JPS61267902A - ディジタル映像信号の磁気記録および磁気記録再生装置 - Google Patents

ディジタル映像信号の磁気記録および磁気記録再生装置

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JPS61267902A
JPS61267902A JP60108186A JP10818685A JPS61267902A JP S61267902 A JPS61267902 A JP S61267902A JP 60108186 A JP60108186 A JP 60108186A JP 10818685 A JP10818685 A JP 10818685A JP S61267902 A JPS61267902 A JP S61267902A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ディジタル映像信号の磁気記録再生装置に関
するものであシ、特に、映像信号をディジタル信号に変
換して磁気記録するときの記録時間を、長時間化するの
に好適なディジタル映像信号の磁気記録および磁気記録
再生装置に関するものである。
〔発明の背景〕
テレビジ冒ン学会誌、第34巻、第3号、213頁〜2
20頁に記載のように、従来のディジタル映像信号の記
録再生装置(以下ディジタルVTRト称スる)は、ヘリ
カルスキャン形で記録帯域を拡大するために、シリンダ
の回転数を高速化すると同時に、複数のヘッドで同時記
録し、通常、1フイールドの情報を4〜10本程度のト
ラックで構成する。
また、ディジタル情報の帯域幅を減少するためのPCM
方式も提案されている。
しかし、一般の家庭用VTRに上記の従来技術を用いた
場合には、記録時間が一〜−程度に減小する。したがっ
て、家庭でテレビ番組を録画するためには、現在のVH
5方式、ベータ方式と呼ばれるものく対して4〜10倍
の記録テープを必要とするため、経済効率がきわめて悪
いという問題点があった。
〔発明の目的〕
本発明は前述の問題点を除去するためになされたもので
あ夛、その目的は、ディジタルVTRの従来技術におい
て配慮されていなかった。ディジタル情報記録帯域の確
保と、長時間記録化を両立化するディジタル映像信号の
記録装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
前記の目的を達成するために1本発明は、ディジタル映
像信号の記録帯域を、確保するために、シリンダの回転
数、ヘッドの構成数を従来技術のままとし、隣接するト
ラック間でそれぞれ異なった周波数スペクトルの信号と
なるようにディジタル情報を変調し、隣接するトラック
を記録するヘッドにアジマス角度差をもたせてアジミス
記録し、テープ上に記録されるトラックが互いに接する
よ5に記録パタンを構成するよう1にした点に%徴があ
る。
〔発明の実施例〕
以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。第
1図は本発明の一実施例のブロック図である。第1図に
おいて、1はカラー映像信号の入力端子、2は入力端子
11/c入力された輝度信号のレベルを一定化するため
のAGC回路。
3はAGC回路2の出力を輝度信号と搬送色信号とに分
離する分離回路、4は搬送色信号に含まれるバースト信
号のレベルを一定化するためのACC回路、5は搬送色
信号を復調して2′)の色差信号、たとえば、(B−y
)信号と(R−y)信号を発生する色復調回路である。
6.7.8はアナログ−ディジタル変換器(以下ADコ
ンバータと略す)によって発生するおり返し雑音を防止
するための低域フィルタ(以下LPFと略す)、?、1
0.11は低域フィルタ6.7゜8の出力であるアナロ
グ信号をディジタル信号に変換する第1の変換手段とし
てのAI)コンバータである。
12JtADコンバータ10.11かラハラレルに入力
されるディジタル情報(以下データと称する)をシリア
ルデータとして出力するパラレル−シリアル変換器(以
下p −+ 5変換器と略す)、13゜14はADコン
バータ? 、P−5変換器12の出力を入力し、エラー
訂正に必要なデータの付加やデータの並べ替えなどをお
こなうデータ処理回路である。
15はデータ処理回路13の出力データを周知のNRZ
I方式で変調する第1の変調手段としての変調器、16
はデータ処理回路14の出力データを周知のBi −P
Aaz一方式で変調する第2の変調手段としての変調器
、17.18は変調器15.16の出力を増幅する記録
アンプ、  19.20は記録アンプ17.18に接続
された記録電流の調整回路、21゜22、23.24は
記録ヘ−ラド、25は磁気テープである。
26.27.28.29は再生ヘッド、 30.31は
再生へラドからの再生信号を増幅する再生アンプ、32
゜33はテープ・ヘッドの磁気記録特性を保障するため
のイコライザ回路、34は前記NRZI方式で変調され
たデータを復調する第1の復調手段としての復調器、3
5は前記Bi −Phaz一方式で変調されたデータを
復調する第2の復調手段としての復調器、36.37は
復調器54.55の出力を入力し、テープヘッド系で発
生したドロップアウトなどによるデータの誤シを訂正す
るデータ処理回路である。
38はデータ処理回路37からのシリアルデータをパラ
レルデータに変換するシリアル−パラレル変換器(以下
5−+ p変換器と略すL39゜40.41は第2の変
換手段としてのディジタル−アナログ変換器(DAコン
バータと略す)、42゜43、44は標本化された信号
を補間するためのLPF、45はLPF 43,44か
ら出力された2つの色差信号を、色副搬送波で直交2相
変調し搬送色信号を発生するエンコーダ回路、46は再
生された輝度信号と搬送色信号を合成する混合回路、4
7は再生カラー映像信号の出力端子である。
上記の構成において、LPF 6 、7 、8はADコ
ンバータ9,10,11の符号化周波数に応じておシ返
し雑音を防ぐようカットオフ周波数を選定する。色復調
回路5の出力信号は説明の便宜上(R−y)信号と(J
−y)信号とするが、当然ながら、たとえば、!信号と
Q信号でも良い。
この場合には、エンコーダ回路45の変調方式を色復調
回路5と一致させるよう構成する。
データ処理回路13,14,36.37は前述したテレ
ビジ曹ン学会誌第34巻、第3号、213頁〜220頁
に述べられる従来技術による符号誤シ修正を実現するよ
う構成する。符号誤シ修正の方式の違いによって本発明
の実施が制限されるものではない。
48は、輝度信号、(R−y)信号と(B−Y)信号を
入力し、標本化してディジタル信号に変換した、輝度信
号データとクロマ信号データを出力する入力信号変換回
路で、前記ADコンバータ9,10.11とP−5変換
器12とで構成されている。
49は輝度信号データとクロマ信号データを入力し、ア
ナログ信号に変換された輝度信号(R−y)信号と(B
−y)信号を出力する出力信号変換回路で、前記s−p
変換器38とDAコンバータ39,40.41とで構成
されている。
第2図は、前記第1図の入力信号変換回路48の1例を
示すブロック図で、前記第1図と同一部分に同一符号を
付して説明を省略する。第2図において、301は輝度
信号の入力端子、302は(B−y)信号の入力端子、
303は(R−y)信号の入力端子、304は輝度信号
データの出力端子、305はクロマ信号データの出力端
子、201は標本化クロック信号の発生回路、202は
の遅延回路である。
第3図は、上記標本化クロック信号の発生回路201の
例を示すブロック図で、第3図において、311は色副
搬送波周波数fscの基準副搬送波の入力端子、312
は標本化クロック信号の出力端子、214は位相検波器
、215は発振周波数が略’fscの電圧制御屋発振器
(以下VCOと略す)、216は一分周回路である。上
記入力端子311に入力する信号は通常カラー映像信号
に含まれて伝送されるバースト信号で、出力端子312
には周波数’fscのクロック信号が出力される。
第4図は前記第1図の出力信号変換回路49の1例を示
すプロ22図で、前記第1図と同一部分に同一符号を付
して説明を省略する。第4図において、306は再生輝
度信号データの入力端子、307は再生クロマ信号デー
タの入力端子、308は輝度信号の出力端子、309は
(B−y)信号の出力端子、310は(R−y)信号の
出力端子、207はクロマ信号との遅延時間を合わせ2
09ハ(B−Y)信号と(R−YiM号の遅延時間を合
わせるための遅延回路、210は標本化されたデータを
アナログ信号に変換するためのクロック信号の発生回路
で、この出力信号周波数は略’ fscである。211
,212はラッチ回路、213はスイッチ回路である。
第5図は、第2図と第4図の各部の信号波形図を示すも
のである。第5図において、αは輝度信号を標本化する
クロック信号であり、第26は、輝度信号の標本化タイ
ミングを示すもので、Yn 、 Y、ヤ1はそれぞれ標
本化された量子化データを示す。本発明では前述したご
とく量子化データ数は8ビツトであり、第2図の出力端
子304に出力する輝度信号データは、標本化周期に対
して8ビツト分の情報となる。
Cは1色差信号を標本化するクロック信号でである。
dは(B−y)信号の標本化タイミング、−は(R−y
)信号の標本化タイミングを示すものである。
fは、遅延回路206の出力信号であり、標本化タイミ
ング−に対して1ビツト分遅延したデータである。
!はスイッチ回路203の切替え信号であシ、号データ
dと出力信号データfを交互に選択して出力端子305
に出力する。
人は、出力端子SOSに出力されるクロi信号′データ
であシ、標本化周期に対して6ビツト分の情報である。
iとlは第4図のスイッチ回路213の出力信号である
。このスイッチ回路213は、前述した切替え信号!と
同じ周期で、クロマ信号データ入力端子307の信号を
分配する。この入力端子307の信号は前述したクロマ
信号データhと同じタイミングである。
jは、(R−y)信号iをラッチするためのラッチ回路
211、(J−Y)信号風をラッチするだめのラッチ回
路212のクロック信号である。
kは、ラッチ回路212の出力信号であり、信号−が信
号jの1周期分ラッチされた信号である。
上記(B−y)信号風は、遅延回路209の出力信号で
あり、(R−y)信号lとの間の遅延時間を補正した信
号である。
ルはラッチ回路211の出力信号であり、信号mが信号
ノ゛の1周期分ラッチされた信号である。
Oは遅延回路207の出力信号であシ、入力端子306
の輝度信号データと(B−1’)信号、(R−y)信号
データとの遅延時間を補正した信号である。Pは遅延回
路207のクロック信号である。
第6図は、ディジタル信号の変調方式を説明する波形図
であシ、2Aは周波数fcのクロックるNRZ方式と呼
ばれる方式で変調した信号であり、クロック信号の周期
に応じて“H“レベルが“1“、°L″レベルが“0°
、を表わす2値信号である。2CはNRZI方式と呼ば
れる方式で変調した信号であり、クロック信号の周期に
応じて反転した場合は゛1°、無反転の場合は“0°を
表わす2値信号であり、NRZ方式とほとんど同じ方式
である。2Dは、Bi −Phaa一方式で変調した信
号であり、クロック信号の周期内で必ずデータが反転す
るように符号化する。
第7図は、変調方式の違いによるディジタル信号の周波
数スペクトルを表わす図である。第7図において、横軸
3Bは周波数を表わし、縦軸3Aは相対レベルを表わす
。Tはクロック信号のNRZ f方式で変調されたディ
ジタル信号のスペクトル、曲M 102はBi −Ph
az一方式で変調されたディジタル信号のスペクトルで
ある。
NRZI方式で変調された信号は第6図から容易に推測
できるように、ディジタル信号の反転間隔が無限に長く
なる場合があり得るため、直流成分を多く含んだ信号で
、かつ、反転間隔の最少周期はクロック周波数の1周期
分に相当するため1周波数スペクトルの上限値はりaツ
ク周波数fcに一致する。
一方、Bi −Phaz一方式で変調された信号は、ク
ロック周波数の1周期内で必ず反転するために、直流成
分を含まず、周波数スペクトルの上限値はクロック周波
数の2倍となる。
第8図は、第1図に示した本発明の実施例における変調
方式によシ変調された輝度信号データとクロマ信号デー
タの周波数スペクトルを表わす図である。第1図におい
て、輝度信号の標本化間隔をTY、クロマ信号の標本化
間隔をT。
とじ。
Tc−2rY ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・−・・・・・・・・ (1)に選定する。曲@ 1
03はNRZ I方式で変調した輝度信号データの周波
数スペクトルで、上限値調したクロマ信号データの周波
数スペクトルでである。
したがって、第1図の本発明実施例において磁気テープ
25に記録された輝度信号データとクロマ信号データの
周波数スペクトラムは、低域周波数帯では両者のスペク
トラムがほとんど重々らずに、つt#)、両者に大きな
レベル差が生じ高域周波数帯で重なるように、つまり、
両者のレベル差を略零に構成できる。
一方、ディジタル信号を記録再生する場合には、通常の
アナログ信号を記録再生する場合に比べ広帯域化が必要
であることが知られているミ(・現状の磁気記録再生技
術では、磁気媒体に記録する信号の波長がα3〜14μ
m程度までは可能であることが知られている。
一方、たとえば現状の家庭用VTRとして知られている
VH5方式は、回転するシリンダに2個の磁気ヘッドを
設けて、シリンダが1回転することで、1フレ一ム分の
カラー映像信号を記録再生できる。このVH5方式にお
ける磁気テープと磁気ヘッドとの相対速度は5.8s/
秒であり、したがって、記録波長π−0,3μ風とする
と、記録再生可能な周波数帯域f21Fは 程度である。
第1図の本発明実施例において、必要とする輝度信号の
帯域は通常3〜L5MHzであり、標本化するクロック
周波数は周知のナイキスト定理によシ、少なくとも6〜
7MHz以上が必要となる。
カラー映偉信号を標本化する場合には、通常クロック周
波数を色副搬送波周波数に同期させることが知られてい
る。
本発明実施例では、便宜上、輝度信号の標本化周波数f
crをfcr−2fsc (fscは色副搬送波周波数
)とし、量子化データ数を8ビツトの場合で説明するが
、これに限定されるものではなく、標本化周波数と量子
化データ数に応じて記録時間を選定することで、さらに
広帯域化も可能なことは説明するまでもない。
クロック周波数を2fsc、量子化データ数を゛8ビッ
トとし、前述したNRZI方式で輝度信号を― 変調した場合の周波数帯域は、前述の説明よ)2f、c
×8ビット= 2 X 3.58jV#z X 8 =
 57.5MHzである。
したがって、前述したVH5方式の家庭用VTRにおい
て、磁気テープと磁気ヘッドの相対速度を約3倍にする
ことで上記した輝度信号データを記録再生することが可
能となる。具体的には回転シリンダの回転数を3倍にす
れば良い。一方、クロマ信号の帯域は通常15MHz〜
1MHzであれば良く、標本化周波数はI MHz〜2
MHz  以上であれば良い。
本発明実施例では便宜上、クロマ信号の標本の場合で説
明する。クロマ信号データは(B−Y)信号と(R−y
)信号の2種類の信号であること、変調方式がBi −
Phaz一方式であることから、クロック周波数とビッ
ト数とを乗算した値の4倍の帯域が必要となシ である。
クロマ信号データは上記の輝度信号データと同時に記録
する必要があり、本発明では、回転シリンダ上に同時に
記録再生可能な2個の磁気ヘッドを配置する。
第9図は、本発明装置に適用して好適な回転ヘッドの構
成を示す図である。第9図において21と22 、23
と24は同時に記録再生可能なヘッドで、互いに近接し
て回転シリンダ109に取付けられ、たとえば上、下に
重ねた構造でも良く、また互いの高さを所定の位置だけ
ずらし、近接した場所に取付けても良いことは周知であ
る。
本発明の実施例では、ヘッド21と23で輝度信号デー
タ、ヘッド22と24でクロマ信号データを、記録再生
するよう配置した場合で説明するが、ヘッド22と24
で輝度信号データ、ヘッド21と23でクロマ信号デー
タを記録再生するように配置することも可能である。
第10図は1本発明装置に適用する回転ヘッドの別な構
成を示す図で、4個のヘッド21 、22.2324は
互いに90度間隔で回転シリンダ109に取付けである
。この構成の回転シリンダでは、ヘッド21と25で輝
度信号データ、22と24でクロマ信号データを記録再
生し、常に4個のヘッドのうち2個が磁気テープ25に
接触しているため、第9図の回転シリンダと基本的に同
じであることは容易に理解できる。上記ヘッド21〜2
4は記録と再生に兼用するが、第1図に示すように記録
用と再生用を別々に設けてもよい。
第11図は従来の回転ヘッドを用い、かつ、従来の記録
方式で記録した場合の磁気テープ上に形成される記録ト
ラックを示す図である。回転シリンダは、通常の家庭用
VTRの3倍で回転し2個のヘッドで同時に記録するた
め、6本のトラックでカラー映像信号の1フイ一ルド分
の情報となる。
第11図において、105は輝度信号の記録トラック、
106はクロマ信号の記録トラックを示し磁気テープ2
5上に交互に配置される。116は記録トラックの幅、
117は記録トラックと記録トラックの間に設けたーい
わゆるガートバンドと呼ばれる無信号部分の幅を示す。
第11図よシ容易に推測できるごとく、カラー映像信号
をディジタル信号に変換して記録再生するVTRは、通
常の家庭用VTRK比べて記録再生可能な時間が約−に
なる。したがって、記録時間を長くするためには、第1
1図において、トラック幅116を減少し、ガートバン
ド幅117ヲ無くす必要がある。
一方、通常のVTRでは、回転シリンダ上の磁気ヘッド
が磁気テープ上に記録トラックを形成する場合に、機械
的な精度の制約から記録トラックが直線的でなく、いわ
ゆる、トラック曲りと呼ばれる記録トラックの形状的な
歪が発生する。また、電気的な誤差から発生するトラッ
キングエラーと呼ばれる磁気ヘッドと記録トラックとの
ずれが発生する。
これらが発生した場合でも、正常に記録、再生できるよ
うに、磁気ヘッドの幅を記録トラックの幅よシ5〜10
μm程度広くすることが一般的に知られている。このた
め、第11図において、たとえばガートバンド幅117
を無くした場合には、本来再生しているトラックの信号
の他に隣接するトラックの信号がもれ込んで再生され、
いわゆる、隣接クロストーク妨害となる。隣接りaスト
ーク妨害の大きさは次式で示されることが周知である。
(2)式において、Dはメイントラックの信号成分、μ
は隣接トラックからのクロストーク成分の大きさを示し
、Wは記録トラックの幅、dは記録トラック幅と再生ヘ
ッドのトラック幅との差、ψは記録ヘッドのギャップと
再生ヘッドのギャップとの傾きの差、πは記録波長であ
る。
メイントラックの信号を正常に再生するためには、隣接
?ロストーク妨害をおよそ一20tLB程度以下にする
必要がある。たとえば第11図において、トラック10
5と106の記録ヘッドと再生ヘッドのギャップの傾き
が一致している場合で、ガートバンド幅117を無くし
、再生ヘッドの幅を記録トラックの幅Wに対して5μ風
広くした場合に、隣接クロストーク妨害を一20tLB
  以下にするための記録トラック幅は、前記(2)式
よシ求まる。
一20dB −20ツク (−) 1G    。
この式を整理して、記録トラック幅Wを求めると、次の
ようになる。
W 虐 5rJA寓 したがって、単に、ガートバンド幅117を無くした場
合でも記録トラック幅として50μmを必要とし、1フ
イ一ルド分のカラー映像信号を記録再生するためには5
0μ5X6−300μ隅が必要である。
そこで、本発明では、隣接するトラックを記録するヘッ
ドのギャップの傾きを異ならせ、いわゆる、アジマス記
録することにより、必要なトラック幅を減少させるもの
である。
第12図は、本発明によ〕磁気テープ25上に形成され
る記録トラック105.106を示す図で、前記第11
図と同一部分には同一符号を付する。
第12図において、記録トラックの幅116は約10μ
mである。輝度信号データを記録したトラック105と
、クロマ信号データを記録したトラック106を形成し
た記録ヘッドは、互いに異なったギャップの傾きに々る
よう回転シリンダ109(第9図、第10図)に取りつ
けられている。
第13図は、本発明装置に適用する記録ヘッド21.2
2のギャップの傾きを示す図である。第13図において
、117は輝度信号データを記録する磁気ヘッド21の
ギャップ、118はりaマ信号データを記録する磁気へ
ラド22のギャップ、107゜108はギャップ117
,118の傾き角を示す。
第14図は、上記第13図のヘッド構成で第12図の記
録トラックの記録データを再生した場合の隣接クロスト
ーク妨害を示す図である。この第14図は前述した(2
)式において、記録トラック幅w−10μ簿、記録トラ
ック幅と再生ヘッドのトラック幅との差d−5μ隅、相
対速度v −5,8/秒X 3−17.4m/秒とした
場合であり、横軸9Bは周波数を示し、縦軸9Aは隣接
クロストークのメイントラックの信号に対する相対値を
示す。
上記第14図において、曲線119は、メイントラック
と隣接トラックを記録再生する磁気ヘラトノギャップの
傾き角ψ−20度の場合、曲線121は、ψ−60°の
場合を示す。120はψ−20度の場合で約30Mfz
帯での隣接クロストーク量を示し、約−22tlBであ
る。一方、低周波帯域での隣接クロストーク貴は、約−
10,[9である。
本発明では、第12図で前述したごとく、輝度信号デー
タを記録するトラックと、りaマ信号データを記録する
トラックを交互に磁気テープ上に形成し、かつ、第7図
で説明した如く、輝度信号データとりaマ信号データの
周波数スペクトルは、それぞれNRZ f方式、Bi−
Phase方式という異なった方式で変調するため、低
域周波数帯では、はとんど両者の周波数スペクトルは重
ならず、磁気ヘッドの隣接りaストーク量が約−10d
Jと大きくなっても、隣接りaスト−りによる妨害はほ
とんど問題となら彦い。
一方、輝度信号データとクロマ信号データの周波数スペ
クトルが重なる高域周波数帯域は、輝度信号データの標
本化周期Tアに対して□2Tア の周波数であ夛、記録周波数は、量子化データ数が8ビ
ツトであることから換算して 2fscX 8 ”k 
2B、6 MHz以上の帯域である。したがって前記第
14図に示したごとく、30ME%以上の帯域での隣接
クロストーク量は、互に隣シ合うトラックを形成する輝
度信号データを記録するヘッドとクロマ信号を記録する
ヘッドのギャップ傾きが約20度以上あれば一20dB
以下となシ、妨害信号とはならない。
ゆえに、本発明では、記録ドラッグ幅として10μm必
要とするのみで良く、1フイ一ルド分のカラー映像信号
を記録再生するためには。
10μ5X6−60μmで良いことに々る。
以上の説明において、記録トラック幅を10μ篤とした
が、本発明はこれに制限されるものでなく、記録時間を
考慮して適当に選定すれば良い。
また、隣接するトラックを輝度信号データとりaマ信号
データで形成する場合についてのみ説明したが、本発明
の本質は (11隣接するトラックを形成する信号の周波数スペク
トラムが重ならないように変調すること、 (2)  隣接するトラックを記録再生するヘッドのギ
ャップが傾きをもつこと であり、たとえば、輝度信号とクロマ信号を分離しない
でディジタル信号に変換するような構成にも、適用でき
る。
また、ディジタル信号の変調方式として、NRZ f方
式とBi −Phase方式とで説明したが、互いに占
有する周波数スペクトラムの帯域が異なる変調方式であ
れば良く、前記したテレビジ璽ン学会誌に記載された他
の変調方式を採用することができる。
第15図は前記第1図と同一部分に同一符号を付した本
発明の別な実施例を示すブロック図である。第15図に
おいて、第1図と異なる点は、LPF6,7.8の前に
エンファシス回路50,51.52を設けたこととLP
F42,43.44の後にディエンファシス回路53,
54.55を設けたことである。
第16図は輝度信号に対するエンファシス回路500Å
出力特性を示す特性図である。横軸16Bは周波数、縦
軸16,4はエンファシス量を示す。
また、曲I9245,246,247はそれぞれ輝度信
号の入力レベルが0rLB、−10dE、 −2Ort
Bの場合のエンファシス量を示す。
第17図は輝度信号に対するディエンファシス回路53
の入出力特性を示す特性図である。横軸17jlは周波
数、縦軸17,4はディエンファシス量を示す。また、
曲線248,249,250はそれぞれ輝度信号の入力
レベルが0rLB 、 −104B 、 −20eLE
の場合のディエンファシス量を示す。
ディエンファシス回路53は、入力信号ルベルが小さく
なった場合の量子化ノイズを抑圧すルモので、エンファ
シス特性をディエンファシス特性の逆特性とすることで
、ノイズ成分のみ抑圧する。
エンファシス特性は通常100fHz〜I MHz帯域
以上を強調する特性とするが、これに限定するものでな
く、ノイズ成分の抑圧効果から適当な周波数に選定すれ
ば良い。(B−y)信号と(R−y)信号とのエンファ
シス回路51 、52 。
ディエンファシス回路54.55の特性は、クロマ信号
の帯域を考えて適当に選定すれば良く、また、エンファ
シス回路51と52の特性を一致させる必要はない。た
だし、エンファシス回路51はディエンファシス回路5
4の逆特性、エンファシス回路52はディエンファシス
回路55の逆特性であることが必要である。
また、第15図の構成によれば、量子化ノイズを抑圧で
きるため、ディジタル信号に変換する場合の量子化デー
タ数の低減も可能となる。たとえば第1図では輝度信号
を8ビツト、CB−Y)信号と(R−y)信号を6ビツ
トに量子化する。場合について説明したが、第15図で
は、それぞれ7ビツト、5ビツトに低減することも可能
である。この場合には、ディジタル信号の記録帯域なる
第15図において、エンファシス回路50,51.52
は、LPF6,7.Bの前段に設けた方がLPFの帯域
外抑圧度特性の点で有利であることは容易に理解でき、
ディエンファシス回路53,54,554LPF 42
,45.44の後段に設ける。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、ディジタル変換した映
像信号を隣接するトラック間でそれぞれ異なった周波数
スペクトルの信号となるよ5に変調し、この変調信号を
上記トラックが互 ゛に接するようにアジマス角度差を
もたせたヘッドでアジマス記録するように構成したので
、低域周波数帯では上記のように変調したことにより、
また、高域周波数帯では上記のようにアジマス記録とし
たことによシ、隣接ククストーク妨害を少なくできる。
このため、隣接トラック間のガートバンドを不要とし、
記録トラック幅を狭くして、記録テープの経済効率を大
幅に改善でき、記録時間を長時間化することができる。
つまシ、記録トラック幅2回転シリンダの直径、テープ
送り速度などの設計値を前記実施例の数値に選定した場
合、従来のディジタル映像信号の磁気記録再生装置に比
べて5〜6倍の記録密度(記録時間)の向上が実現でき
る。
また、ディジタル変換された映像信号の品質を向上する
ためには、記録トラック幅を広げればよいので、この記
録トラック幅を従来装置の記録トラックと同じにしても
、ガートバンドの不要分だけ、記録時間を向上でき、約
2倍の記録密度を得ることができる効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明磁気記録再生装置の第1実施例を示すブ
ロック図、第2図は第1図装置の構成要素である入力信
号変換回路のブロック図、第3図はその入力信号変換回
路の構成要素である標本化りaツク信号の発生回路のブ
ロック図第4図は第1図装置の構成要素である出力信号
変換回路のブロック図、第5図は第2図、第4図の回路
各部の信号波形図、第6図はディジタル信号の変調方式
を説明する信号波形図、第7図、第8図は記録信号の周
波数スペクトラムな説明する図、第9図、第10図は磁
気ヘッドの配置を説明する図、第11図は従来の磁気記
録再生装置による記録トラックの構成図、第12図は本
発明磁気記録再生装置による記録トラックの構成図、第
13図は本発明装置の磁気ヘッドの取付は状態を説明す
る図、第14図は隣接クロストーク妨害のレベルを示す
図、第15図は本発明磁気記録再生装置の第2実施例を
示すブロック図、第16図、第17図は第2実施例を説
明する図である。 ’+’O+11・・・・・・・・・第1の変換手段(A
D変換器)13・・・・・−・・・・・・・・・・・・
・・・・・第1の変調手段(NRZI方式による変調器 14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・第2の変調手段(Bi −PhαI一方式による変調
器) 21〜24 、26〜29・・・・・・磁気ヘッド25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・磁
気テープ34・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・第1の復調手段(NRZI方式による変調信
号の復調器) 35・・・・・−・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2の復調手段(Bi−Phase方式による変調信号
の復調器)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アナログ映像信号をディジタル映像信号に変換す
    る変換手段と、上記ディジタル映像信号をそれぞれ異な
    った周波数スペクトルの信号となるように変調する第1
    、第2の変調手段と、この第1、第2の変調手段で変調
    された信号を隣接する記録トラックが互いに接するよう
    に磁気テープ上に記録するアジマス角度差をもたせて回
    転シリンダに取り付けた複数の磁気ヘッドと、からなる
    ことを特徴とするディジタル映像信号の磁気記録装置。
  2. (2)前記第1の変調手段がNRZI変調方式、前記第
    2の変調手段がBi−Phase変調方式であることを
    特徴とする前記特許請求の範囲第(1)項記載のディジ
    タル映像信号の磁気記録装置。
  3. (3)アナログ映像信号をディジタル映像信号に変換す
    る第1の変換手段と、上記ディジタル映像信号をそれぞ
    れ異なった周波数スペクトルの信号となるように変調す
    る第1、第2の変調手段と、この第1、第2の変調手段
    で変調された信号を隣接する記録トラックが互いに接す
    るように磁気テープ上に記録するアジマス角度差をもた
    せて回転シリンダに取り付けた複数の磁気ヘッドと、上
    記第1の変調手段で変調された上記磁気テープ上からの
    再生信号を復調する第1の復調手段と、上記第2の変調
    手段で変調された上記磁気テープ上からの再生信号を復
    調する第2の復調手段と、この第1、第2の復調手段で
    復調されたディジタル映像信号をアナログ映像信号に変
    換する第2の変換手段とからなることを特徴とするディ
    ジタル映像信号の磁気記録再生装置。
  4. (4)前記磁気ヘッドを記録および再生に兼用すること
    を特徴とする前記特許請求の範囲第(3)項記載のディ
    ジタル映像信号の磁気記録再生装置。
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