JPS61243055A - 光学活性エステル化合物およびそれを用いた液晶組成物 - Google Patents
光学活性エステル化合物およびそれを用いた液晶組成物Info
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- JPS61243055A JPS61243055A JP8127085A JP8127085A JPS61243055A JP S61243055 A JPS61243055 A JP S61243055A JP 8127085 A JP8127085 A JP 8127085A JP 8127085 A JP8127085 A JP 8127085A JP S61243055 A JPS61243055 A JP S61243055A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は1表示素子又は電気光学素子に用いられる光学
活性エステル化合物およびそれを用いた強誘電性スメク
チック液晶組成物に関するものである。
活性エステル化合物およびそれを用いた強誘電性スメク
チック液晶組成物に関するものである。
[従来の技術]
従来1時計電卓等の表示部に用いられているネマチック
液晶を使用した液晶表示素子は、その応答速度が、他の
表示素子たとえば、発光ダイオードよりも非常に遅いた
め、高速へ区zが必要とされる分野、たとえば、光通信
、プリンターヘッドへの液晶表示素子への応用は制限さ
れていた。
液晶を使用した液晶表示素子は、その応答速度が、他の
表示素子たとえば、発光ダイオードよりも非常に遅いた
め、高速へ区zが必要とされる分野、たとえば、光通信
、プリンターヘッドへの液晶表示素子への応用は制限さ
れていた。
最近、高速の応答性を示す液晶表示素子として、強誘電
性を示すスメクチック液晶を使用した液晶表示素子が報
告され(例えば、N、A、C1ark。
性を示すスメクチック液晶を使用した液晶表示素子が報
告され(例えば、N、A、C1ark。
S、T、Lagerwall、Appl、Phys、L
ett、3e 、899(1980))注目を集めてい
る。
ett、3e 、899(1980))注目を集めてい
る。
強誘電性を示すスメクチック液晶としては、カイラルス
フメチツクC相と、カイラルスメクチックH相があり、
これらは層状構造を示し、液晶分子が層の積み重ね方向
に対して垂直でなく傾むいている。この傾むき方向が、
層の積み重ね方向に対して、らせんを巻くように液晶分
子は配列しており、この層と平行で、かつ液晶分子に垂
直な方向に自発分極が発生し強誘電性を示す、このらせ
ん構造が強誘電性を示す原因と考えられている0強誘電
性を示す材料は、電界に対して強誘電体としての応答性
を示し、電界−きに応じて自発分極の向きを反転させて
再配列する。
フメチツクC相と、カイラルスメクチックH相があり、
これらは層状構造を示し、液晶分子が層の積み重ね方向
に対して垂直でなく傾むいている。この傾むき方向が、
層の積み重ね方向に対して、らせんを巻くように液晶分
子は配列しており、この層と平行で、かつ液晶分子に垂
直な方向に自発分極が発生し強誘電性を示す、このらせ
ん構造が強誘電性を示す原因と考えられている0強誘電
性を示す材料は、電界に対して強誘電体としての応答性
を示し、電界−きに応じて自発分極の向きを反転させて
再配列する。
このとき、応答性は自発分極が大きく、粘度が低いほど
同じ電界強度に対しより高速となることが知られている
。また1強誘電性スメクチック液晶を用いた素子はメモ
リー性があり、このメモリー性を利用して高密度の表示
を行なう研究も活発になされている。
同じ電界強度に対しより高速となることが知られている
。また1強誘電性スメクチック液晶を用いた素子はメモ
リー性があり、このメモリー性を利用して高密度の表示
を行なう研究も活発になされている。
[発明の解決しようとする問題点]
従来、強誘電性スメクチック液晶としては、シップ塩基
型の下記に示すような化合物が多く研究されてきた。
型の下記に示すような化合物が多く研究されてきた。
p−デシルオキシベンジリデン−p′−アミノ−2−メ
チルブチル−桂皮酸エステル(DOBAMBG)しかし
、このようなシップ塩基型化合物は自発分極が小さいた
め、応答性が遅いという問題点があった。
チルブチル−桂皮酸エステル(DOBAMBG)しかし
、このようなシップ塩基型化合物は自発分極が小さいた
め、応答性が遅いという問題点があった。
また、カイlシスメクチヅ・りC相を示すエステル型化
合物として、下記に一般式(II)で示すような化合物
も知られていた。
合物として、下記に一般式(II)で示すような化合物
も知られていた。
(G、W、Gray等 No I 、Gryst、L
iq、cryst、 、 1978.37(Rは、炭素
数5〜10の直鎖状アルキル基)しかしながら、このエ
ステル化合物も自発分極が小さく、応答性が遅いという
問題点を有していた。
iq、cryst、 、 1978.37(Rは、炭素
数5〜10の直鎖状アルキル基)しかしながら、このエ
ステル化合物も自発分極が小さく、応答性が遅いという
問題点を有していた。
[問題を解決するための手段]
本発明は前述の問題点を解決するためになされたもので
あり、一般式 (式中、z、z’は単結合、−COO−1−OCO−1
−CH2CH2−1−0CH2−又は−CH20−をあ
らわし、Rは炭素数1N12のアルキル基もしくはアル
コキシ基、シアノ基又はハロ乞3声子をあらわし、環A
及び環Bは1.4−ジ置換フェニレンもしくはトラン’
x−x、a−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし、nは
O又は1をあらわし、R′は炭素数し、R”は水素原子
、炭素数1〜12のアルキル基もしくはアルコキシ基、
シアノ基又はハロゲン原子をあらわし、木は光学活性中
心をあられす)で示される光学活性エステル化合物であ
り、この一般式(I)で示される光学活性エステル化合
物を少なくとも1種含有する強誘電性スメクチック液晶
組成物である。
あり、一般式 (式中、z、z’は単結合、−COO−1−OCO−1
−CH2CH2−1−0CH2−又は−CH20−をあ
らわし、Rは炭素数1N12のアルキル基もしくはアル
コキシ基、シアノ基又はハロ乞3声子をあらわし、環A
及び環Bは1.4−ジ置換フェニレンもしくはトラン’
x−x、a−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし、nは
O又は1をあらわし、R′は炭素数し、R”は水素原子
、炭素数1〜12のアルキル基もしくはアルコキシ基、
シアノ基又はハロゲン原子をあらわし、木は光学活性中
心をあられす)で示される光学活性エステル化合物であ
り、この一般式(I)で示される光学活性エステル化合
物を少なくとも1種含有する強誘電性スメクチック液晶
組成物である。
一般式(I)の化合物において、Z及びZ′は単結合、
−COO−1−OCO−1−CH20H2−1−00H
2−又は−CkhO−をあられすが、一般に単結合であ
る場合には粘度が低く、−COO−である場合にはスメ
クチックC相を示す上限温度(Ts)が高いので、単結
合又は−COO−が好ましい。
−COO−1−OCO−1−CH20H2−1−00H
2−又は−CkhO−をあられすが、一般に単結合であ
る場合には粘度が低く、−COO−である場合にはスメ
クチックC相を示す上限温度(Ts)が高いので、単結
合又は−COO−が好ましい。
また、n=1の場合には、z、z’の両方が一イ1
が−COO−であると粘度が高くなる0エノ、その場合
には少なくとも一方は単結合であることが好ましい。
には少なくとも一方は単結合であることが好ましい。
環A及び環Bは1.4−ジ置換フェニレンもしくはトラ
ンス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンをあられすが、
一般にトランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンの方
が1,4−ジ置換フェニレンよりも粘度が低く、分子量
の大きい化合物は粘度が高いので、n=1の場合には、
環A、環Bの少なくとも一方はトランス−1,4−ジ置
換シクロヘキシレンであることが好ましいが、n=0の
場合には分子量が大きくないので、1.4−ジ置換フェ
ニレン、トランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンの
いずれであってもよい。
ンス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンをあられすが、
一般にトランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンの方
が1,4−ジ置換フェニレンよりも粘度が低く、分子量
の大きい化合物は粘度が高いので、n=1の場合には、
環A、環Bの少なくとも一方はトランス−1,4−ジ置
換シクロヘキシレンであることが好ましいが、n=0の
場合には分子量が大きくないので、1.4−ジ置換フェ
ニレン、トランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンの
いずれであってもよい。
又、Rは炭素数は1〜12のアルキル基、炭素数は1〜
12のアルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子をあら
れすが、シアノ基の場合には粘度が高く、またハロゲン
原子の場合にはTsが低いのでアルキル基又はアルコキ
シ基であることが好ましい、また、アルキル基、アルコ
キシ基の場合、その炭素数が少ない場合には融点が壽く
、多すぎる場合にはその粘度が高いので1〜12である
が、好ましくは2〜8が良い、又、直鎖状でも分岐状で
も良いが、一般に直鎖状のものの方が、他の液晶性を示
す化合物と混合した場合にそのスメクチックC相を示す
液晶上限温度が高いので好ましい。
12のアルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子をあら
れすが、シアノ基の場合には粘度が高く、またハロゲン
原子の場合にはTsが低いのでアルキル基又はアルコキ
シ基であることが好ましい、また、アルキル基、アルコ
キシ基の場合、その炭素数が少ない場合には融点が壽く
、多すぎる場合にはその粘度が高いので1〜12である
が、好ましくは2〜8が良い、又、直鎖状でも分岐状で
も良いが、一般に直鎖状のものの方が、他の液晶性を示
す化合物と混合した場合にそのスメクチックC相を示す
液晶上限温度が高いので好ましい。
更にR′は炭素数1〜12のアルキル基又はp−位に置
換基を有するフェニル基をあられすが、アルキル基でな
い場合には、ベンジルアルコールのエステルであるため
、化学的に不安定なのでアルキル基が好ましい、また、
アルキル基の場合、直鎖状でも分岐状でも良いが、一般
に直鎖状のものの方が、他の液晶性を示す化合物と混合
した場合にそのスメクチックC相を示す液晶上限温度が
高いので好ましい。
換基を有するフェニル基をあられすが、アルキル基でな
い場合には、ベンジルアルコールのエステルであるため
、化学的に不安定なのでアルキル基が好ましい、また、
アルキル基の場合、直鎖状でも分岐状でも良いが、一般
に直鎖状のものの方が、他の液晶性を示す化合物と混合
した場合にそのスメクチックC相を示す液晶上限温度が
高いので好ましい。
従って、本発明の好′ましい態様は以下に示すAとBで
ある。
ある。
(A)一般式(I)において、H及びR′が炭素数1〜
12の直鎖状アルキル基をあらわし、唾がトランス−1
,4−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし、環Bが1,
4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが単結合をあらわ
し、Z′が弔結合又は−COO−をあらわし、nが1を
あらわすところの光学活性エステル化合物。
12の直鎖状アルキル基をあらわし、唾がトランス−1
,4−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし、環Bが1,
4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが単結合をあらわ
し、Z′が弔結合又は−COO−をあらわし、nが1を
あらわすところの光学活性エステル化合物。
(B)一般式CDにおいて、Rが炭素数1〜12の直鎖
状アルキル基又は直鎖状アルコキシ基をあらわし、環A
が1,4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが単結合又
は−COO−をあらわし、R′が炭素数1〜12の直鎖
状アルキル基をあらわし、nがOをあらわすところの光
学活性エステル化合物。
状アルキル基又は直鎖状アルコキシ基をあらわし、環A
が1,4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが単結合又
は−COO−をあらわし、R′が炭素数1〜12の直鎖
状アルキル基をあらわし、nがOをあらわすところの光
学活性エステル化合物。
なお、一般式(I)で示される化合物の旋光性は、左旋
性であるか右旋性であるかを問わない。
性であるか右旋性であるかを問わない。
一般式(I)で示される化合物は、強誘電性スメクチッ
ク液晶表示素子又は電気光学素子に使用されるには、所
望の温度範囲でカイラルスメクチックC相を有するよう
に、他の強誘電性スメクチック液晶、スメクチック液晶
あるいは他の光学活切菫賀と適宜混合し、強誘電性スメ
クチック液晶組成物として使用する。更にらせんピッチ
を調整したり、カラー表示を行なうために、ネマチック
液晶、非液晶、二色性染料等を添加してもよい。本発明
の強誘電性を示すスメクチック液晶組成物中の一般式(
I)で示される化合物の含有量は、多過ぎる場合にはそ
の強誘電性スメクチック上限温度を低下させる傾向にあ
り、少なすぎる場合にはその自発分極を大きくする効果
が小さいので、 1〜90wt%とされ、好ましくは2
〜50wt%が良い。
ク液晶表示素子又は電気光学素子に使用されるには、所
望の温度範囲でカイラルスメクチックC相を有するよう
に、他の強誘電性スメクチック液晶、スメクチック液晶
あるいは他の光学活切菫賀と適宜混合し、強誘電性スメ
クチック液晶組成物として使用する。更にらせんピッチ
を調整したり、カラー表示を行なうために、ネマチック
液晶、非液晶、二色性染料等を添加してもよい。本発明
の強誘電性を示すスメクチック液晶組成物中の一般式(
I)で示される化合物の含有量は、多過ぎる場合にはそ
の強誘電性スメクチック上限温度を低下させる傾向にあ
り、少なすぎる場合にはその自発分極を大きくする効果
が小さいので、 1〜90wt%とされ、好ましくは2
〜50wt%が良い。
本発明の一般式(I)の化合物と混合して、強誘電性ス
メクチック液晶組成物として使用される相手の化合物と
しては、例えば、以下のようなものがある。
メクチック液晶組成物として使用される相手の化合物と
しては、例えば、以下のようなものがある。
以下の例でR’は光学活性を示すアルキル基又はアルコ
キシ基を示し、Rは本発明のRとは関係がなく、直鎖状
または分岐したアルキル基又はアルコキシ基を示し、一
つの化合物に同一のR”、Rが示されていてもそれらは
同一の基とは限らない。
キシ基を示し、Rは本発明のRとは関係がなく、直鎖状
または分岐したアルキル基又はアルコキシ基を示し、一
つの化合物に同一のR”、Rが示されていてもそれらは
同一の基とは限らない。
これらの外、公知の種々の液晶又は非液晶の液晶添加物
が併用でき、例えば以下のようなものがある。
が併用でき、例えば以下のようなものがある。
及びこれらのベンゼン環、シクロヘキサン環等の水素原
子の一部をノ\ロゲン、シアノ基、メチル基等に置換し
た化合物。
子の一部をノ\ロゲン、シアノ基、メチル基等に置換し
た化合物。
この例としては、以下のような誘電率異方性が負の化合
物等の化合物がある。なお、以下の例においては、Rは
本発明のRとは関係がなく、直鎖状または分岐した炭素
数1〜12のアルキル基を示し、−の化合物に同一のR
が示されていてもそれら同一の基とは限らない。
物等の化合物がある。なお、以下の例においては、Rは
本発明のRとは関係がなく、直鎖状または分岐した炭素
数1〜12のアルキル基を示し、−の化合物に同一のR
が示されていてもそれら同一の基とは限らない。
二色性染料としては、トリスアゾ系、アントラキノン系
など、いわゆるゲストホスト型液晶表示素子に使用され
る染料が挙げられる。
など、いわゆるゲストホスト型液晶表示素子に使用され
る染料が挙げられる。
強誘電性液晶表示素子、又は電気光学素子は、液晶層を
挟持するように配置し、少なくとも一枚が透明である複
数の全面又は一部に電極を有する基板と、前記液晶層を
囲むように前記電極基板間に形成したシール部材とから
成る。
挟持するように配置し、少なくとも一枚が透明である複
数の全面又は一部に電極を有する基板と、前記液晶層を
囲むように前記電極基板間に形成したシール部材とから
成る。
該液晶表示素子→いて前記基板間の厚みは、0.5〜2
0ILmが好ましい、また、前記基板には、各々に平行
の配向制御処理がなされても良い。この配向制御の手段
として、配向制御膜を電極基板上に一部又は全面に塗布
してもよい。
0ILmが好ましい、また、前記基板には、各々に平行
の配向制御処理がなされても良い。この配向制御の手段
として、配向制御膜を電極基板上に一部又は全面に塗布
してもよい。
該配向制御膜としては、ポリイミド等の、その屈折率が
1.5以上の高分子材料が好ましい、更に偏光子が少な
くとも1枚、液晶素子に付設されていることが好ましい
、該電極基板は少なくとも2枚必要であるが、さらに多
数枚を積み重ねて使用しても良い。
1.5以上の高分子材料が好ましい、更に偏光子が少な
くとも1枚、液晶素子に付設されていることが好ましい
、該電極基板は少なくとも2枚必要であるが、さらに多
数枚を積み重ねて使用しても良い。
本発明の化合物は例えば以下に示す経路により合成する
ことができる。
ことができる。
第1段階 ↓
(式中z、z’、R,R’、項八、環B、nおよび本は
前記意味をもつ) 即ち、カルボン酸(m)に塩化チオニル、オキシ塩化リ
ン等の塩素化剤を作用させて酸塩化物(IV)とし、こ
れをピリジン等の塩基性物質の存在下に、光学活性−α
−シアノアルコール(V)と反応させ、抽出、再結晶、
蒸留、カラムクロマトグラフィー等一連の精製処理を施
すことより、純粋な(I)を合成することができる。
前記意味をもつ) 即ち、カルボン酸(m)に塩化チオニル、オキシ塩化リ
ン等の塩素化剤を作用させて酸塩化物(IV)とし、こ
れをピリジン等の塩基性物質の存在下に、光学活性−α
−シアノアルコール(V)と反応させ、抽出、再結晶、
蒸留、カラムクロマトグラフィー等一連の精製処理を施
すことより、純粋な(I)を合成することができる。
[、実施例]
次に、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
(0,01モル)を塩化チオニルlOmQ、四塩化炭素
40raQと共に還流温度にて4時間加熱したのち、エ
バポレーターにより低沸点物を除去しての化合物を黄色
の油状物質として得た。これをトルエン15m(2に溶
解し、これにElliottらの方法(J、D、Ell
iott、V、M、F、Choi and W、S、J
ohngon。
40raQと共に還流温度にて4時間加熱したのち、エ
バポレーターにより低沸点物を除去しての化合物を黄色
の油状物質として得た。これをトルエン15m(2に溶
解し、これにElliottらの方法(J、D、Ell
iott、V、M、F、Choi and W、S、J
ohngon。
J、Org、Chem、 、48,22θ4(1983
))に従い合成した式%式% ル)をトルエン10m12に溶解したものを加え、さら
にピリジン4mQを加え室温にて4時間かくはんした。
))に従い合成した式%式% ル)をトルエン10m12に溶解したものを加え、さら
にピリジン4mQを加え室温にて4時間かくはんした。
水100■Qにあけトルエンにて抽出し、トルエン層を
水洗後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、溶媒
を留去した。残った油状物質をトルエンを展開溶媒とし
たアルミナカラムクロマトグラフィーにかけ、更にエタ
ノール20■Qから2回再結晶することにより目的とす
るの化合物を得た。収量2.2g(0゜0044モル)
、収率44%、融点75.5℃、 【αID25 g
5.9゜(C冨0゜82.CHlll:13.l冨10
脂■)この化合物のIHNMRスペクトルは以下のとお
りであった。
水洗後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、溶媒
を留去した。残った油状物質をトルエンを展開溶媒とし
たアルミナカラムクロマトグラフィーにかけ、更にエタ
ノール20■Qから2回再結晶することにより目的とす
るの化合物を得た。収量2.2g(0゜0044モル)
、収率44%、融点75.5℃、 【αID25 g
5.9゜(C冨0゜82.CHlll:13.l冨10
脂■)この化合物のIHNMRスペクトルは以下のとお
りであった。
(00G+3溶媒 TMS内部標準)68.2
#7.2 complex m 8
Hδ 5.80 t J=7Hz
In6 2.8 〜0.8 comp
lex I 38Hこの化合物の
IRスペクトル図を第1@に示す。
#7.2 complex m 8
Hδ 5.80 t J=7Hz
In6 2.8 〜0.8 comp
lex I 38Hこの化合物の
IRスペクトル図を第1@に示す。
実施例2〜5
、実施例1と同様にして対応するカルボン酸と光学活性
α−シアノアルコールとから表−1に示す化合物を得た
。なお、表−1には得られた化合物のIHNNRスペク
トルも併せて示した。
α−シアノアルコールとから表−1に示す化合物を得た
。なお、表−1には得られた化合物のIHNNRスペク
トルも併せて示した。
実施例6
実施例1の化合物を4−n−オクチルオキシ安息香酸−
4′−n−へキシルオキシフェニルに5.2wtX混合
した。この混合物はホットステージ(メトラー社製、
FP−51)付偏光顕微鏡下で観察したところ、 54
.1’0以下でカイラルスメクチックC相を示し、54
.1”0から83.7℃の範囲でスメクチックA相を示
し83.7℃から83.3℃の範囲でコレステリック相
を示し83.3℃以上では等方性液体相を示した。また
この混合物を3u、のスペーサーをはさみ、電極面積が
l cm2 であるセルに封入し、スメクチックC相を
示す上限温度(↑S)より10℃低い温度において20
Hz、 IOVの三角波を印加する旧7asato等の
方法(K、Miyasato等、 Japan。
4′−n−へキシルオキシフェニルに5.2wtX混合
した。この混合物はホットステージ(メトラー社製、
FP−51)付偏光顕微鏡下で観察したところ、 54
.1’0以下でカイラルスメクチックC相を示し、54
.1”0から83.7℃の範囲でスメクチックA相を示
し83.7℃から83.3℃の範囲でコレステリック相
を示し83.3℃以上では等方性液体相を示した。また
この混合物を3u、のスペーサーをはさみ、電極面積が
l cm2 であるセルに封入し、スメクチックC相を
示す上限温度(↑S)より10℃低い温度において20
Hz、 IOVの三角波を印加する旧7asato等の
方法(K、Miyasato等、 Japan。
J、Appl、Phrs、、22.L 881(198
3))に従いその自発分極を測定したところ、3.7n
C/cm2であった。
3))に従いその自発分極を測定したところ、3.7n
C/cm2であった。
自発分極の大きさは、従来研究されている強誘電性液晶
U
(DOBAMBC)が単品で3.7nC/cm2である
のに対し、混合物が実施例1の化合物を5.2wtXに
稀釈した混合物であることを考えれば、きわめて大きい
ことがわかる。
のに対し、混合物が実施例1の化合物を5.2wtXに
稀釈した混合物であることを考えれば、きわめて大きい
ことがわかる。
[発明の効果]
本発明は自発分極が大きく、かつ化学的に安定な6般式
(I)で示される光学活性エステル化合物、および該化
合物を少なくとも1種を含有する強誘電性スメクチック
液晶組成物を提供することにより、高速応答が可能な表
示素子又は電気光学素子を構成し得るような優れた効果
を有する。
(I)で示される光学活性エステル化合物、および該化
合物を少なくとも1種を含有する強誘電性スメクチック
液晶組成物を提供することにより、高速応答が可能な表
示素子又は電気光学素子を構成し得るような優れた効果
を有する。
第1図は本発明実施例1の化合物のIRスペクトル図で
ある。
ある。
Claims (7)
- (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Z、Z′は単結合、−COO−、−OCO−、
−CH_2CH_2−、−OCH_2−又は−CH_2
O−をあらわし、Rは炭素数1〜12のアルキル基もし
くはアルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子をあらわ
し、環A及び環Bは1,4−ジ置換フェニレンもしくは
トランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし
、nは0又は1をあらわし、R′は炭素数1〜12のア
ルキル基もしくは▲数式、化学式、表等があります▼を
あらわし、R″は水素原子、炭素 数1〜12のアルキル基もしくはアルコキシ基、シアノ
基又はハロゲン原子をあらわし、*は光学活性中心をあ
らわす)で示される光学活性エステル化合物。 - (2)一般式( I )において、Rが直鎖状のアルキル
基であり、環Aがトランス−1,4−ジ置換シクロヘキ
シレンをあらわし、環Bが1,4−ジ置換フェニレンを
あらわし、Zが単結合をあらわし、Z′が単結合をあら
わし、nが1をあらわすところの特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 - (3)一般式( I )において、Rが直鎖状のアルキル
基であり、環Aがトランス−1,4−ジ置換シクロヘキ
シレンをあらわし、環Bが1,4−ジ置換フェニレンを
あらわし、Zが単結合をあらわし、Z″が−COO−を
あらわし、nが1をあらわすところの特許請求の範囲第
1項記載の化合物。 - (4)一般式( I )において、Rが直鎖状の基であり
、環Aが1,4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが単
結合をあらわし、nが0をあらわすところの特許請求の
範囲第1項記載の化合物。 - (5)一般式( I )において、Rが直鎖状の基であり
、環Aが1,4−ジ置換フェニレンをあらわし、Zが−
COO−をあらわし、nが0をあらわすところの特許請
求の範囲第1項記載の化合物。 - (6)一般式( I )において、R′が直鎖状のアルキ
ル基をあらわすところの特許請求の範囲第2項乃至第5
項のいずれか1項記載の化合物。 - (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Z、Z′は単結合、−COO−、−OCO−、
−CH_2CH_2−、−OCH_2−又は−CH_2
O−をあらわし、Rは炭素数1〜12のアルキル基もし
くはアルコキシ基、シアノ基又はハロゲン原子をあらわ
し、環A及び環Bは1,4−ジ置換フェニレンもしくは
トランス−1,4−ジ置換シクロヘキシレンをあらわし
、nは0又は1をあらわし、R′は炭素数1〜12のア
ルキル基もしくは▲数式、化学式、表等があります▼を
あらわし、R″は水素原子、炭素 数1〜12のアルキル基もしくはアルコキシ基、シアノ
基又はハロゲン原子をあらわし、*は光学活性中心をあ
らわす)で示される光学活性エステル化合物を少なくと
も1種含有する強誘電性スメクチック液晶組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081270A JPH072701B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 光学活性エステル化合物およびそれを用いた液晶組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60081270A JPH072701B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 光学活性エステル化合物およびそれを用いた液晶組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61243055A true JPS61243055A (ja) | 1986-10-29 |
JPH072701B2 JPH072701B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=13741668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60081270A Expired - Lifetime JPH072701B2 (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 光学活性エステル化合物およびそれを用いた液晶組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072701B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0315996A2 (en) * | 1987-11-11 | 1989-05-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Optically active compound, process for producing same and liquid crystal composition containing same |
JPH01503455A (ja) * | 1986-06-23 | 1989-11-22 | イギリス国 | キラル液晶化合物の混合物とそれを含む装置 |
US5064564A (en) * | 1989-12-22 | 1991-11-12 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Optically active compound, intermediate therefor, process for producing the intermediate, and liquid-crystal composition |
US5384071A (en) * | 1986-06-23 | 1995-01-24 | Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The U.K. Of Gt. Britian And Northern Ireland | Chiral liquid crystal compounds |
US5478495A (en) * | 1987-07-01 | 1995-12-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Ferroelectric liquid crystal composition |
US6251301B1 (en) | 1993-12-13 | 2001-06-26 | The Secretary Of State For Defence In Her Brittanic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britian And Northern Ireland | Ferroelectric liquid crystal devices |
CN114479012A (zh) * | 2020-10-27 | 2022-05-13 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种双端氰基活性酯、热固性树脂组合物及其制备方法和应用 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59118744A (ja) * | 1982-12-25 | 1984-07-09 | Chisso Corp | 液晶性物質及び液晶組成物 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP60081270A patent/JPH072701B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN114479012A (zh) * | 2020-10-27 | 2022-05-13 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种双端氰基活性酯、热固性树脂组合物及其制备方法和应用 |
CN114479012B (zh) * | 2020-10-27 | 2023-08-15 | 广东生益科技股份有限公司 | 一种双端氰基活性酯、热固性树脂组合物及其制备方法和应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072701B2 (ja) | 1995-01-18 |
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