JPS627784A - 高浸透性シ−リング材 - Google Patents

高浸透性シ−リング材

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JPS627784A
JPS627784A JP14671485A JP14671485A JPS627784A JP S627784 A JPS627784 A JP S627784A JP 14671485 A JP14671485 A JP 14671485A JP 14671485 A JP14671485 A JP 14671485A JP S627784 A JPS627784 A JP S627784A
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JP
Japan
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parts
weight
vinyl chloride
resin
sealing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP14671485A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Matsuoka
潤一郎 松岡
Yukio Watanabe
幸雄 渡辺
Hiroshi Koyama
浩 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電着鋼板の合わせ目に施すシーリング材に
関するもので、特に常温において隙間への浸透性を有し
、常温時並びに加熱時垂下性を示さない塩化ビニル系組
成物に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車車体の板金部材のスポット溶接等による継
目あるいは合わせ目をシールするシーリング材としては
、流動性を有するものまたは有しないもののいずれかが
使用されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような従来のシーリング材にあっては
、前者の流動性を有するものは、特に垂直に近い状態に
ある鋼板の合わせ目をシールする場合、塗布作業時およ
び加熱時に垂下しやすく、流れ落ちシーリング材として
の機能を十分はたさず、また後者の流動性を有しないも
のは第3図に示すように鋼板11.12の継目13の隙
間14   ′へのシーリング材15の浸透が乏しく、
ヘラ等で過剰のシーリング材を取り除く際に、塗布膜厚
が著しく薄くなったり、シール部に欠陥が生じることも
あった。このためいずれの場合も車体外部からの浸水を
招いたり、あるいはそのため鋼板が錆びるという問題点
があった。
このような問題点を解決するため特開昭57−1806
78号公報にみられるような、常温時は流動性を有さす
、加熱時に流動性を持たせたシーリング材が提案されて
いる。しかしながらシーリング材が常温時に流動性を有
しないことは、シール部へのなじみ性が悪く、塗布時に
シーリング材が鋼板の継目の隙間に浸透しにくく第3図
に示したと同様にして、完全なシーリング効果を達成す
るには更に改善する必要があった。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上述のような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、特定の塩化ビニル系組成物をシール材とし
て用いることにより、塗布時(常温)に適宜の流動性を
有し、塗布作業性が容易であると共に、讃板への隙間に
シール材が浸透し、尚かつ加熱時にこの浸透を助長して
完全なるシール効果が得られ、しかも作業時および焼付
時に流れ落ちないことを知見したことに基づくものであ
る。
この発明のシーリング材は、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体樹脂100重置部に対して、微小粒子の二次凝集
によりチキソトロピー性を与える塩化ビニル樹脂90〜
100重量部、安定剤として有機錫3〜5重量部、吸湿
剤として酸化カルシウム20〜28重量部、チタネート
系カップリング剤7〜10重量部、充填材として表面処
理炭酸カルシウム150〜160重量部、珪酸3〜5重
量部、炭酸カルシウム200〜210重量部、フタレー
ト系可塑剤240〜250重量部および変性ポリアミド
系可塑剤15〜21重量部を配合して成ることを特徴と
する。
この発明のシーリング材組成物においては、ベースとし
てシーリング材としての物性および低温セット性を付与
する塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、例えば通産
省発行の化学物質の審査および製造等の規定に関する法
律規則第2条第4項に規定する既存化学物質(以下単に
既存化学物質と略記する)A6−76を使用する。この
共重合体の配合量を100重量部とし、これに対して上
記所定量の配合成分を添加するもので、該共重合・体は
基準量以上に配合すると密着性が悪くなり、貯蔵安定性
が低下する。
先ず配合成分として添加する微小粒子の二次凝集により
チキソトロピー性を与える塩化ビニル樹脂は、例えば既
存化学物質& 6−66があり、その配合量を90〜1
10重量部とするが、110重量部より多くなるとノズ
ルからの吐出性が悪くなり、隙間浸透性が悪くなり、9
0重量部より少くては、高チキソトロピー性付与の効果
が得られない。ここで高チキソトロピー性を付与する塩
化ビニル樹脂とはフタル酸(DOP)に混入して粘度を
測定した場合に、粘度計の回転数をせん新字で0.4と
9300に相当するように設定して粘度を測定し、前者
の粘度が後者の粘度の約200倍以上となる樹脂をいう
安定剤としての有機錫は、貯蔵安定性を付与する作用を
するもので、例えばジプチル錫マレート、既存化学物質
/Pi 2−2355があり、a〜5重量部置部するが
、配合量が5重量部より多くなると、密着性が低下し、
一方3重量部より少くなると安定剤としての効果がなく
なる。
酸化カルシウムは吸湿性を付与する吸湿剤として配合す
るもので、例えば既存化学物質A l −189があり
、配合量を20^23重量部とする理由は、23重量部
を越えると吸湿量が多くなり貯蔵安定性が低下し、一方
20重量部未満では吸湿剤としての効果が得られないか
らである。
カップリング剤として配合するチタネート系カップリン
グ剤、例えば既存化学物質A 7−356はその配合量
を7〜10重量部とするが、これは10重量部を越える
と密着性が低下し、7重量部未満では効果がないからで
ある。
次に充填剤として表面処理炭酸カルシウムを150〜1
60重量部、珪酸を8〜5重量部、炭酸カルシウムを2
00〜210重量部配合する置部表面処理炭酸カルシウ
ムはチキソトロピー性を付与するもので、例えば植物油
で表面処理したもの、脂肪酸で表面処理したもの、例え
ば既存化学物質1’;a 1−122等が用いられ、配
合量が160重量部を越えるとたれ落ちが生じやすくな
り、150重量未満では効果がない。珪酸は高チキソト
ロピー性を付与する作用をなすもので、配合量が5重量
部を越えるとたれ落ちが生じやすくなり、一方3重量部
未満では効果がない。また炭酸力ルシワムは更に充填効
果を付与するために配合するもので、配合量が210重
量部を越えると物性、特に伸びが低下して好ましくなく
、一方200重量部未満では効果がない。
フタレート系可塑剤を240〜250重量部配合する置
部このフタレート系可塑剤は可塑化を付与するため配合
するもので、例えば既存化学物質A3−1807があり
、配合量が250重量部を越えるとシーリング材の粘度
が低くなり、たれやすくなり、240重量部未満では効
果がない。
更に変性ポリアミド系可塑剤を5〜21重量部配合する
が、この変性ポリアミド系可塑剤は密着性を付与する作
用をするもので、例えば既存化学物質/a 7−401
があり、配合量が21fi量部を越えるとシーリング材
が黄色を呈するようになり外観が悪くなり、一方15重
量部未満では効果がない。この変性ポリアミド系可塑剤
としては例えばポリアミンの重合脂肪酸重縮合物等があ
る。
尚本明細書中において使用する「流動性」とは、カチオ
ンまたはアニオン電着塗装を施した銅板上に、高さ30
、幅IQi+i+のカマボコ型シーリング剤組成物を塗
布し、70度角に常温で1o分間および140°Cで3
0分間保持したのちのシーリング材のたれ落ちた距離を
いう。また「浸透性」とは、カチオンまたはアニオン電
着鋼板2枚を、第5図に示すように間隙(り)を0.2
mとして重ね合わせ、第4図に示すノズルを用い、吐出
量5ccls園になるようにセットし、ノズルと鋼板の
間の角度が約70°になるようにして鋼板11.12の
隙間にシーリング材を塗布し、上記と同様の条件で焼付
けた後の材料のすき間浸透距離をいう、第4図・に示す
ノズルは、材質S h 3.ユニクロメツキで、11 
”” 48−5 ” N 12 ” 91jl 118
=8 關、!4= 6.5101、  l、 == 7
1111.  Dl: 41EI、D2=2.50、D
8=1、Q 0SD、 = 6 fl、但しD工〜D、
は各部の直径を表わす。また第5図においてL□=20
0fl、L2はシーリング材の隙間への浸漬幅を示す。
上述の如き構成を有するこの発明のシーリング材は、例
えば次のようにして使用される。すなわち該シーリング
材を図示せぬシーリングガンを用いて、第1図(A)に
示すように鋼板等の金属板1゜2の継ぎ目(例えばスポ
ット溶接個所)にビード状に吐出させた後、図示せぬ刷
毛、ヘラ等を用いて第1図(B)に示すように修正し、
ついで加熱することにより前記シーリング材を隙間4内
に浸透させることにより隙間4のシールが完全になる。
しかし、この発明のシーリング材は、前記の如き物性を
有しているため種々の部品のシールに使用されるが、特
に自動車車体のスポット溶接個所の隙間、例えば第2図
に示すように、ルーフドリップレール5、トランク開口
部6、リャコンビネ・−ジョンランプ7、床8等の部位
の隙間のシールに使用される。
このような自動車車体の隙間のシールは、通常、次の段
階で行なわれる。すなわち、ホワイトボディをアルカリ
液で脱脂したのち、リン酸塩水溶液等の化成処理液によ
り化成処理し、ついでカチオン電着浴またはアニオン′
wLS浴中に浸漬して電着塗装を施す。電着塗装後の車
体を、例えば170°Cで30分間焼付けたのち、前記
のごとき隙間を有するシーリング部位にシーリング材を
、シーリングガンを用いて塗布し、ついで修正したのち
例えば120〜170°Cで5〜20分間、好ましくは
130〜150°Cで15〜20分間シーリング材仮焼
付けを行なう。ついで、所要に応じてスプレー塗装法等
により中塗塗装を行なったのち、140.。
〜160℃で20〜40分間焼付けを行ない、さらにス
プレー塗装法等により上塗塗装を行ったのち140〜1
60℃で20〜40分間焼付けを行なうことにより、車
体の塗装と同時にシーリング部位のシールも完成する。
(実施例) 次に、この発明を実施例および比較例により更に詳細に
説明する。
第1表上段に示す原料を配合割合に混合分散し八減圧下
にて脱泡し、シーリング材を調製した。但し表中、表面
処理炭酸カルシウムAは、植物油表面処理炭酸カルシウ
ム、表面処理炭酸カルシウムBは脂肪酸表面処理炭酸カ
ルシウムを夫々示す。
このようにして得られたシーリング材組成物をJISK
6830に準拠した方法で試験を行い、得た結果を第1
表に併記する。
また第2図に示すようにカチオン′vIL着塗装後の自
動車車体のシーリング部位、例えばルーフドリップレー
ル5、トランク開口部6、リヤコンビネーションランプ
7、床8等のスポット溶接隙間にシーリングガンを用い
て前記シーリング材を直径約3朋のビード状に塗布し、
その一部を刷毛仕上げした後、140°Cで10分間仮
焼付けし、室温に10分間保持したのち、さらに140
°Cで80分)間焼付けを行なってシーリングを完了し
た。この場合の作業時のたれおよび浸透性を評価し、第
1表の下段に示す。
第   1   表 第1表より比較例1のシーリング材は、高チキソトロピ
ー性を与える塩化ビニル樹脂(pva樹脂)が多いため
浸透性が全く得られていない。また比較例2のシーリン
グ材は該PvC樹脂が少いため浸透性は大きいものの、
流動性が大きく、貯蔵安定性が悪化する傾向にあること
がわかる。
これに対して実施例のこの発明のシーリング材を自動車
のシーリング材として使用した結果、常温による塗布時
に鋼板間に浸透することが確認され、作業時の垂れは全
く問題なく、以後140°C1゜30分の加熱により、
この浸透が助長されて完全なシーリング効果が得られ、
しかも垂下しないことも確認された。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明のシーリング材は、
シーリング材の物性、低温セット性を付与する塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体(PVO/PVA0 )樹脂に
、チキソトロピー性を付与する塩化ビニル樹脂、安定剤
として有機錫、吸湿剤として酸化カルシウム、チタネー
ト系カップリング剤、充填剤として表面処理炭酸カルシ
ウム、珪酸および炭酸カルシウム、フタレート系可塑剤
並びに変性ポリアミド系可塑剤を特定の割合で配合して
構成されているため、常温での塗布作業の容易性があり
、しかも鋼板間に浸透するも垂下せず、以後の加熱によ
って浸透が助長されてより完全な水密性を持ち、尚垂下
しない性質を有するものであるから、特に自動車のシー
リング材として最も良い結果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はこの発明のシーリング材を鋼板継目にシ
ーリングガンで塗布した状態を示す斜視図、第1図(B
)は第1図(A)に示すシーリング材を修正した状態を
示す斜視図、 第2図はシーリング材を使用すべき自動車の部位を示す
概略斜視図、 第3図は従来のシーリング材を鋼板継目に塗布した状態
を示す断面図、 第4図は実施例および比較例で用いた鋼板間の隙間にシ
ーリング材を充填するのに用いたノズルの断面図、 第5図は実施例および比較例におけるシーリング材の浸
透性測定の説明図である。 1.2・・・鋼板     8・・・継目4・・・隙間
      5・・・ルーフドリップ6・・・トランク
開口部 7・・・リヤコンビネーションランプ 8・・・床       11.12・・・鋼板13・
・・継目      14・・・隙間15・・・シーリ
ング材 特許出願人 日産自動車株式会社 第1図 (A、)       (B) 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部
    に対して、微小粒子の二次凝集によりチキソトロピー性
    を与える塩化ビニル樹脂90〜100重量部、安定剤と
    して有機錫3〜5重量部、吸湿剤として酸化カルシウム
    20〜23重量部、チタネート系カップリング剤7〜1
    0重量部、充填剤として表面処理炭酸カルシウム150
    〜160重量部、珪酸3〜5重量部、炭酸カルシウム2
    00〜210重量部、フタレート系可塑剤240〜25
    0重量部および変性ポリアミド系可塑剤15〜21重量
    部を配合して成ることを特徴とする高浸透性シーリング
    材。
JP14671485A 1985-07-05 1985-07-05 高浸透性シ−リング材 Pending JPS627784A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0389899A1 (en) * 1989-03-21 1990-10-03 Tremco Incorporated Non-sag agent and composition and method relating thereto
US5015669A (en) * 1989-01-03 1991-05-14 Deutsche Solvay-Werke Gmbh Underseal composition, and process for the production thereof
US5135967A (en) * 1988-01-21 1992-08-04 Deutsche Solvay-Werke Gmbh Underseal composition, and process for the production thereof
WO1994003536A1 (en) * 1992-08-06 1994-02-17 Micromin S.R.L. Industria Micronizzazione Minerali A power based on calcium oxide, useful as an additive for polymers, and a method for the preparation and use thereof

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