JPS61254325A - 延伸多層プラスチツク容器の製法 - Google Patents

延伸多層プラスチツク容器の製法

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JPS61254325A
JPS61254325A JP9555885A JP9555885A JPS61254325A JP S61254325 A JPS61254325 A JP S61254325A JP 9555885 A JP9555885 A JP 9555885A JP 9555885 A JP9555885 A JP 9555885A JP S61254325 A JPS61254325 A JP S61254325A
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polyester
ethylene
vinyl alcohol
resin
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野原 繁三
Sadao Hirata
平田 貞夫
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • B29C45/1646Injecting parison-like articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2105/00Condition, form or state of moulded material or of the material to be shaped
    • B29K2105/25Solid
    • B29K2105/253Preform

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童業上の利用分野 本発明は、延伸多層プラスチック容器の製法に関するも
ので、よ、り詳細には、優れたガスバリヤ−性と耐衝撃
層間剥離との組合せを有し、耐圧容器として特に有用な
延伸多層プラスチック容器の製法に関する。本発明は特
に、多層プリフォームの共射出成形に際して、ガスバリ
ヤ−性樹脂中間層の偏肉を防止するための改良に関する
従来の技術及び発明の技術的課題 延伸ブロー成形法によるポリエステル容器は、優れた透
明性、適度の剛性を有し、液体洗剤、シャンプー、化粧
品、醤油、ソース等の他に、ビール、コーラ、サイダー
等の炭酸飲料や、果汁、ミネラルウォーターなどの清涼
飲料用容器にも広く使用されるに至っている。
この延伸ポリエステル容器は、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等の汎用樹脂容器に比べれば、ガスバリヤ−性に
優れているとしても、罐やびんがガス透過性が殆んどゼ
ロであるのに対して、無視し得ない酸素や炭酸ガスの透
過性を有しており、内容物の保存期間は比較的短かい期
間に限られている。
この欠点を改善する念め、ポリエステル等の耐クリープ
性配向性樹脂に対して、エチレン−ビニルアルコール共
重合体の如きガスバリヤ−性樹脂を組合せ、多層構造と
することにより、容器のガスバリヤ−性を向上させるこ
とが種々提案されている。
延伸多層プラスチック容器を製造するには先ず、多層構
造のプリフォームを製造する必要があり、この多層プリ
フォームを製造す′るために、共押出成形法、多段射出
成形法、共射出成形法等の種々の手法が用いられている
これらの内、共押出成形法は、プリフォーム断面におけ
る各層の厚みの配分や厚みの規定が容易であるという利
点を有するが、その反面底部乃至はピンチオフ部でガス
バリヤ−性樹脂層が露出し、これを内外層間に完全に封
入することが困難であるという問題がある。また、多段
射出成形法においては、多層毎にキャビティ型を変更に
多段射出を行わなければならないという煩わしさがあり
、未だ工業的にも成功するに至っていない。共射出成性
は、操作が簡便でしかもガスバリヤ−性樹脂層を耐クリ
ープ性樹脂の内外層間に封入し得るとしても、ガスバリ
ヤ−性樹脂中間層の挿入位置を厳密に規制することが困
難であり、また該中間層の偏肉が著しいという問題があ
る。
発明の要旨及び目的 本発明者等は、共射出法で熱可塑性ポリエステル等の耐
クリープ性配向性樹脂の内外表面層とエチレン−ビニル
アルコール共重合体等のガスバリヤ−性樹脂の中間層と
から成る多層プリフォームを製造し、この多層パリソン
を延伸ブロー成形して容器を製造する際、該耐クリープ
性配向性樹脂とガスバリヤ−性樹脂との射出タイミング
を以下に述べるように行うときには、ガスバリヤ−性樹
脂中間層を開口端部を除いてほぼ全面だわたって一様に
分布させ得ると共に、該中間層の偏肉傾向を著しく抑制
し得ることを見出した。
即ち、本発明の目的は、優れたガスバリヤ−性と耐衝撃
層間剥離性との組合せを有し、外観特性の良好な耐圧容
器として有用な延伸多層プラスチック容器の製法を提供
するにある。
本発明の他の目的は、ポリエステル内外表面層とエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の中間層とから成り、こ
れら両樹脂層に二軸方向への分子配向が付与されている
と共に、両樹脂層の密着状態が容器の形で維持されてい
る延伸多層プラスチック容器の製法を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、ガスバリヤ−性中間層が容器
全面にわたって封入状態で一様に分布され、しかも中間
層の偏肉傾向が有効に抑制された延伸多層プラスチック
容器の製法を提供するにあるO 発明の構成 本発明によれば、耐クリープ性配向性樹脂とガスバリヤ
−性とを共射出成形して多層プリフォームを成形し、こ
の多層プリフォームをブロー金型内で且つ延伸可能な温
度で延伸ブロー成形することから成る延伸多層プラスチ
ック容器の製法において、プリフォームに対応するキャ
ビティを備え且つプリフォーム底部に対応する位置にゲ
ートを有する射出金型に、所要耐クリープ性、配向性樹
脂の一部を射出して、該キャピテイの途中迄該樹脂を充
満させ、該一次射出の終了後微少時間をおいてガスバリ
ヤ−性樹脂を射出し、ガスハIJ ヤー性樹脂の射出中
或いは射出後に、残余の耐りIJ−プ性、配向性樹脂を
二次射出し、ガスバリヤ−性樹脂射出後も前記樹脂の二
次射出を続行し、ガスバリヤ−性樹脂を二次射出樹脂と
共にキャビティ先端乃至その近傍迄展延させ、これによ
り多層プリフォームを形成させることを特徴とする方法
が提供される。
発明の実施の態様 本発明を、添付図面に示す具体例に基づいて以下に詳細
に説明する。
尚、以下の説明では、耐クリープ性樹脂の代表例として
熱可塑性ポリエステル、ガスバリヤ−性樹脂の代表例と
してエチレン−ビニルアルコール共重合体を夫々挙げて
説明するが、本発明はこれらの組合せに限定されない。
プリフォームの製法 多層プリフォームの製造に用いる共射出装置を示す第1
図において、射出金型1とコア金型2との間にはプリフ
ォームに対応するキャビティ3が形成されている。金型
1のプリフォーム底部に対応する位置にはゲート4があ
り、ホットランナ−ノズル5及びホットランナ−ブロッ
ク6を経て二台の射出機7及び8に接続されている。主
射出機7はポリエステル射出用のもので、バレル9及び
その内部のスクリュー10を備えており、副射出機8は
エチレン−ビニルアルコール共重合体射出用のもので、
バレル11及びその内部のスクリュー12を備えている
。ブロック6及びノズル5には、ポリエステル射出用の
断面が環状のホットランナ−16と、その中心に位置す
るエチレンビニルアルコール共重合体射出用のホットラ
ンナ−14とがあり、これらは同軸で且つノズル5の先
端近傍で合流するように設けられている。ポリエステル
射出用スプル15はスプルブツシュ16を介してホット
ランナ−16に接続され、一方エチレンービニルアルコ
ール共重合体射出用スプル17はスプルブツシュ18を
介してホットランナ−14に接続されている。射出すべ
き樹脂をバレル9(11)内に溶融し、スクリュー10
 (12)の回転によりバレル9 (11)内に貯留し
た後、スクリュー10(12)を前進させて、溶融樹脂
をスプル15 (17)、ホットランナ−13(14)
及びゲート4を介してキャビティ3内に射出するが、本
発明によれば、ポリエステル及びエチレン−ビニルアル
コール共重合体の射出を次の条件で行なう。
ポリエステル及ヒエチレンービニルアルコール共重合体
の射出時間と射出圧力との関係の一例を示す第2図にお
いて、図中のアルファベット記号A−Eは、第3−A乃
至3−E図の説明図に対応するものである。
先ス、ポリエステル射出用スクリュー10を前進させ、
キャビティ6内に一定圧力下で一次射出させる。1K5
−A図はポリエステルが射出直前の状態であり、ポリエ
ステル20がノズル5の先端部にあるが、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体21はホットランナ−14の先
端に留まっている。ポリエステルの射出に伴なって、第
3−8図に示す通り、キャビティ6の途中迄が一次射出
ポリエステル20で充満される。
本発明によれば、ポリエステルの所定の一部の量を射出
した段階、即ち射出時間t1経過後、微少時間Δt1を
おいて、エチレン−ビニルアルコール共重合体射出用の
スクリュー12を前進させ、キャビティ3内にエチレン
−ビニルアルコール共重合体21を射出させる。この場
合、第3−C図に示す通り、キャビティ6の表面の部分
では、一次射出ポリエステル20が金型との接触より固
化されているか、或いは固化されていないとしても粘度
の極めて高い状態となっており、従って、射出すれたエ
チレン−ビニルアルコール共重合体21は、ポリエステ
ル充満層のほぼ中心面に沿ってキャビティ先端部へ向け
て流動し、該共重合体の中間層を形成する。
本発明において、ポリエステルの一次射出を中止し、微
小時間Δt、をおいてからエチレンビニルアルコールの
射出を開始することにより、キャビティ6内のポリエス
テル圧が低下した状態でキャビティ3内にエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体の射出が行われ、その結果とし
て、エチレン−ビニルアルコール共重合体の中間層の形
成が円滑に、しかも中間の位置に、偏向なしに導入され
ることになる。
次いで、エチレン−ビニルアルコール共重合体ノ射出終
了後、ポリエチレンテレフタレートの二次射出を開始す
る。キャビティ内に射出された二次射出ポリエステル2
2は、第3−C図に示される通り、キャピテイ側外面の
ポリエステル層20αとエチレン−ビニルアルコール共
重合体層21との間に流入し、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体層21をキャビティ内面側に押圧すると共
に、この2次射出ポリエステル22がエチレン−ビニル
アルコール共重合体層をキャビティ先端に向けて引伸し
しながら、即ち共重合体層のしごき成形を行いながら、
自身もエチレン−ビニルアルコール共重合体層21と一
次射出ポリエステル外面層20.Zとの間を、キャビテ
ィ先端に向けて前進する。
2次射出ポリエステル22の前進とそれに伴なう二手し
ンービニルアルコール共重合体層21の引伸し乃至しご
き成形とは、第3−D図から了解される通り、キャビテ
ィ6の先端近傍迄行われるが、2次射出の最終段階、即
ち時間t3経過後では、第3−E図に示す通り、2次射
出ポリエステル22がキャビティ先端26に達して射出
サイクルが終了する。
本発明によれば、このよう゛にポリエステルの一次射出
停止後、微小時間Δt、をおいて、エチレン−ビニルア
ルコール共重合体の射出を行うことにヨリ、エチレン−
ビニルアルコール共重合体層、一次射出ポリエステル充
満層のほぼ中心面に正確に位置させ得ると共に、ポリエ
ステルの二次射出圧IKa力としてエチレン−ビニルア
ルコール共重合体のプリフォーム先端へのしごき成形を
行うことにより、エチレン−ビニルアルコール共重合体
中間者の正確な位置決めと、偏肉の比較的少ない中間層
の形成が可能となる。寸た、本発明によレバ、エチレン
−ビニルアルコールをプリフォーム先端近傍迄展延させ
ることが可能となり、更に、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体の中間1をポリエステル外表面層よりも十分
に薄肉でしかも器壁の中心面よりも内表面側に偏よった
分布構造とすることができ、またエチレンビニルアルコ
ール共重合体中間層をポリエステル間に完全に封じ込め
ることが可能となる。
本発明においては、このような分布構造の多層ハIJソ
ンを、延伸ブロー成形に付することにより、後述する通
り、全く予想外で且つ新規な多くの作用効果が達成され
るものである。
二次ポリエステルの射出をエチレン−ビニルアルコール
共重合体射出後に行う代りに、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の射出中に行うこともでき、第4図のダイ
アグラムはこのような例を示す。第5図は、第4図にお
ける■の状態を示すものであり、エチレン−ビニルアル
コール共重合体の射出と共にポリエステルの二次射出も
行われている。この場合にも、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の射出樹脂先端部が一次ポリエステル射出
充満層の中間に位置決めされて、以後のしごき成形が円
滑に行われる。
ポリエステル一次射出終了からエチレン−ビニルアルコ
ール共重合体射出迄の時間差ΔtIは0.0001乃至
5.0秒、特に0.0005乃至4.0秒の範囲内にあ
るのが望ましい。一方、エチレン−ビニルアルコール共
重合体射出開始からポリエステル二次射出開始迄の時間
差Δt、は0乃至t。
+2.5秒の範囲、特に0.0001乃至f、十2.0
秒の範囲内であってよい。
本発明において、ポリエステルの一次射出圧をPl、エ
チレン−ビニルアルコール共t&体+7)射出圧ヲpt
 、ポリエステルの二次射出圧をP3としたとき、これ
らの圧力条件はかなり大巾に変化させ得ることが見出さ
れた。
一般的[言って、エチレン−ビニルアルコール共重合体
の射出圧P、ば、ポリエステルの一次射出停止後よりも
高いことがエチレン−ビニルアルコール共重合体を完全
な連続相として形成させる上で有利であり、一方ポリエ
ステルの二次射出圧P、はポリエステルの一次射出停止
後 よりもかなり低ぐても満足すべき結果が得られるこ
とが見出された。P、・P、及びP、は次の関係にある
ことが望ましい。
P、=60乃至80 Kf/crIi(ゲージ圧)。
Pt=BO乃至110Ky/i(ゲージ圧〕で且つPl
の1.2乃至1.8倍の圧力。
ps=3o乃至50 Ky/atl (ゲージ圧)で且
つP、の0.5乃至0.8倍の圧力。
本発明において、ポリエステルの二次射出が一次射出よ
りも小さい圧力で円滑に進行することは将に驚くべき新
規知見であった。この理由は正確には不明であるが、二
次射出ポリエステルが抵抗の小さb溶融樹脂間を通過す
ること及び二次射出ポリエステルと接触するエチレン−
ビニルアルコール共重合体の溶融物が二次射出ポリエス
テルの流動を容易にする滑剤的作用を行なうことが考え
られる。
本発明の共射出成形法において、エチレン−ビニルアル
コール共重合体の射出量がエチレン−ビニルアルコール
共重合体の中間層の厚みに関係することは当然であるが
、ポリエステルの一次射出量はポリエステル内表面層の
厚みに関係し、またポリエステルの二次射出量はエチレ
ン−ビニルアルコール共重合体の中間層のプリフォーム
の厚み方向中心から内表面側えの偏りの程度と密接に関
連する。
本発明においては、エチレン−ビニルアルコール共重合
体中間層はポリエステル外表面層よりもかなり薄いもの
であることから、キャビティ容積fV、ポリエステルの
一次射出容量をVl、ポリエステルの二次射出容量ヲ〆
7、エチレンーヒニルアルコール共重合体の射出容量を
〆、としたとき、V3をVの1乃至20%、特に5乃至
10チとすることが一般に望ましく、一次射出容量と二
次射出容量との割合V、 @ V、は30ニア0乃至8
0:20、特に50:50乃至70:30の容積比にあ
ることが望ましい。
即ち、r、の値が前記範囲よりも小さくなると、容器の
ガスバリヤ−性を顕著に改善することが困難となる傾向
があり、r、の値が上記範囲よりも大きくなると、プリ
フォームの延伸ブロー特性が低下し、また容器のコスト
が高くなるという欠点を生ずる。Vlの比率が上記範囲
よりも小さい場合には、エチレン−ビニルアルコール共
重合体がプリフォーム表面に露出するという致命的な欠
点が生じる場合があり、一方V、の比率が上記範囲より
本大きい場合には、エチレン−ビニルアルコール共重合
体をプリフォームの実質上大部分の面積にわたって中間
層として展延させることが困難となったり、或いはエチ
レン−ビニルアルコール共重合体の中間層を内表面側へ
偏よらせることによる顕著な利点(後述するりか失われ
ることになる0 素材 本発FiA4cおいては、配向性、耐クリープ性樹脂と
して、熱可塑性ポリエステル、特にポリエチレンテレフ
タレートCPET)が好適に使用されるが、ポリエチレ
ンテレフタレートの本質を損わない限り、エチレンテレ
フタレート単位を主&、!=L、他のポリエステル単位
を含むコポリエステルをも使用し得る。このようなコポ
リエステル形成用の共重合成分としては、イソフタル酸
、P−β−オキシエトキシ安息香酸、ナフタレン2.6
−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−4,4′−ジカ
ルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピ
ン酸、セパシン酸またはこれらのアルキルエステル誘導
体などのジカルボン酸成分、プロピレンクリコール、1
.4−ブタンジオール・ネオペンチルグリコール、1.
6−ヘキジレンクリコール、シクロヘキサンジメタツー
ル、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコールなどのグ
リコール成分を挙げることができる0 用いる熱可塑性ポリエステルは、器壁の機械的な性質の
点からは、固有粘度〔η〕が0.5以上、特に0.6以
上であることが望ましい。更にこのポリエステルは顔料
・染料等の着色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤などの添
加剤を含有することも出来る。
配向性、耐クリープ性樹脂の他の例としては、ポリカー
ボネート、ボリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテ
ルスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ−
4−メチルペンテン−1、ポリプロピレン、耐衝撃性ポ
リスチレン、ポリメチルメタクリレート、アクリロニト
リル/スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル等を挙げるこ
とができる。
本発明においては、ガスバリヤ−性樹脂層として、ビニ
ルアルコール含有量が40乃至85モルチ、特に50乃
至80モルチのエチレン−ビニルアルコール共重合体を
用いることが特に好適である。即チ、エチレン−ビニル
アルコール共重合体は、ガスバリヤ−性に最も優れた樹
脂の一つであり、そのガスハIJヤー性や熱成形性はビ
ニルアルコール単位含有量に依存する。ビニルアルコー
ル含有量が40モルチよりも小さい場合には、上記範囲
内にある場合に比して、酸素や炭酸ガスに対する透過度
が犬きく、ガスバリヤ−性を改善するという本発明の目
的には適さず、一方この含有量が85モルチを越えると
、水蒸気に対する透過性が大きくなると共に、溶融成形
性が低下するのでやけり本発明の目的に適さない。
エチレン−ビニルアルコール共X合体は、エチレンと酢
酸ビニル等のビニルエステルとの共重合体を、そのケン
化度が96%以上、特に99%以上となるようにケン化
することにより得られるが、この共重合体は、上記成分
以外に、酸素や炭酸ガス等へのバリヤー性を損わない範
囲内で、例えば3モルチ迄の範囲内で、プロピレン、ブ
チレン−1、インブチレン等の炭素数3以上のオレフィ
ンを共単量体成分として含有していてもよい。
エチレン−ビニルアルコール共重合体の分子量け、フィ
ルムを形成し得るに足る分子量であれば特に制限はない
が、一般には、フェノール85重量%と水15ti%と
の混合溶媒中、30cの温度で測定して、固有粘度〔η
〕が0.r17乃至o、17L乍の範囲にあるのがよい
ガスバリヤ−性樹脂の他の例としては、脂肪族ポリアミ
ド、芳香族ポリアミド、不飽和ニトリル系樹脂、ポリ塩
化ビニリデン、ガスバリヤ−性ポリエステル等を挙げる
ことができる。
以下の例でも、耐向性、耐クリープ性樹脂としてポリエ
ステル、ガスバリヤ−性樹脂としてエチレン−ビニルア
ルコール共重合体を夫々代表させて説明する。
本発明においては、後に詳述する通り、射出金型のキャ
ビティ内で、ポリエステルとエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体との明確に区別された1状の流れを形成させ
ることが容器のガスバリヤ−性の点で重要となる。この
ためには、ポリエステル及ヒエチレンービニルアルコー
ル共重合体トして、構造粘性指数の差が0.01乃至1
o、特に0.05乃至5の範囲内にある組合せを使用す
るのがよい。
本明細書において、構造粘性指数とは、両方の樹脂の内
の高い方の融点よりも5c高い温度において、100s
ec  以上のズリ速度で溶融体の流動曲線から求めら
れる値であり、より詳細には、ズリ応力τ(K9/ff
l )のloq値を縦軸、及びズリ速度″’r (se
111!−’)のloり値を横軸として値をプロットし
、のαとして求められる値である。
この構造粘性指数の差が前記範囲よりも小さい場合には
、後述する共射出に際して、両相脂層の混じり合いを生
ずるようになり、プリフォーム中に明確に区別されたエ
チレン−ビニルアルコール共重合体の連続した完全な層
を形成させることが困難となる。また、この構造粘性指
数の差が上記範囲よりも大きくなると、共射出そのもの
が困難となる傾向がある。
溶融体の構造粘性指数は、樹脂の分子量1分子量分布及
び化学構造に依存する。本発明においては、用いるポリ
エステル及びエチレン−ビニルアルコール共重合体の分
子量及び分子量分布を選ぶことにより、構造粘性指数の
差を前述した範囲とすることができる。
ブロー成形法 本発明方法によれば、かくして得られた第6−2図に示
す構造の多層プリフォームを延伸ブロー成形に付する。
この延伸ブロー成形に先立って、多層プリフォームを先
ずポリエステルの延伸可能温度、一般に80乃至135
tZ”、特に90乃至125Cの温度に維持する。この
調温工程は、多層プリフォームのポリエステル層が実質
上非結晶状態(アモルファス状態)に維持されるように
過冷却した後、熱風、赤外線ヒーター、高周波誘電加熱
等のそれ自体公知の加熱機構により、多層プリフォーム
を上記温度に加熱することによって行うこともできるし
、また前記射出金屋内或いは前記金型内で、多層プリフ
ォームの温度が前記温度に達する迄冷却乃至は放冷する
ことによっても行うことができる。
延伸ブロー成形操作を説明するための第6図及び第7図
において、有底多層プリフォーム25の口部にマンドレ
ル26を挿入すると共に、その口部を一対の割金型27
α、27hで挾持する。マンドレル26と同軸に垂直移
動可能な延伸棒28が設けられており、この延伸棒28
とマンドレル26との間には、流体吹込用の環状通路2
9があるQ 延伸棒28の先端ろ0をプリフォーム25の底部の内側
に当てがい、この延伸棒28を下方に移動させることに
より軸方肉圧引張延伸を行うと共に、前記通路29を経
てプリフォーム25内に流体を吹込み、この流体圧によ
り金型内でプリフォームを膨張延伸させる。
プリフォームの延伸の程度は、後に詳述する分子配向を
付与するに足るものであるが、そのためには、容器軸方
向への延伸倍率を1.2乃至10倍、特に1.5乃至5
倍、容器周方向への延伸倍率を1.2乃至10倍、特に
1.5乃至5倍とすることが望ましい。
容器の構造及び作用効果 本発明の延伸多層プラスチック容器の全体の配置を示す
第8図及びその断面構造を示す第9図において、この容
器31は、厚肉の口部(ノズル部)62、薄肉の胴部3
3及び閉塞底部64を有しており、胴部63と口部32
との間にはこれらを接続する台錐状の肩部65が細口容
器の場合には存在する。
この容器は、ポリエステルから成る内表面層36及び外
表面層37と、これらの間に完全に封入されたエチレン
−ビニルアルコール共重合体の中間層68とから成って
いる。即ち、この中間層68は、器壁のどの部分におい
ても表面に露出することなく、シかも底部、胴部、肩部
の全てにわたって中間層として存在している。口部62
の先端には中間層68は存在しないが、口部(ノズル部
)32の先端近く迄中間層38が介在するようにしても
よいし、口部62には中間層38が介在しないようにし
てもよい。このような変更は、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体の射出量及び溶融粘度を変更させることで
容易に行われる。
本発明による多層延伸プラスチック容器は、従来のこの
種の容器には認められな8幾つかの特徴ヲ有している。
その一つは、エチレン−ビニルアルコール共重合体の中
間層68がポリエステル外表面層67よりも薄肉で、し
かも器壁断面の中心面69(一点鎖線〕よりも内表面側
に偏った断面構造を有すること:その2つ目は内外表面
層36゜67と中間層68とは、容器胴部63を厚み方
向に裁断した状態では2009/1.5Crn巾以下の
低い剥離強度を示す場合でさえも、一体化した容器の形
では落下衝撃にも耐える密着力を示すこと;その6つ目
は胴部66を構成するポリエステル内外層が二軸方向に
分子配向されて込ることは当然であるが、それと共に胴
部中間層を構成するエチレン−ビニルアルコール共重合
体を、螢光偏光法による面内配向係数(t+m)が0.
4以上となるように分子配向されていることである。
先ず、本発明の容器においては、前述した分布構造をと
るため、2つのポリエステル層のうち、外表面層67が
厚く、内表面層66が薄い構造となる。このため、外力
を受ける外表面層67が応力担体となり、しかも延伸に
よる分子配向が与えられていることにも関連して、容器
としての安定な形態保持性が得られ、更に耐圧力、耐変
形性も向上するという効果が得られる。また、内表面層
36が薄い構造となっているため、ポリエステルへの炭
酸ガスの溶解吸着量が減少し、炭酸ガス入り内容物を充
填した際に、カーボネーション・ロスが少なくなるとい
う利点がある。更に、エチレン−ビニルアルコール共重
合体層が外表面層に比して十分薄いために、プリフォー
ムの延伸作業性が向上し、最終容器のエチレン−ビニル
アルコール共重合体中間層38に裂は目やクラックが全
熱発生しないという利点もある。
本発明の容器においては、エチレン−ビニルアルコール
共重合体の中間層68とポリエステル内外表面36.3
7との密着状態が、両者の間に全く接着力がないのに、
完全に維持されるという全く予想外且つ新規な事実があ
る。これら両樹脂層に全(乃至は殆んど接着力がない事
実は、この容器の胴部を厚み方向に裁断した場合、ポリ
エステル内外層と中間層との界面で、直ちに或いは僅か
の引剥し力で層間剥離が起ることにより確められる。し
かしながら、この容器は物述した裁断を行わず、一体化
した状態に保つときには、両樹脂層が完全に密着した外
観及び挙動を示し、容器を落下衝撃を加え、或いは軽度
の変形を加えた場合にも、全く剥離現象を示さず、完全
な密着状態が維持されることがわかった。この理由は、
未だ解明されるに至っていないが、ポリエステル内外表
面層の間にエチレン−ビニルアルコール共重合体の中間
層が完全に封入されて、両樹脂層間の気密性が保たれて
いること、前述した樹脂層の分布構造にも関連して、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体中間層に、ポリエス
テル内外層のタガ締力が作用していること、及び両樹脂
層の分子配向による密着効果があることに原因があると
思われる。
更に、本発明の容器におけるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体は、ポリエステル内外層と共に有効に延伸さ
れて、面方向に分子配向されでいる。この分子配向によ
り、エチレン−ビニルアルコール共重合体のガスバリヤ
−は顕著に向上し、例えば酸素に対する気体透過係数C
POt)は未配向のものの2分の1乃至5分の1という
小さい値となる。エチレン−ビニルアルコール共重合体
は延伸の困難な樹脂の一つであり、単独の層の形で延伸
を行うと、通常の成形条件で延伸すると破断を生じるこ
とが知られている(特公昭57−42493号公報)o
fた、エチレン−ビニルアルコール共重合体を延伸可能
な樹脂層でサンドイッチした積層体とし、積層体の形で
延伸すればエチレン−ビニルアルコール共重合体層に分
子配向を付与し得ることが知られているが、この場合に
は、エチレン−ビニルアルコール共重合体と延伸可能樹
脂層とを強固に接合することが必須不可欠であり、さモ
ナ<rrx、エチレン−ビニルアルコール共重合体層の
破断が生じると言われている(特開昭52−10348
1号公報)。これに対して、本発明においては、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体層とポリエステル層との
間に接着剤層は全く介在されていす、]−かもこれら両
両樹脂層には実質上接着が行われていないに本かかわら
ず、エチレン−ビニルアルコール共重合体層にも有効に
分子配向が付与されるのであって、これは本発明による
驚くべき作用効果であった。
本発明において、エチレン−ビニルアルコール共重合体
層が欠陥のない連続したフィルム層として存在する事実
は、容器胴部を厚み方向に裁断し、ポリエステル層から
共重合休場を剥離することにより確認される。また、こ
の剥離により、前述した各層の分布構造や所定の分子配
向の有無本確認される。
本発明において、容器胴部におけるポリエステル内層3
6の厚みをtい外層37の厚みをt7、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体中間層68の厚みをt、としたと
き、中間層68の内表面側への偏りの程度は1./1.
の比で表わされ、この比が大きい程偏よりの程度が大で
あることを示す。
一般にt t / e 1の比は1.0乃至5.0、特
に1.0乃至3.0の範囲内にあることが望ましい。即
ち、この比が上記範囲よりも小さいときには、中間層を
偏よらしたことによる前述した作用効果が達成されず、
またこの比が上記範囲を越えると、中間層68が容器内
表面に露出したり、或いは露出しないにしても、中間層
が湿度により影響されて、ガスバリヤ−性が低下する傾
向がある。
中間層38の厚みt、及び外167の厚みt2は、一般
に式 %式% の範囲内にあるのが、ガスバリヤ−性と延伸作業性と容
器強度の点から望ましい。
ポリエステル層の分子配向け、螢光偏光法、複屈折法及
び密度法等で容易に確認されるが、簡単には密度法で評
価できる。一般的に言って、胴部最薄内部におけるポリ
エステルの2DCにおける密度が1.34乃至1.39
?/m、特に1.35乃至1.585’/−の範囲内と
なっていれば、有効に分子配向が行われていると言える
発明の用途 本発明の容器は、前述した優れた特性を有することから
、種々の内容物に対する容器、特に酸素や炭酸ガス或い
は香り成分の透過を速断する軽量容器として有用であり
、例えばビール、コーラ、サイダー、炭酸入り果汁飲料
、炭酸入り酒精飲料等の容器として、公知の容器に比し
てカーボネーションロスが著しく少ないという利点を有
する。
実施例 本発明を次の例で説明する。
実施例1゜ 主射出機に固有粘度0.75のポリエチレンテレフタレ
ート(PET)を供給し、副射出機にヒニルアルコール
含有870モルチのエチレン−ビニルアルコール共重合
体(EVOH)を供給する。
最初に、主射出機より溶融されたpETを約60に9/
−の圧力で一次射出を1.6秒間行い、その後0.1秒
間該pETの射出を止めたのち、該pETの射出開始よ
り1.4秒遅れて、pETの一次射出圧力よりも高い圧
力(約90Kg/−)で副射出機より溶融されたEVO
Hを0.8秒間で所定量を射出し、さらにEVOHの射
出開始から0.05秒遅らせて主押出機より一次射出圧
力よりも低い圧力(約40Kg/d)でpETを二次射
出して、肉厚5Rの2種6層の多層プリフォームを成形
した0この際の主射出機の示す樹脂圧変化は0→60→
35−70→40→OKg/d、副射出機の樹脂圧変化
はO−40−90→0KJi/crAであった0次いで
、特願昭60−014393号中の実施例に記載した方
法に準じて肉厚5簡の2種3Jlプリフオームを成形し
、前記と同じ条件下で前記と同じ5000C容の多層ボ
トルをブロー成形した0以下この多1ボトルをGAと記
す0なお、これらGA、GBのPETおよびEVOHの
供給量比はいずれも94:6であつ念(ボトル重量はい
ずれも26.59)。
この多層プリフォームを約1050に加熱して、平均で
縦方向2倍、横方向6倍に二軸延伸ブローして内容積5
00CHの円筒状多層ボトルを成形した。以下このボト
ルをOBと記す。
これらの多層ボトルは、胴部において、層間剥離強度が
いずれも20ないし31:l/1.5m巾、EVOHの
面内配向係数がt2.8、m 3.5−t’あり、かつ
PETの密度が1.3El/−であり、眉間剥離強度が
低い値を示したに本拘らず、中間層のEVOHが内層及
び外層のpETに完全に封入されており、高さ1mから
床面への落下衝撃に対して層間剥離を生じることなく良
好な外観を呈していた0 次に、これら2種類のボトルの底コーナ一部から、縦(
(社)方向に20間、40■、60■、80朋、100
mmの5個所、及びそれらに対応する横(周)方向に基
点を時計の文字盤にたとえれば、0時(12時)、6時
、6時、9時の4個所の胴部合計20ケ所の肉厚(全体
厚)を、マイクロメータを使用して、GAおよびGB各
ダボトルついて測定した。結果を表1に示す。
さらに、これらGA、GB各ダボトル切断して剥離させ
、前記200個所測定点に対応する個所の中間層の肉厚
(中間層厚)を、ポイント・マイクロメータで測定した
。結果を表2に示す。
表1、表2の各測定値の相加平均値、AV、標準偏差、
S1変動係数、C(=B/AV)を表6に示す。本発明
の方法によって得られたボトルの各肉厚の平均値、AV
について例えば野中敏雄。
笹井敏夫著1確率・統計の演習”森北出版(1961)
他に基づいて平均値有意差検定(を−検定〕を施行した
。全体厚についてのGA、OBのt値は1.52、中間
層厚についてのGA、GBのt値は6.88であつ之。
自由度38、危険率1%における基準を値(to値)は
2.71、同じく危険率5チにおけるt0値は2.02
であることが前記著書から知られているため、これらG
A 、GB各ダボトル胴部肉厚は、全体厚では余り変ら
ないが、中間層厚については危険率1%で有意差有り、
即ちGAとGBとでは中間層は明らかにGBのほうが厚
いということが表6中の各AV値および前記−一検定の
結果から知られる。
また、前記著書に従って三元配置法によって前記GA、
GBについての分散分析(F−検定)をおこなった。全
体厚について、GA、08間の不偏分散比の値(Fs値
〕は6.69、同じく中間層厚についてのFs値は2Z
06であった。
自由度(1,12)および危険率1%における基準pB
値CFO値〕は966であることが前記著書から知られ
ているため、これらG、’t 、GB各ダボトル胴部肉
厚分布は全体厚については余り変らないが、中間層厚に
関しては危険率1チで有意差有り、即ちGAとGBとで
はGBのほうが明らかに中間層の厚さ分布は変動が小さ
い、つまり本発明の方法によって成形されたGBボトル
のほうが中間層の・厚さがはるかに均一であることが表
3中の各C値および前記F−検定の結果から知られる0 表 1  全体厚(単位二ミクロン) 表 2  中間層厚(単位二ミクロン)表   3 実施例2゜ 主射出機に固有粘度0.9のポリエチレンテレフタレー
) <PET)を供給し、副射出機に三菱瓦斯化学■か
ら供給されたキシリレン基含有の芳香族ポリアミド(メ
タキシリレンジアミンとアジピン宜とを主体とする重縮
合物を含有したポリアミド。
XpA)を供給する。
最初に、主射出機より溶融されたPETを約45Kf/
−の圧力で約1.4秒間一次射出を行い、−J p E
 Tの射出を一旦止めたのち副射出機より溶融されたX
pAを0,8秒間で所定量を射出し、XPAの射出終了
後直ちに主押出機より一次射出圧力よりも低い圧力(約
40 kg/cm″)でpETを二次射出して、肉厚5
nの2種6層の多層プリフォームを成形した。この際の
主射出機の示す樹脂圧変化は、O−+ 45−+ 50
−+ 50−+ 40−+ Okg /at?、副射出
機の樹脂圧変化は0→40→90→0ゆ/dであった。
この多層プリフォーム約105℃に加熱して、平均で縦
方向2倍、横方向6倍に二軸延伸ブローして内容積50
0 ccの多層ボトルを成形した。以下このボトル#1
8Bと記す。
次いで、特願昭60−014395号中の実施例に記載
した方法に準じて肉厚5關の2種6層プリフォームを成
形し、前記と同じ条件下で前記と同じ5QQcc容の多
層ボトルをブロー成形した。
以下この多層ボトルな#18Aと記す。なお、これら=
#18A、=#18B(DPETおよびXPA(D供給
量比はいずれも94:6であった(ボトル重量はいずれ
も26.5g)。
この多層ボトルは、胴部において、眉間剥離強度がいず
れも20ないし30F/1.50巾、xpAの面内配向
係数がt2.7、m6.3であり、かつPETの密度が
1.37S’/rr?であり、眉間剥離強度が低い値を
示したにも拘らず、中間1のXPAが内層及び外層のp
ETに完全に封入されており、高さ1mから床面への落
下衝撃に対して眉間剥離を生じることなく良好な外装を
呈していた。
次に、これら2種類のボトルの底コーナ一部から、縦(
軸)方向に20−140mm、60圏、80鵡、100
間の5個所、及びそれらに対応する横(周〕方向に基点
を時計の文字盤にたとえれば、0時(12時)、6時、
6時、9時の4個所の胴部合計20ケ所の肉厚(全体厚
)をマイクロメータを使用して、#18Aおよび#18
B各ボトルについて測定した。結果を第4表に示す。
さらに、これら#18A、#1BB各ボトルを切断して
剥離させ、前記200個所測定点に対応する個所の中間
層の肉厚(中間層厚)を、ポイント・マイクロメータで
測定した。結果を表5に示す0 表4を表5の各測定値の相加平均値1,4V、標準偏差
、S、変動係数、C(= 8/、4v)を表6に示す。
本発明の方法によって得られたボトルの各肉厚の平均値
2,4Vについて実施例1に記載の著書に基づいて平均
値の有意差検定(を−検定〕を施行した。全体厚につい
ての*18,4.*18Bのt値は2.77、中間層厚
についての#18,41#18Bのt値は4.92であ
った。自由度68、危険率1チにおける基準を値(1’
o値)は2.71、同じ〈危険率5%におけるt0値は
2.02であることが前記著書から知られているため、
これら#18、(、*18B各ボトルの胴部肉厚は、全
体厚では余り変らないが、中間層厚については危険率1
%で有意差有り、即ち#18Aと#18Bとでは中間層
は明らかに#18Bのほうが厚いということが表6中の
各、4V値および前記を一検定の結果から知られる。
また、前記著書に従って、三元配置法によって前記*1
8,4.#18Bについての分散分析(F−検定)をお
こなった。全体厚について、#18.4,518B間の
不偏分散比の値(Fs値)は9363、同じく中間層厚
についてのFs値は13.91′″C,あった。
自由度(1,12)および危険率1チにおける基準FS
値CFa値)は936であることが前記著書から知られ
ているため、これら$ 18 A* 518B各ボトル
の胴部肉厚分布は全体厚及び中間層厚に関しては危険率
1%で有意差有り、即ち#18.4と#18Bとでは、
#18Bのほうが明らかに全体厚及び中間層の厚さ分布
は変動が小さい、つまり本発明の方法によって成形され
た#18Bボトルのほうが全体厚及び中間層の厚さがは
るかに均一であることが表6の各C値および前記F−検
定の結果から知られる。
表 4  全体厚(単位:ミクロン) 表 5  中間層厚(単位:ミクロン)表  6
【図面の簡単な説明】
第1図は共射出成形機の要部断面図、第2図は射出時間
と射出圧力との関係の一例を示すチャート、第3−A図
、第3−8図、第3−C図、第3−り図及び第3−E図
は第2図の符号A 、 B 、 C。 D及びEに夫々対応する樹脂の流れの状態を説明する説
明図、第4図は射出時間と射出圧力との関係の他の例を
示すチャート、第5図は第4図における符号■に対応す
る樹脂の流れの状態を説明する説明図、第6図及び第7
図は延伸ブロー成形機の要部断面図、第8図は本発明に
係る容器並びに第9図は前記容器の胴部断面図である。 1・・・・・・射出金型、2・・・・・・コア金型、7
,8・・・・・・it出機、13.14・・・・・・ホ
ットランナ−520・・・・・・ポリエステル、21・
・・・・・エチレン−ビニルアルコール共重合体、25
・・・・・・プリフォーム、27α。 27b・・・・・・ブロー金型、61・・・・・・容器
。 特許出願人  東洋製罐株式会社 第1図 第2図 蜀個 第3−A図    第3−8図 第3−C図    第3−D図 第3−E図 第4図 酌量 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐クリープ性配向性樹脂とガスバリヤー性とを共
    射出成形して多層プリフオームを成形し、この多層プリ
    フオームをブロー金型内で且つ延伸可能な温度で延伸ブ
    ロー成形することから成る延伸多層プラスチック容器の
    製法において、 プリフオームに対応するキャビティを備え且つプリフオ
    ーム底部に対応する位置にゲートを有する射出金型に、
    所要耐クリープ性、配向性樹脂の一部を射出して、該キ
    ャビティの途中迄該樹脂を充満させ、該一次射出の終了
    後微少時間をおいてガスバリヤー性樹脂を射出し、ガス
    バリヤー性樹脂の射出中或いは射出後に、残余の耐クリ
    ープ性、配向性樹脂を二次射出し、ガスバリヤー性樹脂
    射出後も前記樹脂の二次射出を続行し、ガスバリヤー性
    樹脂を二次射出樹脂と共にキャビティ先端乃至その近傍
    迄展延させ、これにより多層プリフオームを形成させる
    ことを特徴とする方法。
JP9555885A 1985-05-07 1985-05-07 延伸多層プラスチツク容器の製法 Granted JPS61254325A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243017A (ja) * 1988-04-01 1990-02-13 Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd 三層容器の射出成形方法および三層容器の射出成形装置および三層容器

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