JPH0457732A - 耐熱ガスバリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器 - Google Patents

耐熱ガスバリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器

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JPH0457732A
JPH0457732A JP2165984A JP16598490A JPH0457732A JP H0457732 A JPH0457732 A JP H0457732A JP 2165984 A JP2165984 A JP 2165984A JP 16598490 A JP16598490 A JP 16598490A JP H0457732 A JPH0457732 A JP H0457732A
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molded container
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JP2165984A
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Kaneo Yamada
務夫 山田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
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    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/023Neck construction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二軸延伸ブロー成形容器に関し、詳しくは耐熱
性及びガスバリヤ−性に優れた二軸延伸ブロー成形容器
に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
二軸延伸ブロー成形容器に80〜95°Cの液体を充填
するいわゆるホットフィルや、ホットシャワーによるパ
ステライジングが行われるようになり、そのためボトル
の口部付近に優れた耐熱性か要求されるようになった。
この理由は、ホットフィルでは口部が熱い液体に最初に
さらされ、またホットシャワーによるパステライジング
でも、ホットシャワーをボトル上方から注ぐのが一般的
であるからである。
ところが、通常の二軸延伸ブロー成形によって得られる
二軸延伸ブロー成形容器では、口部は未延伸のまま残さ
れるために耐熱性がなく、80〜95°Cの液体の充填
には供し得ない9、 このような事情により、二軸延伸ブロー成形容器に耐熱
性を付与するために一般に用いられている方法としては
、ポリエステル樹脂と耐熱性樹脂とを共射出することに
より多層化した予備成形体とする方法がある。
しかしながら、この方法ては、二軸延伸ブロー成形容器
か安定した耐熱性を得られず、また安定した透明度も得
られないという問題がある。
ところて、前記二軸延伸ブロー成形容器に炭酸飲料や果
汁飲料等を封入する場合には、容器外から侵入する酸素
の影響、あるいは容器内から炭酸ガスか放出してしまう
こと等により内容物の性質か変化し、風味を損なうとい
う問題かある。
そこで、このような二軸延伸ブロー成形容器にガスバリ
ヤ−性を付与するために、容器胴部を容器形成のメイン
樹脂であるポリエステル樹脂と、ガスバリヤ−性を有す
る樹脂との多層構造にする方法がある。
しかしながら、ガスバリヤ−性を付与するために、容器
胴部をポリエステル樹脂と、ガスバリヤ−性を有する樹
脂との多層構造にする場合は、製造方法及び製造装置が
複雑であるという問題かある。また肉厚管理等の品質管
理上、技術的に困難な点があるという問題がある。さら
に使用樹脂によっては、ポリエステル樹脂と、ガスバリ
ヤ−性樹脂との接着が困難で、接着剤層をさらに積層し
ければならないという問題がある。
したがって本発明の目的は、二軸延伸ブロー成形容器に
耐熱性を付与するため、口部に耐熱性樹脂を存する場合
においても、安定した耐熱性、透明性を有し、かつガス
バリヤ−性を付与する場合においても、複雑な製造方法
及び製造装置を必要とせず、また品質管理を容易にする
二軸延伸ブロー成形容器を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、二軸延伸
ブロー成形容器の口部において耐熱性樹脂が、ある含有
比率及び分布状態を有する場合に、安定した耐熱性及び
透明性を有する容器が得られ、かつ二軸延伸ブロー成形
容器の胴部をポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂と
のブ1.− ’/ド物で成形することにより、複雑な製
造方法、製造装置、品質管理を必要としないガスバリヤ
−性に優れた容器が得られることを発見し、本発明に想
到した。
すなわち、本発明の耐熱ガスバリヤ−性を存する二軸延
伸ブロー成形容器は、ネジ部とサポートリングとを有す
る口部と、胴部と、底部とからなるとともに、前記口部
の上端からネジ部の上部までは実質的に耐熱性樹脂から
なり、前記ネジ部の下部からサポートリングの下端まで
はポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド
物20〜50重量%と耐熱性樹脂50〜80重量%とか
らなり、前記胴部と底部は実質的にポリエステル樹脂と
ガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物からなることを特徴
とする。
〔実施例及び作用〕
まず本発明の二軸延伸ブロー成形容器に用いる樹脂につ
いて説明する。
ポリエステル樹脂としては、飽和ジカルボン酸と飽和二
価アルコールとからなる熱可塑性樹脂か使用てきる。飽
和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、フタル酸、ナフタレン−14−又は2,6−ジカルボ
ン酸、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸、
ジフェニルジカルボン酸類、ジフェノキシエタンジエタ
ンジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジピン
酸、セパチン酸、アゼライン酸、デカン−1,1叶ジカ
ルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用することかで
きる。また飽和二価アルコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサンジメタ
ツール等の脂環族グリコール、2,2−ビス(4′−β
−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、その他の芳
香族ジオール類等を使用することかできる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
本発明に用いるポリエール樹脂は、固有粘度が0.5〜
1.5、好ましくは0.55〜0.85の範囲の値を有
する。またこのようなポリエステルは、溶融重合で製造
され、180〜250°Cの温度下で減圧処理または不
活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、または固相重合し
て低分子量重合物であるオリゴマーやアセトアルデヒド
の含有量を低減させたものが好適である。
また耐熱性樹脂としては、ポリアリレート、ポリカーボ
ネート、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリエー
テルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレ
ンナフタレート等の熱変形温度の高いポリエステル系樹
脂、及びこれらの樹脂とポリエチレンテレフタレートと
のブレンド物、及び上記耐熱性樹脂間のブレンド物、さ
らには上記耐熱性樹脂の2種以上の樹脂とポリエチレン
テレフタレートどのブレンド物、Uポリマー(ユニチカ
製、ポリアリレートとポリエチレンテレフタレートのブ
レンド物) 、THERMX(EASTMAN製、シク
ロヘキサンジメタノール変成コポリエステル)等を使用
することかできる。特に好ましい耐熱性樹脂は、ポリア
リレートとポリエチレンテレフタレートとのブレンド物
及びポリカーボネートである。
次にガスバリヤ−性樹脂としては、エチレンビニルアル
コール共重合樹脂、ハイニトリル樹脂、ポリアクリロニ
トリル、アクリロニトリルとメチルアクリレートとブタ
ジェンとのコポリマー(商品名:バレックス)、ポリ塩
化ビニル、メタキシリレンジアミンとアジピン酸とから
なるナイロンMXD6、ポリエチレンイソフタレート系
コポリマーイソフタル酸及びテレフタル酸とジヒドロキ
シエトキシゾルシノール及びエチレングリコールとトリ
メチロールプロパンを含有する共重合ポリエステル樹脂
及び各種の液晶ポリエステル等が挙げらレル。具体的ニ
ハ、XYDAR(ダートコ製)、VECTRA(セラニ
ーズポリプラスチック製)、エコノール(住人化学製)
、ロッドラン(ユニチカ製)、EPE(三菱化成製) 
、X7G(イーストマン製)、ULTRAX(BASF
製)等がある。なお上記のバリヤー樹脂とポリエチレン
テレフタレートとのブレンド物を用いてもよい。更にま
た、上述のバリヤー樹脂に酸素ガスバリヤ−を目的とし
て、容器壁の樹脂中に、酸素を捕捉する目的で有機金属
錯体や、コバルト塩を混合したものを用いてもよい。特
に好ましいガスバリヤ−性樹脂は、上述の共重合ポリエ
ステル樹脂である。
またポリエステル樹脂としてポリエチレンテレフタレー
トを選択し、ガスバリヤ−性樹脂として共重合ポリエス
テル樹脂を選択する場合において、それぞれのブレンド
比率は、ポリエステル樹脂85〜95重量部に対して、
ガスバリヤ−性樹脂5〜15重量部とするのか好ましい
なお本発明で使用するポリエステル樹脂、耐熱性樹脂な
いしバリヤー性樹脂中には、本発明の目的を損なわない
範囲で安定剤、顔料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外
線劣化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他
の樹脂を適量加えることができる。
第1図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す概略断面図である。
本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器5は、C0
2ガス入り果汁飲料などのコールドフィリング後バスト
ライジングする、耐熱圧容器として用いられる。この容
器5は口部11と胴部15と底部16とからなり、口部
11はネジ部12とサポートリング13とを有する。口
部11の上端からネジ部12の上部までは実質的に耐熱
性樹脂3のみからなり、ネジ部12の下部からサポート
リング13の下端面13aまではポリエステル樹脂とガ
スバリヤ−性樹脂とのブレンド物2.80〜97重量%
と、耐熱性樹脂3.3〜20重量%とからなる。
また本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器5の胴
部15と底部16とは、実質的にポリエステル樹脂とガ
スバリヤ−性樹脂とのブレンド物2のみからなる。
第2図は本発明の二軸延伸ブロー成形容器の予備成形体
を示す概略断面図である。
本実施例において、予備成形体1は二軸延伸フロー成形
容器と同様に口部11と胴部15と底部16とからなる
とともに、口部11はネジ部12とサポートリング13
とを有し、口部11の上端からネジ部12の上部までは
耐熱性樹脂3からなり、ネジ部12の下部からサポート
リング13の下端面13aまでは、ポリエステル樹脂と
ガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物2と耐熱性樹脂3と
からなる。
また本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器5の胴
部15と底部16は、ポリエステル樹脂とガスバリヤ−
性樹脂とのブレンド物2からなる。
第3図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法を概略的に示す断面図である
本実施例においては、コア型21ど口部型22と胴部型
23とにより、第2図に示す予備成形体1ど対応する形
のキャビティ25か形成されている射出成形型20を有
する。またキャビティ25において、第2図に示す予備
成形体1のサポートリング13の外周部13bに対応す
る位置には、上部ゲート31を有し、上部ゲート31に
は環状スプルー32を有し、また上部ホットランナ−ノ
ズル33か接続されている。
また本実施例においては、第2図に示す予備成形体1の
底部16に対応する位置に下部ゲート41を有し、下部
ゲート41には下部ホットランナ−ノズル43が接続さ
れている。
第4図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の射出成形工程プログラムを示すグラフ
であり、下部ゲートからの射出成形工程Aと、上部ゲー
トからの射出成形工程Bとについて示したものである。
第5図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第一段階を概略的に示す断
面図である。
第4図のステップ1に示すように、第5図に示す下部ゲ
ー)41の下部ホットランナ−ノズル43から、ポリエ
ステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物2を射
出成形型20のキャビティ25に射出する。
第6図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第一段階を概略的に示す断
面図である。
第4図のステップ2に示すように、第5図に示す第一段
階の状態から、ポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂
とのブレンド物2か二軸延伸ブロー成形容器の予備成形
体lの83〜88重量%分充填された時点で、下部ホッ
トランナ−ノズル43からのポリエステル樹脂とガスバ
リヤ−性樹脂とのブレンド物2の射出率を下げ、その後
にポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド
物2の射出を続けなから、上部ゲート31に有する上部
ホットランナ−ノズル33から環状スプルー32を介し
て、耐熱性樹脂3を射出成形型20のキャビティ25に
射出する。上部ゲート31は、多点ゲート、フィルムゲ
ート等で構成される。
第7図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第三段階を概略的に示す断
面図である。
第4図のステップ3に示すように、第6図に示す第二段
階の状態から耐熱性樹脂3が口部の上端辺(まで達した
時点で、上部ホットランナ−ノズル33からの耐熱性樹
脂3の射出を停止し、下部ホットランナ−ノズル43か
らの射出成形型20のキャビティ25を充填するだけの
量のポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレン
ド物2を射出し、最後に射出成形型20内の圧力の調整
(保圧)をして射出を終了する。
以上に説明した共射出成形工程により、第7図に示す、
口部の上端からネジ部の上部までは耐熱性樹脂3からな
り、ネジ部の下部からサポートリングの下端まではポリ
エステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物2と
耐熱性樹脂層3とからなり、胴部と底部とがポリエステ
ル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物2からなる
予備成形体1か成形される。
上述したように、下部ホットランナ−ノズル43からの
樹脂の射出方向は、射出成形型のキャビティを予備成形
体の胴部に対応する位置から口部に対応する位置に向か
っているため、下部ホットランナ−ノズルからの射出樹
脂は、上部ホットランナ−ノズルから射出された耐熱性
樹脂を口部上端に向かって押し上げなから充填される構
造になっている。これにより、胴部には耐熱性樹脂か混
入することがない二軸延伸ブロー成形用予備成形体を得
ることができる。
また本実施例においては、予備成形体の口部が、ポリエ
ステル樹脂層と耐熱性樹脂との二層構造を有する例につ
いて示したが、上部ホットランナ−ノズルからの射出の
タイミングを適宜制御することにより、口部の層構成を
変更することも可能であり、また口部にポリエステル樹
脂層と耐熱性樹脂層との界面が不定形の構造を有する層
構造を形成することもできる。
第8図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成形
容器の予備成形体の製造方法を概略的に示す断面図であ
る。
本実施例においては、コア型21と口部型22と胴部型
23とにより、第2図に示す予備成形体1と対応する形
のキャビティ25が形成されている射出成形型20を有
する。またキャビティ20の予備成形体1の底部16に
対応する位置に下部ゲート41を有し、下部ゲート41
には下部ホットランナ−ノズル43が接続されている。
また本実施例において、下部ホットランナ−ノズル43
は、流路51.52を有し、また流路5Iは、流路52
の外側に円筒状流路として設けられている。
流路51と流路52とは上方で合流して下部ホットラン
ナ−ノズル43を出て、射出成形型20のキャピテイ2
5に連絡している。
このような製造装置を用いて予備成形体lを製造するが
、本実施例においては、流路51にポリエステル樹脂と
ガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物を流し、流路52に
耐熱性樹脂を流す例について示す。
第9図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成形
容器の予備成形体の製造方法の第一段階を概略的に示す
断面図である。
まず流路51よりポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹
脂とのブレンド物2を射出成形型20のキャビティ25
に射出する。
第1O図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第二段階を概略的に示
す断面図である。
ポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物
2の射出率を下げ、さらにポリエステル樹脂とガスバリ
ヤ−性樹脂とのブレンド物2の射出を続けながら耐熱性
樹脂3を流路52より射出する。
第11図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第三段階を概略的に示
す断面図である。
耐熱性樹脂3は、第10図に示すように、流路51から
射出されるポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂との
ブレンド物2中を進む。しかしながら、耐熱性樹脂3は
成形型内壁に接触することなくポリエステル樹脂とガス
バリヤ−性樹脂とのブレンド物2中を進むので、樹脂温
度の低下が少なく流動性か大きい。従って、第11図に
示すように、耐熱性樹脂3かポリエステル樹脂とガスバ
リヤ−性樹脂とのブレンド物2よりも速いスピードで移
動する。
耐熱性樹脂3の射出を止め、ポリエステル樹脂とガスバ
リヤ−性樹脂とのブレンド物2をさらに射出する。
第12図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第四段階を概略的に示
す断面図である。
本実施例においては、射出成形型20のキャビティ25
を充填するだけの量のポリエステル樹脂とガスバリヤ−
性樹脂とのブレンド物2を射出する。
最後に射出成形型20内の圧力の調整(保圧)をし、射
出を終了する。
以上に説明した共射出のプログラムにより、第2図に示
すポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド
物2と耐熱性樹脂3とからなる予備成形体1が成形され
る。
なお本実施例においては、予備成形体の口部が、ポリエ
ステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレンド物と耐熱
性樹脂とポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブ
レンド物との三層構造を有する例について示したが、下
部ホットランナ−ノズル構造、及び射出のタイミングを
制御することにより、口部のポリエステル樹脂とガスバ
リヤ−性樹脂とのブレンド物と耐熱性樹脂との層数及び
層構造は、適宜変更することができる。
第13図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形
容器の製造装置を示す概略断面図であり、上述の二つの
実施例に示す方法により射出成形された予備成形体を延
伸ブロー成形及び熱処理する製造装置を示すものである
第13図においては、予備成形体が延伸ブロー成形され
て二軸延伸ブロー成形容器5が成形された状態を示して
いる。
本実施例において、二軸延伸ブロー成形用装置は、口部
外型61と口部内型62と90〜130℃の高温に温調
された胴部型64及び底部型65とからなり、口部内型
62の穴部63から延伸ロッド70か挿入される。挿入
された延伸ロッド70の先端部71により、予備成形体
の底部を押圧するとともに穴部63から高温のエアを吹
きこみ、二軸延伸ブロー成形し、引続き高温型にとどめ
容器胴及び底部を熱固定し、最後に延伸ロッド70に有
する複数個の吹出穴72から冷却エアを吹き出すことに
より容器の内側より容器を冷却し、離型、二軸延伸ブロ
ー成形容器5が成形される。
本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器は、二軸延
伸ブロー成形時の延伸倍率比を10〜15倍の高延伸ブ
ロー成形とすることにより、さらにガスバリヤ−性を向
上させることができ、また容器の強度等の物理的性質を
も向上させることができる。
第14図は本発明の二軸延伸ブロー成形容器の別の例を
示す概略断面図である。
本実施例において、二軸延伸ブロー成形容器5は、果汁
飲料等がホットフィリングされる。また減圧吸収パネル
80を有し、自立性のある底形状16をとっている。こ
の容器は口部11と胴部15と底部16とからなるとと
もに、口部11はネジ部12とサポートリング13とを
有し、口部11の上端からネジ部12の上部までは耐熱
性樹脂としてUポリマー8400(ユニチカ型)3から
なり、ネジ部12の下部からサポートリング13の下端
部13aまではポリエステル樹脂としてJ135 (三
井石油化学製)とガスバリヤ−性樹脂Bレジン(三井石
油化学製)とのブレンド物2と、耐熱性樹脂3とからな
る。耐熱性樹脂は容器構成重量比6%、バリヤー性樹脂
は同10%である。
第14図に示す二軸延伸ブロー成形容器は、上述した二
軸延伸ブロー成形容器と同様の構造であり、同様の効果
を発揮することは勿論である。
以上に詳述した本発明の二軸延伸ブロー成形容器は、安
定した耐熱性、透明度を得るという観点と、複雑な方法
、装置を用いずにガスバリヤ−性を付与するという観点
とから、口部の上端からネジ部の上部までは、はぼ10
0重量%の耐熱性樹脂により形成し、ネジ部の下部から
サポートリングの下端まではポリエステル樹脂とガスバ
リヤ−性樹脂とのブレンド物80〜97重量%と耐熱性
樹脂3〜20重量%とにより形成し、胴部と底部とは実
質的にポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂とのブレ
ンド物のみにより形成するのか好ましい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明において、二軸延伸ブロー
成形容器は、口部の上端からネジ部の上部までは、はぼ
100重量%の耐熱性樹脂により形成され、ネジ部の下
部からサポートリング下端まではポリエステル樹脂とガ
スバリヤ−性樹脂とのブレンド物80〜97重量%と、
耐熱性樹脂3〜20重量%とにより形成され、胴部と底
部は実質的にポリエステル樹脂とガスバリヤ−性樹脂と
のブレンド物のみにより形成されている。
これにより、共射出により溶融状態で層を形成し固化す
ることにより、耐熱樹脂とハイバリヤー性樹脂とのブレ
ンドポリエスル樹脂の接着性が良好である安定した耐熱
性、透明性を有し、かつガスバリヤ−性を付加する場合
においても、複雑な製造方法及び製造装置を必要とせず
、また肉厚管理等の品質管理を容易に可能とする二軸延
伸ブロー成形容器を得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器を示す概略断面図であり、 第2図は本発明の二軸延伸ブロー成形容器の予備成形体
を示す概略断面図であり、 第3図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法を概略的に示す断面図であり
、 第4図は本発明の一実施例による二輪延伸ブロー成形容
器の予備成形体の射出成形工程プログラムを示すグラフ
であり、 第5図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第一段階を概略的に示す断
面図であり、 第6図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第二段階を概略的に示す断
面図であり、 第7図は本発明の一実施例による二軸延伸ブロー成形容
器の予備成形体の製造方法の第三段階を概略的に示す断
面図であり、 第8図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成形
容器の予備成形体の製造方法を概略的に示す断面図であ
り、 第9図は本発明の別の実施例による二軸延伸ブロー成形
容器の予備成形体の製造方法の第一段階を概略的に示す
断面図であり、 第10図は本発明の別の実施例にょる二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第二段階を概略的に示
す断面図であり、 第11図は本発明の別の実施例にょる二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第三段階を概略的に示
す断面図であり、 第12図は本発明の別の実施例にょる二軸延伸ブロー成
形容器の予備成形体の製造方法の第四段階を概略的に示
す断面図であり、 第13図は本発明の一実施例にょる二軸延伸ブロー成形
容器の製造装置を示す概略断面図であり、第14図は本
発明の二軸延伸ブロー成形容器の別の例を示す概略断面
図である。 2 ・ 3 ・ 5 ・ 11 ・ 12・ 13・ 3a 3b 15・ 16・ 20・ 21 ・ 22・ 23・ 25・ 31・ 32・ 33・ ・予備成形体 ・ブレンド物 ・耐熱性樹脂 二軸延伸ブロー成形容器 口部 ネジ部 サポートリング 下端面 外周部 胴部 底部 射出成形型 コア型 口部型 胸部型 キャビティ 上部ゲート 環状スプルー 上部ホットランナーノズル 41 ・ 43・ 51.52・ 61・ 62・ 63・ 64・ 65・ 70・ 71・ 72・ ・下部ゲート ・下部ホットランナ−ノズル ・流路 ・口部外型 ・口部内型 ・穴部 ・胴部型 ・底部型 ・延伸ロッド ・先端部 ・吹出穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱ガスバリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形
    容器において、ネジ部とサポートリングとを有する口部
    と、胴部と、底部とからなるとともに、前記口部の上端
    からネジ部の上部までは実質的に耐熱性樹脂のみからな
    り、前記ネジ部の下部からサポートリングの下端までは
    ポリエステル樹脂とガスバリヤー性樹脂とのブレンド物
    80〜97重量%と耐熱性樹脂3〜20重量%とからな
    り、前記胴部と底部は実質的にポリエステル樹脂とガス
    バリヤー性樹脂とのブレンド物からなることを特徴とす
    る二軸延伸ブロー成形容器。
  2. (2)請求項1に記載の二軸延伸ブロー成形容器におい
    て、前記ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレー
    トであり、前記ガスバリヤー性樹脂が共重合ポリエステ
    ル樹脂であることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器
  3. (3)請求項2に記載の二軸延伸ブロー成形容器におい
    て、前記ポリエチレンテレフタレートが85〜95重量
    部に対して、前記共重合ポリエステル樹脂がポリエチレ
    ン−イソフタール系コポリマーであり5〜15重量部で
    あることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
    ー成形容器において、前記耐熱性樹脂がポリアリレート
    とポリエチレンテレフタレートとのブレンド物からなる
    ことを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  5. (5)請求項1乃至3のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
    ー成形容器において、前記耐熱性樹脂がポリカーボネー
    トからなることを特徴とする二軸延伸ブロー成形容器。
  6. (6)請求項1乃至5のいずれかに記載の二軸延伸ブロ
    ー成形容器において、二軸延伸ブロー成形時の延伸倍率
    比が10〜15倍であることを特徴とする二軸延伸ブロ
    ー成形容器。
JP2165984A 1990-06-25 1990-06-25 耐熱ガスバリヤー性を有する二軸延伸ブロー成形容器 Pending JPH0457732A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0691746A (ja) * 1992-09-11 1994-04-05 Toppan Printing Co Ltd 延伸ポリエステル容器およびその製造方法
WO2003051723A1 (fr) * 2001-12-18 2003-06-26 Yoshino Kogyosho Co.,Ltd. Corps principal de contenant en resine synthetique, et moule de preformage
JP2007521990A (ja) * 2004-02-02 2007-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 2つ又はそれ以上の材料で作製されたプリフォーム及びこれらを得るための方法
DE102021125561A1 (de) 2021-10-01 2023-04-06 B. Braun Melsungen Aktiengesellschaft Medizinischer Fluidbehälter

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