JPS61255826A - 成形機の型締装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチックやダイカストの製造に使用される
成形機の型締装置に関するものである。

従来の技術 近年、成形機の型締装置は、占有面積やエネルギー費の
高騰から、小型でエネルギー消費量の少ないものが要望
されている。

以下図面を参照しながら、従来の成形機の型締装置の一
例について説明する。第４図において、（υはガイド、
（２）は固定盤である。（３）は可動盤で、固定盤（２
）に対し近づく或いは離れるように直線運動する。（４
）はフレーム、（５］は２本の腕を備えたトグル機構で
、可動ｆＩｒｔ（３）とフレーム（４）との間に設けら
れている。（６）は油圧又は空圧Ｖりンダーで、トグル
機構（５）を駆動する。（７）は上型、（８）は下型で
ある。

以上のように構成された成形機の型締装置の動作につい
て説明すると、先ず油圧又は空圧シリンダー（６）によ
ｐ）グル機構（５）が伸ばされガイド（１）により案内
された可動盤（３）は上昇し、下型（８）は上型（７）
と接する。更にトグル機構（５）が伸ばされることによ
りフレーム（４）やトグル機構（５）等により構成され
る型締系が僅か変形し、所定の型締力が発生する。次に
、油圧又は空圧シリンダー（６）によりトグル機構（５
）が折シ曲けられることにより型締系の変形がなくなシ
、高圧型締が解除される。更にトグル機構（５）が折シ
曲げられることにより下型（８）は上型（７）よシ離れ
て下降し、型開きが行なわれる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では次のような問
題点を有していた。

■　トグル機構（５）の２本の腕の挟角が小さくなると
可動盤（３）を上昇又は下降させる力が急激に減少し、
従って挟角をある一定以上小さくできないので、型締部
がかさ高くなる。

■　トグル機構（５）を構成する軸の撓みや軸受面の変
形により、フレーム（４）やトグル機構（５）を含む成
形機の型締系の剛性が低くなるので、トグル機構（５）
を駆動するのに大きな力が必要になる。

■　本来負荷の異なる金型の開閉行程と高圧型締行程を
、単一の油圧又は空圧シリンダー（６）で駆動するので
、エネルギー消費量が大きい。

本発明はこのような問題点を解決するもので、型締部が
小さく、小さな駆動力で所定の型締力が得られ、エネル
ギー消費量の少ない成形機の型締装置を提供することを
目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、固定盤と、この
固定盤に相対向して設けられこの固定盤に対し近づく或
いは離れるように直線運動するように案内される可動盤
と、この可動盤を駆動する手段と、前記可動盤により支
持される転動体と、フレームにより支持され且つ転動体
と鍛練しその変位曲線の勾配が初めは大きく型締行程の
進行にともない小さくなるカムと、カムを駆動する手段
とを備えたものである。

作用 この構成により、高圧型締に関係なしに可動盤を駆動す
る適切な手段を選択できるので、型締部を小さくするこ
とができる。又、容易に剛性の高いカムを製作できるの
で、成形機の型締系の剛性を高くすることができる。又
、本来負荷の異なる金型の開閉行程と高圧型締行程に、
夫々適切な可動盤を駆動する手段とカムを駆動する手段
を選択でき、更に高圧型締行程中の負荷の変動やカムを
駆動する手段の出力の変動に対して、カムの変位曲線を
適切にできるので、エネルギーの損失を少なくすること
ができる。

実施例 以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明す
る。

先ず第１実施例について、第１図に基づき説明スル。図
において、（９）はフレーム、ＱＱはフレーム（９）に
固定された固定盤、似はガイド、（２）はガイドＩによ
り案内され固定盤αＱに対し近づく或いは離れるように
上下運動する可動盤、□□□は可動ｗ翰を駆動する手段
としての例えばエアーシリンダー、α４は可動盤＠に取
付けられた転動体としての例えばローラーフォロワー、
（至）はカム、ＱＱはカム（至）の下面に接するように
フレーム（９）に支持されているローラー、αηはカム
（至）を駆動する手段としての例えばエアーシリンダー
、（ト）は固定盤αＱに取付けられた固定側金型、σ呻
は可動盤＠に取付けられた可動側金型、曽は射出ノズル
である。

以上のように構成された成形機の型締装置について、以
下その動作を説明する。先ず可動盤叫はガイド（６）に
より案内されてエアーシリンダー側により可動側金型四
が固定側金型（ト）に接触するまで上昇する。次にカム
（至）がエアーシリンダーＣ１７）Ｋよシ押し出され、
ローラーフォロワーα４が押し上げられフレーム（９）
やカム（ト）等により構成される型締系が僅か変形し、
所定の型締力が発生する。この状態で射出ノズル曽から
溶けた樹脂又は金属が固定側金型（至）と可動側金型σ
燵によ）形成される空間に射出され、成形される。カム
（至）をエアーシリンダー（ロ）により引き戻すことに
より、型締系の変形はなくなシ、高圧型締は解除される
。次にエアーシリンダー側により可動ＩＩｒｔ（２）を
下降し、型開きが行なわれる。

ところで前記カム０５には変位曲線が（１）式で表わさ
れる部分を含んでいる。

但しＺ：カムの変位 Ｆ：カムを駆動する力 に：型締系のばね定数 Ａ：定数 第２図に前記カム（至）の要部を示し、（１５ａ）部は
（２）式、（１５ｂ）部は（３）式、（１５ｃ）部は（
４）式の形状をなしている。

Ｚ　＝　ａｘ　＋　ｂ　　　　　・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・　　（３）Ｚ＝ｄ
　　　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・　　（４）但しａ、ｂ、ｃ、ｄは定
数である。

（２）式は本実施例においてエアーシリンダーαηの力
カ一定で１７、又ローラーフォロワーα４とローラーα
・の摩擦が無視できるので、Ｆが定数、Ａ＝０として、
（１）式を解いたものである。

型締力が発生する際のカム（至）とローラーフォロワー
α荀の関係を詳しく説明する。先ずカム叫は（１５ｂ）
部においてローラーフォロワー０４と接触を開始スる。

エアーシリンダー〇ηの押し出しストロークに伴ない接
触点は（１５ａ）部に移動し、型締力は次第に増加する
。（１５ａ）部のカムαＱの勾配はＸの増加、即ち型締
力の増加にともないゆるやかになるので、一定の力でカ
ム０８を駆動できる。そして接触点が（１５ｃ　）部に
おいて所定の型締力に達する。

以上のように本実施例によれば、フレーム（９）に固定
された固定盤αＧと、この固定無αＯに相対向して設け
られこの固定盤αＧに対し近づく或いは離れるように直
線運動するように案内される可動ｍ（６）と、この可動
盤（２）を駆動するエアーシリンダー側と、前記可動ｆ
ＪＩＬｃ１２にローラーフォロワーα尋を介して接触し
且つフレーム（９）により支持されその変位曲線が（２
）式を含むカム（至）と、このカム（至）を駆動するエ
アーシリンダー（ロ）を設けることにより、型締部の高
さを低くでき、装置全体を小型にすることができる。又
、型締系の剛性を高くできるので、小さな駆動力で所定
の型締力を得ることができ、更に型締力の変化に対応し
たカム（至）の変位曲線により型締に要するエネルギー
消費量を少なくすることができる。

第３図は第２実施例における成形機の型締装置の要部を
示すものである。同図において、日は可動盤、（２）は
ローラーフォロワー、■はフレーム、（ハ）は円（一点
鎖線で示す）の外周に第２図に示すカムを巻き付けた形
状を持つカムで、以上は第１め 図の構成と略同様なものである。第１図構成と異なるの
はカム（ハ）をフレーム＠により直接支持している点と
、カム（ハ）を駆動する手段としてギヤートモ−ター（
至）とチェーン（至）を設けた点である。

以上のように構成された第２！ｉｌ！施例の動作につい
て説明する。先ず、可動益（財）が上昇した後、カム（
財）がギヤートモ−ター（ホ）により回転し、ローラー
フォロワー四が押し上げられ型締系が僅か変形し、所定
の型締力が発生する。ギヤートモ−ター−を逆転するこ
とにより型締は解除される。以上のように、ローフを介
せずフレーム１２３により直接支持されるカム（至）と
、このカム（ハ）を駆動するギヤートモ−ター（至）と
、チェーン翰を設けることにより、線接触する箇所を少
なくできるので型締系の剛性を高くすることができ、よ
シ小さな駆動力で所定の型締力を得ることができる。

尚、第１実施例においてフレーム（９）はＣ型構造で竪
型としたが、複数のタイバーと固定支持部材から構成さ
れるフレームや、横型としても良い。

発明の効果 以上のように本発明によれば、可動盤を駆動する手段と
、可動盤により支持される転動体と、フレームにより支
持され且つ転動体と接触しその変位曲線の勾配が初めは
大きく型締行程の進行にともない小さくなるカムと、こ
のカムを駆動する手段を設けることにより、型締部を小
さくし、小さな駆動力で所定の型締力を得、型締に要す
るエネルギー消費量を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１１５−５Ｊｉ！施例を示す成形機
の型締装置の断面図、第２図は第１図に示すカムの要部
拡大図、第３図は本発明の第２実施例を示す成形機の型
締装置の要部断面図、第４図は従来の成形機の型締装置
の断面図である。 （９）・・・フレーム、ＱＧ・・・固定盤、（６）・・
・ガイド、（２）・・・可動ｓ、（［３・・・エアーシ
リンダー、α４・・・ローラーフォロワー、（至）・・
・カム、ＱＧ・・・ローラー、αη・・・エフ　−シリ
ンダー、（ト）・・・固定側金型、Ｑｌ・・・可動側金
型、＠・・・可動１１１ｘ、＠・・・ローラーフォロワ
ー、■・・・フレーム、（ハ）・・・カム、（７）・・
・ギヤートモ−ター代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 ｔｏ−−−ｙ３定！ＩＬ　　　　１４−−−ｒｙ−ラー
フーｊｒＪ？−／／−−−７７’イド゛　　　　　　１
５−一一ηム／２−−・司′勤１ｉ　　　　　１７−−
−エアーシリンター第２図 第３図 ；ｔｚ−−−ローラー７叩フー　ｓ−１ヤー岡−タ−２
３−−フＬ−ム 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定盤と、この固定盤に相対向して設けられこの固
   定盤に対し近づく或いは離れるように直線運動するよう
   に案内される可動盤と、この可動盤を駆動する手段と、
   前記可動盤により支持される転動体と、フレームにより
   支持され且つ転動体と接触しその変位曲線の勾配が初め
   は大きく型締行程の進行にともない小さくなるカムと、
   カムを駆動する手段とを備えた成形機の型締装置。 ２、カムの変位曲線が次式 ｄＺ／ｄｘ＝Ｆ／ＫＺ−Ａ 但しＺ：カムの変位 Ｆ：カムを駆動する力 Ｋ：型締系のばね定数 Ａ：定数 で表わされる部分を含む特許請求の範囲第１項記載の成
   形機の型締装置。