JPS61252260A - フルオロエラストマ−組成物 - Google Patents
フルオロエラストマ−組成物Info
- Publication number
- JPS61252260A JPS61252260A JP9376685A JP9376685A JPS61252260A JP S61252260 A JPS61252260 A JP S61252260A JP 9376685 A JP9376685 A JP 9376685A JP 9376685 A JP9376685 A JP 9376685A JP S61252260 A JPS61252260 A JP S61252260A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluoroelastomer
- parts
- carbon black
- conductive carbon
- weight
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、絶縁型カケープルの外部半導電層などの電気
機器に用いられるフルオロエラストマー組成物に関する
。
機器に用いられるフルオロエラストマー組成物に関する
。
従来の技術
近年、例えば絶縁型カケープルは、導体をポリエチレン
または架橋ポリエチレンなどの絶縁体で被覆し！、更に
合成樹脂よりなる外部半導電層を押し出し被覆してなる
が、かかる外部半導電層はケーブルの接続時の作業性の
面から剥離性が良好であることが望まれ、また耐熱性に
優れていることが必要条件とされている。
または架橋ポリエチレンなどの絶縁体で被覆し！、更に
合成樹脂よりなる外部半導電層を押し出し被覆してなる
が、かかる外部半導電層はケーブルの接続時の作業性の
面から剥離性が良好であることが望まれ、また耐熱性に
優れていることが必要条件とされている。
このため、従来の外部半導ｔＮとして、例えばエチレン
−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフトポリマーあるいは塩
素化ポリエチレンを主成分とする組成物が用いられてい
る。しかしながら、これらのポリマーでは塩素を含有す
るため耐熱性に劣るものであった。
−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフトポリマーあるいは塩
素化ポリエチレンを主成分とする組成物が用いられてい
る。しかしながら、これらのポリマーでは塩素を含有す
るため耐熱性に劣るものであった。
このため、最近に至り塩素を含有しない合成樹脂に導電
性カーボンブラックを配合した半導電性組成物が提案さ
れるようになった。
性カーボンブラックを配合した半導電性組成物が提案さ
れるようになった。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、一般に導電性カーボンブラックを配合し
た半導電性組成物は、配合されるカーボンブランクの量
が比較的多くなければ樹脂組成物中の電気的性質を改善
できず、またカーボンブランクを多く配合すると一般に
組成物のムーニー粘度が増大して加工性が低下するとい
う欠点を有している。
た半導電性組成物は、配合されるカーボンブランクの量
が比較的多くなければ樹脂組成物中の電気的性質を改善
できず、またカーボンブランクを多く配合すると一般に
組成物のムーニー粘度が増大して加工性が低下するとい
う欠点を有している。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、耐熱性に優れるとともに押し出し加工性の優れた
半導電性のフルオロエラストマー組成物を提供すること
を目的とする。
ので、耐熱性に優れるとともに押し出し加工性の優れた
半導電性のフルオロエラストマー組成物を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段
即ち本発明は、フルオロエラストマー１００重量部に対
し、導電性カーボンブラック５〜６０重量部および低分
子量ポリマー０〜６０重量部を混和したことを特徴とす
るフルオロエラストマー組成物を提供するものである。
し、導電性カーボンブラック５〜６０重量部および低分
子量ポリマー０〜６０重量部を混和したことを特徴とす
るフルオロエラストマー組成物を提供するものである。
本発明のフルオロエラストマーとしては、弗素化された
ゴム状共重合体であり、これらの共重合体としては、ビ
ニリデンフルオライドとその他の弗素含有オレフィンと
の共重合体、例えばビニリデンフルオライドとへキサフ
ルオロプロペン、ペンタフルオロプロペン、トリフルオ
ロエチレン、トリフルオロクロロエチレン、テトラフル
オロエチレン、ビニルフルオライド、パーフルオロ（メ
チルビニルエーテル）、パーフルオロ（プロピルビニル
エーテル）など；ポリテトラフルオロエチレンとその他
のオレフィンとの共重合体、例えばテトラフルオロエチ
レンとプロピレンとの共重合体などを挙げることができ
る。
ゴム状共重合体であり、これらの共重合体としては、ビ
ニリデンフルオライドとその他の弗素含有オレフィンと
の共重合体、例えばビニリデンフルオライドとへキサフ
ルオロプロペン、ペンタフルオロプロペン、トリフルオ
ロエチレン、トリフルオロクロロエチレン、テトラフル
オロエチレン、ビニルフルオライド、パーフルオロ（メ
チルビニルエーテル）、パーフルオロ（プロピルビニル
エーテル）など；ポリテトラフルオロエチレンとその他
のオレフィンとの共重合体、例えばテトラフルオロエチ
レンとプロピレンとの共重合体などを挙げることができ
る。
これらのうち、ビニリデンフルオライド−へキサフルオ
ロプロペン二元共重合体、ビニリデンフルオライド−テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロベン三元共
重合体およびテトラフルオロエチレンとプロピレンとの
共重合体が好ましい。
ロプロペン二元共重合体、ビニリデンフルオライド−テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロベン三元共
重合体およびテトラフルオロエチレンとプロピレンとの
共重合体が好ましい。
なお、これらの共重合体成分に、更にビニル化合物、オ
レフィン化合物、フルオロオレフィン化合物、ジエン化
合物、α、β−エチレン系不飽和カルボン酸などを共重
合したものであってもよい。
レフィン化合物、フルオロオレフィン化合物、ジエン化
合物、α、β−エチレン系不飽和カルボン酸などを共重
合したものであってもよい。
また、フルオロエラストマーがテトラフルオロエチレン
とプロピレンとの共重合体である場合には、テトラフル
オロエチレン／プロピレン（モル比）は、通常７０／３
０〜３０／７０、好ましくは７０／３０〜４５１５５で
ある。
とプロピレンとの共重合体である場合には、テトラフル
オロエチレン／プロピレン（モル比）は、通常７０／３
０〜３０／７０、好ましくは７０／３０〜４５１５５で
ある。
次に、本発明で使用される導電性カーボンブラックとし
ては、無定型炭素の１種であるがその結晶構造が黒鉛と
同様に内炭素環が連なった層からできている層状格子を
有するもので、例えばアセチレンブラック、コンダクテ
ィブファーネスなどを挙げることができる。
ては、無定型炭素の１種であるがその結晶構造が黒鉛と
同様に内炭素環が連なった層からできている層状格子を
有するもので、例えばアセチレンブラック、コンダクテ
ィブファーネスなどを挙げることができる。
かかる導電性カーボンブラックの配合量は、前記フルオ
ロエラストマー１００重量部に対し５〜６０重量部、好
ましくは５〜３０重量部であり、５重量部未満では得ら
れる組成物が半導電性材料に必要とされる導電性が得ら
れず、一方６０重量部を超えると機械的強度が低下する
ほか、後記必要に応じ添加される低分子量ポリマーと配
合しても押し出し加工性などを改善することが不可能と
なる。
ロエラストマー１００重量部に対し５〜６０重量部、好
ましくは５〜３０重量部であり、５重量部未満では得ら
れる組成物が半導電性材料に必要とされる導電性が得ら
れず、一方６０重量部を超えると機械的強度が低下する
ほか、後記必要に応じ添加される低分子量ポリマーと配
合しても押し出し加工性などを改善することが不可能と
なる。
本発明のフルオロエラストマー組成物には、必要に応じ
低分子量ポリマーが配合される。かかる低分子量ポリマ
ーの粘度は、１００℃でのブルックフィールド粘度（以
下車に「ブルックフィールド粘度ということがある）で
５，０００ｃｐ以下、好ましくは３，５ｏｏｃｐ以下で
ある。
低分子量ポリマーが配合される。かかる低分子量ポリマ
ーの粘度は、１００℃でのブルックフィールド粘度（以
下車に「ブルックフィールド粘度ということがある）で
５，０００ｃｐ以下、好ましくは３，５ｏｏｃｐ以下で
ある。
また、この低分子量ポリマーの種類としては、例えば弗
化ビニリデン系弗素ゴム、即ち前記ビニリデンフルオラ
イドとその他の弗素含有オレフィンとの共重合体、ポリ
イソブチレン、ポリクロロプレン、ポリブタジェン、ポ
リアクリロニトリル、ブタジェン共重合体などの１種ま
たはこれらの混合物を挙げることができる。
化ビニリデン系弗素ゴム、即ち前記ビニリデンフルオラ
イドとその他の弗素含有オレフィンとの共重合体、ポリ
イソブチレン、ポリクロロプレン、ポリブタジェン、ポ
リアクリロニトリル、ブタジェン共重合体などの１種ま
たはこれらの混合物を挙げることができる。
本発明の半導電性組成物中の低分子量ポリマーの割合は
、フルオロエラストマー１００重量部に対し、０〜６０
重量部、好ましくは５〜３０重量部であり、６０重量部
を超えると耐熱性、導電性、機械的物性などが劣るもの
となる。
、フルオロエラストマー１００重量部に対し、０〜６０
重量部、好ましくは５〜３０重量部であり、６０重量部
を超えると耐熱性、導電性、機械的物性などが劣るもの
となる。
本発明の組成物は、フルオロエラストマー、導電性カー
ボンブラック、および必要に応じ低分子量ポリマーを含
有してなるが、・更に必要に応じてシリカ、クレー、珪
藻土、タルクなどの充填剤や補強剤を添加することがで
き、また少量の従来公知の加硫剤の１種以上を添加して
もよく、更に可塑剤、着色剤などを添加することもでき
る。
ボンブラック、および必要に応じ低分子量ポリマーを含
有してなるが、・更に必要に応じてシリカ、クレー、珪
藻土、タルクなどの充填剤や補強剤を添加することがで
き、また少量の従来公知の加硫剤の１種以上を添加して
もよく、更に可塑剤、着色剤などを添加することもでき
る。
本発明のフルオロエラストマー組成物は、電力機器にお
ける半導電層材料として使用でき、例えば導体上に架橋
ポリエチレンとともに押し出し成形して外部半導電層を
形成させることができる。
ける半導電層材料として使用でき、例えば導体上に架橋
ポリエチレンとともに押し出し成形して外部半導電層を
形成させることができる。
実施例
以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
実施例１〜５、比較例１〜２
第１表に示す組成物を、ゴム用押出機を用い、ヘッド温
度１００℃で押し出し、押し出し肌を目視検査すること
により、優を◎、良を○、可を△、不可を×として判定
した。
度１００℃で押し出し、押し出し肌を目視検査すること
により、優を◎、良を○、可を△、不可を×として判定
した。
結果を併せ第１表に示す。
（以下余白）
発明の効果
本発明のフルオロエラストマー組成物は、押し出°し加
工性に優れているとともに、得られる成形品の耐熱性、
剥離性が優れており、しかも半導電性であり、電カケー
プルにおける外部半導電層、ＥＭＩシールドなどの用途
に広く使用することが可能である。
工性に優れているとともに、得られる成形品の耐熱性、
剥離性が優れており、しかも半導電性であり、電カケー
プルにおける外部半導電層、ＥＭＩシールドなどの用途
に広く使用することが可能である。
Claims (5)
- （１）フルオロエラストマー１００重量部に対し、導電
性カーボンブラック５〜６０重量部および低分子量ポリ
マー０〜６０重量部を混和したことを特徴とするフルオ
ロエラストマー組成物。 - （２）フルオロエラストマーが、テトラフルオロエチレ
ン−プロピレン系共重合体である特許請求の範囲第１項
記載のフルオロエラストマー組成物。 - （３）低分子量ポリマーの粘度（１００℃でのブルック
フィールド粘度）が５，０００ｃｐ以下であるである特
許請求の範囲第１項記載のフルオロエラストマー組成物
。 - （４）低分子量ポリマーが、弗化ビニリデン系弗素ゴム
および／またはポリイソブチレンである特許請求の範囲
第１項または第３項記載のフルオロエラストマー組成物
。 - （５）導電性カーボンブラックの割合が５〜３０重量部
、低分子量ポリマーの割合が５〜３０重量部である特許
請求の範囲第１項記載のフルオロエラストマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9376685A JPS61252260A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | フルオロエラストマ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9376685A JPS61252260A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | フルオロエラストマ−組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61252260A true JPS61252260A (ja) | 1986-11-10 |
Family
ID=14091550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9376685A Pending JPS61252260A (ja) | 1985-05-02 | 1985-05-02 | フルオロエラストマ−組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61252260A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129253A (ja) * | 1987-10-16 | 1990-05-17 | E I Du Pont De Nemours & Co | 導電性フルオロポリマー組成物 |
| JP2004514757A (ja) * | 2000-11-20 | 2004-05-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 導電性フルオロポリマー |
| WO2006001363A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素エラストマー組成物およびそれからなる成形品 |
| JP2013023581A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エポキシ樹脂組成物、成形体及びシート材 |
-
1985
- 1985-05-02 JP JP9376685A patent/JPS61252260A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02129253A (ja) * | 1987-10-16 | 1990-05-17 | E I Du Pont De Nemours & Co | 導電性フルオロポリマー組成物 |
| JPH0338302B2 (ja) * | 1987-10-16 | 1991-06-10 | Ii Ai Deyuhon De Nimoasu Ando Co | |
| JP2004514757A (ja) * | 2000-11-20 | 2004-05-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 導電性フルオロポリマー |
| WO2006001363A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Daikin Industries, Ltd. | 含フッ素エラストマー組成物およびそれからなる成形品 |
| JPWO2006001363A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2008-04-17 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素エラストマー組成物およびそれからなる成形品 |
| US7879948B2 (en) | 2004-06-28 | 2011-02-01 | Daikin Industries, Ltd. | Fluorine containing elastomer composition and molded article comprising the same |
| JP4840138B2 (ja) * | 2004-06-28 | 2011-12-21 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素エラストマー組成物およびそれからなる成形品 |
| JP2013023581A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Denki Kagaku Kogyo Kk | エポキシ樹脂組成物、成形体及びシート材 |
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