JPS6124609Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば洗面ユニツトと並設される洗濯
機等の排水を洗面ユニツト内で集合一体化するこ
とのできる洗面ユニツトに関する。

従来、例えば洗面ユニツトと洗濯機を並設して
設置する場合、各々に独立して排水管を設ける等
の排水施工が行なわれ、これが為、排水工事が複
雑になつていた。

又、このようにそれぞれ独立して排水させてい
る為洗面ユニツトと洗濯機をある程度離して設置
する必要があり、狭い洗面所においては両者を設
置することができないといつた場合もある。

本考案は叙上の欠点に鑑み為されたものであり
排水を集合一体化させ、排水工事を楽にすると共
に洗面ユニツトと洗濯機を密着設置することがで
きる洗面ユニツトを提供することを目的とするも
のである。

以下実施例として示した図面に基づき本考案を
詳述する。

第１図において１は洗面ユニツト２はその側
板、３は底板である。そのて底板には従来と同様
に排水口６が穿設されており、洗面ユニツト１か
らの排水がこの排水口６から系外に排水されるよ
うになつている。この洗面ユニツト１の側板２に
は穴５１が底板３には穴５２があけられ、第２図
に示す排水ボツクス７の小突出部９，１０がそれ
ぞれ挿通されるようになつている。

図において左右に同様の穴５１，５２を設けて
いるのは左右勝手を考慮してのことである。

第２図は排水ボツクス７を示し、ボツクス７の
上面及び側面には前述したように小突出部９，１
０が底板にはフレキシブル管８がボツクス７と連
通連結されている。

このボツクス７は洗面ユニツト１内に着脱自在
に配設されるものである。

第３図はボツクス７を洗面ユニツト１内に配設
し洗濯機１１からの排水をボツクス７に導入させ
て洗面ユニツト１と洗濯機１１を密着並設した場
合の配管状態を示すものである。洗面ユニツト１
のボールから伸びる排水管の終端はボツクス７の
上部突出部９内に挿通され、洗濯機１１の排水ホ
ース１２はボツクス７の側部小突出部１０内に挿
入されて両者１，１１の排水がボツクス７に集水
されるようになつている。

又、ボツクス７から下方へ連結させたフレキシ
ブル管８は洗面ユニツト１の底板３に穿設された
穴５２内に挿通され、洗面ユニツト１のケコミ部
分に形成されている下部室内を経て、排水口６に
通じている。１３は排水管である。

而して洗面ユニツト１からの排水及び洗濯機１
１からの排水ボツクスに集合されてフレキシブル
管８から排水管１３に至つて系外に排出されるの
である。

以上は洗面台の横に洗濯機がくる場合のことに
ついて述べたが例えば洗濯槽流し等の他の水回り
設備が設置される場合も同様であることは勿論の
ことである。

以上のように洗面ユニツトのキヤビネツトを形
成する側板、又は底板又は両板に排水管挿通用の
穴を穿設すると共に、該排水管を集合させる排水
ボツクスを着脱自在に洗面ユニツトのキヤビネツ
ト内に配設して成るので本考案に係る洗面ユニツ
トは下記の特長を有し、実用上極めて有効な効果
を有するのである。

(1) 洗面ユニツト、洗濯機等からの排水は排水ボ
ツクスに集水されて一体の排水管から排水され
るので排水工事が１ケ所ですみ、施工が容易で
ある。

(2) 洗濯機の洗面ユニツトに密着設置することが
できるので狭い洗面所にあつても両者を設置し
得る。

(3) 排水ボツクスは着脱自在となつているのでこ
れが不要な場合は取り外しが容易である。又ボ
ツクスの清掃、点検等も容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は洗面ユニツトの要部斜視図、第２図は
排水ボツクスを示す斜視図、第３図は断面略図で
ある。 １……洗面ユニツト、５１，５２……穴、７…
…排水ボツクス、１１……洗濯機。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗面ユニツトのキヤビネツトを形成する側板、
   又は底波又は両板に排水管挿通用の穴を穿設する
   と共に、該排水管を集合させる排水ボツクスと着
   脱自在に洗面ユニツトのキヤビネツト内に配設し
   て成る洗面ユニツト。