JPS61269573A - テレビジヨン受像機におけるハ−フト−ン信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本考案は、テレビジョン受像機に備えられて画面上の文
字周辺の輝度を下げる（ハーフトーンにすること）ため
のハーフトーン信号を処理するハーフトーン信号処理回
路に関する。

（従来技術） 文字放送やあるいはパーソナルコンピュータ等からの文
字信号をテレビジョン受像機の画面上に映す場合にその
画面上における文字周辺の輝度が高いと文字が非常に見
づらくなるので、文字を見易くするためには文字周辺の
輝度を下げることが必要である。

このための１つの手段として映像信号中の垂直と水平の
各同期信号を除いた映像信号部分であって、かつハーフ
トーン信号と重なる部分のレベルを下げるようにした回
路があるが、回路構成が複雑になるという欠点があった
。

（発明の目的） 本発明は、簡単な回路構成のもので文字周辺の輝度を下
げてその文字を見易くできるようにすることを目的とす
る。

（発明の構成） 本発明は、第１に受像管アノード電流変化の検出値に応
じて映像信号処理回路に対して、受像管のビーム電流を
規定値以下に制限するビーム電流制限信号を出力して輝
度を自動的に制限する自動輝度制限回路を利用している
。そして、第２に画面上の文字周辺の輝度を下げるため
のハーフトーン信号を文字信号のブランキングパルス出
力期間中に自動輝度制限回路に与える回路手段を設ける
ことにより、自動輝度制限回路は回路手段からのハーフ
トーン信号を前記ビーム電流制限信号として映像信号処
理回路に出力するようにしている。

（実施例の） 第１図は本発明の一実施例に係る回路図である。

この実施例のテレビジョン受像機は、映像信号を処理す
る映像信号処理回路１と、この映像信号処理回路ｌから
のＲ，Ｇ、Ｂ信号をそれぞれ増幅して受像管２のカソー
ドに出力する増幅器３，４．５とを備えている。また、
このテレビジョン受像機は輝度が異常に上がりすぎたた
めに受像管２に過大な電流が流れることを防止するため
の自動輝度制限回路６を有している。

この自動輝度制限回路６は、周知のものであり（例えば
ｒＮＨＫ　カラーテレビ受信技術」　ｉ和５８年８月１
日　日本放送協会発行参照）、フライバックトランス７
の２次側高圧巻線８に流れる受像管アノード電流がコン
デンサ９を充電することにより生ずる負の電圧と抵抗１
０を介して加わる正の電圧との和に対応してビーム電流
制限回路１１から映像信号処理回路１に対して、受像管
２のビーム電流を規定値以下に制限するビーム電流制限
信号を出力して輝度を自動的に制限するものである。

この実施例は、このような通常のテレビジョン受像機に
備えられている自動輝度制限回路６を利用して次の回路
手段１２により文字周辺の輝度を下げるようにしている
。

１２は画面上の文字周辺の輝度を下げるためのハーフト
ーン信号を文字信号ブランキングパルス出力期間中に自
動輝度制限回路６に与える回路手３一 段である。この回路手段１２は、第２図（ａ）に示すよ
うなハイレベルのノ＼−フトーン信号Ｓｔ力（与えられ
る第１人力部１３と、第２図（ｂ）に示すようなハイレ
ベルが文字信号ブランキング期間となるブランキングパ
ルスＳ２が与えられる第２人力部１４とを備える。第１
人力部１３に与えられたハーフトーン信号Ｓｔは第１ト
ランジスタ１５のベースに与えられる。文字信号ブラン
キングｐ＜）レスＳ２は第２トランジスタ１６のベース
に与えられる。第１トランジスタ１５のベースは第２ト
ランジスタ１６のコレクタとエミ・ツタとを介して接地
される。従って、第１入力部１３に与えら１”したハー
フトーン信号Ｓｌは、第２人力部１４に与えられた文字
信号ブランキングｌ＜レスＳ２の７１イレベル期間と一
致して第１トランジスタ１５のコレクタに第２図（Ｃ）
に示すようなノ＼イレベル部分力（ハーフトーン期間と
なる７Ｘ−フトーン信号Ｓ３となってあられれる。即ち
、この）１−フトーン信号Ｓ３は実際にハーフトーンに
すべき文字信号の周辺部に対応してレベルが７−イレベ
ルに変化する波形となっている。

第３トランジスタ１７は第１トランジスタ１５がオフ（
またはオン）のとき、即ちハーフトーン信号Ｓ３がハイ
レベル（またはローレベル）期間のときにオン（または
オフ）になる。この第３トランジスタ１７のエミッタに
はコンデンサ１８が接続されている。このコンデンサ１
８は電源電圧Ｖｃｃを抵抗１９と可変抵抗２０とで分割
してなる電圧で充電されている。この可変抵抗２０はハ
ーフトーンレベルを調整するためのものである。

文字周辺のためにハーフトーン信号Ｓ３がハイレベルの
ときは第３トランジスタ１７はオンしており、第３トラ
ンジスタ１７がオンしていると、自動輝度制限回路６の
ビーム電流制限回路１１にはダイオード２１を介してほ
ぼコンデンサ１８の充電電圧に等しい低い電圧が与えら
れる。またノ＼−フトーン信号Ｓ３がローレベルのとき
は第３トランジスタ１７はオフしてビーム電流制限回路
ｌｌには電源電圧Ｖｃｃにほぼ等しい高い電圧が与えら
れる。

ビーム電流制限回路１１は、ダイオード２１から低い電
圧が与えられると、映像信号のレベルを半分にし、また
高い電圧が与えられると、文字信号の輝度にまでその映
像信号のレベルを上げるようなビーム電流制限信号を映
像信号処理回路１に与える。

したがって、自動輝度制限回路６は回路手段１２からの
出力に応じてビーム電流制限信号を映像信号処理回路１
に出力し、映像信号処理回路ｌはそのビーム電流制限信
号により文字周辺の輝度を下げるように映像信号を処理
して増幅器３，４．５を介して受像管２に出力する。

第３図（ａ）の斜線部分はハーフトーン信号Ｓｌに対応
する受像管２の画面上での位置を示し、第３図（ｂ）は
文字信号（Ｔ　Ｖ　Ｙ　Ｍ）に対応する受像管２の画面
上での位置を示し、第３図（Ｃ）はハーフトーン信号Ｓ
３に対応する受像管２の画面上での位置を示している。

（発明の効果） 以」二のように、本発明によれば画面上の文字周辺の輝
度を下げるためのハーフトーン信号を文字信号のブラン
キングパルス出力期間中に前記自動輝度制限回路に与え
る回路手段を設け、テレビジョン受像機に備えられてい
る自動輝度制限回路が前記回路手段からのハーフトーン
信号を前記ビーム電流制限信号として前記映像信号処理
回路に出力するようにしたので、文字周辺の輝度を下げ
るためのハーフトーン信号処理回路としては通常の自動
輝度制限回路をそのまま利用し、前記回路手段としては
ハーフトーン信号をブランキングパルス出力期間中に自
動輝度制限回路に出力するだけで済み、したがって回路
構成が極めて簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は一水平走
査期間中における各信号のタイムチャート１．第３図は
画面上の文字の表示の説明に供する図である。 ｌは映像信号処理回路、２は受像管、６は自動輝度制限
回路、２はビーム電流制限回路、１２は回路手段、１３
．１４は入力部、Ｓｌ、Ｓ３はハ−フトーン信号、Ｓ２
はブランキングパルス、Ｓ３、Ｓ４は映像信号。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）受像管アノード電流変化の検出値に応じて映像信
   号処理回路に対して、該受像管のビーム電流を規定値以
   下に制限するビーム電流制限信号を出力して輝度を自動
   的に制限する自動輝度制限回路と、 画面上の文字周辺の輝度を下げるためのハーフトーン信
   号を文字信号のブランキングパルス出力期間中に前記自
   動輝度制限回路に与える回路手段とを設け、 前記自動輝度制限回路は前記回路手段からのハーフトー
   ン信号を前記ビーム電流制限信号として前記映像信号処
   理回路に出力することを特徴とするテレビジョン受像機
   におけるハーフトーン信号処理回路。