JPH0324928A - 多層予備成形品の製造装置 - Google Patents

多層予備成形品の製造装置

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JPH0324928A
JPH0324928A JP16106789A JP16106789A JPH0324928A JP H0324928 A JPH0324928 A JP H0324928A JP 16106789 A JP16106789 A JP 16106789A JP 16106789 A JP16106789 A JP 16106789A JP H0324928 A JPH0324928 A JP H0324928A
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JP
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heat
resistant resin
resin
flow path
polyester
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JP16106789A
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Kaneo Yamada
務夫 山田
Kenichi Morizumi
森住 憲一
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1603Multi-way nozzles specially adapted therefor
    • B29C45/1607Multi-way nozzles specially adapted therefor having at least three different ways
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • B29C45/1643Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure from at least three different materials or with at least four layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性に優れたポリエステル製多層ボトル用の
予備成形品の製造装置に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
ポリエステル製ボトルに80〜95℃の液体を充填する
いわゆるホットフィルや、ホットシャワーによるパステ
ライジングが行われるようになり、そのためボトルの口
部付近に優れた耐熱性が要求されるようになった。とい
うのは、ホットフィルでは口部が熱い液体に最初にさら
され、またホットシャワーによるバステライジングでも
、ホットシャワーをボトル上方から注ぐのが一般的であ
るからである。
ところが、通常の二軸延伸ブロー或形によって得られる
ポリエステル製ボトルでは、口部は未延伸のまま残され
るために耐熱性がなく、80〜95℃の液体の充填には
供し得ない。
このような事情により、ポリエステル製ボトルに耐熱性
を賦与するために種々の試みがなされており、特に口邪
を結晶化させることにより、耐熱性を賦与する方法が一
般的である。
ポリエステル製ボトルに耐熱性を付与するために広く用
いられている方法は、ポリエステルと耐熱性樹脂とを共
射出することにより多層化した予備成形品とし、それを
延伸ブロー或形する方法であり、その典型的な例が特開
昭63−19208号に開示されている。この例に示さ
れる多層予備成形品は、例えば第7図に示すようなホッ
トランナーノズル9を用いて製造される。ここでホット
ランナーノズル9は、lつの直線状流路Dとその周囲に
同心円状に設けられたlつの円筒状流路Cとを有し、こ
の2つの流路が射出口付近で合流している構造となって
いる。
このホットランナーノズル9の流路Cにポリエステル樹
脂を、流路Dに耐熱性樹脂をそれぞれ流入し、両者の射
出のタイミングを適切に調整して射出或形型2のキャビ
ティ2lに樹脂を射出すると、ポリエステル層の間に1
層の耐熱性樹脂層を有する3層構造の多層予備成形品を
製造することができる。このとき、この予備威形品の口
邪の開口端には、わずかな長さではあるが、3層の耐熱
性樹脂層を設けることができ、これをブロー或形するこ
とにより、耐熱性を有するボトルを得ることができる。
しかしながら、このような構造の予備成形品から製造さ
れるボトルでは、ホットフィルやホットシャワーによる
パステライジングを適用するには耐熱性が十分であると
は言えず、さらに優れた耐熱性を有する口部とする必要
がある。そのために口部付近に耐熱性樹脂をさらに多く
含むようなボトルの開発が望まれている。
また、一般的に耐熱性樹脂は高価なため、延伸され、ヒ
ートセットにより耐熱性を賦与することのできる胴部や
、肉厚化でき、かつ直接的にホットシャワーを浴びない
底部には、耐熱性樹脂を使用せず、一方、未延伸で残る
口部や、十分延伸されない口部から肩邪にかけての移行
部及びホットシャワーを直接上方よりあびる肩邪には耐
熱性樹脂を集中させたような、低コストのボトルの開発
が望まれる。
したがって本発明の目的は、第7図に示すような製造装
置に替わって、耐熱性に優れた多層ボトルを成形するこ
とができる予備成形品の製造装置を提供することであり
、特に口邪に優れた耐熱性を有するボトル用多層予備戒
形品を製造する装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明者は
、直線状流路とその外側に同心円状に設けられた二つの
円筒状流路とを有するホットランナーノズルを用い、ポ
リエステル樹脂の射出及びそれと耐熱性樹脂との共射出
のタイミングを適当に選定すれば、口部に5層の耐熱性
樹脂層を有する多層予備成形品を製造することができる
ことを発見し、本発明を完或させた。
すなわち、口部と前記口部の下端に設けられたサポート
リングと、前記サポートリングに続く肩部と、桐部及び
底部とを有する多層予備成形品を製造ずる本発明の装置
は、(a)前記多層予備成形品に対応するキャビティを
備え、かつ前記多層予備成形品の底部に対応する位置に
ゲートを有する射出成形型と、(b)1つの直線状流路
と、その周囲に同心円状に設けられた第一の円筒状流路
及び第二の円筒状流路を有し、前記直線状流路と第一の
円筒状流路とは第一の注入口からほぼ等しく分岐してお
り、第二の円筒状流路は第二の注入口に連通しており、
かつ前記直線状流路と前記第一の円筒状流路との合流点
より僅かに上流の位置において、前記直線状流路に開口
し、その開口部に設けられたチャッキ弁はポリエステル
樹脂及び耐熱性樹脂の射出圧に応じて開閉されるホット
ランナーノズルとを有し、前記直線状流路及び前記第一
の円筒状流路よりポリエステル樹脂を射出し、前記第二
の円筒状流路より耐熱性樹脂を射出し、多層予備成形品
を製造することを特徴とする。
〔実施例及び作用〕
本発明を図面を参照して以下詳細に説明する。
第工図は本発明の一実施例による多層予備成形品の製造
装置の概略断面図であり、ホットランナーノズル1と射
出或形型2とが接続している状態を示す。
まずホットランナーノズルlは、二つの流路A1Bを有
し、流路Aはさらに中央の直線状流路A,と、その外側
に設けられた第一の円筒状流路A2とに等しく分かれて
いる。また流路Bは、上記の二つの流路A1、A2間に
第二の円筒状流路として設けられている。中央流路島の
上端部にはチャッキ弁1lが設けられており、チャッキ
弁11は流路A,と流路Bとの樹脂圧の差により上下に
移動自在であり、流路Bの樹脂圧が高い場合に流路Bが
開放し得るようになっている。流路Bは流路A1に開口
し、流路A1と流路^2は上方で合流してホットランナ
ーノズルIを出、射出成形型2のキャビティ2Iに連絡
している。
キャビティ21は、第2図に示す多層予備成形品4と対
応する形となっており、多層予備成形品の底部中央に対
応する位置でホットランナーノズルlと接続している。
ここで多層予備成形品4は口部41と、肩部42と、そ
の間に設けられたサポートリング45と、l同部43と
、底部44とからなる。口部41はねじ締め部111と
サポートリング部112の一部とからなり、ねじ締め部
111は開口端116と最初のねじ山117との間の口
端シール部113と、最初のねじ山117とロッキング
リング118との間のねじ・ロッキングリング部114
とからなる。またねじ締め部111とサポー} IJン
グ部112とを合わせた部分(口部41+サポートリン
グ45)は、ヘッド圧付加部115と呼ばれ、キャッピ
ング時に大きな力が上方及び横方向から付加される。な
おヘッド圧付加部115は延伸ブロー或形によっても延
伸されない部分である。
第1図に示すホットランナーノズル1を用いてポリエス
テル層と耐熱性樹脂層とからなる多層予備成形品を製造
するが、製造方法を説明する前にまず使用する樹脂につ
いて説明する。
ポリエステル樹脂としては、飽和ジカルボン酸と飽和二
価アルコールとからなる熱可塑性樹脂が使用できる。飽
和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、フタル酸、ナフタレンーi.4一又は2.6−ジカル
ボン酸、ジフェニルエーテル−4. 4’−ジカルボン
酸、ジフエニルジカルボン酸類、ジフエノキシエタンジ
エタンジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンーl,10
−ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘ牛サ
ンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用するこ
とができる。また飽和二価アルコールとしては、工・チ
レングリコール、プロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ジエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロビレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ドデカメチレングリコール、ネオペン
チルクリコール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサ
ンジメタノール等の脂環族グリコール、2,2−ビス(
4′−βヒドロキシエトキシフエニル)ブロバン、その
他の芳香族ジオール類等を使用することができる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
多層予備或゛形品の製造に用いるポリエスル+M脂は、
固有粘度が0.5〜1.5、好ましくは0.55〜0.
8の範囲の値を有する。またこのようなポリエステルは
、溶融重合で製造され、180〜250℃の温度下で減
圧処理または不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、ま
たは固相重合して低分子量重合物であるオリゴマーやア
セトアルデヒドの含有量を低減させたものが好適である
また耐熱性樹脂としては、ポリアリレート、ポリカーボ
ネート、ポリアセクール、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリエー
テルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレ
ンナフタレート等の熱変形温度の高いポリエステル系樹
脂及びこれらの樹脂とポリエチレンテレフタレートとの
ブレンドポリマー、及び上記耐熱性樹脂間のブレンドポ
リマー さらには上記耐熱性樹脂の2種以上の樹脂とポ
リエチレンテレフタレートとのブレンドボリマー Uポ
リマー(ユニチカ製、ポリアリレートとポリエチレンテ
レフタレートのブレンドボリ7−) 、THERMX 
(EASTMAN製、シクロヘキサシメタノール変戒コ
ポリエステル)等を使用し得る。
なお本発明で使用するポリエステル樹脂ないし耐熱性樹
脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で安定剤、顔
料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯
電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他の樹脂を適量加え
ることができる。
次に第l図に示す装置を用いて多層予備成形品を製造す
る方法について、第3図に示す共射出のプログラム及び
第4図(a)〜(4)に掲げる共射出の状態を示す模式
図に沿って説明する。なお、この例では流路Aにポリエ
ステル樹脂を流し、流路Bに耐熱性樹脂を流す。
まずステップlで流路Aよりポリエステル樹脂を射出す
る。このときホットランナーノズルlのチャッキ弁l1
は、第4図の(a)に示すように、ポリエステル樹脂の
射出圧により閉じられており、流路島及びA2からポリ
エステル樹脂のみが射出される。次にステップ2で、ポ
リエステル樹脂の射出率を下げる。さらにステップ3と
して、ポリエステル樹脂の射出をステップ2と同様に続
けながら耐熱性樹脂を流路Bより射出する。このとき、
耐熱性樹脂の射出圧がポリエステル樹脂の射出圧より大
きくなっているので、チャッキ弁11はその差に応じて
開き、その分だけ耐熱性樹脂が射出されることになる。
ステップ3で射出された耐熱性樹脂は、第4図の(b)
に示すように、流路A1とA2とから射出される2つの
ポリエステル樹脂層?a,7bの間を進む。
このとき耐熱性樹脂層6は或形型内壁に接触することな
く2つのポリエステル樹脂層7a及び7bの間を進むの
で、樹脂温度の低下が少なく流動性が大きい。従って、
ポリエステル樹脂層7a及び7bよりも速いスピードで
移動する。
さらに、ステップ4として耐熱性樹脂の射出を止めずに
ポリエステル樹脂の射出率を上げる。すると第4図の(
C)に示すように、ステップ3で射出されたポリエステ
ル樹脂層7a,7bに加えて、新たにポリエステル樹脂
層7c,7dが樹脂内を進行することになる。このとき
チャッキ弁1lはポリエステル樹脂の射出圧により幾分
閉じられた状態となるので、耐熱性樹脂は薄く射出され
る。またポリエステル樹脂層7c及び7dは樹脂層間を
進行するので、ポリエステル樹脂7aRび7bよりも速
いスピードで移動する。
次にステップ5として、耐熱性樹脂の射出を止め、成形
型を充填するだけの量のポリエステル樹脂を射出し(第
4図の(d))、最後に或形型2内の圧力の調整(保圧
)をしくステップ6)、射出を終了する。
以上に説明した共射出のプログラムによりポリエステル
樹脂層と耐熱性樹脂層とからなる多層予備成形品が或形
される。このとき第3図に示す射出のタイミングを適切
に規定することにより、口部41の少なくとも下部に9
層構造(耐熱性樹脂層が5層)、肩部42に7層構造(
耐熱性樹脂層が3層〉の樹脂層を形戊することができる
。以下にその原理を、共射出された樹脂層の先端部を示
す模式図(第5図(a)〜(e))を参照して説明する
ステップ3において、第4図の(b)に示すように、二
つのポリエステル樹脂7a及び7b間に耐熱性樹脂が射
出されると、耐熱性樹脂層6は二つのポリエステル樹脂
層?a,7bの間を進むが、中央を流れる耐熱性樹脂層
6の方がスピードが速いので、耐熱性樹脂層6は第5図
(a)に示すように、ポリエステル樹脂の先端8に近づ
く。そして第5図わ)に示すように耐熱性樹脂層6がポ
リエステル樹脂層7a、7bを追い抜き、樹脂層の先端
部8を占めるようになる。この時点では樹脂層はポリエ
ステル樹脂層7a/耐熱性樹脂層6/ポリエステル樹脂
層7bの3層構造であるが、さらに第4図(C)に示す
ように、耐熱性樹脂層6は先端8から湧き出してポリエ
ステル樹脂層7a、7bの先端部を覆うようになる。す
なわち、二つのポリエステル樹脂層7a及び7bは、耐
熱性樹脂6の内部を進行し、このために耐熱性樹脂6の
一部が或形型内壁面付近に残る。この時点で樹脂層は耐
熱性樹脂層6a/ポリエステル樹脂層7a/耐熱性樹脂
層6b/ポリエステル樹脂層7b/耐熱性樹脂層6cの
5層構造となる。
次に、ステップ4では、第4図(C)のように耐熱性樹
脂とポリエステル樹脂が共射出される。新たなポリエス
テル樹脂層7Cと7dは、樹脂層間を進行するので、第
5図(d)に示すように、先行した二つのポリエステル
樹脂層7a,7bより早く進行する。またポリエステル
樹脂層7a、7bに接触している耐熱性樹脂層部分も幾
分温度低下により流動性が低下しているので、ポリエス
テル樹脂層7 c s 7 dはそれよりも早く進行す
ることになる。従って、耐熱性樹脂層6の外側は、ポリ
エステル樹脂層7aと70の間に、またポリエステル樹
脂層7bと7dの間にそれぞれ取り残されることになり
、最終的に第5図(e)に示すように、それぞれ新たな
耐熱性樹脂層6d及び6eが形或されることになる。よ
って樹脂層は5層の耐熱性樹脂6a〜6eを含む9層構
造となる。
従って、成形型内のキャビティの各部分の容積を考慮し
て、射出する樹脂の量及びタイミングを適切に設定する
ことで、口部41の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂
層を含む9層構造の多層予備成形品を製造することがで
きる。また第5図の(e)における3つの耐熱性樹脂層
6d,6b及び6eを多少長めに形戊することにより、
多層予備成形品の肩邪にも3つの耐熱性樹脂層を形成す
ることができる。
従って、本発明の装置を用いて製造される多層予ri!
I成形品の口部から肩邪にかかる多層構造は、例えば第
6図に示すようになる。ここで、口部4lは、耐熱性樹
脂層60とポリエステル層70とが交互に形成された多
層構造を有し、耐熱性樹脂層60は、少なくとも口部4
lの下部において外側から順に5層(60a〜60e)
となっている。一方ポリエステル層70は各耐熱性樹脂
層の間に存在し、70a〜70dの4層となっている。
開口端116は全面的に耐熱性樹脂層60によって覆わ
れている。また最外層の耐熱性樹脂層60aは、サポー
} Uング45の上面45a及び外端面45bまでほぼ
連続している。
一方肩部42は、外側から順にポリエステル層70a1
耐熱性樹脂層60b1ポリエステル層70b1耐熱性樹
脂層60c1ポリエステル層70C1耐熱性樹脂層60
d1及びポリエステル層70dからなっており、ここで
は耐熱性樹脂層が3層となっている。
なお、サポートリング45の下面45cで、リングの根
本の部分はほぼポリエステル層からなっている。このよ
うに応力がかか゛るサポートリング45の根本に比較的
脆い耐熱性樹脂層を配置しないようにすれば、サポート
リング45のかけを防止することができる。
耐熱性樹脂層60a〜60eの厚さには特に制限はない
が、開口端116に近づくにつれて耐熱性樹脂層60の
占める割合が多くなるようになっている。
耐熱性樹脂層60の割合は、重量比にして以下の通りで
あるのが好ましい。
口端シール部113(開口端116から最初のネジ山1
17まで)  ・・70%以上、 ネジ締め部11t(開口端116からロッキング部11
8の下端まで)・ ・40%以上、ヘッド圧付加部l1
5(開口端116からサポートリング45の下端まで)
・ ・30%以上、肩部42・・・3%以上 このように耐熱性樹脂層60の割合を規定することで、
80〜95℃の液体を充填するホットフィルや、60〜
80℃のホットシャワーを30分ほどボトル上方より施
すバステライジングに充分に耐え得るボトルとすること
ができる。なお、より好ましい耐熱性樹脂層60の割合
は、上記の四つの部分でそれぞれ80〜90%、50〜
60%、40〜50%、及び5〜10%である。
なお、口邪の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層が或
形される条件は、第3図のステップ4の工程を行うこと
であり、詳述すれば、耐熱性樹脂の射出を停止すること
なく、ポリエステル樹脂の射出率を上昇させることによ
り、第5図((1)〜(e)に示すような現象を引き起
こすことである。これに対して、耐熱性樹脂の射出を停
止して、ポリエステル樹脂の射出率を上昇させると、中
央の耐熱性樹脂層60bが十分に長く維持されず、キャ
ビティ内を進行するうちに短くなるので(耐熱性樹脂層
60bが最も中央に位置することによる)、口邪に達し
たときには消滅し、耐熱性樹脂層は全部で4層となる。
また、このような多層予備戒形品の製造には樹脂の溶融
温度、溶融粘度等をしっかりと規定しておく必要がある
。特に樹脂の粘度は温度により大きく左右されるので、
樹脂の温度を一定に保つことは重要であり、たとえば耐
熱性樹脂としてUボリマーを用い、ポリエステル樹脂と
してポリエチレンテレフタレートを用いるときは、Uポ
リマーの樹脂温度は270〜310℃とし、ポリエチレ
ンテレフタレートの温度を260〜300℃とするのが
好ましい。より好ましい樹脂温度はUボリマーで280
〜295℃であり、ポリエチレンテレフタレートでは2
70〜285℃である。
さらにUボリマーの粘性自体を、同一温度におけるポリ
エチレンテレフタレートのそれより低くすることが重要
である。このように二つの樹脂の粘性自体に差を設け、
かつ上記したようにUポリマーの樹脂温度をポリエチレ
ンテレフタレートのそれよりも約10℃高くすることに
より、二つの樹脂の溶融粘度差を規定する。これにより
、例えば第5図の(b)〜(C)又は(6)〜(e)に
示す過程で、耐熱性樹脂の後から進んでくるポリエステ
ル樹脂層(7a、7b又は7c,7d)が耐熱性樹脂の
内側に潜り込むように進行し、耐熱性樹脂層とポリエス
テル樹脂層とが交互になる多層構造を形成することがで
きる。
以上に詳述したように、本発明の装置を用いれば、口部
4lと肩部42とに多層の耐熱性樹脂層を設けることが
でき、もって耐熱性に優れたボトルを製造することがで
きる。このように口部41と肩部42のみに耐熱性樹脂
層を設けることで耐熱性に優れたボトルとすることがで
きるのは、ホットフィル又はバステライジングの工程で
最も熱くなる部分はボトルの口部及びM部であるからで
ある。
方、ボトルの胴部及び底部については、耐熱性樹脂層を
実質的に形或しないが、上記処理においても60℃で2
0分程度の温度条件に耐え得るので、十分である。また
耐熱性樹脂は比較的高価であるので、桐部及び底部に耐
熱性樹脂層を形戊しないことにより、ボトル全体のコス
トを低減することができる。
なお、5層の耐熱性樹脂層が形或される部分は口邪の少
なくとも下部であるが、口邪の他の部分では、射出条件
により隣接する耐熱性樹脂層が融合することもある。し
かしその場合でも耐熱性樹脂層の割合は大きいので、口
部は十分な耐熱性を有しているのは明らかである゛。従
って、口部全体に5層の耐熱性樹脂層を形或することが
必要であるのでなく、口邪の少なくとも下部において5
層の耐熱性樹脂層を設ければ十分である。
本発明を以下の具体的実施例によりさらに詳細に説明す
る。
実施例1 ポリエチレンテレフタレート樹脂として三井PETJ1
25(三井石油化学@製)を用い、耐熱性樹脂としてポ
リエチレンデレフタレートとポリアリレートのブレンド
ボリマー(UポU7−8400、ユニチカ製)(以下U
ボリマーと呼ぶ)を用いて、共射出成形法により多層予
備成形品を或形した。
射出或形装置としては日f*AsB機械■製ASB65
0NHT型を用い、第1図に示すホットランナーノズル
を接続して、第3図に示す共射出プログラムにより多層
予備成形品の戒形を行った。
なおこのときのポリエチレンテレフタレート側の射出バ
レル温度を272℃、Uボリマー側の射出バレル温度を
284℃とした。またポリエチレンテレフタレートの射
出率はステップ1では7.74g/秒、ステップ2及び
3では1.8g/秒、ステップ4では1.8g/秒から
2.8g/秒まで増加させ、ステップ5では2.8g/
秒を保持した。Uボリマーはステップ3及び4において
、最大2.8g/秒となるようにした。
得られた多層予備成形品を軸線方向に切断してその断面
を観察した。その結果、口邪の下部及び肩部は、第6図
に示すように、それぞれ9層(5層の耐熱性樹脂層)及
び7層(3層の耐熱性樹脂層〉となっていることが3忍
められた。またUボリマーの全樹脂に対する割合は口端
シール部113では85%、ネジ締め部114では55
%、ヘッド圧付加部115では44%であり、また肩邪
42においては4%であった。
このようにして、得られた多層予備成形品を用い、延伸
ブロー法により多層ボトルを製造し、83〜87℃のホ
ットフィル及び65〜70℃のバステライジングを施し
たが、口部及びN部において良好な耐熱性を有している
ことが認められた。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明の装置を用いれば、口邪の少
なくとも下部が5層の耐熱性樹脂層を含む9層よりなり
、かつ開口端からサポートリングにかけてほぼ耐熱性樹
脂層に覆われている多層予備成形品を確実にかつ効率よ
く製造することができる。また得られた予備成形品は口
邪に多層の耐熱性樹脂層を有するので、口邪の耐熱性が
特に優れたボトルを提供することができる。このために
ホットフィル等による口邪の熱収縮は小さく、シール性
が良好なボトルを得ることができる。
また本発明の装置により製造される多層予(m r成形
品においては、肩部を3層の耐熱性樹脂層を含む7層の
多層構造とすることができるので、これから得られる延
伸ブローボトルは、ホットシャワーによるバステライジ
ング等を適用するのに充分な耐熱性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は多層予備成形品を製造する本発明の装置を示す
断面図であり、 第2図は本発明の装置を用いて製造される多層予備成形
品の概略断面図であり、 第3図は本発明の多層予備成形品を製造する工程を概略
的に示すグラフであり、 第4図(a)〜(d)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
とを共射出した状態を示す部分概略断面図であり、第5
図(a)〜(e)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂によ
り多層構造が形或される状態を示す模式図であり、 第6図は本発明の方法により得られる多層予備成形品の
口部及び肩部の層構或の一例を示す部分拡大断面図であ
り、 第7図は多層予備成形品を製造する従来の装置の一例を
示す断面図である。 1,9 ・・・ホットランナーノズル 2・・・射出成形型 4・・・多層予備成形品 l1・・・チャッキ弁 21・ ・キャビティ 41・・・口部 42・ ・肩部 43・・・胴部 44・・・底部 45・・・サポートリング 60. 60a〜60e ・・耐熱性樹脂層70. 7
0a〜70d  ・・ポリエステル層111  ・・・
ねじ締め部 112  ・・・サポートリング部 113 ・・・口端シール部 114   ・・ねじ・ロッキングリング部115 ・
 ・ヘッド圧付加部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 口部と前記口部の下端に設けられたサポートリングと、
    前記サポートリングに続く肩部と、胴部及び底部とを有
    し、ポリエステル層と耐熱性樹脂層とからなるボトル用
    多層予備成形品を製造する装置において、 (a)前記多層予備成形品に対応するキャビティを備え
    、かつ前記多層予備成形品の底部 に対応する位置にゲートを有する射出成形 型と、 (b)1つの直線状流路と、その周囲に同心円状に設け
    られた第一の円筒状流路及び第二 の円筒状流路を有し、前記直線状流路と第 一の円筒状流路とは第一の注入口からほぼ 等しく分岐しており、第二の円筒状流路は 第二の注入口に連通しており、かつ前記直 線状流路と前記第一の円筒状流路との合流 点より僅かに上流の位置において、前記直 線状流路に開口し、その開口部に設けられ たチャッキ弁は、ポリエステル樹脂及び耐 熱性樹脂の射出圧に応じて開閉されるホッ トランナーノズルとを有し、 前記直線状流路及び前記第一の円筒状流路よりポリエス
    テル樹脂を射出し、前記第二の円筒状流路より耐熱性樹
    脂を射出し、多層予備成形品を製造することを特徴とす
    る装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000054956A1 (en) * 1999-03-18 2000-09-21 Mold-Masters Limited Apparatus and method for multi-layer injection molding
US8753102B2 (en) 2010-09-21 2014-06-17 Mold-Masters (2007) Limited Coinjection hot runner injection molding system
US9073246B2 (en) 2011-09-21 2015-07-07 Mold-Masters (2007) Limited Coinjection hot runner injection molding system
US9498911B2 (en) 2010-09-21 2016-11-22 Mold-Masters (2007) Limited Coinjection hot runner injection molding system

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