JPS6125497B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6125497B2
JPS6125497B2 JP9955578A JP9955578A JPS6125497B2 JP S6125497 B2 JPS6125497 B2 JP S6125497B2 JP 9955578 A JP9955578 A JP 9955578A JP 9955578 A JP9955578 A JP 9955578A JP S6125497 B2 JPS6125497 B2 JP S6125497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
housing
core metal
press
manufacturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP9955578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5527535A (en
Inventor
Yasumasa Mizukoshi
Yukihiro Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP9955578A priority Critical patent/JPS5527535A/ja
Publication of JPS5527535A publication Critical patent/JPS5527535A/ja
Publication of JPS6125497B2 publication Critical patent/JPS6125497B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内周面を軸受面とし、外周面をハウジ
ングの軸受穴内に圧入して使用するすべり軸受の
製造方法に関する。
従来すべり軸受として代表的なものに、鋼板上
に軸受面となる軸受用合金を接合し、曲げ加工を
行つて円筒状とした巻ブツシユがある。巻きブツ
シユが曲げ加工によつて得られる真円度は通常
100内至150ミクロン程度であり、これをハウジン
グの軸受穴内に圧入後、軸受面となる内径面を切
削して、真円度を10ミクロン程度以下にすると共
に、所要の寸法精度にしている。
また、最近軸受の摺接面の材料として、すぐれ
た摩耗特性を有する合成樹脂膜、あるいは銅合金
等の金属板上に合成樹脂膜を被覆した積層膜が使
用されているが、このような材料はハウジングへ
の圧入後に、切削加工による仕上ができないもの
が多く、寸法精度の向上が困難である欠点があ
る。すなわち、巻ブツシユを製造する際の板状体
の曲げ加工によつては、厳密な内径寸法および真
円度の精度を得ることが極めて困難であり、さら
に、ハウジングへの圧入時には、ハウジングの軸
受穴の寸法誤差および巻きブツシユの板厚のバラ
ツキ等の諸因子が誤差要因として加わるため、軸
受面を樹脂とするときには、厳密な寸法精度およ
び真円度が得られない欠点があつた。
本発明は前記欠点に鑑み、軸受面の切削加工を
することなしに、所要の寸法精度等の得られるす
べり軸受の製造方法を提供することを目的とし、
その方法は、金属製の外筒外面に塑性変形可能な
突起を設け、所要寸法に対し適当な寸法に製作し
た芯金を軸受面に挿入した状態ですべり軸受をハ
ウジングの軸受穴内に圧入し、軸受面の寸法精度
等を芯金になぞらえて適正ならしめたものであ
る。
これを図の実施例について説明すると、第1図
はハウジングに圧入する前の本発明による巻きブ
ツシユであるすべり軸受1を示し、すべり軸受は
金属製の外筒10と合成樹脂膜等の軸受材料を外
筒の内面に接合した軸受層11とからなり、外筒
10の外面には、ローレツトあるいはセレーシヨ
ン等の塑性変形可能な突起12が設けられてい
る。軸受材料は合成樹脂膜に限定するものではな
く、後述するような場合には、金属であつてもよ
い。また、突起12もローレツトやセレーション
に限らず、塑性変形する程度で全外周にほゞ均等
に設けられたものであればよい。すべり軸受1は
突起12の山の高さを含めた外径寸法を第2図に
示すハウジング3の軸受穴31の直径寸法よりも
適宜寸法だけ大にしてある。このすべり軸受1の
軸受層11の内面、すなわち軸受面に芯金2を挿
入する。芯金2の嵌合部21の外径は、第1図の
状態における軸受面の内径寸法よりも小さい所定
の寸法にしてあり、かつ寸法および真円度を精密
に仕上げてある。このような芯金2を軸受面に挿
入したすべり軸受1をハウジング3の軸受穴31
内に圧入するのであるが、ハウジング3の軸受部
外周面32に軸受部外周面の膨脹を制限する外型
4を必要により嵌合しておく。軸受部の肉厚が大
であれば、外径4は必要としない。芯金2の肩部
22ですべり軸受1を押し、すべり軸受1をハウ
ジングの軸受穴31内に圧入すると、すべり軸受
1はハウジングの軸受穴31と芯金の嵌合部21
の間に圧入される結果となるが、最初、ハウジン
グの軸受穴31と外筒の突起12とにより軸受面
は収縮するが、直ちに芯金の嵌合部21に密着し
てそれ以上は収縮しない。また、外周方向の膨脹
はハウジング3の軸受部により阻止される。即
ち、圧入時の圧入代は軸受外周面の突起12の塑
性変形により吸収され、軸受面は芯金の嵌合部2
1になぞつた寸法精度および真円度が得られ、各
部の誤差は前記突起12の変形で吸収されてしま
う。この際の圧入力は突起12が塑性変形するの
で、過大な力は必要とせず、突起12はハウジン
グの軸受穴31の内面にくい込み、すべり軸受1
は確実に固定される。なお、第2図中の符号5
は、ハウジング3を載置したプレス機の下台であ
る。
第3図ないし第5図は、軸受面に合成樹脂膜を
有する内径28ミリ、外筒の板厚1.5ミリの巻きブ
ツシユの軸受面の形状を真円度測定器で測定した
結果を示し、第3図は従来の巻きブツシユを軸受
穴に圧入したもので、真円度は40ミリロンあり、
巻きブツシユの合わせ目13で内側に折れ曲りが
みられる。また、内径寸法もブツシユ板厚やハウ
ジング軸受穴内径寸法等のバラツキが入つたバラ
ツキの大きいものとなつている。第4図は本発明
の実施例であつて、外筒の外面に平面に平目ロー
レツトを施して突起を形成し、芯金を使用してハ
ウジングの軸受穴に圧入したもので、真円度も10
ミクロンと小さくなり、内径寸法のバラツキも小
さくなつた。なお、圧入後、芯金を軸受面から抜
くと、軸受内径はスプリングバツクにより収縮す
るので、この収縮分を考慮して芯金の嵌合部の前
記所定寸法は定めなければならない。
以上の実施例は芯金が真円の場合であるが、芯
金の半円分をゴジツクアーチ形状にすると、ハウ
ジングに圧入された巻きブツシユの軸受面の形状
は、第5図に示すような、下半円分が異る中心を
持つ半径Rの2個の円孤を連結した形状となり、
芯金の形状が軸受面に転写されることが理解でき
る。この場合は、軸受材料を軟金属としての応用
が可能であり、切削加工が形状の複雑さのため困
難なものに対し、効果を奏し得る。
以上のように本発明のすべり軸受の製造方法
は、ハウジングの軸受穴に外面に突起を備えるす
べり軸受を圧入することにより、軸受外面の突起
が軸受穴と干渉して塑性変形して軸受や軸受穴の
寸法のバラツキを吸収し、軸受面は芯金の嵌合部
に収縮密着して芯金の寸法精度あるいは形状にな
ぞつたものを製造し得る。このため、軸受面の切
削加工が不可能な軸受材料のみでなく、従来切削
加工をしていた軸受材料を使用する軸受であつて
も、簡単に必要とする寸法精度あるいは形状が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象となるすべり軸受をハウ
ジングに圧入する前の斜視図、第2図は第1図の
すべり軸受をハウジングに圧入する状態を示す断
面図、第3図は従来の製造方法による巻きブツシ
ユについて真円度測定器で計測した軸受面の形状
の拡大図、第4図は本発明による巻きブツシユの
軸受面の形状の第3図相当拡大図、第5図は本発
明による軸受面形状をゴシツクアーチとした実施
例の第3図相当拡大図である。 符号の説明1:すべり軸受、2:芯金、3:ハ
ウジング、4:外型、5:下台、10:外筒、1
1:軸受層、12:突起、12:嵌合部、22:
肩部、31:軸受穴、32:軸受部外周面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属製の外筒の内面に軸受用材料を接合して
    軸受面を形成するすべり軸受の製造方法におい
    て、前記外筒の外面に塑性変形可能な突起を設
    け、該突起の山の高さを含めた外径寸法をハウジ
    ングの軸受穴の内径寸法よりも適宜寸法大にし、
    前記軸受面に芯金を挿入した状態ですべり軸受を
    ハウジングの軸受穴内に圧入し、軸受面の寸法精
    度あるいは形状を芯金になぞらえて適正ならしめ
    ることを特徴とするすべり軸受の製造方法。 2 前記すべり軸受は巻きブツシユであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のすべり軸
    受の製造方法。 3 前記突起はローレツトまたはセレーシヨンに
    より設けることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のすべり軸受の製造方法。
JP9955578A 1978-08-17 1978-08-17 Plain bearing Granted JPS5527535A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9955578A JPS5527535A (en) 1978-08-17 1978-08-17 Plain bearing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9955578A JPS5527535A (en) 1978-08-17 1978-08-17 Plain bearing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5527535A JPS5527535A (en) 1980-02-27
JPS6125497B2 true JPS6125497B2 (ja) 1986-06-16

Family

ID=14250398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9955578A Granted JPS5527535A (en) 1978-08-17 1978-08-17 Plain bearing

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JP (1) JPS5527535A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557006B2 (ja) * 2010-03-31 2014-07-23 株式会社ジェイテクト 電動パワーステアリング装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5527535A (en) 1980-02-27

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