JPH01120462A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用の自動変速機の制御装置に関する。

（従来の技術） 近年、電子制御装置を用いて油圧制御回路を作動させ、
平行軸歯車式変速機をセレクト、およびシフト方向に制
御する自動変速機が開発され、車両に搭載されている。

第３図はこの種の電子制御装置を用いた自動変速機のセ
レクトアクチュエータとその変速パターンとの説明図で
あり、セレクトアクチュエータ１０は段付シリンダ１３
、第１のピストン１１、第２のピストン１２とを有して
おり、段付シリンダ１３の室１３ａには流路切換弁ＶＳ
％室１３ｂには流路切換弁ｖ６が接続されている。

そして流路切換弁ｖｓがオンになると第１のピストン１
１のピストンロッドｌｌａは左方にｇｍＪＪし、流路切
換弁ｖ６．がオンになると第２のピストン１２の右方へ
の移動にしたがいピストン口・ソドｌｌａは右方に移動
してギヤのセレクトを行い、流路切換弁Ｖ　’！　＋　
”　６が共にオンになると図示の中立位置となる。なお
、シフトパターンの中央のＮ２にはスイッチＧ／Ｐ２が
設けられ、Ｎ２に変速機が操作されると、スイッチがオ
ンになるよう構成されている。

このような自動変速機にてＮ１→Ｎ２のセレクト操作を
行う際、第４図のように指令して流路切換弁Ｖ、および
ｖ６をオンにし、ピストンを中立状態に移動させてセレ
クト操作が終了すると、スイッチＧ／Ｐ　２がオンとな
ってＮ２に操作されたことが判定される。

また、Ｎ、−Ｎ３にセレクト操作を行う際は第５図に示
すように指令して流路切換弁■、およびＶ６を図示のよ
うに制御すると、スイッチＧ／Ｐ２のオフ−オンにて、
ギヤＮ２へのセレクトが判定され、つぎにオン−オフに
よりギヤＮ３へのセレクトが判定されることになる。

（発明が解決しようとする問題点） 以上のように流路切換弁Ｖ６．Ｖ６の制御により、Ｎ１
よりＮ２またはＮ３に操作されたことがスイッチＧ／Ｐ
２からの信号により判定できるが、例えばスイッチＧ／
Ｐ２が接点の接触不良に七オンにならない失陥や、また
は流路切換弁Ｖ、、Ｖ、の電磁弁不良にて段付シリンダ
１３の内圧が上昇しない失陥があると、Ｎ、−Ｎ２制御
の場合にはスイッチＧ／Ｐ２がオンにならないため、リ
トライ操作にて一旦もとの位置に戻ることになる。そし
て、失陥の部位によりギヤ位置は異るが、Ｇ／Ｐ２から
の信号がないため電子制御装置はどの位置にギヤがある
か判定できず、シフト制御が不能となる問題を生ずる。

ここで、流路切換弁Ｖ、、Ｖ６がともに正常と判定でき
ればスイッチＧ／Ｐ２のバックアップは容易であるが、
セレクトアクチュエータの８ａ械系のステックや、油圧
系のゴミづまり、電気系の断線など流路切換弁Ｖ、、Ｖ
、に関連する故障診断は困難であり、スイッチＧ／Ｐ２
のバックアップは不可能であった。

なお、自動変速機のギヤ位置のギヤポジションスイッチ
と、変速操作用のセレクタレバー位置のセレクタポジシ
ョンスイッチを有し、セレクタレバーまたはギヤのいず
れかが誤操作、誤動作のときに警報を発する自動車用変
速機の誤動作警報装置の提案が実開昭６１−１０５２３
５号公報に開示されているが、該提案では前記スイッチ
Ｇ／Ｐ２のバックアップは不可能である。

本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その
目的はセレクト操作を行うため、関連する２つの流路切
換弁を制御しても、セレクト操作が終了の検出信号が発
せられないとき、該検出信号のバックアップを行おうと
する自動変速機の制御装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、流体圧回路を制御して、ダブルＨ型の
シフトパターンを有する自動変速機をセレクト方向に操
作する対の２つのセレクトバルブと、前記シフトパター
ンのセレクト方向における中央のギヤ位置を検出して信
号を発するポジションスイッチとを備えた自動変速機の
制御装置において、前記２つのバルブを制御しても前記
ポジションスイッチからの信号が得られないとき、後退
段を含むシフト側へのシフトを禁止する手段を設けると
ともに、車速と変速機のインプットシャフト回転数とに
基づき、操作されたギヤ位置を判定する手段を設けた自
動変速機の制御装置が提供される。

（作用） セレクト操作のため２つの流路切換弁を制御してもセレ
クト方向のスイッチＧ／Ｐ２からの信号が得られないと
きは、後退段を含むシフト側へのシフトを禁止する作用
があり、また、流路切換弁の故障の場合は２つの弁のう
ち、故障の弁を判定できる作用がある。

（実施例） つぎに本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示す自動変速機の油圧制御
回路の構成ブロック図であり、１０はセレクトアクチュ
エータ、２０はシフトアクチュエータ、３０はクラッチ
アクチュエータ、■１〜Ｖ４は開閉弁、■、〜Ｖ６は流
路切換弁、Ｐはポンプ、Ｔはタンクであり、１〜５．Ｒ
，Ｎ、〜Ｎ３はギヤポジションを示し、０Ｎ−ＯＦＦは
りラッチの継、切を表わしている。

前記セレクトおよびシフトアクチュエータ１０および２
０は３位置に停止することができる構成となっており、
セレクトアクチュエータ１０は段付シリンダ１３、第１
のピストン１１、第１のピストンと嵌合する筒状の第２
のピストン１２からなり、第１のピストンのロッドｌｌ
ａが図示しない変速機のインターナルレバーに係合して
いる。

セレクトアクチュエータ１０はその段付シリンダ１３の
室１３ａ、１３ｂに油圧が作用したとき図示の中立状態
にあり、室１３ａに油圧が作用すると第１のピストン１
１は第２のピストン１２を伴フて図において右方に８勤
し、また、室１３ｂに油圧が作用すると第１のピストン
１１のみが図において左方に移動するようになっている
。

セレクトアクチュエータ１０の室１３ａおよび１３ｂは
セレクトバルブとなる流路切換弁Ｖ、およびＶ８を介し
てポンプＰ（開閉弁■、を介して）或はタンクＴへそれ
ぞれ連通する。

なおシフトアクチュエータ２０はセレクトアクチュエー
タ１０とほぼ同一の構成をなし流路切換弁ｖ７およびｖ
８を介してポンプＰ（開閉弁ｖ１を介して）或はタンク
Ｔへそれぞれ連通ずる。

クラッチアクチュエータ３０はシリンダ３３と、ピスト
ン３１、該ピストン３１に一端を連結し他端が図示しな
いクラッチの作動レバーに連結されるピストンロッド３
１ａとからなり、室３３ａは開閉弁ｖ２を介してポンプ
Ｐに連通ずるとともに、開閉弁ｖ３およびパルス制御さ
れる開閉弁ｖ４を介してタンクＴに連通ずる。なお、室
３３ｂは常にタンクＴ側と連通ずるように配管されてい
る。

５０はマイクロコンピュータから構成される電子制御装
置で、前記クラッチアクチュエータ３０の作動位置を検
出する位置センサ０１、アクセルペダルセンサ０２、車
速センサ０３、エンジン回転センサ０４、変速機のイン
プットシャフト回転センサ０５、ギヤポジションセンサ
０６（Ｎ２位置を検出するＧ／Ｐ　２を含む）などから
の入力信号に基づいて、開閉弁■１〜ｖ４、流路切換弁
■、〜■６を制御し、変速機を制御するよう構成されて
いる。

第２図は本実施例の処理の一例を示す処理フロー図であ
り、同図を用いて本実施例の作動を説明する。

まず流路切換弁Ｖ、、Ｖ６を開いてＮ２にセレクトする
操作をステップ１にて行い、スイッチＧ／・Ｐ２をステ
ップ２にてチエツクする。ここでオンにならない場合は
所定回数のｎ回のりトライを行い、ｎ回の後もスイッチ
Ｇ／Ｐ　２がオンでないときはステップ３より４に進み
、Ｇ／Ｐ２または■、またはｖ６の失陥とみなし、変速
機の２速と後退段とを誤ってシフトしないようにするた
め、２，４．Ｒ側へのシフトを禁止し、１，３゜５側へ
のシフトを行う（ステップ５）。

そして、１，３．５側にシフトの走行においては、指令
のギヤ位置と、インプットシャフト回転センサ０５から
の回転数（Ｎ　ｉ　）と、車速センサ０３からの車速か
ら求められる実際のギヤ位置とを比較し、Ｇ　／　Ｐ　
２　、　Ｖｓ　、　Ｖａのいずれかが失陥したかをステ
ップ６〜９にて判定する。

つぎに上記の判定によりＶ、、Ｖ６ともに正常とみなさ
れた場合はＧ／Ｐ２の失陥と判定し、Ｇ／Ｐ２のバック
アップとしてＧ／Ｐ２がオンでなくとも、２，４．Ｒ側
へのシフトをステップ１１にて許可することになる。な
お、ステップ１０にてＶ、、Ｖ、が異常の場合は２，４
．Ｒ側へのシフトは禁止のままとする。

以上本発明を一実施例によって説明したが、本発明の主
旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明
の範囲から排除するものではない。

（発明の効果） 本発明によれば、セレクト操作のため流路切換弁を制御
しても、セレクト方向のスイッチＧ／Ｐ２からの信号が
オンにならないとき、スイッチＧ／Ｐ２が故障なのか、
または流路切換弁の故障なのか判定できる効果があり、
これによりスイッヘチＧ／Ｐ　２のバックアップが可能
となるとともに、変速機のシフト不能を防止できる効果
がある。

また本発明によれば、流路切換弁の故障が機械系、油圧
系、電気系に拘らず、いずれの弁が故障なのか判定でき
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動変速機の油圧制御
回路の構成ブロック図、第２図は本実施例の処理を示す
処理フロー図、第３図はセレクトアクチュエータと変速
パターンとの説明図、第４，５図はそのセレクト操作の
説明図である。 １０・・・セレクトアクチュエータ、５０・・・電子制
御装置、Ｖ５．Ｖ、・・・流路切換弁（セレクトバルブ
）、Ｇ／Ｐ２・・・スイッチ、０３・・・車速センサ、
０５・・・インプットシャフト回転センサ。 特許出願人　　いすメ自動車株式会社　外１名代　理　
人　　弁理士　辻　　　　實

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　流体圧回路を制御して、ダブルＨ型のシフトパターン
   を有する自動変速機をセレクト方向に操作する対の２つ
   のセレクトバルブと、前記シフトパターンのセレクト方
   向における中央のギヤ位置を検出して信号を発するポジ
   ションスイッチとを備えた自動変速機の制御装置におい
   て、前記２つのバルブを制御しても前記ポジションスイ
   ッチからの信号が得られないとき、後退段を含むシフト
   側へのシフトを禁止する手段を設けるとともに、車速と
   変速機のインプットシャフト回転数とに基づき、操作さ
   れたギヤ位置を判定する手段を設けたことを特徴とする
   自動変速機の制御装置。