JPS61248465A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPS61248465A
JPS61248465A JP60088616A JP8861685A JPS61248465A JP S61248465 A JPS61248465 A JP S61248465A JP 60088616 A JP60088616 A JP 60088616A JP 8861685 A JP8861685 A JP 8861685A JP S61248465 A JPS61248465 A JP S61248465A
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JP
Japan
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insulating film
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
film
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Pending
Application number
JP60088616A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yonemura
均 米村
Shinichi Nagai
慎一 永井
Tsuguhiro Oonishi
大西 紹弘
Keiji Hirasawa
平澤 慶治
Kenji Takeshita
健二 竹下
Takashi Shibata
柴田 隆嗣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B20/00Read-only memory [ROM] devices
    • H10B20/27ROM only
    • H10B20/30ROM only having the source region and the drain region on the same level, e.g. lateral transistors
    • H10B20/38Doping programmed, e.g. mask ROM
    • H10B20/383Channel doping programmed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、半導体集積回路装置に関するものであり、特
に、読出し専用メモリに適用して有効な技術に関するも
のである。
[背景技術] 読出し専用メモリ(以下、ROMという)は、メモリセ
ルとして、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、
M I S FETという)を用いている。
ROMへの情報の書き込みは、例えば、所定のMISF
ETのしきい値電圧を、他のMISFETのしきい値電
圧より高くすることによって行うものである。所定のM
 I S FETのしきい値電圧を高くするには、製造
工程中に所定のMISFETのチャネル部にソース領域
およびドレイン領域と反対導電型の不純物、例えばボロ
ンを導入する技術を用いる。
ROMにおいては、前記不純物の導入による情報の書き
込みから製品完成までに要する工程をできるだけ少くし
て、顧客の要求に迅速に答える必要がある。
そこで、前記MISFETのゲート電極を覆う絶縁膜を
形成した後に、所定のMISFETの上部の絶縁膜を選
択的に除去し、イオン打込みによって前記不純物を導入
する技術が、例えば、特開昭58−111364号に記
載されている。
本発明者は、前記情報の書き込み技術を検討した結果、
次の問題点を見出した。
第1に、ゲート電極上の絶縁膜を、ゲート電極が露出す
るまで除去するようにした場合、そのエツチング工程中
に、ゲート電極の両側部がエツチングされてしまうため
に、M I S FETのしきい値電圧等の特性が変化
する。また、前記エツチング工程中にゲート絶縁膜がエ
ツチングされるので。
ゲート電極とソース領域あるいはドレイン領域との間の
絶縁耐圧が劣化する。さらに、エツチングにより、露出
したゲート電極およびゲート絶縁膜が汚染されてしまう
第2に、ゲート電極上の絶縁膜をある厚さだけ残すよう
にしてイオン打込みをした場合、深くイオンを打込む必
要があるので、打込みエネルギを大きくしなければなら
ない。このため、例えばボロンを二荷に帯電させなけれ
ばならず、ドーズ量を多くする(大電流でイオン打込み
をする)ことができなくなる。
[発明の目的] 本発明の目的は、メモリセルであるMISFETのゲー
ト電極がエツチングされるのを防止することが可能な技
術を提供することにある。
本発明の他の目的は、M I S FETのしきい値電
圧等の電気的特性が変化するのを防止することが可能な
技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、ゲート絶縁膜の絶縁耐圧が劣化す
るのを防止することが可能な技術を提供することにある
本発明の他の目的は、M I S FETのゲート電極
およびワード線と、その上部の導電層とを絶縁する絶縁
膜の絶縁抵抗が低下するのを防止することが可能な技術
を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記絶縁膜が高電界によって分極
するのを防止することが可能な技術を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、情報を書き込むための不純物を低
エネルギで導入することが可能な技術を提供することに
ある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
[発明の概要] 本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、メモリセルを覆う絶縁膜をエツチングレート
の異なる第1絶縁膜とその上の第2絶縁膜とで構成する
。ゲート電極を通して基板へイオン打込みするために、
選択的に第2絶縁膜を除去する際に、エツチング速度が
これよりも遅い第1絶縁膜をエツチングのストッパとし
て用いる。
このことにより、メモリセルであるMISFETの電気
的特性が変化するのを防止するものである。
以下1本発明の構成について、実施例とともに説明する
なお、実施例を説明するための全回において。
同一機能を有するものは同一符号を付け、そのくり返し
の説明は省略する。
実施例は、本発明を用いて構成したROMについて説明
する。
[実施例I] 実施例IのROMは、隣接する4個のメモリセル、すな
わちMTSFETのソース領域またはドレイン領域を夫
々一体に構成したROMについて説明する。
第1図は本実施例のROMの平面図、第2図は第1図の
■−■切断線における断面図である。なお、第1図では
要部の構成を明確にするために最終保護膜15を図示し
ていない。
本実施例のROMのメモリセルは、ソース領域あるいは
ドレイン領域として用いられる一対のn4型半導体領域
l、ゲート絶縁膜2およびゲート電極3を備えたMI 
5FETQを用いて構成したものである。半導体領域1
は、P−型半導体基板4の表面部に設けられており、隣
接するMTSFETQの間はフィールド絶縁膜5とP+
型チャネルトツパ領域6とで電気的に分離しである。
ゲート電極3は、フィールド絶縁膜S上を延在してワー
ド線WLを構成している。ゲート電1ii3およびワー
ド線WLは、多結晶シリコン層3Aとその上部に設けた
モリブデンシリサイド層3Bとで構成しである。
7はアルミニュウムからなる導電層であり、データ線D
Lとして用いられるものであり、接続孔8を通して所定
の半導体領域lに接続されている。
導電層7と前記グー1−電極3あるいはワード線WLと
は絶縁膜9,10および11によって電気的に絶縁しで
ある。また、前記接続孔8は、ゲート絶縁膜2、絶縁膜
9.10.11を選択的に除去して形成したちである。
絶縁膜10は、絶縁膜11を選択的に除去して開孔13
を形成するためのエツチング工程中に。
ゲート電匝3およびゲート絶縁膜2がエツチングされる
のを防止するためのエツチングレ−ツバとして用いるも
のである。
開孔13は、その下部のM I S F E T Q 
+にP型不純物、例えばボロンを導入するために用いる
ものである。導入された不純物をアニールしてp型頭域
14が形成される。前記p型不純物が導入されたM I
 S F E T Q +のしきい値電圧は、他のM 
I S FETQのしきい値電圧より高くなる。
15は保i!膜であり、半導体基板4の上部を覆って設
けである。
次に、本実施例のROMの製造方法を説明する。
まず、第3図(第8図のm−m切断線に沿う断面図)、
第8図に示すように、P−型半導体基板4の所定部にフ
ィールド絶縁膜5とP“型チャネルストッパ領域6とを
、夫々、良く知られた熱酸化技術、イオン打ち込み技術
を用いて形成する。
次に、半導体基板4の表面を熱酸化することによって得
られる酸化シリコン膜を用いてゲート絶糞膜2を形成す
る。なお、第8図ではゲート絶縁膜2は省略している。
次に、第4図(第9図のIV−IV切断線に沿う断面図
)、第9図に示すように、ゲート電極3およびワード線
WLを形成する。まず、半導体基板4上の全面に、例え
ばCVD技術によって多結晶シリコンJ!3Aを200
0オングストローム(以下、[A]と記述する)程度の
膜厚に形成する。そして、前記多結晶シリコン層上に1
例えばスパッタ技術によって高融点金属層、例えばモリ
ブデン層を3000[A1程度の膜厚に形成する。そし
て。
前記多結晶シリコン層と高融点金属層とをアニールする
ことによって、シリサイド層3Bを形成する。そして、
異方性のエツチング技術によって。
前記シリサイド層3Bと多結晶シリコン層3Aとの不要
な部分を除去して、第4図及び第9図に示したパターン
にゲート電極3およびワード線WLを形成する。
なお、前記シリサイド層3Bは、多結晶シリコン層3A
上に、直接シリサイド層3Bをスパッタ技術によって形
成してもよい。
次に、第5図(第10図のV−V切断線に沿う断面図)
、第10図に示すように、ソース領域。
ドレイン領域となるn+型半導体領域1を形成する。ゲ
ート電極3をマスクとして用いたイオン打ち込みによっ
てn型不純物、例えばリンを半導体基板4の表面に導入
する。イオン打込みのためのマスクは、ゲートff1l
i3を用いる。そして、アニールによって、前記半導体
基板4の表面に導入したn型不純物を拡散して半導体領
域1を形成する。
次に、例えばCVD技術によって酸化シリコン膜からな
る絶縁膜9を1000[A]程度の膜厚に形成する。次
に1例えば、CVD技術によってシリコンナイトライド
膜からなる絶m膜10を500[A1程度の膜厚に形成
する。この絶縁膜10は、後に絶縁膜11を選択的に除
去して開孔13を形成するエツチング工程中のエツチン
グストッパとして用いる。
さらに、例えばCVD技術によってフォスフォシリケー
トガラス(PSG)からなる絶!膜11を5000乃至
GOOO[A]程度の膜厚に形成考る。絶縁膜11は、
メモリセルへのイオン打込みの際は選択的に除去される
ので、際く形成することができる。これはデータ線の断
線防止等に一有効である。絶縁膜11にフォスフォシリ
ケートガラスを用いるのは、主として、ナトリュムイオ
ン(Na”)等の不純物イオンを絶縁膜11によって捕
獲するためである。
絶縁膜11は前記のように、リンを含有するフォスフォ
シリケートガラスを用いて形成したものである。このた
めに、絶縁膜ll中にリンが絶縁1a10の中に拡散す
ると、絶縁膜10の絶縁抵抗が低下する恐れがある。し
かし、絶縁膜10は、リン等の不純物が拡散しにくいシ
リコンナイトライド膜からなるので、前記不純物が拡散
することによる絶縁抵抗の低下を防止することができる
したがって、グー1−電極3およびワード線WLと、後
に形成されるデータ線DLとの間の絶縁抵抗が低下する
のを防止することができるので、ROMの電気的信頼性
を向上することができる。
次に、第6図(第11図のVl−VT切断線に沿う断面
図)、第11図に示すように、半導体領域1上の所定の
部分のゲート絶縁膜2.絶縁膜9.10および11を1
例えば異方性のエツチングによって選択的に除去して接
続孔8を形成する。
次に、データ線DLとして用いられる導11!層7を形
成する。例えば電子ビーム蒸着技術によって。
アルミニュウム層を半導体基板4上の全面に形成する。
このアルミニュウム層の不要な部分を、例えば異方性の
エツチングによって選択的に除去して、導電層7を形成
する。
次に、第7図(第12図の■−■切断線に沿う断面図)
、第12図に示すように、開孔13を形成するエツチン
グ工程のマスクとなるレジスト膜16を絶縁膜11上に
形成する。なお、′fJ12図には、要部の構成を明確
にするためにレジスト膜16を図示していない。
そして、情報が書き込まれるべきM I S FETQ
i上の絶縁膜11をレジスト膜16をマスクとしたウェ
ットエツチングによって選択的に除去することによって
、開孔13を形成する。
絶縁膜11を除去するためのエツチング液によって絶a
mioがエツチングされないこと、少なくともエツチン
グされにくいことが重要である。
絶縁膜11の下部にエツチングストッパとして用いられ
る絶縁膜10を設けたことにより、情報となる不純物を
導入するための開孔13を形成するエツチング工程中に
絶縁膜9がエツチングされ。
さらにゲート電極3およびゲート絶縁膜2がエツチング
されるのを防止することができる。
ゲート電極3がエツチングされてゲート長が所定の長さ
より短くなるのを防止することができるので、MI 5
FETQ+のしきい値電圧等の電気的等性が変化するの
を防止することができる。
また、前記エツチングによって、ゲート絶縁膜2がエツ
チングされるのを防止することができることにより、ゲ
ート電極3と半導体領域1との間の絶縁耐圧が劣化する
のを防止することができる。
次に、レジスト膜16をマスクとして用い、イオン打込
みによって不純物、例えばp型不純物であるボロンな、
グー1−電極3を貫通させてMIS、’F E T Q
 sのチャネル部に導入する。
第17図に示したROMにおいては、ゲート電極3に組
成のち密なシリサイド層3Bを用いていることから、情
報となる不純物をMISFETQ!のチャネル部に導入
するためには、300[Key]程度のエネルギを要す
る。
300[Keyl程度のエネルギによって前記不純物を
導入することができるのは、5000乃至6000[A
1程度の厚い酸化膜を有する絶縁膜11を除去したこと
によって可能となったものである。前記300[Key
]程度のエネルギは、150[Kv]程度の電圧で2価
のボロンを加速することによって得ることができる。
絶縁膜11を除去せずに、絶縁膜11を貫通させて前記
不純物を導入するのでは、400 [Key]程度の高
エネルギを要し、情報の書込みが困難となる。
なお、導入する不純物をn型(リン、ヒ素)とし、予じ
め高く設定したM I S FETのしきい値電圧を低
くするようにしてもよい。
次に、第1図、第2図に示した保護膜15を形成する。
保護膜15は、例えばCVD技術によってシリコンナイ
トライド膜を前記PSG膜上に形成したものを用いる。
保護膜15を形成して本実施例のROMは、完成する。
[実施例] 実施例■のROMは、実施例Iにおいて説明した絶縁膜
10に不純物を含有しない多結晶シリコン層を用いたも
のである。
実施例HのROMは、その構造および製造工程が実施例
IのROMと同様であるので1図示を省略して実施例I
を説明するために用いた第1図。
第2図を用いて構造と製造方法を簡単に説明する6本実
施例では、絶縁膜10にリン等の不純物を含有しない多
結晶シリコン層を用いる。この多結晶シリコン層は1例
えばCVD技術によって500[A]程度の膜厚に形成
する。モしてPSG膜1膜上1結晶シリコン層10との
エツチングレート差(多結晶シリコン層10がエツチン
グされ難い)を利用して、PSG膜1膜上1孔13を設
ける時に多結晶シリコン層10をエツチングストッパと
して用いる。
本発明者によれば、保護膜15にプラズマCvD技術に
よって得られるシリコンナイトライド膜を用いると、シ
リコンナイトライド膜を形成する工程中に半導体基板4
上に高電界が生じる場合がある。
絶縁膜10に不純物を含有しない多結晶シリコン層を用
いることによって、半導体基板4上に前記高電界が生じ
ても絶縁膜10は分極することばない。
したがって、絶縁膜10が分極することによるMISF
ETQのしきい値電圧等の電気的特性の変化がないので
、ROMの電気的信頼性を向上することができる。
[実施例■] 第13図は1本発明の実施例■を示す断面図である。
実施例■は、絶縁膜9.10.11をPSG[に代えた
例である。PSG膜9.11は高いリン濃度(例えば4
〜L Omo 1%)を有する膜である。一方、PSG
膜1膜製0いリン濃度(例えば4mo1%以下)の膜で
ある。リン濃度の低い方がエツチングレートが小さいの
で、これを利用してPSG膜1膜製0SG膜1膜上1孔
13を形成するときのエツチングストッパとする。
絶縁膜17は、高温低圧下でのCVD技術により形成し
た酸化シリコン膜からなる。これは、高濃度のリンを含
むPSG膜9からリンが漏れてMISFET等の素子に
影響を与えるのを防ぐためである。従って、PSGSe
O2ン濃度が例えば4mo1%以下と低い時は、絶縁膜
17を形成せずともよい。
実施例■では、ゲート電極3を多結晶シリコン層で形成
している。18は多結晶シリコン層3の熱酸化で得た酸
化シリコン膜である。MISFET Q tのゲート電
極3を不純物が貫通し易すい多結晶シリコン層で形成し
ているので、ボロンを150[Kavl程度のエネルギ
によってMISFE T Q +のチャネル部に導入す
ることができる。
150[Keyl程度のエネルギは、1価のボロンを用
いても容易に得ることができる。また、1価のボロンは
、2価のボロンより多量に得ることができるので、情報
の書込みに要する時間を短縮することができる。すなわ
ち、情報の書込みからROMの完成までに要する時間を
短縮することができる。また、イオンを打ち込むための
必要エネルギを小さくできるので、イオン打ち込み装置
の構成を簡素化でき、また負担を軽くできる。さらに、
1価のイオンでよいため、大電流のイオン打込みを行い
易くなる。
絶縁膜10としては、リンを含まない酸化シリコン膜、
プラズマCVD法又はスパッタ法により形成した酸化シ
リコン膜又は窒化シリコン膜を用いてもよい。
[効果] 本願によって開示された新規な技術によれば。
以下の効果を得ることができる。
(1)、第1絶縁膜の下部に、該第1絶縁膜を除去して
開孔を形成するためのエツチング液によってエツチング
されない、少くなくともエツチングされにくいエツチン
グストッパとして用いる第2絶縁膜を設けたことにより
、前記開孔を形成する工程、中に、ゲート電極およびゲ
ート絶縁膜がエツチングされるのを防止することができ
る。
(2)、前記(1)により、ゲート電極のゲート長が所
定の値より短く形成されるのを防止することができるの
で、MISFETのしきい値電圧等の電気的特性が変化
するのを防止することができる。
(3)、前記(1)により、ゲート電極と半導体領域と
の間のゲート絶縁膜の絶縁耐圧が劣化するのを防止する
ことができる。
(4)、ゲート電極およびワード線を多結晶シリコン層
で構成したROMにおいて、膜厚の厚い絶縁膜を除去し
て開孔を形成し、この開孔を通して情報となる不純物を
M I S FETのチャネル部に導入することにより
、1価のボロンを用いて低エネルギで情報の書き込みを
行うことができる。
(5)、前記(4)により、1価のボロンは多量に得る
ことができるので、情報の書き込みに要する時間を低減
することができる。
(6)、前記(5)により、情報の書き込みからROM
の完成までに要する時間を低減することができる。
(7)、エツチングストッパとして用いられる絶縁膜に
リン等の不純物が拡散しにくいシリコンナイトライド膜
を用いたことにより、絶縁膜中のリンによって絶縁膜の
絶縁抵抗が低下することはないので、ゲート電極および
ワード線と、データ線との間の絶縁耐圧が低下するのを
防止することができる。
(8)、エツチングストッパとして用いられる絶縁膜に
不純物を含有せず、かつ分極しない多結晶シリコン層を
用いたことにより、絶縁膜が外部から加わる高電界によ
って分極するのを防止することができる。
(9)、前記(8)により、MISFETのしきい値電
圧等の電気的特性が絶縁膜の分極によっ゛C変化するの
を防止することができる。
以上1本発明者によってなされた発明を実施例にもとず
き具体的に説明したが1本発明は前記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種
々変形可能であることはいうまでもない。
例えば1本発明は、第13図、および第14図に示すよ
うなNAND型のROMに適用することができる。第1
3図は、NAND型ROMの平面図、第14図は、第1
3図のA−A切断線における断面図である。NAND型
ROMのメモリセルであるMISFETQは、隣接する
M I S FETQと電気的に直列に接続したもので
ある。前記NAND型ROMのデータ線DLは、フィー
ルド絶縁膜5の上部に延在して設けであるので、情報が
書き込まれるべきM I S F E T Q sの上
部の絶縁膜11を選択的に除去して、開孔13を形成す
ることができる。絶縁膜11の下部にエツチングストッ
パとして用いる絶縁膜10が設けであるので、開孔13
を形成するためのエツチング工程中にゲート電極3がエ
ツチングされないのは、実施例■と同様である。
絶縁膜9は省略できる。絶縁膜9.10.11の材料及
びその組合せとしては、種々の選択が可能である。絶縁
膜11のエツチング時にその直下の絶縁膜10がエツチ
ングされないこと又はされにくいことが満足されていれ
ばよい。
ケート電極は、多結晶シリコン膜又はモリブデン、タン
タル、タングステン、チタン等の高融点金属膜又はこれ
らの高融点金属のシリサイド膜又は多結晶シリコン膜上
に高融点金属膜あるいはそのシリサイド膜を重ねた多層
膜であってもよい。
ゲート電極を通して打ち込まれるイオンはリン又はヒ素
等であってもよく、また、各半導体領域の導電型は同封
であってもよい。したがって、MISFETのしきい値
電圧は高くされても低くされてもよい。
また、イオン打込みする面積や形状は種々に変形するこ
とができる。
さらに、本発明は、いわゆる縦型ROM等の種々のRO
Mに適用できる。
さらにまた、前記実施例ではワード線とデータ線との間
の眉間絶縁膜に本発明を適用した例を示したが、メモリ
セル上の他の絶縁膜1例えばデータ線上の絶縁膜又は最
終保護膜に本発明を適用してもよい。
本発明は、ゲート電極を通してイオン打込みを行うこと
によって情報を書込むROMであれば。
どのようなものでも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明に従うROMの平面図、第2図は、第
1図のu−n切断線における断面図、 第3図乃至第12図は、実施例■のROMの製造方法を
説明するための図であり。 第3図乃至第7図及び第8図乃至第12図は。 ROMの製造工程におけるメモリセルの断面図及び平面
図。 第13図は1本発明の他の実施例のROMの断面図、 第14図及び第15図は1本発明に従う他のROMの平
面図及び断面図である。 l・・・半導体領域、2・・・ゲート絶縁膜、3,3A
、3B・・・ゲート電極、4・・・半導体基板、5・・
・フィールド絶縁膜、6・・・チャネルストッパ領域、
7・・・導電層、8・・・接続孔、9.10.11・・
・絶縁膜、12・・・サイドウオール、13・・・開孔
、14・・・酸化膜、15・・・保護膜、16・・・レ
ジスト膜、Q、Q、・・・MI 5FET、WL・・・
ワード線、DL・・・データ線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ上に第1絶縁膜
    及びその上の第2絶縁膜とを備えた半導体集積回路装置
    であって、前記第2絶縁膜のエッチング時に前記第1絶
    縁膜は、エッチングされない又はエッチングされにくい
    絶縁膜であることを特徴とする半導体集積回路装置。 2、前記半導体集積回路装置は、所定の絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのしきい値電圧を他の絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのしきい値電圧より高く又は低く
    することにより情報を記憶することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の半導体集積回路装置。 3、前記第1絶縁膜は、ウェットエッチングによってエ
    ッチングされない又はエッチングされにくいことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路装置
    。 4、前記半導体基板上に設けた導電層は、多結晶シリコ
    ンからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の半導体集積回路装置。 5、前記半導体基板上に設けた導電層は、多結晶シリコ
    ン層と、該多結晶シリコン層の上部に設けた高融点金属
    のシリサイド層とからなることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の半導体集積回路装置。 6、前記第1絶縁膜は、シリコンナイトライド膜からな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体
    集積回路装置。 7、前記第1絶縁膜は、不純物を含有しない多結晶シリ
    コンからなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の半導体集積回路装置。 8、前記第2絶縁膜は、フォスフォシリケートガラスか
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半
    導体集積回路装置。 9、前記第1絶縁膜は、半導体基板を覆って設けた酸化
    シリコン膜からなる第3絶縁膜の上に設けてあることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回路
    装置。 10、メモリセルである絶縁ゲート型電界効果トランジ
    スタと、この上に設けた第1絶縁膜及びその上の第2絶
    縁膜とを備えた半導体集積回路装置であって、第1絶縁
    膜は前記第2絶縁膜のエッチング時にエッチングされな
    い又はされにくい膜からなり、前記第2絶縁膜を選択的
    に除去して形成した窓から前記絶縁ゲート型電界効果ト
    ランジスタに不純物を導入することによってそのしきい
    値電圧を高く又は低くすることにより情報を記憶するこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
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