JPS61270303A - 希土類含有合金粉末 - Google Patents
希土類含有合金粉末Info
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- JPS61270303A JPS61270303A JP60266698A JP26669885A JPS61270303A JP S61270303 A JPS61270303 A JP S61270303A JP 60266698 A JP60266698 A JP 60266698A JP 26669885 A JP26669885 A JP 26669885A JP S61270303 A JPS61270303 A JP S61270303A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は希土類R−鉄Fe−ホウ素B系の永久磁石原料
としてのR−Fe−B系合金粉末に関する。工業的量産
規模において安価にFll−R2,−Fe−B系の合金
粉末を提供しようとするものである。
としてのR−Fe−B系合金粉末に関する。工業的量産
規模において安価にFll−R2,−Fe−B系の合金
粉末を提供しようとするものである。
最近サマリウム−コバルト系希土類磁石に代ってR−F
e−B系希土類磁石が注目されている(特開昭59−4
6008号等)。
e−B系希土類磁石が注目されている(特開昭59−4
6008号等)。
本出願人はさらにR−Fa−B系磁石の改良としてNd
やPrなどの軽希土類成分をGd。
やPrなどの軽希土類成分をGd。
Tb、Dy、)(o、Er、Tm、Ybの少なくとも1
種以上の重希土類元素で5原子%以下置換することによ
って(BH)max=20MGOe以上の高エネルギー
積を有したまま、保磁力(iHC)を10kOe以上に
飛躍的に向上し、室温以上の100〜150℃の温度環
境においても使用可能なR,−R2−Fe−B系希土類
磁石(ここでR,はGd、Tb、Dy、Ha、Er、T
m。
種以上の重希土類元素で5原子%以下置換することによ
って(BH)max=20MGOe以上の高エネルギー
積を有したまま、保磁力(iHC)を10kOe以上に
飛躍的に向上し、室温以上の100〜150℃の温度環
境においても使用可能なR,−R2−Fe−B系希土類
磁石(ここでR,はGd、Tb、Dy、Ha、Er、T
m。
Ybの重希土類元素のうち1種以上、R2はNdとPr
の合計が80%以上で残りがR1以外のYを含む希土類
元素の少なくとも1種である)を開発している(特願昭
58−140590号)。
の合計が80%以上で残りがR1以外のYを含む希土類
元素の少なくとも1種である)を開発している(特願昭
58−140590号)。
このRI −R1−Fe−B系希土類磁石を製造する出
発原料は電解法あるいは熱還元法によって作られた純度
99.5%以上の希土類金属、純度99.9%以上の電
解鉄、ポロンなどの不純物の少ない高価な金属塊が使用
される。したがっていずれの原料もあらかじめ鉱石から
精製された不純物の少ない高品質のもので、これらの原
料を用いた製品磁石価格は非常に高価となる。とくに希
土類金属原料の生産には高度な分離精製技術を要し、そ
の生産効率も悪いのでその価格はきわめて高い。
発原料は電解法あるいは熱還元法によって作られた純度
99.5%以上の希土類金属、純度99.9%以上の電
解鉄、ポロンなどの不純物の少ない高価な金属塊が使用
される。したがっていずれの原料もあらかじめ鉱石から
精製された不純物の少ない高品質のもので、これらの原
料を用いた製品磁石価格は非常に高価となる。とくに希
土類金属原料の生産には高度な分離精製技術を要し、そ
の生産効率も悪いのでその価格はきわめて高い。
そこでR,−R,−Fe−B系永久磁石はiHCが高く
高性能を有し、実用永久磁石材料として非常に有効では
あるが、その磁石価格は相当に高くなってしまう。
高性能を有し、実用永久磁石材料として非常に有効では
あるが、その磁石価格は相当に高くなってしまう。
本発明は上述の諸問題点を解消し、希土類元素を含有し
て安価でしかも品質のすぐれた磁石材料用希土類含有R
(RI R2)−Fe−B系合金粉末を工業的量産規
模で安価に提供することを目的とする。
て安価でしかも品質のすぐれた磁石材料用希土類含有R
(RI R2)−Fe−B系合金粉末を工業的量産規
模で安価に提供することを目的とする。
すなわち本発明はR: 12.5〜20原子%。
R,:0.05〜5原子%、B:4〜20原子%Fe
: 60〜83.5原子%(ここでR,は重希土類元素
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm。
: 60〜83.5原子%(ここでR,は重希土類元素
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm。
Ybのうちの1種以上、R2はNdとPrの合計が80
%以上で、残りがR1以外のYを含む希土類元素の少な
くとも1種としR=R,+R2(原子%)とする)から
なる合金粉末であって主相(特定の相が80%以上)が
正方晶であり。
%以上で、残りがR1以外のYを含む希土類元素の少な
くとも1種としR=R,+R2(原子%)とする)から
なる合金粉末であって主相(特定の相が80%以上)が
正方晶であり。
酸素含有量110000pp以下、炭素含有量1100
0pp以下、カルシウム含有量2000ppm以下を特
徴とする希土類含有合金粉末である。
0pp以下、カルシウム含有量2000ppm以下を特
徴とする希土類含有合金粉末である。
本発明のR,−R2−Fe−8合金粉末を用いることに
よって(BH)max20MGOe以上、1Hclok
oe以上の磁石特性を維持したままで室温以上の温度に
おいて安定して使用できる。
よって(BH)max20MGOe以上、1Hclok
oe以上の磁石特性を維持したままで室温以上の温度に
おいて安定して使用できる。
また本発明によりR,−R2−Fe−B系希土類磁石を
安価に提供できる。
安価に提供できる。
この合金粉末は希土類金属を製造する前段階の中間原料
である価格の安いNd、03やPr、O,、などの軽希
土類酸化物およびTb304やD7zO+などの重希土
類酸化物とFa粉および純ボロン粉、Fe−B粉または
B2O3粉末を出発原料とし、還元剤として金属カルシ
ウム、還元反応生成物の崩壊を容易にするための塩化カ
ルシウム(CaC12)を用いる工程によって製造され
る。そのため、種々の金属塊原料を用いるよりも安価に
品質のすぐれた合金粉末が工業的量産規模において容易
にえられる。またこの合金粉末を用いることによって磁
石の製造工程の短縮も可能となり、価格の安いR,−R
2−Fe−B系希土類磁石を提供することが可能となっ
てその経済的効果は非常に大きい。
である価格の安いNd、03やPr、O,、などの軽希
土類酸化物およびTb304やD7zO+などの重希土
類酸化物とFa粉および純ボロン粉、Fe−B粉または
B2O3粉末を出発原料とし、還元剤として金属カルシ
ウム、還元反応生成物の崩壊を容易にするための塩化カ
ルシウム(CaC12)を用いる工程によって製造され
る。そのため、種々の金属塊原料を用いるよりも安価に
品質のすぐれた合金粉末が工業的量産規模において容易
にえられる。またこの合金粉末を用いることによって磁
石の製造工程の短縮も可能となり、価格の安いR,−R
2−Fe−B系希土類磁石を提供することが可能となっ
てその経済的効果は非常に大きい。
ここで希土類酸化物とFe粉やFe−B粉などの金属粉
末との混合粉末を出発原料にして金属Caによって還元
・拡散反応させると、反応温度において溶融状態のCa
で還元された希土類金属がただちにFe粉やFe−B粉
ときわめて容易にしかも均質に合金化して希土類酸化物
からR1−R2−Fe−B合金粉末が歩留りよく回収さ
れ。
末との混合粉末を出発原料にして金属Caによって還元
・拡散反応させると、反応温度において溶融状態のCa
で還元された希土類金属がただちにFe粉やFe−B粉
ときわめて容易にしかも均質に合金化して希土類酸化物
からR1−R2−Fe−B合金粉末が歩留りよく回収さ
れ。
希土類酸化物原料を有効に利用できる。
また原料粉末中のB(ボロン)成分の含有はR,−R2
−Fe−B合金粉末を生成する際の還元φ拡散反応温度
の低下に有効で、水系合金粉末の還元・拡散反応を容易
にする。
−Fe−B合金粉末を生成する際の還元φ拡散反応温度
の低下に有効で、水系合金粉末の還元・拡散反応を容易
にする。
したがって安価な希土類酸化物から工業的規模において
大量にR,−R2−Fe−B磁石用の原料合金粉末をう
るためには今日大量に生産され安価なFeとBとの合金
粉末を製造することが最も有効であるとして本発明の特
定組成範囲のR,−R2−Fe−B合金粉末を発明する
に至ったものである。
大量にR,−R2−Fe−B磁石用の原料合金粉末をう
るためには今日大量に生産され安価なFeとBとの合金
粉末を製造することが最も有効であるとして本発明の特
定組成範囲のR,−R2−Fe−B合金粉末を発明する
に至ったものである。
本発明による希土類含有合金粉末は以下の工程によって
製造される。
製造される。
Nd酸化物(Nd203)やPr酸化物(Pr、O,盲
)などの軽希土類(R2)酸化物の少なくとも1種と、
Tb酸化物(Tb407)やDym化物(DY20:+
)などの重希土類(R1)m化物の少なくとも1種、鉄
(Fe)粉および純ポロン粉、フェロポロン(Fe−B
)粉、=酸化ポロン(B20:l )粉のうち少なくと
もl一種の原料粉末を R:12.5〜20原子% R1:0.05〜5原子% B :4〜20原子% Fe : 60〜83.5原子% (ここでR5は正希土類元素Gd、Tb、Dy。
)などの軽希土類(R2)酸化物の少なくとも1種と、
Tb酸化物(Tb407)やDym化物(DY20:+
)などの重希土類(R1)m化物の少なくとも1種、鉄
(Fe)粉および純ポロン粉、フェロポロン(Fe−B
)粉、=酸化ポロン(B20:l )粉のうち少なくと
もl一種の原料粉末を R:12.5〜20原子% R1:0.05〜5原子% B :4〜20原子% Fe : 60〜83.5原子% (ここでR5は正希土類元素Gd、Tb、Dy。
Ho、Er、Tm、Ybのうちの1種以上、R2はNd
とPrの合計が80%以上で、残りがR1以外のYを含
む希土類元素の少なくとも1種としR=R,+R2(原
子%)とする)の組成となるように配合し、原料混合粉
末とする。さらに希土類酸化物の還元剤として金属Ca
及びy’;t、は水素化カルシウムを使用し、還元後の
反応生成物の崩壊を促進させるためにCaCl2粉末を
添加する。Caの必要量は原料混合粉末中に含まれる酸
素を還元するのに必要な化学量論的必要量の1.2〜3
.5倍(重量比)、好ましくは1.5〜2.5倍、さら
に好ましくは1.6〜2.0倍とし、CaC1zの量は
希土類酸化物原料の1〜15%(重量比)、好ましくは
2〜10%、さらに好ましくは3〜6%とする。
とPrの合計が80%以上で、残りがR1以外のYを含
む希土類元素の少なくとも1種としR=R,+R2(原
子%)とする)の組成となるように配合し、原料混合粉
末とする。さらに希土類酸化物の還元剤として金属Ca
及びy’;t、は水素化カルシウムを使用し、還元後の
反応生成物の崩壊を促進させるためにCaCl2粉末を
添加する。Caの必要量は原料混合粉末中に含まれる酸
素を還元するのに必要な化学量論的必要量の1.2〜3
.5倍(重量比)、好ましくは1.5〜2.5倍、さら
に好ましくは1.6〜2.0倍とし、CaC1zの量は
希土類酸化物原料の1〜15%(重量比)、好ましくは
2〜10%、さらに好ましくは3〜6%とする。
以上の希土類酸化物粉末、Fe粉、フェロポロン粉など
の各原料粉末およびCa還元剤などからなる混合粉末を
アルゴン不活性ガス雰囲気中において950−1200
℃、より好ましくは950−1100℃の温度範囲で1
〜5時間の還元・拡散処理を行い、室温まで冷却して還
元反応生成物をえる。これを適当な粒度、好ましくは8
me s h (2,4mm)以下に粉砕して水中に投
入すると反応生成物中の酸化カルシウム(Cab)、C
aO−2CaC12および過剰なカルシウムは水酸化カ
ルシウム(Ca (OH) 2 )などとなり、反応生
成物は崩壊して木との混合スラリーとなる。このスラリ
ーを水を用いてCa分を十分に除去して粉末粒径凡そ1
0〜500 g、mの本発明の希土類含有合金粉末かえ
られる。lOpm以下では合金中に酸素量が多くなり、
優れた磁石特性が得られない、また、500gm以上で
は還元時の拡散反応が十分でない場合が多く、α−Fe
相などが磁石中に出現するためiHcが低下し減磁曲線
の角形性を悪くする0本発明の好ましい粒径は後続の磁
石化工程における作業性および磁石特性の点で20−3
00ルmが好ましい、なお、最終製品のFeBR系焼結
磁石を研摩加工する際に前記組成合金及びそれらの研摩
粉が出るが、これらの研摩粉を還元反応のための出発原
料として用いることもできる。えられた合金粉末は R:12.5〜20原子% R,二 〇 、 05〜5[子% B :4〜20原子% Fe:60〜83.5原子% (ここでR1は重希土類元素cd、”rb、’I)y。
の各原料粉末およびCa還元剤などからなる混合粉末を
アルゴン不活性ガス雰囲気中において950−1200
℃、より好ましくは950−1100℃の温度範囲で1
〜5時間の還元・拡散処理を行い、室温まで冷却して還
元反応生成物をえる。これを適当な粒度、好ましくは8
me s h (2,4mm)以下に粉砕して水中に投
入すると反応生成物中の酸化カルシウム(Cab)、C
aO−2CaC12および過剰なカルシウムは水酸化カ
ルシウム(Ca (OH) 2 )などとなり、反応生
成物は崩壊して木との混合スラリーとなる。このスラリ
ーを水を用いてCa分を十分に除去して粉末粒径凡そ1
0〜500 g、mの本発明の希土類含有合金粉末かえ
られる。lOpm以下では合金中に酸素量が多くなり、
優れた磁石特性が得られない、また、500gm以上で
は還元時の拡散反応が十分でない場合が多く、α−Fe
相などが磁石中に出現するためiHcが低下し減磁曲線
の角形性を悪くする0本発明の好ましい粒径は後続の磁
石化工程における作業性および磁石特性の点で20−3
00ルmが好ましい、なお、最終製品のFeBR系焼結
磁石を研摩加工する際に前記組成合金及びそれらの研摩
粉が出るが、これらの研摩粉を還元反応のための出発原
料として用いることもできる。えられた合金粉末は R:12.5〜20原子% R,二 〇 、 05〜5[子% B :4〜20原子% Fe:60〜83.5原子% (ここでR1は重希土類元素cd、”rb、’I)y。
Ho、Er、Tm、Ybのうちの1種以上、R2はNd
とPrの合計が80%以上で、残りがR1以外のYを含
む希土類元素の少なくとも1種としR=R,+R2(原
子%)とする)からなり5主相(特定の相が80容量%
以上)が正方晶で。
とPrの合計が80%以上で、残りがR1以外のYを含
む希土類元素の少なくとも1種としR=R,+R2(原
子%)とする)からなり5主相(特定の相が80容量%
以上)が正方晶で。
酸素含有量110000pp以下、炭素含有量1100
0pp以下、カルシウム含有量2000ppm以下とな
る。
0pp以下、カルシウム含有量2000ppm以下とな
る。
本発明における希土類合金粉末はR,−R2−Fe−B
磁石合金を製造する際にそのまま微粉砕して、ひき続き
プレス成形呻焼結(常圧又は加圧焼結)→時効処理とい
う粉末冶金的方法によって永久磁石にすることができる
。この微粉砕はアトライタ、ボールミル、ジェットミル
などを用い。
磁石合金を製造する際にそのまま微粉砕して、ひき続き
プレス成形呻焼結(常圧又は加圧焼結)→時効処理とい
う粉末冶金的方法によって永久磁石にすることができる
。この微粉砕はアトライタ、ボールミル、ジェットミル
などを用い。
好ましくは1〜20pm、より好ましくは2〜107h
mにする。なお、異方性磁石を製造するためには磁界中
にて粒子を配向、成形できる0本発明の希土類合金粉末
を用いれば、希土類金属塊。
mにする。なお、異方性磁石を製造するためには磁界中
にて粒子を配向、成形できる0本発明の希土類合金粉末
を用いれば、希土類金属塊。
鉄およびポロンなどの原料塊を原料にして永久磁石を製
造する場合よりも合金溶解→鋳造→粗粉砕などの磁石の
製造工程の省略が可能となり、かつ安い出発原料を用い
るために製品磁石の価格が安価となるという利点を有し
、実用永久磁石材料を量産規模において容易に作すラる
点から経済的効果も大きい。
造する場合よりも合金溶解→鋳造→粗粉砕などの磁石の
製造工程の省略が可能となり、かつ安い出発原料を用い
るために製品磁石の価格が安価となるという利点を有し
、実用永久磁石材料を量産規模において容易に作すラる
点から経済的効果も大きい。
本発明の合金粉末に含まれる酸素は最も酸化しやすい希
土類元素と結合して希土類酸化物を形成し、酸素含有量
が110000ppを越えると永久磁石中に酸化物(R
203)として4%以上残留することになり、磁石特性
とくに保磁力が10koeより低くなるので好ましくな
い、酸素含有量は好ましくは6000ppm以下、さら
に好ましくは4000ppm以下とする。
土類元素と結合して希土類酸化物を形成し、酸素含有量
が110000ppを越えると永久磁石中に酸化物(R
203)として4%以上残留することになり、磁石特性
とくに保磁力が10koeより低くなるので好ましくな
い、酸素含有量は好ましくは6000ppm以下、さら
に好ましくは4000ppm以下とする。
含有炭素量が11000PPを越えると酸素の場合と同
様炭化物(RC2等)として永久磁石中に残留し減磁曲
線の角形性を低下させ保磁力が10kOe以下となる。
様炭化物(RC2等)として永久磁石中に残留し減磁曲
線の角形性を低下させ保磁力が10kOe以下となる。
含有炭素量は好ましくは600ppm以下とする。
またカルシウム含有量が2QOOppmを越えると後続
のこの合金粉末を用いて磁石化する途中の焼結工程にお
いて還元性の極めて高いC&蒸気を多量に発生し、熱処
理炉をいちじるしく汚染することになって、場合によっ
ては熱処理炉の炉壁を損耗して工業的に安定な生産が不
可能となる。
のこの合金粉末を用いて磁石化する途中の焼結工程にお
いて還元性の極めて高いC&蒸気を多量に発生し、熱処
理炉をいちじるしく汚染することになって、場合によっ
ては熱処理炉の炉壁を損耗して工業的に安定な生産が不
可能となる。
また、でき上った永久磁石中に含まれるCalも多くな
って磁石特性の劣化を生ずる。生成合金中のCa量は好
ましくはlooOPPm以下とする。
って磁石特性の劣化を生ずる。生成合金中のCa量は好
ましくはlooOPPm以下とする。
本願発明の希土類合金粉末の成分範囲の限定理由は以下
による。
による。
R(Yを含む希土類元素のうち少なくとも1種)は、新
規なR,−R2−Fe−B系永久磁石を製造する合金粉
末として必須元素であって、12.5原子%よりも少な
くなると水系合金化合物中にFeが析出して保磁力が急
激に低下し、Rが20原子%を越えると保磁力は10k
Oe以上の大きい値を示すが残留磁束密度Brが低下し
て(BH)max20MGOe以上に必要なりrが得ら
れなくなる。したがって希土類元素Rの量は、12.5
原子%〜2o原子%の範囲とする。R1の量は上述Rの
一部を構成する。R1量は僅か0.05原子%の存在で
もHeが増加しており、ざらに減磁曲線の角形性も改善
され(BH)maxが増加する。そこでR1量の下限値
はiHc増加の効果と(BH)max増大の効果を考慮
して0.05原子%以上とする。
規なR,−R2−Fe−B系永久磁石を製造する合金粉
末として必須元素であって、12.5原子%よりも少な
くなると水系合金化合物中にFeが析出して保磁力が急
激に低下し、Rが20原子%を越えると保磁力は10k
Oe以上の大きい値を示すが残留磁束密度Brが低下し
て(BH)max20MGOe以上に必要なりrが得ら
れなくなる。したがって希土類元素Rの量は、12.5
原子%〜2o原子%の範囲とする。R1の量は上述Rの
一部を構成する。R1量は僅か0.05原子%の存在で
もHeが増加しており、ざらに減磁曲線の角形性も改善
され(BH)maxが増加する。そこでR1量の下限値
はiHc増加の効果と(BH)max増大の効果を考慮
して0.05原子%以上とする。
R1量が増加するにつれてiHcは上昇していき、(B
H)maxは0.4原子%をピークとしてわずかずつ減
少するが、例えば3原子%の含有でも(B H) m
a xは30MGOe以上を示す。
H)maxは0.4原子%をピークとしてわずかずつ減
少するが、例えば3原子%の含有でも(B H) m
a xは30MGOe以上を示す。
安定性が特に要求される用途にはiHcが高いほど、す
なわちR,を多く含有する方が有利である。しかしR1
を構成する元素は希土類鉱石中にもわずかしか含まれて
おらず、その酸化物も大変高価である。従ってその上限
は5原子%とする。
なわちR,を多く含有する方が有利である。しかしR1
を構成する元素は希土類鉱石中にもわずかしか含まれて
おらず、その酸化物も大変高価である。従ってその上限
は5原子%とする。
また、R1としてはDy、Tbが望ましい、R2はNd
とPrの合計がR2の80%以上で、残りがR1以外の
Yを含む希土類元素の1種以上とする、但し、Sm、L
aはできるだけ少ない方がよい。
とPrの合計がR2の80%以上で、残りがR1以外の
Yを含む希土類元素の1種以上とする、但し、Sm、L
aはできるだけ少ない方がよい。
Biは、4原子%以下になるとiHcが10koe以下
になる。またB量の増加もR量の増加と同じ< iHc
を増加させるが、Brが低下してい<、(BH)max
2QMGOe以上であるためにはB20原子%以下が必
要である。よって、Biは、4原子%〜20原子%の範
囲とする。
になる。またB量の増加もR量の増加と同じ< iHc
を増加させるが、Brが低下してい<、(BH)max
2QMGOe以上であるためにはB20原子%以下が必
要である。よって、Biは、4原子%〜20原子%の範
囲とする。
Feは、新規なR量 −R2−Fe−B系永久磁石を製
造する合金粉末として、必須元素であるが、60原子%
未満では残留磁束密度Brが低下し、83.5原子%を
越えると、高い保磁力が得られないので、Fe量は60
原子%−83.5原子%に限定する。
造する合金粉末として、必須元素であるが、60原子%
未満では残留磁束密度Brが低下し、83.5原子%を
越えると、高い保磁力が得られないので、Fe量は60
原子%−83.5原子%に限定する。
また、この発明による合金粉末は、R,B。
Feの他、工業的生産上不可避的不純物の存在を許容で
きる0例えば、2原子%以下のP、2原子%以下のS、
2原子%以下のCu、合計量で2原子%以下を含有して
も実用的な磁気特性を示し、磁石合金の製造性改善、低
価格化が可能である。但しこれらの元素は一般にBrを
低下させるので少ない方がよく(例えば0.5原子%以
下、より好ましくは0.1原子%未満)、Br9kG以
上の範囲とする。さらに、前記RsB*Fe合全中のF
eに部分的に代わり。
きる0例えば、2原子%以下のP、2原子%以下のS、
2原子%以下のCu、合計量で2原子%以下を含有して
も実用的な磁気特性を示し、磁石合金の製造性改善、低
価格化が可能である。但しこれらの元素は一般にBrを
低下させるので少ない方がよく(例えば0.5原子%以
下、より好ましくは0.1原子%未満)、Br9kG以
上の範囲とする。さらに、前記RsB*Fe合全中のF
eに部分的に代わり。
5.0原子%以下のAI。
3.0原子%以下のTi。
6.0原子%以下のNi。
5.5原子%以下の■。
4.5原子%以下のCr。
5.0原子%以下のMn。
5.0原子%以下のBi。
9.0原子%以下のNb。
7.0原子%以下のTa。
5.2原子%以下のMo。
5.0原子%以下のW。
1.0原子%以下のsb。
3.5原子%以下のGe。
1.5原子%以下のSn。
3.3原子%以下のZr。
3.3原子%以下のHf、及び
5.0原子%以下のSiのうち少なくとも1種を添加含
有させることにより、永久磁石合金の高保磁力化が可能
になる。
有させることにより、永久磁石合金の高保磁力化が可能
になる。
結晶相は主相(特定の相が80容量%以上好ましくは9
0容量%以上、さらに好ましくは95容量%以」二)が
正方品であることが磁石として高い8i気特性を発現す
るのに不可欠である。
0容量%以上、さらに好ましくは95容量%以」二)が
正方品であることが磁石として高い8i気特性を発現す
るのに不可欠である。
上述の添加元素は一般にiHcを増し、減磁曲線の角形
性を増す効果があるが、一方その添加量が増すに従い、
Brが低下していく。
性を増す効果があるが、一方その添加量が増すに従い、
Brが低下していく。
(BH)wax 20MGOe以上を有するにはEr9
kG以上が必要であり、そのためBf。
kG以上が必要であり、そのためBf。
Ni、Mnの場合を除き添加量の各々(及び混合添加の
場合)の上限は先述の値以下と定められる。Biについ
てはその高い蒸気圧、Ni、MnについてはiHcの観
点からその上限を定める。
場合)の上限は先述の値以下と定められる。Biについ
てはその高い蒸気圧、Ni、MnについてはiHcの観
点からその上限を定める。
また、Siはキュリ一温度を高める効果がある。
2種以上の元素を添加する場合には添加量の合計の上限
は、実際に添加された当該元素の各上限値のうち最大値
を有するものの値以下となる0例えばTi 、Ni 、
Nbを添加した場合には、Nbの9%以下となる。とく
に添加元素のうち、V。
は、実際に添加された当該元素の各上限値のうち最大値
を有するものの値以下となる0例えばTi 、Ni 、
Nbを添加した場合には、Nbの9%以下となる。とく
に添加元素のうち、V。
N b 、 T a 、 M o 、 W 、 Cr
、 A Iが好ましい。
、 A Iが好ましい。
添加元素の含有量は少量が好ましく、一般に3原子%以
下が有効である(AIの場合0.1〜3原子%特に0.
2〜2原子%)。なおこれらの添加元素は金属粉として
、または、酸化物、或いは他の構成元素との合金ないし
混合酸化物として出発原料中に配合しておくこともでき
る。
下が有効である(AIの場合0.1〜3原子%特に0.
2〜2原子%)。なおこれらの添加元素は金属粉として
、または、酸化物、或いは他の構成元素との合金ないし
混合酸化物として出発原料中に配合しておくこともでき
る。
この磁性相はFeBR正方晶化合物結晶で構成され、非
磁性相により粒界を囲まれている。
磁性相により粒界を囲まれている。
非磁性相は主としてRリッチ相(R金属)から成る。B
の多い場合Bリッチな相も部分的に存在しうる。非磁性
相粒界域の存在は高特性に寄与するものと考えられ、本
発明合金の重要な組織上の特徴を成す、非磁性相はほん
のわずかでも有効であり、例えばIvo1%以上は十分
な量である。正方晶結晶の格子パラメータはa約8.8
A、c約12.2Aであり、その中心組成はR2Fe+
4Bであると考えられる0本発明の合金粉末は一般に結
晶性であり、典型的には粉末粒子を構成する結晶の粒径
が、約IILm以上である(但し、粉末粒子径がこれ以
上の場合に限る)、正方晶相の量は、X線回折の強度や
x!!マイクロアナライザ等を用いて測定できる。さら
に、この合金粉末を用いた焼結永久磁石は結晶質であり
、RFeB正方晶相の平均結晶粒径は。
の多い場合Bリッチな相も部分的に存在しうる。非磁性
相粒界域の存在は高特性に寄与するものと考えられ、本
発明合金の重要な組織上の特徴を成す、非磁性相はほん
のわずかでも有効であり、例えばIvo1%以上は十分
な量である。正方晶結晶の格子パラメータはa約8.8
A、c約12.2Aであり、その中心組成はR2Fe+
4Bであると考えられる0本発明の合金粉末は一般に結
晶性であり、典型的には粉末粒子を構成する結晶の粒径
が、約IILm以上である(但し、粉末粒子径がこれ以
上の場合に限る)、正方晶相の量は、X線回折の強度や
x!!マイクロアナライザ等を用いて測定できる。さら
に、この合金粉末を用いた焼結永久磁石は結晶質であり
、RFeB正方晶相の平均結晶粒径は。
1〜40)im(さらに好ましくは3〜20ILm)で
あることが優れた永久磁石特性のために望ましい。
あることが優れた永久磁石特性のために望ましい。
以下本発明の態様及び効果について実施例に従って説明
する。但し本発明は実施例の記載に必ずしも制限されな
い。
する。但し本発明は実施例の記載に必ずしも制限されな
い。
実施例 l
Nd2O3粉末:56.2gr
DYtOi粉末: 4−3gr
フェロボロン粉末(lI3.5wt$B−Fe合金粉末
): 6.1gr Fe粉 :59.4gr 金属Ca :53.6gr (化学量論比の2.5倍) CaC12:2.6gr (希土類酸化物原料の4.3wt%) の原料粉末合計182.2grを用い、30.5%Nd
−3,6%Dy−64,75%Fe−1,15%B(重
量%) [14,1%Nd−1,5%D7−77.3%Fe−7
,1%B(原子%)]の 組成合金を狙いにして、V型混合機を用いて混合した。
): 6.1gr Fe粉 :59.4gr 金属Ca :53.6gr (化学量論比の2.5倍) CaC12:2.6gr (希土類酸化物原料の4.3wt%) の原料粉末合計182.2grを用い、30.5%Nd
−3,6%Dy−64,75%Fe−1,15%B(重
量%) [14,1%Nd−1,5%D7−77.3%Fe−7
,1%B(原子%)]の 組成合金を狙いにして、V型混合機を用いて混合した。
ついでこの混合原料の圧縮体をステンレス製容器に充填
し、マツフル炉中に装入後宮器内をアルゴンガス気流中
において昇温した。1150”CX3hrの恒温保持後
室部まで炉冷した。えられた還元反応生成物を8me
s hスルーに粗粉砕後10fLのイオン交換水中に投
入し1反応生成物中の酸化カルシウム(Cab)、Ca
O・2CaC12,未反応の残留カルシウムを水酸化カ
ルシウム(Ca (OH) t )にして反応生成物を
崩壊させスラリー状にした。1時間攪拌した後、30分
間静置して水酸化カルシウム懸濁液をすて、再び注水し
、攪拌・静置・懸濁液除去の工程を複数回くり返した。
し、マツフル炉中に装入後宮器内をアルゴンガス気流中
において昇温した。1150”CX3hrの恒温保持後
室部まで炉冷した。えられた還元反応生成物を8me
s hスルーに粗粉砕後10fLのイオン交換水中に投
入し1反応生成物中の酸化カルシウム(Cab)、Ca
O・2CaC12,未反応の残留カルシウムを水酸化カ
ルシウム(Ca (OH) t )にして反応生成物を
崩壊させスラリー状にした。1時間攪拌した後、30分
間静置して水酸化カルシウム懸濁液をすて、再び注水し
、攪拌・静置・懸濁液除去の工程を複数回くり返した。
このようにして分離O採取されたNd−Dy−Fe−B
系合金粉末を真空中で乾燥し、20〜3004mの本発
明の磁石材料用希土類合金粉末86grをえた。
系合金粉末を真空中で乾燥し、20〜3004mの本発
明の磁石材料用希土類合金粉末86grをえた。
成分分析の結果、下記の通り
Nd:30.4wt%
Dy: 3.5wt%
Fe : 63.8wt%
B : 1.2wt%
Ca: 800ppm
o2 :4800ppm
C: 750ppm
の所望の合金粉末がえられた。xi回折の図形のを有す
る正方晶系の金属間化合物を95%以上の主相とする合
金粉末であった。
る正方晶系の金属間化合物を95%以上の主相とする合
金粉末であった。
この粉末を微粉砕し、平均粒径2.70pmの粉末にし
テ1 、5 t / Cm2の圧力で1okoeの磁界
中において圧縮成型体にした。その後1120℃−2時
間のAr気流中焼結と600”C!−1時間の時効処理
を行い、永久磁石試料を作製した。
テ1 、5 t / Cm2の圧力で1okoeの磁界
中において圧縮成型体にした。その後1120℃−2時
間のAr気流中焼結と600”C!−1時間の時効処理
を行い、永久磁石試料を作製した。
Br =11.4kG
iHc=10.6koe
(BH)max=30.4MGOe
のすぐれた磁石特性がえられた。
実施例 2
Nd203粉末:44.9gr
DSF203粉末: 1.4gr
7、oボロン粉末(19,OwtXB−Fe合金粉末)
: 6.1gr Fe粉 =62.3gr 金属Ca :41.3gr (化学量論比の2.5倍) CaC12: 2.3gr (希土類酸化物原料の5.0wt%) の原料粉末合計158.3grを用い。
: 6.1gr Fe粉 =62.3gr 金属Ca :41.3gr (化学量論比の2.5倍) CaC12: 2.3gr (希土類酸化物原料の5.0wt%) の原料粉末合計158.3grを用い。
30.5%Nd−1,2%Dy−67,2%Fe−1,
2%B CM量%) [13、8%Nd−0,5%D7−78.5%Fe−7
,2%B(原子%)] 組成合金を狙いにして、実施例1と同様にして1050
℃−3時間の還元処理をし、20〜500 pmの本発
明の磁石材料用希土類合金粉末を75grえた。
2%B CM量%) [13、8%Nd−0,5%D7−78.5%Fe−7
,2%B(原子%)] 組成合金を狙いにして、実施例1と同様にして1050
℃−3時間の還元処理をし、20〜500 pmの本発
明の磁石材料用希土類合金粉末を75grえた。
成分分析の結果、下記の通り
Nd:29.4wt%
Dy: 1.0wt%
Fey88.6wt%
B : 1.0wt%
Ca: 490ppm
02 : 3300ppm
C: 480ppm
の所望の合金粉末かえられた。X線回折図形の測する正
方晶系の金属間化合物を92%以上の主相とする合金粉
末であった。
方晶系の金属間化合物を92%以上の主相とする合金粉
末であった。
実施例1と同様にして永久磁石材料を作成してBr
=12.4kG iHc=10.3koe (BH)max=36.2MGOe のすぐれた磁石特性かえられた。
=12.4kG iHc=10.3koe (BH)max=36.2MGOe のすぐれた磁石特性かえられた。
実施例 3
Nd20.粉末: 36.Igr
La203粉末: 3.7gr
Dy203粉末: 5.Igr
Gd203粉末: 3.Ogr
Fe粉 :57.5gr
フェロポロン粉(11]、OwtXB−Fe合金粉):
8.8gr 金属Ca H54,8gr (化学量論比の3.2倍) CaC12: 4.8gr (希土類酸化物原料のLOwL%) の原料粉末合計173.8grを用い、24.5%Nd
−2,5%La−4,3%ny−2,4%Gd−64,
6%Fe−1,7%B(重量%) [11%Nd−1,2%La−1,7%Dy−1%Gd
−75%Fe−10,1%B(原子%)]組成合金を狙
いにして実施例1と同様にして30〜500 p、 m
の粉末85grをえた。
8.8gr 金属Ca H54,8gr (化学量論比の3.2倍) CaC12: 4.8gr (希土類酸化物原料のLOwL%) の原料粉末合計173.8grを用い、24.5%Nd
−2,5%La−4,3%ny−2,4%Gd−64,
6%Fe−1,7%B(重量%) [11%Nd−1,2%La−1,7%Dy−1%Gd
−75%Fe−10,1%B(原子%)]組成合金を狙
いにして実施例1と同様にして30〜500 p、 m
の粉末85grをえた。
成分分析の結果、下記の通り
Nd:24.3wt%
La: 2.4wt%
Dy: 4.5wt%
Gd: 2.4wt%
Fe:64.7vrt%
B:1.6wt%
Ca: LOOOppm
02 :5500ppm
C: 500ppm
の所望の合金粉末かえられた。X線回折図形の測する正
方晶系の金属間化合物を89%以上の主相とする合金粉
末であった。
方晶系の金属間化合物を89%以上の主相とする合金粉
末であった。
えられた粉末を微粉砕し、平均粒度3.5gmの粉末に
して1.5t/cm’の圧力で10koeの磁界中にお
いて圧縮成型体にした。その後1100℃−2時間の焼
結と600℃−1時間の時効処理を行い永久磁石試料を
作製した。
して1.5t/cm’の圧力で10koeの磁界中にお
いて圧縮成型体にした。その後1100℃−2時間の焼
結と600℃−1時間の時効処理を行い永久磁石試料を
作製した。
Br =10.5kG
iHc=13.5koe
(BH)max=24.7MGOe
のすぐれた磁石特性かえられた。
実施例 4
Nd203粉末:43.8gr
Dy203粉末: 4.5gr
Fe粉 :59.2gr
Fe−B粉(19,OwtXB−Fe合金粉末):
7.Ogr At203 (アルミナ)粉末 : L、Ogr 金属Ca :49.3gr (化学量論比の2.8倍) CaC12: 3.5gr (耐化物原料の7wt%) の原料粉末合計168.2grを用い 29.7%Nd−3,7%DY−64.8%Fe−1,
3%B−0,4%AI(玉量%)[13,5%Nd−1
,5%py−7s 、0%Fe−8%B−1,0%Al
(原子%)]組成合金を狙いにして実施例1と同様にし
て1080”OX3時間の還元処理をして30〜500
ルmの合金粉末83grをえた。
7.Ogr At203 (アルミナ)粉末 : L、Ogr 金属Ca :49.3gr (化学量論比の2.8倍) CaC12: 3.5gr (耐化物原料の7wt%) の原料粉末合計168.2grを用い 29.7%Nd−3,7%DY−64.8%Fe−1,
3%B−0,4%AI(玉量%)[13,5%Nd−1
,5%py−7s 、0%Fe−8%B−1,0%Al
(原子%)]組成合金を狙いにして実施例1と同様にし
て1080”OX3時間の還元処理をして30〜500
ルmの合金粉末83grをえた。
成分分析結果、下記の通り
Nd:29.6wt%
Dy: 3−7wt%
Fe : 64−8wt%
B : 1.3wt%
Al: 0.5wt%
Ca: 850ppm
02 :3200ppm
C: 780ppm
の所望の合金粉末かえられた。X線回折図形の測する正
方晶系の金属間化合物を92%以上の主相とする合金粉
末であった。
方晶系の金属間化合物を92%以上の主相とする合金粉
末であった。
実施例2と同様にして永久磁石試料を作製した。
Br =11.3kG
i)1c=17.5koe
(BH)max=29.8MGOe
のすぐれた磁石特性かえられた。
実施例 5
Nd20.粉末、43.4gr
Dy203粉末: 4.4gr
Fe粉末 :57.9gr
フェロポロン粉(1I11.owtlB−Fe合金粉末
): 6.9gr フェロニオブ粉末(67,3wt$Nb−Fe合金粉末
): 2.1gr 金属Ca :42.7gr (化学量論比の2.5倍) CaC1,: 0.8gr (希土類酸化物原料の12wt%) の原料粉末合計158.2grを用い 29.4%Nd−3,7%Oy−64,2%Fe−1,
3%B−1,4%Nb(4量%)[12、5%Nd−1
,5%D7−77.0%Fe−8%B−1%Nb(原子
%)] 組成合金を狙いにして実施例3と同様にして20〜50
0gmの粉末88grをえた。
): 6.9gr フェロニオブ粉末(67,3wt$Nb−Fe合金粉末
): 2.1gr 金属Ca :42.7gr (化学量論比の2.5倍) CaC1,: 0.8gr (希土類酸化物原料の12wt%) の原料粉末合計158.2grを用い 29.4%Nd−3,7%Oy−64,2%Fe−1,
3%B−1,4%Nb(4量%)[12、5%Nd−1
,5%D7−77.0%Fe−8%B−1%Nb(原子
%)] 組成合金を狙いにして実施例3と同様にして20〜50
0gmの粉末88grをえた。
成分分析の結果、下記の通り
Nd:29.2wt%
Dy: 3.7wt%
Fe:64.5wt%
B : 1.2wt%
Nb: 1.4wt%
Ca: 500ppm
02 :4300ppm
C: 320ppm
の所望の合金粉末かえられた。X線回折図形の測する正
方晶系の金属間化合物を90%以上の主相とする合金粉
末であった。
方晶系の金属間化合物を90%以上の主相とする合金粉
末であった。
実施例3と同様にして永久磁石試料を作製した。
Br =11.5kG
iHc=14.5koe
(BH)max=30.5MGOe
のすぐれた磁石特性かえられた。
詳述の通り、本発明によれば、R1−R2−Fe−B系
の磁石を製造するための同様な組成の合金粉末が希土類
醸化物及び酸化ホウ素原料を出発原料として用いて安価
に得られ、その使用により、優れた特性のR1−R2−
Fe−B系永久磁石が得られると共に磁石製造工程から
希土類金属の単離精製−合金の溶製−冷却(通例鋳造)
−粉砕という所定合金粉末の製造工程が省略でき、磁石
製造工程の短縮が実現する。この工程短縮は、好ましく
ない成分ないし不純物(酸素等)の工程中における混入
を避ける上で極めて有用である。
の磁石を製造するための同様な組成の合金粉末が希土類
醸化物及び酸化ホウ素原料を出発原料として用いて安価
に得られ、その使用により、優れた特性のR1−R2−
Fe−B系永久磁石が得られると共に磁石製造工程から
希土類金属の単離精製−合金の溶製−冷却(通例鋳造)
−粉砕という所定合金粉末の製造工程が省略でき、磁石
製造工程の短縮が実現する。この工程短縮は、好ましく
ない成分ないし不純物(酸素等)の工程中における混入
を避ける上で極めて有用である。
特に溶製から粉砕までの工程において酸素等の混入を防
止することは複雑な工程管理を必要として困難であり、
製造コストの増大の一因となるからである。
止することは複雑な工程管理を必要として困難であり、
製造コストの増大の一因となるからである。
さらに希土類酸化物として、夫々の希土類酸化物として
分離されたものを用いる必要は必ずしもなく、目標組成
に対応する希土類酸化物混合物あるいは、部分的に不足
希土類酸化物を加えて出発原料とすることにより、希土
類酸化物の分離工程自体においても、工程の短縮・コス
トダウンが可能となる。
分離されたものを用いる必要は必ずしもなく、目標組成
に対応する希土類酸化物混合物あるいは、部分的に不足
希土類酸化物を加えて出発原料とすることにより、希土
類酸化物の分離工程自体においても、工程の短縮・コス
トダウンが可能となる。
また本発明の合金は、直接還元法によって直接に、磁気
特性上必須の正方晶磁性相を主相とする合金として得ら
れる点で効果大であり、しかも粉末状として得られるこ
とも大きな利点である。
特性上必須の正方晶磁性相を主相とする合金として得ら
れる点で効果大であり、しかも粉末状として得られるこ
とも大きな利点である。
希土類磁石を希土類酸化物を還元した合金粉末から得る
方法はSm・コバルト磁石で知られている。しかしSm
−コバルト磁石は1150〜1300℃の高い還元温度
を必要とするため粒成長を起こしたり、崩壊時に粒度の
揃った粉末を得難く、また還元時に用いる容器と反応し
てこれを著しく損傷させる。
方法はSm・コバルト磁石で知られている。しかしSm
−コバルト磁石は1150〜1300℃の高い還元温度
を必要とするため粒成長を起こしたり、崩壊時に粒度の
揃った粉末を得難く、また還元時に用いる容器と反応し
てこれを著しく損傷させる。
以上を総合して、本発明の効果は、顕著なものであると
認められる。
認められる。
出願人 住友特殊金属株式会社
代理人 弁理士 加 藤 朝 道(外1名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)R:12.5〜20原子%、 R_1:0.05〜5原子%、 B:4〜20原子%、 Fe:60〜83.5原子% (ここでR_1は重希土類元素Gd、Tb、Dy、Ho
、Er、Tm、Ybのうちの1種以上、R_2はNdと
Prの合計が80%以上で、残りがR_1以外のYを含
む希土類元素の少なくとも1種とし、R=R_1+R_
2(原子%)とする)からなる合金粉末において主相(
特定の相が80%以上)が正方晶であり、酸素含有量1
0000ppm以下、炭素含有量1000ppm以下、
カルシウム含有量2000ppm以下を特徴とする希土
類含有合金粉末。 2)前記Feに部分的に代わり、 5.0原子%以下のAl、 3.0原子%以下のTi、 5.5原子%以下のV、 6.0原子%以下のNi、 4.5原子%以下のCr、 5.0原子%以下のMn、 5.0原子%以下のBi、 9.0原子%以下のNb、 7.0原子%以下のTa、 5.2原子%以下のMo、 5.0原子%以下のW、 1.0原子%以下のSb、 3.5原子%以下のGe、 1.5原子%以下のSn、 3.3原子%以下のZr、 3.3原子%以下のHf、及び 5.0原子%以下のSiのうち少なくとも1種を添加含
有させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の合金
粉末。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59-248797 | 1984-11-27 | ||
JP24879784 | 1984-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61270303A true JPS61270303A (ja) | 1986-11-29 |
JPH0791563B2 JPH0791563B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=17183535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60266698A Expired - Fee Related JPH0791563B2 (ja) | 1984-11-27 | 1985-11-27 | 希土類含有合金粉末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0791563B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6262504A (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | Hitachi Metals Ltd | 永久磁石 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132105A (ja) * | 1982-12-22 | 1983-08-06 | Toray Ind Inc | 3成分系海島型複合繊維用紡糸口金装置 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP60266698A patent/JPH0791563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58132105A (ja) * | 1982-12-22 | 1983-08-06 | Toray Ind Inc | 3成分系海島型複合繊維用紡糸口金装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6262504A (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | Hitachi Metals Ltd | 永久磁石 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791563B2 (ja) | 1995-10-04 |
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