JPS61236301A - 鉄道車両用滑走検知装置 - Google Patents

鉄道車両用滑走検知装置

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JPS61236301A
JPS61236301A JP60076123A JP7612385A JPS61236301A JP S61236301 A JPS61236301 A JP S61236301A JP 60076123 A JP60076123 A JP 60076123A JP 7612385 A JP7612385 A JP 7612385A JP S61236301 A JPS61236301 A JP S61236301A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1701Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles
    • B60T8/1705Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles for rail vehicles

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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄道車両のブレーキ装置において使用され、
車輪が固定された車軸の速度を検出しその速度信号にも
とづいて車輪の滑走を判断する滑走検知方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の従来の滑走検知方法として特公昭57−550
01号公報に開示されたものがある。これは、各車軸の
速度をそれぞれ検出し、その内で最も速いものを基準速
度として該基準速度と各車軸の速度とを比較することに
より各車軸の速度差を求めるか、或はさらに該速度差の
微分値を求め、または、各車軸速度のそれぞれを微分し
て減速度を求めて、これら各速度差または各微分値また
は各減速度が設定値を超えた場合に車輪の滑走と判断す
る方法である。この滑走情報はブレーキ装置へ伝達され
てブレーキ力制御に使用される。
ところで、鉄道車両の車輪には、ブレーキ力が付与され
て一度滑走を開始しても、前記ブレーキ力を弱めなくて
も滑走が自然に解消される自己再粘着現象があり、この
現象は制動距離を短縮するためにできるだけ利用する方
が望ましい。
このため、上記従来方法においては、上記設定値をある
程度大きくして不感帯の巾を比較的広くすることにより
、小さな滑走を検知しないようにしている。
しかしながら、全部の車軸(車輪)がほぼ同時に小さな
滑走をした場合は、基準速度を出している軸自体も滑走
しており、基準速度に対する各車軸の速度差または該速
度差の微分値が小さく、また、各車軸速度を微分した減
速度も小さいために、設定値(不感帯)を大きくしてい
る上記従来方法では、前記全車軸にほぼ同時に生じた小
さい滑走(以下、だらだら滑走という)をいつまでも検
知できず、あるいは最悪の場合には全軸が固着して制動
距離が延びると共に車輪外周面に荒れあるいはフラット
部を生じるという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は、部分的な小さな滑走は検知しないで
車輪の自己再粘着現象を有効に生かし、且つ、大多数の
車軸がだらだら滑走状態になった場合にはこれを検知し
て制動距離の短縮を図れるようにすると共に車輪外周面
のフラット部発生を防止できるようにすること、および
、前記だらだら滑走を一担生じると全車軸の速度がほぼ
正常な速度に回復するまで検知状態を保持して制動距離
の短縮化や車輪外周面のフラット部発生の防止をさらに
向上させることを目的とし、具体的な手段は、n個(た
だし、nは3以上の整数である)の車軸の速度をそれぞ
れ検出し、その内で最も速いものを基準速度として該基
準速度に対する各車軸の速度差または該速度差の微分値
を求め、あるいは各車軸の速度を微分して減速度を求め
、これら速度差またはその微分値または減速度が設定値
を超えたときに車輪の滑走と判断する滑走検知方法にお
いて、 上記設定値を、第1設定値と該第1設定値よりも大きい
第2設定値とし、 前記第1設定値を超えた速度差またはその微分値または
減速度の個数が複数の設定数以上となり、且つ、前記速
度差またはその微分値または/および減速度の全てが第
2設定値以下となり、且つ、前記各車軸の速度を微分し
て求めた加速度の全てが基準加速度以下となった場合に
、全軸の滑走と判断して全軸滑走情報を出力し、 この全軸滑走情報を一担出力した後においては、前記加
速度の大小に拘わらず前記全軸滑走情報を自己保持する
と共に、少なくとも1つの速度差またはその微分値また
は減速度が前記第1設定値を超えている場合に前記全軸
滑走情報を自己保持する ことである。
〔作用〕
この手段によれば、大多数の車軸(車輪)がだらだら滑
走状態になると、上記速度差またはそ、の微分値または
減速度の大多数が第1設定値を超えその数が設定数以上
となり、且つ、前記速度差またはその微分値または/お
よび減速度の全てが第2設定値以下となり、且つ、上記
加速度の全てが基準加速度以下になったとき、すなわち
、ブレーキ(減速)中の各車軸間の速度差または減速度
が小さく、しかも、自己再粘着現象を期待できるほどの
加速(回復)中の車軸が存在しないときに限り、これを
全軸のだらだら滑走とみなして検知する。
また、この全軸滑走情報を一担出力するとその後におい
ては、加速度判定により速度回復中の車軸があっても前
記全軸滑走情報が保持され、さらに、少なくとも1つの
速度差またはその微分値または減速度が上記第1設定値
を超えている場合には車軸速度がまだ十分に回復されて
いないと判断して前記全軸滑走情報を保持し、前記速度
差等の全てが前記第1設定値以下となると全車軸の速度
がほぼ正常な速度に回復して前記だらだら滑走が解消さ
れたものと判断し、前記全軸滑走情報が消えることにな
る。
さらに、上記全軸滑走情報を一担出力した後において、
上記速度差等の少なくとも1つが上記第2設定値を超え
た場合には、それに対応する車軸に大きな滑走が生じた
ものと判断しその滑走情報が出されると共に、前記全軸
滑走情報が消える。
〔実施例〕
以下、車軸数nを4とした場合の一実施例を第1図〜第
3図にもとづいて説明する。
本発明方法を実施する装置の一例を示す第1図において
、G1−G4は車輪が固定された車軸の端部に設けられ
車軸の回転数に比例した周波数の交流を発生する速度発
電機であり、その出力にもとづいて速度検出部81〜S
4で車輪の周速度に相当する速度信号v1〜■4が出力
される。これらの速度信号v1〜V4は、回復検知部K
K、最大速度発生部MAX、低感度滑走検知部LK、高
感度滑走検知部HKへそれぞれ伝達される。
回復検知部KKは、速度信号Vl−V4を微分して加速
度信号を得る加速度検出器031〜D34と、基準加速
度信号を発生する基準加速度発生器に3と、前記検出器
031〜D34からの加速度信号を前記発生器に3から
の基準加速度信号と比較し、それぞれの加速度信号が基
準加速度信号以下の場合に「0」を出力し、それぞれの
加速度信号が基準加速度信号を超えた場合に「1」を出
力する加速度比較器C3l−C34と、から成るすなわ
ち、この回復検知部KKは、車軸速度を微分した加速度
が基準加速度を超えた場合に、車輪の自己再粘着が期待
できるものとする。そして、該検知部KKの出力は、オ
アゲートOR3およびインバータIV3およびオアゲー
トOR4を経てアンドゲートAN5へ伝達されると共に
、各車軸の加速情報として図外のその他の装置へ伝達さ
れる。
最大速度発生部MAXは、上記検出部81〜S4からの
速度信号■1〜■4の内で最も大きい(速い)ものを選
択してこれを基準速度信号Vmaxとして出力し、低感
度滑走検知部LKの第2基準速度発生部LCと高感度滑
走検知部HKの第1基準速度発生部I Cへ伝達する。
低感度滑走検知部LKは減速度検知部L1と速度差検知
部L2とから成る。
減速度検知部L1は、速度信号v1〜v4を微分して減
速度信号を得る減速度検出器D21〜D24と、基準減
速度信号を発生する基準減速度発生器に2と、前記検出
器D21−024からの減速度信号を前記発生器に2か
らの基準減速度信号と比較し、それぞれの減速度信号が
基準減速度信号以下の場合にrOJを出力し、それぞれ
の減速度信号が基準減速度信号を超えた場合に「1」を
出力する減速度比較器C21〜C24と、から成る。
すなわち、この低感度の減速度検知部L1は、車軸速度
を微分した減速度が比較的大きな基準減速度を超えた場
合に、車軸(車輪)に大きな滑走を生じたものとする。
そして、該検知部L1の出力は、オアゲートOR2およ
びインバータIV2を経てアンドゲートAN5へ伝達さ
れると共に、各車軸の減速情報としてカ行制御装置やブ
レーキ制御装置等のその他装置へ伝達される。
速度差検知部L2は、最大速度発生部MAXがらの基準
速度信号V+saxを入力し2例えば、(101ua/
h+o、05XVmax )に相当する第2設定値■α
2を前記基準速度信号Vmaχから減算した結果(Vm
ax−Vα2)を第2基準速度信号として出力する第2
基準速度発生器LCと、上記各速度信号v1〜v4を前
記第2基準速度信号(■Iaax−Vα2)と比較し、
各速度信号V1〜■4が第2基準速度信号(Vmax−
Vα2)未満の場合に「1」を出力し、各速度信号V1
〜■4が第2基準速度信号(Vmax−Vα2)以上の
場合に「0」を出力する第2速度差比較器COI〜CO
4と、から成る。
すなわち、この低感度の速度差検知部L2は、各速度信
号■1〜v4を基準速度信号Vmaxと比較し、その速
度差が比較的大きな第2設定値Vα2を超えた場合に、
車軸(車輪)に大きな滑走を生じたものとする。そして
、該検知部L2の出力は、オアゲー)OR2およびイン
バータIV2を経てアンドゲートAN5へ伝達されると
共に、各車軸の低感度滑走情報として上記その他装置へ
伝達される。
したがって、上記減速度検知部Llおよび速度差検知部
L2から成る低感度滑走検知部LKは、上記比較器C2
1〜C24およびCOI〜CO4の内いずれか1つでも
「1」を出力すれば、それに対応する車軸(車輪)が大
きな滑走を生じたものとみなし、全ての出力が「0」で
あれば、全車軸(車輪)に大きな滑走が生じていないも
のとみなす。
高感度滑走検知部HKは、最大速度発生部MAXからの
基準速度信号Vmaxを入力し、前記第2設定値■α2
よりも小さく例えば5km/hに相当する第1設定値V
α、を前記基準速度信号Vmaxから減算した結果(V
max−VαI)を第1基準速度信号として出力する第
1基準速度発生器HCと、上記各速度信号v1〜■4を
前記第1基準速度信号(Vn+ax  Vα1)と比較
し、各速度信号V1〜v4が第1基準速度信号(Vma
x −Vα、 )未満の場合に「1」を出力し、各速度
信号v1〜v4が第1基準速度信号(Vmax −Vα
+ )以上の場合に「0」を出力する第1速度差比較器
C11−C14と、から成る。
すなわち、この高感度滑走検知部HKは、各速度信号V
1〜v4を基準速度信号V maxと比較し、その速度
差が比較的小さい第1設定値Vα、を超えた場合に車輪
(車軸)に滑走が生じたものとみなし、速度差が第1設
定値vcrI以下の場合には車輪(車軸)が全く滑走し
ていないものとみなす。そして、該検知部HKの出力は
、高感度滑走軸数判定部HTへ伝達されると共に、オア
ゲートOR5,77)’ゲートAN6.オアゲー)OR
6を経てアンドゲートAN5へ伝達される。
高感度滑走軸数判定部HTは、その判定の基準とする設
定数を3としており、アントゲ−)AN1〜AN4とオ
アゲートORIとから成り、高感度滑走検知部HKの第
1速度差比較器C1l〜C14の内で3つが「1」を出
力すれば、オアゲートOR1が「1」を出力し、これを
もって大多数の車軸(車輪)が滑走したものと判定し、
「1」を出力する第1速度差比較器の数が2以下の場合
は大多数の車軸の滑走はないものと判定する。そして、
該判定部HTの出力はオアゲートOR6を経てアントゲ
−)AN5へ伝達される。
このアンドゲートAN5の出力側が上記オアゲートOR
4の入力側に接続されて、これらアンドゲートAN5と
オアゲートOR4とで第2の自己保持回路を構成する。
また、アントゲ−)AN5の出力側が上記アンドゲート
AN6の入力側に接続されて、上記オアゲー)OR6と
共に第1の自己保持回路を構成する。そして、このアン
ドゲートAN5の出力rlJを全軸滑走(だらだら滑走
)情報とし、この情報は上記その他装置へ伝達される。
次に、時刻tに対するブレーキ時の各車軸(車輪)の速
度Vの推移の一例を具体的に示す第2図および第3図に
もとづいて上記第1図装置の作動を説明する。
第2図および第3図において、■4が最高速車軸の車輪
の速度V waxであり、Vl−V3は他の3軸の車輪
の速度であり、また、Vα1は第1設定値、■α2は第
2設定値である。
まず、第2図の例において、時刻t1までは、加速中の
車軸がな(、基準減速度を超える大きな減速度の車軸も
なく、各車軸間の速度差が第1設定値Vα、以下であり
、全ての車軸が滑走していない。
この時刻t1までにおいては、回復検知部KKの加速度
比較器C31〜C34の全ての出力が「0」であって、
オアゲー1−OR3の出力が「0」、インバータIV3
の出力が「1」、オアゲートOR4の出力が「1」であ
る。また、低感度滑走検知部LKの減速度比較器C21
〜C24および第2速度差比較器C0I−CO4の全て
の出力がrOJであって、オアゲートOR2の出力が「
0」、インバータIV2の出力が「1」である。しかし
ながら、このとき、高感度滑走検知部HKの第1速度差
比較器CIl〜C14の全ての出力がrOJであって、
高感度滑走軸数判定部HTのオアゲートOR1の出力が
「0」、オアゲートOR5の出力が「O」、アントゲ−
)AN6の出力が「0」、オアゲートOR6の出力が「
0」である。つまり、時刻t1までにおいては、アンド
ゲートAN5の入力の1つであるオアゲートOR6の出
力がrOJであるから、アンドゲートAN5の出力が「
0」であって、全軸滑走情報は出ない。
時刻t1を過ぎて時刻t2に至るまでの期間においては
、速度■1と基準速度V maxとの速度差が第1設定
値Vα1を超えて、高感度滑走検知部HKの第1速度差
比較器C1lのみの出力が「1」となり、オアゲートO
R5の出力が「1」となるが、その前にアンドゲートA
N5の出力が「0」であるからアントゲ−)AN6の出
力は「0」のままであり、高感度滑走軸数判定部HTの
設定数が3であるからオアゲー1−OR1の出力が「0
」のままであるため、オアゲートOR6の出力も「0」
を保持している。したがって、この時刻t1〜t2の期
間においても、アンドゲートAN5の出力が「0」であ
って、全軸滑走情報は出ない。なお、このとき、回復検
知部KKおよび低感度滑走検知部LKの状態は、上記時
刻t1までと同じであって、オアゲートOR4およびイ
ンバータIV2の出力は「1」である。
時刻t2を過ぎて時刻t3に至るまでの期間においては
、速度■1に加えて速度v3も基準速度V n+axと
の速度差が第1設定値■α1を超えて、高感度滑走検知
部HKの第1速度差比較器C1lおよびC13の出力が
「1」となり、オア、ゲートOR5の出力が「1」であ
るが、上記時刻t1〜t2の期間と同様に、アンドゲー
トAN6およびオアゲートORIの出力がrOJであっ
て、オアゲートOR6の出力がrOJのままである。し
たがって、この時刻t2〜t3の期間においても、アン
トゲ−)AN5の出力が「0」であって、全軸滑走情報
は出ない。なお、このときも回復検知部KKおよび低感
度滑走検知部LKの状態は上記時刻t2までと同じであ
り、オアゲートOR4およびインバータIV2の出力は
「1」のままである。
時刻t3を過ぎると、速度v1およびv3に加えてv2
も基準速度Vmaxとの速度差が第1設定値Vα、を超
えるので、高感度滑走検知部HKの第1速度差比較器C
Il〜C13の3つの出力が「1」となり、高感度滑走
軸数判定部HTの設定数が3であるのでそのオアゲート
ORIの出力が「1」となるため、アンドゲートAN6
の出力が「0」であるにも拘わらず、オアゲートOR6
の出力が「1」となる。この時刻t3〜t4の期間にお
いても、回復検知部KKおよび低感度滑走検知部LKの
状態が上記時刻t3までと同じであって、オアゲートO
R4およびインバータIV2の出力が「1」である。し
たがって、時刻t3を過ぎると、アンドゲートAN5の
出力が「1」となって、全軸滑走(だらだら滑走)情報
が出力される。
そして、この全軸滑走情報にもとづいて、ブレーキ力が
弛められ時刻t4を過ぎると、速度Vl〜■3が回復し
始める。しかしながら、時刻t5までの期間は、各速度
差が依然として第1設定値Vα1をこえているのでオア
ゲートOR1の出力が「1」であり、アンドゲートAN
6の2つの入力が「1」となってその出力が「1」とな
るため、オアゲートOR6の出力はrlJのままである
。また、このとき、各速度v1〜v3が回復中であるも
のの、それらの加速度はいずれも基準加速度以下であっ
て、回復検知部KKの加速度比較器C31〜C34の全
ての出力が「0」であり、インバータIV3の出力が「
1」、オアゲートOR4の出力が「1」である。さらに
、このとき、基準減速度を超える速度もなく、第2設定
値Vα2を超える速度差もないため、低感度滑走検知部
LKの全ての比較器C21〜C24およびCOI〜CO
4の出力が「0」であって、インバータIV2の出力が
「1」である。したがって、この時刻t4〜t5の期間
においては上記全軸滑走情報が保持される。なお、この
とき、回復中の速度の少なくとも1つの加速度が基準加
速度を超えた場合、それに対応する加速度比較器の出力
が「1」となって、オアゲー1−OR3の出力が「1」
、インバータIV3の出力が「0」となるが、オアゲー
トOR4にはアンドゲートAN5の出力である全軸滑走
情報「1」がフィードバックされて自己保持状態にあり
、オアゲートOR4の出力が「1」のままであるので、
前記全軸滑走情報が自己保持される。
時刻t5になると、速度v2の基準速度Vmaxに対す
る速度差が第1設定値vcrI以下になり、第1設定値
を超える速度差が2つになって、高感度滑走軸数判定部
HTのオアゲートOR1の出力が「0」となるが、高感
度滑走検知部HKの第1速度差比較器C1lおよびC1
3の2つの出力が「1」であって、オアゲートOR5の
出力が「l」であると共に、アンドゲートAN5の出力
である全軸滑走情報「1」がアントゲ−)AN6にフィ
ードバックされて、アンドゲートAN6は自己保持状態
にあってその出力が「l」のままであるため、オアゲー
)OR6は出力rlJを保持してイル。このとき、回復
検知部KKおよび低感度滑走検知部LKは、上記時刻t
4〜t5の期間と同じ状態であって、オアゲートOR4
が出力「1」を自己保持すると共に、インバータIV2
の出力が「1」である。したがって、この時刻t5〜t
6の期間においても、アントゲ−)AN5の出力がrl
Jのままであって、上記全軸滑走情報が自己保持される
さらに、時刻t6になると、速度v2に加えてVlも基
準速度Vmaxに対する速度差が第1設定値Vα、以下
になり、第1設定値Vα1を超える速度差が1つになっ
て、高感度滑走軸数判定部HTのオアゲートOR1の出
力は「0」のままであるが、時刻t5〜t6の期間と同
様に、第1速度差比較器C13の出力「1」およびアン
ドゲートAN5の出力rlJによってアントゲ−)AN
6が出力「1」を保持しているため、オアゲート。
R6の出力も「1」のままである。このとき、時刻t 
5〜t6の期間と同様に、オアゲートoR4およびイン
バータIV2の出力がrlJである。
したがって、この時刻む6〜t7の期間においても、ア
ンドゲートAN5の出力が「1」のままで全軸滑走情報
が自己保持される。
そして、時刻t7を過ぎると、全ての速度差が第1設定
値Vα、以下となるため、高感度滑走検知部HKの第1
速度差比較器C1l〜C14の全ての出力が「0」とな
って、高感度滑走軸数判定部HTのオアゲートOR1の
出力が「0」のままであると共に、オアゲートOR5の
出力が「0」となるのでアンドゲートAN6の出力も「
0」となり、このため、オアゲートOR6の出力が「0
」となる。したがって、時刻t7を過ぎると、オアゲー
トOR4およびインバータIV2の出力に拘わらず、ア
ンドゲートAN5の出力がrOJとなって、全軸滑走情
報が消える。この状態においては、全ての車軸が滑走す
ることなくほぼ正常な速度で減速されているものとみな
す。
なお、上記全軸滑走情報を自己保持している状態におい
て、何らかの原因で急減速されてその減速度が基準減速
度を超えたりあるいは/および速度差が第2設定値vc
xzを超えた場合には、これを低感度滑走検知部LKが
検知し、それに対応した車軸の減速情報あるいは/およ
び低感度滑走情報を出力すると共に、オアゲー)OR2
の出力がrlJとなり、インバータIV2の出力が「0
」となるため、オアゲー[)R4およびOR6の出力に
拘わらず、アンドゲートAN5の出力が「O」となって
、全軸滑走情報が消える。
次に、上記第2図とは異なる例を第3図にもとづいて簡
単に説明する。
まず時刻t10までは、回復中の速度がないからインバ
ータIV3およびオアゲートOR4の出力が「1」であ
り、基準減速度を超える速度がないと共に第2設定値V
α2を超える速度差もないからインバータIV2の出力
が「1」であるが、第1設定値■α1を超える速度差の
数が2以下であると共にその前の状態においてアンドゲ
ートAN5の出力が「0」であるからオアゲートOR6
の出力がrOJである。したがって、時刻tlOまでは
全軸滑走情報は出ない・ 時刻t10〜tllの期間においては、速度V2の減速
度が基準減速度を超えているので、減速度比較器C22
の出力が「1」となって、インバータIV2の出力が「
0」となるため、オアゲー)OR4およびOR6の出力
に拘わらず、アントゲ−)AN5の出力が「0」であり
、全軸滑走情報は出ない。ただし、このとき、速度■2
に対する減速情報は出されている。
時刻t 11〜t12の期間においては、速度V2が回
復してその加速度が基準加速度を超えているので、加速
度比較器C32の出力が「1」となってインバータIV
3の出力がrOJとなり、その前の状態においてアンド
ゲートAN5の出力がrOJであるから、オアゲートO
R4の出力が「O」であり、このため、インバータIV
2およびオアゲートOR6の出力に拘わらず、アントゲ
−)AN5の出力は「0」のままであって、全軸滑走情
報は出ない。
時刻t 12〜t13の期間においては、速度V1の基
準速度Vmaxに対する速度差が第2設定値■α2を超
えているので、第2速度差比較器CO1の出力が「1」
であって、インバータIV2の出力が「0」となるため
、オアゲートOR4およびOR6の出力に拘わらず、ア
ンドゲートAN5の出力は「0」のままであって、全軸
滑走情報は出ない。ただし、このとき、速度v1に対す
る低感度滑走情報は出されている。
時刻t13〜t14の期間においては、速度Vlが回復
してその加速度が基準加速度を超えているので、加速度
比較器C31の出力が「1」となってインバータIV3
の出力が「0」であると共に、その前の状態でアントゲ
−)AN5の出力が「0」であるため、オアゲートOR
4の出力が「0」であり、このため、インバータIV2
およびオアゲートOR6の出力に拘わらず、アンドゲー
トAN5の出力は「0」のままであって、全軸滑走情報
は出ない。
時刻t14〜t15の期間においては、回復中の速度v
1およびv2の加速度が基準加速度以下であるので加速
度比較器C31〜C34の全ての出力が「0」であって
、インバータIV3およびオアゲートOR4の出力が「
1」となり、速度V3の減速度が基準減速度以下である
と共に3つの速度差が第1設定値Vα、を超え且つ第2
設定値Vα2未満であるので、減速度比較器C21〜C
24および第2速度差比較器COI〜CO4の全ての出
力がrOJであってインバータIV2の出力が「1」と
なると共に、第1速度差比較器011〜C13の3つの
出力が「1」であってオアゲートORIおよびOR6の
出力が「1」となるため、ここで初めてアンドゲートA
N5の出力が「1」となって全軸滑走情報が出力される
時刻t15〜t16の期間は、上記第2図の時刻t5〜
t6の期間と同様であり、時刻t16〜t17の期間は
、上記第2図の時刻t6〜t7の期間と同様であり、時
刻t17以降は、上記第2図の時刻t7以降と同様であ
るため、その説明を省略する。
なお、以上の実施例において、車軸数nを4とし、だら
だら滑走判定の基準の一因である設定数を3としている
が、車軸数nが3以上、設定数が2以上であれば、実施
可能である。
また、上記実施例において、低感度滑走検知部LKを、
減速度検知部Llと速度差検知部L2とから構成してい
るが、いずれか一方でも良く、あるいは、速度差の微分
値を判定する方式のもの、あるいは、これらの組み合せ
でも良い。
さらに、上記実施例においては、高感度滑走検知部HK
を、速度差を判定するものとしているが、これに代えて
速度差の微分値を判定するものまたは単に減速度を判定
するものを使用しても良いし、これらの組み合せであっ
ても良い。
〔効果〕
以上の説明からも明らかな通り、本発明によれば次の効
果が得られる。
(イ)大多数の車軸(車輪)がほぼ同時にだらだらと緩
やかな(小さい)滑走を始めた場合、一般的に、速度差
またはその微分値または減速度が不感帯として大きな第
2設定値を超えないのでこれを検知できず、加速(回復
)中の車軸が全くなければ自己再粘着も期待できず、全
車軸が固着する恐れがあるが、この様な場合に本発明に
おいては、前記第2設定値よりも小さな第1設定値を併
用しているので、速度差またはその微分値または減速度
が第1設定値を超えると、全車軸の滑走とみなしてその
情報が出されるので、これによって全車輪のブレーキ力
を弛める指令に利用でき、このため、車輪の再粘着が早
まり制動距離を短縮できると共に、車輪外周面のフラッ
ト部発生を防止できる。
(ロ)第1設定値を超えた速度差またはその微分値また
は減速度の数が設定数未満のとき、あるいは、基準加速
度を超える加速度があるとき即ち回復(加速)中の車軸
があるとき、全軸滑走(だらだら滑走)とは判断しない
ので、車輪の自己再粘着現象を有効に利用でき、制動距
離の短縮化が図れる。
(ハ)速度差またはその微分値または減速度が第2設定
値を超えて自己再粘着が全く期待できない程の大きな滑
走を生じた車軸がある場合は、全軸滑走と判断しないも
のの、その車軸についてのみ滑走と判断できるので、こ
れを利用すればその車輪のみのブレーキ力を弛めて制御
できる。
(ニ)また、全軸滑走情報を一担出力した後においては
、回復(加速)中の速度があっても、全車軸の速度がほ
ぼ正常な速度に回復するまで、つまり上記速度差等が不
感帯として小さな第1設定値以下に回復するまで、前記
全軸滑走情報を自己保持するので、この情報を利用して
ブレーキ力を弛めれば回復中に再び全車軸がだらだら滑
走を生じないように制御することが可能であって、上記
制動距離の短縮化および車輪外周面のフラット部発生の
防止効果をさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための装置の一実施例の
ブロック図、第2図および第3図は第1図装置の作動説
明用のそれぞれ異なる時刻tに対するブレーキ中の速度
■の推移状態図である。 G1−G4・・・速度発電機 81〜S4・・・速度検出部 ■1〜■41.・速度 MAX・・・最大速度発生部V
 max・・・基準速度 KK・・・回復検知部LK・
・・低感度滑走検知部 HK・・・高感度滑走検知部 HT・・・高感度滑走軸数判定部 L1・・・減速度検知部 L2・・・速度差検知部に2
・・・基準減速度発生器 に3・・・基準加速度発生器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)n個(ただし、nは3以上の整数である)の車軸
    の速度をそれぞれ検出し、その内で最も速いものを基準
    速度として該基準速度に対する各車軸の速度差または該
    速度差の微分値を求め、あるいは各車軸の速度を微分し
    て減速度を求め、これら速度差またはその微分値または
    減速度が設定値を超えたときに車輪の滑走と判断する滑
    走検知方法において、 上記設定値を、第1設定値と該第1設定値よりも大きい
    第2設定値とし、 前記第1設定値を超えた速度差またはその微分値または
    減速度の個数が複数の設定数以上となり、且つ、前記速
    度差またはその微分値または/および減速度の全てが第
    2設定値以下となり、且つ、前記各車軸の速度を微分し
    て求めた加速度の全てが基準加速度以下となった場合に
    、全軸の滑走と判断して全軸滑走情報を出力し、 この全軸滑走情報を一担出力した後においては、前記加
    速度の大小に拘わらず前記全軸滑走情報を自己保持する
    と共に、少なくとも1つの速度差またはその微分値また
    は減速度が前記第1設定値を超えている場合に前記全軸
    滑走情報を自己保持する ことを特徴とする滑走検知方法。
JP60076123A 1985-04-09 1985-04-09 鉄道車両用滑走検知装置 Granted JPS61236301A (ja)

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