JPS61244211A - 結露防止カバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、壁埋込み型の配線器具の設置に用いられる
結露防止カバーに関する。

〔背景技術〕

従来、壁埋込み型の配線器具は、取付金具に取り付けら
れた状態で、壁の開口に直接固定されるか、あるいは、
壁の開口に設置された配線ボックスに固定されている。

しかし、配線器具をこのように設置すると、壁の裏側あ
るいは内部の湿気が配線器具内に侵入して結露するか、
配線器具外で結露したものが配線を伝って器具内に入り
込むという問題があった。

配線器具内に結露が入ると、配線器具の破損や漏電等の
電気事故の原因になる。

〔発明の目的〕

この発明は、このような問題を解決するためになされた
ものであって、配線器具での結露を防止するカバーを提
供することを目的としている。

〔発明の開示〕

前記のような目的を達成するため、この発明は、壁に設
けられる開口に配置されて、開口に設置された配線器具
の裏側を塞ぐカバーであって、配線器具が収納される弾
性材からなる収納部を備え、収納部の壁には配線器具に
接続される配線の挿入用穴が設けられている結露防止カ
バーをその要旨としている。以下に、この発明の詳細な
説明する。

第１図および第２図中、１で示されているものが、この
発明にかかる結露防止カバーの実施例である。この結露
防止カバー１は、全体がゴム質等の弾性材からなり、図
にみるように、内部に配線器具が収納される収納部２を
持ち、収納部２の前面開口にはフランジ３が設けられて
いる。収納部２の底面には筒体２ａが固定され、筒体２
ａの穴が収納部２の底壁を貫通する穴とつながって、配
線挿入用穴４となっている。この配線挿入用穴４の径は
配線の径よりも少し細くなっている。フランジ３の裏側
には、縁に沿い、全周にわたって突条５が設けられてい
る。

この結露防止カバーは、たとえば、つぎのようにして用
いられる。第２図により、薄壁６に設けられた開ロアに
配線器具を設置する場合を説明する。まず、薄壁６の裏
側に配置された配線８をカバー１の配線挿入用穴４に通
し、その先端を配線器具９に接続する。配線８を通さな
い残りの配線挿入用穴４は、筒体２ａの先端に蓋をする
等して塞ぐ。あらかじめ、配線の本数分だけ配線挿入用
穴４を設けておくようにしてもよい。つぎに、カバーの
収納部２を開ロア内に挿入し、フランジ３を開ロアの縁
にあてる。配線器具９を取付枠１０に取りつけ、配線器
具９をカバーの収納部２内に収納させるとともに取付枠
１０の両端をフランジ３の上面にあてる。そして、ねじ
１１によりカバー１とともに取付枠１０を壁６に固定す
る。最後に配線器具９の前面を露出させるようにしてプ
レート１２をねじ１３により取付枠１０に固定するこの
ようにして、この発明にかかる結露防止カバーを用い、
配線器具の裏側を覆うとともに壁の開口を塞ぎ、配線挿
入用穴に配線を通すようにすると、壁の裏側の湿気が配
線器具までほとんど達しないので、配線器具で結露が生
じる恐れがほとんどなくなる。この実施例では、フラン
ジの縁に突条が設けられているので、フランジと、壁の
間にシール材を用いなくてもいっそう気密性よく配線器
具を覆うことができる。しかし、この突条は必ずしも必
要とされるものではない。

前記配線器具の設置例は、薄壁に設けられた開口に配線
器具を設置する例であったが、第３図に示されているよ
うな配線ボックスが厚い壁の開口に設置され、この配線
ボックスに配線器具を設置する場合であっても、この発
明にかかる結露防止カバーを用いれば、同様の効果が得
られることはいうまでもない。

なお、前記配線器具の設置例は、ねじにより取付枠とと
もにカバーを壁の開口に固定するようにしているが、カ
バーは、取付枠と別個に固定されるようであってもよい
。また、ねじ止以外の方法により固定されるようであっ
てもよい。収納部の壁を薄くして壁が延びるようにする
と、配線器具が収納部より多少大きくとも収納が可能に
なるといった効果が得られる。この発明にかかる結露防
止カバーは、壁の開口を通じての塵埃の流入、流出の防
止用として使用することもできる。

〔発明の効果〕

この発明にかかる結露防止カバーは、壁に設けられた開
口に配置されて、開口に設置される配線器具の裏側を塞
ぐカバーであって、配線器具が収納される弾性材からな
る収納部を備え、収納部の壁には配線器具に接続される
配線の挿入尾大が設けられているので、配線器具での結
露を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる結露防止カバーの１実施例の
裏側から見た斜視図、第２図は同結露防止カバーを用い
た配線器具の取り付は説明図、第３図は配線ボックスの
斜視図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）壁に設けられた開口に配置されて、開口に設置さ
   れる配線器具の裏側を塞ぐカバーであって、配線器具が
   収納される弾性材からなる収納部を備え、収納部の壁に
   は配線器具に接続される配線の挿入用穴が設けられてい
   る結露防止カバー。
2. （２）収納部の開口には、壁の開口の縁部にあてられる
   フランジが設けられ、このフランジの壁にあてられる面
   には縁に沿って弾性を有する突条が設けられている特許
   請求の範囲第１項記載の結露防止カバー。