JPS61244183A - 走査変換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 撮像装置で捕捉した目標物体の画像をＴＶ画像で表示す
るために用いられる走査変換方式であって、３個の記憶
部を備え、各記憶部のメモリは、２：１インタレス走査
力式の撮像装置で得た、奇数および偶数走査画像の書込
みモードと、書込まれた奇数走査画像と、偶数走査画像
とを読出すモードの３つのモードに分けられている。

前記各記憶部への書込み、および読出しは書込みおよび
読出し制御手段によって各記憶部を制御し、常にいずれ
かのモードでメモリを働かせるようにしている。これに
よって、記憶部の動作の効率化を図るとともに、ＴＶ方
式の画像表示を可能としている。

〔産業上の利用分野〕

本考案は映像装置の走査変換方式に関し、特に２：１イ
ンタレス方式の撮像装置で得た走査画素をＴＶ走査方式
で画像表示するための走査変換を行なう記憶部の動作を
効率化するよう改良された赤外線映像装置の走査変換方
式に関するものである。

２：１インタレス方式の撮像装置で得られた奇数および
偶数走査画素をＴＶ方式で画像表示するため、従来は第
２図のブロック図に示すような走査変換方式がとられて
いる。

第２図において、第１の記憶部〜第４の記憶部（３〜６
）の４個の記憶部を備えている。

第１と第２の記憶部は、奇数走査フィールドの画素信号
の書込みおよび読出しを、第３と第４の記憶部は、偶数
走査フィールドの画素信号の書込みおよび読出し動作を
専用して行ない、交互にスイッチで書込みと読出しを切
換えて走査変換しているため、メモリ量が多く必要とな
り、かつスイッチ制御が複雑であり、装置の小型軽量化
を阻害している。

そこで、記憶部の動作効率を上げて、少ない個数で走査
変換ができる走査変換方式の出現が要望されていた。

（従来の技術〕 第３図は２：１インタレス方式を説明するための模式図
である。

図において、まづ、目標物体をもつ視野１の８１部分く
奇数部分）を走査鏡２により撮像し、多素子検知器３の
各素子３−１〜３−ｎに結像する。

検知器３の各検知器素子３−１〜３−ｎは入力した光信
号を電気信号に変換する。走査鏡２の水平走査は、一般
に、１フイ一ルド時間１７６０秒で行なわれており、走
査鏡２の水平走査によって目標物体の奇数走査線に対応
する部分の１フイ一ルド分の画素信号が１７６０秒で得
られ、Ａ／Ｄ変換器４により奇数走査ディジタル画素信
号に変換される。

次の１フイ一ルド時間に、２：１インタレス方式により
、目標物体をもつ視野１のｂ１部分（偶数部分）を走査
＆１１２により撮像し、奇数走査線部分と同様に偶数走
査線対応部分の１フイ一ルド分の画素信号をｌ／６０秒
で得て、Ａ／Ｄ変換器４により偶数走査ディジタル画素
信号に変換される。

Ａ／Ｄ変換器４で変換された奇数および偶数走査ディジ
タル画素信号は第２図に示す走査変換器のスイッチＳ１
およびＳ２を介してフィールドメモリとしての第１の記
憶部６か第２の記憶部７および第３の記憶部８か第４の
記憶部９に入力され、書込み制御部１０の制御手順に従
って第１表に示す書込み手順で書込まれる。

また、記憶部６〜９に書込まれた走査画素信号は、読出
し制御部の制御手順に従ってスイッチ３３〜Ｓ６を介し
て、第１表に示すように、１回の書込みに対して２回の
読出しが行なわれる。

記憶部への書込み、および記憶からの読出し手順を第１
表に示す。

第１表 但し、Ｍ１〜Ｍ４はフィールドメモリ、ＷＮ、旧は書込
み動作、 Ｒ１，ＲＮは読出し動作でＮは奇数、１は偶数の画素 Φ〜■は１フイールドタイム（１／６０秒）の整数倍の
数である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の走査変換方式においては、第１表に示すように、
各記憶部のメモリの動作に空きが生じることとなり、メ
モリの利用効率がわるいため、メモリ量を多く持つ必要
がある。また、スイッチ時刻に従って切換えて、書込み
、読出し制御する制御回路の動作が複雑となるといった
問題がある。

本発明はこのような点にかんがみて創作されたもので、
記憶部のメモリの空き（非動作の時間）を少なくして使
用個数の削減ができる走査変換方式を提供することを目
的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明による走査変換方式の原理的ブロック図
を示す。

第１図において、本発明の方式ではフィールドメモリと
しての第１の記憶部６と、第２の記憶部７と、第３の記
憶部８とを備え、第２表に示す、書込みおよび読出し手
順に従って、書込み実行中の記憶部を除く残り２個の記
憶部を読出しモードに置くよう各記憶部の動作を順次回
転する関係で切換えるようにしている。

第１図の構成においては書込みを制御すふるスイッチ３
７〜Ｓ８と、書込み制御部１２から成る書込み制御手段
、およびスイッチＳ９〜Ｓｌｌ　と、読出し制御部１３
から成る読出し制御手段が設けられている。

但し、スイッチＳ７は赤外線カメラ側での２：１インタ
レスを発生させている光学および機械的な走査のフィー
ルド切換えであり、電子回路スイッチではない。

〔作用〕

Ａ／Ｄ変換器４より出力される奇数走査フィールドの画
素信号および偶数走査フィールドの画素信号は、書込み
手順に従って、書込み制御部１２の制御により、スイッ
チＳ７での奇数走査フィールドと偶数走査フィールドの
切換えに従い、スイッチＳ８で指定された第１の記憶部
６．第２の記憶部７゜第３の記憶部８に順次書込まれる
。

第１〜第３の記憶部に書込まれた奇数および偶数走査画
素は読出し手順に従って、読出し制御部１３により読出
しアドレスを指定して当該画素を２回読出す。読出した
画素は、スイッチＳ９．　ＳＩＯ，Ｓｌｌの切換えによ
り、所定の順序で配列され、ＴＶ方式で画像表示される
。

（実施例） 第１図の本発明の実施例のブロック図において、Ａ／Ｄ
変換器４よりフィールド毎に交互に出力される奇数走査
フィールドの画素信号および偶数走査フィールドの画素
信号は、第２表に示す、書込み、および読出し手順に従
って、書込み制御手段および読出し制御手段により、第
１〜第３の記憶部への書込みおよび続出しが行なわれる
。

第２表 但し、Ｎは奇数走査画素の書込み、 ■は偶数走査画素の書込み、 時間１．２．・・８はフィールド時間 （１／６０秒）の整数倍を意味している。

Ｒは読出しを表している。

第２表のように、１７６０秒のフィールドごとに１〜８
へと時間が推移するに従い、第１の記憶部６（Ｍｌ）に
は走査画素を奇数、偶数、奇数の順序で書込み、第２の
記憶部？　（Ｍ２）には旧の書込みよりｌ／６０秒おい
て走査画素を偶数、奇数、偶数の順序で書込み、第３の
記憶部８　（Ｍ３）には間の書込みよりｌ／６０秒おい
て走査画素を奇数、偶数、奇数の順序で書込んでいる。

また、各記憶部の読出しは、書込まれた次ぎの２つの時
間帯で１フイ一ルド時間（１／６０秒）前に書込まれた
走査フィールドの画素信号と２フイ一ルド時間（３０／
１秒）前に書込まれた走査フィールドの画素信号の２つ
のフィールドの画素信号を読出している。

つまり、１回の書込みに対して２回の走査画素の読出し
を行い走査本数を倍増してＴＶ方式の画像表示を可能と
するとともに、１フイールドの書込み時間（１／６０秒
）ごとにフィールドメモリの書込みと読出し位置を順次
回転し続けていくことにより、メモリ空間を有効利用し
、しかも制御を簡単にしている。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、記憶部のメモリ空
間が有効利用され、記憶部の個数が削減でき、装置の小
型化が図れ、かつ制御が簡単となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の走査変換方式のブロック図、第２図は
従来の走査変換方式のブロック図、第３図は２：１イン
クレス方式を説明するための模式図である。 図において、■は目標物体をもつ視野、２は走査鏡、３
は多素子検知器、３−１〜３−ｎは検知素子、４はＡ／
Ｄ変換器、６〜９は第１〜第４の記憶部、１０．１２は
書込み制御部、１１．１３は続出し制御部、３１〜Ｓｌ
ｌは切換スイッチをそれぞれ示している。 第１図 従Ｊ／）疋ｉ−１！−捜方（す１１．７１７１第　２　
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２：１インタレス方式で撮像した奇数走査フィールドの
   画素信号と偶数走査フィールドの画素信号をフィールド
   ごとに順次周期的に切換えて格納する３個の記憶部（６
   、７、８）を備え、前記奇数または偶数走査フィールド
   の画素信号を書込むために指定された順位の記憶部を除
   く残り２個の記憶部を指定して画像表示のための読出し
   を行なうことを特徴とする走査変換方式。