JPS6125538A

JPS6125538A - 超音波内視鏡

Info

Publication number: JPS6125538A
Application number: JP14673484A
Authority: JP
Inventors: 古曳　孝明; 富田　忠二
Original assignee: Hitachi Medical Corp
Current assignee: Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Priority date: 1984-07-17
Filing date: 1984-07-17
Publication date: 1986-02-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、光学系内視鏡部及び超音波部を備えた硬性部
を先端に有する挿入部を被検体内に挿入してその挿入個
所を光学的に観察可能で、かつその挿入個所の断層像を
も観察可能の超音波内視鏡に関するものである。

〔発明の背景〕

この種の内視鏡は、先端硬性部の光学系内視鏡部を用い
て被検体内を光学的に観察し、注目個所を発見したら超
音波部を用いてその個所に超音波を透過させ、その断層
像を画像表示部のモニタＴＶで表示し、観察するもので
ある。

ところで前記先端硬性部は、超音波を送受信する超音波
振動子と、超音波を効率よく透過させるための超音波透
過体及び媒体液と、この媒体液を漏出防止するためのシ
ール手段と、前記振動子と表示部との間で信号を授受す
るための信号伝達手段と、前記振動子の始動点及び角度
検出のための角度検出手段など多くの部材を備えてなる
。従つてこのような先端硬性部の軸方向長さく以下、先
端硬性部長という）は長くなりやすい。特に、前記超音
波部に異なった周波数の超音波振動子を２個以上設ける
場合には、それと共に信号伝達手段も構成複雑となり、
また、それと同数の信号線、通常は同軸線が必要となる
ため、先端硬性部長を長く、かつ挿入部を太くしてしま
う。

しかしながら先端硬性部長が長かったり、挿入部が太か
ったりすると、被検体の口からの先端硬性部や挿入部の
挿入が難しく、被検体に可成の苦痛を与えることにな勺
、従来、この点についての改善が要望されていた。

〔発明の目的〕

本発明は上記のような要望に鑑みてなされたもので、先
端硬性部の超音波部に異なる周波数の超音波振動子を複
数設ける場合であっても先端硬性部長を短くかつ挿入部
を細くすることができ、先端硬性部を被検体に挿入する
際の苦痛をより少なくすることができる超音波内視鏡を
提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は光学系内視鏡部とで被検体内に挿入する挿入部
の先端硬性部を構成する超音波部が、走査手段により超
音波走査される複数の超音波振動子と、この振動子と画
像表示部との間で信号を授受するための信号伝達手段と
、前記振動子の始動点及び角度検出のための角度検出手
段を備えてなる超音波内視鏡において、前記振動子は前
記先端硬性部の軸回り方向に回転する回転体の周囲に配
設され、前記信号伝達手段及び角度検出手段は、前記回
転体と一体に回転する回転板と、この回転板の板面の同
心円上に前記振動子の数に応じた数で各々所定間隔離し
て配列され、前記振動子の端子と各別に導通する導電性
の信号面と、前記回転板に形成された光反射面と、前記
信号面の回転軌跡上を摺接する接点と、前記光反射面の
回転軌跡に開口端が対向する発光及び受光用の光ファイ
バとを備えてなり、先端硬性部の長さ及び挿入部の太さ
を縮小するようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下第１図〜第７図を参照して本発明の詳細な説明する
。第１図は本発明が適用される超音波内視鏡の一例を概
略的に示す図で、図中１１は操作部、　１２は光学観察
窓、１３は超音波断層像表示などを行う画像表示部であ
る。１４は挿入部、１５は挿入部先端の硬性部（先端硬
性部）で、挿入部１４の先端硬性部１４を除く部分は可
撓管で被われている。

また、先端硬性部１５は図示しない光学系内視鏡部及び
超音波部を備えてなる。

すなわら上述内視鏡は、挿入部１４をその先端硬性部１
５から被検体（図示せず）内に挿入し、窓１２により上
記被検体内を光学的に観察すると共に、前記超音波部を
作動させて表示部１３で断層像をも観察するものである
。

第２図は本発明による超音波内視鏡の一実施例の要部を
拡大して示す断面図である。この第２図において１５は
先端硬性部、２１．２２は周波数の異なった超音波振動
子で、これらは超音波吸収体からなる回転体２３の周囲
に固定されている。従動軸２４は、上記回転体２３を同
軸的に固定し、軸受部２５゜２６により両端が支持され
ており、先端硬性部１５の軸回シ方向に回転自在である
。これらの周囲には、超音波を効率よく透過させるため
に超音波透過体で形成された外筒２７が設けられ、この
外筒ｎ内には超音波媒体液部が充填されている。この超
音波媒体液あの漏出防止のためシール部材器が設けられ
、かつ超音波媒体液２８を注入するため注液栓側が設け
られている。注液栓側は前記外筒５にねじなどで固定さ
れ、これら両者間には７一ル部材３１が介在している。

前記シール部材器を挾んで媒体液２８充填部分とは反対
側には、絶縁体からなる円板状の回転板３２があり、こ
の回転板３２は前記従動軸２４に同軸的に圧入固定され
ている。この回転板３２には、その第２図中左側の板面
に、前記振動子２１．２２と同数、従ってここでは２つ
の導電性信号面３２ａ、３２ｂ及び光反射面３２ｃが被
着形成されている。この場合、信号面３２ａ、３２ｂは
、第３図に示すように、各々はぼ半円弧状をなし、回転
板３２の板面の外周側の同心円上に所定間隔離して配列
される。光反射面３２ｃは、振動子２１．２２の始動点
及び角度検出のために設けられたもので、ここでは回転
板３２０板面上の一方の信号面３２ａの内周に沿った個
所にほば半円弧状に形成されている。また、ここでは工
程簡単化のため、この光反射面３２ｃと外周側の信号面
３２ａとを、導電性をもち、かつ光反射性をもつ材質に
より一体形成している。さらに信号面３２ａ、３２ｂに
は、一端が前記振励子２１．２２に各々接続された信号
線（図示せず）の他端が従動軸２４の中空部２４ａを通
って各別に接続される。３２ｄは、回転板３２の板面上
の他方の信号面３２ｂの内周側の先非反射面で、回転板
３２の板面をそのまま用いても、あるいは先非反射物を
被着して形成してもよい。

３３は上記信号面３２ａ、３２ｂの回転軌跡上を摺接す
る接点で、この接点おけ接点台詞に固定、され、接点台
３４はビス３５で絶縁板３６に固定され、絶縁板３６は
金物部３７に固定される。

前記接点台３４は、はぼワノターンの巻きばね板からな
り、そのばね力によって接点３３は回転板３２の板面−
に押し当てられながら前記信号面３２ａ、３２ｂの回転
軌跡上を摺接する。また、この接点３３に導出される信
号は１本の信号線（同軸線）３８を介して前記本体１３
との間で授受される。３９．３９は、前記光反射面３２
ｃの回転軌跡上の一部に各々開口端が対向した状態で第
４図に示すように並置され、前記金物部３７に固定され
た発光用及び受光用の光ファイバで、光反射面３２ｃと
で振動子２１．２２の始動点及び角度検出のために用い
られる。４０は前記金物部３７に設けられた光学系内視
鏡部の一部を構成する光学系内視窓で、前記光学観察窓
１２を覗くことにより、この内祝窓４０から取入れられ
る部位の光学的観察ができる。

なお、４１は従動軸に連結された可撓性の回転伝達軸体
、２は先端硬性部長を示す。

また、第５図は上述本発明内視鏡の挿入部（第１図中の
１４に相当する部分）の断面図で、図中１０１は前記光
学観察窓１２（第１図参照）及び内視窓４０間を光学的
に連結する光ファイバ、１０２及び１０３は先端が各々
内視窓４０近傍に達し、その部分の清浄に用いられる吸
引チューブ及び送気水パイプである。１０４は外筒ｎの
周囲に取着された／＜ルーノ（図示せず）に対して送排
水するための送排水パイプ、１０５は軸体４１に連結さ
れた駆動シャフトである。その他は第２図と同様である
。

次に上述内視鏡の動作について説明する。まず操作部１
１内の動力源より駆動シャフトｌＯ５及び軸体おを介し
て回動力を従動軸２４に与える。これにより回転体２３
が回転し、これと一体に回転板３２も回転する。回転板
３２が回転すると信号面３２ａ、３２ｂも接点おが接触
された状態で回転し、従ってこれら両者で表示部１３と
振動子２１．２２の間の信号授受の中継が行われる。ま
た、同時に光反射面３２ｃ及び先非反射面３２ｄも回転
するので、表示部１３−発光用光ファイバ３６→光反射
面３２ｃ又は先非反射面３２ｄ→受光用光ファイバ３６
→本体１３のように、光反射、非反射面３２ｃ、３２ｄ
により開閉される光学的な開閉路が形成され、始動点乃
至角度検出が行われる。例えば、光ファイバ３９．３９
の開口端対向面が、回転板３２の回転により非反射面３
２ｄから反射面３２ｃに変化する瞬間、第６図（ａ）に
示すように、立ち上がり信号を検出し、逆の場合には同
図（ｂ）に示すように立ち下がシ信号を検出するように
して前記始動点乃至角度検出が行われる。そして、第６
図（ａ）の立ち上がシ信号を検出したときからは、接点
おけ信号面３２ａを摺接するので、このときからｔｌｌ
Ｅぼ１８０°回転するまでの間、振動子２１が送受信を
行う。回転板３２がほぼ１８０°回転すると第６図（ｂ
）の立ち下がシ信号を検出し、その直後より接点３３は
信号面３２ｂを摺動し始めるので、このときからほぼ１
８０°回転するまでの間、振動子２２が送受信を行う。

なお、上述したように接点３３は信号面３２ａ、３２ｂ
を摺接するので、これら両者は導電性は勿論のこと、耐
摩耗性についても優れることが望ましい。

また、光反射面３２ｃの回転板３２の板面上の数は、角
度検出に要求される精度に応じて任意に選定すればよく
、例えば第７図に示すように、放射状に分割形成しても
よい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明は、光学系内視鏡部とで被検体
内に挿入する挿入部の先端硬性部を構成する超音波部が
、走査手段により超音波走査される複数の超音波振動子
と、この振動子と画像表示部との間で信号を授受するた
めの信号伝達手段と、前記振動子の始動点及び角度検出
のための角度検出手段を備えてなる超音波内視鏡におい
て、前記振動子を前記先端硬性部の軸回り方向に回転す
る回転体の周囲に設け、前記信号伝達手段及び角度検出
手段を、信号面及び光反射面が形成された回転板、上記
信号面に摺接する接点及び上記光反射面の回転軌跡に開
口端が対向する発光及び受光用の光ファイバを備えて構
成したので、先端硬性部の軸方向に寸法をとられること
はなく、先端硬性部長を短くすることができる。また、
上記信号面は、回転板の板面の同心円上に振動子の数に
応じた数で各々所定間隔離して配列され、振動子の端子
と各別に導通するようにし、それらの信号面の回転軌跡
上を上記接点が摺接するようにしたので、この接点から
の１本の信号線で複数の振動子による送受信が可能とな
る。すなわち、振動子が増加しても信号線は１本とする
ことができ、その分、内視鏡挿入部の外径を細くするこ
とができるもので、前述先端硬性部長の短縮と相俟って
、それら先端硬性部及び挿入部を被検体に挿入する際の
苦痛をより少なくすることができるという効果がおる。

さらに１上述信号伝達手段により、複数、例えば２周波
数の信号が容易に取シ出すことができ、１８０°の画像
表示が可能とな９、また、それら１８０゜ずつの画像を
組み合わせた画像を作成することができる。例えば浅部
においては周波数の高い分解能の良好な画像を得、深部
においては可成り深い部分１で検査できるなど、表示画
像の視野、断層深さなどを種々組み合わせた変形例が容
易に、かつ先端硬性部長や挿入部径の増大を伴うことな
く実現できるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される超音波内視鏡の一例を概略
的に示す図、第２図は本発明による超音波内視鏡の一実
施例の要部を拡大して示す断面図、第３図は第２図中の
Ｉ−１線断面図、第４図は同じ＜Ｗ−Ｗ線断面図、第５
図は本発明内視鏡の挿入部の断面の一例を示す図、第６
図は同内視鏡の角度検出手段を説明するための波形図、
第７図岐同内視鏡の他の実施例の要部を示す断面図であ
る。１１・・・操作部、１２・・・光学観察窓、１３・・・
画像表示部、１４・・・挿入部、１５・・・先端硬性部
、２１．２２・・・超音波振動子、２３・・・回転体、
２４・・・従動軸、２７・・・外筒、３２・・・回転板
、３２ａ、３２ｂ・・・信号面、３２ｃ・・・光反射面
、３３・・・接点、あ・・・接点台、３６・・・絶縁板
、３８・・・信号線、３９・・・光ファイバ、４０・・
・光学系内視窓、４１・・・可撓性回転伝達軸体、２・
・・先端硬性部長。特許出願人　株式会社日立メデイコ代理人　弁理士　秋　　本　　正　　実弟　Ｉ　Ｉ４第　２図７；二　３　　＋２１；、５４嬰ｔ［３５ト′）箒　６図（ａ）　−二７（ｂ）　−Ｕ偽７図

Claims

【特許請求の範囲】

光学系内視鏡部とで被検体内に挿入する挿入部の先端硬
性部を構成する超音波部が、走査手段により超音波走査
される複数の超音波振動子と、この振動子と画像表示部
との間で信号を授受するための信号伝達手段と、前記振
動子の始動点及び角度検出のための角度検出手段を備え
てなる超音波内視鏡において、前記振動子は前記先端硬
性部の軸回り方向に回転する回転体の周囲に配設され、
前記信号伝達手段及び角度検出手段は、前記回転体と一
体に回転する回転板と、この回転板の板面の同心円上に
前記振動子の数に応じた数で各々所定間隔離して配列さ
れ、前記振動子の端子と各別に導通する導電性の信号面
と、前記回転板に形成された光反射面と、前記信号面の
回転軌跡上を摺接する接点と、前記光反射面の回転軌跡
に開口端が対向する発光及び受光用の光フアイバとを備
えてなることを特徴とする超音波内視鏡。