JPS61267518A - 副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤 - Google Patents
副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤Info
- Publication number
- JPS61267518A JPS61267518A JP61009470A JP947086A JPS61267518A JP S61267518 A JPS61267518 A JP S61267518A JP 61009470 A JP61009470 A JP 61009470A JP 947086 A JP947086 A JP 947086A JP S61267518 A JPS61267518 A JP S61267518A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- type
- carbapenem
- penem
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ペネム型およびカルバペネム型抗生物質は優れた抗菌作
用を示すことが知られている。しかしながら、これらの
高用量を静脈内または筋肉内注入すると一般に腎毒性が
認められる。
用を示すことが知られている。しかしながら、これらの
高用量を静脈内または筋肉内注入すると一般に腎毒性が
認められる。
そこで、本発明者らは腎毒性を軽減すべく鋭意研究した
結果1本発明を完成した。
結果1本発明を完成した。
本発明はペネム型またはカルバペネム型抗生物質に式
(式中、Rはアセチルまたはベンゾイルを示し、nは0
または1の整数を示す。)を有するアミノ酸誘導体を配
合することからなる。
または1の整数を示す。)を有するアミノ酸誘導体を配
合することからなる。
本発明のペネム型またはカルバペネム型抗生物質は、例
えば次式で示される。
えば次式で示される。
H
R1は−CH2CH3、−CH2CH2F 、〜N−C
−NH2゜または−CHCONH2を示す。
−NH2゜または−CHCONH2を示す。
占H5
式(幻ヲ有する化合物の具体例としては、例えば次のよ
うな化合物をあげることができる。
うな化合物をあげることができる。
表 1
本発明の前記一般式(I) ’f:有するアミノ酸誘導
体としては、次の化合物をあげることができるまお、こ
れ゛らの化合物には0体、5体およびDL体が存在する
が、いずれをも使用し得る。
体としては、次の化合物をあげることができるまお、こ
れ゛らの化合物には0体、5体およびDL体が存在する
が、いずれをも使用し得る。
1. N−アセチルフェニルグリシン2、 N−ヘ
ンン゛イルフェニルグリシン3、 N−7セfルフエ
ニルアラニン4、 N−ベンゾイルフェニルアラニン
また、前記一般式(I) ’e有するアミノ酸誘導体は
、その薬理上許容しうる塩としても使用しうる。このよ
うな塩としては例えばナトリウム、カリウムなどのアル
カリ金属塩、カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、お
よびマグネシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、
銅塩、ニッケル塩およびコバルト塩などの金属塩;アン
モニウム塩;グルコサミン、ガラクトサミンなどの有機
アミン塩があげられる。
ンン゛イルフェニルグリシン3、 N−7セfルフエ
ニルアラニン4、 N−ベンゾイルフェニルアラニン
また、前記一般式(I) ’e有するアミノ酸誘導体は
、その薬理上許容しうる塩としても使用しうる。このよ
うな塩としては例えばナトリウム、カリウムなどのアル
カリ金属塩、カルシウムなどのアルカリ土類金属塩、お
よびマグネシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、
銅塩、ニッケル塩およびコバルト塩などの金属塩;アン
モニウム塩;グルコサミン、ガラクトサミンなどの有機
アミン塩があげられる。
前記一般式(I)f、有する化合物において、好適には
、Rがベンゾイルを示すアミノ酸誘導体である。
、Rがベンゾイルを示すアミノ酸誘導体である。
本発明の製剤は常法に従って製造される。即ち、前記一
般式〇)を有するアミノ酸誘導体はそれ自体で水に対す
る溶解度が低い。従って、前記一般式(I) e有する
アミノ酸誘導体の分散液に、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのような金属化合物または医薬として使用可能
なアミン誘導体(例えばアンモニア、グルコサミン、ガ
ラクトサミンなどのアミノ糖)の水溶液を加えてpH6
〜9の範囲で調整して溶解する。この溶液にペネム型ま
たはカルバペネム型抗生物質を加えることによって所望
の製剤が得られる。本製剤はさらに所望によシ凍結乾燥
製剤としてもよい。なお、前記一般式(I) を有する
アミノ酸誘導体をペネム型またはカルバペネム型抗生物
質に配合するに際して、その量は特に限定はないが好ま
しくは重量比で1/奮0〜4倍である。また、投与方法
は通常、静脈内投与が好ましい。
般式〇)を有するアミノ酸誘導体はそれ自体で水に対す
る溶解度が低い。従って、前記一般式(I) e有する
アミノ酸誘導体の分散液に、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムのような金属化合物または医薬として使用可能
なアミン誘導体(例えばアンモニア、グルコサミン、ガ
ラクトサミンなどのアミノ糖)の水溶液を加えてpH6
〜9の範囲で調整して溶解する。この溶液にペネム型ま
たはカルバペネム型抗生物質を加えることによって所望
の製剤が得られる。本製剤はさらに所望によシ凍結乾燥
製剤としてもよい。なお、前記一般式(I) を有する
アミノ酸誘導体をペネム型またはカルバペネム型抗生物
質に配合するに際して、その量は特に限定はないが好ま
しくは重量比で1/奮0〜4倍である。また、投与方法
は通常、静脈内投与が好ましい。
次に実施例および実験例をあげて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例I
N−ヘンソイル−〇−フェニルグリシン51を秤量し、
次いで水80mjに分散した。この分散液に1N−水酸
化す) IJウム水溶液を徐々に2[+、tテN−ベン
ゾイルーD−フェニルグリシンを溶解した。この時のp
Hは1〜8であった。次いでこの溶液に(5R,68,
8R) −2−((38)−1−7セトイミドイルピロ
リジンー3−イルチオ)−6−(1−ヒドロキシエチル
)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合物番号6
)51を溶解した後、全量t−100−とじた。
次いで水80mjに分散した。この分散液に1N−水酸
化す) IJウム水溶液を徐々に2[+、tテN−ベン
ゾイルーD−フェニルグリシンを溶解した。この時のp
Hは1〜8であった。次いでこの溶液に(5R,68,
8R) −2−((38)−1−7セトイミドイルピロ
リジンー3−イルチオ)−6−(1−ヒドロキシエチル
)−2−カルバペネム−3−カルボン酸(化合物番号6
)51を溶解した後、全量t−100−とじた。
実施例2
他のペネム型またはカルバペネム型抗生物質および他の
前記一般式(I)’を有するアミノ酸誘導体を使用して
実施例1と同様にすると表2に記載の所望の製剤が得ら
れた。
前記一般式(I)’を有するアミノ酸誘導体を使用して
実施例1と同様にすると表2に記載の所望の製剤が得ら
れた。
なお、表中、特にD−またはL−の記載のない場合はD
L一体を示す。
L一体を示す。
実験例1
実施例1で得られた製剤を家兎(体重約3に2)に3d
/Kp量(即ち、化合物番号6の抗生物質150 mg
/ Ky + N−ベンゾイル−D−フェニルグリシ
ン150 my /Ky ) k耳静脈よシ注入した。
/Kp量(即ち、化合物番号6の抗生物質150 mg
/ Ky + N−ベンゾイル−D−フェニルグリシ
ン150 my /Ky ) k耳静脈よシ注入した。
比較対象として、実施例IにおいてN−ベンゾイル−〇
−フェニルグリシンを配合しない製剤を得、これを上記
と同様に家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖
検した結果、N−ベンゾイル−D−フェニルグリシンを
配合しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変化
が認メラレfc カ、N−ベンゾイル−D−フェニルグ
リシンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における組
織変化が全く認められなかった。
−フェニルグリシンを配合しない製剤を得、これを上記
と同様に家兎に注入した。1週間後に両家兎の腎臓を剖
検した結果、N−ベンゾイル−D−フェニルグリシンを
配合しない製剤を投与した家兎は腎臓における組織変化
が認メラレfc カ、N−ベンゾイル−D−フェニルグ
リシンを配合した製剤を投与した家兎は腎臓における組
織変化が全く認められなかった。
実験例2
他のペネム型またはカルバペネム型抗生物質および他の
前記一般式(I)を有するアミノ酸誘導体を使用した製
剤について、同様の実験を行なった。結果を表2に示す
。なお、前記一般式(I)を有するアミノ酸誘導体を配
合しないペネム型またはカルバペネム型抗生物質を投与
した場合はいずれも腎臓における組織変化が認められた
。
前記一般式(I)を有するアミノ酸誘導体を使用した製
剤について、同様の実験を行なった。結果を表2に示す
。なお、前記一般式(I)を有するアミノ酸誘導体を配
合しないペネム型またはカルバペネム型抗生物質を投与
した場合はいずれも腎臓における組織変化が認められた
。
また、表2の効果の欄における各符号は+1+:腎臓に
おける組織変化が全く認められないまでに改善された 廿:腎臓における組織変化が殆ど認められない程度にま
で改善された +:腎臓における組織変化が非常に改善された を示す。
おける組織変化が全く認められないまでに改善された 廿:腎臓における組織変化が殆ど認められない程度にま
で改善された +:腎臓における組織変化が非常に改善された を示す。
表 2
表2から明らかの如く、前記一般式(I) ’!に有す
るアミノ酸誘導体を配合した場合は配合しない場合に比
べて著しく良好な効果を示した。
るアミノ酸誘導体を配合した場合は配合しない場合に比
べて著しく良好な効果を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ペネム型またはカルバペネム型抗生物質に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rはアセチルまたはベンゾイルを示し、nは0
または1の整数を示す。)を有するアミノ酸誘導体を配
合することを特徴とする副作用の軽減された抗生物質製
剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-14001 | 1985-01-28 | ||
JP1400185 | 1985-01-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61267518A true JPS61267518A (ja) | 1986-11-27 |
JPH0462297B2 JPH0462297B2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=11848979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61009470A Granted JPS61267518A (ja) | 1985-01-28 | 1986-01-20 | 副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61267518A (ja) |
-
1986
- 1986-01-20 JP JP61009470A patent/JPS61267518A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462297B2 (ja) | 1992-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4126680A (en) | Tetracycline antibiotic compositions | |
EP1019036B1 (en) | Use of d-methionine to reduce the toxicity of ototoxic drugs and noise | |
JP7417658B2 (ja) | 癌治療のためのシタラビンコンジュゲート | |
CA2341568A1 (en) | Stabilized pharmaceutical composition in lyophilized form | |
JP4824235B2 (ja) | 酸化毒性物質、殊に心臓毒性物質に対して保護作用を有する医薬 | |
WO1992000743A1 (en) | Use of taurolidine and/or taurultam for the treatment of tumours | |
US4455305A (en) | Composition for the treatment of colitis ulcerosa, enteritis regionalis crohn (morbus crohn), chronic nonspecific colitis and diverticulitis and the use of salicylazobenzoic acid for the preparation of such compositions | |
RU2000119750A (ru) | Новые пентасахариды, способы их получения и содержащие их фармацевтические композиции | |
CZ2002540A3 (cs) | Farmaceutické činidlo obsahující benzamidový derivát jako aktivní sloľku | |
IE50016B1 (en) | Oxytetracycline compositions | |
JPS61267518A (ja) | 副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤 | |
US6037336A (en) | Reducing toxic effects of carboplatin using dithioethers | |
EP0957920B1 (en) | Reducing toxic effects of carboplatin using dithioethers | |
JPH0152366B2 (ja) | ||
US5079234A (en) | Inhibitors of aminoglycoside nephrotoxicity | |
US4125610A (en) | Antibacterial compositions | |
JPS62174015A (ja) | 副作用の軽減されたペネム型またはカルバペネム型抗生物質製剤 | |
IL40050A (en) | Compositions for treating microbial infections containing piperidine derivatives | |
JPH0461849B2 (ja) | ||
JP6801908B1 (ja) | ベネトクラクスの水溶性高分子誘導体 | |
CA1332566C (en) | Agent containing aminobenzoic acid derivative as an active ingredient having an activity to reduce side effects induced by an administration of immuno-suppressant | |
JPS6257165B2 (ja) | ||
JPS59110618A (ja) | 抗腫瘍剤 | |
JPH0665072A (ja) | 化学療法剤及び又は放射線による副作用の軽減剤 | |
JPS59206308A (ja) | 抗腫瘍効果増強剤 |