JPS61238348A

JPS61238348A - 精米機の通風除糠装置

Info

Publication number: JPS61238348A
Application number: JP7909685A
Authority: JP
Inventors: 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1985-04-13
Filing date: 1985-04-13
Publication date: 1986-10-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、通風除糠作用を効率化するための精米機の通
風除糠装置に関する。

従来技術とその問題点一般に、精白転子を回転横軸に軸装した精米機の搗精作
用中、精白室の縦断面において第５図に見るように、精
白室の下半部では、穀粒の自重によって上流誘導が妨げ
られ滞留して穀粒密度が増大し圧力が大となっており、
識字の上半部では、穀粒密度が低下し粗密度となり圧力
が小となっている。このため、識字の下半部では、通風
除糠が不十分となり、圧力が高く過密となっていること
で穀粒自体の反転等の動きを抑制し、砕粒の発生を招来
する欠陥を有し、識字の上半部では、粗密となることか
ら穀殺間の衝突や除糠用多孔壁精白筒内面に穀粒が衝突
することによって砕粒の発生をみていた。またこの穀粒
密度の不均一は、ムラ搗精の原因ともなっており、排出
される精白米の除糠が不完全となりがちであった。

発明の目的本発明は、上記問題点を解決し、精白室内の穀粒密度を
均一化して砕粒の発生を防止すると共に、その搗精能力
を高率的に維持して、糠付着のない良質精白米を確保し
、また集糠を簡易にすることを目的とする。

発明の構成本発明の精米機の通風除糠装置は、多孔壁状用精白筒に
精白転子を軸装して精白室を形成した精米機において、
精白筒下部に設けた帯状開放部を除いて上部円弧状カバ
ーと下部円弧状カバーとによって精白筒を包囲し、両カ
バーと精白筒から形成される管状の除糠室を、機枠内側
部を通る吸風路を介して除糠用吸風機に連絡した構成を
有する。

実　　施　　例第１図ないし第４図に基づき本発明の実施例について説
明する。図は研削式精米機１であり、箱形機枠２内部に
多孔壁除糠用精白筒３を横架し、その内部に回転横軸４
を嵌挿して軸受５゜６によって該軸４をそれぞれ支承し
ている。そして、前記回転横軸４に研削式ロールである
精白転子７と螺旋転子８をそれぞれ軸装して、その外周
を精白室９に形成し、精白室９の給米側に供給口１０を
、その排米側に圧迫抵抗板１１゜分銅１２等よりなる搗
精度調節装置１３を設け、１４は排米口である。

次に、通風除糠装置１５について述べると、除糠用精白
筒３のうち下部帯状開放部１６を除いた部分を、機枠２
の一部を兼ねる上部円弧状カバー１７と下部円弧状カバ
ー１８とによって包囲し、両カバー１７．１８と、該精
白筒３から形成される管状の除糠室１９は、機枠内側部
を通る除糠用の吸風路２０を経て、機外の除糠用吸風機
（図示しない）、バッグ・フィルター（同上）などの集
塵装置に連絡されている。２１は吸風路２０内に設けた
１ｌＩｌ量調節用の傘状の調節板であり、２２は、除糠
用受樋である。

なお、上部円弧状カバー１７は、着脱可能となっており
、２３は止金具である。

精白転子７の排米側端部には（第３図、第４図参照）、
複数の板状突片２４をＮ設し、該片２４の回転方向背部
に噴風孔２５を有する噴風回転除糠筒２６を設け、吸風
管２７によって機枠２内に配設した送Ｊ１機２８に連絡
されている。

次に上記実施例の作用について説明する。供給口１０よ
り供給された穀粒（玄米）は、精白室９に流下して精白
転子７の回転によるで搗精され、搗精度調節装置１５に
よって適度に流動排出を抑制されて、所定の搗精度とな
って排米口１４より機外へ排出されて、次行程に委ねら
れる。

既に述べたように、従来搗精作用中、穀粒（玄米）は自
重によって精白室９内の上半部にて粗密度、また下半部
にて過密度となっているのであるが、本発明の通風除糠
装置１５においては、除糠用精白筒３が、下部の帯状開
放部１６を除いて上下円弧状カバー１７．１８によって
包囲されて管状の除糠室１９を形成するので、除糠用の
空気の流れは、精白室９内を下部の帯状開放部１６から
流入し、上方に噴き上げるように流入し、精白室９内の
下半部に密集する穀粒を浮上させて穀粒密度を減少する
と共に、穀粒の自転作用を促進する。また精白室９内の
上半部では、上方に噴き上げる空気流によって穀粒の上
流誘導が促され穀粒密度は適度に増大されるから、穀粒
密度の不均一による砕粒発生を防止し、多孔壁除糠用精
白筒３の全周を有効に使用して効率的な搗精作用が確実
に、かつ円滑に実施されることになる。

管状の除糠室１つの断面積を吸風路に向けて漸増させて
形成すると、精白室１０内を流過する除糠用空気の流速
を全周に渡って安定的に確保でき、除糠作用を向上させ
るものである。

また、吸風路２０内に設けた調節板２１は、精白室の給
米側・排米側を流過する除糠用空気流量を調節できる。

そして、精白転子の排米側端部に設けた噴風回転除糠筒
２６を設けることによって、除糠作用をさらに加えて糠
付着のない良質精白米を量産できる。

なお、精白転子は、必要により研削式または摩擦式転子
を使用し、精白転子軸には通風用主管軸を用いる場合が
ある。

発明の効果このように本発明の通風除糠装置１５は、精白筒底面か
ら噴き上げるように精白室内の穀粒層を通過する風によ
って、精白室内の穀粒密度を均一化して、密度不均一に
よるムラ搗精や砕粒の発生を防止すると共に、その搗精
能力を向上させ、糠付着のない良質精白米の量産を確保
でき、またその除糠用配管を機枠内に収め集糠を容易に
して、機械をコンパクトにできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の通風除糠装置を設けた精米機の側断
面図、第２図はその要部縦断面図、第３図は精米機の排
出側の拡大断面図、第４図は噴風回転除糠筒の縦断面図
、第５図は従来公知の精白室の縦断面図である。１・・・研削式精米機　　　２・・・箱形機枠３・・・
除糠用精白筒　　　４・・・回転横軸５・・・軸受　　
　　　　　６・・・軸受７・・・精白転子　　　　　８
・・・螺旋転子９・・・精白室　　　　　１０・・・供
給口１１・・・圧迫抵抗板　　　１２・・・分銅１３・
・・搗精度調節装置　１４・・・排米口１５・・・通風
除糠装置　　１６・・・帯状開放部１７・・・上部円弧
状カバー１８・・・下部円弧状カバー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、多孔壁除糠用精白筒内部に精白転子を軸装して
精白室を形成した精米機において、該精白筒下部に設け
た帯状開放部を除いて上部円弧状カバーと下部円弧状カ
バーとによつて該精白筒を包囲し、該両カバーと前記精
白筒から形成される管状の除糠室を、機枠内側部を通る
吸風路を介して除糠用吸風機に連絡したことを特徴とす
る精米機の通風除糠装置。
（２）、前記管状の除糠室の断面積を吸風路に向けて漸
増させて形成した特許請求の範囲第（１）項記載の精米
機の通風除糠装置。
（３）、前記精白転子の排米側端部に、外周に複数の板
状突片を植設し、該片の回転方向背部に噴風孔を有する
噴風回転除糠筒を設け、吸風管を介して送風機に連絡し
た特許請求の範囲第（１）項記載の精米機の通風除糠装
置。