JPS61248305A - フレキシブルプリント配線用基板 - Google Patents
フレキシブルプリント配線用基板Info
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- JPS61248305A JPS61248305A JP8842785A JP8842785A JPS61248305A JP S61248305 A JPS61248305 A JP S61248305A JP 8842785 A JP8842785 A JP 8842785A JP 8842785 A JP8842785 A JP 8842785A JP S61248305 A JPS61248305 A JP S61248305A
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- JP
- Japan
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- film
- dope
- plane
- ppta
- orientation angle
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- Laminated Bodies (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は改良されたフレキシブルプリント配線用基板(
以下、FPCと略す)に関するものであり、更に詳しく
は絶縁基板に、優れた面配向性により極めて高い強度を
等方向lこ有し、かつ優れた寸法安定性と半田耐熱性を
有するポリパラフエニレンテトラフタラミド(以下、P
PTAと略す)フィルムを用いたFPOに関するもので
ある。
以下、FPCと略す)に関するものであり、更に詳しく
は絶縁基板に、優れた面配向性により極めて高い強度を
等方向lこ有し、かつ優れた寸法安定性と半田耐熱性を
有するポリパラフエニレンテトラフタラミド(以下、P
PTAと略す)フィルムを用いたFPOに関するもので
ある。
「従来の技術」
近年、電子機器の小型・軽量化という根強いニーズに支
えられ、通常のリジッドタイプに較べ軽量で占用面積が
小さく、自由な立体配線と配線の単純化が可能なF’P
Cに対する需要はとみに高まりつつある。
えられ、通常のリジッドタイプに較べ軽量で占用面積が
小さく、自由な立体配線と配線の単純化が可能なF’P
Cに対する需要はとみに高まりつつある。
PPTAに代表される直線配位性の芳香族ポリアミドは
特に優れた結晶性や高い融点、また剛直な分子構造の故
に、耐熱性で高い機械的強度を有しており近年特に注目
されている高分子素材である。特にその優れた強度と、
半田耐熱性がある高い融点故にFPC材料として極めて
有望な素材である。
特に優れた結晶性や高い融点、また剛直な分子構造の故
に、耐熱性で高い機械的強度を有しており近年特に注目
されている高分子素材である。特にその優れた強度と、
半田耐熱性がある高い融点故にFPC材料として極めて
有望な素材である。
しかし、従来のPPTAフィルムは強度、構造的に異方
性が大きく、例えば特公昭59−14567号公報に、
光学異方性を有する芳香族ポリアミド溶液を、スリット
から短かい空気層を介して凝固浴中に押出して得るフィ
ルムが開示されているが、このフィルムをFPCとして
使用すると、フィルムの機械方向(以下MD力方向略す
)には極めて強いが、それと直交する方向(以下TD方
向と略す)には極端に弱く裂けやすいものとなり、全く
実用には耐えられないものであった。更に半田浴に浸せ
きした場合、フィルムの収縮、カールの発生、寸法変化
などの好ましくない現象も見られた。
性が大きく、例えば特公昭59−14567号公報に、
光学異方性を有する芳香族ポリアミド溶液を、スリット
から短かい空気層を介して凝固浴中に押出して得るフィ
ルムが開示されているが、このフィルムをFPCとして
使用すると、フィルムの機械方向(以下MD力方向略す
)には極めて強いが、それと直交する方向(以下TD方
向と略す)には極端に弱く裂けやすいものとなり、全く
実用には耐えられないものであった。更に半田浴に浸せ
きした場合、フィルムの収縮、カールの発生、寸法変化
などの好ましくない現象も見られた。
[解決しようとする問題点」
以上のように、PPTAの光学異方性ドープはポリマー
が液晶として集合したドメイン構造を有するため、ドー
プをフィルム状とした場合、僅かな剪断力でその方向へ
の分子配向が高度に起こり、その結果そのフィルムを絶
縁基板とするrpcはMD力方向容易に裂けるものとな
り、また寸法安定性にも乏しいものとなる。
が液晶として集合したドメイン構造を有するため、ドー
プをフィルム状とした場合、僅かな剪断力でその方向へ
の分子配向が高度に起こり、その結果そのフィルムを絶
縁基板とするrpcはMD力方向容易に裂けるものとな
り、また寸法安定性にも乏しいものとなる。
これを避けようとして光学等方性ドープを用いようとす
れば、有用な高分子量のPPTAポリマーでは極めて高
粘度となり、約5重i%以下のポリマー濃度でないと製
膜不能となり、この濃度の光学等方性ドープから製膜し
たフィルムは、凝固に際してボイドを生成しやすく、ま
た機械的物性も全く不十分でありypcにはとても使用
できない。
れば、有用な高分子量のPPTAポリマーでは極めて高
粘度となり、約5重i%以下のポリマー濃度でないと製
膜不能となり、この濃度の光学等方性ドープから製膜し
たフィルムは、凝固に際してボイドを生成しやすく、ま
た機械的物性も全く不十分でありypcにはとても使用
できない。
既に工業的に繊維が生産されているPPTAを用いて、
MD力方向みならずTD方向にも十分配向している結果
、縦横共に高い強度及びモジュラスを有し、かつ寸法安
定性に優れたフィルムをベーストスるFPC! jこつ
いては、このように従来の技術では実現されていない。
MD力方向みならずTD方向にも十分配向している結果
、縦横共に高い強度及びモジュラスを有し、かつ寸法安
定性に優れたフィルムをベーストスるFPC! jこつ
いては、このように従来の技術では実現されていない。
本発明の目的は、このような好ましい特性を持つFPC
を提供せんとするところにある。
を提供せんとするところにある。
「問題点を解決するための手段」
本発明者らは上記問題点の解決のために鋭意検討した結
果、PPTAフィルムの製膜過程において、フィルム状
と為したドープに特定の処理を施してフィルムの密度並
びに面配向性を一定の範囲とすることで得たフィルムを
絶縁基板とすることにより、次の如き新規なFPCがか
がる問題点を解決することを見出し、本発明を完成する
に到った。
果、PPTAフィルムの製膜過程において、フィルム状
と為したドープに特定の処理を施してフィルムの密度並
びに面配向性を一定の範囲とすることで得たフィルムを
絶縁基板とすることにより、次の如き新規なFPCがか
がる問題点を解決することを見出し、本発明を完成する
に到った。
即ち本発明は、対数粘度ηinhが2.5以上の実質的
にPPTAより成るフィルムであって、その密度が1.
365から[405の範囲にあり、フィルム表面に直角
に入射したX線による(200)面の結晶配向角が70
°以上であり、フィルム表面に並行に入射したX線によ
る(OLD、)面の結晶配向角が60°以下の面配向性
を有するフィルムを絶縁基板とし、そのフィルムの少な
くとも片面に銅を積層させてなるFPClに関するもの
である。
にPPTAより成るフィルムであって、その密度が1.
365から[405の範囲にあり、フィルム表面に直角
に入射したX線による(200)面の結晶配向角が70
°以上であり、フィルム表面に並行に入射したX線によ
る(OLD、)面の結晶配向角が60°以下の面配向性
を有するフィルムを絶縁基板とし、そのフィルムの少な
くとも片面に銅を積層させてなるFPClに関するもの
である。
本発明に用いられるPPTAは実質的に+coK奈C’
OHN舎NH−)、、で表わされるポリマーであり、従
来公知のパラフェニレンジアミンとテレフタロイルクロ
ライドから、低温溶液重合法により製造するのが好都合
である。
OHN舎NH−)、、で表わされるポリマーであり、従
来公知のパラフェニレンジアミンとテレフタロイルクロ
ライドから、低温溶液重合法により製造するのが好都合
である。
本発明のポリマーの重合度は、あまりに低いと本発明の
目的とする機械的性質の良好なFPCが得られなくなる
ため、2.5以上、好ましくは3.5以上の対数粘度η
1nh(硫酸100dにポリマー0.2 fを溶解して
30℃で測定した値)を与える重合度のものが選ばれる
。
目的とする機械的性質の良好なFPCが得られなくなる
ため、2.5以上、好ましくは3.5以上の対数粘度η
1nh(硫酸100dにポリマー0.2 fを溶解して
30℃で測定した値)を与える重合度のものが選ばれる
。
本発明のppc用ベースフィルムは以下に述べる2つの
要件を満たして初めて目的を達せられるものである。
要件を満たして初めて目的を達せられるものである。
まず第1に密度が1.365から1.405の範囲にな
ければならない。これは公知のPPTA繊維のそれが1
.43から1.46の範囲にあるのに較べてかなり小さ
いと見做される。この理由については明確ではないが、
恐らく後に述べる面配向性のために一軸配向のものに較
べて、分子間のミクロな間隙が生じ密度が小さくなるも
のと想像される。密度が1.365未満になると機械的
物性が低下し、1.405を越えると面配向性の袖なわ
れたフィルムとなる。何れにしても、このように密度が
小さいことから、本発明により一層軽くて高密度のFP
Oが得られるということになる。
ければならない。これは公知のPPTA繊維のそれが1
.43から1.46の範囲にあるのに較べてかなり小さ
いと見做される。この理由については明確ではないが、
恐らく後に述べる面配向性のために一軸配向のものに較
べて、分子間のミクロな間隙が生じ密度が小さくなるも
のと想像される。密度が1.365未満になると機械的
物性が低下し、1.405を越えると面配向性の袖なわ
れたフィルムとなる。何れにしても、このように密度が
小さいことから、本発明により一層軽くて高密度のFP
Oが得られるということになる。
密度の測定は公知の、四塩化炭素−トルエンを使用した
密度勾配管法により30℃で行なった。
密度勾配管法により30℃で行なった。
第2に本発明のFPC用ベースフィルムはこれから述べ
る、X線回折による結晶配向角で定義されるところの面
配向性を持たなければならない。即ちフィルム表面に直
角に入射したX線による(200)面の結晶配向角が7
0°以上であり、フィルム表面に並行に入射したX線に
よる(010)面の結晶配向角が60°以下でなければ
ならない。
る、X線回折による結晶配向角で定義されるところの面
配向性を持たなければならない。即ちフィルム表面に直
角に入射したX線による(200)面の結晶配向角が7
0°以上であり、フィルム表面に並行に入射したX線に
よる(010)面の結晶配向角が60°以下でなければ
ならない。
X線の入射は図面に示す如く、フィルム表面に直角に入
射する場合(以下TV方向と称する)と表面に並行に入
射する場合(以下SV力方向称する)とに分けられる。
射する場合(以下TV方向と称する)と表面に並行に入
射する場合(以下SV力方向称する)とに分けられる。
PPTAの結晶構造については広く論じられており、例
えば高柳ら(J、Appl、Polym、Sci、、第
23巻、915ページ(1979))の研究がある。
えば高柳ら(J、Appl、Polym、Sci、、第
23巻、915ページ(1979))の研究がある。
本発明のフィルムは、TV方向からのX線による(20
0)面の反射である20キ26°に大きな回折ピークを
持つが、この2θ中23°における結晶配向角が70°
以上である必要がある。即ち回折写真においてほぼDθ
bye環として現われる。
0)面の反射である20キ26°に大きな回折ピークを
持つが、この2θ中23°における結晶配向角が70°
以上である必要がある。即ち回折写真においてほぼDθ
bye環として現われる。
更にSV力方向らの入射による(OlO)面の反射であ
る2θキ18°の大きな回折ピークが、赤道線上に現わ
れるが、この2θ中18°における結晶配向角が60°
以下である必要がある。これら両方の結晶配向角が満た
されて初めて本発明のフィルムが面配向の構造を持つと
いうことが言え、この範囲から外れた結晶配向角を持つ
フィルムは面配向性を有するとは言えず、従って本発明
の目的とする、MD方向にもTD方向にも高い機械的物
性を有するFPCは得られない。
る2θキ18°の大きな回折ピークが、赤道線上に現わ
れるが、この2θ中18°における結晶配向角が60°
以下である必要がある。これら両方の結晶配向角が満た
されて初めて本発明のフィルムが面配向の構造を持つと
いうことが言え、この範囲から外れた結晶配向角を持つ
フィルムは面配向性を有するとは言えず、従って本発明
の目的とする、MD方向にもTD方向にも高い機械的物
性を有するFPCは得られない。
結晶配向角の測定方法としては公知の方法が採用でき、
例えば次のように行なう。所定の20の角度に計数管を
置き、フィルムを180°回転することにより回折強度
曲線を得る。この場合最高強度を中心とし、その前後9
0°の間を回転させることが望ましい。この曲線の最高
強度の最低強度点間に引いたベースラインに対する半分
の強度を示す点に対応する、回折写真における円弧長を
度で表わした値、即ち最高強度のベースラインに対する
50チの点に対する角度を測定し、それを試料の結晶配
向角とする。フィルムは必要により何枚か重ねて回折強
度を測ればよい。
例えば次のように行なう。所定の20の角度に計数管を
置き、フィルムを180°回転することにより回折強度
曲線を得る。この場合最高強度を中心とし、その前後9
0°の間を回転させることが望ましい。この曲線の最高
強度の最低強度点間に引いたベースラインに対する半分
の強度を示す点に対応する、回折写真における円弧長を
度で表わした値、即ち最高強度のベースラインに対する
50チの点に対する角度を測定し、それを試料の結晶配
向角とする。フィルムは必要により何枚か重ねて回折強
度を測ればよい。
本発明のフィルムを引き裂いた断面を走査型電子顕微鏡
で観察したところ、フィルム表面に並行な層状構造が観
察され、このことも本発明のFPO用ベースフィルムの
面配向構造を支持する事実と見做される。
で観察したところ、フィルム表面に並行な層状構造が観
察され、このことも本発明のFPO用ベースフィルムの
面配向構造を支持する事実と見做される。
本発明のPPTAフィルムの成型に用いるドープを調製
するのに適した溶媒としては、98重量%以上の濃度の
硫酸、クロル硫酸、フルオル硫酸またはそれらの混合物
である。硫酸は100チ以上のもの、即ち発煙硫酸、ト
リハロゲン化酢酸などを、本発明の効果を損わない範囲
で混合して用いてよい。゛ 本発明に用いられるドープ中のポリマー濃度は常温(約
20℃〜30℃)またはそれ以上の温度で光学異方性を
示す濃度以上のものが好ましく用いられ、具体的には約
10重量%以上、好ましくは約12重量%以上で用いら
れる。これ以下のポリマー濃度、即ち常温又はそれ以上
の温度で光学異方性を示さないポリマー濃度では、成型
されたPPTAフィルムが好ましい機械的性質を持たな
くなることが多い。ドープのポリマー濃度の上限は特に
限定されるものではないが、通常は25重量%以下、特
に高いηinhのPPTAに対しては20重量−以下が
好ましく用いられる。
するのに適した溶媒としては、98重量%以上の濃度の
硫酸、クロル硫酸、フルオル硫酸またはそれらの混合物
である。硫酸は100チ以上のもの、即ち発煙硫酸、ト
リハロゲン化酢酸などを、本発明の効果を損わない範囲
で混合して用いてよい。゛ 本発明に用いられるドープ中のポリマー濃度は常温(約
20℃〜30℃)またはそれ以上の温度で光学異方性を
示す濃度以上のものが好ましく用いられ、具体的には約
10重量%以上、好ましくは約12重量%以上で用いら
れる。これ以下のポリマー濃度、即ち常温又はそれ以上
の温度で光学異方性を示さないポリマー濃度では、成型
されたPPTAフィルムが好ましい機械的性質を持たな
くなることが多い。ドープのポリマー濃度の上限は特に
限定されるものではないが、通常は25重量%以下、特
に高いηinhのPPTAに対しては20重量−以下が
好ましく用いられる。
ドープが光学異方性か光学等方性であるかは、特公昭5
0−8474号公報記載の方法で調べることができるが
、その臨界点は、溶媒の種類、温度、ポリマー濃度、ポ
リマーの重合度、非溶媒の含有量等に依存するので、こ
れらの関係を予め調べることによって、光学異方性ドー
プを作ることができる。
0−8474号公報記載の方法で調べることができるが
、その臨界点は、溶媒の種類、温度、ポリマー濃度、ポ
リマーの重合度、非溶媒の含有量等に依存するので、こ
れらの関係を予め調べることによって、光学異方性ドー
プを作ることができる。
本発明のドープには普通の添加剤、例えば、増量剤、除
光沢剤、紫外線安定化剤、熱安定化剤、抗酸化剤、顔料
、溶解助剤などを混入してもよい。
光沢剤、紫外線安定化剤、熱安定化剤、抗酸化剤、顔料
、溶解助剤などを混入してもよい。
本発明のFPC用ベースフィルムとなるべきPPTAフ
ィルムの製膜方法は、上記の光学異方性ドープを用い以
下のように行なうことが望ましい。
ィルムの製膜方法は、上記の光学異方性ドープを用い以
下のように行なうことが望ましい。
まずガラス板または金属板、或いは一部を凝固浴中に浸
した回転ドラム等の支持面上に、光学異方性ドープを均
一に流延する。このフィルム状としたドープを凝固に先
立って、光学異方性から光学等方性に変えることが、本
発明のフィルムを得るための重要な特徴である。
した回転ドラム等の支持面上に、光学異方性ドープを均
一に流延する。このフィルム状としたドープを凝固に先
立って、光学異方性から光学等方性に変えることが、本
発明のフィルムを得るための重要な特徴である。
光学異方性から等方性にする方法は特に限定されないが
、例えば支持面上にフィルム状とした光学異方性ドープ
を、吸湿させた後、あるいは吸湿させながら加熱するこ
とにより達成される。このような方法により光学等方性
化する機構は必ずしも詳らかではないが、吸湿によりド
ープの光学異方性領域が縮小するのに加えて、加熱する
ことでドープを昇温し、ドープの相を光学等方性に転移
させているためであろうと思われる。
、例えば支持面上にフィルム状とした光学異方性ドープ
を、吸湿させた後、あるいは吸湿させながら加熱するこ
とにより達成される。このような方法により光学等方性
化する機構は必ずしも詳らかではないが、吸湿によりド
ープの光学異方性領域が縮小するのに加えて、加熱する
ことでドープを昇温し、ドープの相を光学等方性に転移
させているためであろうと思われる。
ドープを吸湿させる条件としては、絶対湿度12(水)
/Kq(乾燥空気)以上、好ましくは37(水)/Kp
(乾燥空気)以上でありかつ相対湿度99チ以下の雰囲
気中を通過させることで達成することができる。また通
常の湿度雰囲気に更に積極的に加湿を施す工夫は、加熱
温度を低く、光学等方性化するまでの時間を短くできる
点から、望ましい実施態様である。
/Kq(乾燥空気)以上、好ましくは37(水)/Kp
(乾燥空気)以上でありかつ相対湿度99チ以下の雰囲
気中を通過させることで達成することができる。また通
常の湿度雰囲気に更に積極的に加湿を施す工夫は、加熱
温度を低く、光学等方性化するまでの時間を短くできる
点から、望ましい実施態様である。
加熱する条件としては、ポリマー濃度、ポリマーの重合
度、溶媒濃度、ドープの厚み、更には吸湿の程度により
左右されるが、通常は45°C以上が好ましく用いられ
る。また上限温度は、ポリマーの分解の点から一般的に
はあまり高くないことが望ましく、フィルム状のドープ
の温度が200℃を越えない程度に選ばれることが望ま
しい。
度、溶媒濃度、ドープの厚み、更には吸湿の程度により
左右されるが、通常は45°C以上が好ましく用いられ
る。また上限温度は、ポリマーの分解の点から一般的に
はあまり高くないことが望ましく、フィルム状のドープ
の温度が200℃を越えない程度に選ばれることが望ま
しい。
凝固液として使用できるのは、例えば水、約70重量%
以下の希硫酸、約20重量%以下の水酸化すl−IJウ
ム水溶液及びアンモニア水、約50重量%以下の塩化ナ
トリウム水溶液及び塩化カルシウム水溶液などである。
以下の希硫酸、約20重量%以下の水酸化すl−IJウ
ム水溶液及びアンモニア水、約50重量%以下の塩化ナ
トリウム水溶液及び塩化カルシウム水溶液などである。
凝固浴の温度は特に制限されるものではなく、通常約−
5℃〜50℃の範囲で行なわれる。
5℃〜50℃の範囲で行なわれる。
凝固されたフィルムはそのままでは酸が含まれているた
め、加熱による機械的物性の低下の少ないフィルムを製
造するには酸分の洗浄、除去をできるだけ行なう必要が
ある。
め、加熱による機械的物性の低下の少ないフィルムを製
造するには酸分の洗浄、除去をできるだけ行なう必要が
ある。
酸分の除去は、具体的には約5000 ppm以下、好
ましくは500 ppm以下まで行なわれるべきである
。
ましくは500 ppm以下まで行なわれるべきである
。
洗浄液としては水が通常用いられるが、必要に応じて温
水で行なったり、アルカリ水溶液で中和洗浄した後、水
などで洗浄するのもよい。
水で行なったり、アルカリ水溶液で中和洗浄した後、水
などで洗浄するのもよい。
また、洗浄方法は、洗浄液中でフィルムを走行させても
よいし、洗浄液を噴霧するのもよい。
よいし、洗浄液を噴霧するのもよい。
洗浄されたフィルムは、次に乾燥をうける必要がある。
ここで乾燥とは、フィルムに付着している洗浄液などを
取り除くのみならず熱固定を行なう意味があり加熱され
た非活性気体、例えば空気、窒素、アルゴンなどでの雰
囲気下の乾燥、加熱ロール上での乾燥、テンターでの加
熱雰囲気下の乾燥などいずれでもよい。これらの乾燥は
緊張下または定長下に、フィルムの収縮を制限して行な
う方法が好んで用いられる。
取り除くのみならず熱固定を行なう意味があり加熱され
た非活性気体、例えば空気、窒素、アルゴンなどでの雰
囲気下の乾燥、加熱ロール上での乾燥、テンターでの加
熱雰囲気下の乾燥などいずれでもよい。これらの乾燥は
緊張下または定長下に、フィルムの収縮を制限して行な
う方法が好んで用いられる。
乾燥温度は特に限定されるものではないが、機械的強度
を効果的にするためtこは高温の方が好ましく、200
℃以上、更にFPCにして半田浴に浸せきした時の寸法
安定性を出すためには250℃以上の温度が用いられる
。
を効果的にするためtこは高温の方が好ましく、200
℃以上、更にFPCにして半田浴に浸せきした時の寸法
安定性を出すためには250℃以上の温度が用いられる
。
乾燥の最高温度は、特に限定されるものではないが、乾
燥エネルギーやポリマーの分解性を考慮すれば、500
℃以下が用いられる。
燥エネルギーやポリマーの分解性を考慮すれば、500
℃以下が用いられる。
以上の方法により得られる、密度並びに面配向性を一定
の範囲に有するPPTAフィルムを絶縁基板とすること
により、初めて、本発明の目的とする、MD力方向もT
D方向にも極めて高い機械的強度を有し、更に、優れた
半田耐熱性、寸法安定性を備えたFPCが得られるので
ある。しかしこの基板フィルムの性能をより十分に発揮
させるためには、銅の積層に際して十分な注意を払う必
要がある。
の範囲に有するPPTAフィルムを絶縁基板とすること
により、初めて、本発明の目的とする、MD力方向もT
D方向にも極めて高い機械的強度を有し、更に、優れた
半田耐熱性、寸法安定性を備えたFPCが得られるので
ある。しかしこの基板フィルムの性能をより十分に発揮
させるためには、銅の積層に際して十分な注意を払う必
要がある。
導体としての銅の積層方法としては電解鋼箔或いは圧延
銅箔を耐熱性に優れた接着剤で貼り合わせる方法が一般
に用いられる。この接着剤の選択並びに接着方法は重要
なポイントとなる。
銅箔を耐熱性に優れた接着剤で貼り合わせる方法が一般
に用いられる。この接着剤の選択並びに接着方法は重要
なポイントとなる。
即ち接着剤としては耐熱性に優れたポリイミド系化合物
、エポキシ系化合物が好適な例である。接着剤は−・般
に溶液状で塗布され、溶剤の選定に当たっては接着剤を
溶解することは勿論必要であるが、基材フィルムを侵す
ものであってはならない。この点PPTAフィルムはこ
れら殆んど全ての溶剤に全く侵されることなく、最適な
基材フィルムと言える。
、エポキシ系化合物が好適な例である。接着剤は−・般
に溶液状で塗布され、溶剤の選定に当たっては接着剤を
溶解することは勿論必要であるが、基材フィルムを侵す
ものであってはならない。この点PPTAフィルムはこ
れら殆んど全ての溶剤に全く侵されることなく、最適な
基材フィルムと言える。
以下に実施例を示すが、これらの実施例は本発明を説明
するものであって、本発明を限定するものではない。な
お、実施例中特に規定しない場合は重畳部または重i%
を示す。対数粘度ηinh は95%硫酸100dにポ
リマー0.21を溶解し、50℃で常法で測定した。ド
ープの粘度は、B型粘度計を用い1r、p、mの回転速
度で測定したものである。フィルムの厚さは、直径2薦
の測定面を持ったダイヤルゲージで測定した。
するものであって、本発明を限定するものではない。な
お、実施例中特に規定しない場合は重畳部または重i%
を示す。対数粘度ηinh は95%硫酸100dにポ
リマー0.21を溶解し、50℃で常法で測定した。ド
ープの粘度は、B型粘度計を用い1r、p、mの回転速
度で測定したものである。フィルムの厚さは、直径2薦
の測定面を持ったダイヤルゲージで測定した。
強伸度及びモジュラスは、定速伸長型強伸度測定機によ
り、フィルム試料を10100fiX10の長方形に切
りとり、最初のつかみ長さ5Orran、引張り速度3
0fm/分で5枚の荷重−伸長曲線を描き、これより算
出したものである。
り、フィルム試料を10100fiX10の長方形に切
りとり、最初のつかみ長さ5Orran、引張り速度3
0fm/分で5枚の荷重−伸長曲線を描き、これより算
出したものである。
参考例
低温溶液重合法により、次の如(PPTAを得た。特公
昭55−45986号公報に示された重合装置中でN−
メチルピロリドン1ooo部に無水塩化リチウム70部
を溶解し、次いでバラフェニレンジアミン48.6部を
溶解した。8℃に冷却した後、テレフタル酸ジクロライ
ド91.4部を粉末状で一度に加えた。数分後に重合反
応物はチーズ状に固化したので、特公昭55−4398
6号公報記載の方法にしたがって重合装置より重合反応
物を排出し、直ちに2軸の密閉型ニーグーに移し、同ニ
ーグー中で重合反応物を微粉砕した。次に微粉砕物をヘ
ンシェルミキサー中に移し、はぼ等量の水を加えさらに
粉砕した後、濾過し数回温水中で洗浄して、110℃の
熱風中で乾燥した。ηinhが6.5の淡黄色のPPT
Aポリマー95部を得た。なお、異なったηinhのポ
リマーはN−メチルピロリドンとモノマー(パラフェニ
レンジアミンおよびテレフタル酸ジクロライド)の比、
または/およびモノマー間の比等を変えることによって
容易に得ることができる。
昭55−45986号公報に示された重合装置中でN−
メチルピロリドン1ooo部に無水塩化リチウム70部
を溶解し、次いでバラフェニレンジアミン48.6部を
溶解した。8℃に冷却した後、テレフタル酸ジクロライ
ド91.4部を粉末状で一度に加えた。数分後に重合反
応物はチーズ状に固化したので、特公昭55−4398
6号公報記載の方法にしたがって重合装置より重合反応
物を排出し、直ちに2軸の密閉型ニーグーに移し、同ニ
ーグー中で重合反応物を微粉砕した。次に微粉砕物をヘ
ンシェルミキサー中に移し、はぼ等量の水を加えさらに
粉砕した後、濾過し数回温水中で洗浄して、110℃の
熱風中で乾燥した。ηinhが6.5の淡黄色のPPT
Aポリマー95部を得た。なお、異なったηinhのポ
リマーはN−メチルピロリドンとモノマー(パラフェニ
レンジアミンおよびテレフタル酸ジクロライド)の比、
または/およびモノマー間の比等を変えることによって
容易に得ることができる。
実施例1
ηinhが5,0のPPTAを99.7%の硫酸にポリ
マー濃度15.0%で溶解し、50℃で光学異方性のあ
るドープを得た。このドープの常温における粘度は14
000ポイズだった。製膜しやすくするために、このド
ープをビーカーに入れ約70℃に保った。その時もドー
プは光学異方性を示し粘度は4000ポイズだった。こ
のドープを、30℃のガラス板上に、0.1關の段差を
有するアプリケ−クーで塗布した。このガラス板を、絶
対湿度8.7 y (水)/Kp(乾燥空気)に保たれ
た大気中で60℃に保温しつつ放置した。
マー濃度15.0%で溶解し、50℃で光学異方性のあ
るドープを得た。このドープの常温における粘度は14
000ポイズだった。製膜しやすくするために、このド
ープをビーカーに入れ約70℃に保った。その時もドー
プは光学異方性を示し粘度は4000ポイズだった。こ
のドープを、30℃のガラス板上に、0.1關の段差を
有するアプリケ−クーで塗布した。このガラス板を、絶
対湿度8.7 y (水)/Kp(乾燥空気)に保たれ
た大気中で60℃に保温しつつ放置した。
2分間後にドープは透明な光学等方性ドープとなったの
でガラス板ごと10℃の水浴中に浸せきした。これによ
り凝固したフイ゛ルムを水洗した後周辺を金属製の枠に
固定し、250℃のエアオーブン中で60分間乾燥した
。
でガラス板ごと10℃の水浴中に浸せきした。これによ
り凝固したフイ゛ルムを水洗した後周辺を金属製の枠に
固定し、250℃のエアオーブン中で60分間乾燥した
。
この透明なフィルムの厚みは22μであり、密度は1.
398、TV方向(200)面の配向角は96°、sv
力方向010)面の配向角は44°であった。引張破断
強度はMD力方向TD力方向それぞれ21.1隔tミ2
0.2にり/耐2、モジュラスは各々457 Kg/r
an2.454 Kp/mm2であり、フィルムのηi
nhは4.4であった。
398、TV方向(200)面の配向角は96°、sv
力方向010)面の配向角は44°であった。引張破断
強度はMD力方向TD力方向それぞれ21.1隔tミ2
0.2にり/耐2、モジュラスは各々457 Kg/r
an2.454 Kp/mm2であり、フィルムのηi
nhは4.4であった。
上記フィルムと35μの電解銅箔を次の構造式で示され
る接着剤 を用いて280℃で加熱圧着した。
る接着剤 を用いて280℃で加熱圧着した。
このようにして得られたFpcの特性を第1表に示す。
実施例2
ηinhが6.2のPPTAを99.6%の硫酸に、6
0℃でポリマー濃度が14.0%になるように溶解した
。このドープは80℃で光学異方性を示し、粘度は33
00ポイズであった。このドープを80℃に保ったタン
クに入れ、タンクからギアポンプを経てダイに到る1、
5 mの曲管を80℃に保ち、o、2咽x3ooaのス
リットをもったダイから、鏡面に磨いた移動するハステ
ロイ製のベルトにキャストした。このベルト上で、絶対
湿度7.Or (水)/助(乾燥空気)の20℃の空気
中に35秒間保った後、140℃の熱風を吹きつけるゾ
ーンの中を4秒間で通過させたところ、光学等方性の透
明なドープを得た。このドープを移動ベルト上5℃の水
で凝固させた後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液に
よる中和、水洗を繰返し、酸分の濃度を400 ppm
とした。
0℃でポリマー濃度が14.0%になるように溶解した
。このドープは80℃で光学異方性を示し、粘度は33
00ポイズであった。このドープを80℃に保ったタン
クに入れ、タンクからギアポンプを経てダイに到る1、
5 mの曲管を80℃に保ち、o、2咽x3ooaのス
リットをもったダイから、鏡面に磨いた移動するハステ
ロイ製のベルトにキャストした。このベルト上で、絶対
湿度7.Or (水)/助(乾燥空気)の20℃の空気
中に35秒間保った後、140℃の熱風を吹きつけるゾ
ーンの中を4秒間で通過させたところ、光学等方性の透
明なドープを得た。このドープを移動ベルト上5℃の水
で凝固させた後、水洗、5%水酸化ナトリウム水溶液に
よる中和、水洗を繰返し、酸分の濃度を400 ppm
とした。
この湿フィルムを300℃で20分間、定長乾燥して得
られた透明なフィルムの厚みは18μ、密度は1.38
7テあり、TV方向(200)面の配向角ハ84°、S
V力方向01(1)面の配向角は46°であった。引張
破断強度はMD力方向TD力方向それぞれ24.9 V
4/閣2.25.6助/閣2、モジュラスは各々606
Kg/ltm2.568 Kg/a2であり、フイル
ムノηinhは5.5であった。
られた透明なフィルムの厚みは18μ、密度は1.38
7テあり、TV方向(200)面の配向角ハ84°、S
V力方向01(1)面の配向角は46°であった。引張
破断強度はMD力方向TD力方向それぞれ24.9 V
4/閣2.25.6助/閣2、モジュラスは各々606
Kg/ltm2.568 Kg/a2であり、フイル
ムノηinhは5.5であった。
上記フィルムと35μの電解銅箔゛を次の構造を有する
接着剤 を用いて220℃で加熱圧着した。
接着剤 を用いて220℃で加熱圧着した。
このようにして得られたFPCの特性を第1表に示す。
実施例3
実施例2と同じドープを用い、全く同じ製膜装置により
ベルト上にキャストした後、同じ雰囲気の空気中を移動
させる際、市販の加湿器により絶対湿度を約141(水
)/Kg(乾燥空気)に調整したボックス内を15秒間
で走らせながら、キャスト地点から熱風ゾーンまでは実
施例2に同じく65秒間かかるような速度で、次に70
℃の熱風を吹きつけるゾーンの中を4秒間で通過させた
ところ、光学等方性の透明なドープを得た。その後の凝
固、水洗、中和、水洗、乾燥工程は実施例2と全く同様
に行ない、得られたフィルムの性質は、厚みが18μ、
密度1.383であり、T’7方向(200)面の配向
角は84°、sv力方向010)面の配向角は43°で
あった。引張破断強度はMD力方向TD力方向それぞれ
26.5Kg/rranミ26.3Kg/■2、モジュ
ラスは620Kg/籠ミ5631g/lrrm2であり
、フィルムのηinhは5.7であった。
ベルト上にキャストした後、同じ雰囲気の空気中を移動
させる際、市販の加湿器により絶対湿度を約141(水
)/Kg(乾燥空気)に調整したボックス内を15秒間
で走らせながら、キャスト地点から熱風ゾーンまでは実
施例2に同じく65秒間かかるような速度で、次に70
℃の熱風を吹きつけるゾーンの中を4秒間で通過させた
ところ、光学等方性の透明なドープを得た。その後の凝
固、水洗、中和、水洗、乾燥工程は実施例2と全く同様
に行ない、得られたフィルムの性質は、厚みが18μ、
密度1.383であり、T’7方向(200)面の配向
角は84°、sv力方向010)面の配向角は43°で
あった。引張破断強度はMD力方向TD力方向それぞれ
26.5Kg/rranミ26.3Kg/■2、モジュ
ラスは620Kg/籠ミ5631g/lrrm2であり
、フィルムのηinhは5.7であった。
上記フィルムと35μの電解銅箔を実施例2と同じ接着
剤により220℃で加熱圧着した。得られたFPCの特
性を第1表に示す。
剤により220℃で加熱圧着した。得られたFPCの特
性を第1表に示す。
比較例1
実施例2において、ベルト上にキャストする代わりに、
1c1rLの空気層を介して、5℃の水に直接凝固させ
た。後の処理は実施例2と同様に行ない得られた不透明
なフィルムの厚みは24μ、密度は1.416であり、
TV方向(200)面の配向角は44°、sv力方向o
lo)面の配向角は57°であった。引張破断強度はM
D力方向TD力方向それぞれ26.0 K9/順2.3
,4Kf/+o+2、モジュラスは各々647 K17
m2.551Kq/mm2であり、フィルムの’7in
hは5.6であった。
1c1rLの空気層を介して、5℃の水に直接凝固させ
た。後の処理は実施例2と同様に行ない得られた不透明
なフィルムの厚みは24μ、密度は1.416であり、
TV方向(200)面の配向角は44°、sv力方向o
lo)面の配向角は57°であった。引張破断強度はM
D力方向TD力方向それぞれ26.0 K9/順2.3
,4Kf/+o+2、モジュラスは各々647 K17
m2.551Kq/mm2であり、フィルムの’7in
hは5.6であった。
このフィルムはMD力方向容易に裂は取扱いの困難なも
のであったが、実施例2と全く同様な方法で銅を積層さ
せFPCとした。しかし、とのFpcは260℃の半田
浴に浸せきして引上げると、カールしてしまいFPCと
はなり得ないものであった。
のであったが、実施例2と全く同様な方法で銅を積層さ
せFPCとした。しかし、とのFpcは260℃の半田
浴に浸せきして引上げると、カールしてしまいFPCと
はなり得ないものであった。
「発明の効果」
実施例に示した如く、本発明のFPCは、MD方向とT
D方向に極めてバランスがとれ、かつ市販のフィルムに
はない高い強度とモジュラスを有するベースフィルムと
してのPPTAフィルムに支えられた良好な機械的性質
を示す。更にFpcに要求される種々の特性、例えば半
田耐熱性、熱寸法安定性、可撓性、耐薬品性、電気特性
など、多くの点で非常に優れた特性を発揮することは実
施例に示した通りである。
D方向に極めてバランスがとれ、かつ市販のフィルムに
はない高い強度とモジュラスを有するベースフィルムと
してのPPTAフィルムに支えられた良好な機械的性質
を示す。更にFpcに要求される種々の特性、例えば半
田耐熱性、熱寸法安定性、可撓性、耐薬品性、電気特性
など、多くの点で非常に優れた特性を発揮することは実
施例に示した通りである。
図面は結晶配向角を求める際のPPTAフィルムに対す
るX線の入射方向を示す。
るX線の入射方向を示す。
Claims (1)
- 対数粘度ηinhが2.5以上の実質的にポリパラフエ
ニレンテレフタラミドより成るフィルムであつて、その
密度が1.365から1.405の範囲にあり、フィル
ム表面に直角に入射したX線による(200)面の結晶
配向角が70°以上であり、フィルム表面に並行に入射
したX線による(010)面の結晶配向角が60°以下
の面配向性を有するフィルムを絶縁基板とし、そのフィ
ルムの少なくとも片面に銅を積層させてなるフレキシブ
ルプリント配線用基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60088427A JPH0687368B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | フレキシブルプリント配線用基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60088427A JPH0687368B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | フレキシブルプリント配線用基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61248305A true JPS61248305A (ja) | 1986-11-05 |
JPH0687368B2 JPH0687368B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=13942484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60088427A Expired - Lifetime JPH0687368B2 (ja) | 1985-04-24 | 1985-04-24 | フレキシブルプリント配線用基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687368B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01236684A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-09-21 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フレキシブルプリント配線基板 |
JPH03142991A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-18 | Toray Ind Inc | 金属ベース回路基板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537866A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-17 | Fuji Electric Co Ltd | Speed controller for motor |
-
1985
- 1985-04-24 JP JP60088427A patent/JPH0687368B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5537866A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-17 | Fuji Electric Co Ltd | Speed controller for motor |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01236684A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-09-21 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フレキシブルプリント配線基板 |
JPH03142991A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-18 | Toray Ind Inc | 金属ベース回路基板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687368B2 (ja) | 1994-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |