JPS6126829Y2 - - Google Patents
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- JPS6126829Y2 JPS6126829Y2 JP788681U JP788681U JPS6126829Y2 JP S6126829 Y2 JPS6126829 Y2 JP S6126829Y2 JP 788681 U JP788681 U JP 788681U JP 788681 U JP788681 U JP 788681U JP S6126829 Y2 JPS6126829 Y2 JP S6126829Y2
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Description
この考案は空気調和機、詳しくは圧縮機を容量
制御することにより冷房能力を制御するごとくし
た空気調和機に関する。 この種空気調和機は、室内温度が高いとき、例
えば圧縮機の100%能力運転を行ない、かつ室内
温度が低下したとき、圧縮機を容量制御して50%
能力運転を行ない、室内温度を一定に調整するの
であるが、この圧縮機の容量制御時における室内
フアンの回転数は常に一定となつているか、変速
可能とした場合には作業者が選択するもので、圧
縮機の容量制御如何に拘わらず、前記室内フアン
は、作業者が選択した回転数で運転されるのが普
通である。 ところで、一般に空気調和機、特に、本体ケー
シングに複数の吹出口をもつダクトを連結し、該
ダクトの吹出口から作業者に向けて冷風を送出す
ようにした所謂スポツト式空気調和機において
は、作業者が感じる冷感は、体内の熱生産より体
外への熱損失が大きいとき、即ち人体周囲の気温
が体温より低いとき、又は人体周囲の気流速度が
大きいときに、より大きく感じるのである。 然るに前記したごとく、圧縮機の容量制御如何
に拘らず室内フアンの回転数が常に一定であれ
ば、圧縮機の50%容量制御時、室内フアンからの
風量は100%能力運転時の風量と同じため、冷感
を感じることが少なくなり、場合によつては作業
者に不快適を与えることになるのである。 従つて作業者は、室内のサーモスタツトの設定
値を低温に設定して冷房運転を行なうことになる
が、斯くのごとくすると、圧縮機の100%能力運
転時間が長くなり、それだけ消費電力が大きくな
るのである。 本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、圧縮機の容量制御時に、作業者に冷感を与
えて快適な冷房運転を行なうことができ、しかも
〓〓〓〓
圧縮機の100%能力による運転時間を短かくして
消費電力が少なく省エネルギー運転を可能とした
空気調和機を提供せんとするものである。 さらに詳しくは、圧縮機を容量制御することに
より冷房能力を制御するごとくした空気調和機に
おいて、蒸発器に付設する室内フアンのモータを
変速可能として、前記モータに増速回路を設け、
この増速回路を、前記冷房能力の低減時動作さ
せ、前記室内フアンからの風量を増大するごとく
したことを特徴とするものである。 以下本考案を図面の実施例に基いて説明する。
図面に示す空気調和機は、本体ケーシング1の内
方下部に圧縮機2と水用凝縮器3とを設け、中央
部に蒸発器4を内装すると共に、前記ケーシング
1の内部上方には、フアンモータ5を備えた室内
フアン6を設けて、該フアン6の回転により前記
ケーシング1の前面下部に形成した吸込口7から
室内空気を吸込み、前記蒸発器4により冷却させ
て、ケーシング1の前面上部に設ける吹出口ダク
ト8から各吹出口8a,8b,8cから室内の作
業者に向けて吹出すべくしている。なおTh1は低
温サーモスタツト、Th2は高温サーモスタツトで
あつて、蒸発器4の吸込側に配設されている。 前記圧縮機2は、複数気筒のうち1部を不作動
とする方式又は極数変換方式などにより容量制御
運転可能となすのであり、室内温度が高いとき圧
縮機2を100%能力の運転をして全能力冷房を行
ない、また室内温度が低下すると、圧縮機2を50
%能力に容量制御し、さらに室内温度が低下する
と圧縮機2を停止してその冷房能力を低下させる
べくしている。 しかして前記のごとき空気調和機において、前
記室内フアン6のモータ5を低速L、中速M、高
速Hの3速に変速可能となし、前記圧縮機2の容
量制御時、および圧縮機2停止時に、前記モータ
5を圧縮機2の100%能力運転時よりも高速回転
させて、室内フアン6からの風量を増大させるべ
くしたのである。 先ず複数気筒のうち半分の気筒を不作動とする
圧縮機2を採用した場合について、第2図に基づ
き説明する。 即ち、第2図に示したものは、室内温度を検出
するサーモスタツトとして、低温及び高温サーモ
スタツトTh2,Th2を用い、運転スイツチSW1
に、前記低温サーモスタツトTh1と高温サーモス
タツトTh2とを並列に接続して、前記低温サーモ
スタツトTh1の高温側接点に、前記圧縮機2の電
磁開閉器MCを接続すると共に、前記高温サーモ
スタツトTh2の低温側接点にアンロード用電磁弁
SVと、フアンモータ5の制御用リレーMRとの並
列回路を接続するのである。 また送風スイツチSW2とフアンモータ5の低速
Lおよび中速Mの接続回路9には、該回路9と並
列に高速Hの増速回路10を設け、これら両回路
9,10に前記リレーMRの常閉接点MR−b及
び常開接点MR−aを介装させ、前記リレーMR
の励磁に伴なう前記各接点MR−a,MR−bの
開閉動作により、前記モータ5を低速Lまたは中
速Mの定常運転と高速Hの増速運転とに切換運転
をすべくなすのである。 しかして、空気調和機の運転開始時など室内空
気が高温のとき、低温サーモスタツトTh1が高温
側接点に切換わると、前記電磁開閉器MCが動作
し、前記圧縮機2は、100%能力運転を行なう。
この場合、前記リレーMRは消磁しているから、
前記接続回路9の常閉接点MR−bは閉じたまゝ
となり、前記フアンモータ5は定常運転となる。
そして以上の如き高温容量運転により室内空気が
冷却されて低温になれば、先ず、前記高温サーモ
スタツトTh2が低温側接点に切換えられ、前記ア
ンロード電磁弁SVが作動し、圧縮機2は50%能
力に容量制御される。 この場合、前記リレーMRが励磁されるので、
接続回路9の接点MR−bが開く一方、前記増速
回路10の常開接点MR−aが閉じ、前記モータ
5は定常運転時よりも高速回転となり、前記フア
ン6からの風量は増大するのである。 又、室内温度が更に低下すると、前記低温サー
モスタツトTh1が低温側接点に切換えられるの
で、前記電磁開閉器MCが消磁され、前記圧縮機
2は停止する。この場合も、50%能力の容量制御
時と同様前記フアン6は高速回転するのである。 尚前記接続回路9の常閉接点MR−bとフアン
モータ5との間には、手動切換スイツチSW3を設
け、該スイツチSW3を複数段階にわたつて切換操
作することにより、フアンモータ5の内常運転時
に、該モータ5の回転数を変えて、フアン6から
の風量を調整可能となしている。 〓〓〓〓
本考案は以上のごとく構成したもので、空気調
和機の運転時には運転スイツチSW1及び送風スイ
ツチSW2を入れ、圧縮機2とフアンモータ5とを
駆動させて行なうのであり、この場合室内空気が
高温のときには、圧縮機2が100%能力運転され
て全能力冷房が行なわれると共に、フアンモータ
5は定常運転されるのである。 また室内空気が冷却されて低温となつた場合に
は、高温サーモスタツトTh2の動作に伴ないアン
ロード電磁弁SVが作動され、圧縮機2が50%能
力に容量制御されるのであり、このとき前記モー
タ5の回転数が定常運転時の低速L又は中速Mよ
りも高速Hとされ、フアン6からの風量が増大さ
れるのである。 今圧縮機2を100%能力運転している場合の圧
縮機容量及び能力を100%、室内フアン6の風量
を100%とし、容量制御運転している場合の圧縮
機容量を50%、室内フアン6の風量を100%の場
合と50%とした場合、100%能力運転時の吹出空
気温度は14℃であるのに対し、50%能力の容量制
御運転時の吹出空気温度は、冷房能力がそれぞれ
60%および97%に低下するため、19℃および21℃
に上昇するのであるが、容量制御運転時における
室内フアン6の風量を150%とすることにより、
作業者の体感温度は次表のごとくなる。
制御することにより冷房能力を制御するごとくし
た空気調和機に関する。 この種空気調和機は、室内温度が高いとき、例
えば圧縮機の100%能力運転を行ない、かつ室内
温度が低下したとき、圧縮機を容量制御して50%
能力運転を行ない、室内温度を一定に調整するの
であるが、この圧縮機の容量制御時における室内
フアンの回転数は常に一定となつているか、変速
可能とした場合には作業者が選択するもので、圧
縮機の容量制御如何に拘わらず、前記室内フアン
は、作業者が選択した回転数で運転されるのが普
通である。 ところで、一般に空気調和機、特に、本体ケー
シングに複数の吹出口をもつダクトを連結し、該
ダクトの吹出口から作業者に向けて冷風を送出す
ようにした所謂スポツト式空気調和機において
は、作業者が感じる冷感は、体内の熱生産より体
外への熱損失が大きいとき、即ち人体周囲の気温
が体温より低いとき、又は人体周囲の気流速度が
大きいときに、より大きく感じるのである。 然るに前記したごとく、圧縮機の容量制御如何
に拘らず室内フアンの回転数が常に一定であれ
ば、圧縮機の50%容量制御時、室内フアンからの
風量は100%能力運転時の風量と同じため、冷感
を感じることが少なくなり、場合によつては作業
者に不快適を与えることになるのである。 従つて作業者は、室内のサーモスタツトの設定
値を低温に設定して冷房運転を行なうことになる
が、斯くのごとくすると、圧縮機の100%能力運
転時間が長くなり、それだけ消費電力が大きくな
るのである。 本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、圧縮機の容量制御時に、作業者に冷感を与
えて快適な冷房運転を行なうことができ、しかも
〓〓〓〓
圧縮機の100%能力による運転時間を短かくして
消費電力が少なく省エネルギー運転を可能とした
空気調和機を提供せんとするものである。 さらに詳しくは、圧縮機を容量制御することに
より冷房能力を制御するごとくした空気調和機に
おいて、蒸発器に付設する室内フアンのモータを
変速可能として、前記モータに増速回路を設け、
この増速回路を、前記冷房能力の低減時動作さ
せ、前記室内フアンからの風量を増大するごとく
したことを特徴とするものである。 以下本考案を図面の実施例に基いて説明する。
図面に示す空気調和機は、本体ケーシング1の内
方下部に圧縮機2と水用凝縮器3とを設け、中央
部に蒸発器4を内装すると共に、前記ケーシング
1の内部上方には、フアンモータ5を備えた室内
フアン6を設けて、該フアン6の回転により前記
ケーシング1の前面下部に形成した吸込口7から
室内空気を吸込み、前記蒸発器4により冷却させ
て、ケーシング1の前面上部に設ける吹出口ダク
ト8から各吹出口8a,8b,8cから室内の作
業者に向けて吹出すべくしている。なおTh1は低
温サーモスタツト、Th2は高温サーモスタツトで
あつて、蒸発器4の吸込側に配設されている。 前記圧縮機2は、複数気筒のうち1部を不作動
とする方式又は極数変換方式などにより容量制御
運転可能となすのであり、室内温度が高いとき圧
縮機2を100%能力の運転をして全能力冷房を行
ない、また室内温度が低下すると、圧縮機2を50
%能力に容量制御し、さらに室内温度が低下する
と圧縮機2を停止してその冷房能力を低下させる
べくしている。 しかして前記のごとき空気調和機において、前
記室内フアン6のモータ5を低速L、中速M、高
速Hの3速に変速可能となし、前記圧縮機2の容
量制御時、および圧縮機2停止時に、前記モータ
5を圧縮機2の100%能力運転時よりも高速回転
させて、室内フアン6からの風量を増大させるべ
くしたのである。 先ず複数気筒のうち半分の気筒を不作動とする
圧縮機2を採用した場合について、第2図に基づ
き説明する。 即ち、第2図に示したものは、室内温度を検出
するサーモスタツトとして、低温及び高温サーモ
スタツトTh2,Th2を用い、運転スイツチSW1
に、前記低温サーモスタツトTh1と高温サーモス
タツトTh2とを並列に接続して、前記低温サーモ
スタツトTh1の高温側接点に、前記圧縮機2の電
磁開閉器MCを接続すると共に、前記高温サーモ
スタツトTh2の低温側接点にアンロード用電磁弁
SVと、フアンモータ5の制御用リレーMRとの並
列回路を接続するのである。 また送風スイツチSW2とフアンモータ5の低速
Lおよび中速Mの接続回路9には、該回路9と並
列に高速Hの増速回路10を設け、これら両回路
9,10に前記リレーMRの常閉接点MR−b及
び常開接点MR−aを介装させ、前記リレーMR
の励磁に伴なう前記各接点MR−a,MR−bの
開閉動作により、前記モータ5を低速Lまたは中
速Mの定常運転と高速Hの増速運転とに切換運転
をすべくなすのである。 しかして、空気調和機の運転開始時など室内空
気が高温のとき、低温サーモスタツトTh1が高温
側接点に切換わると、前記電磁開閉器MCが動作
し、前記圧縮機2は、100%能力運転を行なう。
この場合、前記リレーMRは消磁しているから、
前記接続回路9の常閉接点MR−bは閉じたまゝ
となり、前記フアンモータ5は定常運転となる。
そして以上の如き高温容量運転により室内空気が
冷却されて低温になれば、先ず、前記高温サーモ
スタツトTh2が低温側接点に切換えられ、前記ア
ンロード電磁弁SVが作動し、圧縮機2は50%能
力に容量制御される。 この場合、前記リレーMRが励磁されるので、
接続回路9の接点MR−bが開く一方、前記増速
回路10の常開接点MR−aが閉じ、前記モータ
5は定常運転時よりも高速回転となり、前記フア
ン6からの風量は増大するのである。 又、室内温度が更に低下すると、前記低温サー
モスタツトTh1が低温側接点に切換えられるの
で、前記電磁開閉器MCが消磁され、前記圧縮機
2は停止する。この場合も、50%能力の容量制御
時と同様前記フアン6は高速回転するのである。 尚前記接続回路9の常閉接点MR−bとフアン
モータ5との間には、手動切換スイツチSW3を設
け、該スイツチSW3を複数段階にわたつて切換操
作することにより、フアンモータ5の内常運転時
に、該モータ5の回転数を変えて、フアン6から
の風量を調整可能となしている。 〓〓〓〓
本考案は以上のごとく構成したもので、空気調
和機の運転時には運転スイツチSW1及び送風スイ
ツチSW2を入れ、圧縮機2とフアンモータ5とを
駆動させて行なうのであり、この場合室内空気が
高温のときには、圧縮機2が100%能力運転され
て全能力冷房が行なわれると共に、フアンモータ
5は定常運転されるのである。 また室内空気が冷却されて低温となつた場合に
は、高温サーモスタツトTh2の動作に伴ないアン
ロード電磁弁SVが作動され、圧縮機2が50%能
力に容量制御されるのであり、このとき前記モー
タ5の回転数が定常運転時の低速L又は中速Mよ
りも高速Hとされ、フアン6からの風量が増大さ
れるのである。 今圧縮機2を100%能力運転している場合の圧
縮機容量及び能力を100%、室内フアン6の風量
を100%とし、容量制御運転している場合の圧縮
機容量を50%、室内フアン6の風量を100%の場
合と50%とした場合、100%能力運転時の吹出空
気温度は14℃であるのに対し、50%能力の容量制
御運転時の吹出空気温度は、冷房能力がそれぞれ
60%および97%に低下するため、19℃および21℃
に上昇するのであるが、容量制御運転時における
室内フアン6の風量を150%とすることにより、
作業者の体感温度は次表のごとくなる。
【表】
しかして、上表から明らかな通り、人体周囲の
温度は、容量制御運転時の方が高いが、人体周囲
の気流速度Uxが0.2m/sec分だけ大きいためドラ
フトによる体感温度の差は、0.9℃あり、従つて
(Ta−体感温度)は、100%能力の運転時より高
い1.26℃となる。 従つて、室内フアン風量を150%とする50%能
力の容量制御運転の切換温度を高く設定(例えば
30.8℃)しても、この切換温度より低い温度(例
えば30℃)で室内フアン風量100%とする50%能
力の容量制御運転に切換える場合と同じ体感温度
が得られることになる。 尚本考案において、100%能力運転時、室内フ
アン6の回転数は、手動切換スイツチSW3の操作
により選択できるが、その風量の最大を100%
(中速Mのこと)とした場合、回転数の調節は、
風量を例えば80%(低速Lのこと)に減少するの
であつて、50%能力の容量制御運転時の回転数
は、100%能力運転時の最大風量以上の風量が得
られる回転数とするのである。又100%能力運転
時の最大風量は、高圧が高くなりすぎる危険が生
じない範囲に設定することが好ましい。 また、さらに室内温度が低下すると、低温サー
モスタツトTh1が低温側接点に切換わり、前記圧
縮機2は停止する。この場合も50%能力制御運転
時と同様に前記フアン6は高速回転するものであ
る。 以上説明した実施例においては、前記フアンモ
ータ5は圧縮機2の停止時における回転数を50%
能力の容量制御時における回転数と同速とした
が、、前記圧縮機2の停止時における回転数を前
記容量制御時の回転数より大となすこと可能であ
り、この場合には第3図のごとくなすのである。 即ち、第3図に示したものは、前記送風スイツ
チSW2と前記室内フアン6のモータ5との接続回
路9に、第1増速回路10aと、該第1増速回路
10aの動作時における増速より高速に増速する
第2増速回路10bとを設けると共に、前記モー
タ5の制御用リレーを2個用い、第1リレーMR1
を、前記アンロード電磁弁SVと並列に接続し、
第2リレーMR2を、前記低温サーモスタツトTh1
の低温側接点に接続する一方、前記接続回路9
に、前記第1及び第2リレーMR1,MR2の常閉接
点MR1−b,MR2−bを直列に介装し、前記第1
増速回路10aに前記第1リレーMR1の常閉接点
MR1−aを、また、前記第2増速回路10bに、
前記第2リレーMR2の常閉接点MR2−aをそれぞ
〓〓〓〓
れ介装したのである。 しかして、前記アンロード電磁弁SVの動作に
よる圧縮機2の容量制御時には、第1リレーMR1
を励磁して第1増速回路10aの常開接点MR1−
aを閉じ、前記モータ5を中速Mの定常運転時よ
りも高速Haに回転させるのであり、また室内温
度が下がつて圧縮機2が停止したときには、前記
第2リレーMR2が励磁して、前記第2増速回路1
0bの常開接点MR2−aを閉じ、前記モータ5を
第1増速回路10aの動作時における回転数より
もさらに高速Hbとなし、前記フアン6による風
量を最大となすのである。 又、極数変換方式により圧縮機2の容量制御を
行なう場合でも、第4図のごとく、適用できる。 第4図に示したものは、2極−4極変換方式の
圧縮機2を用いたもので、運転スイツチSW1に2
段サーモスタツトの低温サーモスタツトTh1と高
温サーモスタツトTh2とを直列に接続し、この高
温サーモスタツトTh2の高温側接点に、前記圧縮
機2モータの2極側開閉器MC1と前記リレーMR
との並列回路を接続し、前記高温サーモスタツト
Th2の低温側接点に、前記圧縮機2モータの4極
側開閉器MC2を接続し、前記リレーMRの常開接
点MR−aを前記モータ5の接続回路9に、ま
た、常閉接点MR−bを前記増速回路10にそれ
ぞれ介装したものであつて、前記圧縮機2を2極
運転として100%能力運転する場合には、前記リ
レーMRを励磁し、前記室内フアン6のモータ5
を定常運転とし、また、圧縮機2を4極運転とし
て50%の能力に容量制御する場合には、前記リレ
ーMRを消磁し、前記増速回路10に介装した常
閉接点MR−bを閉じたまゝとし、前記モータ5
を高速H運転とするのである。 又、圧縮機2の容量制御は、前記した複数気筒
のうちの1部を不作動とする方式及び極数変換方
式以外、2台以上の圧縮機を用いて、その運転台
数の制御により行なうこともできる。 以上説明したごとく本考案の空気調和機は、室
内フアン6のモータ5に増速回路10を設け、こ
の増速回路10を圧縮機2の容量制御による冷凍
能力低減時に動作させて、前記フアン6からの風
量を圧縮機の100%能力運転時よりも増大させる
べくしたから、圧縮機2の容量制御による冷凍能
力低減時には、フアンからの風量の増大により、
作業者にドラフト感を与えて快適な冷房運転が行
えるのである。 また圧縮機の容量制御をして能力低下させるに
も拘わらず、ドラフト感を与え得るため、室内サ
ーモスタツトの設定値を高く設定できて、消費電
力を節減でき、省エネルギーとなるのである。 また圧縮機2を停止時においても室内フアン6
のフアンモータ5を増速可能とすれば、ドラフト
効果による快適な送風冷房運転が可能となる。 また圧縮機2の停止時の室内フアン6の風量
を、圧縮機2を容量制御時の室内フアン6の風量
より大とするごとくフアンモータ5を増速可能と
すれば、各運転時に適したドラフト効果を発揮せ
しめることができ、良好な送風冷房運転が可能と
なる。
温度は、容量制御運転時の方が高いが、人体周囲
の気流速度Uxが0.2m/sec分だけ大きいためドラ
フトによる体感温度の差は、0.9℃あり、従つて
(Ta−体感温度)は、100%能力の運転時より高
い1.26℃となる。 従つて、室内フアン風量を150%とする50%能
力の容量制御運転の切換温度を高く設定(例えば
30.8℃)しても、この切換温度より低い温度(例
えば30℃)で室内フアン風量100%とする50%能
力の容量制御運転に切換える場合と同じ体感温度
が得られることになる。 尚本考案において、100%能力運転時、室内フ
アン6の回転数は、手動切換スイツチSW3の操作
により選択できるが、その風量の最大を100%
(中速Mのこと)とした場合、回転数の調節は、
風量を例えば80%(低速Lのこと)に減少するの
であつて、50%能力の容量制御運転時の回転数
は、100%能力運転時の最大風量以上の風量が得
られる回転数とするのである。又100%能力運転
時の最大風量は、高圧が高くなりすぎる危険が生
じない範囲に設定することが好ましい。 また、さらに室内温度が低下すると、低温サー
モスタツトTh1が低温側接点に切換わり、前記圧
縮機2は停止する。この場合も50%能力制御運転
時と同様に前記フアン6は高速回転するものであ
る。 以上説明した実施例においては、前記フアンモ
ータ5は圧縮機2の停止時における回転数を50%
能力の容量制御時における回転数と同速とした
が、、前記圧縮機2の停止時における回転数を前
記容量制御時の回転数より大となすこと可能であ
り、この場合には第3図のごとくなすのである。 即ち、第3図に示したものは、前記送風スイツ
チSW2と前記室内フアン6のモータ5との接続回
路9に、第1増速回路10aと、該第1増速回路
10aの動作時における増速より高速に増速する
第2増速回路10bとを設けると共に、前記モー
タ5の制御用リレーを2個用い、第1リレーMR1
を、前記アンロード電磁弁SVと並列に接続し、
第2リレーMR2を、前記低温サーモスタツトTh1
の低温側接点に接続する一方、前記接続回路9
に、前記第1及び第2リレーMR1,MR2の常閉接
点MR1−b,MR2−bを直列に介装し、前記第1
増速回路10aに前記第1リレーMR1の常閉接点
MR1−aを、また、前記第2増速回路10bに、
前記第2リレーMR2の常閉接点MR2−aをそれぞ
〓〓〓〓
れ介装したのである。 しかして、前記アンロード電磁弁SVの動作に
よる圧縮機2の容量制御時には、第1リレーMR1
を励磁して第1増速回路10aの常開接点MR1−
aを閉じ、前記モータ5を中速Mの定常運転時よ
りも高速Haに回転させるのであり、また室内温
度が下がつて圧縮機2が停止したときには、前記
第2リレーMR2が励磁して、前記第2増速回路1
0bの常開接点MR2−aを閉じ、前記モータ5を
第1増速回路10aの動作時における回転数より
もさらに高速Hbとなし、前記フアン6による風
量を最大となすのである。 又、極数変換方式により圧縮機2の容量制御を
行なう場合でも、第4図のごとく、適用できる。 第4図に示したものは、2極−4極変換方式の
圧縮機2を用いたもので、運転スイツチSW1に2
段サーモスタツトの低温サーモスタツトTh1と高
温サーモスタツトTh2とを直列に接続し、この高
温サーモスタツトTh2の高温側接点に、前記圧縮
機2モータの2極側開閉器MC1と前記リレーMR
との並列回路を接続し、前記高温サーモスタツト
Th2の低温側接点に、前記圧縮機2モータの4極
側開閉器MC2を接続し、前記リレーMRの常開接
点MR−aを前記モータ5の接続回路9に、ま
た、常閉接点MR−bを前記増速回路10にそれ
ぞれ介装したものであつて、前記圧縮機2を2極
運転として100%能力運転する場合には、前記リ
レーMRを励磁し、前記室内フアン6のモータ5
を定常運転とし、また、圧縮機2を4極運転とし
て50%の能力に容量制御する場合には、前記リレ
ーMRを消磁し、前記増速回路10に介装した常
閉接点MR−bを閉じたまゝとし、前記モータ5
を高速H運転とするのである。 又、圧縮機2の容量制御は、前記した複数気筒
のうちの1部を不作動とする方式及び極数変換方
式以外、2台以上の圧縮機を用いて、その運転台
数の制御により行なうこともできる。 以上説明したごとく本考案の空気調和機は、室
内フアン6のモータ5に増速回路10を設け、こ
の増速回路10を圧縮機2の容量制御による冷凍
能力低減時に動作させて、前記フアン6からの風
量を圧縮機の100%能力運転時よりも増大させる
べくしたから、圧縮機2の容量制御による冷凍能
力低減時には、フアンからの風量の増大により、
作業者にドラフト感を与えて快適な冷房運転が行
えるのである。 また圧縮機の容量制御をして能力低下させるに
も拘わらず、ドラフト感を与え得るため、室内サ
ーモスタツトの設定値を高く設定できて、消費電
力を節減でき、省エネルギーとなるのである。 また圧縮機2を停止時においても室内フアン6
のフアンモータ5を増速可能とすれば、ドラフト
効果による快適な送風冷房運転が可能となる。 また圧縮機2の停止時の室内フアン6の風量
を、圧縮機2を容量制御時の室内フアン6の風量
より大とするごとくフアンモータ5を増速可能と
すれば、各運転時に適したドラフト効果を発揮せ
しめることができ、良好な送風冷房運転が可能と
なる。
第1図は本考案空気調和機の一実施例を示す概
略断面図、第2図はその電気回路図、第3及び第
4図は他実施例の電気回路図である。 2……圧縮機、4……蒸発器、5……モータ、
6……室内フアン、10……増速回路、10a…
…第1増速回路、10b……第2増速回路。 〓〓〓〓
略断面図、第2図はその電気回路図、第3及び第
4図は他実施例の電気回路図である。 2……圧縮機、4……蒸発器、5……モータ、
6……室内フアン、10……増速回路、10a…
…第1増速回路、10b……第2増速回路。 〓〓〓〓
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮機2を容量制御することにより冷房能力
を制御するごとくした空気調和機において、蒸
発器4に付設する室内フアン6のモータ5を変
速可能として、前記モータ5に増速回路10を
設け、この増速回路10を、前記冷房能力の低
減時動作させ、前記室内フアン6からの風量を
増大するごとくしたことを特徴とする空気調和
機。 (2) 室内フアン6のモータ5に設ける増速回路1
0を、圧縮機2の容量制御及び圧縮機2の停止
による冷房能力の低減時動作させるごとくした
実用新案登録請求の範囲第1項記載の空気調和
機。 (3) 増速回路10を、圧縮機2の容量制御動作さ
せる第1増速回路10aと、該第1増速回路1
0aの動作時における増速より高速に増速し、
前記圧縮機2の停止時動作させる第2増速回路
10bとにより構成した実用新案登録請求の範
囲第1項記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP788681U JPS6126829Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP788681U JPS6126829Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57120940U JPS57120940U (ja) | 1982-07-27 |
JPS6126829Y2 true JPS6126829Y2 (ja) | 1986-08-11 |
Family
ID=29806061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP788681U Expired JPS6126829Y2 (ja) | 1981-01-21 | 1981-01-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126829Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5585556B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2014-09-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
JP6932264B2 (ja) * | 2018-08-15 | 2021-09-08 | 三菱電機株式会社 | 空調装置、制御装置、空調方法及びプログラム |
-
1981
- 1981-01-21 JP JP788681U patent/JPS6126829Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57120940U (ja) | 1982-07-27 |
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