JPS61236955A - 自動変速装置の動作チエツク回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は、主としてトラクタやコンバイン等の作業車に
装備される自動変速装置において、該自動変速装置の制
御信号の通りにトランスミッションのシフト段が正常に
切り換えられているか否かをチー・りする動作チー・り
回路に関する。

〈従来技術〉 トラクタ等の作業車の多くのものには、油圧によりシフ
ト段の切換を行なう自動変速装置が装備されており、咳
自−変速装置は、シフトレバ−に連動する切換バルブと
、電気信号により切換動作する制御バルブとを通じて圧
油をトランスミッションに”内蔵されている複数の油圧
クラッチのいずれかに選択的に供給する構造であって、
自動変速の場合は、制御部が負荷量に応じた最適のシフ
ト段を決定してそのシフト段に対応する駆動信号を電気
式制御バルブ側に送出し、該制御バルブが切換動作する
ことによりトランスミッションのシフト段が切り換わる
ようになっている。

ところで、このような自動変速装置では、油圧系統や電
気系統の故障によってトランスミッションのシフト段が
制御動作通りに切り換わっていないことがあり、このよ
うな誤動作を気付かずに放置しておくと、制御の安全性
が損なわれ、故障部分が拡大するおそれがあった。

〈発明の目的〉 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって
、故障個所を早期かつ確実に発見しうるようにして変速
制御の安全性を高めることを目的とする。

〈発明の構成〉 本発明は、上記の目的を達成するために、第１図の機能
ブロック図に示すように、油圧切換によりシフト段が変
化するトランスミッションａと、該トランスミッション
ａへの油圧を切り換える電気式制御パルプｂおよび手動
切換バルブＣとを有する自動変速装置においてそのシフ
ト切換動作をチェックする回路であって、電気式制御バ
ルブｂへの前回の駆動信号と今回の駆動信号とを記憶す
る記憶手段ｄと、前回と今回との両駆動信号を比較する
比較手段ｅと、該比較手段ｅの一致出力に応答して所定
時間待機するタイマー手段ｆと、手動切換バルブＣの位
置を検出する位置検出手段ｇと、前記タイマー手段ｒの
タイムアツプ出力に応答して手動切換バルブＣの位置お
よび電気式制御バルブｂへの□駆動信号から決まるトラ
ンスミッションａのシフト段を推定する推定手段りと、
トランスミツシロンａの実際のシフト段を検出するシフ
ト検出手段ｉと、前記推定手段りでのトランスミッショ
ンａの推定シフト段と実際のシフト段とを比較して異常
を判定する判定手段ｊと、該判定手段ｊの異常判定出力
に応答して警報を発する警報手段にとを備えて自動変速
装置の動作チェック回路を構成した。

〈実施例〉 以下、本発明をトラクタの自動変速装置に実施した場合
について説明する。第２図は、本発明動作チェック回路
を備えた自動変速装置の概略構成図であって、該自動変
速装置は、第１トランスミッションＭｌと、第２トラン
スミッションＭ２と、両トランスミッションＭｌ、Ｍ２
への圧油供給を切り換える手動切換バルブＶｌ、Ｖ２と
、電気式制御バルブＶ５．Ｖ６と、制御部であるマイク
ロコンピュータｌとを備える。

前記両トランスミッションＭ１．Ｍ２は、それぞれ油圧
クラッチ変速構造が採用されており、各トランスミッシ
ョンＭｌ、Ｍ２には複数の油圧クラッチＣ１−Ｃ５が装
備され、各トランスミッションＭｌ、Ｍ２の油圧クラッ
チＣｌ−Ｃ５のいずれか１個に圧油を供給して前進、後
進それぞれ複数段の変速が得られるようになっている。

この実施例では、第１トランスミッションＭｌに３個の
油圧クラッチＣＩ、Ｃ２，Ｃ３が、また第２トランスミ
ッションＭ２に２個の油圧クラッチＣ４，Ｃ５が装備さ
れている。

手動切換バルブＶｌ、Ｖ２はシフトレバ−２によって操
作される２連のバルブである。電気式制御バルブＶ５．
Ｖ６は、ソレノイドバルブＶ　ａ　、Ｖ４からのパイロ
ット圧によって切換動作するバルブである。前記ソレノ
イドバルブＶ３．Ｖ４は、自動変速制御に使用されるも
のであって、手動変速モード時には、ともにオフ状態に
保たれ、そのため前記手動切換バルブＶ　１　、Ｖ　２
の位置が実際の変速段に対応する。自動変速モード時に
は、エンジン負荷の変動に応じてソレノイドバルブＶ３
゜■４を介して制御バルブＶ５．Ｖ６が駆動制御され、
実際の変速段は、シフトレバ−２の位置と制御バルブＶ
　５　、Ｖ　６の切換位置とによって決定される。

３は手動切換バルブＶｌ、Ｖ２の位置を検出する位置検
出手段としてのポテンショメータであって、シフトレバ
−１に連動連結されている。４゜５はトランスミッショ
ンＭ１．Ｍ２のシフト段を検出するシフト検出手段とし
ての油圧スイッチであって、トランスミッションＭｌ、
Ｍ２の油圧クラッチＣ３、Ｃ５に取り付けられている。

前記油圧スイッチ４．５は油圧クラッチＣｌ−Ｃ５の全
部について設ける必要はなく、油圧クラッチＣ１〜Ｃ５
のうちのいくつかについて設けてあればよい。この実施
例では、５個の油圧クラッチ０１〜Ｃ５のうちの２個の
油圧クラッチ６ａ、ｃｓに油圧スイッチ４．５が設けら
れている。

第５図は制御部のブロック図であって、制御部であるマ
イクロコンピュータ１は、第１図に示した記憶手段ｄと
比較手段ｅとタイマー手段ｆと推定手段りと判定手段ｊ
とを機能的に有するもので、ＣＰＵ６とＲＯＭ７とＲＡ
Ｍ８と入出力ボート９とＡ／ＤコンバータｌＯとからな
る。前記油圧スイッチ４．５から？信号は、入出力ボー
ト９を通じてｃｐｕｓに入力する。また、ボテンシタメ
ータ３での検出出力はＡ／ＤコンバータｌＯを通じてＣ
ＰＵ６に入力する。ＣＰＵ６で生成された駆動信号は、
入出力ボート９を通じてソレノイドバルブＶ　３　、Ｖ
　４側に出力される。また、入出力ボート９には警報手
段である表示器１１が接続され、ＣＰＵ６で生成された
異常信号は、入出力ボート９を通じて表示器１１側に出
力される。

次に上記動作チェック回路のチェック動作を第４図のフ
ローチャートに基づいて説明する。

ステップＮｌで油圧クラッチＣ１〜Ｃ５が係合状態にあ
るか否かを判断し、油圧クラッチＣ１〜Ｃ５が係合状態
である場合にはステップＮ２に進んで、ソレノイドバル
ブＶ　３　、Ｖ　４への駆動信号が出力されていないか
否か、すなわち、ソレノイドバルブ駆動信号が「０」で
あるか否かを判断する。

ソレノイドバルブ駆動信号が「０」でなければ、ステッ
プＮ３に進んで、前回の駆動信号をＲＡＭ８に記憶し、
ステップＮ４で今回の駆動信号をＲＡＭ８に記憶し、ス
テップＮ５で前回の駆動信号と今回の駆動信号とを比較
する。

ステップＮ５で、前回の駆動信号と今回の駆動信号が一
致している場合、すなわち駆動信号が変化していない場
合には、次のステップＮ６に移る。

ステップＮ６では、所定時間が経過したか否かを判断し
、所定時間が経過するまでは、ステップＮ１に戻ってス
テップＮ１からステップＮ６までのループを繰り返す。

この繰り返し動作の間に、駆動信号が変化すると、ステ
ップＮ５からステップＮ１に戻り、ステップＮ６でのタ
イマー動作はクリアされる。

前回の駆動信号と今回の駆動信号が一致している状態で
所定時間が経過すると、ステップＮ７に進んで、ポテン
ショメータ３の検出信号からその時のシフトレバ−位置
を読み取る。そしてステップＮ８で、その時のソレノイ
ドバルブ駆動信号を検出、する。そしてステップＮ９で
は、シフトレノ（−位置と駆動信号の種別とで定まるト
ランスミッションＭ　ｌ　、Ｍ　２のシフト段を推定す
る。ステップＮＩＯでは、油圧スイッチ４．５の信号に
基づいてトランスミッションＭｌ、Ｍ２での実際のシフ
ト段を検出する。そして、次のステップＮｌｌで推定シ
フト段と実際のシフト段とを比較する。

両シフト段が一致していれば、シフト切換が正常に行な
われていることになるから、特に信号を出力せず、ステ
ップＮ１に戻る。両シフト段が一致していなければ、シ
フト切換動作に異常が生じていることになるから、ステ
ップＮ１２に移って、異常信号を出力する。この異常信
号に応答して表示器１１において異常が発生したことを
示す警報が表示される。

〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、シフトレバ−の位置と
駆動信号の種別とから決まるトランスミッションのシフ
ト位置と実際のシフト位置とを比較することによって、
シフト段の切換動作が正常か否かチェックされ、切換動
作にかかわる油圧系統や電気系統に故障が発生した場合
は、この故障を直ちに発見することができ、制御の安全
性を高めることができる。

また、一般に油圧で切換動作するトランスミッションを
用いた自動変速装置では、電気式制御バルブベの駆動信
号が生成出力されてから、トランスミッションの所要の
油圧クラッチに圧油が供給されるまで、若干の遅れがあ
るが、本発明では、駆動信号が生成出力されてから、所
定時間が経過したのちに、トランスミッションの実際の
シフト段を検出してこれを推定シフト段と比較して異常
を判定するようにしているから、トランスミッションの
応答遅れにより誤った警報が出るようなことがなく、そ
のため故障発生を正確に検出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を明示する機能ブロック図、第２
図は本発明動作チェック回路を備えた自動変速装置のブ
ロック図、第３図は制御部のブロック図、第４図はその
チェック動作を示すフローチャートである。 Ｍｌ、Ｍ２・・・トランスミッション、Ｃ１〜Ｃ５・・
・油圧クラッチ、Ｖｌ、Ｖ２．Ｖ５．ＶＢ・・・１制御
バルブ、ｌ・・・マイクロコンピュータ、３・・・ボテ
ンシロメータ、４．５・・・油圧スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）油圧切換によりシフト段が変化するトランスミッ
   ションと、該トランスミッションへの油圧を切り換える
   電気式制御バルブおよび手動切換バルブとを有する自動
   変速装置においてそのシフト切換動作をチェックする回
   路であって、 電気式制御バルブへの前回の駆動信号と今回の駆動信号
   とを記憶する記憶手段と、前回と今回との両駆動信号を
   比較する比較手段と、該比較手段の一致出力に応答して
   所定時間待機するタイマー手段と、手動切換バルブの位
   置を検出する位置検出手段と、前記タイマー手段のタイ
   ムアップ出力に応答して手動切換バルブの位置および電
   気式制御バルブへの駆動信号から決まるトランスミッシ
   ョンのシフト段を推定する推定手段と、トランスミッシ
   ョンの実際のシフト段を検出するシフト検出手段と、前
   記推定手段でのトランスミッションの推定シフト段と実
   際のシフト段とを比較して異常を判定する判定手段と、
   該判定手段の異常判定出力に応答して警報を発する警報
   手段とを備えたことを特徴とする自動変速装置の動作チ
   ェック回路。