JPH11210759A - 円錐ころ軸受 - Google Patents
円錐ころ軸受Info
- Publication number
- JPH11210759A JPH11210759A JP10011043A JP1104398A JPH11210759A JP H11210759 A JPH11210759 A JP H11210759A JP 10011043 A JP10011043 A JP 10011043A JP 1104398 A JP1104398 A JP 1104398A JP H11210759 A JPH11210759 A JP H11210759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller bearing
- outer ring
- tapered roller
- retainer
- cage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/4605—Details of interaction of cage and race, e.g. retention or centring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/4617—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages
- F16C33/4623—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages
- F16C33/4635—Massive or moulded cages having cage pockets surrounding the rollers, e.g. machined window cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock cages made from plastic, e.g. injection moulded window cages
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/46—Cages for rollers or needles
- F16C33/467—Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means
- F16C33/4676—Details of individual pockets, e.g. shape or roller retaining means of the stays separating adjacent cage pockets, e.g. guide means for the bearing-surface of the rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/36—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
- F16C19/364—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2300/00—Application independent of particular apparatuses
- F16C2300/02—General use or purpose, i.e. no use, purpose, special adaptation or modification indicated or a wide variety of uses mentioned
Abstract
(57)【要約】
【課題】円錐ころ軸受において、保持器に簡単な形状改
良を施すことで、全ての円錐ころに所要圧力をかけた状
態で慣らし回転できるようにし、軸受取り付けを短時間
で行えるようにすること。 【解決手段】内輪１の軌道溝２に嵌入装填されるととも
に保持器４に整列保持された円錐ころ３群に外輪５を軸
方向から外嵌装着して組み立てられる円錐ころ軸受にお
いて、保持器４に、前記組み立て過程において外輪５が
円錐ころ３に当接する前に当接する凸部８が設けられて
いる。これにより、外輪５の組み込み過程において、外
輪５が、円錐ころ３よりも先に保持器４の凸部８に対し
て当接することになり、保持器４を介してすべての円錐
ころ３が同時に整列して内輪１の大径鍔部２ａ側に押し
付けられることになる。
良を施すことで、全ての円錐ころに所要圧力をかけた状
態で慣らし回転できるようにし、軸受取り付けを短時間
で行えるようにすること。 【解決手段】内輪１の軌道溝２に嵌入装填されるととも
に保持器４に整列保持された円錐ころ３群に外輪５を軸
方向から外嵌装着して組み立てられる円錐ころ軸受にお
いて、保持器４に、前記組み立て過程において外輪５が
円錐ころ３に当接する前に当接する凸部８が設けられて
いる。これにより、外輪５の組み込み過程において、外
輪５が、円錐ころ３よりも先に保持器４の凸部８に対し
て当接することになり、保持器４を介してすべての円錐
ころ３が同時に整列して内輪１の大径鍔部２ａ側に押し
付けられることになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み込まれた保持
器に特徴を有する円錐ころ軸受に関する。
器に特徴を有する円錐ころ軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、一般的な円錐ころ軸受の縦断側
面図である。図例の円錐ころ軸受は、内輪１１の外周面
に形成した軌道溝１２に複数の円錐ころ１３を嵌入装填
するとともに、この円錐ころ１３群の周方向間隔をこれ
に外嵌装着された環状の保持器１４によって保持し、そ
の上で円錐ころ１３群に外輪１５を外嵌装着して構成さ
れている。
面図である。図例の円錐ころ軸受は、内輪１１の外周面
に形成した軌道溝１２に複数の円錐ころ１３を嵌入装填
するとともに、この円錐ころ１３群の周方向間隔をこれ
に外嵌装着された環状の保持器１４によって保持し、そ
の上で円錐ころ１３群に外輪１５を外嵌装着して構成さ
れている。
【０００３】このような円錐ころ軸受を設置対象へ取り
付けた後は、通常、外輪１５の嵌入方向Ａへ所要圧力を
かけた状態で慣らし回転することで、円錐ころ１３を軌
道溝１２に正しく沈み込ませるとともに、円錐ころ１３
の大径端を軌道溝１２を形成する大径側鍔部１２ａの内
面に馴染ませ、もって、最終的な軸受組付け幅寸法Ｗが
得られるように管理している。
付けた後は、通常、外輪１５の嵌入方向Ａへ所要圧力を
かけた状態で慣らし回転することで、円錐ころ１３を軌
道溝１２に正しく沈み込ませるとともに、円錐ころ１３
の大径端を軌道溝１２を形成する大径側鍔部１２ａの内
面に馴染ませ、もって、最終的な軸受組付け幅寸法Ｗが
得られるように管理している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記慣らし
回転においては、外輪１５の軌道面１５ａで円錐ころ１
３をアキシャル方向に加圧することが重要となるのであ
るが、円錐ころ１３や軌道溝１２の製作誤差等によって
は一部の円錐ころ１３に圧力がかからない状態（予圧抜
け）が発生することがある。このような場合には、慣ら
し回転時間を長くかける必要があり、軸受取り付けに多
大な時間がかかることが指摘される。
回転においては、外輪１５の軌道面１５ａで円錐ころ１
３をアキシャル方向に加圧することが重要となるのであ
るが、円錐ころ１３や軌道溝１２の製作誤差等によって
は一部の円錐ころ１３に圧力がかからない状態（予圧抜
け）が発生することがある。このような場合には、慣ら
し回転時間を長くかける必要があり、軸受取り付けに多
大な時間がかかることが指摘される。
【０００５】したがって、本発明は、円錐ころ軸受にお
いて、保持器に簡単な形状改良を施すことで、全ての円
錐ころに所要圧力をかけた状態で慣らし回転できるよう
にし、軸受取り付けを短時間で行えるようにすることを
目的とする。
いて、保持器に簡単な形状改良を施すことで、全ての円
錐ころに所要圧力をかけた状態で慣らし回転できるよう
にし、軸受取り付けを短時間で行えるようにすることを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１の円錐
ころ軸受は、内輪の軌道溝に嵌入装填されるとともに保
持器に整列保持された円錐ころ群に外輪を軸方向から外
嵌装着して組み立てられるもので、保持器に、前記組み
立て過程において外輪が円錐ころに当接する前に当接す
る凸部が設けられている。
ころ軸受は、内輪の軌道溝に嵌入装填されるとともに保
持器に整列保持された円錐ころ群に外輪を軸方向から外
嵌装着して組み立てられるもので、保持器に、前記組み
立て過程において外輪が円錐ころに当接する前に当接す
る凸部が設けられている。
【０００７】本発明の請求項２の円錐ころ軸受は、上記
請求項１の保持器の凸部が、当該保持器の外周面に径方
向外向きに隆起形成されるものである。
請求項１の保持器の凸部が、当該保持器の外周面に径方
向外向きに隆起形成されるものである。
【０００８】本発明の請求項３の円錐ころ軸受は、上記
請求項１の保持器の凸部が、当該保持器の大径端部の外
周面に径方向外向きに隆起形成されるものである。
請求項１の保持器の凸部が、当該保持器の大径端部の外
周面に径方向外向きに隆起形成されるものである。
【０００９】本発明の請求項４の円錐ころ軸受は、請求
項１ないし３のいずれかの保持器が、合成樹脂で形成さ
れるものである。
項１ないし３のいずれかの保持器が、合成樹脂で形成さ
れるものである。
【００１０】以上、本発明の円錐ころ軸受では、外輪の
嵌入過程において、外輪の移動に伴い、当該外輪が円錐
ころよりも先に保持器の凸部に対して当接するようにな
る。これにより、外輪が円錐ころそれぞれを個別に押す
前に保持器全体を押すことになるため、この保持器によ
ってすべての円錐ころが同時に整列して内輪の大径鍔部
に対して押し付けられることになる。
嵌入過程において、外輪の移動に伴い、当該外輪が円錐
ころよりも先に保持器の凸部に対して当接するようにな
る。これにより、外輪が円錐ころそれぞれを個別に押す
前に保持器全体を押すことになるため、この保持器によ
ってすべての円錐ころが同時に整列して内輪の大径鍔部
に対して押し付けられることになる。
【００１１】その後、外輪を更に移動させると、保持器
の凸部が弾性変形し、最終的に外輪の軌道面が円錐ころ
群に対して当接することになり、すべての円錐ころに対
してほぼ均等に予圧がかけられるようになる。なお、前
記凸部が外輪に対して当接したままであると、それが回
転抵抗となりうるが、使用経過に伴い、凸部が摩耗して
当接しなくなるので、これにより回転が円滑となる。
の凸部が弾性変形し、最終的に外輪の軌道面が円錐ころ
群に対して当接することになり、すべての円錐ころに対
してほぼ均等に予圧がかけられるようになる。なお、前
記凸部が外輪に対して当接したままであると、それが回
転抵抗となりうるが、使用経過に伴い、凸部が摩耗して
当接しなくなるので、これにより回転が円滑となる。
【００１２】なお、前述の凸部は、請求項２のように保
持器外周や、あるいは請求項３のように保持器の大径端
部に形成することができる。特に、大径端部に形成され
る凸部については、全周に連続する鍔部とすれば、密封
作用を発揮する。
持器外周や、あるいは請求項３のように保持器の大径端
部に形成することができる。特に、大径端部に形成され
る凸部については、全周に連続する鍔部とすれば、密封
作用を発揮する。
【００１３】また、請求項４のように保持器を合成樹脂
からなる成形品とすれば、円錐ころが軌道溝に押し当て
られた後の更なる押しつけに対しても凸部が容易に弾性
変形し、全ての円錐ころに均等に予圧をかけやすくな
る。
からなる成形品とすれば、円錐ころが軌道溝に押し当て
られた後の更なる押しつけに対しても凸部が容易に弾性
変形し、全ての円錐ころに均等に予圧をかけやすくな
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図１ないし
図５に示す実施形態に基づいて説明する。
図５に示す実施形態に基づいて説明する。
【００１５】図１および図２は本発明の一実施形態にか
かり、図１は、円錐ころ軸受の縦断側面図、図２は、図
１に示す保持器の一部を切り欠いて示す斜視図である。
かり、図１は、円錐ころ軸受の縦断側面図、図２は、図
１に示す保持器の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【００１６】この実施形態での円錐ころ軸受は、従来例
で説明したものと基本構成を同じにしており、内輪１の
外周面に形成した軌道溝２に複数の円錐ころ３を嵌入装
填するとともに、この円錐ころ３群の周方向間隔をこれ
に外嵌装着された環状の保持器４によって保持し、その
上で円錐ころ３群に外輪５を外嵌装着して構成されてい
る。
で説明したものと基本構成を同じにしており、内輪１の
外周面に形成した軌道溝２に複数の円錐ころ３を嵌入装
填するとともに、この円錐ころ３群の周方向間隔をこれ
に外嵌装着された環状の保持器４によって保持し、その
上で円錐ころ３群に外輪５を外嵌装着して構成されてい
る。
【００１７】この実施形態において従来例と異なる構成
は、保持器４である。保持器４は、図２に示すように、
合成樹脂材の成形品からなり、円周ほぼ等配の数カ所に
円錐ころ３を収容するポケット６を備えている。そし
て、周方向で隣り合うポケット６間に存在する柱部７の
外周面の軸方向二カ所には、径方向外向きに山形に隆起
される凸部８が形成されている。この保持器４の半径寸
法つまり中心から凸部８の頂部までの寸法は、内輪１お
よび保持器４に装着した各円錐ころ３の外接円形の半径
寸法よりも若干大きく設定されている。
は、保持器４である。保持器４は、図２に示すように、
合成樹脂材の成形品からなり、円周ほぼ等配の数カ所に
円錐ころ３を収容するポケット６を備えている。そし
て、周方向で隣り合うポケット６間に存在する柱部７の
外周面の軸方向二カ所には、径方向外向きに山形に隆起
される凸部８が形成されている。この保持器４の半径寸
法つまり中心から凸部８の頂部までの寸法は、内輪１お
よび保持器４に装着した各円錐ころ３の外接円形の半径
寸法よりも若干大きく設定されている。
【００１８】このような保持器４を備えていれば、内輪
１の軌道溝２に嵌入装填され保持器４に整列保持された
円錐ころ３群に外輪５を軸方向から外嵌装着して組み立
てる過程において、外輪５の軌道面５ａが円錐ころ３に
当接する少し前に保持器４の凸部８に対して当接するよ
うになる。
１の軌道溝２に嵌入装填され保持器４に整列保持された
円錐ころ３群に外輪５を軸方向から外嵌装着して組み立
てる過程において、外輪５の軌道面５ａが円錐ころ３に
当接する少し前に保持器４の凸部８に対して当接するよ
うになる。
【００１９】このため、外輪５の押し込みを継続する
と、円錐ころ３それぞれを個別に押す前に保持器４全体
が押されることになり、この保持器４の各ポケット６に
よってすべての円錐ころ３が同時に整列して内輪１の軌
道溝２および大径側鍔部２ａに押し付けられることにな
る。
と、円錐ころ３それぞれを個別に押す前に保持器４全体
が押されることになり、この保持器４の各ポケット６に
よってすべての円錐ころ３が同時に整列して内輪１の軌
道溝２および大径側鍔部２ａに押し付けられることにな
る。
【００２０】その後、外輪５の更なるアキシャル方向へ
の押しつけによって保持器４の凸部８は弾性変形し、最
終的に外輪５の軌道面５ａが円錐ころ３群に当接され
る。これにより、すべての円錐ころ３に対してほぼ均等
に予圧がかけられるようになるとともに、規定の軸受組
付け幅Ｗが得られることになる。
の押しつけによって保持器４の凸部８は弾性変形し、最
終的に外輪５の軌道面５ａが円錐ころ３群に当接され
る。これにより、すべての円錐ころ３に対してほぼ均等
に予圧がかけられるようになるとともに、規定の軸受組
付け幅Ｗが得られることになる。
【００２１】なお、凸部８は外輪５に対して当接したま
まであるが、使用経過に伴い、凸部８が摩耗して当接し
なくなるので、これにより回転が円滑となる。
まであるが、使用経過に伴い、凸部８が摩耗して当接し
なくなるので、これにより回転が円滑となる。
【００２２】なお、本発明は上述した実施形態のみに限
定されるものではなく、種々な応用が考えられる。
定されるものではなく、種々な応用が考えられる。
【００２３】（１） 図３に示すように、前記凸部８を
柱部７ごとにその位置を軸方向にずらして分散設置する
ようにしてもよい。
柱部７ごとにその位置を軸方向にずらして分散設置する
ようにしてもよい。
【００２４】（２） 図４に示すように、前記凸部８を
各柱部７の軸方向一箇所に設けるようにしてもよい。ま
た、すべての柱部７に凸部８を設ける必要はなく、例え
ば少なくとも保持器４を周方向で３等配した領域にそれ
ぞれ１つずつ設けるだけとしてもよい。
各柱部７の軸方向一箇所に設けるようにしてもよい。ま
た、すべての柱部７に凸部８を設ける必要はなく、例え
ば少なくとも保持器４を周方向で３等配した領域にそれ
ぞれ１つずつ設けるだけとしてもよい。
【００２５】（３） 図５に示すように、前記凸部８と
しては、保持器４の大径側端部の外周に鍔状に突設した
ものとすることができる。この場合には、外輪５の組み
込み過程において、外輪５の組込み方向端部が保持器４
の鍔状の凸部８に対して当接することになる。なお、こ
の鍔状の凸部８についても、全周に連続して設ける必要
はなく、円周数カ所に分散して突片状に設けるようにし
てもよい。
しては、保持器４の大径側端部の外周に鍔状に突設した
ものとすることができる。この場合には、外輪５の組み
込み過程において、外輪５の組込み方向端部が保持器４
の鍔状の凸部８に対して当接することになる。なお、こ
の鍔状の凸部８についても、全周に連続して設ける必要
はなく、円周数カ所に分散して突片状に設けるようにし
てもよい。
【００２６】（４）保持器４を金属薄板で構成し、その
柱部７の外周面に凸部８を隆起形成したり、大径側端部
につば状の凸部８を屈曲形成することもできる。
柱部７の外周面に凸部８を隆起形成したり、大径側端部
につば状の凸部８を屈曲形成することもできる。
【００２７】
【発明の効果】本発明の請求項１ないし４では、外輪の
組み込み過程において、すべての円錐ころを同時に整列
して内輪の大径鍔部側に押し付けることができて、すべ
ての円錐ころに対してほぼ均等に予圧をかけることがで
きるから、円錐ころ軸受をその設置対象に取り付けると
き、即座に規定の軸受組付け幅を得ることができるな
ど、取り付け作業を安定かつ迅速に行うことができ、使
用時の予圧抜けといった不具合の発生を防止できるよう
になる。
組み込み過程において、すべての円錐ころを同時に整列
して内輪の大径鍔部側に押し付けることができて、すべ
ての円錐ころに対してほぼ均等に予圧をかけることがで
きるから、円錐ころ軸受をその設置対象に取り付けると
き、即座に規定の軸受組付け幅を得ることができるな
ど、取り付け作業を安定かつ迅速に行うことができ、使
用時の予圧抜けといった不具合の発生を防止できるよう
になる。
【００２８】特に、請求項２では、外輪の軌道面から保
持器に対してアキシャル方向圧力とラジアル方向圧力と
の合成圧をかけることができるから、円錐ころを内輪の
軌道溝の底面側および軌道溝の大径端側に確実に押し付
けることができる。
持器に対してアキシャル方向圧力とラジアル方向圧力と
の合成圧をかけることができるから、円錐ころを内輪の
軌道溝の底面側および軌道溝の大径端側に確実に押し付
けることができる。
【００２９】また、請求項３では、外輪の端面から保持
器に対してアキシャル方向圧力をダイレクトにかけるこ
とができるから、円錐ころを内輪に軌道溝の大径端側に
確実に押し付けることができる。
器に対してアキシャル方向圧力をダイレクトにかけるこ
とができるから、円錐ころを内輪に軌道溝の大径端側に
確実に押し付けることができる。
【００３０】さらに、請求項４では、実使用時には凸部
は比較的容易に摩耗して非接触状態となり、回転負荷に
なることが回避され、軸受性能に悪影響を及ぼすことが
なくなる。
は比較的容易に摩耗して非接触状態となり、回転負荷に
なることが回避され、軸受性能に悪影響を及ぼすことが
なくなる。
【図１】本発明の一実施形態の円錐ころ軸受の縦断側面
図
図
【図２】図１に示す保持器の一部を切り欠いて示す斜視
図
図
【図３】本発明の他の実施形態の保持器の一部を切り欠
いて示す斜視図
いて示す斜視図
【図４】本発明のさらに他の実施形態の保持器を備える
円錐ころ軸受の上半分の縦断側面図
円錐ころ軸受の上半分の縦断側面図
【図５】本発明のさらに他の実施形態の円錐ころ軸受の
上半分の縦断側面図
上半分の縦断側面図
【図６】従来例の円錐ころ軸受の断面図
１ 内輪 ２ 内輪の軌道溝 ２ａ 内輪の大径側鍔部 ３ 円錐ころ ４ 保持器 ５ 外輪 ５ａ 外輪の軌道面 ８ 保持器の凸部
Claims (4)
- 【請求項１】 内輪の軌道溝に嵌入装填されるとともに
保持器に整列保持された円錐ころ群に外輪を軸方向から
外嵌装着して組み立てられる円錐ころ軸受において、 保持器に、前記組み立て過程において外輪が円錐ころに
当接する前に当接する凸部が設けられている、ことを特
徴とする円錐ころ軸受。 - 【請求項２】 請求項１記載の円錐ころ軸受において、
前記保持器の凸部が、当該保持器の外周面に径方向外向
きに隆起形成されるものである、ことを特徴とする円錐
ころ軸受。 - 【請求項３】 請求項１記載の円錐ころ軸受において、
前記保持器の凸部が、当該保持器の大径端部の外周面に
径方向外向きに隆起形成されるものである、ことを特徴
とする円錐ころ軸受。 - 【請求項４】 請求項１ないし３のいずれかに記載の円
錐ころ軸受において、前記保持器が、合成樹脂で形成さ
れるものである、ことを特徴とする円錐ころ軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01104398A JP3751739B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 円錐ころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01104398A JP3751739B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 円錐ころ軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210759A true JPH11210759A (ja) | 1999-08-03 |
| JP3751739B2 JP3751739B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=11767030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01104398A Expired - Fee Related JP3751739B2 (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | 円錐ころ軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3751739B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9115760B1 (en) | 2014-04-11 | 2015-08-25 | Jtekt Corporation | Tapered roller bearing |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6459395B2 (ja) | 2014-10-29 | 2019-01-30 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受 |
| JP6459396B2 (ja) | 2014-10-29 | 2019-01-30 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受 |
| JP6565164B2 (ja) * | 2014-10-29 | 2019-08-28 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受用の保持器及び円すいころ軸受 |
| JP6565163B2 (ja) | 2014-10-29 | 2019-08-28 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受 |
| JP6458447B2 (ja) | 2014-10-29 | 2019-01-30 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受 |
| JP6492540B2 (ja) | 2014-10-29 | 2019-04-03 | 株式会社ジェイテクト | 円すいころ軸受 |
| JP6599108B2 (ja) * | 2015-02-20 | 2019-10-30 | Ｎｔｎ株式会社 | 円すいころ軸受 |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP01104398A patent/JP3751739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9115760B1 (en) | 2014-04-11 | 2015-08-25 | Jtekt Corporation | Tapered roller bearing |
| DE102015105510A1 (de) | 2014-04-11 | 2015-10-15 | Jtekt Corporation | Kegelrollenlager |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3751739B2 (ja) | 2006-03-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4602875A (en) | Combined bearing, rotatable member and shield assembly | |
| EP0746698B1 (en) | Thrust bearing assembly | |
| JPH0540328Y2 (ja) | ||
| US4435890A (en) | Method for production of plastic extrusion-coated bearing races for rolling bearings and bearing races produced thereby | |
| JPH11210759A (ja) | 円錐ころ軸受 | |
| JPH03140617A (ja) | 予圧付与形複列アンギュラコンタクト軸受とその組立方法 | |
| JP2002227849A (ja) | 円すいころ軸受用保持器及び複列円すいころ軸受ユニット | |
| KR20000070940A (ko) | 샤프트-허브 어셈블리 및 이 어셈블리의 제조 방법 | |
| JP2008169937A (ja) | 軸受ユニット | |
| JP2003056570A (ja) | 複列円すいころ軸受ユニットとその組立方法 | |
| US5845998A (en) | Ball bearing assembly with polymer bearing ring | |
| CN109154326B (zh) | 轴承密封装置 | |
| US8337092B2 (en) | Retainer-equipped roller | |
| US5785432A (en) | Outer ring spacer for double row rolling bearing unit | |
| US9702409B2 (en) | Bearing having overmoulded wear race, and associated manufacturing method | |
| JP2005163994A (ja) | ころ軸受用保持器およびころ軸受 | |
| KR101192029B1 (ko) | 볼 베어링용 리테이너 및 그 제조방법 | |
| JP2013096505A (ja) | スラスト軸受用保持器ならびにこれを用いたスラスト軸受および３列複合円筒ころ軸受 | |
| JPH0712131A (ja) | 転がり軸受用保持器 | |
| GB2217793A (en) | Roller bearing assembly | |
| JPH1078038A (ja) | 密封転がり軸受 | |
| JP2000213545A (ja) | ころ軸受の保持器 | |
| JP2000094902A (ja) | 自動車用ハブユニット及びその組立方法 | |
| JP2000343905A (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニットの組立方法 | |
| KR100221281B1 (ko) | 롤러베어링의 디스크 케이지장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050422 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050708 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051111 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051208 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081216 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216 Year of fee payment: 5 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |