JPH02271110A - トーショナルダンパの組み立て方法 - Google Patents
トーショナルダンパの組み立て方法Info
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- JPH02271110A JPH02271110A JP2066067A JP6606790A JPH02271110A JP H02271110 A JPH02271110 A JP H02271110A JP 2066067 A JP2066067 A JP 2066067A JP 6606790 A JP6606790 A JP 6606790A JP H02271110 A JPH02271110 A JP H02271110A
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- Japan
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- fitting
- hub
- ring
- vibration ring
- annular rubber
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- Pending
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Landscapes
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、クランク軸”に生ずる捩り振動等を抑制する
トーショナルダンパの組み立て方法に関する。
トーショナルダンパの組み立て方法に関する。
従来から、トーショナルダンパの一種として第7図に示
すように環状のハブ(al と振動リング(c)とを同
心に離間配置し、このハブ(a)と振動リング(C)と
の間に環状ゴム(b)を圧入したものが知られている。 ハブ(a)および振動リング(c)はそれぞれ所定の金
属材によって成形されている。 【発明が解決しようとする課題] ハブ(a)と振動リング(e)との間に環状ゴム(b)
を圧入するに際しては、これに先立って、嵌合面、すな
わち環状ゴム(b)の内周面および外周面またはハブ(
a)の外周面および振動リング(c)の内周面に潤滑用
の油を塗布(該油は次第に環状ゴム(b)に浸透し、あ
るいは空気中に蒸発してしまうので、のちに嵌合部にお
けるスリップ等の不具合をもたらすことはない)してい
るが、嵌合面が何れも平滑に成形されていることから圧
入に際して各嵌合面が密着して油を掻き出してしまって
いる。したがって嵌合作業は該密着による摩擦抵抗に抗
して無理矢理圧入するという方法で行なわれており、こ
のため環状ゴム(b)のハブ(a)あるいは振動リング
(C)との嵌合面に皺が生じる等して嵌合状態にばらつ
きが起こり易く、具体的にはハブ(a)と振動リング(
c)の軸方向相対位置の?ic、径方向相対位置の十i
L<偏心)または相対的な傾斜(面振れ)等の不具合と
なって現われており、これらは嵌合の際の嵌合面の潤滑
を目的として嵌合面に塗布した油が充分にその目的を果
たしていないために起こるものであった。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は以上の点に鑑み、油の潤滑作用を向上させてハ
ブ、環状ゴムおよび振動リングの嵌合状態にばらつきが
生じるのを防止することを目的とするもので、この目的
を達成するため、環状のハブと振動リングとを同心に離
間配置し、前記ハブと振動リングとの間に環状ゴムを圧
入するトーショナルダンパの組み立て方法において、前
記ハブと環状ゴムの何れか一方の嵌合面、および前記環
状ゴムと振動リングの何れか一方の嵌合面に凹部または
凸部を形成して油溜まりを設定し、該油溜まりを設定し
た嵌合面に潤滑油を塗布し、前記塗布後にハブと振動リ
ングとの間に環状ゴムを圧入することとした。 〔作 用〕 上記構成によれば、嵌合面に凹部または凸部による油溜
まりが設定されて環状ゴムとハブの両嵌合面問および環
状ゴムと振動リングの両嵌合面間に豊富に油が介在する
ため、嵌合作業をきわめて円滑に行なうことができる。 なお既述のとうり嵌合面間に介在する潤滑用の油は蒸発
等によって消滅し、長時間にわたって残留することはな
いものである。 〔実 施 例〕 つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。 第1図および第2図に示すように、環状のハブ(1)と
振動リング(3)を同心に離間配置して該ハブ(1)
と振動リング(3)との間に環状ゴム(2)を圧入する
のに先立って、環状ゴム(2)のハブ(1)および振動
リング(3)との嵌合面に多数の凹部(4)をデインプ
ル加工により形成して油溜まり(4゛)を設定し、該嵌
合面に潤滑用の油を塗布してから圧入を行なう。このよ
うにすれば油溜まり(4°)内に多量の油が溜まって圧
入に際して嵌合面間に豊富に油が介在し、嵌合作業を円
滑に行なうことができる。第3図は第2の実施例として
環状ゴム(2a)の内周面および外周面に液状ゴムを射
出することにより、もしくはキャビティの内壁にショッ
ト加工等によりきわめて多数の凹凸を形成した成形型(
図示せず)にて環状ゴム(2a)を成形することにより
、環状ゴム(2a)の嵌合面にきわめて多数の凹部(4
a)または凸部を形成したもの、第4図は第3の実施例
として環状ゴム(2b)の内周面および外周面に、軸方
向に延びる多数の溝(4b)または凸条を形成したもの
、第5図は第4の実施例として環状ゴム(2C)の内周
面および外周面に、あたかもチエツク模様のごとく互い
に交差するようになる多数の溝(4C)または凸条を形
成したものである。 また、第6図は第5の実施例としてハブ(l゛)外周面
および振動リング(3゛)内周面に鋼球を押し付ける等
によって凹部(5)を多数形成し、油溜まりをなすよう
構成したものである。 [発明の効果] 以上述べたように1本発明の組み立て方法によればハブ
と環状ゴムの何れか一方の嵌合面および環状ゴムと振動
リングの何れか一方の嵌合面に凹部または凸部゛による
油溜まりが設定され、嵌合作業に際して嵌合面間に安定
した油膜が介在する。 したがって環状ゴムとハブ、および環状ゴムと振動リン
グが意に反して嵌合過程の中途において密着してしまう
ようなことがなく、前記油膜が充分にその潤滑作用を果
たすため、嵌合作業を円滑に行なうことができる。した
がって、これに伴い環状ゴムの嵌合面に皺が生じる等の
嵌合状態のばらつきも抑止され、ハブと振動リングの軸
方向相対位置のず八や相対的偏心等、製品寸法のばらつ
きおよびハブと振動リングの面振れ等を回避することが
可能になる。
すように環状のハブ(al と振動リング(c)とを同
心に離間配置し、このハブ(a)と振動リング(C)と
の間に環状ゴム(b)を圧入したものが知られている。 ハブ(a)および振動リング(c)はそれぞれ所定の金
属材によって成形されている。 【発明が解決しようとする課題] ハブ(a)と振動リング(e)との間に環状ゴム(b)
を圧入するに際しては、これに先立って、嵌合面、すな
わち環状ゴム(b)の内周面および外周面またはハブ(
a)の外周面および振動リング(c)の内周面に潤滑用
の油を塗布(該油は次第に環状ゴム(b)に浸透し、あ
るいは空気中に蒸発してしまうので、のちに嵌合部にお
けるスリップ等の不具合をもたらすことはない)してい
るが、嵌合面が何れも平滑に成形されていることから圧
入に際して各嵌合面が密着して油を掻き出してしまって
いる。したがって嵌合作業は該密着による摩擦抵抗に抗
して無理矢理圧入するという方法で行なわれており、こ
のため環状ゴム(b)のハブ(a)あるいは振動リング
(C)との嵌合面に皺が生じる等して嵌合状態にばらつ
きが起こり易く、具体的にはハブ(a)と振動リング(
c)の軸方向相対位置の?ic、径方向相対位置の十i
L<偏心)または相対的な傾斜(面振れ)等の不具合と
なって現われており、これらは嵌合の際の嵌合面の潤滑
を目的として嵌合面に塗布した油が充分にその目的を果
たしていないために起こるものであった。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は以上の点に鑑み、油の潤滑作用を向上させてハ
ブ、環状ゴムおよび振動リングの嵌合状態にばらつきが
生じるのを防止することを目的とするもので、この目的
を達成するため、環状のハブと振動リングとを同心に離
間配置し、前記ハブと振動リングとの間に環状ゴムを圧
入するトーショナルダンパの組み立て方法において、前
記ハブと環状ゴムの何れか一方の嵌合面、および前記環
状ゴムと振動リングの何れか一方の嵌合面に凹部または
凸部を形成して油溜まりを設定し、該油溜まりを設定し
た嵌合面に潤滑油を塗布し、前記塗布後にハブと振動リ
ングとの間に環状ゴムを圧入することとした。 〔作 用〕 上記構成によれば、嵌合面に凹部または凸部による油溜
まりが設定されて環状ゴムとハブの両嵌合面問および環
状ゴムと振動リングの両嵌合面間に豊富に油が介在する
ため、嵌合作業をきわめて円滑に行なうことができる。 なお既述のとうり嵌合面間に介在する潤滑用の油は蒸発
等によって消滅し、長時間にわたって残留することはな
いものである。 〔実 施 例〕 つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。 第1図および第2図に示すように、環状のハブ(1)と
振動リング(3)を同心に離間配置して該ハブ(1)
と振動リング(3)との間に環状ゴム(2)を圧入する
のに先立って、環状ゴム(2)のハブ(1)および振動
リング(3)との嵌合面に多数の凹部(4)をデインプ
ル加工により形成して油溜まり(4゛)を設定し、該嵌
合面に潤滑用の油を塗布してから圧入を行なう。このよ
うにすれば油溜まり(4°)内に多量の油が溜まって圧
入に際して嵌合面間に豊富に油が介在し、嵌合作業を円
滑に行なうことができる。第3図は第2の実施例として
環状ゴム(2a)の内周面および外周面に液状ゴムを射
出することにより、もしくはキャビティの内壁にショッ
ト加工等によりきわめて多数の凹凸を形成した成形型(
図示せず)にて環状ゴム(2a)を成形することにより
、環状ゴム(2a)の嵌合面にきわめて多数の凹部(4
a)または凸部を形成したもの、第4図は第3の実施例
として環状ゴム(2b)の内周面および外周面に、軸方
向に延びる多数の溝(4b)または凸条を形成したもの
、第5図は第4の実施例として環状ゴム(2C)の内周
面および外周面に、あたかもチエツク模様のごとく互い
に交差するようになる多数の溝(4C)または凸条を形
成したものである。 また、第6図は第5の実施例としてハブ(l゛)外周面
および振動リング(3゛)内周面に鋼球を押し付ける等
によって凹部(5)を多数形成し、油溜まりをなすよう
構成したものである。 [発明の効果] 以上述べたように1本発明の組み立て方法によればハブ
と環状ゴムの何れか一方の嵌合面および環状ゴムと振動
リングの何れか一方の嵌合面に凹部または凸部゛による
油溜まりが設定され、嵌合作業に際して嵌合面間に安定
した油膜が介在する。 したがって環状ゴムとハブ、および環状ゴムと振動リン
グが意に反して嵌合過程の中途において密着してしまう
ようなことがなく、前記油膜が充分にその潤滑作用を果
たすため、嵌合作業を円滑に行なうことができる。した
がって、これに伴い環状ゴムの嵌合面に皺が生じる等の
嵌合状態のばらつきも抑止され、ハブと振動リングの軸
方向相対位置のず八や相対的偏心等、製品寸法のばらつ
きおよびハブと振動リングの面振れ等を回避することが
可能になる。
第1図は本発明の第1実施例に係るトーショナルダンパ
の半裁断面図、第2図は同実施例に係る環状ゴムの斜視
図、第3図、第4図および第5図はそれぞれ本発明の第
2、第3および第4実施例に係る環状ゴムの斜視図、第
6図は本発明の第5実施例に係るトーショナルダンパの
半裁断面図、第7図は従来のトーショナルダンパの一例
を示す一部切欠した斜視図である。
の半裁断面図、第2図は同実施例に係る環状ゴムの斜視
図、第3図、第4図および第5図はそれぞれ本発明の第
2、第3および第4実施例に係る環状ゴムの斜視図、第
6図は本発明の第5実施例に係るトーショナルダンパの
半裁断面図、第7図は従来のトーショナルダンパの一例
を示す一部切欠した斜視図である。
Claims (1)
- 1、環状のハブと振動リングとを同心に離間配置し、前
記ハブと振動リングとの間に環状ゴムを圧入するトーシ
ョナルダンパの組み立て方法において、前記ハブと環状
ゴムの何れか一方の嵌合面、および前記環状ゴムと振動
リングの何れか一方の嵌合面に凹部または凸部を形成し
て油溜まりを設定し、該油溜まりを設定した嵌合面に潤
滑油を塗布し、前記塗布後にハブと振動リングとの間に
環状ゴムを圧入することを特徴とするトーショナルダン
パの組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2066067A JPH02271110A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | トーショナルダンパの組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2066067A JPH02271110A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | トーショナルダンパの組み立て方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02271110A true JPH02271110A (ja) | 1990-11-06 |
Family
ID=13305136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2066067A Pending JPH02271110A (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | トーショナルダンパの組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02271110A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004530081A (ja) * | 2000-07-25 | 2004-09-30 | ザ ゲイツ コーポレイション | 二重リングダンパ |
JP2007236664A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Shiroki Corp | リクライニング装置 |
CN110257148A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-09-20 | 青岛建邦供应链股份有限公司 | 压装液组合物和提高曲轴皮带轮减震性的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141533A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 金属ハウジング付防振ゴムの製造方法 |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP2066067A patent/JPH02271110A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60141533A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 金属ハウジング付防振ゴムの製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004530081A (ja) * | 2000-07-25 | 2004-09-30 | ザ ゲイツ コーポレイション | 二重リングダンパ |
JP2007236664A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Shiroki Corp | リクライニング装置 |
CN110257148A (zh) * | 2019-06-25 | 2019-09-20 | 青岛建邦供应链股份有限公司 | 压装液组合物和提高曲轴皮带轮减震性的方法 |
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