JPS61257533A - 除去アンカ−用仮埋設体 - Google Patents

除去アンカ−用仮埋設体

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JPS61257533A
JPS61257533A JP728585A JP728585A JPS61257533A JP S61257533 A JPS61257533 A JP S61257533A JP 728585 A JP728585 A JP 728585A JP 728585 A JP728585 A JP 728585A JP S61257533 A JPS61257533 A JP S61257533A
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rope
synthetic fiber
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JP728585A
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Norio Yamakado
山門 憲雄
Masakazu Fujita
雅一 藤田
Iwao Nakahara
中原 巌
Tadaaki Sawafuji
沢藤 忠昭
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D5/00Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
    • E02D5/74Means for anchoring structural elements or bulkheads
    • E02D5/80Ground anchors

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  • Structural Engineering (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の技術分野 本発明は、除去アンカー用仮埋設体に係り、詳しくは、
不要時に除去されてアンカー幹体の中央部に空洞を形成
する仮埋設体に関するものである。
Φ)技術の背景 アンカーは、その性質上構造物から離間した位置に設け
なければならず、その存在が他の構造物の構築作業の邪
魔となったり、構築作業中にのみその設置が許容される
場合があり、これを除去しなければならないことが多い
。このため、不要時に簡単に引張材を除去でき、しかも
除去作業を容易にすることのできる工法の開発が期待さ
れている。
(ハ)従来技術と問題点 従来、アンカー造成の際に、表面にグリース等を塗布し
て鋼棒をアンカー内に仮埋し、不要時にこれを引き抜き
、残置された孔内に火薬を投入してアンカーを破壊した
り、水、油等を加圧注入してアンカーを割裂させ、引張
材を引き抜き除去することが行なわれていた(特公昭5
1−8251号公報)。
然し乍ら、この手段は加圧注入法による場合には局部的
破壊により洩れて圧力が低下し、全長に亘る破壊ができ
ない欠点があった。又、仮埋した横棒を引き抜く際に、
表面膜によっても鋼棒と硬化材が定着してしまい、容易
に除去ができるとはいい難かった。
この手段を改良したもので、現在量も一般的に行なわれ
ているのが、第14図及び第15図に示す例である(特
公昭54−22007号公報)。
二の例は、中空材aを用いることを特徴とするものであ
る。
アンカーは、地盤すに堀削した造成孔Cに、モルタル、
セメント等の硬化性材料dを打設して形成される、土堤
や構造物に直接或いは間接的に接続される引張材eは、
P(Jl棒や鋼索が用いられ、硬化性材料dの打設前に
造成孔C内に配設され、又は硬化性材料dの打設後であ
ってその硬化前に硬化性材料d内に挿入することによっ
て設備される。中空材aは1.引張材eと同様の手段に
より設備される。中空材aの下端には、硬化性材料dの
流入を阻止するための栓fが設けられる。引張材eと中
空材aとは、造成孔C内に於て同程度に設備されるのが
一般的であるが、硬化性材料dの定着強度により中空材
aが引張材eよりも浅くて済む場合もある。
このアンカーを除去するには、中空材aの中に火薬等の
無能化処理を入れて爆発等により硬化性材料を破壊し、
引張材eに対する硬化性材料dの定着力を減少させ、ジ
ヤツキ等で引張材eを引き抜き除去するのである。
然し乍ら、硬化性材料dの引張材eに対する定着力を減
少させるために、火薬等を用いることからその作業には
危険性が伴い、又、震動や音を伴う問題があった。
そこで、本発明者らは、上述の如き不具合を改善すべく
、複数の引張材を周囲に結束した仮埋設体を配設する方
式について種々研究し、仮埋設体として合成繊維ロープ
を用いることを提案した(特願昭59−120535号
)。
この先願によれば、仮埋設体としての合成繊維ロープが
引き抜き時に伸びて縮径してアンカー幹体との剥離を容
易にする利点を有する。
然し、この方式では合成繊維ロープが直接アンカー幹体
と硬化材とに接しているため、剥離の初期に大きな力を
要するという不具合があった。
仁)発明の目的 本発明は、上記従来の問題点を解決するために為された
ものであり、その目的は、空洞形成時に小さな力で容易
に引き抜くことができる除喪アンカー用仮埋設体を提供
することにある。
(ト)発明の構成 上記目的を達成するために、本発明に係る除去アンカー
用仮埋設体は、地盤に堀削した造成孔中央に、複数の引
張材を周囲に結束した仮埋設体を配設するとともに硬化
性材料を打設して造成したアンカー幹体から前記引張材
を除去するに際し、予め前記仮埋設体を取り除いて中央
部に空洞を形成する除去アンカーに於て、上記仮埋設体
として合成樹脂被覆ロープを中心部材とするコンビネー
ヨンロープを用いるものである。  −(→発明の実施
例 以下に、本発明の実施例を第1図〜第11図を参照して
詳細に説明する。
まず、例えば第12図に示すように、仮埋設体として用
いられるコンビネーションロープ(50゛酊径程度)1
の周囲に、引張材として数本の鋼線(12,7mm径、
4〜8本、ただし本例では6本)2を円周方向等間隔に
沿わせて配置するとともに、任意の短い間隔でテープや
針金等の結束体3にて結束して成る引張構造体4を用意
する。
ここで、コンビネーションロープ1とは、例えば第13
図のように、合成繊維ロープ1bをポリエチレン樹脂I
Cで被覆した合成樹脂被覆ロープ1aを中心部材として
、これにグリス1dを塗り、その周囲に合成繊維ストラ
ンド1eを巻き付け、さらにその周囲に防水用被覆テー
プIf−t−巻き付けたものである。
この引張構造体4を、通常アンカー施行と同様に所定深
度、打設角で堀削された造成孔5内に挿入し、例えば早
強セメントから成るセメントペーストを硬化性材料6と
して注入打設し、アンカー幹体7を造成する。
次に、斯くして構築されたアンカーから鋼線2を除去す
る必要が生じた場合の工程を説明する。
構築されたアンカーは、第1図及び第7図に示されるよ
うに硬化性材料6が引張構造体4の外周に密着している
ので、まずアンカー幹体7の中央部に埋設されていたコ
ンビネーションロープ1の合成樹脂被覆ロープ1aを引
き抜く。この合成樹脂被覆ロープ1aは硬化性材料6及
び鋼線2と付着しておらず、しかもグリスldを介して
合成繊維ストランド1eと接しているだけであるため、
小さな張力で引き抜ける。この合成樹脂被覆ロープ1a
の除去により、コンビネーションロープエの中央に空洞
が形成されるとともにその壁面に合成繊維ストランド1
eと防水用被覆テープ1fが残った状態となる。そして
、合成繊維ストランド1eを引き抜く。この合成繊維ス
トランド1eは合成樹脂被覆ロープlaに単に巻き付け
であるだけであるから、合成樹脂被覆ロープ1aが除去
されるとその支えを失い、引き抜きに際して細くなり、
容易に引き抜くことができる。従って、このロープ1を
引張除去することにより、第2図及び第8図に示す如く
、アンカー幹体7の中央部に空洞8が鋼線2と平行して
形成され、形成された空洞8内にアンカー幹体7の割落
残骸が残らない。
そして、空洞8の側壁周囲には綱線2の一部が臨んだ状
態となる。
第2図、第81!lの状態に於て、鋼線2と硬化性材料
6との付着を剥がし、鋼線2を除去するためには、鋼線
2を中央に位置する空洞8の中心方向に引き寄せること
によって、鋼線2と硬化性材料6との付着を小さな力で
剥がすことができる。
鋼線2を空洞8の半径方向に移動させるために、まず、
形成された空′/N8中に、第3図及び第9図に示すよ
うに、ガイド鋼棒(20寵径程度)9を挿入する。この
場合、ガイド鋼棒9の先端と空洞8の底部との間に若干
の余裕代を残しておく。そして、このガイド鋼棒9を芯
として、任意の鋼線2を1本選び、造成孔5の開口側か
ら鋼線2を巻き付けるように捩るとガイド鋼棒9は巻き
付は方向に回転する(第4図)。これによりアンカー幹
体7内部の鋼線2はガイド鋼棒9に巻き付けながら、第
5図及び第10図に示すように、鋼線2は空洞8の略半
径方向に沿う引張力を受けつつアンカー幹体7の上部よ
り剥離し始め、終端までガイド鋼棒9に巻き付けながら
剥離が進行するのである。この場合、剥離が進行するに
したがい、綱線2の張力が増すので、捩り機械の鋼線固
定チャックを時々弛めることを行なう。
このようにして、アンカー幹体7の全長に亘って鋼線2
の剥離が完了した後は、第6図に示すように、鋼線2の
捩りを戻しつつ鋼線2を引き抜く。
この鋼線2が引き抜かれて除去されることにより、第1
1図の如く、アンカー幹体7には鋼線2の残置10が1
箇所形成されるのである。この際、ガイド鋼棒9は空洞
8中に残しておく。
次いで、残置したガイド鋼棒9に対し、今度は隣りに位
置する鋼線2を対象として、同様の手順で鋼線2の巻き
付けと捩りによりアンカー幹体7からの剥離を行ない、
全部の鋼線2を順次剥離して引き抜き除去し、最後にガ
イド鋼棒9を引き上げて作業を完了するのである。
上記実施例では鋼線2をガイド鋼棒を用いて除去する場
合について説明したが、これに限らず、例えば鋼線2同
士を巻き付けながらアンカー幹体7から剥離する方式、
鋼線2を対向面側へ引き寄せながらアンカー幹体7から
剥離する方式、鋼線2に筒体を被せ、この筒体をアンカ
ー幹体7中に押し込みながら剥離させる方式、空洞中に
膨張セメントを注入し、アンカー幹体を破砕して除去す
る方法、鋼線に、あらかじめ鋼線に付着し、熱によって
融解する材料を固着させたものを用い、空洞に熱発生源
を挿入して鋼線と幹体との付着を除き、除去する方法等
任意の除去手段も採用できる。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、仮埋設体を引き抜
き容易なコンビネーションロープとしたため、中心部材
である合成樹脂被覆ロープの引き抜いた後に被覆部材を
撤去するだけで、アンカ−幹体内に空洞を容易に形成で
きる。コンビネーションロープは中心部材と被覆部材と
が摺動自在に結合されたものであるから、除去時に要す
る張力は小さくて済み、特別な除去機器を要せず、安全
性と除去作業の迅速性が図れる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明に係る除去アンカー用板埋設体
を用いた引張材の除去工法に於ける工程を示す図であり
、第1図は除去アンカーの構築状態を示す断面図、第2
図は仮埋設体を除去した状態を示す断面図、第3図はガ
イド棒を挿入した状態を示す断面図、第4図は引張材巻
き付は初期状態を示す断面図、第5図は引張材の剥離状
態を示す断面図、第6図は引張材の除去状態を示す断面
図、第7図〜第11図はそれぞれ第1図、第2図。 第3図、第5図、第6図に対応する各断面図、第12図
は引張構造体の端面図、第13図は本発明に用いるコン
ビネーションロープの一例ヲ示t 一部分解斜視図、第
14図は従来の除去アンカーの平面図、第15図はその
縦断面図である。 1・・・コンビネーションロープ(仮埋設体)、1a・
・・合成樹脂被覆ロープ、■b・・・合成繊維ロープ、
IC・・・ポリエチレン樹脂、1d・・・グリス、1e
・・・合成繊維ストランド、1f・・・防水用被覆テー
プ、2・・・鋼線(引張材)、3・・・結束体、4・・
・引張構造体、5・・・造成孔、6・・・硬化性材料、
7・・・アンカー幹体、8・・・空洞、9・・・ガイド
鋼棒。 特 許 出 願 人 新技術開発株式会社−〇 手続補正書(自発 昭和61年 4月15日 特断長官 宇賀道部殿 1、19牛の耘                  
                  ・く険シ昭和6
0午舗憚凍7285号 事件との関係   出願人 住所大阪市北区松ケ枝町6番地22号 名称日本基礎技術株式会社 住所蒲郡市豊岡町中村1番地の1 名 称 東京製綱繊維ロープ株式会社 4、代理人 住所東京都渋谷区代々木2丁目11番2号由井ビル6階
訂正  明  細  書 1、発明の名称 除去アンカー用仮埋設体 2、特許請求の範囲 地盤に掘削した造成化中央に複数の引張材を周囲に結束
した仮埋設体を配設するとともに、硬化性材料を打設し
て造成したアンカー幹体から引張材を除去するに際し予
め仮埋設体を取り除いて中央部に空洞を形成する除去ア
ンカーに於て、仮埋設体は中心部材を形成する合成繊維
ロープ又はポリエチレン等の合成樹脂被覆を施した合成
繊維ロープと、合成繊維ロープ又はポリエチレン等の合
成樹脂被覆を施した合成繊維ロープに塗布されたグリー
スと、グリースの塗布された合成繊維ロープ又はポリエ
チレン等の合成樹脂被覆を施した合成繊維ロープに巻き
付けられた合成繊維ストランドと、合成繊維ストランド
の周りに巻き付けられた防水用被覆テープとによって構
成されていることを特徴とする除去アンカー用仮埋設体
。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、除去アンカー用仮埋設体に係り、詳しくは、
不要時に除去されてアンカー幹体の中央部に空洞を形成
する仮埋設体に関するものである。 〔従来の技術〕 アンカーは、その性質上構造物から離間した位置に設け
なければならず、その存在が他の構造物の構築作業の邪
魔となったり、構築作業中にのみその設置が許容される
場合があり、これを除去しなければならないことが多い
。このため、不要時に簡単に引張材を除去でき、しかも
除去作業を容易にすることのできる工法の開発が期待さ
れている。 従来、アンカー造成の際に、表面にグリース等を塗布し
て鋼棒をアンカー内に仮埋し、不要時にこれを引き抜き
、残置された孔内に火薬を投入してアンカーを破壊した
り、水、油等を加圧注入してアンカーを割裂させ、引張
材を引き抜き除去することが行なわれていた(特公昭5
1−8251号公報)。 然し乍ら、この手段は加圧注入法による場合には局部的
破壊により洩れて圧力が低下し、全長に亘る破壊ができ
ない欠点があった。又、仮埋した鋼棒を引き抜く際に、
表面膜によっても鋼棒と硬化材が定着してしまい、容易
に除去ができるとはいい難かった。 この手段を改良したもので、現在量も一般的に行なわれ
ているのが、第14図及び第15図に示す例である(特
公昭54−22007号公報)。 この例は、中空材aを用いることを特徴とするものであ
る。 アンカーは、地盤すに掘削した造成孔Cに、モルタル、
セメント等の硬化性材料dを打設して形成される、土留
や構造物に直接或いは間接的に接続される引張材eは、
PCil棒や鋼索が用いられ、硬化性材料dの打設前に
造成孔C内に配設され、又は硬化性材料dの打設後であ
ってその硬化前に硬化性材料d内に挿入することによっ
て設備される。中空材aは、引張材eと同様の手段によ
り設備される。中空材aの下端には、硬化性材料dの流
入を阻止するための栓fが設けられる。引張材eと中空
材aとは、造成孔C内に於て同程度に設備されるのが一
般的であるが、硬化性材料dの定着強度により中空材a
が引張材eよりも浅くて済む場合もある。 このアンカーを除去するには、中空材aの中に火薬等の
無能化処理を入れて爆発等により硬化性材料を破壊し、
引張材eに対する硬化性材料dの定着力を減少させ、ジ
ヤツキ等で引張材eを引き抜き除去するのである。 然し乍ら、硬化性材料dの引張材eに対する定着力を減
少させるために、火薬等を用いることからその作業には
危険性が伴い、又、震動や音を伴う問題があった。 そこで、本発明者らは、上述の如き不具合を改善すぺ(
、複数の引張材を周囲に結束した仮埋設体を配設する方
式について種々研究し、仮埋設体として合成繊維ロープ
を用いることを提案した(特願昭59−120535号
)。 この先願によれば、仮埋設体としての合成繊維ロープが
引き抜き時に伸びて縮径してアンカー幹体との剥離を容
易にする利点を有する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 然し、この方式では合成繊維ロープが直接アンカー°幹
体と硬化材とに接しているため、剥離の初期に大きな力
を要するという不具合があった。 〔発明の目的〕 本発明は、上記従来の問題点を解決するために為さ□れ
たものであり、その目的は、空洞形成時に小さな力で容
易に引き抜くことができる除去アンカー用板埋設体を提
供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明に係る除去アンカー用
板埋設体は、地盤に掘削した造成孔中央に複数の引張材
を周囲に結束した仮埋設体を配設するとともに、硬化性
材料を打設して造成したアンカー幹体から引張材を除去
するに際し予め仮埋設体を取り除いて中央部に空洞を形
成する除去アンカーに於て、仮埋設体は中心部材を形成
する合成繊維ロープ又はポリエチレン等の合成樹脂被覆
を施した合成繊維ロープと、合成繊維ロープ又はポリエ
チレン等の合成樹脂被覆を施した合成繊維ロープに塗布
されたグリースと、グリースの塗布された合成繊維ロー
プ又はポリエチレン等の合成樹脂被覆を施した合成繊維
ロープに巻き付けられた合成繊維ストランドと、合成繊
維ストランドの周りに巻き付けられた防水用被覆テープ
とによって構成されている。 〔発明の作用〕 本発明によれば、仮埋設体の中心部材である合成繊維ロ
ープ又はポリエチレン等の合成樹脂被覆を施した合成繊
維ロープは硬化性材料と付着していないので、これを引
き抜く時、グリースで形成された層を滑らせて引き抜け
ば良い。従って、合成繊維ロープ又はポリエチレン等の
合成樹脂被覆を施した合成繊維ロープはアンカー幹体か
らの抵抗力を受けない。 合成繊維ロープ又はポリエチレン等の合成樹脂被覆を施
した合成繊維ロープを引き抜いた後には防水用被覆テー
プ、合成繊維ストランドはその支えを失い、これらを引
き抜く時には細くなり、従って、アンカー幹体の抵抗が
小さくなる。 〔発明の実施例〕 以下に、本発明の実施例を第1図〜第11図を参照して
詳細に説明する。 まず、例えば第12図に示すように、仮埋設体(50m
m程度のロープ体)1の周囲に、引張材として数本の鋼
線(12,7m径、4〜8本、ただし本例では6本)2
を円周方向等間隔に沿わせて配置するとともに、任意の
短い間隔でテープや針金等の結束体3にて結束して成る
引張構造体4を用意する。  。 ここで、仮埋設体1とは、例えば第13図のように、合
成繊維ロープ1bをポリエチレン樹脂ICで被覆した合
成樹脂被覆ロープ1aを中心部材として、これにグリー
ス1dを塗り、その周囲に合成繊維ストランド1eを巻
き付け、さらにその周囲に防水用被覆テープ1fを巻き
付けたものである。 この引張構造体4を、通常アンカー施行と同様に所定深
度、打設角で掘削された造成孔5内に挿入し、例えば早
強セメントから成るセメントペーストを硬化性材料6と
して注入打設し、アンカー幹体7を造成する。 次に、斯くして構築されたアンカーから鋼線2を除去す
る必要が生じた場合の工程を説明する。 構築されたアンカーは、第1図及び第7図に示されるよ
うに硬化性材料6が引張構造体4の外周に密着している
ので、まずアンカー幹体7の中央部に埋設されていた仮
埋設体1の合成樹脂被覆ロープ1aを引き抜く。この合
成樹脂被覆ロープ1aは硬化性材料6及び鋼線2と付着
しておらず、しかもグリース1dを介して合成繊維スト
ランド1eと接しているだけであるため、小さな張力で
引き抜ける。この合成樹脂被覆ロープ1aの除去により
、仮埋設体1の中央に空洞が形成されるとともにその壁
面に合成繊維ストランド1eと防水用被覆テープ1fが
残った状態となる。そして、合成繊維ストランド1eを
引き抜く。この合成繊維ストランド1eは合成樹脂被覆
ロープ1aに単に巻き付けであるだけであるから、合成
樹脂被覆ロープ1aが除去されるとその支えを失い、引
き抜きに際して細くなり、容易に引き抜(ことができる
。従って、このロープ1を引張除去することにより、第
2図及び第8図に示す如く、アンカー幹体7の中央部に
空洞8が鋼線2と平行して形成され、形成された空洞8
内にアンカー幹体7の割落残骸が残らない。そして、仮
埋設体1の最外側は合成樹脂被覆ロープ1aで構成され
ているので、硬化性材料6を打設時、第8図に示すよう
に、硬化性材料6は鋼線2の空洞側2aに充填されない
。 従って、鋼線2の空洞側2aは空洞8に鉛直方向に沿っ
て臨んだ状態となる。 第2図、第8図の状態に於て、鋼線2と硬化性材料6と
の付着を剥がし、鋼線2を除去するためには、鋼線2を
中央に位置する空洞8の中心方向に引き寄せれば良い。 この時、鋼線2の一部は空洞8に臨み、その周囲全周は
硬化性材料6で保持されていないので、鋼線2と硬化性
材料6との付着を小さな力で剥がすことができる。 鋼線2を空洞8の半径方向に移動させるために、まず、
形成された空洞8中に、第3図及び第9図に示すように
、ガイド鋼棒(20n径程度)9を挿入する。この場合
、ガイド鋼棒9の先端と空洞8の底部との間に若干の余
裕代を残しておく。そして、このガイド鋼棒9を芯とし
て、任意の鋼線2を1本選び、造成孔5の開口側から鋼
線2を巻き付けるように捩るとガイド鋼棒9は巻き付は
方向に回転する(第4図)。これによりアンカー幹体7
内部の鋼線2はガイド鋼棒9に巻き付けながら、第5図
及び第10図に示すように、mlJ!2は空洞8の略半
径方向に沿う引張力を受けつつアンカー幹体7の上部よ
り剥離し始め、終端までガイド鋼棒9に巻き付けながら
剥離が進行するのである。この場合、剥離が進行するに
したがい、鋼線2の張力が増すので、捩り機械の鋼線固
定チャックを時々弛めることを行なう。 このようにして、アンカー幹体7の全長に亘って鋼線2
の剥離が完了した後は、第6図に示すように、鋼線2の
捩りを戻しつつ鋼線2を引き抜く。 この鋼線2が引き抜かれて除去されることにより、第1
1図の如く、アンカー幹体7には鋼線2の残置10が1
箇所形成されるのである。この際、ガイド鋼棒9は空洞
8中に残しておく。 次いで、残置したガイド鋼棒9に対し、今度は隣りに位
置する鋼線2を対象として、同様の手順で鋼線2の巻き
付けと捩りによりアンカー幹体7からの剥離を行ない、
全部の鋼線2を順次剥離して引き抜き除去し、最後にガ
イド鋼棒9を引き上げて作業を完了するのである。 上記実施例では合成繊維ロープ1bをポリエチレン樹脂
ICで被覆した合成樹脂被覆ロープ1aを中心部材とし
て用いたが、合成繊維ロープ1bを単独で用いても良い
。又、鋼線2をガイド鋼棒を用いて除去する場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば鋼線2同士を巻き
付けながらアンカー幹体7から剥離する方式、鋼線2を
対向面側へ引き寄せながらアンカー幹体7から剥離する
方式、鋼線2に筒体を被せ、この筒体をアンカー幹体7
中に押し込みながら剥離させる方式、空洞中に膨張セメ
ントを注入し、アンカー幹体を破砕して除去する方法、
鋼線に、あらかじめ鋼線に付着し、熱によって融解する
材料を固着させたものを用い、空洞に熱発生源を挿入し
て鋼線と幹体との付着を除き、除去する方法等任意の除
去手段も採用できる。 又、鋼線の一部が空洞に臨み、その全周がアンカー幹体
によって保持されてはいないので、鋼線と硬化性材料と
の付着力を小さくすることができる。従って、鋼線を引
き抜くのに特別な除去機器を必要としないこともある。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明によれば、仮埋設体は中心部
材である合成繊維ロープ又はポリエチレン等の合成樹脂
被覆を施した合成繊維ロープと被覆部材とが摺動自在に
結合されたものであるから、除去時に要する張力は小さ
くて済み、この合成繊維ロープ又はポリエチレン等の合
成樹脂被覆を施した合成繊維ロープを引き抜いた後に被
覆部材を撤去するだけで、アンカー幹体に空洞を容易に
形成できる。この結果として、安全性と除去作業の迅速
性を図ることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図〜第6図は本発明に係る除去アンカー用仮埋設体
を用いた引張材の除去工法に於ける工程を示す図であり
、第1図は除去アンカーの構築状態を示す断面図、第2
図は仮埋設体を除去した状態を示す断面図、第3図はガ
イド棒を挿入した状態を示す断面図、第4図は引張材巻
き付は初期状態を示す断面図、第5図は引張材の剥離状
態を示す断面図、第6図は引張材の除去状態を示す断面
図、第7図〜第11図はそれぞれ第1図、第2図。 第3図、第5図、第6図に対応する各断面図、第12図
は引張構造体の端面図、第13図は本発明に用いる仮埋
設体あ一例を示す一部分解斜視図、第14図は従来の除
去アンカーの平面図、第15図はその縦断面図である。 1・・・仮埋設体、1a・・・合成樹脂被覆ロープ、1
b・・・合成繊維ロープ、IC・・・ポリエチレン樹脂
、1d・・・グリース、1e・・・合成繊維ストランド
、1f・・・防水用被覆テープ、2・・・鋼線(引張材
)、3・・・結束体、4・・・引張構造体、5・・・造
成孔、6・・・硬化性材料、7・・・アンカー幹体、8
・・・空洞、9・・・ガイド鋼棒。 特 許 出 願 人 日本基礎技術株式会社同    
  東京製鋼繊維ロープ株式会社第8図 2A 手蹟補正書 昭和61年 6月 6日 1、事件の表示 昭和60培軸愕第7285号 2、発明の名称 住所大藪世漆財冑技町6番22号 名称日本基礎技術株式会社 住所卿罎酬昧1翻肋1 名 称 東勇l磨鴎1唯ローフを瞭(銘畦4、代理人 住所IBWi酩嘔代々木2丁目11番2号由井ピル6階
手続補正書(帥 昭和61年 4月15日 特許庁長官  宇 賀 道 部殿 1.19牛の耘 昭和60年特許願第7285号 2、発明の名称 除去アンカー用仮埋設体 3、?!正をする者 事件との隙系   出願人 住所 大阪市北区松ケ枝町6番22号 名称日本基礎技術株式会社 住所蒲郡市豊岡町中村1番地の1 名 称 IBFJm剛凸唯ローフ1b曵会社4、代理人 住所 東京都渋谷区代々木2丁目11番2号由井ビル6
階6、?!正の内容 別紙のとおり

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地盤に掘削した造成孔中央に、複数の引張材を周
    囲に結束した仮埋設体を配設するとともに硬化性材料を
    打設して造成したアンカー幹体から前記引張材を除去す
    るに際し、予め前記仮埋設体を取り除いて中央部に空洞
    を形成する除去アンカーに於て、上記仮埋設体として合
    成樹脂被覆ロープを中心部材とするコンビネーションロ
    ープを用いることを特徴とする除去アンカー用仮埋設体
  2. (2)コンビネーションロープは、ポリエチレン樹脂で
    被覆した合成繊維ロープを中心部材として、これにグリ
    スを塗り、その周囲に合成繊維ストランドを巻き付け、
    さらにその周囲に防水用被覆テープを巻き付けたもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の除去アンカー用仮埋設
    体。
JP728585A 1985-01-17 1985-01-17 除去アンカ−用仮埋設体 Granted JPS61257533A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61229019A (ja) * 1985-04-01 1986-10-13 Taisei Corp 除去式アンカ−
NL2009100C2 (en) * 2012-07-02 2014-01-06 J F Karsten Beheer B V Ground anchor assembly.

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