JPS61268848A - シリンダの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関等に使用されるシリンダの製造方法に
関する。

〔従来の技術〕

ガソリン機関のシリンダとしては、ライナ全装着したも
のとライナを用いないものとがある。

ライナを装着するシリンダの製造法には鋳鉄製ライナを
鋳ぐるむ方法、高シリコンアルミ合金製ライナを鋳ぐる
む方法、又はこれら全圧入する方法がある。ライナ上用
いないものとしては。

シリンダ自体を高シリコンアルミ金合を用いたもの、シ
リンダ内周にクロムメッキしたものなどがある。

〔発明が解決すべき問題点〕

しかしながら上記従来の製造方法には下記問題点がある
。

シリンダライナ金柑いるもののうち、鋳鉄ライナは薄肉
化が難しく軽量化するには切削加工量を増す必要がある
。又、鋳ぐるみまたは圧入による方法が考えられるが、
鋳ぐるみの場合は熱伝導率向上のため外周全凹凸形状と
する必要があるためこれが軽量化の難点となる。また圧
入の場合は、運転中の熱変動のため部分的に隙間が生じ
、熱伝導不良となる欠点七持っている。

なお、高シリコンアルミ合金製ライナは、耐摩耗・耐ス
カッフィング性の点で信頼性に乏しい。

ライナ金剛いないシリンダとしては、最も−般的な方法
でクロムめっきを直接アルミ製シリンダの内面に施工す
る方法があるが、これは工程が複雑でありコストダウン
が殆どできない。

又シリンダ自体の耐摩耗性全向上させる方法としては１
高シリコンアルミ合金でシリンダ全製造する方法がある
が、これは信頼性に劣るとともに地金のコストアップが
避けられない。その他、溶射ライナあるいは直接シリン
ダ内面に溶射全施す方法も考えられるがこれらは難削性
があるため実用化し難い。

本発明は上記に鑑みなされたもので、市販されている材
料を用いて、低コストで、しかも信頼性のあるシリンダ
を得ることのできるシリンダの製造方法を提供すること
を目的とする。

〔問題点全解決するための手段〕

本発明は、市販されている鋼管の内外周面に電気化学的
エツチングにより凹凸を形成させ。

外周面は鋳ぐるみの密着性及び熱伝導性向上に。

内周面は、潤滑油の補給効果による耐摩耗性向上ｔなし
たことを特徴とする。

〔実施例〕

以下第１図及び第２図ケ参照して本発明の１実施例につ
き説明する。

本発明は、鋼管の内外周面に電気化学的にエツチングを
行ない凹凸部を形成する方法に係るものである。鋼管を
ライナとして使用するには外周面を鋳ぐるみ効果の期待
出来るプロファイルを有する凹凸部に、内周面は、潤滑
効果の向上する凹凸部にする必要がある。第２図の（Ａ
）はこの目的に合致する外周面プロファイルの１例あシ
、同図ＣＢ）は内周面プロファイルである。

この模様を耐薬品性のある合成樹脂製の円筒に形成する
。エッチラグ施工の断面は第１図に示すように、鋼管１
の外周面側には〔Ａ〕の模様がある円筒２を、内周面側
にはＣＢ）の模様がある円筒３ｔ−装着しする。次いで
これを電解質溶液中に入れ、電極４及び５と鋼管１間に
直流電位を与えることによシ鋼管１（陽極とする）の表
面（穴の部分のみ）より鉄分を溶解して凹みを付ける。

なお、内周面はこの後、軽度の研磨、全行なうことによ
り面粗度の調整を行なう。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成されており９本発明方法によ
れば次の効果がある。

■　薄肉ライナであるため軽量化が可能となる。

■　市販の鋼管を使用するため材料費が安価である。

■　量産が可能となる。

■　熱伝導性及び潤滑効果が向上する。

■　加工代が小さいので、この面からも製品の低コスト
化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の１実施例を示し。 第１図はシリンダの要部断面図、第２図はシリンダ内、
外周面の外観図である。 １・・・鋼管、２．３・・・円筒、４．５・・・電極第
２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 種々の模様の孔を穿けた合成樹脂等の耐薬品性材料から
   なる円筒を鋼管の内、外周面に装着し、該円筒の内側及
   び外側に電極を設置して鋼管内に直流電位を与えて鋼管
   の内、外周面の一部を電気的にエッチングすることを特
   徴とするシリンダの製造方法。