JPS61271277A - 潜在化イソシアネ−ト化合物 - Google Patents

潜在化イソシアネ−ト化合物

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JPS61271277A
JPS61271277A JP11448285A JP11448285A JPS61271277A JP S61271277 A JPS61271277 A JP S61271277A JP 11448285 A JP11448285 A JP 11448285A JP 11448285 A JP11448285 A JP 11448285A JP S61271277 A JPS61271277 A JP S61271277A
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isocyanate
isocyanate compound
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Akira Matsumura
晃 松村
Ryuzo Mizuguchi
隆三 水口
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は潜在化イソシアネート化合物、特に加熱によっ
てイソシアネート基を顕在化し得る新規な潜在化イソシ
アネート化合物に関する。
[従来の技術] 重合性二重結合とイソシアネート基を持ったモノマーと
して次のような化合物が知られている:(1)ビニルイ
ソシアネート(アンゲバンテ・ヘミ−・インターナショ
ナル・エディジョン(Angew 。
Chem、 I nt、Ed、)、18.319(19
79)):CH! = CHN = C= 0 (2)イソシアナトエヂルメタクリレート(特開昭54
−5921号明細書) CHt= C−C00CHtCHz  N= C= 0
(3)アクリロイルイソシアネート(ケミッシエス・ベ
リヒテ(Chem、Ber、)、84.4(1951)
) Hs 曙 CHt=C−Co−N=C=0 (4)メタクリロイルイソシアネート(ケミッシェス・
ベリヒテ(Chem、Ber、)、84.4(1951
))CHt = CH−CON = C= 0これらの
化合物は、その分子に存在する重合性二重結合とイソシ
アネート基が共に反応性の高いものであるところから、
ポリマーの製造原料として注目を浴びつつある新素材で
ある。
[発明が解決しようとする問題点コ 本発明者らはかねてからこれらの化合物についてその利
用研究を続けて来たのであるが、これらの化合物には共
に反応性の高い重合性二重結合とイソシアネート基が存
在するため、その一方のみについて選択的に所望の反応
を進行せしめることは必ずしも容易ではない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、イソシアネート基をマスクすることによ
り、所望の反応を重合性二重結合のみに優先的に進行せ
しめることを企図し、種々研究の結果、重合性二重結合
を有する反応性化合物と環状ウレア化合物を反応させる
ことにより、重合性二重結合と共にマスクされたイソシ
アネート基を有する化合物、すなわち潜在化イソシアネ
ート化合物の製造に成功した。この化合物はイソシアネ
ート基がマスクされているので、種々の条件下に重合性
二重結合のみについて選択的に所望の反応を進行せしめ
ることが出来る。また、単なる加熱によってイソシアネ
ート基のマスクされた状態にある構造、すなわち環状ウ
レア構造が開環し、イソシアネート基を与えるので、上
記の如く重合性二重結合について所望の反応を進行せし
めたうえ、その成績体についてイソシアネート基を容易
に顕在化することが出来る。なおまた、前記環状ウレア
構造はイソシアネート基の通常のマスク用保護基とは異
なり、開環によってイソシアネート基を顕在化するのみ
でマスキング剤自体を放出することはないから、マスキ
ング剤の放出に伴う弊害について特別の考慮を払う必要
もない。
本発明は上記の知見に基づいて完成されたものであって
、その要旨は、式: %式% [式中、Rは水素または低級アルキル、Aは直接結合、
 CpHtp−1−NH−1−CON)(−または−C
OOCmHtmNH−1mは1〜5の整数、nは1〜5
の整数、pは1〜5の整数を表わす。コで示される潜在
化イソシアネート化合物に存する。
前記したように、本発明にかかる潜在化イワシアネート
化合物は、重合性二重結合に加え、潜在化イソシアネー
ト構造を有する点に特徴がある。
すなわち、それ自体にはイソシアネート基が存在しない
が、加熱することによって容易にイソシアネート基を顕
在化せしめることが可能である。それ故、該化合物の重
合性二重結合についてまず選択的に所望の反応を進行せ
しめたうえ、その反応成績体を加熱してイソシアネート
基を顕在化し、そのうえでイソシアネート基について所
望の反応を選択的に進行せしめることが可能である。
[作用] 本発明の潜在化イソシアネート化合物は、たとえば式: %式% [式中、八゛は直接結合または−CI)H往−1Xはハ
ロゲン、pは1〜5の整数を表わす。Rは前記と同意義
。] で示されるハライドまたは 式: %式% [式中、八”は直接結合、−Co−または−COOCi
+HtmN H−1mは1〜5の整数を表わす。Rは前
記と同意義。] で示されるイソシアネートと 式: %式% [式中、nは1〜5の整数を表わす。コで表される環状
ウレアを反応させることによってこれを製造することが
出来る。
一方の原料物質であるハライドとしてはアクリロイルク
ロリド、アクリロイルプロミド、メタクリロイルクロリ
ド、メタクリロイルプロミドなどが使用される。また、
イソシアネートとしては、ビニルイソシアネート、α−
メメチビニルイソシアネート、アクリロイルイソシアネ
ート、メタクリロイルイソシアネート、イソシアナトメ
チルアクリレート、イソシアナトエチルアクリレート、
イソシアナトメチルメタクリレート、イソシアナトエチ
ルメタクリレートなどが例示される。他方の原料物質で
ある環状ウレアとしては、エチレンウレア、プロピレン
ウレア、イソプロピレンウレア、テトラメヂレンウレア
などが例示される。
これら両原料物質は等モル量もしくはハライドまたはイ
ソシアネートがやや過剰に使用されてもよい。
反応の実施に際しては、不活性溶媒を使用するのが普通
である。たとえば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなど
の脂肪族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サン、デカリンなどの脂環式炭化水素、石油エーテル、
石油ベンジンなどの炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロ
ロホルム、1.2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭
化水素系溶媒、エチルエーテル、イソプロピルエーテル
、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフランナトの
エーテル系溶媒、アセトン、メチルモルホリン、メチル
イソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノン
、イソホロンなどのケト)奮だ  両ケ荷ね丁−巳 +
1.  11ケにねゴd−+1.すr νh)〒 リ 
ニー 11  製6アセトニトリル、ジメチルホルムア
ミド、ジヂメルスルホキシドなどから適宜に選択した溶
媒が使用されてよい。
反応は一般に室温(0〜30℃)以上、反応系の還流温
度以下、特に50〜IOθ℃で行う。ただし]、ハライ
ドを使用する場合は、ピリジン、ピコリン、トリエチル
アミン、N−メチルモルホリンなどの塩基性触媒の存在
によって、室温であっても順調に反応が進行する。
反応混合物から目的とする潜在化イソシアネート化合物
を採取するには、溶媒抽出、減圧蒸留などの常套の分離
手段を適用すればよい。
本発明の潜在化イソシアネート化合物は塗料、染料、接
着剤、含浸剤、発泡物質、繊維処理剤などの製造原料と
して有用である。たとえば、該化合物を重合して得られ
る潜在化イソシアネート構造を有するポリマーは貯蔵安
定性の良好な塗料組成物の樹脂成分として使用すること
が出来る。
[実施例コ 以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 滴下ロート、冷却管および窒素導入管を備えた攪拌回転
子付き3001123つロフラスコに5.0069(5
0mmof2)のプロピレンウレア、7.5899(7
5mmof2)のトリエチルアミンおよび150gのジ
クロロエタンを入れ、これに50gのジクロロエタンに
溶解させた5、2259(50mmof2)のメタクリ
ル酸クロリドを徐々に滴下した。85℃で2時間加熱、
攪はんすると白色の沈澱物が生成した。
反応終了後、沈澱物(トリエチルアミン・塩酸塩)をろ
別し、ろ液を濃縮して、7.728gの粘稠な黄色透明
液を得た。この生成物の赤外吸収スペクトルを測定した
ところ、3330Qm−’にνNl+、1700cm−
’にνCOの吸収が認められた。また、核磁気共鳴スペ
クトルを測定したところ、1.7.3.4.3 、8 
ppmにδCHt、2 、0 ppmにδC113,5
゜3 ppmにδcnt=cの吸収が認められた。これ
らの結果より、生成物はN−メタクリロイルプロピレン
ウレアであることが確認された。反応収率92%。
実施例2 実施例1と同様の反応容器に2.0009(20mmo
ののプロピレンウレアおよび40gのジクロロエタンを
入れ、これに10gのジクロロエタンに溶解させた2 
、 229(20mmoI2)のメタクリロイルイソシ
アネートを徐々に滴下した。80℃で0゜5時間加熱、
攪拌した後、反応系中のイソシアネート基が消失してい
ることを赤外吸収スペクトルにより確認した。反応終了
後、反応液を濃縮し、残渣をジクロロエタンーヘキナン
溶媒で再結晶すると4.136gの白色粉末が得られた
。この生成物の融点は160℃であった。また、赤外吸
収スペクトルを測定したところ、3350cM−寡にν
NH。
1750c11−’にνC011660cm−’にνN
coの吸収が認められた。さらに、核磁気共鳴スペクト
ルを測定したところ、2 、0 ppmにδCH,,2
,0,3゜4.3 、9 ppmにδC1(!、5 、
6〜5 、9 ppmにδCL=Cコ、6 、2 pp
mにδNHの吸収が認められた。これらの結果より、生
成物はN−(N’−メタクリロイルカルバモイル)プロ
ピレンウレアであることが確認された。反応収率98%
実施例3 実施例2において、プロピレンウレアの代わりにエチレ
ンウレア1.7209(20mmoのを用いたところ、
融点192〜194℃の白色粉末とし、てN−(N’−
メタクリロイルカルバモイル)エチレンウレア3.55
01Fが得られた。反応収率90%。
参考例1 実施例Iで得られたN−メタクリロイルプロピレンウレ
ア0.59をジクロロベンゼン2gに溶解し、180℃
に加熱した。加熱5分後に溶液の赤外吸収スペクトルを
測定したところ、2260CR″″1にνNCOの吸収
が認められた。さらに100分後にはNGOの吸収が最
大となった。この溶液にメタノール1m17を添加する
と2260cm−’の吸収が消失した。
参考例2 参考例1において、N−メタクリロイルプロピレンウレ
アの代わりに実施例2で得られたN−(N゛−メタクリ
ロイルカルバモイル)プロピレンウレアを用いたところ
、参考例1と同様な現象が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素または低級アルキル、Aは直接結合、
    −CpH_2p−、−NH−、−CONH−または−C
    OOCmH_2mNH−、mは1〜5の整数、nは1〜
    5の整数、pは1〜5の整数を表わす。]で示される潜
    在化イソシアネート化合物。 2、Aが直接結合である特許請求の範囲第1項記載の潜
    在化イソシアネート化合物。 3、Aが−CpH_2p−である特許請求の範囲第1項
    記載の潜在化イソシアネート化合物。 4、Aが−NH−である特許請求の範囲第1項記載の潜
    在化イソシアネート化合物。 5、Aが−CONH−である特許請求の範囲第1項記載
    の潜在化イソシアネート化合物。 6、Aが−COOmCH_2mNH−である特許請求の
    範囲第1項記載の潜在化イソシアネート化合物。 7、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは水素または低級アルキル、A′は直接結合
    または−CpH_2p−、Xはハロゲン、pは1〜5の
    整数を表わす。] で示されるハライドまたは 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、A″は直接結合、−CO−または−COOCm
    H_2mNH−、mは1〜5の整数を表わす。Rは前記
    と同意義。] で示されるイソシアネートと 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは1〜5の整数を表わす。] で表される環状ウレアを反応させて得られた特許請求の
    範囲第1項記載の潜在化イソシアネート化合物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179184A (en) * 1988-12-29 1993-01-12 Nippon Paint Co., Ltd. Polymerizable cyclic urea derivatives and polymers having a pendant urea

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56110765A (en) * 1980-02-08 1981-09-02 Dainippon Ink & Chem Inc Thermosetting resin composition

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JPH0639463B2 (ja) 1994-05-25

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