JPS6123725Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6123725Y2 JPS6123725Y2 JP1978164875U JP16487578U JPS6123725Y2 JP S6123725 Y2 JPS6123725 Y2 JP S6123725Y2 JP 1978164875 U JP1978164875 U JP 1978164875U JP 16487578 U JP16487578 U JP 16487578U JP S6123725 Y2 JPS6123725 Y2 JP S6123725Y2
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- JP
- Japan
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- valve
- weight
- chamber
- ball
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 8
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 3
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
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- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
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- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本願は、内燃機関の燃料系に配設されるロール
オーババルブに関する。
オーババルブに関する。
ロールオーババルブは、燃料溜と、この燃料溜
からの蒸発燃料を吸着保持し大気への放散を防止
するために設けられるカーボンキヤニスタとの間
の流路に配設され、車体が所定角以上傾斜すると
該流路を閉塞するように作動するものである。車
体が所定角以上傾斜するというのは、90゜横転す
る場合および180゜転倒する場合を含むが、さら
に、正常位置から90゜までの間の所定角傾斜をも
意味する。正常位置から90゜までの間の傾斜は、
車体が急旋回した場合に生じ、内燃機関を備えた
二輪車の場合には頻繁に生ずる。従来のロールオ
ーババルブは、スプリングにより押圧された弁体
とバルブシートとでバルブを形成し、車体の姿勢
角度に応じ、バルブを開閉させるような構造にな
つている。このようにスプリングの弾性力を利用
してバルブを作動させるものにあつては、車体の
傾斜角とは別に、車体に加わる振動等の外力によ
つて、バルブを閉止させてしまうことがあり、正
確な働きが得られないという欠点を有する。ま
た、一般にスプリングを用いたバルブ機構は、構
造が複雑化するという欠点をも有している。さら
に、たとえば実公昭43−15146号公報のように、
球体と板体とを線体で連結したものを透孔内に配
設し球体を透孔上の傾斜面に載置させ板体と透孔
とでバルブを形成させるようにし、スプリング手
段を有しない構造のものでは、外力により誤作動
する虞れは生じない反面、正常位置から90゜の間
の所定角度傾斜した場合に閉弁作用せず、また傾
斜面に載置する球体が車体の振動により揺動し異
音を発したり、摩損をもたらすという欠点が生じ
得る。
からの蒸発燃料を吸着保持し大気への放散を防止
するために設けられるカーボンキヤニスタとの間
の流路に配設され、車体が所定角以上傾斜すると
該流路を閉塞するように作動するものである。車
体が所定角以上傾斜するというのは、90゜横転す
る場合および180゜転倒する場合を含むが、さら
に、正常位置から90゜までの間の所定角傾斜をも
意味する。正常位置から90゜までの間の傾斜は、
車体が急旋回した場合に生じ、内燃機関を備えた
二輪車の場合には頻繁に生ずる。従来のロールオ
ーババルブは、スプリングにより押圧された弁体
とバルブシートとでバルブを形成し、車体の姿勢
角度に応じ、バルブを開閉させるような構造にな
つている。このようにスプリングの弾性力を利用
してバルブを作動させるものにあつては、車体の
傾斜角とは別に、車体に加わる振動等の外力によ
つて、バルブを閉止させてしまうことがあり、正
確な働きが得られないという欠点を有する。ま
た、一般にスプリングを用いたバルブ機構は、構
造が複雑化するという欠点をも有している。さら
に、たとえば実公昭43−15146号公報のように、
球体と板体とを線体で連結したものを透孔内に配
設し球体を透孔上の傾斜面に載置させ板体と透孔
とでバルブを形成させるようにし、スプリング手
段を有しない構造のものでは、外力により誤作動
する虞れは生じない反面、正常位置から90゜の間
の所定角度傾斜した場合に閉弁作用せず、また傾
斜面に載置する球体が車体の振動により揺動し異
音を発したり、摩損をもたらすという欠点が生じ
得る。
本願は、ケーシング内に第1,第2室を設け、
紐状連結具にウエイトおよびボールを設けたバル
ブ体の一端を第1室内上壁に固着し、ウエイトを
第1室内に、ボールを第2室内に各々宙吊り状態
で配して前記開口とボールとの間でバルブを形成
させることにより、構造簡素にして車体の姿勢角
に応じてのみ開閉させるようにしたものである。
紐状連結具にウエイトおよびボールを設けたバル
ブ体の一端を第1室内上壁に固着し、ウエイトを
第1室内に、ボールを第2室内に各々宙吊り状態
で配して前記開口とボールとの間でバルブを形成
させることにより、構造簡素にして車体の姿勢角
に応じてのみ開閉させるようにしたものである。
実施例により説明すると、第1図は本考案のロ
ールオーババルブ20であつて、ケーシング1お
よびバルブ体2から成る。ケーシング1は、連通
パイプ3,4を有し、内部に第1,第2室5,6
を形成する。連通パイプ3,4は、第1,第2室
5,6に各々連結され、第1,第2室5,6は、
開口7により連通する。バルブ体2は、ウエイト
8、連結具9そしてボール10から構成される。
ウエイト8は、金属等密度の大きい重量物で成
る。また、連結具9は紐状のもので、耐燃料性の
合成樹脂たとえばナイロン、木綿等天然繊維、あ
るいは金属ワイア等で成る。さらに、ボール10
は、球状または円錐状のもので、合成樹脂あるい
は金属で成る。
ールオーババルブ20であつて、ケーシング1お
よびバルブ体2から成る。ケーシング1は、連通
パイプ3,4を有し、内部に第1,第2室5,6
を形成する。連通パイプ3,4は、第1,第2室
5,6に各々連結され、第1,第2室5,6は、
開口7により連通する。バルブ体2は、ウエイト
8、連結具9そしてボール10から構成される。
ウエイト8は、金属等密度の大きい重量物で成
る。また、連結具9は紐状のもので、耐燃料性の
合成樹脂たとえばナイロン、木綿等天然繊維、あ
るいは金属ワイア等で成る。さらに、ボール10
は、球状または円錐状のもので、合成樹脂あるい
は金属で成る。
紐状連結具9の一端には、ボール10が設けら
れ、該ボールと他端との間にウエイト8が取付け
られ、バルブ体2を形成する。このようなバルブ
体2は、連結具9の他端がケーシング1の第1室
内上壁に固着され、連結具9に設けられたウエイ
ト8およびボール10が第1,第2室5,6内に
各々配設される。ウエイト8は、第1室5の内壁
から離隔しており、宙吊り状態で第1室5内に位
置している。同様に、ボール10も第2室6内に
宙吊り状態で位置する。
れ、該ボールと他端との間にウエイト8が取付け
られ、バルブ体2を形成する。このようなバルブ
体2は、連結具9の他端がケーシング1の第1室
内上壁に固着され、連結具9に設けられたウエイ
ト8およびボール10が第1,第2室5,6内に
各々配設される。ウエイト8は、第1室5の内壁
から離隔しており、宙吊り状態で第1室5内に位
置している。同様に、ボール10も第2室6内に
宙吊り状態で位置する。
以上のロールオーババルブ20において、紐状
連結具9の長さおよびウエイト8の重量は、バル
ブの開弁仕様に応じ適切な値に設定される。
連結具9の長さおよびウエイト8の重量は、バル
ブの開弁仕様に応じ適切な値に設定される。
ロールオーババルブ20は、連結パイプ3がた
とえばカーボンキヤニスタ(図示せず)へ、連結
パイプ4がたとえば燃料タンク(図示せず)の気
相部へ接続され、使用に供される。通常、燃料タ
ンクからの蒸発燃料は、連結パイプ4から第2室
6内に流入し、開口7、第1室5を経て、連通パ
イプ3からカーボンキヤニスタに流出する。車体
が所定の角度以上に傾斜すると、第1室5内のウ
エイト8がボール10を引き上げ、ボール10
は、開口7を閉塞させる(第2図)。車体傾斜に
より、燃料タンクから流入した液体燃料は、第1
室5への流出を阻止される。車体が転倒した場
合、第3図のように、ウエイト8により引張られ
たボール10は、開口7上に載置し、該開口を閉
塞させ、第2室6に流入する液体燃料は、第1室
5への流出を阻止される。
とえばカーボンキヤニスタ(図示せず)へ、連結
パイプ4がたとえば燃料タンク(図示せず)の気
相部へ接続され、使用に供される。通常、燃料タ
ンクからの蒸発燃料は、連結パイプ4から第2室
6内に流入し、開口7、第1室5を経て、連通パ
イプ3からカーボンキヤニスタに流出する。車体
が所定の角度以上に傾斜すると、第1室5内のウ
エイト8がボール10を引き上げ、ボール10
は、開口7を閉塞させる(第2図)。車体傾斜に
より、燃料タンクから流入した液体燃料は、第1
室5への流出を阻止される。車体が転倒した場
合、第3図のように、ウエイト8により引張られ
たボール10は、開口7上に載置し、該開口を閉
塞させ、第2室6に流入する液体燃料は、第1室
5への流出を阻止される。
以上のように、本考案のロールオーババルブ
は、ウエイトを有する紐状連結具に設けたボール
と、第1室と第2室との間に設けられており、流
体の流通路となる開口とでバルブを構成し、かつ
ウエイトとボールとを第1、第2室内に宙吊り状
態で配置したものであるから、きわめて簡素な構
造ながら、車体傾斜角に応じたバルブ開閉をもた
らす。またバルブ開閉をスプリング等により為す
ものでなく重力の作用によるものであるから、車
体姿勢以外の振動等による誤作動は生じない。さ
らに、紐状連結具の長さおよびウエイトの重さを
変化させるだけで、きわめて容易にバルブ開弁特
性を制御することができる。さらにまた、バルブ
を構成するボールと開口とは、通常、接触状態に
ないから、バルブ部が摩損したり、異音を発生さ
せる虞れは生じない。
は、ウエイトを有する紐状連結具に設けたボール
と、第1室と第2室との間に設けられており、流
体の流通路となる開口とでバルブを構成し、かつ
ウエイトとボールとを第1、第2室内に宙吊り状
態で配置したものであるから、きわめて簡素な構
造ながら、車体傾斜角に応じたバルブ開閉をもた
らす。またバルブ開閉をスプリング等により為す
ものでなく重力の作用によるものであるから、車
体姿勢以外の振動等による誤作動は生じない。さ
らに、紐状連結具の長さおよびウエイトの重さを
変化させるだけで、きわめて容易にバルブ開弁特
性を制御することができる。さらにまた、バルブ
を構成するボールと開口とは、通常、接触状態に
ないから、バルブ部が摩損したり、異音を発生さ
せる虞れは生じない。
第1図は、本考案のロールオーババルブ断面
図、第2図、第3図は、ロールオーババルブの作
動態様を示す断面図である。 1……ケーシング、2……バルブ体、3,4…
…連通パイプ、5,6……第1,2室、8……ウ
エイト、9……連結具、10……ボール。
図、第2図、第3図は、ロールオーババルブの作
動態様を示す断面図である。 1……ケーシング、2……バルブ体、3,4…
…連通パイプ、5,6……第1,2室、8……ウ
エイト、9……連結具、10……ボール。
Claims (1)
- ケーシング内に開口により連通し、連通パイプ
を有する第1,第2室を設け、紐状連結具にウエ
イトおよびボールを設けたバルブ体の一端を第1
室内上壁に固着し、前記ウエイトを第1室内に、
ボールを第2室内に各々宙吊り状態で配して前記
開口とボールとの間でバルブを形成させて成るロ
ールオーババルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978164875U JPS6123725Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978164875U JPS6123725Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5580573U JPS5580573U (ja) | 1980-06-03 |
JPS6123725Y2 true JPS6123725Y2 (ja) | 1986-07-16 |
Family
ID=29162797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978164875U Expired JPS6123725Y2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123725Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4315146Y1 (ja) * | 1965-04-30 | 1968-06-25 |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP1978164875U patent/JPS6123725Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4315146Y1 (ja) * | 1965-04-30 | 1968-06-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5580573U (ja) | 1980-06-03 |
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