JPS6123676A - 高浸透性シ−リング材 - Google Patents
高浸透性シ−リング材Info
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- JPS6123676A JPS6123676A JP14411184A JP14411184A JPS6123676A JP S6123676 A JPS6123676 A JP S6123676A JP 14411184 A JP14411184 A JP 14411184A JP 14411184 A JP14411184 A JP 14411184A JP S6123676 A JPS6123676 A JP S6123676A
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- Japan
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- parts
- vinyl chloride
- weight
- sealing material
- resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鋼板の合わせ目に施すシーリング材に関するも
ので、特に常温において適宜鋼板の隙間に浸透し、加熱
時に更に浸透を助長し、しかも常温時並びに加熱時流れ
落ちない、即ち垂下性を示さなφ性質を有する塩化ビニ
ル樹脂系シーリング材に関するものである。
ので、特に常温において適宜鋼板の隙間に浸透し、加熱
時に更に浸透を助長し、しかも常温時並びに加熱時流れ
落ちない、即ち垂下性を示さなφ性質を有する塩化ビニ
ル樹脂系シーリング材に関するものである。
(従来の技術)
従来、自動車の車体の板金部材のスポット溶接等による
継ぎ目あるいは合わせ目をシールするシーリング材とし
ては流動性を有するものまたは有しないもののいずれか
が使用されている。しかし前者の流動性を有するものは
、特に垂直に近い状態にある鋼板の合わせ目をシールす
る場合塗布作業時および加熱時に垂下しやすく、流れ落
ちてしまう公魚があり、後者の流動性を有しないものは
鋼板合せ目の間隙へのシーリング材の浸透が乏しく、ヘ
ラ等で過剰のシーリング材を取り除く際に塗布膜厚が著
しく薄くなったり煩雑な塗り方をした場合にはシーリン
グ材が残らない欠陥部分が発生することがある。この場
合、車体外部からの漏水を招いたり、ある―はそのため
に鋼板を錆させることになる。
継ぎ目あるいは合わせ目をシールするシーリング材とし
ては流動性を有するものまたは有しないもののいずれか
が使用されている。しかし前者の流動性を有するものは
、特に垂直に近い状態にある鋼板の合わせ目をシールす
る場合塗布作業時および加熱時に垂下しやすく、流れ落
ちてしまう公魚があり、後者の流動性を有しないものは
鋼板合せ目の間隙へのシーリング材の浸透が乏しく、ヘ
ラ等で過剰のシーリング材を取り除く際に塗布膜厚が著
しく薄くなったり煩雑な塗り方をした場合にはシーリン
グ材が残らない欠陥部分が発生することがある。この場
合、車体外部からの漏水を招いたり、ある―はそのため
に鋼板を錆させることになる。
このような問題点を解消するため特開昭57−1806
78号公報にみられるように、常温時は流動性を有さず
、加熱時に流動性を持たせたシーリング材が提案されて
いる。
78号公報にみられるように、常温時は流動性を有さず
、加熱時に流動性を持たせたシーリング材が提案されて
いる。
(発明の解決しようとする問題点)
しかしシーリング材が常温時に流動性を有しないことは
、シール部へのなじみ性が悪く、第8図に示すように、
塗布時の鋼板11.12の継目18の隙間14にシーリ
ング材15が浸透しにくくなるので、完全なるシーリン
グ効果を達成するには更に改善する必要がある。
、シール部へのなじみ性が悪く、第8図に示すように、
塗布時の鋼板11.12の継目18の隙間14にシーリ
ング材15が浸透しにくくなるので、完全なるシーリン
グ効果を達成するには更に改善する必要がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上述のような従来の問題点に着目してなされ
たもので、低温硬化性の良い樹脂、チキソトロピー性を
持った樹脂である塩化ビニル樹脂をベースとして、チキ
ントロピー付与剤、チキントロピー調整剤、樹脂安定剤
、発泡防止剤、密着性付与剤、充、填剤および可塑剤を
混入することにより、上記問題点を解決し、常温におい
て隙間への浸透性を有し、常温時並びに加熱時に垂下性
を示さないシーリング材を提供する。
たもので、低温硬化性の良い樹脂、チキソトロピー性を
持った樹脂である塩化ビニル樹脂をベースとして、チキ
ントロピー付与剤、チキントロピー調整剤、樹脂安定剤
、発泡防止剤、密着性付与剤、充、填剤および可塑剤を
混入することにより、上記問題点を解決し、常温におい
て隙間への浸透性を有し、常温時並びに加熱時に垂下性
を示さないシーリング材を提供する。
先ずベースとなる塩化ビニル樹脂としては、低温硬化型
塩化ビニル樹脂と、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合
体樹脂とを組合せたものを用いるが、両者の混合割合は
1:1〜0.5でほぼ同量混合した場合には特に低温硬
化性が向上し、シーリング材の焼付時の垂れ落ちが防止
される。またここでいう低温硬化型樹脂単独では物性が
不足し、一方墳化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂が多い
と貯蔵安定性゛に問題があると共にコスト高になる。
塩化ビニル樹脂と、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合
体樹脂とを組合せたものを用いるが、両者の混合割合は
1:1〜0.5でほぼ同量混合した場合には特に低温硬
化性が向上し、シーリング材の焼付時の垂れ落ちが防止
される。またここでいう低温硬化型樹脂単独では物性が
不足し、一方墳化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂が多い
と貯蔵安定性゛に問題があると共にコスト高になる。
従ってベースとなる塩化ビニル樹脂中の塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体樹脂の量は約80〜60%とする。また
これらのベースとなる塩化ビニル系”樹脂50〜80重
量部に対し、チキントロピー付与剤として微小粒子の二
次凝集により高チキソトロピーを与える塩化ビニル樹脂
を20〜50重量部の割合で混入して塩化ビニル樹脂成
分とする。このチキントロピーを付与するための塩化ビ
ニル樹脂が多過ぎるとチキソトロピー性になり過ぎ垂れ
は生じないが、浸透性は得られず、一方少なすぎると浸
透性効果は得られるものの垂れが生じ作業性並びに外観
が悪化する。本発明において、このチキン)oピー付与
剤は最も重要となる要素であり、低粘度で浸透しやすく
且つ流れ落ちない性質を得るためには、この高チキソト
ロピー樹脂を前記した低温硬化型樹脂より少い量とする
ことが必要であり、好ましくに低温硬化型樹脂の8割と
する。ここで高チキソトロピーを与える塩化ビニル樹脂
とは、フタル酸(DOP)に混入して粘度を測定した場
合に、粘度計の回転数をせん新卒で0.4と9800に
相当するように設定して粘度を測定し、前者゛の粘度が
後者の粘度の約200倍以上となる樹脂をいう。
ビニル共重合体樹脂の量は約80〜60%とする。また
これらのベースとなる塩化ビニル系”樹脂50〜80重
量部に対し、チキントロピー付与剤として微小粒子の二
次凝集により高チキソトロピーを与える塩化ビニル樹脂
を20〜50重量部の割合で混入して塩化ビニル樹脂成
分とする。このチキントロピーを付与するための塩化ビ
ニル樹脂が多過ぎるとチキソトロピー性になり過ぎ垂れ
は生じないが、浸透性は得られず、一方少なすぎると浸
透性効果は得られるものの垂れが生じ作業性並びに外観
が悪化する。本発明において、このチキン)oピー付与
剤は最も重要となる要素であり、低粘度で浸透しやすく
且つ流れ落ちない性質を得るためには、この高チキソト
ロピー樹脂を前記した低温硬化型樹脂より少い量とする
ことが必要であり、好ましくに低温硬化型樹脂の8割と
する。ここで高チキソトロピーを与える塩化ビニル樹脂
とは、フタル酸(DOP)に混入して粘度を測定した場
合に、粘度計の回転数をせん新卒で0.4と9800に
相当するように設定して粘度を測定し、前者゛の粘度が
後者の粘度の約200倍以上となる樹脂をいう。
この他、チキン)oピーの調整剤、樹脂安定剤、発泡防
止剤、密着性付与剤、充填剤および可塑剤を配合する。
止剤、密着性付与剤、充填剤および可塑剤を配合する。
チキントロピーの調整剤としては樹脂酸表面処理炭醸カ
ルシウムを80〜70重量部用いる。この調整剤の量が
70重量部より多くなると物性を損い、一方80重量部
より少くなると垂れを生ずるようになり、高チキソトロ
ピー樹脂のみではその現象が増し、またコスト高の問題
が生ずる。
ルシウムを80〜70重量部用いる。この調整剤の量が
70重量部より多くなると物性を損い、一方80重量部
より少くなると垂れを生ずるようになり、高チキソトロ
ピー樹脂のみではその現象が増し、またコスト高の問題
が生ずる。
樹脂安定剤は老化防止剤として機能するもので有機錫化
合物好ましくはジプチル錫マレートを使用し、1〜5重
量部の範囲で添加する。1重量部より少くては効果がな
く、5重量部より多いとコスト高になり好ましくない。
合物好ましくはジプチル錫マレートを使用し、1〜5重
量部の範囲で添加する。1重量部より少くては効果がな
く、5重量部より多いとコスト高になり好ましくない。
発泡防止剤は吸湿剤として作用するもので、酸化カルシ
ウムを使用し、5〜15重量部の範囲で添加する。5重
量部より少くては効果がなく、一方15重量部より多く
なると、吸湿量が多くなり過ぎて好ましくない。
ウムを使用し、5〜15重量部の範囲で添加する。5重
量部より少くては効果がなく、一方15重量部より多く
なると、吸湿量が多くなり過ぎて好ましくない。
密着性付与剤としては変性ポリアミドとアクリル酸エス
テルを使用し、10〜80重量部の範囲で添加する。通
常変性ポリアミドとアクリル酸エステルは単独で用いら
れるが、変性ポリアミドのみでは所望の物性が得られず
、またアクリル酸エステルのみでは耐寒性、密着性に難
がある。しかしこの三者を併用することにより物性、密
着性を向上させることができるもので、変性ポリアミド
は5〜10重量部、アクリル酸エステルは5〜20重量
部の範囲で添加するのが好ましい。
テルを使用し、10〜80重量部の範囲で添加する。通
常変性ポリアミドとアクリル酸エステルは単独で用いら
れるが、変性ポリアミドのみでは所望の物性が得られず
、またアクリル酸エステルのみでは耐寒性、密着性に難
がある。しかしこの三者を併用することにより物性、密
着性を向上させることができるもので、変性ポリアミド
は5〜10重量部、アクリル酸エステルは5〜20重量
部の範囲で添加するのが好ましい。
変性ポリアミドとしてはポリアミンの重合脂肪酸重縮合
物、アクリル酸エステルとしては、トリメチロールプロ
パンのアクリル酸エステルが好ましく用いられる。
物、アクリル酸エステルとしては、トリメチロールプロ
パンのアクリル酸エステルが好ましく用いられる。
本発明において実際に樹脂安定剤、発泡防止剤および密
着性付与剤を添加する場合には夫々を上記範囲内の分量
で、総量が20〜40重量部となるように添加する。
着性付与剤を添加する場合には夫々を上記範囲内の分量
で、総量が20〜40重量部となるように添加する。
また充填剤としては通常使用される炭酸カルシウムを用
いるが、本発明の目的を達するためには100〜400
重量部が許容範囲である。
いるが、本発明の目的を達するためには100〜400
重量部が許容範囲である。
可塑剤はフタレート系のものを用いるのが好ましく、当
然のことながら少なければ安定性が悪くなり、多すぎる
と物性が悪くなる。本発明においては100〜200重
量部の範囲で添加する。
然のことながら少なければ安定性が悪くなり、多すぎる
と物性が悪くなる。本発明においては100〜200重
量部の範囲で添加する。
なお、本明細書中において使用する「流動性」とは、カ
チオンまたはアニオン電着塗装を施した鋼板上に高さ3
m、幅101111のカマボッ形シーリング材を塗布し
、70度角に常温で10分間および140℃で80分間
保持した後のシーリング材の垂れ落ちた距離をいう。ま
た「浸透性」とはカチオンまたはアニオン電着塗装を施
した鋼板2枚を重ね合せ、その継目にシーリング材を塗
布し、水平および7o角度に常温で10分間保った後、
さらに140°Cで80分間保持し、冷却した後2枚の
鋼板を引き剥した場合のシーリング材の浸透した距離を
いう。
チオンまたはアニオン電着塗装を施した鋼板上に高さ3
m、幅101111のカマボッ形シーリング材を塗布し
、70度角に常温で10分間および140℃で80分間
保持した後のシーリング材の垂れ落ちた距離をいう。ま
た「浸透性」とはカチオンまたはアニオン電着塗装を施
した鋼板2枚を重ね合せ、その継目にシーリング材を塗
布し、水平および7o角度に常温で10分間保った後、
さらに140°Cで80分間保持し、冷却した後2枚の
鋼板を引き剥した場合のシーリング材の浸透した距離を
いう。
以上のごとき構成を有する本発明のシーリング材は、例
えば、次のようにして使用される。すなわち該シーリン
グ材を図示せぬシーリングガンを用いて、第1図(A)
に示すように鋼板等の金属板1.2の継ぎ目8(例えば
スポット溶接個所)に′ビード状に吐出させたのち、図
示せぬ刷毛、ヘラ等を用いて第1図(B)に示すように
修正し、ついで加熱することにより前記シーリング材を
隙間4内に浸透させることにより隙間4のシールが完全
となる。
えば、次のようにして使用される。すなわち該シーリン
グ材を図示せぬシーリングガンを用いて、第1図(A)
に示すように鋼板等の金属板1.2の継ぎ目8(例えば
スポット溶接個所)に′ビード状に吐出させたのち、図
示せぬ刷毛、ヘラ等を用いて第1図(B)に示すように
修正し、ついで加熱することにより前記シーリング材を
隙間4内に浸透させることにより隙間4のシールが完全
となる。
しかして、本発明のシーリング材は、前記のごとき物性
を有しているため種々の部位のシールに使用されるが、
特に自動車車体のスポット溶接個所の隙間、例えば第2
図に示すように、ルーフドリップレール5、トランク開
口部6、リヤコンビネーションランプ7、床8等の部位
の隙間のシールに使用される。
を有しているため種々の部位のシールに使用されるが、
特に自動車車体のスポット溶接個所の隙間、例えば第2
図に示すように、ルーフドリップレール5、トランク開
口部6、リヤコンビネーションランプ7、床8等の部位
の隙間のシールに使用される。
このような自動車車体の隙間のシールは、通常4次の段
階で行なわれる。すなわち、ホワイトボディーをアルカ
リ液で脱脂したのち、リン酸塩水溶液等の化成処理液に
より化成処理し、ついでカチオン電着浴またはアニオン
電着浴中に浸漬して電着塗装を施す。電着塗装後の車体
を、例えば170°Cで80分間焼付けたのち、前記の
ごとき隙間を有するシーリング部位にシーリング材を、
シーリングガンを用いて塗布し、ついで修正したのち例
えば120〜170°Cで5〜20分間、好ましくは1
80〜150℃で15〜20分間シーリング剤仮焼付け
を行なう。ついで、所要に応じてスプレー塗装法等によ
り中塗塗装を行なったのち、140〜160℃で2ON
40分間焼付けを行ない、さらにスプレー塗装法等によ
り上塗塗装を行ったのち14θ〜160″Cで20〜4
0分間焼付けを行なうことにより、車体の塗装と同時に
シーリング部位のシールも完成する。
階で行なわれる。すなわち、ホワイトボディーをアルカ
リ液で脱脂したのち、リン酸塩水溶液等の化成処理液に
より化成処理し、ついでカチオン電着浴またはアニオン
電着浴中に浸漬して電着塗装を施す。電着塗装後の車体
を、例えば170°Cで80分間焼付けたのち、前記の
ごとき隙間を有するシーリング部位にシーリング材を、
シーリングガンを用いて塗布し、ついで修正したのち例
えば120〜170°Cで5〜20分間、好ましくは1
80〜150℃で15〜20分間シーリング剤仮焼付け
を行なう。ついで、所要に応じてスプレー塗装法等によ
り中塗塗装を行なったのち、140〜160℃で2ON
40分間焼付けを行ない、さらにスプレー塗装法等によ
り上塗塗装を行ったのち14θ〜160″Cで20〜4
0分間焼付けを行なうことにより、車体の塗装と同時に
シーリング部位のシールも完成する。
(実施例)
次に、本発明を実施例および比較例により更に詳細に説
明する。
明する。
実施例1〜8.比較例1〜10
第1表上段に示す原料を配合割合に混合分散し減圧下に
て脱泡し、シール材を調製した。
て脱泡し、シール材を調製した。
このようにして得られたシーリング材をJISK6[1
180に準拠した方法で試験を行い、得た結果を第1表
に併記する。
180に準拠した方法で試験を行い、得た結果を第1表
に併記する。
また第2図に示すようにカチオン電着塗装後の自動車車
体のシーリング部位、例えばルーフトリップレール5、
トランク開口部6、リヤコンビネーションランプ7、床
8等のスポット溶接隙間にシーリングガンを用いて前記
シーリング材を直径隙間にシーリングガンを用いて前記
シーリング材を直径約8Bのビード状に塗布し、その一
部を刷毛仕上げした後、140°Cで1o分間仮焼付け
し、室温に10分間保持したのち、さらに140″Cで
8゜分間焼付けを行なってシーリングを完了した。この
場合の作業時のたれおよび浸透性を評価し、第1表を下
段に示す。
体のシーリング部位、例えばルーフトリップレール5、
トランク開口部6、リヤコンビネーションランプ7、床
8等のスポット溶接隙間にシーリングガンを用いて前記
シーリング材を直径隙間にシーリングガンを用いて前記
シーリング材を直径約8Bのビード状に塗布し、その一
部を刷毛仕上げした後、140°Cで1o分間仮焼付け
し、室温に10分間保持したのち、さらに140″Cで
8゜分間焼付けを行なってシーリングを完了した。この
場合の作業時のたれおよび浸透性を評価し、第1表を下
段に示す。
第1表より、比較例1は高チキソトロピー性樹脂が多い
ため、浸透性が全く得られておらず、比較例2は高チキ
ントロピー性樹脂が少いため浸透性は大きいものの流動
性が大きく、貯蔵安定性が悪化する傾向を示し、比較例
8は低温硬化票塩化ビニル樹脂が塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体(PVO/PVAc共重合体)樹脂に比べて非
常に多いため伸びが低く、比較例4はPVO/PVA0
共重合体樹脂が多いと貯蔵安定性が極めて悪く、比較例
5は表面処理炭酸カルシウムが少ないと浸透性は大きい
が、流動性が大きく、車体作業でも垂れを生じることが
わかる。更に比較例6は表面処理炭酸カルシウムが多い
と、浸透性が得られず、伸びも低下する傾向を生じ、比
較例7はアクリル酸エステルが多いと接着力が得られず
、比較例8は変性ポリアミドが多いと貯蔵安定性が極め
て悪く、比較例9は炭酸カルシウムが少ないと浸透性は
増加の方向を示すが、貯蔵安定性が悪化する傾向を示し
、比較例10は炭酸カルシウムを増やし、これと同時に
可塑剤量を増すと、流動性が大きくなり、車体塗布時に
たれを生じ、また浸透性も低下することがわかる。
ため、浸透性が全く得られておらず、比較例2は高チキ
ントロピー性樹脂が少いため浸透性は大きいものの流動
性が大きく、貯蔵安定性が悪化する傾向を示し、比較例
8は低温硬化票塩化ビニル樹脂が塩化ビニル酢酸ビニル
共重合体(PVO/PVAc共重合体)樹脂に比べて非
常に多いため伸びが低く、比較例4はPVO/PVA0
共重合体樹脂が多いと貯蔵安定性が極めて悪く、比較例
5は表面処理炭酸カルシウムが少ないと浸透性は大きい
が、流動性が大きく、車体作業でも垂れを生じることが
わかる。更に比較例6は表面処理炭酸カルシウムが多い
と、浸透性が得られず、伸びも低下する傾向を生じ、比
較例7はアクリル酸エステルが多いと接着力が得られず
、比較例8は変性ポリアミドが多いと貯蔵安定性が極め
て悪く、比較例9は炭酸カルシウムが少ないと浸透性は
増加の方向を示すが、貯蔵安定性が悪化する傾向を示し
、比較例10は炭酸カルシウムを増やし、これと同時に
可塑剤量を増すと、流動性が大きくなり、車体塗布時に
たれを生じ、また浸透性も低下することがわかる。
これに対して本発明のシーリング材を自動車のシーリン
グ材として使用した結果、常温による塗布時に鋼板間に
浸透することが確認され、作業時の垂れは全く問題なく
、以後140°C×80分の加熱により、この浸透が助
長されて、完全なシーリング効果が得られ、しかも垂下
しないことも確認された。
グ材として使用した結果、常温による塗布時に鋼板間に
浸透することが確認され、作業時の垂れは全く問題なく
、以後140°C×80分の加熱により、この浸透が助
長されて、完全なシーリング効果が得られ、しかも垂下
しないことも確認された。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明のシーリング材は、低温
硬化型塩化ビニル樹脂と塩化ビニル酢酸′ビニル共重合
体樹脂をベースとし、これに特定量の高チキソトロピー
性塩化ビニル樹脂、チキソトロピーの調整剤、樹脂安定
剤、発泡防止剤、密着性付与剤、充填剤および可塑剤を
配合した構成としたため、常温時に適宜の流動性を有す
るので、塗布作業性の容易さと共に塗布時に鋼板の隙間
に浸透し、尚かつ加熱時にこの浸透が助長されて完全な
るシール効果を奏し、しかも作業時ならびに焼付後の状
態で流れ落ちないという効果が得られる。
硬化型塩化ビニル樹脂と塩化ビニル酢酸′ビニル共重合
体樹脂をベースとし、これに特定量の高チキソトロピー
性塩化ビニル樹脂、チキソトロピーの調整剤、樹脂安定
剤、発泡防止剤、密着性付与剤、充填剤および可塑剤を
配合した構成としたため、常温時に適宜の流動性を有す
るので、塗布作業性の容易さと共に塗布時に鋼板の隙間
に浸透し、尚かつ加熱時にこの浸透が助長されて完全な
るシール効果を奏し、しかも作業時ならびに焼付後の状
態で流れ落ちないという効果が得られる。
第1図(ム)は本発明のシーリング材を鋼板継目にシー
リングガンで塗布した状態を示す斜視図、第1図(B)
は第1図(A)に示すシーリング材を修正した状態を示
す斜視図、 第2図はシーリング材を使用すべき自動車の部位を示す
概略斜視図、 第8図は従来のシーリング材を鋼板継目に塗布した状態
を示す断面図である。 1.2・・・鋼板 8・・・継目4・・・間隙
5・・・ルーフドリップ6・・・トランク開口
部 7・・・リヤコンビネーションランプ 8・・・床 11.12・・・鋼板18・・
・継目 トド・・間@。 第1図 第2図 第3図
リングガンで塗布した状態を示す斜視図、第1図(B)
は第1図(A)に示すシーリング材を修正した状態を示
す斜視図、 第2図はシーリング材を使用すべき自動車の部位を示す
概略斜視図、 第8図は従来のシーリング材を鋼板継目に塗布した状態
を示す断面図である。 1.2・・・鋼板 8・・・継目4・・・間隙
5・・・ルーフドリップ6・・・トランク開口
部 7・・・リヤコンビネーションランプ 8・・・床 11.12・・・鋼板18・・
・継目 トド・・間@。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1、塩化ビニル樹脂および塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体80〜50重量部に対して、微小粒子の二次凝集によ
りチキソトロピー性を与える塩化ビニル樹脂20〜50
重量部の割合で添加してなる塩化ビニル樹脂成分100
重量部と、チキソトロピーの調整剤80〜70重量部と
、樹脂安定剤1〜5重量部と、発泡防止剤5〜15重量
部と、密着性付与剤10〜30重量部と、充填剤100
〜400重量部と、可塑剤100〜200重量部とから
なることを特徴とする高浸透性シーリング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14411184A JPS6123676A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 高浸透性シ−リング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14411184A JPS6123676A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 高浸透性シ−リング材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6123676A true JPS6123676A (ja) | 1986-02-01 |
JPH0481637B2 JPH0481637B2 (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=15354438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14411184A Granted JPS6123676A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | 高浸透性シ−リング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0389899A1 (en) * | 1989-03-21 | 1990-10-03 | Tremco Incorporated | Non-sag agent and composition and method relating thereto |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740873A (en) * | 1980-06-26 | 1982-03-06 | Du Pont | Box type connector |
JPS57180678A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-06 | Aisin Chem Co Ltd | Thermally flowable vinyl chloride sol sealer |
-
1984
- 1984-07-13 JP JP14411184A patent/JPS6123676A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
EP0389899A1 (en) * | 1989-03-21 | 1990-10-03 | Tremco Incorporated | Non-sag agent and composition and method relating thereto |
EP0389899B1 (en) * | 1989-03-21 | 1993-09-15 | Tremco Incorporated | Non-sag agent and composition and method relating thereto |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0481637B2 (ja) | 1992-12-24 |
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