JPS61272760A - 湿式電子写真現像方法 - Google Patents
湿式電子写真現像方法Info
- Publication number
- JPS61272760A JPS61272760A JP11508485A JP11508485A JPS61272760A JP S61272760 A JPS61272760 A JP S61272760A JP 11508485 A JP11508485 A JP 11508485A JP 11508485 A JP11508485 A JP 11508485A JP S61272760 A JPS61272760 A JP S61272760A
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- JP
- Japan
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- toner
- image
- developing
- electrode
- electric field
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は湿式電子写真現像方法に係わるものであり、特
に感光体がZnOやCdS等の光導電性物質を樹脂中に
・分散した樹脂分散型型・子写真感光体を液体トナー現
像剤で現像処理する方法に関する。
に感光体がZnOやCdS等の光導電性物質を樹脂中に
・分散した樹脂分散型型・子写真感光体を液体トナー現
像剤で現像処理する方法に関する。
従来、樹脂分散型の電子写真感光体を液体トナー現像処
理すると、非画像部にもある程度トナーが付着し、画像
コントラストを低下させたり平版印刷版として用いた時
は非画像部に印刷汚れを生じたりした。これは、■非画
像部の残留電位により、わずかにトナー粒子が電着され
ること及び■樹脂分散型感光層は表面、及び内部共に多
孔質のために、残留電位がゼロだとしても表面及び内部
の微小空間にトナー粒子が現像剤と共に入り込み現像処
理後も残ってしまうことに起因している。
理すると、非画像部にもある程度トナーが付着し、画像
コントラストを低下させたり平版印刷版として用いた時
は非画像部に印刷汚れを生じたりした。これは、■非画
像部の残留電位により、わずかにトナー粒子が電着され
ること及び■樹脂分散型感光層は表面、及び内部共に多
孔質のために、残留電位がゼロだとしても表面及び内部
の微小空間にトナー粒子が現像剤と共に入り込み現像処
理後も残ってしまうことに起因している。
これらの欠点を軽減する手段として、■に対しては、ト
ナー現像を行なうときに感光体上の静電潜像とこれに対
向する金属板との間に生じる電界とは逆向きの電界が生
じるように電圧を印加し、残留電位によって生じる電界
を打消しながらトナー現像を行なう方法(以下逆バイア
ス法と呼ぶ)がある。この方法によれば、残留電位によ
る電界が印加電圧による電界で打ち消されるのでトナー
粒子の電着は減少する。
ナー現像を行なうときに感光体上の静電潜像とこれに対
向する金属板との間に生じる電界とは逆向きの電界が生
じるように電圧を印加し、残留電位によって生じる電界
を打消しながらトナー現像を行なう方法(以下逆バイア
ス法と呼ぶ)がある。この方法によれば、残留電位によ
る電界が印加電圧による電界で打ち消されるのでトナー
粒子の電着は減少する。
しかしながら、湿式トナー現像の場合、残留電位に対し
て数倍の逆バイアス電圧を印加しても、゛ トナー粒子
の電着を完全に押さえることはできない。逆バイアス電
圧をさらに大きくしても効果は飽和してしまう。しかも
、残留電位に対して数倍の逆バイアス電圧を印加し続け
ると、現像電極板へのトナー粒子固形分の電着が激しく
なり、トナーの処理能力を低下させたり、電極汚れによ
るトラブルを起すなど、処理のランニング性を悪くして
しまう。このため実用上は、逆バイアス電圧は残留電位
の2〜3倍で、ランニング性を損なわないようにして用
いられている。
て数倍の逆バイアス電圧を印加しても、゛ トナー粒子
の電着を完全に押さえることはできない。逆バイアス電
圧をさらに大きくしても効果は飽和してしまう。しかも
、残留電位に対して数倍の逆バイアス電圧を印加し続け
ると、現像電極板へのトナー粒子固形分の電着が激しく
なり、トナーの処理能力を低下させたり、電極汚れによ
るトラブルを起すなど、処理のランニング性を悪くして
しまう。このため実用上は、逆バイアス電圧は残留電位
の2〜3倍で、ランニング性を損なわないようにして用
いられている。
非画像部のトナー・カブリを軽減するもう一つの手段と
して、■に対する方法がある。この方法では、現像処理
する直前に、静電潜像を有する感光体を、現像剤に混入
しても感光体および潜像に対し悪影響を及ぼさない液体
、特に望ましくはトナー現像剤を構成するキャリアー液
体に浸した後、ただちにトナー現像剤に浸して現像処理
を行う(以下「プレバス処理法」と呼ぶ)。
して、■に対する方法がある。この方法では、現像処理
する直前に、静電潜像を有する感光体を、現像剤に混入
しても感光体および潜像に対し悪影響を及ぼさない液体
、特に望ましくはトナー現像剤を構成するキャリアー液
体に浸した後、ただちにトナー現像剤に浸して現像処理
を行う(以下「プレバス処理法」と呼ぶ)。
この方法によれば、トナー現像前にトナー粒子等を含ま
ない液体に浸すことにより、感光層内の微小空間を該液
体で満たしておき、次いでトナー現像剤に浸すため、画
像部では潜像による強い電着が起こりトナーが潜像部分
に付着するが、非画像部では前述の■によるトナー付着
が抑制される。
ない液体に浸すことにより、感光層内の微小空間を該液
体で満たしておき、次いでトナー現像剤に浸すため、画
像部では潜像による強い電着が起こりトナーが潜像部分
に付着するが、非画像部では前述の■によるトナー付着
が抑制される。
プレバス処理法の場合、該キャリアー液体の感光体への
付着量を多くすれば、効果は大きくなり、前述■による
トナー付着はほとんど除去できるが、トナー現像部に持
ち込まれるキャリアー液体の量も多くなり現像剤が希釈
されるため画像部濃度が低下し、トナー現像処理のラン
ニング性も著しく 1劣化する。このためプ
レバス処理法では、キャリアー液体の感光体への付着量
を約10cc/m2程度として、画像部濃度の低下やト
チ−のランニング性が劣化するのを防止しているが、こ
の程度の付着量では、非画像部のトナー・カブリを完全
に防止することはできない。
付着量を多くすれば、効果は大きくなり、前述■による
トナー付着はほとんど除去できるが、トナー現像部に持
ち込まれるキャリアー液体の量も多くなり現像剤が希釈
されるため画像部濃度が低下し、トナー現像処理のラン
ニング性も著しく 1劣化する。このためプ
レバス処理法では、キャリアー液体の感光体への付着量
を約10cc/m2程度として、画像部濃度の低下やト
チ−のランニング性が劣化するのを防止しているが、こ
の程度の付着量では、非画像部のトナー・カブリを完全
に防止することはできない。
このように、逆バイアス法とプレバス処理法はこれらを
単独で用いた場合には、非画像部のトナー・カブリ防止
効果は十分に大きくなく、また単独でさらに効果を向上
させようとすると、画像部濃度の低下や、トナーのラン
ニング性の劣化が起こるという欠点がある。
単独で用いた場合には、非画像部のトナー・カブリ防止
効果は十分に大きくなく、また単独でさらに効果を向上
させようとすると、画像部濃度の低下や、トナーのラン
ニング性の劣化が起こるという欠点がある。
したがって本発明の目的は、大きなカブリ低減効果を有
し、かつ画像部濃度を低下させることなく、またトナー
のランニング性能を劣化させることのない、湿式電子写
真現像方法を提供することにある。
し、かつ画像部濃度を低下させることなく、またトナー
のランニング性能を劣化させることのない、湿式電子写
真現像方法を提供することにある。
本発明者は、画像部濃度の低下やランニング性を劣化さ
せないで、非画像部へのトナー付着を抑制する方法を鋭
意研究した結果、逆バイアス法とプレバス処理法を組合
せることによって、各々を単独で用いたばあいに得られ
る非画像部へのトナー付着抑制効果の相加効果以上の効
果が得られること、すなわち画像部濃度の低下や、トナ
ーのランニング性を劣化させることなく、トナー付着を
十分に抑制できることを見出した。
せないで、非画像部へのトナー付着を抑制する方法を鋭
意研究した結果、逆バイアス法とプレバス処理法を組合
せることによって、各々を単独で用いたばあいに得られ
る非画像部へのトナー付着抑制効果の相加効果以上の効
果が得られること、すなわち画像部濃度の低下や、トナ
ーのランニング性を劣化させることなく、トナー付着を
十分に抑制できることを見出した。
本発明は、静電潜像を有する電子写真感光体の少なくと
も画像形成面に前処理液を付着せしめ、続いて該感光体
の静電潜像と、潜像に対向する金属板との間に生じる電
界とは逆向きの電界が生じるように電圧を印加しながら
現像処理をおこなうことを特徴とする湿式電子写真現像
方法である。
も画像形成面に前処理液を付着せしめ、続いて該感光体
の静電潜像と、潜像に対向する金属板との間に生じる電
界とは逆向きの電界が生じるように電圧を印加しながら
現像処理をおこなうことを特徴とする湿式電子写真現像
方法である。
第1図は、本発明方法を実施するのに使用する装置の一
例を示す概略図である。潜像の形成された電子写真感光
体Tの画像形成面Sに、プレバス処理液供給パイプ1か
らプレバス処理液が供給される。続いて感光体Tは搬送
兼絞りローラー2A、2Bにより、その表面に付着した
処理液の量を制御されながら、トナー現像剤供給ユニッ
ト4、現像電極5、背面電極6から成る現像処理部に送
られる。ここでトナー画像が形成された後、搬送兼スク
イズローラー9A、9Bにより、感光体Tに付着した過
剰のトナー現像剤が除去されながら次工程へと搬送され
る。絞りローラー2A、2Bは感光体Tに付着する処理
液量を制御するため、ニップ圧凋整ネジ3により調整が
できるようになっている。
例を示す概略図である。潜像の形成された電子写真感光
体Tの画像形成面Sに、プレバス処理液供給パイプ1か
らプレバス処理液が供給される。続いて感光体Tは搬送
兼絞りローラー2A、2Bにより、その表面に付着した
処理液の量を制御されながら、トナー現像剤供給ユニッ
ト4、現像電極5、背面電極6から成る現像処理部に送
られる。ここでトナー画像が形成された後、搬送兼スク
イズローラー9A、9Bにより、感光体Tに付着した過
剰のトナー現像剤が除去されながら次工程へと搬送され
る。絞りローラー2A、2Bは感光体Tに付着する処理
液量を制御するため、ニップ圧凋整ネジ3により調整が
できるようになっている。
感光体Tがトナー現像部に入ると、逆バイアス電圧印加
装置7の電源8のスイッチが閉じ、接地された現像電極
5に対し、背面電極6に+30Vの逆バイアス電圧が印
加される。現像電極5と背面電極6との間に生じる電界
は、感光体表面と現像電極5との間に生じる電界とは逆
向きになり、非画像部と現像電極5との間の電界強度を
弱め、非画像部へのトナー電着は弱められる。感光体T
がトナー現像部を通過するとスイッチが開き、電圧は印
加されなくなる。トナー現像処理部を通過した感光体T
は、前述のとおリスクイズ・ローラー9A、9Bにより
スクイズされ、余剰トナーはトナー現像剤液溜(図中省
略)にもどる。感光体Tは続いて乾燥・定着された後、
排紙される。
装置7の電源8のスイッチが閉じ、接地された現像電極
5に対し、背面電極6に+30Vの逆バイアス電圧が印
加される。現像電極5と背面電極6との間に生じる電界
は、感光体表面と現像電極5との間に生じる電界とは逆
向きになり、非画像部と現像電極5との間の電界強度を
弱め、非画像部へのトナー電着は弱められる。感光体T
がトナー現像部を通過するとスイッチが開き、電圧は印
加されなくなる。トナー現像処理部を通過した感光体T
は、前述のとおリスクイズ・ローラー9A、9Bにより
スクイズされ、余剰トナーはトナー現像剤液溜(図中省
略)にもどる。感光体Tは続いて乾燥・定着された後、
排紙される。
本発明方法を実施するのに使用する装置は、2本の絞り
ローラーのうち、少なくとも感光体の画像形成面に接触
するローラーが、表面に微小な凹凸を有するローラーで
あることが好ましい。このような表面に微小な凹凸を有
するローラーとしては、Ha値で0.3〜100μ程度
の表面粗さを有するローラー(第2図)や、ローラーの
少なくとも表面部分が、多孔質材料でつくられているも
の(第3図)が挙げられる。
ローラーのうち、少なくとも感光体の画像形成面に接触
するローラーが、表面に微小な凹凸を有するローラーで
あることが好ましい。このような表面に微小な凹凸を有
するローラーとしては、Ha値で0.3〜100μ程度
の表面粗さを有するローラー(第2図)や、ローラーの
少なくとも表面部分が、多孔質材料でつくられているも
の(第3図)が挙げられる。
上記表面粗さを有するローラーは、公知の任意の方法に
より作成することができる。たとえば、NBR,SBR
,ブタジェンゴム、シリコンゴム、天然ゴムなどの各種
ゴム、テフロン(商標)のようなフッ素系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンその他、ロー
ラーとして使用されている各種合成樹脂でつくられたロ
ーラー表面を、やすり、ブラシ、研磨剤などを用いて機
械 。
より作成することができる。たとえば、NBR,SBR
,ブタジェンゴム、シリコンゴム、天然ゴムなどの各種
ゴム、テフロン(商標)のようなフッ素系樹脂、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンその他、ロー
ラーとして使用されている各種合成樹脂でつくられたロ
ーラー表面を、やすり、ブラシ、研磨剤などを用いて機
械 。
的に粗面化したり、あるいは所望の凹凸を有する鋳型、
金型を用いて鋳造あるいは加熱成形することにより容易
に作成できる。Haの大きさによって、感光体に付着す
るプレバス処理液の量が変化するので、必要な付着量が
得られるように、Haの大きさを適宜選択すればよい。
金型を用いて鋳造あるいは加熱成形することにより容易
に作成できる。Haの大きさによって、感光体に付着す
るプレバス処理液の量が変化するので、必要な付着量が
得られるように、Haの大きさを適宜選択すればよい。
また多孔質材料としては、合成樹脂、天然ゴムまたは合
成ゴムなどを多孔質成形したもの、たとえばある種の合
成皮革、天然パルプ紙、合成パルプ紙、発泡樹脂(独立
気泡型、連続気泡型、いずれでもよい)、織布、編布、
不織布、フェルト、などを任意に使用することができる
。
成ゴムなどを多孔質成形したもの、たとえばある種の合
成皮革、天然パルプ紙、合成パルプ紙、発泡樹脂(独立
気泡型、連続気泡型、いずれでもよい)、織布、編布、
不織布、フェルト、などを任意に使用することができる
。
このように本発明に使用される表面に微小な凹凸を有す
るローラーは、通常使用されているローラー表面を粗面
化するか、あるいはその表面を多孔質材料で被膜するか
、あるいは多孔質材料でローラー自身を形成するなど、
任意の方法で作成することができる。本発明はこのよう
な、ローラーの作成方法に限定されるものではない。
るローラーは、通常使用されているローラー表面を粗面
化するか、あるいはその表面を多孔質材料で被膜するか
、あるいは多孔質材料でローラー自身を形成するなど、
任意の方法で作成することができる。本発明はこのよう
な、ローラーの作成方法に限定されるものではない。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例について詳細に説明する。
第1図で、電子写真感光体Tとして電子写真マスター・
ELPマーク■(富士写真フィルム(株)製)を使用し
、通常の電子写真方式製版機と同じ帯電・画像露光によ
り、潜像形成を行った。
ELPマーク■(富士写真フィルム(株)製)を使用し
、通常の電子写真方式製版機と同じ帯電・画像露光によ
り、潜像形成を行った。
プレバス処理液として、イソパラフィン系溶剤のアイソ
パー・G〔エクソン社製〕を使用した。プレバス処理液
は、液溜(図中省略)よりポンプ(図中省略)を使いプ
レバス処理液供給パイプ1に供給され、感光体Tの画像
形成面Sに供給され、付着する。液の供給方法は上記方
法に限定されるものではなく、他の方法として例えば液
溜を絞りローラー2Aの上方に設置し液溜からフェルト
をたらし毛管現象を利用して供給する方法、印刷機で使
用されているような液溜から数本のローラーを介して供
給する方法等積々のものを利用することができる。画像
形成面Sにプレバス処理液を供給された゛感光体Tは、
搬送兼絞りローラー2A、2Bにより感光体Tに付着す
るブレバス処理液量を制御されながら、後続のトナー現
像処理部に送り込まれる。ここで絞りローラー2Bは硬
度60゜〔(株)チクロック ゴム硬度計モデルG5−
706 (JIS−Aタイプ)により測定〕のNBR製
ローラーである。絞りローラー2Aは第3図に示すよう
に直径20鶴の金属ローラーに厚さ3鶴の人工皮革〔(
株)クラレ製、クラリーノ〕を巻いたものであり、硬度
は約60°である。トナー現像剤供給ユニット4から供
給されるトナー現像剤にはELP−T (富士写真フィ
ルム社製)を用いた。供給されたトナー現像剤は現像電
極5と、背面電極6とのクリアランス1.71■の空間
を満たしながら流れ落ち、トナー現像剤液溜に(図中省
略)にもどり、供給ユニット4に循環される。トナー現
像部に送り込まれた感光体Tはトナー現像剤に浸され、
感光体Tの静電潜像に、潜像とは逆極性のトナー粒子が
クーロン力により電着され画像が形成される。
パー・G〔エクソン社製〕を使用した。プレバス処理液
は、液溜(図中省略)よりポンプ(図中省略)を使いプ
レバス処理液供給パイプ1に供給され、感光体Tの画像
形成面Sに供給され、付着する。液の供給方法は上記方
法に限定されるものではなく、他の方法として例えば液
溜を絞りローラー2Aの上方に設置し液溜からフェルト
をたらし毛管現象を利用して供給する方法、印刷機で使
用されているような液溜から数本のローラーを介して供
給する方法等積々のものを利用することができる。画像
形成面Sにプレバス処理液を供給された゛感光体Tは、
搬送兼絞りローラー2A、2Bにより感光体Tに付着す
るブレバス処理液量を制御されながら、後続のトナー現
像処理部に送り込まれる。ここで絞りローラー2Bは硬
度60゜〔(株)チクロック ゴム硬度計モデルG5−
706 (JIS−Aタイプ)により測定〕のNBR製
ローラーである。絞りローラー2Aは第3図に示すよう
に直径20鶴の金属ローラーに厚さ3鶴の人工皮革〔(
株)クラレ製、クラリーノ〕を巻いたものであり、硬度
は約60°である。トナー現像剤供給ユニット4から供
給されるトナー現像剤にはELP−T (富士写真フィ
ルム社製)を用いた。供給されたトナー現像剤は現像電
極5と、背面電極6とのクリアランス1.71■の空間
を満たしながら流れ落ち、トナー現像剤液溜に(図中省
略)にもどり、供給ユニット4に循環される。トナー現
像部に送り込まれた感光体Tはトナー現像剤に浸され、
感光体Tの静電潜像に、潜像とは逆極性のトナー粒子が
クーロン力により電着され画像が形成される。
感光体Tがトナー現像部に入ると、逆バイアス電圧印加
装置7の電源8のスイッチが閉じ、現像電極5に対し、
背面電極6に+30Vの逆バイアス電圧が印加される。
装置7の電源8のスイッチが閉じ、現像電極5に対し、
背面電極6に+30Vの逆バイアス電圧が印加される。
トナー現像処理部を通過した感光体Tは、スクイズ・ロ
ーラー9A、9Bによりスクイズされ、余剰トナーはト
ナー現像剤液 −溜にもどり、感光体Tは乾燥
・定着された後、排紙される。
ーラー9A、9Bによりスクイズされ、余剰トナーはト
ナー現像剤液 −溜にもどり、感光体Tは乾燥
・定着された後、排紙される。
このようにして得られた感光体と、プレバス処理のみを
行った感光体、逆バイアス電圧印加のみを行った感光体
、およびいずれの処理も行わなかった感光体の画像部お
よび非画像部の光学反射濃度の値を第1表に示す。表に
示すように、プレバス処理と逆バイアス電圧印加を組合
せた場合の非画像部トナーカブリは、各々単独の処理の
効果から予測される相加効果以上の効果があり、画像部
濃度の大きな低下もなく良好な感光体が得られた。
行った感光体、逆バイアス電圧印加のみを行った感光体
、およびいずれの処理も行わなかった感光体の画像部お
よび非画像部の光学反射濃度の値を第1表に示す。表に
示すように、プレバス処理と逆バイアス電圧印加を組合
せた場合の非画像部トナーカブリは、各々単独の処理の
効果から予測される相加効果以上の効果があり、画像部
濃度の大きな低下もなく良好な感光体が得られた。
1、
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の方法によれば、プレバ
ス処理と逆バイアス電圧印加を組合わせることによって
非画像部のトナー・カブリが小さく、画像部濃度の大き
な低下もない現像処理を行なうことができる。
ス処理と逆バイアス電圧印加を組合わせることによって
非画像部のトナー・カブリが小さく、画像部濃度の大き
な低下もない現像処理を行なうことができる。
第1図は、本発明方法を実施するのに使用する湿式電子
写真現像装置の一例を示す概略図であり、第2図および
第3図は、上記装置に使用する絞りローラー2Aの好ま
しい具体例を示す断面図である。 T・・・感光体、1・・・プレバス処理液供給パイプ、
2A、2B・・・搬送兼絞りローラー、3・・・絞り圧
調整ネジ、4・・・現像剤供給ユニット、5・・・現像
電極、6・・・背面電極、7・・・逆バイアス電圧印加
装置、8・・・逆バイアス電源、9A、9B・・・スク
イズローラー、10・・・多孔質材料。
写真現像装置の一例を示す概略図であり、第2図および
第3図は、上記装置に使用する絞りローラー2Aの好ま
しい具体例を示す断面図である。 T・・・感光体、1・・・プレバス処理液供給パイプ、
2A、2B・・・搬送兼絞りローラー、3・・・絞り圧
調整ネジ、4・・・現像剤供給ユニット、5・・・現像
電極、6・・・背面電極、7・・・逆バイアス電圧印加
装置、8・・・逆バイアス電源、9A、9B・・・スク
イズローラー、10・・・多孔質材料。
Claims (1)
- 静電潜像を有する電子写真感光体の、少なくとも画像形
成面に前処理液を付着せしめ、続いて該感光体の静電潜
像と、潜像に対向する金属板との間に生じる電界とは逆
向きの電界が生じるように電圧を印加しながら現像処理
を行うことを特徴とする湿式電子写真現像方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11508485A JPS61272760A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 湿式電子写真現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11508485A JPS61272760A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 湿式電子写真現像方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61272760A true JPS61272760A (ja) | 1986-12-03 |
Family
ID=14653792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11508485A Pending JPS61272760A (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 | 湿式電子写真現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61272760A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120559A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-22 | Konica Corp | 電子写真液体現像方法 |
JP2002357958A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-12-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP11508485A patent/JPS61272760A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120559A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-22 | Konica Corp | 電子写真液体現像方法 |
JP2002357958A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-12-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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