JPS61249998A - 歯牙体液輸送促進活性をもつペプチド - Google Patents

歯牙体液輸送促進活性をもつペプチド

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JPS61249998A
JPS61249998A JP60088862A JP8886285A JPS61249998A JP S61249998 A JPS61249998 A JP S61249998A JP 60088862 A JP60088862 A JP 60088862A JP 8886285 A JP8886285 A JP 8886285A JP S61249998 A JPS61249998 A JP S61249998A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラットの唾液腺、殊に耳下腺から得られる新規
な歯牙体液輸送促進活性をもつ−efチドに関する。
ウサギの視床下部抽出物を耳下腺摘出ラットに投与する
と、歯牙の歯髄から象牙質追歯細胞細管への体液輸送が
認められなくなるが、蚊視床下部抽出物をツタの耳下腺
組織抽出物と共に投与すると体液輸送が認められること
は既に明らかにされている。このことから、視床下部因
子は耳下腺に直接作用し、歯牙の歯髄から象牙質追歯細
胞細管への体液輸送の促進は耳下腺に依存すると考えら
れている。スタインマン(Stgintnαfi)  
ラバカリエス誘発性物質とラットに対する鯖蝕症の発生
についての研究を進め、歯牙体液輸送を促進させる物質
をツタ耳下腺よシ分離し、分子量へ100、アミノ酸組
成がグリシン4696.デ四リン281であυ、且つ特
電点pH15で紫外部吸収をほとんどもたないタンパク
質であることを明らかにしヤいる〔エンドクリノロジ+
−(Endocrisolo−tty)、 83.80
7  (1968)  ;エンYクリツキジー (En
doarinoLogy)、106.1994  (1
980))。さらに、スタインマン(5tgin帽■)
 らはとの活性物質をラットに投与すると、歯牙への栄
養物の補給が向上し、歯牙発育、歯構造強化などが促進
され、鵬蝕発生率が抑制することも報告している。
本発明者はラットの唾液腺、特に耳下腺にも、ブタの場
合と同様に、歯牙体液輸送を促進する作用をもつ物質(
以下「歯牙体液輸送促進物質」という)が存在するであ
ろうとの予想の下に、ラットの耳下線中に該物質が存在
するかどうか研究を行なった結果、該物質の存在が確認
され、その物質の分離精製についてさらに研究を重ねた
結果、極めて高純度の歯牙体液輸送促進物質を単離する
ことができ、その化学構造(アミノ醗配列)を決定する
に至った。
しかして、本発明によれば、下記式 %式% で示される歯牙体液輸送促進活性をもつペプチドが提供
される。
本発明によシ提供される上記ペプチドは以下に示す如き
理化学的性質を有する: (1)紫外線吸収スペクトル二極大吸収波長(λ(λf
rLaよ)=280%情 上記極大吸収波長は、試料Q、80#を生理食塩液1 
a4ic醇解したものにつき、光路長10で、島津21
0型分光光度計を用いて測定した値である。
(2)  +1解性:水及び生理食塩液に回層。
アセトンに不m0 (3)呈色反応:二ンヒドリン反応  陽性ビニ−レッ
ト反応  陽性 坂口反応      陽性 (4)分配係数(Kaマ値) rル濾過におけるrル層と液層との間の分配係数であり
、下記式によシ算出される。
Ve −V。
Kaマ=□ Vt−V。
vt=yルペッドの総容積 Va=溶出液量 Vo=グル粒子外部の溶媒量 f 5−fl過材としてSap五adaz  G−25
(pharmaaia Fine  Chemical
s  社製)を使用し且つ溶出液としてPH7,2のα
05Mリン酸緩衝液を用いた時の、本発明の活性ペプチ
ドのにατ値は約(144である。
前述したように、スタインマン(Steinsan)ら
がブタの耳下腺から抽出した歯牙体液輸送促進物質は、
5DS−ポリアクリルアミドグルのディスク電気泳動法
によシ測定した分子量が8,100゜アミノ酸組成がグ
リシン46チ、プロリン28チであシ、且つ等電点が’
11 H7,5で紫外線吸収スペクトルに極大吸収波長
(2□、)が存在しない物質であるが、本発明のペプチ
ドは、前記の構造式及び上記の理化学的性質から明らか
なとおシ、少なくとも分子量、アミノ酸組成及び紫外部
吸収特性がツタの耳下腺から抽出された歯牙体液輸送促
進物質と明らかに異なっておシ、従来の文献に未載の新
規な物質であると考えられる。
なお、哺乳動物の唾液腺、特に耳下腺には唾液腺ホルモ
ンが含まれ、この唾液腺ホルモンはタンパク質であシ、
硬組織の発育促進作用、間葉性組織賦活作用、血清カル
シウム低下作用、白血球増加作用等の種々の優れた生理
活性を有し、医薬として広範に使用されている。しかし
、この唾液腺ホルモンはラット象牙質追歯細胞細管への
体液輸送に対して何ら作用を示さないことを本発明者は
確認している。従って、ラット耳下腺に存在する歯牙体
液輸送促進物質は唾液腺ホルモンとは作用の上からも異
った物質であることは明らかである。
すなわち、本発明のペプチド及び唾液腺ホルモンの歯牙
体液輸送促進活性を次の方法で測定した:生後5遇令の
ラットに螢光物質としてアクリ7ラビン塩酸塩を体重1
00gに対して5IIpの割合で腹腔内投与した後、直
ちに本発明のペプチド又は唾液腺ホルモンをα1ゴの液
量で静脈内投与し16分後に断頭した。断頭後1分以内
に下顎を摘出し凍結させたミクnドームを用いて咬合面
に垂直な臼歯切断片を調製し、螢光顕微鏡下に象牙質追
歯細胞細管への螢光物質の移行を観察した。その結果移
行が充分に行われたものを陽性(→、移行が不充分tた
は全く行われなかったものを陰性(−)とする。
ラットの耳下腺よシ抽出した本発明の歯牙体液輸送促進
ペプチドと唾液腺ホルモンの歯牙への体液輸送促進効果
の比較結果を下記第1表に示す。
第1表 本発明のペプチドはラットの唾液腺、例えば耳下腺を原
料として以下に述べる工程、すなわち、 (a)ラットの唾液腺の水性抽出液をp H4,5〜5
.5の酸性にし、生ずる沈殿を除去する工程、 (6)  得られる上清を分子篩にかけて分子量が約3
0,000以上の成分を除去した後、再び分子篩にかけ
て分子量が1,000〜へ500の両分を捕集する工程
、及び (C)  該両分を陽イオン交換及び二次元F紙クロマ
トグラフィー・高圧電気泳動に付して分子量が約2,2
00の両分を捕集する工程を経て製造することができる
ラットの唾液腺の原体の水抽出はそれ自体公知の方法に
よシ行なうことができる。例えば、ラットの唾液腺から
採取した新しい原体を細かく切夛刻んだものに、約10
倍量の冷却したアセトンを加え、冷却しながら1時間攪
拌した後濾過することによシ原体を脱脂し、次に風乾及
び減圧乾燥を順次行ない、アセトン乾燥粉末を得る。こ
のアセトン乾燥粉末に約10倍容量の水を加え、アルカ
リ例えば水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム等によシpHを中性付近(pH6,5〜Z5
)、好ましくはpH7,0に調整した後、攪拌しながら
抽出を行なう。攪拌は一般に冷却下、好ましくは0〜5
℃において適宜防腐剤(例えばトルエン)を加え、数時
間、通常2〜3時間行なうのが有利である。この攪拌懸
濁液を遠心分離処理(例えば10,00(1”p悔で2
0分間)に付し、水性抽出液を分離する。
一方、残渣はそのまま廃棄することができ、或い紘必要
に応じて、蚊残渣について上記と同じ抽出操作を所望回
数(通常はさらに1.2回)繰り返し行なってもよい。
残渣が除去された水性抽出液のpHを無機酸、例えば塩
酸によシ4.5〜5.5、好ましくは5.0に調整する
と沈殿が生ずるが、これを冷却下(好ましくは冷菫庫中
;約0〜5℃に保持)に数時間乃至1日静置して沈殿を
さらに完結せしめることが望ましい。
該沈殿を遠心分離(例えば10.OOOrpmで15分
間)シ、その上清液を分離回収すゐ。
回収した上清液は、必要に応じて減圧濃縮等の手段によ
り適当な量、例えば約10分の1の量に濃縮した後、限
外濾過膜を九は限外濾過7アイ/者−などの平板膜また
は中空繊維膜を用いる分子篩操作に付す。限外濾過膜を
九は限外−過フアイバーを用いる場合、分画操作は、分
画分子量へ000〜5 Q、000、好ましくは約3へ
000の限外濾過膜ま九は限外濾過ファイバーを用いる
限外濾過によって行なうことができる。限外−過膜とし
ては、例えば、DイαfLo PH−50(保持限界:
50.000、AmtaoH社製)念どヲ用イルコトが
でき、を九、限外p過ファイバーとしては、例えばHo
llow Fiber HIP 30  (保持限界:
30.000、Amteon社製)などを用いることが
できる。
分離は限外−過膜を用いる場合、上記で得られた上清液
を例えば、Dtaflo PH−50を装填した202
型攪拌式セル(1miaon社製)に入れ、2に4/c
s+”の窒素ガスで加圧してF遇することによシ分画す
ることができる。また、限外−過フアイー考−を用いる
場合は、上記で得られた上清液を例えば、DC4型限外
p過装置(Amicon社jm)に装填したHollo
w Fiber中を高速で循環させることによシ、限外
−過膜を用いた場合と同様の両分を得ることができる。
かくして、分画分子量約30,000以上の成分が除去
された活性成分含有液を得ることができる。
このように得られた分画分子量約30,000以下の活
性成分含有画分は適宜減圧濃縮し、5aphadaz 
 G−10カラムで脱塩した後、再び減圧濃縮する。次
にとの濃縮物を水、塩類緩衝液、有機溶媒及びこれ等の
混合物などを溶出液として5aphadaz  LH−
20力2ムクpマドグラフイーで分画し、分画分子量が
1000〜3,500の活性画分を捕集する。どのよう
にして得られた活性成分含有画分は陽イオン交換樹脂に
吸着させた後、活性部分の分離溶出を行なう。ここで使
用しうる陽イオン交換樹脂としてはスチレン−ジビニル
ベンゼン系強酸性陽イオン交換樹脂、例えば日立カスタ
Iムイオン交換樹脂2611、Bio RarL Am
tnes  A−9などが挙げられる。
陽イオン交換樹脂を用いる上記活性成分含有画分の吸着
は、例えば、弱酸性の緩衝液、好ましくはクエン酸緩衝
液、グリシン緩衝液又は酢酸緩衝液に溶解した該活性成
分含有画分を陽イオン交換樹脂と接触させて目的物を吸
着させた後、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの無機
塩を加えてイオン濃度を高めた上記緩衝液、又は水酸化
す)9ウム、水酸化カリウムなどの強アルカリ性溶液を
用いて溶出させることによって精製することができる。
このようにして得られた活性溶出液画分はSgphad
az  G−10カラムで脱塩し九後、二次元濾紙り田
マドグツフィー・高圧電気泳動法に付して分画するとと
により、さらに精製することができる。二次元濾紙り冨
マドグラフィー・高圧電気泳動法は濾紙を支持体として
用い、最初にクロマトグラフィーをついで高圧電気泳動
を行ない、一枚の一紙上で二次元的に試料を展開させる
ことによジペプチドを分離する方法であり、いわゆるフ
ィンガープリント法と称するものである。この方法によ
シ分子量がほぼ同じであってもアζノ酸配列の異なった
ペプチドを相互に分離することが可能となる。
第一次元としてのF紙り四マドグラフィーは通常の方法
に従い、上記活性溶出液を2紙に添加してから展開溶媒
で約20時間展開することによシ行なうことができる。
展開は上昇法または下降法のいずれも用いることができ
る。溶媒としては例えば水;メタノール、エタノールな
どのアルj −ル1ljI8フェノール、ピリジン、酢
酸エチル、アセトン、ジエチルエーテル、クロロホルム
、外−ヘキサンなどが単独でまたは混合して用いられる
また、水と混和しないブタノールなどの溶媒に酢酸、ぜ
リジンなどを混合した水溶液を飽和させて用いることも
できる。この展開で種々の物質を相互に分離することが
できる。
次に、第二次元としての高圧電気泳動は上記の一次元的
に展開された2紙に対して、第一次元の展開と直角の方
向に電場をかけることくよシ、通常の方法で実施するこ
とができる。高圧電気泳動に用いる緩衝液として拡例え
ば揮発性の緩衝液であるピリジン−酢酸−水系、pH4
〜7などを用いることができ、これらの緩衝液は乾燥す
るととによシ除くことができるので、F紙から活性物質
“を抽出する場合に極めて都合がよい。この高圧電気泳
動処理によシ得られた抽出液は、分画分子量500の限
外−過膜、例えばr(’05(4mieon社製) 、
5aphadaz  G−10などを用いたrル濾過、
tたは分画分子量1. OOOのチューブ、例えばスペ
クトラボア7  (SpaetrsmMediaal 
 Indsatrteg  社製)を用いた透析などの
操作に付し、分子量が約λ200の画分を捕集し、適宜
脱塩したのち凍結乾燥することによシ、目的とする歯牙
体液輸送促進活性をもつペプチドを得ることができる。
かくして得られるペプチドのアミノ酸配列は、アミノ酸
配列、メンシル−エドマン法、カルカキジペプチダーゼ
Y法及びトリプシンによる酵素分解の手法によ〕決定す
ることができる・かくして得られる本発明のペプチドは
歯牙体液輸送促進活性を有し、頗蝕の予防、治療に有用
である。即ち、鯖蝕は微生物の作用によシ生じた歯垢中
に、同じく微生物の代謝物である乳酸が滞留することに
よシ酸腐蝕が進み、エナメル層のみならず象牙質へ鵬蝕
が進行する。m歯の発生に関する要因は多岐にわたるが
最終的に象牙質まで頗蝕された場合においても歯牙は第
二象牙質を形成するととくよシ防御する能力を備えてい
る。この際、象牙質の機能的増殖において栄養源の供給
は必須なものであシ、歯牙体液輸送を大通させる物質が
第二象牙質の形成に対して促進的に作用すると考えられ
る。
本発明のペプチドをかかる鯖蝕防止剤または治療剤など
として用いるには、医W&製剤調製液(注射用蒸留水、
生理食塩液、燐酸緩衝液、グリシン緩am、ぺpナール
緩衝液等)に本発明のペプチドを添加、溶解させ、注射
液とすることができる。
さらに、この注射液に成形性を高めるために補助剤とし
て例えば塩化ナトリウム、グリシン、乳糖、マンニット
、ソルビット、シ曹糖、氷解でんぷん、デキストラン等
の補助剤を加え、凍結乾燥製剤とするAともできる。さ
らに、通常使用している歯みがき剤に本発明のペプチド
を加え、鯖蝕防止剤及び治療剤として使用することもで
きる。
さらに、本ペグチドは歯牙のみならず、生体の硬組織全
般、特に骨化形成の促進を期待することができる。
次に実施例によシ本発明をさらに説明する。
実施例1 ラット耳下腺100gをミンチし、1tの冷却したアセ
トンを加え、冷却下に1時間攪拌後−過し、余分のアセ
トンを風乾及び減圧乾燥によυ除去し、アセトン乾燥粉
末を得た。このアセトン乾燥粉末に1tの水を加えて2
時間攪拌抽出した後、10.000デpmで15分間遠
心分離し、沈殿と上清に分離し九。沈殿に500−の水
を加えて抽出、遠心分離を繰返し、得られた上清をさ鳶
の分と合わせ、1N塩酸を加えてpH5,0に調整した
析出し九沈殿を10.00 Or’l)mで15分間遠
心分離除去し、次いで上清を1N水酸化ナトリウムで7
1 H7,0とした。この溶液を100mになるまで減
圧濃縮し、、202型攪拌式セルー過装置CAm1ao
n社製)を用い、分画分子量3Q、000の限外p過膜
PH−30CAmtaon社製)で濾過し、得られた濾
過液を再び減圧濃縮した。この濃縮液を0.05&酢酸
緩衝液、7)H5,8で平衡化した5ephadazG
−10カラム(1,5X90m)で脱塩溶出した。この
溶出液を再び減圧濃縮してからエタノール−酢酸−水(
75:10:95)溶液で平衡化したSgphadaz
LH−20カラム (五8X100α)でrルヂ遇し、
分画分子量1. OOO〜3,500の活性画分を集め
喪。
次いで該活性画分をα2Nクエン酸ナトリウム緩衝液、
PH125で平衡化した日立カスタム◆2611カラム
(α9X55cm)に添加した後、02Nクエン酸ナト
リウム緩衝液、’I)H4,25及び1.2Nクエン酸
ナトリウム緩衝液、7)H5,2Bで順次洗浄し、不純
物を除去した。最後に、α2N水酸化ナトリウムでカラ
ムから溶出しく9活性溶出画分を集めた。
次に、この活性溶出両分を前記と同様に脱塩、減圧濃縮
した後、東洋7紙A 50  (42X’45 ts)
に添加し、下降法によF)n−ブタノール−ピリジン−
酢酸−水(15: 10 : 3 : 12)浴液を溶
媒として20時間展開した。次に、ピリジン−酢酸−水
(10: (L4 : 90)溶液を電極液として用い
150mAで90分間電気泳動してからP紙上の活性部
分を抽出し友。この活性抽出液を分画分子t500の限
外濾過膜YCO5(A情イcan社製)で脱塩した後凍
結乾燥し、目的とする歯牙体液輸送促進活性をもつペプ
チドα45ダを得た。
このペプチドを以下の方法でアミノ酸分析し、下記式 %式% で示されるアミノ酸配列を有する分子量が2165の物
質であることを確認した。
(1)  アぐノ酸分析 試料25sモルを110℃、24時間6N塩酸で加水分
解した後、50℃、15分で減圧乾固した。乾固残渣に
02Mリン酸ナトリウム緩衝液pH6,5を加えpHf
6..5に調整し、4時間放置して空気酸化を完了後1
N塩酸を加えpHを2とし九のち、pH2,2のクエン
酸緩衝液を加えて分析に供した。またTrpを分析する
なめには、試料50 fiモルをα2ダのデングン存在
下2.5N水酸化ナトリウム中110℃、20時間加水
分解を行ない、1N塩酸で中和後減圧乾固を行い分析に
供し九。その結果下記に示すアミノ酸組成を有すること
が判明した(カッコ内の数字は1分子尚シのアミノ酸残
基の数を表わす)。
Asp(2)、T A F (1)、S a r6″)
SGt1&(3)、pr。
(1)、G l i/(3)、ALa(2)、P’ a
 l (1)、l1a(1)、Lss(1)、L y 
a (1)、ff<a(1)、A r y (1)、7
’rp(1) (2)アミノ酸配列 ((りN末端配列分析 N末端配列分析はGrcLyらの方法[:Btoaha
m。
!、89.379  (1963))に準じてダンシル
−エドマン法によシ行なった。sonモルの試料を50
W1tの50%ピリジン水i液に共栓試験管中で溶解し
た後に、10μtの20チフ工ニルインチオシアナート
ービリジン醇液を加えて15秒間窒素ガスを吹き込んだ
後密栓し、反応を行なった。1時間後減圧乾固して20
μtのエチルアルコールを加え再び減圧乾固した後、3
0μLのトリフルオロ酢酸を加え45℃で加水分解を行
なった。50分後室素ガスでトリフルオロ酢酸を揮散さ
せ、さらに水100μtを加え減圧乾固することによシ
完全に除去し、残渣を水100μtに懸濁させて酢酸ブ
チル400μtで5回抽出した。
得られた水層から1〜5nモル相当を後述の別容器に移
し、残りを凍結乾燥した。その後最初と同様に50ts
ピリジン水漆液に溶解し、フェニルイソチオシアナート
によシ再び反応を行なった。このようにして順次N末端
側からアミノ酸配列分析を行なった。ダンシル化はあら
かじめ用意した試料を小試験管に入れて、減圧デシケー
タ−中で乾固後、10μtのα2M重炭酸ナトリウムを
加え遠心分離を行ない再び減圧乾固させた。さらに1q
/dのダンジルクロライド−アセトン溶液を加え混和し
た後、37℃で1時間反応させ喪。減圧乾燥後500μ
tの6N塩酸を加え、小試験管を封じ、105℃で18
時間加水分解を行なった。
アスパライン、グルタミン及びトリプトフアンの同定は
、直接エドマン法によシ行なった。アミノ酸のフェニル
チオヒダントイン(PTH)fi導体への変換は、酢酸
グチル中に存在するフェニルチアゾリン訪導体を減圧乾
固後、1N塩酸で80℃、10分間処理し生成しftP
THアミノ酸を酢酸エチルで抽出し、ポリアミドシート
を用いて展開し、同定した。
その結果、N末端ペンタペプチドはat y−VaL−
ILe−ALa−Trp−であることが判明した。
(b)C末端配列分析 C末端配列分析はHayashi  らの方法〔J。
Bi ocham、 、  77.69 (1975)
:lに準じカルがキシペグチダーゼY法により行なった
。005MF)ん酸緩衝液、pE6.5で1q/dのカ
ルがキシペグチダーセY C5igtna社製、24u
nitg/m9)12μtを、同じ< CLO5MDん
酸緩衝液150μLVc#I解させ7’c 75 n 
モルa)試料に加えて25℃で反応を行なった。それぞ
れ15分、60分、240分後に、−40℃で凍結する
ことにより反応を停止させ、遊離するアミノ酸を定量し
た。
カルボキシ〆プチ〆−ゼYによる酵素消化によって、G
tSFが速やかに遊離し、以下Atα、Thr、5ur
SAspがさらに60分の段階でLys、Argがそれ
ぞれ順に遊離してきた。tたカルがキシペグチダーゼA
で15分、30分、60分で同じように遊離のアミノ酸
を定量したととる、60分で痕跡程度のGlyのみが観
察されたことによ)、C末端Glyは遊離のカルボキシ
ル基をもつことが判明した。
その結果、C末端ペンタペプチドは−、4 t” g 
−Lya−Asp−5er−Thr−Ala−Glyで
あることが判明した。
(C)トリプシン分解による断片ペプチドのナミノ酸配
列 試料2ダをα2M炭酸水素アンモニウム200μLに溶
解し、希アンモニア水で’IJHa2に調整後、01M
塩化カルシウム100μtrc溶解したジフェニルカル
バミル109ドCDPCC)−)リプタy <sigm
a社製、10000BAEEuttta/hp)20μ
gを加え37℃で反応を行なった。3時間後再び同量の
DPCC−ト9グシンを加えさらに3時間反応を行なっ
た後、酢酸を加えpH1Oとし反応を停止させ、凍結乾
燥品として回収した。ペプチドマツプ法によシトリプシ
ン分解物は5つのスポットに分画された。各々のスポッ
トを切シ取シ、α1Nアンそニア水で抽出後凍結乾燥品
として回収した。さらにそれぞれを6N塩酸で加水分解
後アミノ酸分析を行なったとζろ、一つは精製試料のN
末端よシ1から15番の断片ペプチドであった。この断
片ペプチドにつき、N末端よシ直接エドマン法により順
次アミノ酸を同定し、6#r目よfiG11&、Let
s、Gls、H4s、Asn、Glu、pro、Gly
であることが判明した。−C末端からはカルがキシペプ
チダーゼY法によυ順にLys、Argと同定した。
上記(α)、(b)及び(6)の結果よシ試料ペプチド
の全−次構造は下記の通りであった。
Gl y−Va l −11a−AL a−Trp−G
Ls−pro−Gly−Arg−Lys−この結果はア
ミノ酸分析結果と良く一致した。
該精製標品はラットに対して3 Q ng/に4 i、
v。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 【アミノ酸配列があります】 で示されるペプチド。
JP60088862A 1985-04-26 1985-04-26 歯牙体液輸送促進活性をもつペプチド Granted JPS61249998A (ja)

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JP60088862A JPS61249998A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 歯牙体液輸送促進活性をもつペプチド
EP86105534A EP0203359A3 (en) 1985-04-26 1986-04-22 Novel peptide having dentinal fluid transport stimulating activity
AU56738/86A AU589627B2 (en) 1985-04-26 1986-04-24 Novel peptide having dentinal fluid transport stimulating activity
US06/856,021 US4745101A (en) 1985-04-26 1986-04-25 Novel peptide having dentinal fluid transport-stimulating activity

Applications Claiming Priority (1)

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JP60088862A JPS61249998A (ja) 1985-04-26 1985-04-26 歯牙体液輸送促進活性をもつペプチド

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US4745101A (en) 1988-05-17
JPH0548239B2 (ja) 1993-07-20
AU589627B2 (en) 1989-10-19
EP0203359A2 (en) 1986-12-03
AU5673886A (en) 1986-10-30

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