JPS61251644A - 高純度芳香族ジアミンの製造方法 - Google Patents
高純度芳香族ジアミンの製造方法Info
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- JPS61251644A JPS61251644A JP9100185A JP9100185A JPS61251644A JP S61251644 A JPS61251644 A JP S61251644A JP 9100185 A JP9100185 A JP 9100185A JP 9100185 A JP9100185 A JP 9100185A JP S61251644 A JPS61251644 A JP S61251644A
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- Japan
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- anthraquinone
- aniline
- reaction
- diamine
- bis
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はジアミンの新規製造法に関するものである。さ
らに詳しくは、耐熱性ポリマーの原′ 料として有用
な高純度ジアミンの新規合成法に関するものである。
らに詳しくは、耐熱性ポリマーの原′ 料として有用
な高純度ジアミンの新規合成法に関するものである。
〈従来の技術〉
(RはC翼0またはOH2基である。]で表わされる9
、9−ビス−(4−アミノブ工二/I/)−電0−アン
トロンおよび9.9−ビス−(4−アミノフエニ/I/
)ジヒドロアントラセンは剛直性および耐熱性のすぐれ
た全芳香族ポリアミドイミド類、全芳香族ポリイミド類
あるいは全芳香族アミド類などの合成原料として極めて
有用な芳香族ジアミンである。
、9−ビス−(4−アミノブ工二/I/)−電0−アン
トロンおよび9.9−ビス−(4−アミノフエニ/I/
)ジヒドロアントラセンは剛直性および耐熱性のすぐれ
た全芳香族ポリアミドイミド類、全芳香族ポリイミド類
あるいは全芳香族アミド類などの合成原料として極めて
有用な芳香族ジアミンである。
9.10−アントラキノン(以下単にアントラキノンと
略称する)とアニリンを塩酸存在下で反応させて上記C
I)式で表わされる%9.9−ビスー(4−アミノフエ
ニIV J −10−アントロンな合成する方法は基本
的にはすでに公知である(例えば(1)J、P、SPo
lym、 Ohem、e4 、19゜(9)、2275
〜85(’ 813゜(2) Macromol、 +
14 +(3)、486〜9!S(’ at)。(3
) Volokna、 SinPo11m 、 19〜
24.(’ 7 G )。(4) Bull−Sac
Chi、mFr 、17.727(’ 52)など)。
略称する)とアニリンを塩酸存在下で反応させて上記C
I)式で表わされる%9.9−ビスー(4−アミノフエ
ニIV J −10−アントロンな合成する方法は基本
的にはすでに公知である(例えば(1)J、P、SPo
lym、 Ohem、e4 、19゜(9)、2275
〜85(’ 813゜(2) Macromol、 +
14 +(3)、486〜9!S(’ at)。(3
) Volokna、 SinPo11m 、 19〜
24.(’ 7 G )。(4) Bull−Sac
Chi、mFr 、17.727(’ 52)など)。
フ
またこれまで、反応生成物の精製操作としてはニトロベ
ンゼンを用いた再結晶法が知られてイタ。(例えばEu
11. Soa、 Chin Fr 17 、727(
’ s l)、 M&QrOffiO1m+ 1
4. (3) 1 486〜95(’81)などン 〈発明が解決しようとする問題点〉 アントラキノンとアニリンおよび/またはアニリン塩酸
塩との反応によるジアミン合成では。
ンゼンを用いた再結晶法が知られてイタ。(例えばEu
11. Soa、 Chin Fr 17 、727(
’ s l)、 M&QrOffiO1m+ 1
4. (3) 1 486〜95(’81)などン 〈発明が解決しようとする問題点〉 アントラキノンとアニリンおよび/またはアニリン塩酸
塩との反応によるジアミン合成では。
必らずしも反応率がよくなく反応終了液中に相当量のア
ントラキノンが残存してくる。ところが従来提案されて
いるニトロベンゼンによる再結晶法では、精製品中にア
ントラキノンが混入しやすく、高純度品を得るには再結
晶を繰り返さねばならないという欠点があり、収率、経
済性上、大きな欠点となっていた。
ントラキノンが残存してくる。ところが従来提案されて
いるニトロベンゼンによる再結晶法では、精製品中にア
ントラキノンが混入しやすく、高純度品を得るには再結
晶を繰り返さねばならないという欠点があり、収率、経
済性上、大きな欠点となっていた。
またニトロベンゼンには毒性もあり、臭気が強いなどの
問題があった。
問題があった。
そこで本発明者らは、上記問題点を有するニトロベンゼ
ンを使用しない効率的な精製方法を鋭意検討した結果、
反応粗生成物をN、N−ジメチルアセトアミドから濃縮
晶析すると未反応アントラキノンが選択的にほぼ完全に
晶析除去出来ることを見出し本発明に到達した。
ンを使用しない効率的な精製方法を鋭意検討した結果、
反応粗生成物をN、N−ジメチルアセトアミドから濃縮
晶析すると未反応アントラキノンが選択的にほぼ完全に
晶析除去出来ることを見出し本発明に到達した。
く問題点を解決するための手段〉
すなわち本発明は9.10−アントラキノンとアニリン
および/またはアニリン塩酸塩との加熱反応混合物にア
ミド系溶媒を作用させて残存する9、10−アントラキ
ノンを分別除去することを特徴とする高純度芳香族ジア
ミンの製造方法を提供するものである。
および/またはアニリン塩酸塩との加熱反応混合物にア
ミド系溶媒を作用させて残存する9、10−アントラキ
ノンを分別除去することを特徴とする高純度芳香族ジア
ミンの製造方法を提供するものである。
本発明でいうジアミンとは、9.9−ビス−(4−アミ
ノフエニV ) −+ O−アントロンおよび9.9−
ビス−(4−7ミノフエニル〕ジヒドロアントラセンで
ある。
ノフエニV ) −+ O−アントロンおよび9.9−
ビス−(4−7ミノフエニル〕ジヒドロアントラセンで
ある。
本発明の反応は、アントラキノンとアニリンおよび/ま
たはアニリン塩酸塩とで行なわれる。
たはアニリン塩酸塩とで行なわれる。
この反応は、アントラキノンとアニリンまたはアントラ
キノンとアニリン塩酸塩との各々の2成分系でも実施出
来るが1反応速度および反応系を均一に保つ意味からも
アントラキノン、アニリンおよびアニリン塩酸塩の5者
を使用するのが好ましい。アニリン塩酸塩は予め合成し
たものを使用することも可能であり、またアニリンの一
部に相当する塩化水素、または塩酸と反応させて、系中
で合成することも可能である。
キノンとアニリン塩酸塩との各々の2成分系でも実施出
来るが1反応速度および反応系を均一に保つ意味からも
アントラキノン、アニリンおよびアニリン塩酸塩の5者
を使用するのが好ましい。アニリン塩酸塩は予め合成し
たものを使用することも可能であり、またアニリンの一
部に相当する塩化水素、または塩酸と反応させて、系中
で合成することも可能である。
反応を促進するために触媒を使用することも可能であり
、アニリン塩酸塩を使用しない場合は特に有効である。
、アニリン塩酸塩を使用しない場合は特に有効である。
触媒としては酸類が有効であり1.#L酸、リン酸、ス
ルホン酸類などが好ましく使用される。
ルホン酸類などが好ましく使用される。
本発明の反応では、アニリンが反応剤兼溶媒として働く
ので特に追加の不活性溶媒は必要ないが、反応条件によ
っては出発原料および生成物と反応しない溶媒を併用す
ることも出巣る。
ので特に追加の不活性溶媒は必要ないが、反応条件によ
っては出発原料および生成物と反応しない溶媒を併用す
ることも出巣る。
そのような溶媒の例としてN、N−ジメチルアセトアミ
ド、N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドンなどが挙げられる。またアニリン塩酸塩/アントラ
キノンの2成分系溶融反応を行なうことも可能で、ある
。
ド、N、N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドンなどが挙げられる。またアニリン塩酸塩/アントラ
キノンの2成分系溶融反応を行なうことも可能で、ある
。
本発明の合成反応は100〜250℃更に好ましくは1
50〜180℃の温度条件下1.100時間で実施され
る。250℃以上では副生物が増加する傾向にあり好ま
しくない。一方100℃以下の反応温度では、反応速度
が遅く反応完結までに時間を要するため好ましくない。
50〜180℃の温度条件下1.100時間で実施され
る。250℃以上では副生物が増加する傾向にあり好ま
しくない。一方100℃以下の反応温度では、反応速度
が遅く反応完結までに時間を要するため好ましくない。
また本発明の合成反応は初期には9・9−ビス−(4−
アミノフエ=A/ ) −10−アントロンが生成する
が、反応時間が長くなると9.9−ビス−(4−アミノ
フェニルンジヒドロアントラセンが生成してくる。した
がって反応温度にもよるが通常9.9−ビス−(4−1
ミノフエニA/)−10−アントロンを合成する場合は
1〜24(さらに好適には3〜12]時間の反応時間が
、また9、9−ビス−(4−アミノフエニA/)ジヒド
ロアントラセンを合成する場合は5〜1tlO(さらに
好適には8〜48)時間の反応時間が好ましい。
アミノフエ=A/ ) −10−アントロンが生成する
が、反応時間が長くなると9.9−ビス−(4−アミノ
フェニルンジヒドロアントラセンが生成してくる。した
がって反応温度にもよるが通常9.9−ビス−(4−1
ミノフエニA/)−10−アントロンを合成する場合は
1〜24(さらに好適には3〜12]時間の反応時間が
、また9、9−ビス−(4−アミノフエニA/)ジヒド
ロアントラセンを合成する場合は5〜1tlO(さらに
好適には8〜48)時間の反応時間が好ましい。
このようにして合成反応を行った反応混合物から生成物
を単離するには、冷却して晶析させるかまたは水および
4塩化炭素などのアニリンとは混合するが生成ジアミン
を溶解しない沈殿剤中に投入して析出分離させるなどの
方法が採用出来る。
を単離するには、冷却して晶析させるかまたは水および
4塩化炭素などのアニリンとは混合するが生成ジアミン
を溶解しない沈殿剤中に投入して析出分離させるなどの
方法が採用出来る。
本発明の精製方法はこの分離生成物を特定の溶媒に溶か
し、未反応アントラキノンを選択的tこ晶析除去させる
方法である。この精製用の溶媒例としては、例えば、N
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルム
アミド、N−メチA/?’ロリドン、N、N−ジエチ〃
ホ〃ムアミド、N、N−ジエチルアセトアミド、N−エ
チルピロリドン、N−メチルカブロックタムなどのアミ
ド系溶媒が挙げられる。精製条件は使用溶媒により異な
るが通常50〜200℃の温度条件下、固形物濃度5〜
30重量%で溶液を調製した後、必要に応じて固形物濃
度10〜50重量%に減縮した後−30〜30℃の温度
をこ冷却して析出させることにより行う。析出操作時の
固形物濃度が10%より低いと未反応アントラキノンが
完全に析出しないので、精製効果が不十分となり好まし
くない。一方5096より高いと、生成ジアミンも析出
してくるため、生成ジアミンの収量が下がってしまい好
ましくない。操作としてはある一定一度で加熱して溶解
した後1冷却操作のみでアントラキノンを析出させる方
法も可能であり、また溶解後溶媒を留去濃縮する操作の
みでアントラキノンを析出させる方法も可能である。
し、未反応アントラキノンを選択的tこ晶析除去させる
方法である。この精製用の溶媒例としては、例えば、N
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルム
アミド、N−メチA/?’ロリドン、N、N−ジエチ〃
ホ〃ムアミド、N、N−ジエチルアセトアミド、N−エ
チルピロリドン、N−メチルカブロックタムなどのアミ
ド系溶媒が挙げられる。精製条件は使用溶媒により異な
るが通常50〜200℃の温度条件下、固形物濃度5〜
30重量%で溶液を調製した後、必要に応じて固形物濃
度10〜50重量%に減縮した後−30〜30℃の温度
をこ冷却して析出させることにより行う。析出操作時の
固形物濃度が10%より低いと未反応アントラキノンが
完全に析出しないので、精製効果が不十分となり好まし
くない。一方5096より高いと、生成ジアミンも析出
してくるため、生成ジアミンの収量が下がってしまい好
ましくない。操作としてはある一定一度で加熱して溶解
した後1冷却操作のみでアントラキノンを析出させる方
法も可能であり、また溶解後溶媒を留去濃縮する操作の
みでアントラキノンを析出させる方法も可能である。
また合成溶媒として直接N、N−ジメチルアセトアミド
などのアミド系溶媒を使用して、粗生成物を単離するこ
となく1反応終了液を冷却または濃縮留去/冷却するこ
とによりアントラキノンを析出させて分離することも可
能である。
などのアミド系溶媒を使用して、粗生成物を単離するこ
となく1反応終了液を冷却または濃縮留去/冷却するこ
とによりアントラキノンを析出させて分離することも可
能である。
このようにして析出したアントラキノンを口過または遠
心分離除去することにより、精製ジアミンの溶液が得ら
れる。精製ジアミンを単離するには、溶媒を減圧または
常圧留去するか、水などの溶媒とは混和するがジアミン
を溶解しない沈殿剤と混合析出させ、口過することによ
り実施される。このようにして未反応原料を除去した高
純度ジアミンが得られる。
心分離除去することにより、精製ジアミンの溶液が得ら
れる。精製ジアミンを単離するには、溶媒を減圧または
常圧留去するか、水などの溶媒とは混和するがジアミン
を溶解しない沈殿剤と混合析出させ、口過することによ
り実施される。このようにして未反応原料を除去した高
純度ジアミンが得られる。
〈実施例〉
以下実施例Sよび比較例を用いて本発明をさらに詳述す
る。なお特tこことわらない力1り木実施例中に用いた
%は重量%を示す。
る。なお特tこことわらない力1り木実施例中に用いた
%は重量%を示す。
実施例1
攪拌機、窒素ガス導入管、温度計、還流コンデンサーを
備えた内容積5[10m1のガラス製4つロフラスコに
9.10−アントラキノン39.0g(LL+9モ/L
/ ) 、アニリン塩酸塩114g((L88−1:/
I/)および7二!+ 7228 g (2,45モt
v)を仕込み攪拌下窒素を流通させながらオイルバス中
で昇温を開始した。
備えた内容積5[10m1のガラス製4つロフラスコに
9.10−アントラキノン39.0g(LL+9モ/L
/ ) 、アニリン塩酸塩114g((L88−1:/
I/)および7二!+ 7228 g (2,45モt
v)を仕込み攪拌下窒素を流通させながらオイルバス中
で昇温を開始した。
昇温開始1時間後に内温が170℃tこ達し、反応温度
170℃で8時間反応させた後、室温まで冷却すると結
晶が析出した。
170℃で8時間反応させた後、室温まで冷却すると結
晶が析出した。
反応混合物に四塩化炭素を加え攪拌混合して未反応アニ
リンを抽出除去した。次に遠心分離機にかけて析出した
固体生成物を回収し、続いて十分に口過分離後70℃で
−z夜真空乾燥したところ粗生成物52.0 gが得ら
れた。
リンを抽出除去した。次に遠心分離機にかけて析出した
固体生成物を回収し、続いて十分に口過分離後70℃で
−z夜真空乾燥したところ粗生成物52.0 gが得ら
れた。
乾燥品の融点は502〜505℃であった。
粗生成物52. o、 gをN、N−ジメチルアセトア
ミド(以後DMA(!と略称する。3500gに溶解し
、エバポレータで結晶体濃度20%程度まで濃縮したの
ち室温まで冷却すると針状の結晶体が析出した。
ミド(以後DMA(!と略称する。3500gに溶解し
、エバポレータで結晶体濃度20%程度まで濃縮したの
ち室温まで冷却すると針状の結晶体が析出した。
結晶体を分離して乾燥後、融点、IRスベク1−y、a
pLaで分析したところ高純度のアントラキノンであっ
た。
pLaで分析したところ高純度のアントラキノンであっ
た。
続いて、上記の結゛晶体を分離した口液をエバポレータ
で固形分7096程度まで濃縮し室温まで冷却したとこ
ろ結晶体が析出してきた。この結晶を口過回収して乾燥
したところ微粉末状の結晶体が+ 9.5 g (収率
x2.5%)得られた。
で固形分7096程度まで濃縮し室温まで冷却したとこ
ろ結晶体が析出してきた。この結晶を口過回収して乾燥
したところ微粉末状の結晶体が+ 9.5 g (収率
x2.5%)得られた。
得られた結晶体の工Rスペクトルは−NH2(545G
、5550 (51−’)J#よびユc=。
、5550 (51−’)J#よびユc=。
(+ 640.1600 CI:II−’))の9.9
−ビス−(4−7ミノフエ=fi/)−10−アントロ
ン特性吸収ピークを確認した。さらにNMR分析から−
NHffiのプロトンが86〜6−7範囲に4ケあるこ
とおよび芳香族核87〜a2範囲に16ケのプロトンが
あることからこの結晶体が9゜9−ビス−(アミノジフ
エ;〜ンー10−アントロンであると確認できた0この
結晶体の純度をFrpr、cで分析した結果、99%以
上という極めて純度の高いものであった。
−ビス−(4−7ミノフエ=fi/)−10−アントロ
ン特性吸収ピークを確認した。さらにNMR分析から−
NHffiのプロトンが86〜6−7範囲に4ケあるこ
とおよび芳香族核87〜a2範囲に16ケのプロトンが
あることからこの結晶体が9゜9−ビス−(アミノジフ
エ;〜ンー10−アントロンであると確認できた0この
結晶体の純度をFrpr、cで分析した結果、99%以
上という極めて純度の高いものであった。
実施例、2
実施例1の前半と同様の装置に9.10−アントラキノ
ン41.6 g ((L 2モ/L/ ) 、アニリン
塩酸塩80g(α617モ/I/)およびアニリン5Q
QmJを仕込み、オイルパス中で昇温し、186℃でゆ
るやかに還流させながら24時間反応した。反応終了後
室温まで冷却し析出した固体を口過回収、少量のメタノ
ールで洗浄後、70℃で一臘夜真空乾燥したところ粗生
成物55gが得られた。
ン41.6 g ((L 2モ/L/ ) 、アニリン
塩酸塩80g(α617モ/I/)およびアニリン5Q
QmJを仕込み、オイルパス中で昇温し、186℃でゆ
るやかに還流させながら24時間反応した。反応終了後
室温まで冷却し析出した固体を口過回収、少量のメタノ
ールで洗浄後、70℃で一臘夜真空乾燥したところ粗生
成物55gが得られた。
この粗生成物をDMA0500 gに溶解し、エバポン
−ターで固体濃度約20%程度まで濃縮した後室温まで
冷却すると針状の結晶体が析出した。
−ターで固体濃度約20%程度まで濃縮した後室温まで
冷却すると針状の結晶体が析出した。
結晶体を分離して乾燥後、実施例1と同様に分析したと
ころ高純度のアントラキノンであつた。
ころ高純度のアントラキノンであつた。
続いて、上記の結晶体を分離したcIgLをエバポレー
タで固形分70%程度まで濃縮し、室温まで冷却したと
ころ結晶体が析出してきた。この結晶を口過回収して乾
燥したところ微粉末状の結晶体が21.0 g得られた
。
タで固形分70%程度まで濃縮し、室温まで冷却したと
ころ結晶体が析出してきた。この結晶を口過回収して乾
燥したところ微粉末状の結晶体が21.0 g得られた
。
得られた結晶体を実施例言と同様に分析したところ9.
9−ビス−(4−アミノフェニルノー10−アントロン
および9.9−ビス−(4−アミノフェニ/L/]ジヒ
ドロアントヲセンのジアミン混合物であり、これら以外
の不純物は196以下という極めて純度の高いジアミン
混合物であった。
9−ビス−(4−アミノフェニルノー10−アントロン
および9.9−ビス−(4−アミノフェニ/L/]ジヒ
ドロアントヲセンのジアミン混合物であり、これら以外
の不純物は196以下という極めて純度の高いジアミン
混合物であった。
実施例3
実施例1の前半と同様の操作を行なって粗生成物29.
5 gが得られた。
5 gが得られた。
乾燥品の融点は502〜305℃であった。
組成物29.5 gをジメチμホルムアミド(以後DM
IIと略称する。)SOQgに溶解しエバポン−夕で結
晶体濃度20%程度まで濃縮したのち室温まで冷却する
と針状の結晶体が析出した。
IIと略称する。)SOQgに溶解しエバポン−夕で結
晶体濃度20%程度まで濃縮したのち室温まで冷却する
と針状の結晶体が析出した。
結晶体を分離して乾燥後、融点、工Rスペクトル、fi
pLcで分析したところ高純度のアントラキノンであっ
た。
pLcで分析したところ高純度のアントラキノンであっ
た。
続いて、上記の結晶体を分離した口液なエバポレータで
固形分70%程度まで濃縮し、室温まで冷却したところ
結晶が析出してきた。この結晶を口過したところ微粉末
状の結晶体が14.5g得られた。
固形分70%程度まで濃縮し、室温まで冷却したところ
結晶が析出してきた。この結晶を口過したところ微粉末
状の結晶体が14.5g得られた。
得られた結晶体の工Rスペクトルは−115450、5
550〔ex−’) gよび ンc m 。
550〔ex−’) gよび ンc m 。
1640.1600 (cIl−’)の9.9−ビス(
4−7ミノフエニルノー10−アントロン特性吸収ピー
クを確認した。さらにNMR分析から−NH!のプロト
ンが86〜&7範囲に4ケ、芳香族核87〜a2範囲t
こ16ケのプロトンがあることからこの結晶体が9.9
−ビス−(アミノジフェニIV)−10−アントロンで
あることが確認できた。
4−7ミノフエニルノー10−アントロン特性吸収ピー
クを確認した。さらにNMR分析から−NH!のプロト
ンが86〜&7範囲に4ケ、芳香族核87〜a2範囲t
こ16ケのプロトンがあることからこの結晶体が9.9
−ビス−(アミノジフェニIV)−10−アントロンで
あることが確認できた。
HPLO法からこの結晶体の純度を分析定量した結果、
9996以上という極めて純度の高いものであった。
9996以上という極めて純度の高いものであった。
比較例
実施例1の前半と同様の操作を行なって粗生成物28g
を得た。
を得た。
次1c200mlのニトロベンゼンで2回再結晶をした
ところ結晶体IN5g(収率2296)が得られた。得
られた結晶体の融点は602〜305℃であったがHP
LO分析によるとアントラキノンが30%も混入してお
り、実施例1に:比べて大巾に純度の劣るものであり、
重合用ジアミン原料としては使用できない低級なもので
あった。
ところ結晶体IN5g(収率2296)が得られた。得
られた結晶体の融点は602〜305℃であったがHP
LO分析によるとアントラキノンが30%も混入してお
り、実施例1に:比べて大巾に純度の劣るものであり、
重合用ジアミン原料としては使用できない低級なもので
あった。
〈発明の効果〉
本発明の方法で得られたジアミンは、従来知られていた
方法で得られたジアミンと比べて、大巾1こ純度の優れ
たものであり、全芳香族ポリアミドイミド類、イミド類
あるいはアミド類などの原料として有用である。また本
発明のジアミンを原料とした上記ポリマー類は耐熱性お
よび剛直性の優れたものであり、産業用途を中心とし−
た各種の分野に広く活用される。
方法で得られたジアミンと比べて、大巾1こ純度の優れ
たものであり、全芳香族ポリアミドイミド類、イミド類
あるいはアミド類などの原料として有用である。また本
発明のジアミンを原料とした上記ポリマー類は耐熱性お
よび剛直性の優れたものであり、産業用途を中心とし−
た各種の分野に広く活用される。
Claims (1)
- 9,10−アントラキノンとアニリンおよび/またはア
ニリン塩酸塩との加熱反応混合物にアミド系溶媒を作用
させて残存する9,10−アントラキノンを分別除去す
ることを特徴とする高純度芳香族ジアミンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100185A JPS61251644A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 高純度芳香族ジアミンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9100185A JPS61251644A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 高純度芳香族ジアミンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61251644A true JPS61251644A (ja) | 1986-11-08 |
Family
ID=14014262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9100185A Pending JPS61251644A (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 高純度芳香族ジアミンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61251644A (ja) |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP9100185A patent/JPS61251644A/ja active Pending
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