JPS6128098Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6128098Y2 JPS6128098Y2 JP1981080626U JP8062681U JPS6128098Y2 JP S6128098 Y2 JPS6128098 Y2 JP S6128098Y2 JP 1981080626 U JP1981080626 U JP 1981080626U JP 8062681 U JP8062681 U JP 8062681U JP S6128098 Y2 JPS6128098 Y2 JP S6128098Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing member
- sphere
- hole
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 4
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
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- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は高精度回転スピンドルに用いられる
スラスト流体軸受の改良に関するものである。
スラスト流体軸受の改良に関するものである。
従来から音響機器や映像機器などに用いられて
いるスラスト流体軸受は、例えば第1図に示すよ
うに両端面が平面状をなし、軸心の盲孔4aに球
体5aを保持した軸受部材1aが支持部材3aに
固定され、互に対向する軸2aの端面および動圧
発生みぞを有する前記軸受部材1aの軸受面11
aの間に潤滑剤として油、グリース、水又は気体
などの流体を介在させ、軸2aの回転によつて圧
力を発生させて前記軸2aを支承するようになつ
ている。
いるスラスト流体軸受は、例えば第1図に示すよ
うに両端面が平面状をなし、軸心の盲孔4aに球
体5aを保持した軸受部材1aが支持部材3aに
固定され、互に対向する軸2aの端面および動圧
発生みぞを有する前記軸受部材1aの軸受面11
aの間に潤滑剤として油、グリース、水又は気体
などの流体を介在させ、軸2aの回転によつて圧
力を発生させて前記軸2aを支承するようになつ
ている。
一般にこの形式のスラスト軸受の負荷容量は潤
滑膜の厚さがうすいほど大きくなる性質をもつて
いるので、軸受の負荷容量を高めるには出来ずだ
け膜をうすくする必要があり、そのため回転中に
軸の端面が球体に接触しないように前記軸受部材
1aの軸受面11aに保持された球体5aの軸受
面11aからの僅かな凸出量を精度よく寸法管理
する必要があるが、前記球体5aを保持している
孔4aが盲孔であるため、孔4aの深さを精度よ
く成形することが困難であり、結果として前記球
体5aの凸出量に誤差が生じ易すいので、前記潤
滑膜をうすくすれば軸2aの端面21aが回転中
に球体5aに接触するおそれがあるため潤滑膜の
厚さをうすくすることが出来ず、従つて容易に軸
受の負荷容量を増大することが出来なかつた。
滑膜の厚さがうすいほど大きくなる性質をもつて
いるので、軸受の負荷容量を高めるには出来ずだ
け膜をうすくする必要があり、そのため回転中に
軸の端面が球体に接触しないように前記軸受部材
1aの軸受面11aに保持された球体5aの軸受
面11aからの僅かな凸出量を精度よく寸法管理
する必要があるが、前記球体5aを保持している
孔4aが盲孔であるため、孔4aの深さを精度よ
く成形することが困難であり、結果として前記球
体5aの凸出量に誤差が生じ易すいので、前記潤
滑膜をうすくすれば軸2aの端面21aが回転中
に球体5aに接触するおそれがあるため潤滑膜の
厚さをうすくすることが出来ず、従つて容易に軸
受の負荷容量を増大することが出来なかつた。
この考案は従来品のもつ前述のごとき欠点を補
い、前記潤滑膜の厚さをうすくして負荷容量の大
きい流体スラスト軸受装置を提供するものであ
る。
い、前記潤滑膜の厚さをうすくして負荷容量の大
きい流体スラスト軸受装置を提供するものであ
る。
次にこの考案によるスラスト軸受装置を第2図
に示した代表的な実施例について説明すると、図
はこの考案による第1図と同一の流体スラスト軸
受装置の要部の断面図であり、図中符号1は軸受
部材、11は軸受面、2は後述する支持部材の円
形孔内に回転可能に支持されている軸、21は軸
2の端面、3は円筒状の周壁を有する円形孔を備
ええ、その一方が開口し、他方に前記軸受面11
を有する軸受部材によつて塞がれた筒状の支持部
材、4は貫通孔、5は球体である。
に示した代表的な実施例について説明すると、図
はこの考案による第1図と同一の流体スラスト軸
受装置の要部の断面図であり、図中符号1は軸受
部材、11は軸受面、2は後述する支持部材の円
形孔内に回転可能に支持されている軸、21は軸
2の端面、3は円筒状の周壁を有する円形孔を備
ええ、その一方が開口し、他方に前記軸受面11
を有する軸受部材によつて塞がれた筒状の支持部
材、4は貫通孔、5は球体である。
第1図と同様に平板状の軸受部材1の軸受面1
1に動圧発生用みぞを有しており、前記軸受面1
1の軸心に球体5を保持しているが、従来品と異
り前記軸受部材1に設けた球体5を保持する孔4
は貫通孔となつており、該貫通孔4に直径が前記
軸受部材1の厚さよりも僅かに大きい球体5が固
着の1手段としての圧入によつて圧着固定され、
前記軸受部材1の厚さと球体5の直径との微差分
だけ前記球体5の頂部が前記軸受面11よりスラ
スト凸出するようになつている。
1に動圧発生用みぞを有しており、前記軸受面1
1の軸心に球体5を保持しているが、従来品と異
り前記軸受部材1に設けた球体5を保持する孔4
は貫通孔となつており、該貫通孔4に直径が前記
軸受部材1の厚さよりも僅かに大きい球体5が固
着の1手段としての圧入によつて圧着固定され、
前記軸受部材1の厚さと球体5の直径との微差分
だけ前記球体5の頂部が前記軸受面11よりスラ
スト凸出するようになつている。
前述のごとくこの考案による軸受部材1に設け
た球体5を保持する孔4は貫通孔となつているの
で、従来品の盲孔4aの深さを正確に成形する代
りに平板状の軸受部材1の厚さを精度高く成形す
れば良く、一般に平板状の部材の厚さを高精度に
成形することは盲孔の深さをそろえることに比べ
ればはるかに容易であるので、同一の直径の球体
を使用した場合、球体5の凸出量を精度よく安定
して形成することが出来るようになる。
た球体5を保持する孔4は貫通孔となつているの
で、従来品の盲孔4aの深さを正確に成形する代
りに平板状の軸受部材1の厚さを精度高く成形す
れば良く、一般に平板状の部材の厚さを高精度に
成形することは盲孔の深さをそろえることに比べ
ればはるかに容易であるので、同一の直径の球体
を使用した場合、球体5の凸出量を精度よく安定
して形成することが出来るようになる。
従つて、量産にあたつては、精度の均一したス
ラスト軸受部が形成されて軸受性能の向上を図る
ことができることは勿論のこと、潤滑剤の膜の厚
さをうすくしても回転中に軸端面21が球体5に
接触するおそれはなく、又球体5は貫通孔4に圧
入、接着などの適宜な固定手段によつてすきまな
く固着されているので、潤滑剤の圧力が上つても
潤滑剤が該孔4から漏失するおそれもなく軸受の
負荷容量を従来よりも高くするとが可能である。
ラスト軸受部が形成されて軸受性能の向上を図る
ことができることは勿論のこと、潤滑剤の膜の厚
さをうすくしても回転中に軸端面21が球体5に
接触するおそれはなく、又球体5は貫通孔4に圧
入、接着などの適宜な固定手段によつてすきまな
く固着されているので、潤滑剤の圧力が上つても
潤滑剤が該孔4から漏失するおそれもなく軸受の
負荷容量を従来よりも高くするとが可能である。
なおこの実施例では動圧発生用のみぞは軸受部
材1に設けてあるが、軸2の端面又は軸受部材と
軸の双方に設けても差支えない。
材1に設けてあるが、軸2の端面又は軸受部材と
軸の双方に設けても差支えない。
第1図は従来用いられている流体スラスト軸受
装置の断面図、第2図はこの考案による流体スラ
スト軸受装置の実施例の要部の断面図。 図中符号1は軸受部材、2は軸、3は支持部
材、4は貫通孔、5は球体である。
装置の断面図、第2図はこの考案による流体スラ
スト軸受装置の実施例の要部の断面図。 図中符号1は軸受部材、2は軸、3は支持部
材、4は貫通孔、5は球体である。
Claims (1)
- 円筒状の周壁を有する円形孔を備え、該円形孔
の一方が開口し、他方が軸受部材によつて塞がれ
た筒状をなし、かつ、前記軸受部材の軸心位置に
球体を有する支持部材と、該支持部材の円形孔内
に回転可能に支持され、しかも、その一端が前記
球体と接するようになつており、かつ、前記互に
対向する軸受部材の軸受面と前記軸の端面のいず
れか一方または双方に動圧発生用のみぞを有し、
回転によつて前記軸を浮上支承する流体スラスト
軸受装置において、前記軸受部材の軸心位置に貫
通孔を設け、該貫通孔に、前記軸受部材の厚さよ
りも僅かに大きい直径の球体を固着し、前記軸受
部材の厚さと球体の直径との差だけ球体の頂部が
軸受部材の軸受面よりも凸出していることを特徴
とするスラスト軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981080626U JPS6128098Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981080626U JPS6128098Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193419U JPS57193419U (ja) | 1982-12-08 |
JPS6128098Y2 true JPS6128098Y2 (ja) | 1986-08-21 |
Family
ID=29876176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981080626U Expired JPS6128098Y2 (ja) | 1981-06-02 | 1981-06-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128098Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002070864A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Japan Servo Co Ltd | 動圧軸受を備える軸受構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331703A (en) * | 1976-09-07 | 1978-03-25 | Allis Chalmers | Process for gasifying coal by using rotary kiln |
JPS5611329A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Measuring method of melted metal temperature in vessel |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935918Y2 (ja) * | 1979-05-04 | 1984-10-03 | カシオ計算機株式会社 | 電源供給制御装置 |
-
1981
- 1981-06-02 JP JP1981080626U patent/JPS6128098Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331703A (en) * | 1976-09-07 | 1978-03-25 | Allis Chalmers | Process for gasifying coal by using rotary kiln |
JPS5611329A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-04 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Measuring method of melted metal temperature in vessel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193419U (ja) | 1982-12-08 |
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