JPS6124160Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6124160Y2 JPS6124160Y2 JP15386379U JP15386379U JPS6124160Y2 JP S6124160 Y2 JPS6124160 Y2 JP S6124160Y2 JP 15386379 U JP15386379 U JP 15386379U JP 15386379 U JP15386379 U JP 15386379U JP S6124160 Y2 JPS6124160 Y2 JP S6124160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- bathtub
- enamel
- wall thickness
- legs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 claims description 16
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011236 particulate material Substances 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
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- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鋳物製ホーロー浴槽の脚に関するも
のである。
のである。
従来、鋳物製ホーロー浴槽の製造過程において
該浴槽内面にホーロー質の焼成が行なわれるが、
浴槽本体の裏面に突出形成される脚が浴槽本体と
一体的に鋳造されたものにあつては、浴槽本体の
肉厚と脚の付け根部の肉厚との関係が前記ホーロ
ー質の焼成結果に大きく影響するものである。即
ち、脚の付け根部の肉厚が同付け根部における浴
槽本体の肉厚と比較してあまり厚くなると、焼成
時及び冷却時において浴槽本体の脚の付け根部近
辺と他の部分で温度差が生じ、ホーロー面に亀裂
や変色を生ぜしめるという不都合な結果を生ず
る。このためこの様な温度差により生ずる悪影響
を少くするためには焼成及び冷却の時間を長くす
る必要があり、従つて生産能率が低下するという
問題がある。
該浴槽内面にホーロー質の焼成が行なわれるが、
浴槽本体の裏面に突出形成される脚が浴槽本体と
一体的に鋳造されたものにあつては、浴槽本体の
肉厚と脚の付け根部の肉厚との関係が前記ホーロ
ー質の焼成結果に大きく影響するものである。即
ち、脚の付け根部の肉厚が同付け根部における浴
槽本体の肉厚と比較してあまり厚くなると、焼成
時及び冷却時において浴槽本体の脚の付け根部近
辺と他の部分で温度差が生じ、ホーロー面に亀裂
や変色を生ぜしめるという不都合な結果を生ず
る。このためこの様な温度差により生ずる悪影響
を少くするためには焼成及び冷却の時間を長くす
る必要があり、従つて生産能率が低下するという
問題がある。
そこで本考案では上記の如き問題を解消し、ホ
ーロー質の焼成結果に悪影響を与えることなく浴
槽の生産能率を向上せしめることができる鋳物製
ホーロー浴槽の脚を提供せんとするものである。
ーロー質の焼成結果に悪影響を与えることなく浴
槽の生産能率を向上せしめることができる鋳物製
ホーロー浴槽の脚を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明
する。
する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示すも
ので、浴槽本体1の肉厚yが5mm前後の鋳物製ホ
ーロー浴槽において、該脚2の付け根部3の肉厚
xを5〜12mmの範囲に設定し、その横断面形状を
略L字状となすと共に、該脚2部の抜き勾配zを
0〜3゜未満となしたものである。この脚2の付
け根部3の肉厚xの値は前記ホーロー質の焼成結
果はもちろも、浴槽の脚としての強度性をも充分
に満足するものとして実験の結果得られたもので
ある。即ち、浴槽本体1の肉厚yが5mm前後の鋳
物製ホーロー浴槽において、脚2部の付け根部3
の肉厚13mm以上では肉厚差に起因する温度差によ
り、ホーロー質の焼成工程における焼成及び冷却
時間を長くとらないとホーロー面に亀裂や変色を
生じ、12mm以下であればこの様な不都合は生ぜ
ず、又5mm以下では重量物たる鋳物製ホーロー浴
槽の脚としてその強度性の点において不充分であ
る。ただし、この脚2部の肉厚が薄くなるに従い
該脚2の先端応力が大となるため、その場合は脚
2が接するコンクリート基礎などに影響を及ぼさ
ない様な応力値になるまで略L字状をなした脚2
をその長手横方向に延長する必要がある。又、脚
2の抜き勾配zの大小も脚2の先端応力値及び脚
2自体の強度性に直接影響するものであり、特に
脚2の付け根部3の肉厚xを12mm以内に設定する
にはこの抜き勾配zの値を0〜3゜未満となすこ
とが望ましい。なお、この場合において減圧造型
法を用いることにより上記の如き抜き勾配値を得
ることができる。即ち、減圧造型法とは、原形部
材の成形面に遮蔽部材を密着し、この遮蔽部材の
上記原形部材に対して反対側に耐熱性粒子状物を
充填し、この耐熱性粒子状物側を負圧にして上記
遮蔽部材を上記耐熱性粒子状物側に吸着し、つい
で上記原形部材に離形してキヤビテイーを形成
し、このキヤビテイー内に注湯する製造方法であ
る。又、この減圧造型法を用い脚2部の抜き勾配
zを0〜3゜末満という範囲で決定すれば、造型
時の型くずれ及び鋳造時の型くずれ、並びに砂か
み等の鋳造欠陥等も防止することができるもので
ある。
ので、浴槽本体1の肉厚yが5mm前後の鋳物製ホ
ーロー浴槽において、該脚2の付け根部3の肉厚
xを5〜12mmの範囲に設定し、その横断面形状を
略L字状となすと共に、該脚2部の抜き勾配zを
0〜3゜未満となしたものである。この脚2の付
け根部3の肉厚xの値は前記ホーロー質の焼成結
果はもちろも、浴槽の脚としての強度性をも充分
に満足するものとして実験の結果得られたもので
ある。即ち、浴槽本体1の肉厚yが5mm前後の鋳
物製ホーロー浴槽において、脚2部の付け根部3
の肉厚13mm以上では肉厚差に起因する温度差によ
り、ホーロー質の焼成工程における焼成及び冷却
時間を長くとらないとホーロー面に亀裂や変色を
生じ、12mm以下であればこの様な不都合は生ぜ
ず、又5mm以下では重量物たる鋳物製ホーロー浴
槽の脚としてその強度性の点において不充分であ
る。ただし、この脚2部の肉厚が薄くなるに従い
該脚2の先端応力が大となるため、その場合は脚
2が接するコンクリート基礎などに影響を及ぼさ
ない様な応力値になるまで略L字状をなした脚2
をその長手横方向に延長する必要がある。又、脚
2の抜き勾配zの大小も脚2の先端応力値及び脚
2自体の強度性に直接影響するものであり、特に
脚2の付け根部3の肉厚xを12mm以内に設定する
にはこの抜き勾配zの値を0〜3゜未満となすこ
とが望ましい。なお、この場合において減圧造型
法を用いることにより上記の如き抜き勾配値を得
ることができる。即ち、減圧造型法とは、原形部
材の成形面に遮蔽部材を密着し、この遮蔽部材の
上記原形部材に対して反対側に耐熱性粒子状物を
充填し、この耐熱性粒子状物側を負圧にして上記
遮蔽部材を上記耐熱性粒子状物側に吸着し、つい
で上記原形部材に離形してキヤビテイーを形成
し、このキヤビテイー内に注湯する製造方法であ
る。又、この減圧造型法を用い脚2部の抜き勾配
zを0〜3゜末満という範囲で決定すれば、造型
時の型くずれ及び鋳造時の型くずれ、並びに砂か
み等の鋳造欠陥等も防止することができるもので
ある。
次に、第4図及第6図は脚2の横断面形状を略
Y字状となした本考案の第2実施例を示すもので
あり、他の構成は上記第1実施例と同様である。
ただし本実施例においては脚2の中央部aの肉厚
が他の部分の肉厚よりは厚くなりがちであるた
め、その分だけ同中央部aに縦穴を開穿すること
が望ましい。
Y字状となした本考案の第2実施例を示すもので
あり、他の構成は上記第1実施例と同様である。
ただし本実施例においては脚2の中央部aの肉厚
が他の部分の肉厚よりは厚くなりがちであるた
め、その分だけ同中央部aに縦穴を開穿すること
が望ましい。
以上詳細に説明した如く本考案によれば、浴槽
の脚において、該付け根部の肉厚を5〜12mm以内
となしたことにより、従来の如くホーロー質の焼
成及び冷却時間を長くとらなくても、肉厚差に起
因するホーロー面の亀裂や変色等の不良品の発生
を生ずるおそれがなくなり、ひいては浴槽の生産
能率を飛躍的に向上し得る効果がある。
の脚において、該付け根部の肉厚を5〜12mm以内
となしたことにより、従来の如くホーロー質の焼
成及び冷却時間を長くとらなくても、肉厚差に起
因するホーロー面の亀裂や変色等の不良品の発生
を生ずるおそれがなくなり、ひいては浴槽の生産
能率を飛躍的に向上し得る効果がある。
第1図は本考案の第1実施例を示す脚部の一部
切欠正面図、第2図は同側面図、第3図は第1図
−線における横断端面図、第4図は本考案の
第2実施例を示す脚部の一部切欠正面図、第5図
は同側面図、第6図は第4図−線における横
断端面図。 2:脚、3:付け根部、x:肉厚。
切欠正面図、第2図は同側面図、第3図は第1図
−線における横断端面図、第4図は本考案の
第2実施例を示す脚部の一部切欠正面図、第5図
は同側面図、第6図は第4図−線における横
断端面図。 2:脚、3:付け根部、x:肉厚。
Claims (1)
- 浴槽の脚において、該脚の付け根部の肉厚を5
〜12mm以内となしたことを特徴とする鋳物ホーロ
ー浴槽の脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15386379U JPS6124160Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15386379U JPS6124160Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5670893U JPS5670893U (ja) | 1981-06-11 |
JPS6124160Y2 true JPS6124160Y2 (ja) | 1986-07-19 |
Family
ID=29384572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15386379U Expired JPS6124160Y2 (ja) | 1979-11-05 | 1979-11-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6124160Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-05 JP JP15386379U patent/JPS6124160Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5670893U (ja) | 1981-06-11 |
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