JPS63270033A

JPS63270033A - 超音波内視鏡

Info

Publication number: JPS63270033A
Application number: JP10674787A
Authority: JP
Inventors: Yoshitake Saitou; 斉藤　吉毅
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-04-30
Filing date: 1987-04-30
Publication date: 1988-11-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、挿入部先端に設けた超音波振動子を、挿入部
内に延在させた回転軸の先端部に取付け、この回転軸を
回転させて超音波振動子を走査駆動するようにした超音
波内視鏡に関するものである。

〔従来の技術〕

上述した超音波内視鏡は機械走査式超音波内視鏡として
既知であり、体腔内超音波診断装置として用いられてい
る。例えば特開昭６０−２２７７４０号公報には、内視
鏡挿入部の先端に超音波振動子を配置し、この超音波振
動子を可撓性を有する回転軸の一端に固着し、この回転
軸を挿入部内を通して外部に導びき、挿入部と操作部と
の間に設けた駆動部まで延在させ、この駆動部に設けた
モータによって回転軸を回転させ゛、これによって超音
波振動子を回転させて走査を行なうようにした超音波内
視鏡装置が提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の超音波内視鏡の駆動部では、回転する超
音波振動子と超音波送受信部との間での信号送受を行な
うための電気ケーブルが回転軸の内部に挿通されている
とともに回転形接点が回転軸上に設けられている。した
がって、回転軸を駆動するモータをこの回転軸の延長線
上に配置することはできない。そのため、モータを回転
軸の側方に配置し、その出力軸をタイミングベルトや歯
車等の動力伝達機構を介して回転軸に連結する構成を採
らざるを得なかった。したがって、駆動部が大形で重く
なるとともに、動力伝達機構の分だけ部品点数が増え、
組立てが面倒となり、コスト高となる欠点があった。特
に駆動部は操作部の近傍に設けられているので、駆動部
の外径が大きくなり、重量が重くなるということは操作
性の点でも問題があった。

したがって、本発明の目的は上述した欠点を除去し、超
音波振動子を走査駆動するための回転駆動部の小形軽量
化を図ることによって操作性を向上するとともに構成を
簡単として部品点数を減らし、組立てを容易としてコス
トを低減することができるように構成した超音波内視鏡
を提供しようとするものである。

〔問題点を解決するた約の手段および作用〕第１図は本
発明の超音波内視鏡の基本的構成を示すものであり、挿
入部１の先端に設けた超音波振動子２を、挿入部内に挿
通した回転軸３の先端部に固着する。この回転軸３は挿
入部１を経て外部へ導き、駆動部４まで延在させる。こ
の駆動部４には超音波モータ５を設け、その振動体５ａ
および移動体５ｂを回転軸３と同心的に配置し、移動体
５ｂを回転軸３と連結する。したがって、振動体５ａの
圧電素子に駆動信号を与えることにより移動体５ｂを所
定の方向に所定の速度で回転させることができ、これに
より超音波振動子２を回転走査することができる。また
、超音波振動子２に接続された信号ケーブル６は中空の
回転軸３の中を挿通して外部へ導く必要があるが、超音
波モータ５は中空であるため何ら支障がない。

〔実施例〕

第２図は本発明の超音波内視鏡の一実施例の全体の構成
を示す図である。内視鏡１１は各種の操作部材を設けた
操作部１２、超音波振動子の駆動部１３、体腔内に挿入
される挿入部１４を具えている。挿入部１４の先端には
弯曲部１５を介して先端硬性部１６が設けられている。

操作部１２にはユニバーサルコード１７が接続され。こ
のユニバーサルコードの先端にはコネクタ１８が設けで
ある。このコネクタは光源ユニットに接続されるもので
あり、ライトガイド１９の端部が突出している。

本例では挿入部１４にはライトガイド、イメージガイド
、鉗子チャンネル、送気チャンネルなどが挿通されてお
り、操作部１２に設けた接眼レンズ２０により体腔内を
観察する二とができるようになっている。このような構
成は内視鏡において周知となっているので詳細には示し
ていない。また操作部１２には弯曲部１５を弯曲させる
ための操作ノブ２１が設けてあり、これを操作すること
により先端を所望の方向に向けることができるようにな
っている。また、駆動部１３には鉗子チャンネルの開口
部２２が設けである。

挿入部１４の先端の硬性部１６には超音波振動子２３が
配置されており、これは挿入部１４内に挿通された回転
軸の先端に固着されている。この回転軸は駆動部１３ま
で延在しており、この駆動部に設けた超音波モータによ
り回転させるようになっている。

一方、超音波振動子２３に接続されたケーブルは回転軸
の中を挿通した後、ユニバーサルコード１７の中を延在
させ、さらに、これから分岐したコード２４を介してコ
ネクタ２５まで延在させ、このコネクタを超音波観測装
置に接続するようになっている。

また、コード２４の途中には、中継用のアンプ２６を介
挿しである。さらに、硬性部１６の外側には破線で示す
ようなバルーン２７が着脱自在に設けられており、観察
時にはこのバルーンに水を送給して膨らませ、超音波エ
ネルギーをできるだけ減衰させずに体内に伝達するよう
にしている。

第３図は主として駆動部１３の構成を示すものである。

超音波振動子２３を支持する回転軸３１はフレキシブル
な中空の軸であり、その中には、超音波モータに接続さ
れたケーブル３２が挿通されている。

回転軸３１をスリーブ３３に固着し、このスリーブをベ
アリング３４を介してベース３５により回転自在に支承
する。このベース３５には台座３６を固着し、スリーブ
３３はベアリング３７を介してこの台座にも回転自在に
取付ける。ベース３５とスリーブ３３との間には超音波
モータ３８が設けである。すなわち、ベース３５にリン
グ状の振動体３８ａを取付けるとともにこの振動体と共
動する移動体３８ｂをスリーブ３３に取付ける。さらに
、ベース３５には回転位置検出器３９を設け、移動体３
８ｂのベース３５と対向する表面に設けた位置指標を検
出し、これによりスリーブ３３、したがって回転軸３１
の回転位置を検出するようにしている。スリーブ３３に
はフランジ４０．４１を固着し、これらのフランジに受
信アンプ４２を設けている。この受信アンプ４２にはケ
ーブル３２を接続し、超音波振動子２３から信号を増幅
するようにする。アンプ４２で増幅された信号はスリー
ブ３３の内部に配線されたケーブル４３を経て回転形接
点ボックス４４に供給され、ここで例えば、スリップリ
ング接点を介してケーブル４５に伝達される。

超音波モータ３８の振動体３８ａは幾つかに分割された
電極、リング状の圧電素子およびリング状の弾性体を具
えているが、第３図ではそれら全体を振動体として示し
である。電極に所定の位相の駆動電圧を印加すると圧電
素子は振動し、これによって弾性体は進行波状に変位し
、これと接触する移動体３８ｂが回転するようになる。

この移動体３８ｂはスリーブ３３に連結されており、こ
のスリーブ３３は回転軸３１に連結されているので、回
転軸は回転し、その先端に取付けた超音波振動子２３が
回転するようになる。

このように超音波モータ３８を用い、その振動体３８ａ
および移動体３８ｂを回転軸と同心的に配置すると駆動
部全体の外径を小さくすることかできる。

また、移動体３８ｂを直接回転軸に連結できるので、歯
車、タイミングベルトなどの動力伝達機構も必要でなく
なり、部品点数を減らすことができる。

さらに超音波モータは回転軸の軸上に部品が存在しない
ので回転軸に通したケーブルの処理が非常に容易になる
とともに軸上に回転形接点ボックス４４を配置すること
ができ、構成を簡素化できる。

本発明は上述した実施例だけに限られるものではなく幾
多の変更や変形が可能である。例えば上述した例では振
動体および移動体はリング状としたが中央に孔を有する
円板状とすることもできる。

さらに第４図に示すように円筒５１の円表面に電極、圧
電素子および弾性体を具える円筒状の振動体５２を固着
し、その中にスリーブ状の移動体５３を挿通し、この移
動体を回転させたり、第５図に示すように回転軸に連結
したスリーブ５４の外表面に振動体５５を固着し、この
外側に二分割した円筒体５６を嵌合し、スリーブ５４を
回転させるように構成することもできる。

〔発明の効果〕上述した本発明の超音波内視鏡によれば、超音波像を得
るための超音波振動子を先端に固着した回転軸を、この
回転軸と同心的に配置した超音波モータによって回転駆
動するようにしたため、超音波モータを含む駆動部を小
形軽量とすることができ、操作性を向上することができ
る。また、超音波モータと回転軸は直結できるので、歯
車やタイミングベルトなどの動力伝達機構が不要となる
ので部品点数が少なくなり、組立ても容易となり、コス
トも低廉となる。さらに、超音波振動子に接続されたケ
ーブルには回転軸に通して外部へ引き出しているが、超
音波モータは中空となっているのでその引出しは容易と
なり、回転軸の軸線上に回転形接点ボックスを配置する
ことも可能となるので、構成は非常に簡潔となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による超音波内視鏡の基本的構成を示す
概念図、第２図は本発明による超音波内視鏡の一実施例の構成を
示す図、第３図は同じくその駆動部の構成を示す断面図、第４図
および第５図は駆動部の超音波モータの他の例を示す図
である。ｌ・・・挿入部　　　　　　２・・・超音波振動子３・
・・回転軸　　　　　　４・・・駆動部５・・・超音波
モータ　　　５ａ・・・振動体５ｂ・・・移動体　　　
　　　６・・・ケーブル１４・・・挿入部　　　　　　
２３・・・超音波振動子３１・・・回転軸　　　　　　
３３・・・スリーブ３８・・・超音波モータ　　　３８
ａ・・・振動部３８ｂ・・・移動部第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

１、挿入部先端に設けた超音波振動子を、挿入部内に延
在させた回転軸の先端部に取付け、この回転軸を回転さ
せて超音波振動子を走査駆動するようにした超音波内視
鏡において、前記回転軸を、これと同心的に配置した超
音波モータで回転駆動するよう構成したことを特徴とす
る超音波内視鏡。