JPS6124961A - 冷蔵庫等の断熱壁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野］ 本発明は、内壁と外壁との間に真空断熱パネルを埋設す
る如く発泡断熱材を充填発泡してなる冷蔵庫等の断熱壁
に関するものである。

［従来技術］ 現在、冷蔵庫等に組み込んで使用される真空断熱パネル
１は第３図に示す如く強度的な問題等から内壁２と外壁
３との間に充填発泡する発泡断熱材４中に埋め込んで用
いられることが多い。この場合−発泡断熱材４中に存在
するフロンガスが真空断熱パネル１の外装袋５であるラ
ミネートフィルムを通して内部に侵入し、真空度を劣化
させ長期に亘って、その断熱性を発揮できないという問
題がある。

このため、従来は侵入してくるフロンガスを活性炭、モ
レキュラーシーブ等の吸着材により吸着し、真空度が劣
化しないようにするため、該吸着材６の粉末をスペーサ
ー材７と混合し真空封止を行っている。

一般に、活性炭、モレキュラーシーブ等の吸着材６はそ
の温度が高いと平衡吸着量が少なく、逆に温度が低いと
平衡吸着量が多くなるという性質がある。

真空断熱パネル１は熱伝導率が極めて低いためこれを冷
蔵庫等の断熱壁として用いた場合、当該断熱材内部の温
度勾配は非常に大きくなり、高温側と低温側ではかなり
の温度差となる。

このため、上記断熱材の高温側に近い部分にある吸着材
６け平衡吸着量が少なく、必要な吸着量を得るためには
多くの吸着材６を必要としている。

捷た、上記吸着材６とスペーサー材７とを混合する際に
均一に混合しないと、各断熱材ごとに吸着材６の含有量
にバラツキがでて、吸着材６が足りなくなり、断熱性能
が短期間で劣化してしまう恐れがある。

少ない吸着剤の使用量で長期間真空度を保持できなおか
つ製造のし易い冷蔵庫等の断熱壁を提供せんとしたもの
である。

〔実施例〕

１１は冷蔵庫等の断熱壁にして、内壁１２と外壁１３と
の間に硬質ウレタンフオーム等の発泡断熱材１４を・充
填発泡してなり、該発泡断熱材１４内には真空断熱パネ
ル１５が埋設されている。

該真空断熱パネル１５は、パーライト、珪酸カルシウム
等の無機質粉末或い°はグラスウール等の繊維或いは発
泡ポリウレタン等の有機発泡体等のスペーサー材１６と
、プラスチック、金属箔、金属蒸着フィルム等からなる
ラミネート製の外装袋１７と、通気製の良好な袋中に上
記外装袋１７を透過してきたフロンガスを吸熱する活性
炭、モレキュラーシーブ等の吸着材１８を装入した吸着
部１９とからなって居り、その内部は真空引きされてい
る。

上記吸着部１９は、真空断熱パネルエ５を断熱壁１１内
に埋め込んだ際、該真空断熱パネル１５の低温側となる
而（ここでは内壁１２）の内側に配設されている。この
ように吸着部１９を真空断熱パネル１５の最も温度の低
い部分に配設することにより、平衡吸着量が最も大きい
状態で使用することができ、真空断熱パネル１５０単位
面積当り最も少ない吸着材１８の使用量で済むことにな
る。又、吸着材１８をスペーサー材１６と混合する必要
がないため、計量がし易く、従来のように混合の均一性
が悪くて吸着材の封入量にバラツキが生じる恐れもない
。

尚、吸着部１９は第２図に示す如く通気性を有する紙或
いは不織布等のシートに吸着材１８を担持させたものを
使用することも可能である。

〔効果〕

本発明は、以上の如く内壁と外壁との間に真空断熱パネ
ルを埋設する如く発泡断熱材を充填発泡してなる冷蔵庫
等の断熱壁に於いて、上記真空パネルの低温側となる面
の内側に、活性炭、モレキュラ−ブ等の吸着材を有する
吸着部を配設したものであるから、真空断熱パネル中に
透過してくるフロンガスを効果的に吸着することができ
、少ない吸着材の使用量で長期に亘りその断熱特性を維
持できるという顕著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明断熱壁の縦断面図、第２図は本発明断熱
壁の他実施例図、第３図は従来断熱壁の縦断面図を示す
。 １１：断熱壁、　１２：内壁、　１３：外壁、１４：発
泡断熱材、　１５：真空断熱パネル、１′寒　吸着材、
　　１９：吸着部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内壁と外壁との間に真空断熱パネルを埋設する如く
   発泡断熱材を充填発泡してなる冷蔵庫等の断熱壁に於い
   て、上記真空断熱パネルの低温側となる面の内側に、活
   性炭、モレキュラシーブ等の吸着材を有する吸着部を配
   設した事を特徴としてなる冷蔵庫等の断熱壁。