JPS6124905Y2 - - Google Patents

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JPS6124905Y2
JPS6124905Y2 JP1980089263U JP8926380U JPS6124905Y2 JP S6124905 Y2 JPS6124905 Y2 JP S6124905Y2 JP 1980089263 U JP1980089263 U JP 1980089263U JP 8926380 U JP8926380 U JP 8926380U JP S6124905 Y2 JPS6124905 Y2 JP S6124905Y2
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JP
Japan
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thin film
insulating thin
sheet
film sheet
temperature
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JP1980089263U
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JPS5717427U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複写機内部の定着ヒートローラ等比較
的低速回転する回転体の温度を検出する温度セン
サーに関する。
従来の斯種温度センサーは第1図及び第2図に
示す如き構成であつた。すなわち金属よりなる感
熱板1上にサーミスタ等の感温素子2が載置さ
れ、その上にシリコンゴム等の保護体3が形成さ
れている。感温素子2の導線2aは絶縁チユーブ
2bが被覆されて外部に導出されている。斯る温
度センサーの感熱板1をその弾性を利用して図示
しない回転体上に圧接して回転体表面の温度を検
知していた。
しかしながら感熱板1が金属のため熱の伝達が
不正確で回転体と温度差が生じ正確な温度を検出
できないばかりでなく、感熱板1全体から熱が放
出されてしまい、結局正確に回転体の温度を検出
することができなかつた。また感熱板1に接着固
定した感温素子2からの導線2aがジユメツト線
の如く比較的太いため、感熱板1と導線2aの両
者の弾性力が作用し、導線の固定方法によつても
その弾性力にバラツキが生じ、その結果検知温度
に誤差が生じることがあつた。さらにその弾性力
を強くしすぎると感熱板1が金属であるため、回
転体にキズを付けることもあつた。
このため第3図に示す如き温度センサーが考え
られた。すなわちシリコンゴムの如き弾性体4の
一面に感温素子2を載置し、薄膜テープ5を接着
して固定したものである。これは感知面が回転体
の形状によくフイツトするため、周辺からの熱放
射が小さく、従つて比較的熱時定数の小さい温度
センサーであつた。しかしながら弾性体4の内部
を導線2aが貫通し、弾性体が伸縮するため、導
線2aは柔軟でなければならず、また熱放射を小
さくする観点からも細い線でなければならなかつ
た。このため導線2aとしては通常白金線が使用
されていた。従つてこの温度センサーは組立作業
が複雑かつ困難なものとなり、高価で量産性に乏
しい欠点があつた。さらに使用時に断線を起こす
ことがあり、温度制御を不可能にする危険性を有
していた。
そこで本考案は、回転体に対する密着性が良
く、熱時定数が小さくて正確に温度を検知するこ
とができ、回転体にキズをつけるおそれが少く、
量産可能な温度センサーを提供することを目的と
する。
また本考案は、ローラ等の摩擦によつて絶縁フ
イルムが摩耗し感温素子が破壊される以前に摩耗
を検出して警報を送出し得る温度センサーを提供
するにある。
以下本考案の実施例を第4図乃至第7図に従つ
て説明する。尚これらの図において、対応する部
分は同一符号で示してある。
第4図乃至第6図に示す如く、塩化ビニール、
ポリエステル、ポリエチレン、ポリイミド等の樹
脂や、フツ素系樹脂等の絶縁薄膜シート8(厚さ
約25μ乃至200μ)上に、エツチング、接着等に
より2本の断線検知用導体箔9,9′(厚さ約35
μ)を形成する。さらにその上に絶縁薄膜シート
8と同一の素材よりなる絶縁薄膜シート7(厚さ
約25μ乃至200μ)を接着、熱融着等により形成
する。この状態は所謂フレキシブルプリント基板
と同様である。さらにこのシート7の上にエツチ
ング、接着等によりリード用導体箔10を形成す
ると共にその上に上記シート7,8と同一の素材
よりなる絶縁薄膜シート11を接着、熱融着等に
より形成する。
そしてこのシート11上の所定個所に機械的あ
るいは化学的方法で開孔して、導体箔10の一部
を露出させる。この開孔からビード状サーミスタ
等の感温素子6を入れシート7に載置すると共に
感温素子6の導線6aを導体箔10の接続部10
aにハンダ、溶接等により接続する。また導体箔
9,9′,10の端部は、検知導線引出部9a,
9a′あるいは出力導線引出部10bとして露出さ
せる。以上により温度センサーAが形成される。
なお感温素子6はシリコンゴム等の接着剤によつ
てシート7に接触して固定されることが望まし
い。
第7図は使用状態を示し、上記温度センサーA
の両端をコ字状に折り曲げ、その両端をコ字状を
した保持体12の挿入孔12a内に挿入すると共
にこの保持体12と温度センサーAとの隙間にシ
リコンゴム等の弾性体である介在物13を介在す
る。なお温度センサーAのシート8と保持体12
とを接着剤等で接着する。また温度センサーAの
検知導線引出部9a,9a′に検知導線14が、ま
た出力導線引出部10bに出力導線15が接続さ
れている。
第8図は検出用導体箔9,9′が断線したか否
かを検知するブロツク図にして、16は上記した
検知導線14,14に接続され、検出用導線9,
9′に電流を流し、その電流が遮断されると出力
を送出する電流検出回路、17は該電流検出回路
16よりの出力でオン状態となるスイツチング回
路、18は該スイツチング回路17によつて駆動
されるランプ、ブザー等の警報器である。
而してシート8面をヒートローラ等の回転体に
接触さすると、該シート8を介して回転体の温度
が感温素子6に伝達される。ここで温度センサー
Aは介在物13によつて回転体側に押圧されるの
で、感知面が回転体の形状によくフイツトするた
め、周辺からの熱放射が小さく、従つて熱時定数
を小さくすることができる。また導体箔9,10
がシート7,8,11内に存在することにより、
導体箔9,9′,10はシート7,8,11と同
一に動き、均一な力作用が生じ密着性が良くなる
と共に酸化のおそれも少ない。
さらに長期間の使用によつて、回転体との摩擦
でシート8が摩耗しさらに検知用導体箔9,9′
にまで達し、該導体箔9,9′が切断されると、
電流検出回路16より断線信号を送出する。これ
によりスイツチング回路17がオンして警報器1
8を駆動し、利用者に対し摩耗が進んでいること
を報知する。従つて感温素子6が破壊される以前
に摩耗状態を知ることができる。
なお上記実施例にあつては、介在物13が感温
素子6を直接圧迫しているものを示したが、介在
物13の感温素子6に対応する部分を切欠し空洞
部とすることにより、感温素子6に伝達された熱
が介在物によつて放散されることがなく、また外
部の雰囲気の影響を受けることがないので、上記
の実施例よりも熱応答性が改善される。さらに感
温素子6へ必要以上の圧力が加わらないことによ
り、断線等の故障がなく、信頼性が向上するもの
である。
また保持体12は上記したコ字状の形状に限定
されるものではない。
さらに上記実施例では検知用導体箔を2本利用
したものを示したが、これは1本でも良いし形状
も自由である。
本考案は上記した如く、絶縁薄膜シートを三層
構造とする共に下側と中間の絶縁薄膜シートとの
間に検知用導体箔を形成し、また中間と上側の絶
縁薄膜シートとの間にリード用導体箔を形成し、
かつ上側絶縁薄膜シートの一部にリード用導体箔
を露出して切欠し、この切欠部分に感温素子を挿
入すると共にその導線を露出したリード用導体箔
に接続したものであるから、下側絶縁薄膜シート
を回転体側に接触させて、該回転体の温度を検知
するようにすれば、回転体との密着性が良く、回
転体の温度を正確に検知することができる。ま
た、検知用導体箔は下側絶縁シートに形成されて
いるので、回転体との摩擦によつて下側絶縁薄膜
シートが摩耗したとしても、リード用導体箔ある
いは感温素子に達する以前に検知用導体箔が切断
され、従つてこの切断状態を検知していれば感温
素子が破壊される以前に摩耗状態を知ることがで
きる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来の温度センサーを示
し、第4図乃至第7図は本考案の各々温度センサ
ーの実施例を示し、第1図は平面図、第2図は同
上の−線断面図、第3図は他の実施例の断面
図、第4図は本考案に係る温度センサーの平面
図、第5図は同上の−線断面図、第6図は第
4図の−線断面図、第7図は使用状態を示す
断面図、第8図は本考案の温度センサーを利用し
て摩耗状態を検知するためのブロツク図である。 6……感温素子、7,8,11……絶縁薄膜シ
ート、9……検知用導体箔、10……リード用導
体箔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の絶縁薄膜シートと、該シートの上面に形
    成された断線検知用導体箔と、前記第1の絶縁薄
    膜シートの上面に前記断線検知用導体箔を挟んで
    形成された第2の絶縁薄膜シートと、該第2の絶
    縁薄膜シートの上面に所望の間隔を隔てて形成さ
    れた2本のリード用導体箔と、前記第2の絶縁薄
    膜シートの上面に前記リード用導体箔を挟んで形
    成されると共に該リード用導体箔の離間した部分
    に開口部が形成された第3の絶縁薄膜シートと、
    該第3の絶縁薄膜シートの前記開口部に挿入され
    ると共に該開口部より露出しているリード用導体
    箔に導線が接続された感温素子とより構成し、前
    記第1の絶縁薄膜シートを熱検知面としたことを
    特徴とする温度センサー。
JP1980089263U 1980-06-27 1980-06-27 Expired JPS6124905Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980089263U JPS6124905Y2 (ja) 1980-06-27 1980-06-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980089263U JPS6124905Y2 (ja) 1980-06-27 1980-06-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5717427U JPS5717427U (ja) 1982-01-29
JPS6124905Y2 true JPS6124905Y2 (ja) 1986-07-26

Family

ID=29451302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980089263U Expired JPS6124905Y2 (ja) 1980-06-27 1980-06-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2851664B1 (en) * 2012-05-14 2019-06-05 Shenzhen Minjie Electronic Technology Co., Ltd. Surface temperature measuring sensor

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912955U (ja) * 1972-05-01 1974-02-02
JPS5756179Y2 (ja) * 1976-03-31 1982-12-03
JPS54156584U (ja) * 1978-04-24 1979-10-31

Also Published As

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JPS5717427U (ja) 1982-01-29

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