JP2899817B2 - 電子写真液体現像方法 - Google Patents

電子写真液体現像方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真の液体現像方法に関し、特に印刷版
用に適した電子写真感光体の液体現像方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ZnOやCdS等の無機光導電性物質あるいはフタロ
シアニン顔料やアゾ顔料のような有機光導電性物質を樹
脂中に分散させた樹脂分散型の電子写真感光体を液体ト
ナーで現像処理する技術において、非画像部にトナーが
付着し、画像コントラストを低下させたり、平版印刷版
として用いたときに非画像部に印刷汚れを生じる欠点を
改良する技術として、特開昭61−272760号、同61−2727
71号公報により、電子写真感光体の画像形成面に前処理
液を付着させ、続いてバイアス電圧を印加しながら現像
した後、スクイズローラで過剰のトナー現像剤を除去す
る技術が知られている。
しかしながら、中心線平均粗さRa(JIS規格 B0610)
が0.15以上の粗い表面を有する電子写真感光体に対して
は、非画像部へのトナー付着防止効果が十分でなく、画
像コントラストを低下させ、また平版印刷版として用い
たときに印刷汚れを生じる問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記公知技術の欠点を解消しようとするもの
で、本発明の目的は、上記のような粗い表面を有する電
子写真感光体を液体トナーで現像する時にトナーが感光
体の表面に物理的に吸着することによるかぶりの発生、
特に平版印刷版に適用したときの印刷汚れが改良される
液体現像方法を提供することである。
〔発明の構成〕
上記本発明の目的は、中心線平均粗さRaが0.15〜0.70
μmの表面を有する電子写真感光体を帯電、露光して帯
電潜像を形成し、液体現像によりトナー画像を形成する
方法において、該電子写真感光体が金属支持体の粗面化
された面上にフタロシアニン顔料を10%以上含有する光
導電体層を有するものであり、かつ該電子写真感光体に
帯電潜像形成後、感光体表面に前処理液を付着せしめ、
続いて液体トナー現像を行い、引き続き非接触スクイズ
により液体トナーをスクイズすることを特徴とする電子
写真液体現像方法によって達成される。
以下、本発明について詳述する。
本発明方法において、帯電潜像形成の後、感光体の表
面に付着させる前処理液としては、次の処理工程に使用
する液体トナー現像剤のキャリア液体を使用することが
できる。液体トナー現像開始時の感光体面の前処理液の
付着量は10〜500ml/m2が好ましく、より好ましくは20〜
200ml/m2である。このような付着量で感光体面に前処理
液を付着させるには公知の手段を適用することができ
る。例えば、まず、前処理液の適量以上の量を感光体面
に供給し(例えば、シャワーパイプやノズルを使用して
前処理液を感光体表面に滴下、噴射又は噴霧する方法、
あるいは感光体面にスポンジや布などのような多孔質あ
るいは吸液性の部材で感光体面を摺接させ、該部材を介
して塗布する方法などにより)、次いで周面に微細な凹
凸を設けた絞りローラを通過させて付着量を規制する手
段を用いることができる。
液体トナー現像に引き続く非接触スクイズの方法とし
て好ましいのはエアスクイズである。エアスクイズとし
ては、公知のエアドクタコータ技術におけるエアドクタ
の技術を適用することができる。このようなエアドクタ
を適用する場合、ノズル幅0.5〜5mm、感光体表面からナ
イフとの距離1〜100mm、ナイフの設定角度45〜135℃の
範囲が適当である。エアドクタについては“コーティン
グ方式”(原崎著 槙書店)を参考とすることができ
る。
他の好ましい非接触スクイズの例としてはコロナスク
イズ、逆転絞りローラスクイズ等が挙げられる。コロナ
スクイズは液量規制ローラにより感光体上の液量を絞っ
た後、トナーと同極性のコロトロンを付与し、さらに液
膜厚を減少させる。逆転絞りローラでは感光体と0.05〜
0.1mmのギャップでローラを設け、該ローラを感光体の
進行方向と逆方向に高速に回転させることにより液を絞
ることができる。
本発明は中心線平均粗さRaが0.15〜0.70μm、特に0.
2〜0.5μmである感光体面を有する電子写真感光体に対
して効果が顕著である。本発明における中心線平均粗さ
Raは、JIS規格B0610に従って測定された中心線表面粗さ
Raである。該Raが0.15未満では非接触スクイズを用いる
効果が顕著でなく、0.70を越えると本発明の方法を用い
ても十分なかぶり除去を行うことが困難である。
本発明は、電子写真感光体の支持体が粗面化された金
属支持体である場合、電子写真感光体の光導電体層が顔
料を10重量%以上含有する場合、及び該顔料がフタロシ
アニン顔料である場合に感光体の表面が粗面となり易く
トナーが吸着し易いため本発明の効果が大きい。
電子写真感光体を非画像部溶出型の印刷版として用い
る場合、支持体として粗面化された金属支持体を用いる
のが好ましい。粗面化された金属支持体は親水性が高く
印刷版として用いる際に非画像部の不感脂性が高く、印
刷適性、耐刷性が良好である。このように支持体が粗面
化された金属支持体であると光導電層が塗設された後も
光導電層が支持体の粗面状態を反映し、感光体表面も粗
面になりやすいので本発明の効果が大きい。
〔実施例〕
以下、実施例で本発明を具体的に説明する。
実施例1 砂目立て親水化したアルミ板上に銅フタロシアニン顔
料をフェノール樹脂中に分散した電子写真感光層を5μ
mの厚さに設けた電子写真感光体を作製した。この感光
層の表面粗さをペルトメーターS5P(Perthan社製)で測
定したところ、中心線平均粗さRaは0.30であった。
この感光体を通常の電子写真方式製版機と同じ帯電及
び画像露光により潜像形成を行った後、第1図に示す現
像装置を用いて現像を行った。第1図において、1は前
処理液供給パイプ、2A、2Bは搬送兼絞りローラ、3は絞
り圧調整ネジ、4は現像液供給ユニット、5は現像電
極、6は背面電極、7は逆バイアス電圧印加装置、8は
逆バイアス電源、9はエアナイフ、Tは感光体、Sはそ
の画像形成面である。
前処理液として、イソパラフィン系溶剤のアイソパー
・G(エクソン社製)を使用した。前処理液は、液溜
(図中省略)よりポンプ(図中省略)を使い前処理液供
給パイプ1に供給され、電子写真感光体Tの画像形成面
Sに供給され、付着する。画像形成面Sに前処理液を供
給された電子写真感光体Tは、搬送兼絞りローラー2A、
2Bにより電子写真感光体Tに付着する前処理液量を制御
されながら、後続のトナー現像処理部に送りこまれる。
現像液供給ユニット4から供給されるトナー現像剤とし
てはPPC1000(リコー社製)を用いた。
供給されたトナー現像は現像電極5と背面電極6との
クリアランス2.0mmの空間を満たしながら流れ落ち、ト
ナー現像剤液溜(図中省略)にもどり、現像液供給ユニ
ット4に循環される。トナー現像部に送りこまれた感光
体Tはトナー現像剤に浸され、感光体Tの静電潜像に、
潜像とは逆極性のトナー粒子がクーロン力により電着さ
れ画像が形成される。
感光体Tがトナー現像部に入ると、逆バイアス電圧印
加装置7の電源8のスイッチが閉じ、現像電極5に対
し、背面電極6に+40Vの逆バイアス電圧が印加され
る。トナー現像処理部を通過した感光体Tはエアナイフ
9によってスクイズされ余剰トナーはトナー現像剤液溜
にもどり感光体Tは乾燥定着される。こうして得られた
トナー画像の非画像部のかぶり濃度を測定を測定したと
ころ、0.13と非常に良好であった。
比較例1 トナー現像液のスクイズにエアナイフ9を用いる替わ
りに金属性のスクイズローラを用いた以外は実施例1と
全く同様にトナー画像を形成したところ、かぶり濃度は
0.3であった。
実施例2〜6 支持体として導電加工した紙、又は砂目立てしたアル
ミ板を用い、液体トナー現像後のスクイズ方法として実
施例1のエアナイフを使用する方法(エアクイズ)のほ
かに比較例としてローラスクイズを用い、その他は実施
例1と同様にしてトナー画像を形成し、かぶり濃度を測
定した。結果を下記表1に示す。
表1から明らかなように、液体トナー現像後のスクイ
ズ方法として非接触スクイズを用いることにより、従来
のローラによるスクイズと比較してかぶりを著しく低減
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、粗い感光体表面を有する電子写真感
光体を帯電し画像露光して帯電潜像を形成し、液体現像
によりトナー画像を形成する工程においてトナーが感光
体の非画像部に吸着することによる画像コントラストの
低下、及び印刷板として使用するときにかぶりが発生す
る欠点が改良される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための現像装置の例を示
す概略図である。 T……感光体 1……前処理液供給装置 4……現像液供給ユニット 9……エアナイフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−272760(JP,A) 特開 昭63−271481(JP,A) 特開 昭58−80658(JP,A) 特開 昭60−33562(JP,A) 特開 昭59−94761(JP,A) 特開 昭63−94261(JP,A) 実開 昭64−19970(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/10 - 13/11 G03G 15/10 - 15/11

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心線平均粗さRaが0.15〜0.70μmの表面
    を有する電子写真感光体を帯電、露光し帯電潜像を形成
    し、液体現像によりトナー画像を形成する方法におい
    て、該電子写真感光体が金属支持体の粗面化された面上
    にフタロシアニン顔料を10%以上含有する光導電体層を
    有するものであり、かつ該電子写真感光体に帯電潜像形
    成後、感光体表面に前処理液を付着せしめ、続いて液体
    トナー現像を行い、引き続き非接触スクイズにより液体
    トナーをスクイズすることを特徴とする電子写真液体現
    像方法。
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JPS61272760A (ja) * 1985-05-28 1986-12-03 Fuji Photo Film Co Ltd 湿式電子写真現像方法
JPS62115717A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Hitachi Ltd 処理装置

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