JP2558325B2 - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JP2558325B2
JP2558325B2 JP63117741A JP11774188A JP2558325B2 JP 2558325 B2 JP2558325 B2 JP 2558325B2 JP 63117741 A JP63117741 A JP 63117741A JP 11774188 A JP11774188 A JP 11774188A JP 2558325 B2 JP2558325 B2 JP 2558325B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気テープの表層に映像信号を、また磁
気テープの深層にデイジタル音声データを記録し再生す
るように構成した回転ヘツドヘリカルスキヤン方式の磁
気テープ記録再生装置に関するもので、特に再生信号の
再生等化(以下、イコライズと称す)特性を制御するよ
うになした磁気テープ記録再生装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第5図は、例えば1986年ICASSP予稿「ビデオテープレ
コーダにおける音声信号のデイジタル化に関する研究」
(A STUDY ON THE DI GITIZATION OF AUDIO SIGNALS FO
R VIDEO TAPE RECORDER(日立))に示された従来の磁
気テープ記録再生装置の構成を示すブロツク図であり、
同図において、(1)は映像信号(以下、ビデオ信号と
称す)記録処理回路、(2)はビデオ系記録アンプ、
(3)はビデオヘツドおよびオーデイオヘツドを内蔵す
る回転ドラム、(4)は磁気テープ、(5)はビデオ系
ヘツドアンプ、(6)はビデオ信号再生処理回路であ
る。
また、(7)はアナログ−デイジタル変換器(以下、
ADCと称す)、(8)はデイジタル音声信号(以下、オ
ーデイオ信号と称す)記録処理回路、(9)はオフセツ
ト4相差動位相信号変調回路(以下、4相位相変調回路
と称す)、(10)はオーデイオ系記録アンプ、(11)は
オーデイオ系ヘツドアンプ、(12)はオフセツト4相差
動位相変調信号復調回路(以下、4相位相復調回路と称
す)、(13)はデイジタルオーデイオ信号再生処理回
路、(14)はデイジタル−アナログ変換器(以下、DAC
と称す)である。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
ビデオ信号記録処理回路(1)に入力されたビデオ信
号の輝度信号はFM変調され、かつ色信号は低域に周波数
変換されて、記録アンプ(2)、回転ドラム(3)に内
蔵されたビデオヘツドを経由して磁気テープ(4)に記
録される。また上記ビデオヘツドで再生された信号はヘ
ツドアンプ(5)により増幅され、ビデオ信号再生処理
回路(6)によりビデオ信号に復元される。以上の動作
はVHS方式、β方式などの家庭用VTRの動作と同様であ
る。
一方、入力されたオーデイオ信号はADC(7)により
デイジタル信号に変換され、デイジタルオーデイオ信号
記録処理回路(8)により誤り訂正符号などを付加され
てパルスコード変調されたPCM信号に変換され、さらに
4相位相変調回路(9)によりオフセツト4相差動位相
変調信号(以下、QPSK信号と称す。)に変換されて記録
アンプ(10)、回転ドラム(3)に内蔵されたオーデイ
オヘツドを経由して磁気テープ(4)に記録される。な
お、オーデイオ信号はVHS方式のHi-Fiオーデイオ信号と
同様にビデオ信号の下側、つまり磁気テープ(4)の深
層に記録される。また、上記オーデイオヘツドで再生さ
れた信号はヘツドアップ(11)により増幅され、4相位
相復調回路(12)によりPCM信号が復元され、さらにデ
イジタルオーデイオ信号再生処理回路(13)により誤り
訂正などの処理が行なわれ、DAC(14)によりオーデイ
オ信号に復元される。
ここで、上記デイジタルオーデイオ信号処理回路
(8)、4相位相変調回路(9)の動作について第6図
〜第13図を参照してさらに詳細に説明する。
回転ヘツドタイプの磁気記録再生装置では上記PCM信
号は回転ヘツドの切替え周期に対応した形式のフオーマ
ツトで記録される。この一例を第6図に示す。PCM信号
は映像フイールド単位で構成され、1フイールドにつき
プリアンブルが4ブロツク、DATAが134ブロツク、ポス
トアンブルが3ブロツクの計141ブロツクで構成されて
いる。
第7図は第5図に示すデイジタル信号記録処理回路
(8)の詳細な構成を示すもので、デイジタルオーディ
オ信号はPCMデータ生成器(15)により誤り訂正符号な
どを付加され第6図で示すDATAブロツクのPCM信号に変
換される。一方、QPSK信号再生時のキヤリア信号とデー
タクロツクの再生動作を容易ならしめるような特定のパ
ターンのデータがメモリ(16)にたくわえられており、
第6図のプリアンブルおよびポストアンブルのPCM信号
として出力される。PCMデータ生成器(15)、メモリ(1
6)およびデータセレクタ(17)は音声信号のサンプリ
ング信号FS、データクロツクFCLに関連したnFS、mFCLな
るクロツク信号および回転ヘツド切替信号AH-SW信号を
入力とする制御回路(18)により制御される。
第8図は第5図に示す4相位相変調回路(9)の詳細
な構成を示すもので、上記PCM信号とデータクロツクFCL
はDタイプのフリツプフロツプ(以下D−FFと呼ぶ)
(21)〜(23)により構成される直並列変換器(20)に
おいて2.6MHzのデータクロツクFCLを1/2分周した1.3MHz
のクロツク信号 の立上りと立下りでPデータとQデータに分けられ、つ
ぎに、PデータとQデータは各々非他的論理和ゲート
(以下EX-ORと呼ぶ)(31)、(33)およびD−FF(3
2)、(34)で構成される差動エンコーダ(30)により
差動エンコードされてp−データ、q−データに変換さ
れる。PCMデータが00110011…(以下“0011"型と称
す。)の場合のP、Qデータ、p、qデータ変換の様子
を第9図に示す。p−データとqデータは共に の周期をもつ矩形波になり、そのスペクトルは第10図に
○印で示すように高域まで広がつているので、図中LPF
で示すような低域通過フイルタ(以下、LPFと称す。)
により帯域制限され・印で示すようなスペクトルを持つ
信号にした後キヤリア信号発生器(37)で発生される例
えば2.5MHzのキヤリア信号FCと共に、バランスミキサ
(41),(42)、加算器(43)および90°移相器(44)
で構成される4相移送変調器(40)に入力される変調さ
れる。オフセツト4相差動位相変調された信号QPSKのス
ペクトラムは、ランダムな信号に対しては、例えば「デ
イジタル変調回路の基礎」(オーム社1984)のP64の図
4.7に示すようなスペクトルであり、FC=2.5MHz、FCL=
2.6MHz(2.6Mbps)の場合第11図に示すようにFCを中心
として約±0.65MHzの広がりをもつ。一方、“0011"型の
PCMデータのp−データ、q−データは第10図に示すよ
うなスペクトル構造を有するので、上記p−データ、q
−データで変調する場合のQPSK信号スペクトルは などの固有のスペクトル成分をもつ。なお、上記p−デ
ータはq−データより45°進んでいるためこの場合のQP
SK信号のスペクトルは第12図に示すように 成分より約8dB程度大きくなつている。次に第9図にお
いて が逆相であるとすればp−データとQ−データが入れか
わり、従つてp−データとq−データも入れかわること
になるので各々p′−データ,q′−データと呼ぶことに
する。p′−データはq′−データより45°遅れている
ためこの場合のQPSK信号のスペクトルは第13図に示すよ
うに第12図とは逆に 成分の方が 成分より約8dB程度小さくなつている。以上のように、
同一のPCMデータに対しても差動エンコードしたデータ
が異なり従つてQPSK信号のスペクトルが異なるのがオフ
セツト4相差動位相変調の特徴である。なお、ランダム
な信号で変調した場合のQPSK信号スペクトルは第12図、
第13図においてQPSKで示した。上記QPSK信号は映像系な
どに妨害を与えたり、混変調の原因になつたりするほぼ
1MHz以下および4MHz以上の成分を帯域通過フイルタBPF
(45)により除去された後REC-QPSK信号として出力され
る。
つぎに、上記4相位相変調回路(9)により得られた
QPSK信号の再生および復調について第14図〜第18図を参
照して、さらに詳細に説明する。
第14図は第5図に示す4相位相復調回路(12)の詳細
な構成を示すもので、再生されたQPSK信号(PB-QPSK)
は再生イコライザ(50)により再生イコライズされEQ-Q
PSK信号となり、さらに同期検波回路(51)、キヤリア
再生回路(52)、クロツク再生回路(53)、データ再生
回路(54)によりPCM信号として復調される。この動作
は、例えば「直接衛星放送用PCM音声復調器」(Nationa
l Technical Report Vol.30 No.1 Feb.1984)P15の第6
図に示す同期検波方式によるP,Qデータ再生および逆変
調方式によるキヤリア信号の再生と、P19の第15図に示
すデイジタル位相比較型のクロツク信号再生がおこなわ
れ、さらに上記P,Qデータはデータ再生回路(54)にお
いて、差動デコード、並直列変換などの信号処理がおこ
なわれて元のPCM信号に復元される。
つぎに、QPSK信号の再生イコライズについて説明す
る。QPSK信号は第12図、第13図のQPSKまたは第15図の
「REC」で示すようなスペクトル形状をもつが、このよ
うなQPSK信号をオーデイオ系記録アンプ(10)、回転ド
ラム(3)に内蔵されるオーデイオヘツド、磁気テープ
(4)、オーデイオ系ヘツドアンプ(11)で構成される
記録・再生すれば、オーデイオ系ヘツドアンプ(11)の
出力は第15図の「PB1」または「PB2」で示すような低域
強調・高域抑圧形のスペクトル形状になる。この再生信
号のスペクトルを記録時のスペクトルに復元してオフセ
ツト4相位相復調動作を正しく行なわせるためのものが
再生イコライザ(50)であり、例えば第15図の「PB
1」,「PB2」に対しては第16図の「EQ1」,「EQ2」で示
す特性をもたせる。
上記QPSK信号は深層に記録されるので、後から表層に
記録される映像信号により部分的に消去され、またその
消去は高域側の信号の方が多く、さらに映像記録電流の
大きさにより消去の程度が変化するため、磁気テープ
(4)に記録される上記QPSK信号のスペクトルは必ずし
も一定ではない。記録モードとして標準モードと3倍モ
ードなどの長時間モードがある家庭用VTRの場合は磁気
テープ(4)に記録されるオーデイオ信号のトラツク幅
が異なるのみならずビデオ信号のトラツク幅も異なり、
その結果、深層に記録される上記QPSK信号のスペクトル
が大きく変化し、従つて、再生されるPSK信号のスペク
トルも異なる。第15図に「PB1」および「PB2」で示すス
ペクトルがそれぞれ標準モードおよび長時間モードの再
生スペクトルの一例である。PSK信号の再生スペクトル
はオーデイオヘツドの特性やビデオヘツドの特性によつ
ても変化する。また他のVTRで記録された磁気テープを
再生する場合には条件がさらに複雑になる。従つて、再
生イコライザの特性の自動制御(適応化)が必須であ
る。
再生イコライザ(50)としては一般に群遅延特性が平
坦な位相直線型イコライザが用いられる。
第17図は位相直線型イコライザを基本とした適応型再
生イコライザの一例を示すもので、発明者らの先行出願
(特願昭62-205518)によるものである。
まず、再生イコライザ(50)の動作について説明す
る。このイコライザは遅延時間の一定な遅延素子(60)
〜(63)、加算器(64),(65)、係数回路(66)〜
(68)および加算器(69)により構成され、振幅特性G
(ω)は G(ω)=K0−K1cosωτ+K2cos2ωτ (1) ただし、ω=2πf で表わされる。故に、係数回路(66),(67),(68)
の係数、すなわち利得(K0)、(−K1/2)、(K2/2)を
第16図に示す特性が得られるように定める。
例えば、遅延素子(60)〜(63)の遅延時間をτ=65
nsec、各係数回路(66)〜(68)の係数をK0=3.76、K1
=4.51、K2=0.94とすれば1.5MHz〜3.5MHzにおいてほぼ
8dB/MHzの特性が得られる。
つぎに再生イコライザの特性制御部(70)の動作につ
いて説明する。PB-QPSK信号は再生イコライザ(50によ
り再生イコライズされEQ-QPSK信号となる。このEQ-QPSK
信号は第18図の“H"および“L"で示す帯域の信号を通す
BPF1(71)とBPF2(72)および信号レベル検出器DET1
(73)とDET2(74)によりスペクトルの形状を検出され
る。タイミング信号発生回路(76)は回転ドラムの回転
位相検出信号D−PGによりオーデイオヘツドの切替りを
示すAH-SW信号やプリアンブル、ポストアンブルの位置
を示すPRE.AMB.信号、PST.AMB.信号を出力する。係数制
御部(75)は上記AH-SW信号、PRE.AMB信号、PST.AMB信
号とDET1(73)、DET2(74)の出力信号によりEQ-QPSK
信号のうち側帯波成分が分散しているDATA部分のスペク
トル形状を検出し、第18図においてEQ-QPSKで示すスペ
クトルをREC-QPSKで示すスペクトル(記録時のスペタト
ル)に一致させるように係数回路(66)〜(68)を制御
する。また、係数制御部(75)は係数回路(66)〜(6
8)を最適に制御するための数値データをあらかじめ容
易しているが一般であり、かつ、AH-SW信号によりオー
デイオヘツドの識別が可能であるのでPB-QPSK信号のス
ペクトル形状やオーデイオヘツドの特性などにかかわら
ず常に最適な再生イコライズ動作が行なえ、音声信号を
正しく復元できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の適応型再生イコライザは以上のよ
うに構成されているのでスペクトル形状検出用の帯域通
過フイルタ及びレベル検出器を精度良く作らねばなら
ず、また、QPSK信号のサイドバンドを帯域通過フイルタ
で取り出しているので信号レベルが小さくなり、従つて
スペクトル形状検出の信頼性が低いという問題があつ
た。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、再生スペクトルの形状検出精度を向上させ
ることにより常に最適のイコライズが行なえてオーデイ
オ信号を正しく復元することのできる磁気テープ記録再
生装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る磁気テープ記録再生装置は、記録トラ
ツクの一部のQPSK信号のキヤリア周波数FCを中心とし、
データクロツクFCLに対し高低対称の なる周波数スペクトルを有するパイロツト信号を周期的
に交互に記録する手段を有し、再生時に再生等化手段に
より再生等化されたパイロツト信号の振幅からQPSK信号
のスペクトル形状を間接的に検出する手段と再生等化手
段の特性を制御する手段を有し、再生等化特性を最適に
制御するように構成したことを特徴とする。
〔作用〕
この発明によれば、記録トラツクの一部に なるパイロツト信号を周期的に交互に記録しているの
で、パイロツト信号のレベルを検出することで容易に再
生等化特性の良否が判定でき従つて再生等化手段の特性
制御が容易に行なえる。故に記録モードやオーデイオチ
ヤンネルなどによつて磁気テープ上に記録されてQPSK信
号のスペクトル形状が異なる場合であつても、再生等化
されたQPSK信号のスペクトル形状が記録時のQPSK信号の
スペクトル形状に一致するように制御でき、常に最適の
再生等化動作を実現し、音声信号を正しく復元すること
ができる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例による磁気テープ記録再
生装置におけるパイロツトデータを示す。上記パイロツ
トデータは“0011"なるデータ列を複数個と、“0110"な
るデータ列を複数個をくり返すものであり、図中
(a)、(b)に示す<3H+6H>型パイロツトデータ及
び<6H+CH>型パイロツトデータの2種類のデータが対
応する。
つぎに第1図のパターンの効果について説明する。デ
イジタルオーデイオ信号記録処理回路(8)で発生され
たPCM信号は4相位相変調回路(9)を構成する直並列
変換回路(20)によりPデータとQデータに分けられ
る。
このときPデータとQデータは単に直列データを1つお
きに分けているだけであるので第1図に(e)で示すよ
うに<3H+6H>型パイロツトデータと<6H+CH>型パイ
ロツトデータの区別は出来ない。故に<3H+6H>型パイ
ロツトデータについて説明する。
第2図は<3H+6H>型パイロツトデータにおいて、
“3H"区間から“6H"区間に切替る場合、第3図は“6H"
区間から“3H"区間に切替る場合の直並列変換回路(2
0)と差動エンコーダ(30)の動作を説明する図であ
る。上記パイロツトデータは“0011"のデータ列と“011
0"のデータ列のくりかえしであり、このデータは2.6MHz
のデータクロツク信号FCLを1/2分周した1.3MHzのクロツ
ク信号 の立上りでP−データが、立下りでQ−データが取り出
され、さらにP−データ及びQ−データは差動エンコー
ドされ各々p−データ、q−データとなる。第2図及び
第3図においてp−データは“3H"区間及び“6H"区間に
対して常に01のくりかえしパターンであり の矩形波となる。一方q−データは第2図に示すように
“3H"区間においてはp−データに対して45°遅れた 矩形波となるが“6H"区間に切替えることによりp−デ
ータに対して45°進んだ の矩形波となり、さらに第3図に示すように“6H"区間
より“3H"区間に切替えることによりp−データに対し
て45°遅れた にもどる。なお、このp−データとq−データの位相関
係は“3H"区間に対しては第9図におけるp−データと
q−データと同じであり、QPSK信号のスペクトルは第12
図と同じである。
また、“6H"区間においては第9図におけるp′−デ
ータ及びq′−データと同じであり、QPSK信号のスペク
トルは第13図と同じである。すなわち、このようなp−
データ及びq−データを1ブロツク毎に“3H"区間、“6
H"区間と切替えてオフセツト4相差動位相変調すると、
第4図に示すように“3H"区間に対しては○印のスペク
トルが“6H"区間に対しては・印のスペクトルが1ブロ
ツク毎に周期的に得られ、 における最大振幅は同一レベルとなる。
以上の説明は第8図において差動エンコーダ(30)の
D−FF(32),(34)の出力p−1−データ及びq−1
−データの初期値を“0,0"として上記パイロツトデータ
を差動エンコードした場合の説明である。なお、p−1
−データ及びq−1−データの初期値は“0,0"以外に
“0,1"、“1,0"及び“1,1"の場合があるので以下に説明
する。
初期値が“1,1"の場合、差動エンコーダ(30)より得
られるデータは第2図及び第3図の−データ及び−
データで示すように、各々p−データ及びqデータに対
して180°反転したデータとなるが、その位相関係は変
らないので初期値“0,0"の場合と同様の効果が得られ
る。また、初期値“0,1"及び“1,0"の場合、差動エンコ
ーダ(30)より得られるデータは各々第2図及び第3図
に示すp−データと−データ及び−データとq−デ
ータとなり、初期値が“0,0"または“1,1"の場合とは位
相関係が異なる。例えばp−データと−データの場合
“3H"区間においてはp−データに対して−データは1
35°進んだ位相関係に、“6H"区間においてはp−デー
タに対して−データは135°遅れた位相関係になる。
このようなp−データ及び−データをオフセツト4相
差動位相変調すると、第4図に示すように“3H"区間に
対しては・印のスペクトルが“6H"区間に対しては○印
のスペクトルが交互に得られる。また、−データとq
−データの場合も位相関係は同じなので同様の効果が得
られる。
以上のように<3H+6H>型パイロツトデータをプリア
ンブル及びポストアンブルの位置に挿入することによ
り、プリアンブル及びポストアンブルの位置に なる2つの信号が1ブロツク毎に同一レベルで記録され
ることになり、第17図に示す適応型再生イコライザの再
生イコライザ特性制御部(70)は上記 の2信号のピーク値を検出し、上記2信号のレベルが一
致するように再生イコライザ(50)を制御すればよいこ
とになる。
なる信号は基本的にはスペクトルの広がりをもたないの
で再生イコライザ特性制御部(70)のBPF1(71)は 付近の減衰が少なくかつ、 の成分を実用上問題のない程度まで減衰であれば良く、
またBPF2(72)は 付近の減衰が少なく、かつ、 の成分の実用上問題のない程度まで減衰できるものであ
れば良いので通過特性の精度は比較的ゆるいもので良
い。さらに信号のレベル検出器DET1(73)、DET2(74)
の動作も安定する。
以上により<3H+6H>型または<6H+CH>型のくり返
しパターンは再生イコライザの特性制御のために用いる
のが適したものであるのがわかる。また、pデータ、q
データが基本的に の周期で変化しているのでデータクロツクの再生用とし
ても有用である。
なお、上記実施例ではくり返しパターンをプリアンブ
ルとポストアンブルの全部に入れたが、プリアンブルの
みに入れても、ポストアンブルのみに入れても、あるい
はプリアンブル、ポストアンブルを構成するブロツクの
一部に入れても良いことはいうまでもない。
また、上記実施例ではデータの切り換えは1ブロツク
毎に行つたが、それ以上の周期でもそれ以下の周期であ
つても良いことはいうまでもない。
また、上記実施例では“3H"データ列と“6H"データ
列、または“6H"データ列と“CH"データ列で行つたが、
“3H"データ列、“6H"データ列、“CH"データ列、“6H"
データ列及び“3H"データ列なる巡回型のデータ列であ
つても良いのはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によればPSK信号のキヤリア
周波数を中心にデータロツク周波数FCLの1/8はなれた において振幅の等しいパイロツト信号を有するQPSK信号
を周期的に交互に発生できる。“0011"型と“0110"型の
データ列を組み合わせたパイロツトデータ、または"011
0"型データ列と"1100"型データ列を組み合わせたパイロ
ツトデータをPCM信号の一部に入れたのでコストの上昇
を伴なわずに再生QPSK信号のスペクトル形状の検出が容
易になり、再生イコライズ特性の最適制御が容易になつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるQPSK信号スペクトル形状検出用
の“0011"型と“0110"型を組合せたパイロツトデータを
示す図、第2図及び第3図は第1図に示すパイロツトデ
ータに対する直並列変換と差動エンコーダの動作を説明
するための図、第4図は第1図に示すパイロツトデータ
でオフセツト4相差動位相変調を行つた場合のオフセツ
ト4相差動位相変調信号のスペクトルの一例を示す図、
第5図は従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロツク
図、第6図は音声PCM信号のフオーマツトの従来の一例
を示す図、第7図はデイジタル信号処理回路の従来例の
一例を示す図、第8図はオフセツト4相差動位相変調回
路の従来の一例を示す図、第9図は従来のプリアンブル
またはポストアンブルのデータ“33H"および直並列変換
と差動エンコーダの動作を説明するための図、第10図は
従来のプリアンブルまたはポストアンブルのデータに対
するオフセツト4相差動位相変調データのスペクトルの
一例を示す図、第11図はオフセツト4相差動位相変調信
号のスペクトルの一例を示す図、第12図と第13図は“33
H"型のデータ列およびランダムデータに対するオフセツ
ト4相差動位相変調信号のスペクトルの一例を示す図、
第14図は従来のオフセツト4相差動位相復調回路の構成
図、第15図はオフセツト4相差動位相変調信号の記録時
および再生時のスペクトルの一例を示す図、第16図は再
生イコライザの特性の一例を示す図、第17図は従来の適
応型再生イコライザの構成を示すブロツク図、第18図は
再生等化されたオフセツト4相差動位相変調信号のスペ
クトル形状検出方法を説明するための図である。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタル音声信号を映像フイールドに対
    応したデータに変換し、このデイジタル音声データをオ
    フセツト4相差動位相変調して磁気テープの深層に記録
    し、かつ映像信号を周波数変調して上記音声データより
    も磁気テープの表層に記録し再生するように構成した磁
    気テープ記録再生装置において、上記位相変調されたデ
    イジタル音声データの再生等化手段が上記再生等化手段
    により等化された上記位相変調されたデイジタル音声デ
    ータのスペクトル形状検出手段により制御され、上記再
    生等化手段の再生等化特性の最適化がなされるように構
    成され、上記デイジタル音声データの一部に上記スペク
    トル形状検出手段の動作を精度よく行なわせるために、
    位相変調のためのキヤリア周波数FCと上記デイジタル音
    声データのデータクロツクFCLに対して少なくとも の振幅のほぼ等しいパイロツト信号を周期的に交互に発
    生できる“0011"型データ列と“0110"型データ列を組み
    合わせたパイロツトデータ、または“0110"型データ列
    と“1100"型データ列を組み合わせたパイロツトデータ
    を少なくとも1組挿入したことを特徴とする磁気テープ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記パイロツトデータが“0011"型データ
    列、“0110"型データ列、“1100"型データ列、“0110"
    型データ列及び“0011"型データ列の順に組み合わせた
    巡回型パイロツトデータを挿入したことを特徴とした請
    求項1に記載の磁気テープ記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記パイロツトデータが上記デイジタル音
    声データのプリアンブルまたはポストアンブルのデータ
    であることを特徴とした請求項1に記載の磁気テープ記
    録再生装置。
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