JPS61259792A - 籾摺機の脱ぷ選別制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、籾摺機の脱ぷ選別制御方式に関し、籾摺機
はもとより、籾摺プラントにも利用できる。

従来の技術 脱ぷ装置による脱ぷ率を一定に維持するために、この脱
ぷ装置の一対の脱ぷロール間の脱ぷ間隙を、この脱ぷ装
置を駆動するモータの負荷等を検出して広狭に調節制御
したり、又、脱ぷ装置によって脱ぷされた摺出米を選別
する選別装置の選別能率を調節するためにこの選別装置
の流下方向の傾斜角度を調節制御する構成等が知られて
いる。

発明が解決しようとする問題点 脱ぷ装置で摺出された摺出米を、選別装置に受　　　゛
けて玄米と籾とに選別し、この選別された籾を脱ぷ装置
に帰籾として還元して再処理する形態の籾摺機にあって
は、供給される籾の品種や水分、又機体の据付状態等に
よって、該選別°装置内での穀　　　粒の流れ速度等に
変化が生じ、これによって選別性能にも悪影響を与え易
く、又帰籾中に玄米混入量の増減が起こり、脱ぷ装置で
の二度摺りによる穀粒の損傷が生じ易い。

問題点を解決するための手段 この発明は、説ぶ装置（１）へ供給される摺出　　　□
籾量に対する選別装置（２）から還元される帰籾量の比
を一定範囲内に維持すべくこの選別装置１（２）の籾流
出方向（イ）の傾斜角度（ロ）を調節　　　□制御すべ
く設けてなる籾摺機の脱ぷ選別制御方式０式％ 発明の作用、および効果 °　脱ぷ装置（１）へ供給される摺出籾は、該脱ぷ装置
（１）によって摺出され、この摺出された摺出米を選別
装置１　（２）に受けて、籾流出方向（イ）側へ移送し
ながら玄米と籾とに分離選別して、この選別された籾は
、該脱ぷ装置（１）に帰籾として還元させて再処理しな
から籾摺作業が行われるが１例えば、供給される摺出籾
の品種、水分等の選別条件が変化し、該脱ぷ装Ｍ（１）
へ供給される摺出籾量に対する選別装置（２）から還元
される帰籾量の比が一定範囲より多い場合は、該選別装
置Ｉ　（２）の傾斜角度（ロ）を籾流出方向（イ）側が
高くなるように調節制御して帰籾量を減少させ、又逆に
一定範囲より少ない場合は、該選別装置（２）の傾斜角
度（ロ）を籾流出方向（イ）側が低くなるように調節制
御して帰籾量を増加させて、該摺出籾量に対する帰籾量
の比を一定範囲内に維持させて、選別条件等の変化によ
る選別性能の低下を防止し、該脱ぷ装置（１）での二度
摺りによる穀粒の損傷を防止することができて安定した
籾摺作業を行うことができる。

実施例 なお１図例において、脱ぷ装置（１）は、籾を受けて供
給するホッパー（３）、開閉軸（４）にて回動自在に枢
着された籾供給調節弁（５）、この籾供給調節弁（５）
の開き限度を調節する調節ネジ（６）とこの下側の一対
の脱ぷロール（７）（７）等からなり、該開閉軸（４）
−側には、籾供給調節弁（５）の開度を検出するポテン
ショメータ（８）を設けている。

、　該脱ぷ装置（１）下部には該脱ぷロール（７）（７
）にて摺出された摺出米を吸引選別する選別風路（９）
、及び吸引選別風を起風する吸引唐箕を有した吸引風選
装置（ｌＯ）等が設けられ、選別された籾からは排出筒
（１１）を経て機外へ排出されるように構成されている
。又選別風路（９）底部にはラセンを有する摺出米受樋
（１２）を設け、この摺出米受樋（１２）の側端には摺
出米スロワ−（１３）を取つけ、該摺出米受樋（１２）
前方にはラセンを有する二番受樋（１０を配設して、枇
等の二番物を機外に搬出するように構成している。

選別装置（２）は、脱ぷ装置（１）の後方に位置して、
函体（１５）内に前後方向の軸回りに選別筒（ＩＢ）を
回転すべく駆動ローラ（１７）　　（１７）に支持させ
て、この選別筒（１６）は、円筒状で該函体（１５）の
後端側を始端側として内周面に穀粒の嵌入しうる凹み（
１Ｂ）を形成して、前端部には前端壁を設け、後端部に
は後端壁を設けて、この後端壁には選別された帰籾を排
出する排出口部を複数形成している。

該選別筒（１Ｂ）内部には１選別された玄米を受ける玄
米受樋（１９）を前後方向に向けて、前後両端を該函体
（１５）に支持してあり、底部にラセン（２０）を軸架
している。

（２１）は供給樋で、該玄米受樋（１８）とほぼ並列で
回転上昇（ハ）側に位置して前後方向に向けて設けてあ
り、底部にラセン（２２）を軸架して、始端部は該函体
前端に設けられた供給タンク（２３）に連通させ、終端
部は選別筒（ＩＢ）始端内に供給戸樋（２０で連通し、
且つ供給樋（２１）は、選ｇＩＩ曲ζ塁外ナスコ手田泪
Ａ専殖も表６１＋１にノＶ成している。

該供給タンク（２３）は、該函体（１５）の前端部に位
置して漏斗状に形成し、下端を該供給樋（２１）に連通
させて、上端に前記摺出米スロワ−（１３）を臨ませて
該脱ぷ装Ｍ（１）から摺出される摺出米を受けて選別筒
（１８）へ供給すべく設け、この供給タンク（２３）の
下部には、前記玄米受樋（１９）から回収される玄米を
下方へ排出する排出通路（２５）を設けている・ 該函体（１５）は、始端側下部の回動軸（２６）を軸芯
として上下動可能に設けられ、終端側下部は、回動輪（
２７）を軸芯として上下回動可能に設けられたベル、ク
ランク（２Ｂ）の一端側に支持軸（４０）にて回動可能
に枢着されている。又このベル、クランク（２８）他端
側にはサーボモータ（２９）を装着し、このサーボモー
タ（２８）の正転、逆転によって該回動軸（２Ｂ）を軸
芯として選別装置（２）の籾流出方向（イ）の傾斜角度
（ロ）を調節する構成としている。

又前記排出通路（２５）を経て排出される玄米は、玄米
スロワ−（３０）で機外に搬出すべく構成し、該選別筒
（２）の後端壁の排出口部より落下する選別された帰籾
は、籾スロワ−（３１）により脱ぷ装置（１）のホッパ
ー（３）に設けられた還元ホー２パー（３２）に還元し
て可脱ぷする構成とし、該還元ホッパー（３２）内には
、還元された帰籾量を検出する籾感知センサー（３３）
を該籾スロワ−（３１）の排出口に対向させて設けてい
る。

制御装置（３０は、演算器（３５）　、比較器（３Ｂ）
及び記憶装置（３７）から構成されている。

前記籾供給調節弁（５）の開度は、ボテンシ璽メータ（
８）で検出されて、この検出値は該脱ぷ装置（１）へ供
給される摺出籾量に換算されて、この値が演算器（３５
）に入力される。又籾感知センサー（３３）で常時検出
される帰籾量が該演算器（３５）に入力されて、この演
算器（３５）によって摺出籾量に対する帰籾量の比率を
演算して、演算値が比較器（３Ｂ）へ出力される。設定
器（３８）で、実験的に求められた摺出籾量に対する帰
籾量の一定幅の適正な関係基準値線図を該記憶装置（３
７）へ入力する。この基準値と該演算器（３５）で演算
された比率とを該比較器（３Ｂ）へ入力して比較し、差
異を検出して制御回路（３３）へ入力されて、正、逆転
信号としてサーボモータ（２８）へ出力される構成とし
ている。

ホッパー（３）に供給された摺出状は、籾供給調節弁（
５）の開度により摺出籾量が設定されるが、あらかじめ
調節ネジ（６）にて籾の供給量を定めて、一対の脱ぷロ
ール（７）（７）間に流下させる。該脱ぷロール（７）
（７）で摺出された摺出米は、選別風路（９）で風選さ
れて籾からや、塵埃等は吸引風選装置（１０）にて機外
に搬出され、比較的重い枇等の二番物は二番受樋（１０
より機外に搬出される。

風選された摺出米は、摺出米受樋（１２）を経て摺出米
スロワ−（１３）により供給タンク（２３）に搬入され
て、供給樋（２１）により一旦後方に移送されて、駆動
ローラ（１７）　　（１７）・・・を介して回転される
選別筒（１１３）の始端内に連続して供給される。

供給された選別筒（１Ｂ）内の摺出米は、始端壁側より
穀粒層が形成され、回転上昇（ハ）側で凹み（１８）に
よって掬上げる上昇選別行程と落下する下降行程との選
別作用を繰返しながら終端側籾流出方向（イ）へ移送さ
れると・共に、該凹み（１Ｂ）により掬上げられる玄米
が玄米受樋（１Ｂ）に落人してラセン（２０）にて移送
され、排出通路（２５）を経て玄米スロワ−（３０）で
機外に搬出される。

又選別時に発生する還元用混合米は、該供給樋（２り内
に落人して、供給される摺出米と合流して、該選別筒（
１Ｂ）の始端内に供給されて再度選別が繰返される。

又脱ぷされていない籾は、流動している穀粒層の表層を
滑降しながら該選別筒（１Ｂ）の籾流出方向（イ）へ移
送されて、前記選別を繰返し、該選別筒（ＩＢ）の終端
出口部より落下して、籾スロワ−（３１）によりホッパ
ー（３）の還元ホッパー（３２）に帰籾となって還元さ
れて、再処理されなから籾摺作業が行われる。

この籾摺作業中には、前記籾供給調節弁（５）の開度が
ポテンショメータ（８）で検出されて、この検出値を該
脱ぷ装置（１）へ供給される摺出籾量に換算されて、こ
の値が演算器（３５）に入力される。又還元ホッパー（
３２）に還元される帰籾量は、籾感知センサー（３３）
で検出され、この帰籾量が該演算器（３５）に入力され
て、摺出籾量に対する帰籾量の比率を演算して、この演
算値が比　　　゛較器（３Ｂ）へ出力される。記憶装置
（３７）に記憶　　　゛された基準値と該演算器（３５
）で演算された比率とを該比較器（３６）へ入力して比
較し、差異を検出して出力し、制御回路（３８）へ入力
されて、正逆転信号としてサーボモータ（２９）へ出カ
シ、該サーボモータ（２９）を正転、逆転して選別装置
Ｉ（２３，）ゆゎ。あ、イ９７、ヨ。、６０．アユ４．
］□ｊ・ ３５）で演算された比率が、比較器（３６）で比較し　
　　□た基準値より多い時は、該選別装置（２）の後端
　　　１゛１・ 側を、ベル、クランク（２８）を介してサーボモー　　
　１゜ヶ（２９）−Ｌ’Ｔカ〜ｔｍｔｂ□ア、７□カー
、イ、りの傾斜角度（ロ）をゆるくして帰籾量を減少さ
せ　　　、マｊ、２るべく制御し、又逆に少ない時は、
該選別装置（Ｋ２）の後端側を上方へ回動させて、籾流
出方向（イ）の傾斜角度（ロ）をきつくして帰籾量を増
加させるべく制御され、該演算器（３５）で演算される
比率が基準値内となるとサーボモータ（２９）の回転は
停止される。

これによって摺出籾量に対する帰籾量の比率を一定範囲
内に維持して、該脱ぷ装置（１）での二度摺りによる穀
粒の損傷を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は一部
破断せる側断面図、第２図はブロック図、第３図は一部
破断せる背断面図である。 図中、符号（１）は脱ぷ装置、（２）は選別装置を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱ぷ装置（１）へ供給される摺出籾量に対する選別装置
   （２）から還元される帰籾量の比を一定範囲内に維持す
   べくこの選別装置（２）の籾流出方向（イ）の傾斜角度
   （ロ）を調節制御すべく設けてなる籾摺機の脱ぷ選別制
   御方式。