JPS6123559B2 - - Google Patents

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JPS6123559B2
JPS6123559B2 JP56035124A JP3512481A JPS6123559B2 JP S6123559 B2 JPS6123559 B2 JP S6123559B2 JP 56035124 A JP56035124 A JP 56035124A JP 3512481 A JP3512481 A JP 3512481A JP S6123559 B2 JPS6123559 B2 JP S6123559B2
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JP
Japan
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gate
output
signal
register
inhibit
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JP56035124A
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English (en)
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JPS56165198A (en
Inventor
Toshio Kashio
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6123559B2 publication Critical patent/JPS6123559B2/ja
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、時分割処理により複数の楽音を同時
に発生することが可能な電子楽音に関する。 従来より、デイジタル技術を用いて電子楽器を
構成することが種々考えられている。そのような
電子楽器において和音を発生出来るようにする為
に、複数個の楽音発生回路を設け、これに発音す
べき音高楽音を割当てて発生させる方法のほか、
時分割処理により1個の楽音発生回路を複数チヤ
ンネルにわけ、各チヤンネル毎に発音すべき音高
楽音を発生させる方法が開発されている。しかし
て、後者の方法では、前者の方法に比べて少ない
ハードウエアで和音演奏が可能となるという利点
を有する。しかしながら、後者の場合例えばnチ
ヤンネルの時分割処理をした場合は、必ずnチヤ
ンネル時間毎に1つの音高楽音が発生するように
なり、例えば基本クロツクを分周して波形のサン
プル点をアドレス指定するクロツク(波形の読出
しクロツク)を生成するような方式の電子楽器で
は、上記クロツクは基本クロツクの1/n倍の精
度となる、換言すれば波形のアドレス指定の最小
単位のクロツクが基本クロツクのn倍の周期とな
るという欠点があり、特に高音域での音階の精度
が悪くなるという問題があつた。 この発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
で、nチヤンネルの時分割処理にて最大n個の楽
音波形の立上り、立下り等の情報を生成可能と
し、しかも上記情報をnチヤンネル時間内で発生
される楽音の音高に対応する周期に応じたチヤン
ネル時間だけ遅延して出力楽音を得るようにし
て、音階の精度を良好とした電子楽器を提供する
ことを目的とする。 以下、この発明の一実施例につき詳述するが、
それに先だつて以下の図面で用いられている論理
記号についての説明が第1図A,B,C,D,E
に示されており、その中には各論理記号に対応す
る論理式、真理値表、一般的論理記号が、又組合
わせ回路例が記されている。そこで特に注意を要
することは、オアゲート及びアンドゲートの入力
ラインに付されたインバータ記号はそのゲートの
みにしか有効でないということであり、詳細は各
図の組み合わせ回路例を参照されたい。 第2図は第3図A,B,C,Dの図面結合状態
を示してある。第3図Aに於いて、20は4ビツト
(「1」、「2」、「4」、「8」ウエイト)の入出力

を有し、矢印方向に4ビツトパラレルにシフトす
る8本のラインメモリで構成される音階コードレ
ジスタ、21は2ビツト(「1」、「2」ウエイ
ト)の入出力端を有し矢印方向に2ビツトパラレ
ルにシフトする8本のラインメモリで構成される
オクターブコードレジスタであり、夫々操作され
た演奏キーに対応する音階入力コード、オクター
ブ入力コードを配憶するようになる。即ち、後述
される演奏キーの操作に関連する入力指示信号の
発生に同期して対応する音階入力コード、オクタ
ーブ入力コードがアンドゲート22〜27、オア
ゲート28−1〜28−4、オアゲート29,3
0を介して夫々音階コードレジスタ20、オクタ
ーブコードレジスタ21に入力されるのである。
そして、入力された音階コード、オクターブコー
ド(以下音高コードと呼ぶ)はシフトパルスφ
(体システムの基本クロツクである)によつて順
次矢印方向にパラレルシフトされ、8φのシフ
ト時間後に各出力端より、夫々インヒビツトゲー
ト31−1〜31−4及びインヒビツトゲート3
2,33を介して再び循環入力される所謂ダイナ
ミツクシフト動作を行うものである。そして、新
たな入力指示信号に同期してインヒビツトゲート
31−1〜31−4及びインヒビツトゲート3
2,33を閉じることにより各レジスタ20,2
1にある音高コードは消去されるように制御され
る。 また、音階コードレジスタ20、オクターブコ
ードレジスタ21は8本のラインメモリを有して
いる為、例えば最大8通りの演奏キーを同時に操
作しても入力指示信号に同期して対応する音階入
力コード、オクターブ入力コードをタイミング順
位に従つて順次入力させ夫々をダイナミツクシフ
ト循環保持することができるのである。つまり、
8つの音を時分割的に制御するのである。本シス
テムにおける音階コード、オクターブコードは第
1表及び第2表に記されるものである。
【表】
【表】 34は楽音波形の1周期(サイクル)を、前記
音階コードレジスタ20、オクターブコードレジ
スタ21に循環記憶されている音高コードに従つ
て夫々周期計数する周期計数レジスタで、前述の
音階コードレジスタ20、オクターブコードレジ
スタ21と同様に矢印方向にシフトパルスφ
よつて順次ダイナミツクにシフトする8本のライ
ンメモリを有して構成されている。この周期計数
レジスタ34は基本的には楽音波形の1サイクル
を時間的推移に伴つて「16」のブロツクに分割す
る為に各ブロツクのアドレスに対応する計数値を
記憶する4ビツト16進からなるブロツク計数レジ
スタ34−1と、このブロツク計数歩進を指令す
る加算タイミング信号を取り出す為に後述される
ブロツク毎のステツプ数制御を行なう4ビツト16
進の同期計数レジスタ(TCレジスタ)34−2
及びブロツク計数レジスタ34−1のサイクル毎
に計数歩進される3ビツト8進のサイクル数レジ
スタ34−3から構成されてなる。ブロツク計数
レジスタ34−1及びサイクル数レジスタ34−
3の各出力から発生する各ラインメモリの計数内
容は後述するブロツク毎の波形プログラム指定部
35をそのまゝ通過し、第3図Bのアダー36更
には循環ゲートであるインヒビツトゲート37−
1〜37−7を介して夫々ダイナミツクに循環保
持されるもので、この循環サイクルにおいてバイ
ナリに計数歩進するアダー36は前述した加算タ
イミング信号発生時に「+1」歩進されるのであ
る。また、ブロツク計数レジスタ34−1の4ビ
ツト(「1」、「2」、「4」、「8」ウエイト)出力
(第4図a参照)は「16」のブロツクアドレスの
中の特定ブロツクアドレスを検出する為のブロツ
ク状態検出回路38に供給され、その出力0より
第4図bに示した「0」ブロツクアドレス信号
が、出力1,2,3,4より夫々第4図cに示し
た出力信号が取り出される。その中で出力1〜4
は後述される音階毎のステツプ補正数を決める音
階ステツプマトリツクス回路39に供給される。
即ち、ブロツク状態検出回路38の出力0はイン
パーテイドアンドゲート38−1、インヒビツト
ゲート38−2、38−3を順次直列に接続する
ことによつてウエイト「1」、「2」、「4」、
「8」、が共に“0”である。〔1・2・4・8〕
の条件にて「0」ブロツクアドレス信号を、出力
1はウエイト「1」の出力をそのまま取り出し奇
数ブロツクアドレス信号を、出力2はウエイト
「1」が“0”で且つウエイト「2」が“1”で
ある〔1・2〕の条件をとるインヒビツトゲート
38−4により「2」、「6」、「10」、「14」ブロツ
クアドレス信号を、出力3はウエイト「4」が
“1”で且つウエイト「2」、「1」が共に“0”
である〔4・2・1〕の条件を取る為にインヒビ
ツトゲート38−5,38−6を順次直列接続し
て「4」、「12」ブロツクアドレス信号を、出力4
はウエイト「8」が“1”でウエイト「4」、
「2」、「1」が“0”である〔8・4・2・1〕
の条件を取る為にインヒビツトゲート38−7〜
39−9を順次直列接続し「8」ブロツクアドレ
ス信号を夫々出力するのである。 一方、同期計数レジスタ(TCレジスタ)34
−2の4ビツト各段の出力はアダー40の入力
へ、このアダー40の5ビツト各段の出力は減算
器(サブトラクター)41に接続され、更にサブ
トラクター41の4ビツト出力は循環制御ゲート
であるインヒビツトゲート42−1〜42−4を
介して夫々対応するビツト段の入力側に帰還され
るようになつている。また同期計数レジスタ34
−2の各段出力は前記したアダー36に供給され
る加算タイミング信号を各オクターブに応じて出
力する加算タイミング発生回路43及び「1」、
「2」、「4」ウエイトの3ビツトの出力は後述す
るウエイトシフト回路44に供給される。更に、
この加算タイミング発生回路43及びウエイトシ
フト回路44には前記オクターブコードレジスタ
21から出力される2ビツトの出力状態により第
1〜第4のオクターブ信号(O1〜O4)を発生する
オクターブコードデコーダ45の出力信号が結合
される。即ち、オクターブコードデコーダ45の
インバーテイドアンドゲート45−1は第1オク
ターブ信号O1を、インヒビツトゲート45−2
は第2オクターブ信号O2を、インヒビツトゲー
ト45−3は第3オクターブ信号O3を、アンド
ゲード45−4は第4オクターブ信号O4を夫々
前記した第2表に示したコード状態を検出するこ
とによつて出力するものである。オクターブ信号
O1〜O3は加算タイミング発生回路43のアンド
ゲート43−1,43−2、43−3に夫々供給
され、オクターブ信号O2はウエイトシフト回路
44のアンドゲート44−1に、オクターブ信号
O3はアンドゲート44−2と44−3に、オク
ターブ信号O4はアンドゲート44−4,44−
5及び44−6に供給される。加算タイミング発
生回路43のアンドゲート43−1には同期計数
レジスタ34−2の「1」、「2」、「4」ウエイト
の出力信号がオアゲート43−4,43−5を介
して結合され、オアゲート43−5から出力され
る「2」、「4」ウエイトの出力信号はアンドゲー
ト43−2に、更に「8」ウエイトの出力信号は
アンドゲート43−3に結合されてなる。また、
これらアンドゲートの出力はインヒビツトゲート
43−6,43−7、インバーテイドアンドゲー
ト43−8に夫々結合され、更にインバーテイド
アンドゲート43−8にはウエイト「8」の出力
信号が結合されてなる。そして、これらインバー
テイドアンドゲート43−8の出力はインヒビツ
トゲート43−7へ、更にインヒビツトゲート4
3−7の出力はインヒビツトゲート43−6に直
列的に接続され、インヒビツトゲート43−6の
出力より前記した加算タイミング信号を得るよう
になる。即ち、第5図に1つのラインメモリでの
同期計数レジスタ34−2の計数状態(第5図
a)で示してある図面から理解される様に、加算
タイミング発生回路43における出力ラインa,
b,cに夫々出力された第5図bに示した出力信
号はオクターブコードデコーダ45からのオクタ
ーブ信号O1〜O4の夫々の発生出力に同期してイ
ンヒビツトゲート43−6の出力dより第5図c
の出力信号として取り出されるのである。つま
り、第1オクターブ信号O1では同期計数レジス
タ34−2が「0」計数時のみ、第2オクターブ
信号O2では「0」と「1」の計数時のみ、第3
オクターブ信号O3では「0」〜「3」の計数数
時のみ、第4オクターブ信号O4では「0」〜
「7」の計数時のみ加算タイミング発生回路43
より加算タイミング信号として出力されるのであ
る。そして、このように得られた加算タイミング
信号はアダー40に「+8」加算指令信号とし
て、またアンドゲート46−1〜46−4にゲー
ト開放信号として供給されると共に第3図Bのア
ダー36に「+1」加算指令信号としても印加さ
れる。 一方、オクターブコードデコーダ45から出力
されるオクターブ信号O1,O2,O3,O4は前記加
算タイミング発生回路43を通過して第3図Bに
おける前記サブトラクター41に夫々「−1」、
「−2」、「−4」、「−8」の指令信号として供給
される。従つて、周期計数レジスタ34−2→ア
ダー40→サブトラクター41→同期計数レジス
タ34−2の循環ループ内では、基本的には同期
計数レジスタ34−2から出力される計数記憶値
に対してアダー40にて前記加算タイミング信号
に同期して「+8」加算され、更にその加算結果
はオクターブ信号O1〜O4に応じた数値(オクタ
ーブ信号O1では「−1」、オクターブ信号O2では
「−2」、オクターブ信号O3では「−4」、オクタ
ーブ信号O4では「−8」)で減算される動作が行
われるのである。そして、アダー40には前記加
算タイミング信号の発生に同期して開放されるア
ンドゲート46−1〜46−4から音階に応じた
ステツプ補正数が前記ブロツク計数レジスタ34
−1のブロツク計数状態に応じて前記音階ステツ
プマトリツクス回路39より供給されるのであ
る。即ち、楽音波形の1サイクルは時間推移に伴
つて「16」のブロツクアドレスからなり、各ブロ
ツクアドレスは基本クロツクφの8倍以上のク
ロツク数(基本クロツク周期の8倍の周期以上)
からなることになる。この基本クロツクφの1
発が楽音波形の1ステツプに相当し、結局各ブロ
ツクアドレスは8ステツプ以上ということにな
る。楽音波形1サイクルの「16」ブロツクアドレ
ス中の夫々が8ステツプで総計128ステツプ数と
する場合が本システムにおける最高音である(実
際には本システムでは130ステツプ数を最高音
(C#としている)。 而して、最高音のステツプ数から1オクターブ
下迄の間の各音階間のステツプ数を12√2の関係
になるように増やすことにより、順次音階に応じ
て長い周期となり低い音を得ることになる。この
音階に応じたステツプ補正数が次に説明する音階
ステツプマトリツクス回路39に組み込まれてい
るのである。 第3図Bの音階ステツプマトリツクス回路39
には前述したブロツク状態検出回路38の出力
1,2,3,4の出力信号及び前記音階コードレ
ジスタ20の4ビツト出力が入力される。そし
て、この音階ステツプマトリツクス回路39には
第1表に示した12音階の夫々のコード状態を検出
するアンド機能マトリツクス回路39−1が設け
られており、音階に対応した12の出力ライン1〜
12(図に表わされているC音階検出ライン〜C
#音階検出ライン)が取り出され、第1のオア機
能マトリツクス回路39−2、第2のオア機能マ
トリツクス回路39−3を通過してアンドゲート
39−4〜39−14に結合されている。第1の
オア機能マトリツクス回路39−2は各音階毎に
C〜C#の順に「0、0、1、1、2、2、3、
4、5、5、6、7」のステツプ加熱を出力ライ
ンX1,X2,X3の3本よりなるコード状態で出力
するものでそのステツプ加数は音階毎に「16」ブ
ロツクの夫々に加数されるのである。即ち、第3
表に示した如くである。
【表】 第2のオア機能マトリツクス回路39−3は楽
音波形の1サイクルの各音階に対してステツプ補
正加数を与える為の回路であり、その場合、ステ
ツプ補正加数値を複数のブロツクアドレスに対し
てならして平均的に加えるためにブロツク状態検
出回路38から出力される1〜4の出力を各音階
に応じて選択するもので、第4図dに示した如く
音階に応じて“〇”印で示したブロツクアドレス
が選択される。その選択信号は音階に応じた前記
アンドゲート39−4〜39−14に供給される
ようになる。更に、アンドゲート39−4〜39
−14の出力はオアゲート39−15〜39−2
5の直列回路に接続され、最終オアゲート39−
25の出力ラインX4から音階毎に「1」〜
「15」のうちの選択されたブロツクアドレスに
「+1」補正信号が出力される。即ち、音階ステ
ツプマトリツクス回路39から出力されるステツ
プ補正数は(ステツプ加数+ステツプ補正加数)
である。而して、音階ステツプマトリツクス回路
39の出力ラインX1,X2,X3,X4からの出力信
号は前記ブロツク状態検出回路38から出力され
る「0」ブロツクアドレス信号の発生時以外でゲ
ートの開かれるインヒビツトゲート47−1〜4
7−4に供給される。インヒビツトゲート47−
1〜47−3は夫々対応するオアゲート48−1
〜48−3を介して夫々アンドゲート46−2〜
46−4に供給されると共にインヒビツトゲート
47−4の出力はアンドゲート46−1に供給さ
れてなる。従つて、「0」ブロツクアドレス信号
以外では前記加算タイミング信号の発生に同期し
て「+8」と共に前記したブロツクアドレス毎の
ステツプ加数及び選択されたブロツクアドレスに
対して、「+1」されるステツプ補正加数がアダ
ー40に加算信号として供給されることとなる。
また、ブロツク状態検出回路38から出力される
「0」ブロツクアドレス信号発生時にはオアゲー
ト48−4、アンドゲート46−3を介して「+
2」補正値が印加され前記加算タイミング信号の
発生に同期して「+8」加算と共に加算されるこ
とになる。結局、アダー40に供給される音階に
よるブロツクアドレス毎の加算値は最高オクター
ブ(第4オクターブ信号O4)で第6図に示す如く
になり、更に、この値が各ブロツクアドレス内の
ステツプ数(基本クロツク数)に対応するように
なるもので、各音階の楽音波形の1サイクルのス
テツプ数が同じく第6図の右欄に示してある。即
ち、各音階間のステツプ数が12√2の関係となつ
ているのである。勿論、アダー40に供給される
前述した加算タイミングはオクターブ信号O1
O4に応じて異なり且つサブトラクター41で減
算される値もオクターブ信号O1〜O4によつて異
なり、オクターブが低くなる(オクターブ信号
O1方向)に従つて楽音波形の1サイクルの周期
が長くなるのである。 而して、前記周期計数レジスタ34及び音階コ
ードレジスタ20、オクターブコードレジスタ2
1は8本のラインメモリを有し、各レジスタの矢
印方向の1サイクルは8φのシフトパルスで1
循する為、楽音波形の制御は1循毎にしか制御で
きないのが通常の考え方であるが、本システムに
よれば以下に述べるシフトメモリを用いることに
よりレジスタの1循内の任意の位置での制御が可
能となる。即ち、本システムでは第3図cにおけ
る出力音発生部側(D/A変換回路の直前)に8
本のラインメモリを矢印方向に併設し、基本クロ
ツクφでシフト動作するシストメモリ49を設
けてなる。このシフトメモリ49は第3図Aに於
ける前述したウエイトシフト回路44から出力さ
れる3ビツト(「1」、「2」、「4」ウエイト)で
表わされるコードによつて8本のラインメモリの
いずれかがアドレス指定されるようになつてお
り、出力側に近いラインメモリから順にアドレス
「0」〜「7」になつている。即ち、このアドレ
ス指定により最大8φシフトタイムの遅延が可
能となるのである。また、このシフトメモリ49
のアドレスは第3図Aの加算タイミング発生回路
43から出力される加算タイミング信号が第3図
Cのアンドゲート50,51を介して供給された
ときのみ指定されるのであり、このシフトメモリ
49に印加されるアンドゲート51の出力信号を
イネーブル信号と呼ぶ。 第3図Aに於けるウエイトシフト回路44のア
ンドゲート44−1,44−3及び44−6には
同期計数レジスタ34−2のウエイト「1」の出
力が、アンドゲート44−2及び44−5にはウ
エイト「2」の出力が、アンドゲート44−4に
はウエイト「4」の出力が印加され、そして、ア
ンドゲート44−6は出力ラインY1へ、アンド
ゲート44−3と44−5はオアゲート44−7
を介して出力ラインY2へ、アンドゲート44−
4と44−2はオアゲート44−8へ供給され、
更にアンドゲート44−1の出力が供給されるオ
アゲート44−9を介して出力ラインY4へ結合
される。即ち、この出力ラインY1,Y2,Y4で表
わされる3ビツト出力は前記シフトメモリ49に
アドレス指定コードとして供給されるようにな
り、同期計数レジスタ34−2の出力はオクター
ブ信号O1〜O4に応じて第4表に示したアドレス
指定とあるのである。
【表】 そして、後述されるが、この指定されたアドレ
スのラインメモリよりアダー52からの出力値が
順次φパルスでシフトアツプしシフトメモリ4
9の出力より取り出される。 この様に、音階毎の楽音波形の1サイクルは基
準クロツクφを単位とするステップできざま
れ、各音階で異なるステツプ数となるもので、そ
の音階毎の周期作成のより理解の為に第7図Aを
用いて動作説明することにする。第7図Aの動作
は第6図に示した最高オクターブのO4とし音階
名が“C”の場合である。周期計数レジスタ34
が「0」で初期状態にある時点で加算タイミング
発生回路43から加算タイミング信号が出力され
る為、ブロツク状態検出回路38からの「0」ブ
ブロツクアドレス信号に同期してオアゲート48
−4、アンドゲート46−3を介して「+2」補
正値が「+8」加算指令と共に与えられることに
なり、従つてアダー40にて(0+10)の加算が
行われる。この加算値10はサブトラクター41
で第4オクターブ信号O4により「−8」減算さ
れ、減算出力値「2」が同期計数レジスタ34−
2に帰還される。また、加算タイミング信号はア
ダー36に「+1」加算指令として供給されると
共にイネーブル信号として第3図Cのシフトメモ
リ49にも与えられる。この時シフトメモリ49
のアドレスは「0」であり直ちにシフトメモリ4
9のラインメモリ「0」から後述するアダー52
の出力値が出力可能な出力タイミング状態にあ
る。次に8φシフトタイム後には同期計数レジ
スタ34−2から「2」が出力され、ブロツク計
数レジスタ34−1から「1」が出力される
(夫々第7図Aのb,e参照)。この時点ではブロ
ツク計数レジスタ34−1の出力は「1」である
ため音階ステツプマトリツクス回路39にブロツ
ク状態検出回路38の1出力が印加されるが音階
“C”ではこのマトリツクス回路39からは出力
信号は発生せず、従つてアダー40にはステツプ
補正数は与えられず、加算タイミング信号に同期
して「+8」指令のみが供給されることになり、
結局(2+8)の加算が行われる。更にサブトラ
クタ−41で「−8」減算され結局減算出力値
「2」が同期計数レジスタ34−2に帰還され
る。また、加算タイミング信号に同期してアダー
36に「+1」信号が供給され加算値「2」がブ
ロツク計数レジスタ34−1に帰還される。更に
この加算タイミング信号は前記シフトメモリ49
にイネーブル信号として印加され、同期計数レジ
スタ(TC)34−2の出力値「2」がウエイト
シフト回路44に供給される為、その出力Y2
り“1”信号が取り出され第4表から解るよう
に、シフトメモリ49のアドレス「2」を指定す
ることになる。これによつてブロツクアドレス
「1」の出力タイミングは第7図Aのiから解る
様に2φシフトタイム遅れてシフトメモリ49
から出力される状態となる。即ち、ブロツクアド
レス「0」と「1」の間は10ステツプとなるので
ある。以下同様な動作が繰り返され、音階“C”
では以下のブロツクアドレス間は8ステツプ間隔
となり第6図に示した如き、楽音波形の1サイク
ルは130ステツプ数となるのである。また、第7
図B,Cには夫々同じく第4オクターブ信号O4
での音階“B”“C#”についての動作説明が第
7図Aの状態図と同様にして示してある。 第8図は第3図Cでのシフトメモリ49及びア
ダー52の詳細を示したもので、49−1〜49
−8は夫々10ビツトからなる8本のラインメモリ
(49−4〜49−7は図面上では省略)で、基
本クロツクφでシフトする。各ラインメモリ4
9−1〜49−8の入力側には入力制御回路49
−9〜49−16が設けられ、図面中には簡略化
の為に1ビツトのみについてのゲート回路が示さ
れているが全てのビツトが同様なゲート回路から
なつているのである。又このシフトメモリ49の
デコーダ49−17には第3図Aのウエイトシフ
ト回路44のY1,Y2,Y4の3ビツトのアドレス
指定信号が印加され、ここで「0」〜「7」のア
ドレス指定が行われる。即ち、アドレス「0」〜
「7」の順にラインメモリ49−1〜49−8が
対応付けられているのである。而して、アドレス
「0」〜「7」の指定信号はイネーブル信号が供
給されるアンドゲート49−18〜49−25に
与えられ、その出力は入力制御回路49−9〜4
9−16に供給される。入力制御回路49−9〜
49−16は指定されたアドレスのラインメモリ
から前記アダー52の出力を入力させ、順次出力
側にシフトさせるものである。そしてラインメモ
リ49−1の出力より出力アダー49−26、ラ
ツチ回路49−27を介してD/A変換回路に供
給するのである。又、ラツチ回路49−27の出
力は出力アダー49−26に循環されることによ
り累算されるようになる。更にラインメモリ49
−1〜49−8の指定されたアドレスに対する直
前のラインメモリの出力はオアゲート49−28
(1ビツトのみを示してある)を介してアダー5
2の対応するウエイト段に印加される。 次に、第3図Aの53は同期セツトレジスタで
1ビツトのラインメモリが8本直列に接続されて
なり、第3図Dの54はエンベロープレジスタで
7ビツト(「1」、「2」、「4」、「8」、「16」、
「32」、「64」ウエイト)のラインメモリが8本矢
印方向に併設接続されて構成されているもので、
いずれもシフトパルスφに同期して順次矢印方
向にシフトされる。要するに、前記音階コードレ
ジスタ20、オクターブコードレジスタ21、周
期計数レジスタ34、同期セツトレジスタ53、
エンベロープレジスタ54は夫々のラインメモリ
が対応付けられており、即ち、音階コードレジス
タ20、オクターブコードレジスタ21から出力
される音高コードに対しては、これに対応した制
御出力が周期計数レジスタ34、同期セツトレジ
スタ53、エンベロープレジスタ54から発生さ
れる状態におかれているのである。前記エンベロ
ープレジスタ54の「1」、「2」、「4」、「8」、
「16」ウエイトの5ビツト出力によつて表わされ
る「0」〜「31」の32通りの計数値でもつてエン
ベロープ係数値が指示され、「32」、「64」のウエ
イトの2ビツトはエンベロープのアタツク、デイ
ケイ、リリース及びクリアの4つのエンベロープ
状態を示すものである。而して、エンベロープレ
ジスタ54の7ビツトの各段出力はアダー55の
対応するウエイト入力端に印加される。このアダ
ー55の中の前記エンベロープ制御値を計数する
アダー55−1の各ビツト出力はそのキヤリー出
力信号時に出力禁止制御するインヒビツトゲート
56−1〜56−5を介してエンベロープレジス
タの「1」、「2」、「4」、「8」、「16」ウエイト

対応する入力側に循環される。また、アダー55
−1から発生するキヤリー出力信号はエンベロー
プレジスタ54の状態検出ウエイト「32」、「64」
で「00」のクリア状態を検出するインバーテツド
アンドゲート57の出力によつてゲート禁止され
るインヒビツトゲート55−2を介して状態計数
用のアダー55−3のキヤリー入力端に印加され
る。即ち、アダー55−3はエンベロープのクリ
ア状態以外ではキヤリー出力信号を受け入れるの
である。そしてアダー55−3の出力はエンベロ
ープレジスタ54の「32」、「64」のウエイト入力
端にインヒビツトゲート58−1,58−2を介
して循環保持されるようになる。また、このエン
ベロープレジスタ54の「32」ウエイト段の入力
側にオアゲート59を介して前記した第3図Aに
於ける演奏キーの入力指示信号が印加されてな
り、この為入力指示信号の発生によつて、エンベ
ロープは直ちにアタツク状態におかれるようにな
る。ここで、エンベロープ状態と「32」、「64」の
ウエイトの2ビツトのコード状態との関係を第5
表に示しておく。
【表】 第3図Aに於ける前記同期セツトレジスタ53
の出力はアンドゲート60、インヒビツトゲート
61の一方入力端に印加される。アンドゲート6
0の他方入力端には前記「0」ブロツクアドレス
信号と前記加算タイミング発生回路43から出力
される加算タイミング信号との論理積を取るアン
ドゲート62の出力が供給される。また、同期セ
ツトレジスタ53のセツトは後述されるエンベロ
ーブの状態に応じてインヒビツトゲート63から
出力されるクロツク信号(これをエンベロープク
ロツクと総称する)がオアゲート64,65を通
過して入力側に印加されることによつて行われ
る。尚、インヒビツトゲート63にはエンベロー
プレジスタ54のオール「0」状態を検出するイ
ンヒビツトゲート66−1〜66−5及びインバ
ーテツドアンドゲート66−6の直列接続出力信
号が印加されるため、オール「0」状態ではエン
ベロープクロツクはこのインヒビツトゲート63
を通過しないように制御される。而して、同期セ
ツトレジスタ53に「1」信号がセツトされる
と、アンドゲート62による「0」ブロツクの加
算タイミング信号に同期してアンドゲート60が
開放され、前記アダー55への加算タイミング信
号が発生されると共にインヒビツトゲート61の
出力が禁止される為同期セツトレジスタ53には
“0”信号が書き込まれセツトが解除される。そ
して、アンドゲート60から出力された加算タイ
ミング信号はアンドゲート67−1〜67−5に
ゲート開放信号として供給され、後述するエンベ
ロープ用のアダー55への加算値が供給されるよ
うになり、これによつてアタツク、デイケイ、リ
リース状態でのエンベロープ時間経過が推移する
ようになる。即ち、同期セツトレジスタ53はエ
ンベロープ用のアダー55に印加される加算値を
楽音波形「0」ブロツクアドレスに同期させるた
めのものである。また同期セツトレジスタ53の
出力が「0」でエンベロープレジスタ54がオー
ル「0」時にはインヒビツトゲート68より後述
するリセツト信号が出力される。前記エンベロー
プレジスタ54の「1」、「2」、「4」、「8」、
「16」ウエイトの5ビツト出力は第3図cのウエ
イトシフト回路69のイクスクルーシブオアゲー
ト69−1〜69−5に夫々供給される。 第3図Cに於けるスイツチS1,S2,S3,S4
S5,S6はα、β別音量曲線形式指示スイツチであ
り、S1,S3,S5のスイツチの組はα音量曲線形式
のアタツクA、デイケイD、リリースRを夫々指
示し、S2,S4,S6のスイツチの組はβ音量曲線形
式のA、D、Rを夫々指示する。即ち、音量曲線
形式の種類は第9図に示した通り3ケのスイツチ
で7通り指示出来るものであり、本例ではこの音
量曲線形式を2種類同時に選ぶことができ一方を
α(スイツチS1,S3,S5で選択)、他方をβ(ス
イツチS2,S4,S6で選択)として呼称するもので
ある。従つてα、β別音量曲線形式の組み合わせ
指示の種類は第10図に示したようになる。さ
て、第3図Aの前述したブロツクアドレスの波形
プログラム指定部35は楽音波形の1周期を
「0」〜「15」で示す「16」のブロツクアドレス
の夫々で、波形の立上り、立下りの微分係数値を
「+」(アツプ)、「−」(ダウン)を伴つて指示す
るものであり、更に各ブロツクアドレス毎に前記
したあらかじめ指定されている音量曲線形式のα
を指定するかβを指定するかが可能となるもの
で、β指示の場合に「1」信号、α指示の場合に
「0」信号出力となる。即ち、第11図にその指
定の1例が示されているもので、各ブロツク毎に
微分係数値「1」、「2」、「4」及び「+」、「−」
の指示が成されると共に更にα、βの音量曲線形
式の選択を行うことが出来るようになつている。
そして、波形プログラム指定部35の詳細は第1
2図に示されるもので、ブロツクアドレス「1」
〜「15」の夫々のブロツクアドレス毎に、微分係
数値「1」、「2」、「4」の絶対値を指定するスイ
ツチA1〜A15,B1〜B15,α/β音量曲線形式指
示スイツチC1〜C15+/−指示スイツチD1〜D15
を設けてあり、各ブロツクアドレス毎のスイツチ
群の共通ラインには前記ブロツク計数レジスタ3
4−1の計数値「1」〜「15」のブロツク状態検
出信号が結合されてなる。更に各ブロツク毎の微
分係数値指定スイツチA1〜A15,B1〜B15はデコ
ーダE1〜E15を介して夫々微分係数値「1」、
「2」、「4」の3つの指示信号として出力され、
結局各対応する指示信号同志がオアゲートを介し
て取り出されるものである。尚ブロツクアドレス
「0」は常に「0」レベルに設定されるのでスイ
ツチ指定はなく、従つてブロツクアドレス「1」
〜「15」迄が指定可能となるのである。而して、
波形プログラム指定部35でブロツクアドレス毎
に指定された(−)指令信号は第3図Cに於ける
アダー52に供給され、微分係数値「1」、
「2」、「4」の指令信号は第3図Cのウエイトシ
フト回路69に、更にβ指令信号は第3図Bのイ
クスクルーシブオアゲート70及び71に与えら
れる。そして、このβ指令信号は通常はイクスク
ルーシブオアゲート70を通過して、αβ別音量
曲線形式制御回路72のインヒビツトゲート72
−1〜72−3及びアンドゲート72−4〜72
−6に印加される。従つて、アンドゲート72−
4〜72−6はβ指示信号(“1”)に同期し、イ
ンヒビツトゲート72−1〜72−3はα指示信
号(“0”)に同期して、αβ別音量曲線形式指示
スイツチS1〜S6によつて選択指示されたα、βに
応じて出力されることになり、インヒビツトゲー
ト72−1とアンドゲート72−4の出力はオア
ゲート72−7に、インヒビツトゲート72−2
とアンドゲート72−5の出力はオアゲート72
−8に、インヒビツトゲート72−3とアンドゲ
ート72−6の出力はオアゲート72−9に接続
されてなる。オアゲート72−7の出力はアンド
ゲート72−10、インヒビツトゲート72−1
1,72−12及びアンドゲート72−13に供
給され、オアゲート72−8の出力はアンドゲー
ト72−14及び前記インヒビツトゲート72−
12に、オアゲート72−9の出力はアンドゲー
ト72−15に供給される。また、アンドゲート
72−14の出力は前記インヒビツトゲート72
−11及びアンドゲート72−13に印加され
る。更に、アンドゲート72−10とインヒビツ
トゲート72−11はオアゲート72−16を介
してオアゲート72−17へ、インヒビツトゲー
ト72−12の出力はアンドゲート72−18を
介してオアゲート72−19へ、アンドゲート7
2−13と72−15はオアゲート72−20へ
供給され、更にオアゲート72−17,72−1
9,72−20は直列に接続されて結局オアゲー
ト72−17の出力として前記アンドゲート50
へ供給されてなる。前記アンドゲート72−1
0,72−14,72−15,72−18はエン
ベロープ状態検出回路73からの検出信号が接続
されるもので、即ち、通常はインバーテイドアン
ドゲート73−1はエンベロープのクリア状態、
インヒビツトゲート73−2はアタツク状態、イ
ンヒビツトゲート73−3はデイケイ状態、アン
ドゲート73−4はリリース状態を検出し、イン
ヒビツトゲート73−2はアンドゲート72−1
0へ、インヒビツトゲート73−3はアンドゲー
ト72−14,72−18へ、ゲート開放信号と
して供給される。また、インバーテイドアンドゲ
ート73−1は前記エンベロープレジスタ54の
オール「0」状態の検出信号(※印で示してある
第3図D参照)と共にインヒビツトゲート73−
5に供給され、そのインヒビツトゲート73−5
の出力は更にアンドゲート73−4と共にオアゲ
ート73−6を介してアンドゲート72−15に
ゲート開放信号として供給される。従つて、αβ
別音量曲線形式制御回路72のオアゲート72−
16はアタツク状態であつて音量曲線形式が第9
図の4〜7の指示の場合及びデイケイ状態であつ
て第9図の2と3の指示の場合に出力され、アン
ドゲート72−18はデイケイ状態であつてアタ
ツク指示がある場合のデイケイ指示無しである第
9図における4,5の指示の場合の「31」指令信
号を取り出すものである。またオアゲート72−
20はデイケイ、リリースの下り指示である第9
図の1,3,5,6,7の場合にエンベロープ係
数値を反転した補数値を指示する信号としてとり
出される。一方、オアゲート72−17はアタツ
クA、デイケイD、リリースRのスイツチ指示が
あつた時のみ各アタツク、デイケイ、リリース状
態で出力され、その時の前記加算タイミング信号
をシフトメモリ49に対するイネーブル信号とし
て出力する。前記アンドゲート72−18から出
力される「31」指令信号はウエイトシフト回路6
9のオアゲート69−6〜69−10に供給さ
れ、オアゲート72−20から出力される補数指
令信号はイクスクルーシブオアゲート69−11
を介して前記したイクスクルーシブオアゲート6
9−1〜69−5に供給される。即ちウエイトシ
フト回路69は前記「31」指令信号、補数指令信
号が存在しない場合にはエンベロープレジスタ5
4の「1」、「2」、「4」、「8」、「16」ウエイト

あらわされるエンベロープ係数値はイクスクルー
シブオアゲート69−1〜69−5を通過し、波
形プログラム指定部35から指示されたブロツク
アドレス毎の微分係数値「1」、「2」、「4」の指
定された係数値に応じてウエイトシフト(この場
合は±微分係数値×エンベロープ係数値E)が行
われその乗算値がアダー52に供給されるように
なる。即ち、微分係数値「1」の指示信号はアン
ドゲート69−12〜69−16の一方入力端
に、「2」の指示信号はアンドゲート69−17
〜69−21の一方入力端に、「4」の指示信号
はアンドゲート69−22〜69−26の一方入
力端に供給される。そして、アンドゲート69−
12,69−17,69−22の他方入力端には
エンベロープ係数値のウエイト「1」に対応した
信号が、アンドゲート69−13,69−18,
69−23の他方入力端にはウエイト「2」に対
する信号が、アンドゲート69−14,69−1
9,69−24の他方入力端にはウエイト「4」
に対応する信号が、アンドゲート69−15,6
9−20,69−25の他方入力端にはウエイト
「8」に対応する信号が、アンドゲート69−1
6,69−21,69−26の他方入力端にはウ
エイト「16」に対応する信号が供給されるように
なる。更に、アンドゲート69−12はアダー5
2のウエイト「1」の入力側に、アンドゲート6
9−13と69−17はオアゲート69−27を
介してウエイト「2」の入力側に、アンドゲート
69−14,69−18,69−22はオアゲー
ト69−28,69−29によつてウエイト
「4」の入力側に、アンドゲート69−15,6
9−19,69−23はオアゲート69−30,
69−31によつてウエイト「8」の入力端に、
アンドゲート69−16,69−20,69−2
4はオアゲート69−32,69−33によつて
ウエイト「16」の入力側に、アンドゲート69−
21と69−25はオアゲート69−34を介し
てウエイト「32」の入力側に、アンドゲート69
−26はウエイト「64」の入力側に結合されてな
る。従つて、このウエイト、シフト回路69は微
分係数値「1」、「2」、「4」に応じて第13図に
示した乗算値を得るようになるのである。而し
て、αβ別音量曲線形式制御回路72から出力さ
れる「31」指令信号がオアゲート69−6〜69
−10に供給された場合にはエンベロープレジス
タ54の出力に関係なくエンベロープ係数値は
「31」に強いられるようになる。また、補数指令
がイクスクルーシブオアゲート69−11に供給
されるとエンベロープレジスタ54の5ビツトで
表わされるエンベロープ係数値は反転され、第1
3図に示した乗算値は逆の計数値となるものであ
る。 従つて、第11図から解るように各ブロツクア
ドレス毎の乗算はα、β別に指示された音量曲線
形式に従い、結局、±微分係数値×エンベロープ
係数値E(但し、Eはα音量曲線形式に従う場合
はEα、β音量曲線形式に従う場合にはEβとな
る)となる。この様にして、アダー52に入力さ
れた乗算値はシフトメモリ49に供給される。 即ち、α、βの2つの音量曲線形式を指示する
ことによつて、αに従う波形とβに従う波形を同
時に指示することができ、結局、異なる波形間で
は夫々の音量の立上り、立下り曲線を異ならせ得
るようになり、その組み合わせによつて合成楽音
波形を変化に富んだものとすることができるので
ある。この為、顕著に倍音構造の経時的変化を与
えるようになり、効果的な音色を持つ楽音を発生
させることができ、特に金管楽器、撥弦楽器に見
られる発音時にその楽器特有な特徴を表現するの
に最適である。 第3図Bにおいて、スイツチS10,S11,S12
αβ別周期モード指定を指示するもので、各スイ
ツチS10,S11、S12は周期(デユーテイと呼ぶ)
制御回路74に供給され、この3つのスイツチの
オン、オフ状態でアンド機能マトリツクス回路7
4−1より8通りの「0」〜「7」の数字で示さ
れるモード指定信号が出力ラインから取り出さ
れ、その出力ラインは、オア機能マトリツクス回
路74−2に入力される。一方第3図Aに示した
波形の1周期毎に計数歩進されるサイクル数レジ
スタ34−3の3ビツト(「16」、「32」、「64」、ウ
エイト)出力もこのデユーテイ制御回路74に供
給されるのであり、サイクル数計数状態に応じて
インバーテイドアンドゲート74−3からは第1
4図bの出力状態が、オアゲート74−4からは
アンドゲート74−5、インヒビツトゲート74
−3及び前記インバーテイドアンドゲート74−
3の状態により〔16・32+16・32・64〕の条件で
ある第14図cの出力状態が得られる。そして、
第14図aに示したサイクル数レジスタ34−3
の〔16〕の信号はインヒビツトゲート74−7及
び74−8に供給され、前記インバーテイドアン
ドゲート74−3の出力はアンドゲート74−9
と74−10に供給され、オアゲート74−4の
出力はアンドゲート74−11と74−12に供
給されてなる。 ここで、デユーテイとサイクル計数状態との基
本的な関係について述べると、これは第15図に
示される様になる。即ち、「0」で示されるのは
波形出力がないサイクルを、「1」は波形出力有
のサイクルを示している。デユーテイ「1」、
「1/2」、「1/4」は夫々毎回、“1”サイクル
毎、“2”サイクル毎、“4”サイクル毎に波形出
力をとりだす。デユテイ「1/3」は“4”と
“5”のサイクル計数は行わずに直ちに“6”サ
イクル状態に設定することによつて得られる。即
ち、前記α、β別周期モード指定スイツチS10
S11,S12の3ビツトの組み合わせにより指定され
る「0」〜「7」の数字で対応付けるモードのう
ち「6」及び「7」のモード指定の場合オア機能
マトリツクス回路74−2からの出力K1出力信
号が発生し、アダー36のウエイト「64」の出力
信号と共にアンドゲート74−13に供給し、そ
の出力信号をオアゲート74−14を介してサイ
クル数レジスタ34−3のウエイト「32」に供給
し、“4”“5”のサイクル状態を飛ばすのであ
る。また、オア機能マトリツクス回路74−2の
K2出力はオアゲート74−15へ、K3出力はオ
アゲート74−16へ、K4出力はインヒビツト
ゲート74−7を介してオアゲート74−15
へ、K5出力はインヒビツトゲート74−8を介
してオアゲート74−16へ、K6出力はアンド
ゲート74−9を介してオアゲート74−17
へ、K7出力はアンドゲート74−10を介して
オアゲート74−18へ、K8出力はアンドゲー
ト74−11を介してオアゲート74−19へ、
K9出力はアンドゲート74−12を介してオア
ゲート74−20へ接続され、更にオアゲート7
4−15,74−17,74−19は直列接続さ
れて出力X1(α)を、オアゲート74−16,
74,18,74−20は直列接続されて出力
X2(β)を取り出すのである。従つて、出力X1
(α)、X2(β)に発生する出力信号はαβ別周
期モード指定の数字「0」〜「7」に対応して第
16図に示したようになる。即ち、出力X1
(α)からは、α指示による波形に基づいて周期
Mが、出力X2(β)からはβ指示による波形に
基づく周期Nが取り出されるのである。従つて、
周期モード「0」〜「5」では周期M、Nは共に
整数であるが、周期モード「6」、「7」では周期
M、Nの一方が整数ならば他方は非整数の関係に
周期制御されるようになる。更に、出力X1
(α)、X2(β)は夫々インヒビツトゲート7
5、アンドゲート76に供給され、通常はイクス
クルーシブオアゲート71よりα/β指示信号に
同期してα指示信号(“0”)ではインヒビツトゲ
ート75が、β指示信号(“1”)ではアンドゲー
ト76が開かれ、それら出力は更に後述されるイ
ンヒビツトゲート77,78を介してオアゲート
79から出力され第3図cのアンドゲート51に
供給される。 ここで、スイツチR1はイクスクルーシブオア
ゲート71に接続されており、操作によつて波形
プログラム指定部35から出力されるブロツクア
ドレス毎のα/β指示信号を反転する為に設けら
れており、従つてアンドゲート76はα指示信号
に、インヒビツトゲート75はβ指示信号に同期
して出力されるようになる為、出力X1がβ、出
力X2がαのデユテイとなる。スイツチR2はP信
号及びその反転信号が夫々供給されるインヒビ
ツトゲート80,81に接続され、αβを分離す
るか非分離かの指示を行うもので、操作時にはイ
ンヒビツトゲート80,81からは出力は得られ
ず、従つてインヒビツトゲート77,78からは
夫々のモード指定によるα、β別のデユテイを表
わすX1(α)、X2(β)(但しスイツチR1の時に
はX1(β)、X2(α)となる)信号が取り出され
る。スイツチR2の非操作ではインヒビツトゲー
ト80,81からは夫々P信号、信号(但し、
重奏指示のときのみ発生する)が出力され、前記
各レジスタの偶数ラインメモリはαで、奇数ライ
ンメモリはβで指示されるようになり、これを一
覧表で解り易く示したのが第17図である。尚、
この場合スイツチR1及び次に説明するR3のスイ
ツチ指定は成されていない場合について示してあ
る。又、スイツチR2による非分離指示は重奏の
ときのみ有効となるものである。スイツチR3
イクスクルーシブオアゲート70に接続され、こ
れが操作された場合には波形プログラム指定部3
5でブロツク毎に指定されたα/β指示信号は反
転されるようになる。即ち第17図に示した表に
おいてもα/βの関係は全て逆になる。 この様にαβ別周期モード指定によりオクター
ブ操作を行うことが出来、楽音波形のデユテイが
変化し音色もオクターブ毎に異ならせることが出
来るので効果的な機能となる。また、第17図の
α/β非分離動作を参照するに、モード指定
「6」の場合はα:βは1:1.5の周期となりβは
αに対して完全4度低い音となり、モード指定
「7」の場合はβはαに対して周期が2倍となる
が、βの波形はαの周期の2/3倍と2倍の周期の
合成と考えられ、βはαに対して完全5度高い成
分とオクターブ低い成分の音となる。 第3図Dにおいて、スイツチT1は通常のトレ
モロ(トレモロ平と呼ぶ)指示スイツチであり、
T2は操作中のみトレモロがかかるタツチトレモ
ロ指示スイツチであり、タツチトレモロを指示す
る場合にはトレモロ平指示スイツチを開放してお
くのである。スイツチT3,T4,T5はトレモロの
深さ(振幅値と呼ぶ)を指示するスイツチであり
順に最大「1」(100%の深さ)、「1/2」(50%
の深さ)、「1/4」(25%の深さ)を指定でき
る。スイツチT1若しくはT2の指定信号はオアゲ
ート82を介してアンドゲート83−1〜83−
3に供給される為、指定された振幅値の出力指示
信号が取り出されトレモロ制御回路84に供給さ
れる。而して、アンドゲート83−1〜83−3
はオアゲート84−1若しくは84−2を介して
アンドゲート84−3,84−4に与えられる。 また、スイツチT4がオンされるとスイツチT4
に接続されたアンドゲート83−2の出力はエン
ベローブレジスタ54の「64」ウエイト出力が結
合されるアンドゲート84−5を介してオアゲー
ト84−6、アンドゲート84−7に供給され
る。従つてスイツチT4がオンされるとデイケイ
状態及びリリース状態ではエンベロープレジスタ
54のウエイト「16」は常に“1”となる。更
に、リリース状態を検出するアンドゲート84−
8の出力はトレモロ指示で開成される前記アンド
ゲート84−3に与えられており、その出力は後
述するマンドリン指定以外で開放可能なインヒビ
ツトゲート84−9を介してオアゲート84−1
0より出力信号として取り出される為、インヒビ
ツトゲート84−7はリリース状態では開かれ
ず、その結果インヒビツトゲート84−11が開
放可能となる。従つて、リリース状態では、エン
ベロープレジスタ54のウエイト「16」の出力が
インヒビツトゲート84−11を通過することに
なる。一方、トレモロ指示ではエンベロープレジ
スタ54の「64」ウエイトの出力が前記アンドゲ
ート84−4に供給され、その出力はオアゲート
84−12を介してエンベロープレジスタ54の
「64」ウエイトに常に「1」信号を供給するた
め、「00」のクリア状態にはならず、デイケイ状
態とリリース状態の操り返しとなる。 スイツチT5がオンされると、スイツチT5に接
続されたアンドゲート83−3の出力はエンベロ
ープレジスタ54のウエイト「64」の出力が与え
られるアンドゲート84−13を介してオアゲー
ト84−14,84−15に与えられると共にイ
ンヒビツトゲート84−16にも供給される。こ
のインヒビツトゲート84−16は前記インヒビ
ツトゲート84−7と同様にリリース状態では開
かれず、この状態ではインヒビツトゲート84−
17,84−18が開放可能となる。従つて、リ
リース状態では、エンベロープレジスタ54のウ
エイト「16」、「8」の出力がインヒビツトゲート
84−17,84−18を通過することになる。
また、エンベロープレジスタ54のウエイト
「32」の出力は後述するトレモロ撥指示スイツチ
T6のときにのみ有効なアンドゲート84−19
が供給されるインヒビツトゲート84−20を介
して、更にインヒビツトゲート84−21に与え
られる。即ち、インヒビツトゲート84−21に
はアンドゲート84−4からのゲート出力禁止信
号が印加されている為、トレモロ指示では開かれ
ず常に“0”出力となる。従つて、エンベロープ
状態検出回路73はインヒビツトゲート73−3
のデイケイ状態の出力信号しか取り出されない。
即ち、トレモロ指示スイツチT1,T2において
は、エンベロープレジスタ54のエンベロープ係
数値は音量曲線形式(第9図参照)に応じて、振
幅値1/1、1/2、1/4の深さ指示によつて第18図
から第20図に示した如くなる。尚、第9図に於
ける音量曲線形式の1,4,5についてはトレモ
ロはかからないのである。T6はトレモロ撥指示
スイツチであり、これが操作されるとアンドゲー
ト84−19からはリリース状態で且つエンベロ
ープレジスタ54が「16」以上になる条件で出力
されるインヒビツトゲート84−22の出力信号
が通過するようになる。更にエンベロープレジス
タ54の「00」クリア状態が状態検出回路73の
インバーテイドアンドゲート73−1で検出され
ると、インヒビツトゲート73−5、オアゲーー
ト73−6を介してアンドゲート72−15にリ
リース指示信号として出力されるのである。従つ
てリリース状態での前半は後述するデイケイクロ
ツク信号で動作し、結局第21図A,Bに示した
如く(但し、トレモロ深さ1/1指定の場合)音量
曲線形式に応じた撥弦音的なトレモロとなり、効
果的な機能となるのである。 タツチトレモロ指示スイツチT2はトレモロ平
指示スイツチT1をあらかじめオフ状態にしてお
いた時に有効で、操作中のみにトレモロ効果を得
るのである。 エンベロープレジスタ54の「32」、「64」、ウ
エイト段の出力状態により、インヒビツトゲート
85でアタツク状態検出信号aを、インヒビツト
ゲート86によりデイケイ状態検出信号dをアン
ドゲート87とインヒビツトゲート88の直列回
路によりリリース検出信号rを、前記したインバ
ーテツドゲート66−6の出力によりハイリリー
ス検出信号hrをアンドゲート89と90の直列回
路によりスローリリース検出信号srを取り出すよ
うにする。また、91はハイリリース指定の同期
セツトレジスタであり、1ビツトのラインメモリ
を8本有し、シフトパルスφでシフト動作をす
る。而して、ハイリリース(hr)は演奏キーのオ
フ時(特にオルガン音のような定常音指定の時)
のクリツク音防止の為の比較的速い減衰を意味す
るものである。その為の後述するhrセツト信号が
出力されるとその信号は、オアゲート92を介し
て入力指示信号が無い時に開かれるインヒビツト
ゲート93及び第3図Aに於けるアンドゲート6
2の反転信号で開かれるインヒビツトゲート94
を介してハイリリース同期セツトレジスタ91に
入力される。インヒビツトゲート93の出力信号
はアンドゲート62の出力信号(「0」ブロツク
アドレス信号発生時の加算タイミング)に同期し
てアンドゲート95、エンベロープ状態の「00」
以外の状態でゲートが開かれるインヒビツトゲー
ト96、オアゲート64及びオアゲート65を介
して前記したエンベロープクロツク用の同期セツ
トレジスタ53に入力セツトしてハイリリース動
作を行わせるようになる。 このように、本発明の構成によれば、特に第8
図に示した如きシフトメモリを設け、このシフト
メモリにて波形の立上り、立下り等を指定する情
報を発生される楽音の音高に対応する同期に応じ
たチヤンネル時間だけ遅延して出力するようにし
たから、上記情報を時分割処理にて生成出力する
にもかかわらず、出力楽音の音階精度は時分割処
理のサイクルとは無関係に基本クロツク(時分割
処理の基本となるクロツク)の精度にて決定し得
るものである。 尚、前記実施例では、音量曲線形式をα、β別
の2種に夫々指定出来る様にしたがこれは2つに
限られるものではなく、2つ以上の波形の合成と
することも出来るのである。 また、前記した第3図Aのブロツク毎の波形プ
ログラム指定部35は第12図に示した如くスイ
ツチ指定としたが、あらかじめ必要な指示状態を
決めておくことにより例えばROM(リードオン
リーメモリ)等の固定記憶装置に記憶させておく
ようにしてもよい。また、必要な指示内容を磁気
カードに記憶させておき、使用時にそれを読み出
してフリツプフロツプ等のメモリにバツフア記憶
させるようにしてもよい等種々の方法が考えられ
るのである。また、楽音波形の1周期のブロツク
数も16に限られるものではないし、ブロツク毎
の微分係数値も「1」、「2」、「4」のみとは限ら
ないもので任意に設計変更可能である。更に、
D/A変換回路の後段にフイルタ回路を設けるこ
とも出来、その場合にフイルタを複数種用意しス
イツチで任意に選択するようにしてもよく、これ
によつて、例えば管楽器やアコステツクを持つた
楽器の共鳴特性及び残響特性あるいは管楽器の伝
送特性等の異なる効果音を得ることが可能であ
る。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の回路構成をとれることは言うまでもない。 以上詳述した如く、本発明によれば、同時に発
生すべき楽音を複数の時分割処理チヤンネルの
夫々に割当てて、各時分割処理チヤネルのチヤン
ネル時間において楽音波形情報発生手段から楽音
波形情報を発生し、この発生された楽音波形情報
を遅延制御手段にて、発生楽音の音高に対応する
周期に応じたチヤンネル時間だけ遅延して出力す
るようにしたから、楽音波形情報が複数チヤンネ
ルの時分割処理にて生成されるにもかかわらず、
出力楽音の音階の精度は時分割処理の基本となる
クロツク(即ち1チヤンネル時間を決めるクロツ
ク)の精度にて決定し得、高音域においても音階
周波数が正しく設定し得るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,C,D,E,Fは本実施例に用
いられる論理記号を説明した図、第2図は第3図
A,B,C,Dの図面接続状態を示す図、第3図
A,B,C,Dは本システムの心臓部の具体的回
路構成図、第4図は第3図A,Bに於けるブロツ
クアドレス状態に関連する音階に応じた選択出力
状態を示すタイムチヤート、第5図は第3図Aの
同期レジスタに関連するオクターブ毎の加算タイ
ミング出力を示すタイムチヤート、第6図は第3
図A,Bに於ける音階ステツプ数を説明する図、
第7図A,B,Cは本システムに於ける音階毎の
波形周期を説明するタイムチヤート、第8図は第
3図Cに於けるシフトメモリの詳細図、第9図は
本システムに用いられる音量曲線形式の種類を示
した図、第10図は本システムに於けるα、β別
音量曲線形式の組み合わせを説明した図、第11
図は本システムに於ける楽音波形のα、β別ブロ
ツクアドレス指定に基づく説明図、第12図は第
3図Aに於ける波形プログラム指定部の詳細図、
第13図は第3図Cに於ける出力加算値を説明す
る図、第14図は第3図Aに於けるサイクル数カ
ウンタのタイムチヤート、第15図は第3図Bの
説明に用いられるサイクル数とデユテイとの基本
関連説明図、第16図は本システムに於けるαβ
別周期モード指定の状態説明図、第17図は本シ
ステムに於けるαβ別周期モードに関連した詳細
図、第18図、第19図及び第20図は本システ
ムに用いられるトレモロ制御を説明する波形図、
第21図A,Bは本システムに用いられる撥弦音
的トレモロ制御を説明する波形図である。 20……音階コードレジスタ、21……オクタ
ーブコードレジスタ、34……周期計数レジス
タ、35……波形プログラム指定部、36,40
……アダー、41……サブトラクター、49……
シフトメモリ、49−1〜49−8……ラインメ
モリ、49−17……デコーダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の時分割処理チヤンネルを有し、各時分
    割処理チヤンネルにおいて指定された音高の楽音
    を発生することにより、複数の楽音を同時に発生
    可能な電子楽器において、 同時に発生すべき楽音を前記複数の時分割処理
    チヤンネルの夫々に割当てるチヤンネル割当手段
    と、 該チヤンネル割当手段にて割当てられた各時分
    割処理チヤンネルのチヤンネル時間において楽音
    波形情報を発生する楽音波形情報発生手段と、 該楽音波形情報発生手段が各時分割処理チヤン
    ネルのチヤンネル時間において発生する前記楽音
    波形情報を受けとり、該楽音波形情報に従つて発
    生される楽音の音高に対応する周期が得られるよ
    うなチヤンネル時間だけ前記楽音波形情報を遅延
    して出力する遅延制御手段と を具備したことを特徴とする電子楽器。
JP3512481A 1981-03-10 1981-03-10 Electronic musical instrument Granted JPS56165198A (en)

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JPS5867374A (ja) * 1981-10-15 1983-04-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 霧化装置

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