。
耐電圧の低下等が極めて小さいという従来のフィルムコ
ンデンサでは実現できなかった優れた特性を存している
また本発明のコンデンサは、温湿度が大幅に変化しても
容量がほとんど変化しないという、従来のコンデンサに
はない優れた特徴を有するため、変化する環境下で常に
一定の容量をしめすことが要求される回路用として有用
である。
また本発明のコンデンサは、広い温度範囲にわたって誘
電損失が小さく、100〜170℃という高い温度下で
も長時間安定した特性を示すので、自動車や電気機器の
中などのように、周囲が高温になる所での使用に好適で
ある。
次に、本発明の記述において使用した、フィルム、およ
びコンデンサの特性値の測定、評価法について説明する
(1)  フィルムの熱収縮率 初期長さAのフィルムを、熱風オープン中で250℃、
10分間加熱した後の長さをBとするとき、100 x
 (A−B) /Aによって熱収縮率(%)を定義する
(2)  コンデンサの容量 自動キャパシタンスプリフジを用いて、25’C,IK
Hzで容量(キャパシタンス)を測定した。
(3)  絶縁抵抗 電極間に直流50Vを印加した時に流れる電流から、絶
縁抵抗値を求めた。
(4)  ハンダ耐熱テスト 初期特性に対して、250℃のハンダ浴中に10秒間浸
漬した後の特性値の変化率によって、ハンダ耐熱性を評
価した。係る変化が小さいほど、ハンダ耐熱性に優れて
いることは言うまでもない。
実施例1 (1)  本発明に用いる2軸配向ポリフエニレンスフ
イドフィルム(PPS−BO)の調製オートクレーブに
、硫化ナトリウム32.6kg(250モル、結晶水4
0wt%を含む)、水酸化ナトリウム100g、安息香
酸ナトリウム36.1kg (250モル)、およびN
−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略称する) 
79.2kgを仕込み205で脱水した後、1,4ジク
ロルベンゼン(p−DCBと略称する) 37.5kg
 (255モル)、およびNMP20.Okgを加え、
265℃で3.5時間反応させた0反応生成物を水洗、
乾燥して、p−フェニレンスルフィドユニット100モ
ル%からなり、溶融粘度2500ボイズのポリ−ルーフ
ユニしンスルフィド21.1kg (収率78%)を得
た。
この組成物に、平均粒子径2.0μ−の炭酸カルシウム
微粉末0.3wt%、ステアリン酸カルシウム0.05
wt%を添加し、40鶴径のエクストルーダによって3
10℃で溶融し、95%カット孔径10μlのフィルタ
で濾過したのち、長さ400m、間隙1.5fiの直線
状リップを有するTダイから押出し、表面を25℃に保
った金属ドラム上にキャストして冷却固化し、厚さ31
μ請の未延伸フィルムを得た。
このフィルムをロール群から成る縦延伸装置によって、
フィルム温度100℃、延伸速度20.000%/ak
inで3.6倍縦延伸し、続いてテンタを用いて、温度
100℃、延伸速度1,500%/sinで3.4倍横
延伸し、同一テンタ内の後続する熱処理室で、275℃
で5秒間定長熱処理して、厚さ2.5μ−のPP5−B
Oを得た(フィルムAとする)。
(2)  コンデンサの作成 上記フィルムAを真空蒸着装置にかけ、亜鉛を表面抵抗
2.5Ωになるように片面蒸着した。この際、テープマ
ー°ジン法によって、蒸着部の幅8.0m、非蒸着部の
幅1.0鶴となるように、ストライプ状に蒸着した。こ
の蒸着フィルムの蒸着部及び非蒸着部の各々中央に刃を
入れるようにしてスリットし、幅4.5Rで右又は左に
0.5 +nのマージンを有する2種一対のスリットフ
ィルムを得た。これを素子巻機にかけ、2種一対のフィ
ルムを同方向に2枚重ねにして巻き上げ、200℃のオ
ーブン中で10分間予熱した後プレスして中空部をつ′
ぶし、常法によって両端面をメタリコン処理した。
次に、この素子の両端面に、各々厚さ0.2鶴9幅3m
、長さ20mのスズメッキ銅板を、電極引出し部材とし
て長手方向を端面に垂直に熔接し、続いて、この素子を
移送成形機にかけて、素子の外周に、最小厚み0.6m
、最大厚み1.2鶴(平均1鶴)のエポキシ系樹脂によ
る外装体を形成した。用いた樹脂は、日本合成化工■製
 アクメライ)9900F (熱変形温度250℃)で
ある。
成形後、外装体両端面から突き出た電極引出し部材を長
さ5Mの所で切断して端面にそって下方に曲げ、さらに
下面にそって曲げて、本発明のコンデンサ(容量約0.
05μF)を得た(コンデンサA1とする)。このコン
デンサのメタリコン処理前の素子を巻きもどして、金属
化フィルムの250℃、10分間の熱収縮率を調べた所
、長手方向3.7%1幅方向3.5%であった。
(3)評 価 第1表に得られたコンデンサの評価結果を示す0本発明
のコンデンサが、容量の温度係数が極めて小さく、かつ
耐ハンダ性にも優れたチップコンデンサであることがわ
かる。
比較実施例1 実施例1と全く同様にして、フィルムAを誘電体とし、
外装を設けないコンデンサを作成した。評価結果を第1
表に示す、。
実施例2 (1)  P P S −B Oの調製実施例1と同様
にして、延伸倍率、定長熱処理温度の異なる4種類のP
P5−BO(厚さ4μ−)を調製した(フィルムB−E
)とする。
(2)コンデンサの作成及び評価 実施例1と同様にして、プレスの予熱温度のみ第1表の
ように変更して、フィルムB〜Eを各々誘電体とする4
種類の外装付チップコンデンサ(各々コンデンサB−2
とする)を作成した。
第1表に作成したコンデンサの評価結果を示す。
この表から、本発明のコンデンサはいずれも、容量の温
度特性を代表される優れた電気特性と、耐ハンダ性とを
兼ね備えていることがわかる。
(本頁以下余白)
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のコンデンサの態様を示す断面図、第2
図はその外観斜視図である。 1・・・コンデンサ、2・・・コンデンサ素子、3・・
・誘電体、4・・・電極、6・・・外装体、7.7′・
・・電極引出し部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  主たる誘電体が、ポリ−p−フェニレンスルフィドを
    主成分とする樹脂組成物の2軸配向フィルムからなり、
    電極が該誘電体フィルム表面に蒸着された金属薄膜から
    なるコンデンサにおいて、該蒸着フィルムの250℃、
    10分間の熱収縮率がフィルム長手方向で0〜8%、幅
    方向で−2〜6%であり、且つコンデンサ素子の両端に
    260℃で不融の電極引出し部材が設けられ、且つ熱変
    形温度が230℃以上の熱硬化性樹脂からなる外装体を
    有することを特徴とするコンデンサ。
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