JPS61245377A - 難燃性を有する繊維製品 - Google Patents
難燃性を有する繊維製品Info
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- JPS61245377A JPS61245377A JP60083447A JP8344785A JPS61245377A JP S61245377 A JPS61245377 A JP S61245377A JP 60083447 A JP60083447 A JP 60083447A JP 8344785 A JP8344785 A JP 8344785A JP S61245377 A JPS61245377 A JP S61245377A
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- Japan
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- flame
- acid
- binder
- weight
- fibers
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、難燃性の優れ九繊維製品に関する・（従来の
技術） 従来、１０１億２６以上の繊維素材として難燃性のポリ
エステル、ボリクラール繊維、モダクリル系繊維、芳香
族ポリアミド繊維、ノボロイド繊維等が知られておシ、
また綿、レーヨン、ウール、ポリエステル等の通常の繊
維に難燃化剤を付与してＬＯＩ値２６以上の難燃性を得
る方法も知られて−る。
技術） 従来、１０１億２６以上の繊維素材として難燃性のポリ
エステル、ボリクラール繊維、モダクリル系繊維、芳香
族ポリアミド繊維、ノボロイド繊維等が知られておシ、
また綿、レーヨン、ウール、ポリエステル等の通常の繊
維に難燃化剤を付与してＬＯＩ値２６以上の難燃性を得
る方法も知られて−る。
これらの繊維素材は織物、編物、不織布等の布帛に形成
され、これらの布帛には更に縫製、接着加工などがなさ
れ、被服、工業製品等として用いられるが、これらの製
造過程では各種の糊剤ある−はバインダーが使用されて
いる。例えば製織工程ではサイジング剤とＰ’ＶＡ、ア
クリル系樹脂、でんぷん等が糸に付与され、不織布製造
の際にはアクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン
系樹脂等がバインダーとして使用されている。更に繊維
製品の仕上げ工程忙おいては風合調節、防皺性、防水性
、形態安定性等の緒特性向上の目的で糊剤（各種樹脂）
が付与されている。
され、これらの布帛には更に縫製、接着加工などがなさ
れ、被服、工業製品等として用いられるが、これらの製
造過程では各種の糊剤ある−はバインダーが使用されて
いる。例えば製織工程ではサイジング剤とＰ’ＶＡ、ア
クリル系樹脂、でんぷん等が糸に付与され、不織布製造
の際にはアクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン
系樹脂等がバインダーとして使用されている。更に繊維
製品の仕上げ工程忙おいては風合調節、防皺性、防水性
、形態安定性等の緒特性向上の目的で糊剤（各種樹脂）
が付与されている。
このように、これらの糊剤あるいはバインダーは繊維製
品の品質同上、製造過程における障害の減少、作業能率
の向上のために不可欠なものである。
品の品質同上、製造過程における障害の減少、作業能率
の向上のために不可欠なものである。
しかし、前記したＬＯＩ値２６以上の繊維素材、又は難
燃化剤を繊維製品に付与してＬＯＩ値２６以上としたも
のは、これらの糊剤あるいはバインダーにより難燃性、
耐熱性が阻害される場合が多く、場合によっては、これ
が難燃性繊維かと疑うような低下を起こすこともある。
燃化剤を繊維製品に付与してＬＯＩ値２６以上としたも
のは、これらの糊剤あるいはバインダーにより難燃性、
耐熱性が阻害される場合が多く、場合によっては、これ
が難燃性繊維かと疑うような低下を起こすこともある。
上記糊剤あるいはバインダーにょる難燃性阻害の程度は
、その繊維の難燃化機構と糊剤あるりはバインダーの種
類によシ異なるが、一般に難燃性ポリエステル繊維のよ
うな熱溶融ドリップによる難燃化タイプのものがボリク
ラール繊維のような燃焼ガスによる酸素欠乏タイプのも
のよシもその程度は大きい。もちろん糊剤あるいはバイ
ンダーが最終製品にまで残存する場合、例えば不織布の
バインダーの場合、製織、編成上ル（生機）のまま使用
する場合、仕上工程で糊剤あるいはバインダーを付与し
た場合等は阻害の程度が著しい。
、その繊維の難燃化機構と糊剤あるりはバインダーの種
類によシ異なるが、一般に難燃性ポリエステル繊維のよ
うな熱溶融ドリップによる難燃化タイプのものがボリク
ラール繊維のような燃焼ガスによる酸素欠乏タイプのも
のよシもその程度は大きい。もちろん糊剤あるいはバイ
ンダーが最終製品にまで残存する場合、例えば不織布の
バインダーの場合、製織、編成上ル（生機）のまま使用
する場合、仕上工程で糊剤あるいはバインダーを付与し
た場合等は阻害の程度が著しい。
これらの障害に対処するため、従来は、糊剤あるいはバ
インダーに難燃化剤を投与し一７’？＋シ、塩化ビニリ
デン系樹脂のような難燃性タイプの糊剤あるｖｈはバイ
ンダーを使用していたが、これらの糊剤あるいはバイン
ダーは、本来の糊剤あるいはバインダーの性能を犠牲に
することが多く、更にコストアップになったシ、難燃性
の耐久性（耐洗濯性など）が低下したシ、製品の強力低
下を招くなど、種々の問題を惹起する。
インダーに難燃化剤を投与し一７’？＋シ、塩化ビニリ
デン系樹脂のような難燃性タイプの糊剤あるｖｈはバイ
ンダーを使用していたが、これらの糊剤あるいはバイン
ダーは、本来の糊剤あるいはバインダーの性能を犠牲に
することが多く、更にコストアップになったシ、難燃性
の耐久性（耐洗濯性など）が低下したシ、製品の強力低
下を招くなど、種々の問題を惹起する。
また仕上工程で糊抜き、精練、洗浄等にょ９糊剤あるい
はバインダーが除去される場合も、通常の繊維製品に比
べて一層完全な除去が要求されて厳しい管理が必要とな
る。
はバインダーが除去される場合も、通常の繊維製品に比
べて一層完全な除去が要求されて厳しい管理が必要とな
る。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明は、前述したような難燃性繊維又はその製品の糊
剤ある鱒はバインダーによる難燃性低下を防止し、しか
も糊剤あるいはバインダー中罠難燃化剤を投与したり、
仕上工程に訃いて糊剤ある−はバインダーを完全に除去
する必要もない繊維製品を得るものである。
剤ある鱒はバインダーによる難燃性低下を防止し、しか
も糊剤あるいはバインダー中罠難燃化剤を投与したり、
仕上工程に訃いて糊剤ある−はバインダーを完全に除去
する必要もない繊維製品を得るものである。
（問題点を解決するための手段）
本発明はエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合
物を必須成分として含むジカルボン酸成分とグリコール
成分からなる水圧溶解または分散させるのに溶剤もしく
は界面活性剤を必要としな鱒融点が７０〜２００″Ｃま
たは軟化点が４０〜Ｚｏｏ ’Ｃのポリエステル樹脂を
主剤とするバインダーが繊維重量に対して固形分で少な
くとも１．５〜３０．０重量−付与された難燃性を有す
る繊維製品である。
物を必須成分として含むジカルボン酸成分とグリコール
成分からなる水圧溶解または分散させるのに溶剤もしく
は界面活性剤を必要としな鱒融点が７０〜２００″Ｃま
たは軟化点が４０〜Ｚｏｏ ’Ｃのポリエステル樹脂を
主剤とするバインダーが繊維重量に対して固形分で少な
くとも１．５〜３０．０重量−付与された難燃性を有す
る繊維製品である。
本発明にバインダーとして用いられるポリエステル樹脂
は結晶性ポリエステル樹脂であってもよいし非品性ポリ
エステル樹脂であってもよいが融点が７０″Ｃ以下ま九
は軟化点が４０″Ｃ以下であると付与した繊維製品が粘
着性を持ち、融点または軟化点が２００℃以上では溶融
・ドリップ性が阻害され難燃性が低下する。該ポリエス
テル樹脂のシカにボン酸成分としてはテレフタル酸、イ
ソフタル 酸のような芳香族ジカルボン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジオン酸、ダイマー酸、テトラハイドロフタル酸、ヘ
キサハイトロンタル酸、ヘキサハイドロイソフタル酸、
ヘキサハイドロテレフタル酸等の脂肪族又は脂環族ジカ
ルボン酸が例示される。またｐ−ヒドロキシ安息香酸、
Ｐ （２−ヒドロキシエトキシ］安息香酸、ヒドロキ
シピバリン酸、ｒ−ブチロラクトン、ξ−カプロラクト
ン等のオキシ酸、環状エステルも使用しうる。
は結晶性ポリエステル樹脂であってもよいし非品性ポリ
エステル樹脂であってもよいが融点が７０″Ｃ以下ま九
は軟化点が４０″Ｃ以下であると付与した繊維製品が粘
着性を持ち、融点または軟化点が２００℃以上では溶融
・ドリップ性が阻害され難燃性が低下する。該ポリエス
テル樹脂のシカにボン酸成分としてはテレフタル酸、イ
ソフタル 酸のような芳香族ジカルボン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジオン酸、ダイマー酸、テトラハイドロフタル酸、ヘ
キサハイトロンタル酸、ヘキサハイドロイソフタル酸、
ヘキサハイドロテレフタル酸等の脂肪族又は脂環族ジカ
ルボン酸が例示される。またｐ−ヒドロキシ安息香酸、
Ｐ （２−ヒドロキシエトキシ］安息香酸、ヒドロキ
シピバリン酸、ｒ−ブチロラクトン、ξ−カプロラクト
ン等のオキシ酸、環状エステルも使用しうる。
グリコール成分としては、炭素数２〜８の脂肪族グリコ
ール、即ちエチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、１
・３−プロパンジオール、１・４−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ｌ・５−ベンタンジオール、ネ
オベンチルクリコール、ｌ・６−ヘキサンジオール等、
炭素数３〜１２の脂環族グリコール、即ちｌ・４−シク
ロヘキサンジメタツール等、ポリエーテルポリオール、
即ちジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジエチレングリコール等が挙げられる。
ール、即ちエチレングリコール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、１
・３−プロパンジオール、１・４−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ｌ・５−ベンタンジオール、ネ
オベンチルクリコール、ｌ・６−ヘキサンジオール等、
炭素数３〜１２の脂環族グリコール、即ちｌ・４−シク
ロヘキサンジメタツール等、ポリエーテルポリオール、
即ちジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジエチレングリコール等が挙げられる。
本発明に用いられるエステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物としては、具体的にはスルホイソフタル酸
、スルホテレフタル酸、４−スルホナフタリン−２・７
−ジカルボン酸、５−（４−スルホフェノキシ）イソフ
タル酸等が挙げられるが５−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸が好ましく、これらはアルカリ金属又はアルカリ土
類金属の塩となっていることが好ましい。
金属塩化合物としては、具体的にはスルホイソフタル酸
、スルホテレフタル酸、４−スルホナフタリン−２・７
−ジカルボン酸、５−（４−スルホフェノキシ）イソフ
タル酸等が挙げられるが５−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸が好ましく、これらはアルカリ金属又はアルカリ土
類金属の塩となっていることが好ましい。
これらのポリエステル樹脂は水溶性もしくは水分散性と
する次めにモノマー成分を選択し、配合割合も考慮した
共重合体とすることが必要である。
する次めにモノマー成分を選択し、配合割合も考慮した
共重合体とすることが必要である。
スルホン酸塩基を有するモノマー成分はポリエステル全
量に対して０．５モルチ以上存在しなければならず、１
．５モルチ以上存在することが好ましい。
量に対して０．５モルチ以上存在しなければならず、１
．５モルチ以上存在することが好ましい。
具体的には、スルホン酸塩基を含有しない芳香族ジカル
ボン酸が３０〜９９．５モルチ、脂肪族又は脂環族ジカ
ルボン酸が０〜５０モルチ、スルホン酸基含有ジカルボ
ン酸が０．５〜２０モルチ及びポリオール成分からなる
ポリエステルが挙けられる。その分子量は２５００〜３
００００のものが好ましい。スルホン酸基を含有しない
芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸及びイソフタ
ル酸が好ましくテレフタル酸が０〜５０重量％、イソフ
タル酸が１００〜５０重量−であることが望ましい。
ボン酸が３０〜９９．５モルチ、脂肪族又は脂環族ジカ
ルボン酸が０〜５０モルチ、スルホン酸基含有ジカルボ
ン酸が０．５〜２０モルチ及びポリオール成分からなる
ポリエステルが挙けられる。その分子量は２５００〜３
００００のものが好ましい。スルホン酸基を含有しない
芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸及びイソフタ
ル酸が好ましくテレフタル酸が０〜５０重量％、イソフ
タル酸が１００〜５０重量−であることが望ましい。
上記ポリエステル樹脂は水溶液もしくは水分散液として
繊維に付与するが、付与量は繊維重量に対し、固形分で
少くとも１．５〜３０．０重量％、好ましくは３．０〜
２０．０重量−である。付与量が１．５重量％を下回る
とバインダーとしての効果が不充分であｊｉ）、３０．
０重量−以上使用すると難燃性の低下及び不経済である
のみならず、風合等に悪影響を与える。
繊維に付与するが、付与量は繊維重量に対し、固形分で
少くとも１．５〜３０．０重量％、好ましくは３．０〜
２０．０重量−である。付与量が１．５重量％を下回る
とバインダーとしての効果が不充分であｊｉ）、３０．
０重量−以上使用すると難燃性の低下及び不経済である
のみならず、風合等に悪影響を与える。
本発明には、上記ポリエステル樹脂とともに必要ＫＬじ
て従来からの糊剤あるいはバインダー等を併用してもよ
いし、ま次合わせて難燃剤を加えてもよい。
て従来からの糊剤あるいはバインダー等を併用してもよ
いし、ま次合わせて難燃剤を加えてもよい。
本発明の繊維製品には、織物、編物、不織布等はもちろ
ん、これら又はこれらと樹脂被膜等とを積層したような
積層品も含まれる。
ん、これら又はこれらと樹脂被膜等とを積層したような
積層品も含まれる。
なお、本発明に用いられる難燃性を有する繊維素材とし
ては、先に述べたように燐化合物等の難燃性化合物を共
重合させた難燃ポリエステル、ボリクラール繊維、モダ
アクリル系繊維、芳香族ポリアミド繊維、ノボロイド繊
維等の本来難燃性を有する熱可塑性合成繊維又はポリエ
ステル等の従来の繊維に難燃化剤を付与して難燃性とし
た熱可塑性合成繊維であって、ＬＯＩ値が２６以上のも
のが含まれる。
ては、先に述べたように燐化合物等の難燃性化合物を共
重合させた難燃ポリエステル、ボリクラール繊維、モダ
アクリル系繊維、芳香族ポリアミド繊維、ノボロイド繊
維等の本来難燃性を有する熱可塑性合成繊維又はポリエ
ステル等の従来の繊維に難燃化剤を付与して難燃性とし
た熱可塑性合成繊維であって、ＬＯＩ値が２６以上のも
のが含まれる。
（作用）
本発明に使用されるポリエステル樹脂バインダーは融点
が７０〜２００°Ｃまたは軟化点が約４０〜２００°Ｃ
であるため、熱溶融ドリップ性がある。従って燃焼時に
炭化残留物が核となって燃え続けるいわゆるローソク現
象を起こさないため難燃性を阻害しないと考えられる。
が７０〜２００°Ｃまたは軟化点が約４０〜２００°Ｃ
であるため、熱溶融ドリップ性がある。従って燃焼時に
炭化残留物が核となって燃え続けるいわゆるローソク現
象を起こさないため難燃性を阻害しないと考えられる。
以下実施例で具体的に説明する。
実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。種々の特性
の評価は下記の方法に従っ九。
の評価は下記の方法に従っ九。
（１） 分子量
分子量測定装置（日立製作所製１１５形）を使用し測定
した。
した。
（２） 結晶融点および結晶融解熱
示差走査製熱量計（高滓製作所製）により昇温速度ｌＯ
°Ｃ／分にて測定した。
°Ｃ／分にて測定した。
（３） 軟化点
全自動融点測定装置（ＭＰＴＴＬＩ！ｉＲ社製、ＭＯＤ
Ｉ！１ＬＦＰ−１７を使用し測定した。
Ｉ！１ＬＦＰ−１７を使用し測定した。
（４） 限界酸素指数値（ｂｏＩ値）Ｊ工Ｓ−に−７
２０１（１９７６年）に従って測定した。
２０１（１９７６年）に従って測定した。
（実施例）
実施例１及び比較例１．２
ジメチルインフタレート８フ３部、５−ナトリウムスル
ホイソフタル酸ジメチル１４８部、ジエチレングリコー
ル１２００部、酢酸亜鉛０．４４部、酢酸ナトリウム０
．０５部および三酸化アンチモン０．４３部奢反応容器
に仕込み、１４０°Ｃ〜２２０°Ｃで４時間かけてエス
テル変換反応を行った。次いで、２６０”Ｃｕｔで昇温
しつつ反応系内を除々に減圧していき１時間後に５１１
１Ｗｌｌｉｇとした。そして最後に２６０℃、０．１〜
０．３ｆｆＨｇの減圧下で１時間重縮合反応を行ない、
分子量７００Ｑ、軟化点１０５°Ｃの非品性ポリエステ
ル樹脂を得た。ＮＭＲ等の組成分析の結果、ポリエステ
ル樹脂の組成は、インフタル酸９０モルチ、５−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸１０％ルチ、エチレングリコー
ル１００モル嘔でおった。またポリ量チ分散液をＬＯＩ
値３０の難燃性ポリエステル繊維紡績糸（３０：Ｉ手単
糸）に付与し、経密度５ Ｆ４／２５ 麿、緯密度５０
本７２５鰭の平織布を製織して難燃性の試験を行う九。
ホイソフタル酸ジメチル１４８部、ジエチレングリコー
ル１２００部、酢酸亜鉛０．４４部、酢酸ナトリウム０
．０５部および三酸化アンチモン０．４３部奢反応容器
に仕込み、１４０°Ｃ〜２２０°Ｃで４時間かけてエス
テル変換反応を行った。次いで、２６０”Ｃｕｔで昇温
しつつ反応系内を除々に減圧していき１時間後に５１１
１Ｗｌｌｉｇとした。そして最後に２６０℃、０．１〜
０．３ｆｆＨｇの減圧下で１時間重縮合反応を行ない、
分子量７００Ｑ、軟化点１０５°Ｃの非品性ポリエステ
ル樹脂を得た。ＮＭＲ等の組成分析の結果、ポリエステ
ル樹脂の組成は、インフタル酸９０モルチ、５−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸１０％ルチ、エチレングリコー
ル１００モル嘔でおった。またポリ量チ分散液をＬＯＩ
値３０の難燃性ポリエステル繊維紡績糸（３０：Ｉ手単
糸）に付与し、経密度５ Ｆ４／２５ 麿、緯密度５０
本７２５鰭の平織布を製織して難燃性の試験を行う九。
また比較例として、５−ナトリウムスルホイソフタル酸
成分を含有せず、テレフタル酸成分を１００モルチ、ク
リコールトシてエチレンクリコール３５モル％、１・４
ブタンジオ一ル６５モルチからなる融点２３Ｇ”Ｃの結
晶性ポリエステルを溶剤溶液として用いた場合（比較例
１）、ｐｖａ、でんぷん、アクリル系樹脂を重量比で５
０：４０：１０の割合で混合した糊剤を使用した場合（
比較例２）と比較した。その結果は第１表の通シでおる
。
成分を含有せず、テレフタル酸成分を１００モルチ、ク
リコールトシてエチレンクリコール３５モル％、１・４
ブタンジオ一ル６５モルチからなる融点２３Ｇ”Ｃの結
晶性ポリエステルを溶剤溶液として用いた場合（比較例
１）、ｐｖａ、でんぷん、アクリル系樹脂を重量比で５
０：４０：１０の割合で混合した糊剤を使用した場合（
比較例２）と比較した。その結果は第１表の通シでおる
。
第１費から明らかなように、本発明の製品は１１ｏＩ値
が殆んど低下しないのに対して比較例１のものは大きく
低下し、難燃性も不合格となっている。
が殆んど低下しないのに対して比較例１のものは大きく
低下し、難燃性も不合格となっている。
実施例２、比較例３
実施例ＩＫ記載した方法にしたがってジカルボン酸成分
としてテレフタル酸成分４５モル−、インフタル酸成分
５０モルチ、５−ナトＩＪウムスルホインフタル酸５モ
ルチ、グリコール成分としてエチレングリコール５８モ
ルｆｂ、Ｌ６−ヘキサンジオール４コ １２５°Ｃの結晶性ポリエステル樹脂を調製しこのポリ
エステル樹脂の１５重量−分散液をポリフラール繊維紡
績糸（３０番手単糸）に付与し、実施例１と同じ密度の
平織布を製織して難燃性の試験を行った。また比較のた
めにＰＴＡ 、でんぷん、アクリル系樹脂を重量比で５
０ ： ４５ ： ５０割合で混合した糊剤を使用した
場合（比較例３）について比較し良。その結果は第２表
の通りである。なお、試験法は実施例１と同じである。
としてテレフタル酸成分４５モル−、インフタル酸成分
５０モルチ、５−ナトＩＪウムスルホインフタル酸５モ
ルチ、グリコール成分としてエチレングリコール５８モ
ルｆｂ、Ｌ６−ヘキサンジオール４コ １２５°Ｃの結晶性ポリエステル樹脂を調製しこのポリ
エステル樹脂の１５重量−分散液をポリフラール繊維紡
績糸（３０番手単糸）に付与し、実施例１と同じ密度の
平織布を製織して難燃性の試験を行った。また比較のた
めにＰＴＡ 、でんぷん、アクリル系樹脂を重量比で５
０ ： ４５ ： ５０割合で混合した糊剤を使用した
場合（比較例３）について比較し良。その結果は第２表
の通りである。なお、試験法は実施例１と同じである。
第２表
実施例２の製品は、比較例２と比較して１．ＯＩ値が遥
かに優れている。
かに優れている。
（効果）
本発明によれば前記実施例で示した如く、経糸糊剤とし
て用いて製織後布量の形態を維持するため脱糊すること
なく仕上げても良好な難燃性をもつ繊維製品が得られる
。
て用いて製織後布量の形態を維持するため脱糊すること
なく仕上げても良好な難燃性をもつ繊維製品が得られる
。
ｔたバインダーや風合調整剤として布帛状で用いてもす
ぐれた難燃性をもつ繊維製品が提供できる。また本発明
にバインダーとして用いるポリエステル樹脂は繊維に対
する接着力が優れ、難燃性の耐久性に大きな効果がある
。更に溶剤や界面活柱側を使用することなく、水圧溶解
又は分散するので処理加工時の取扱いが容易であシ、製
織時の経糸糊剤、フロフキ−加工用のバインダー、芯地
用の糊剤、不織布用のバインダー、仕上加工時の糊剤と
して幅広く用いられ、難燃性を保持させることができる
。
ぐれた難燃性をもつ繊維製品が提供できる。また本発明
にバインダーとして用いるポリエステル樹脂は繊維に対
する接着力が優れ、難燃性の耐久性に大きな効果がある
。更に溶剤や界面活柱側を使用することなく、水圧溶解
又は分散するので処理加工時の取扱いが容易であシ、製
織時の経糸糊剤、フロフキ−加工用のバインダー、芯地
用の糊剤、不織布用のバインダー、仕上加工時の糊剤と
して幅広く用いられ、難燃性を保持させることができる
。
時計出願人 東洋紡績株式会社
Claims (3)
- （１）エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
を必須成分として含むジカルボン酸成分とグリコール成
分とからなる水に溶解または分散させるのに溶剤もしく
は界面活性剤を必要としない融点が７０〜２００℃また
は軟化点が４０〜２００℃のポリエステル樹脂を主剤と
するバインダーが繊維重量に対して固形分で少なくとも
１．３〜３０．０重量％付与された難燃性を有する繊維
製品。 - （２）エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
が全酸成分に対し０．５〜２０モル％である特許請求範
囲第１項記載の難燃性を有する繊維製品。 - （３）繊維製品の限界酵素指数値（ＬＯＩ値）が２６以
上である特許請求範囲第１項記載の難燃性を有する熱可
塑性合成繊維製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60083447A JPS61245377A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 難燃性を有する繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60083447A JPS61245377A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 難燃性を有する繊維製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61245377A true JPS61245377A (ja) | 1986-10-31 |
Family
ID=13802690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60083447A Pending JPS61245377A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 難燃性を有する繊維製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61245377A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2024062774A1 (ja) * | 2022-09-20 | 2024-03-28 | 日華化学株式会社 | ポリエステル樹脂、顔料捺染用バインダー、顔料捺染用インク及びポリエステル樹脂の製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50157691A (ja) * | 1972-07-13 | 1975-12-19 | ||
| JPS55155076A (en) * | 1979-05-23 | 1980-12-03 | Toyobo Co Ltd | Polyester adhesive having flame retardancy |
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1985
- 1985-04-18 JP JP60083447A patent/JPS61245377A/ja active Pending
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