JPS61232072A - 金属部材の溶接方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、導電性金属被膜を有する金属板の突起部を
、導電性金属被膜層を有する母材上にのせて被膜層に何
等の変化を与えることなく上下電極より電圧により加圧
溶接する金属部材の溶接方法である。

（従来の技術） 溶接には熱源として種々の方法が用いられている。電気
的アークはいろいろの理由で溶接熱としては最適であっ
た。そのうち被覆アーク溶接、サブマージドアーク溶接
、イナートガス溶接、炭酸ガス溶接等が提案されている
。就中被覆アーク溶接は被覆溶接棒と溶接しようとする
母材の間に電圧をかけアークを飛ばすと、強烈なアーク
熱で母材が溶けると同時に溶接棒の先が溶け、金属はス
プレー又は溶滴となり、アークを通って溶湯中に運ばれ
て溶接されるのである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、これらの何れの溶接においても溶接棒を使用し
て母材との間に電圧をかけてアークを飛ばして、そのア
ーク熱で母材と溶接棒とが同時に溶は合って溶接するの
で、溶接棒は溶接する場合に絶対的に必要な部材であっ
て、溶接棒が母材の表面１こ溶着するので、その溶着部
分が膨出或は溶接割れ等により外観を損じて商品価値を
低下させ、溶着作業に困難性があった。

（問題点を解決するための手段） この発明は、従来の問題点等を考慮に入れて種々研究を
重ねて得たるものであって、電導性被膜のある母材に接
着する部分に適数の突起を設けた電導性被膜のある金属
板を前記母材上にのせて、上下対向させた電極の電圧に
より加圧させて母材の組織内部に溶接することを特徴と
する金属部材の溶接方法である。

この発明は従来のような溶接棒を使用することなく、金
属部材特に薄板の場合に適用される直接の溶接であって
、この溶接に使用する電流は１１，０００アンペアであ
り、その加圧力は２６０＃である。

この発明における電導性被膜層としては、亜鉛、銅、ク
ローム、銀、金、ニッケル、カドニウム、アルマイト等
の鍍金よりなる金属部材を利用するものである。

以下、この発明を図面について説明する。

第１図ないし第３図は本発明の基本的概念を示す図面で
ある。（１）は母材であって、電導性被膜層を表面に形
成したパイプである。（２）は金属板であって、電導性
被膜層を有する金属性薄板であって、前記母材（１月と
接触する部分の外面よりプレス加工により有底孔（４増
設することにより裏面にそれに対応する部分に突起（３
）を有底孔（４）の数に応じて突設する。（５）　（６
）は電極であって、一方を電極、他方を一極とする。（
７）（８）は導線（９）は変圧器である。

次に作用を説明する。

金属板（３）に一応プレス加工を施して適数の有底孔（
４）を表面に形成すると同時に裏面には、之に対応する
突起（３）を突設する。

そして、第３図に示すように、金属板（３）を母材（１
）に直交させ、該板（３）の突起（３）を母材（１）上
に接触すると同時に十電極を前記金属板（８）上に、又
、−電極を母材（１）の下面に接触させ、両極（５）　
（６）を対向させた後、導線■（８）より通電して加圧
すると、抵抗熱により突起（３）は母材（１）の組織内
に喰い込んで互に金属質で溶接するものである。この場
合に使用された母材はパイプであって、外径ａｔｓｍ厚
味１．６■のものであり、金属板の板厚は８．２．、Ｆ
ある。

そして溶接電流は１１．０００　Ａ　Ｃアンペア）、溶
接加圧力２６０＃、引張強度２００＃であった。尚被溶
接材の材質形状寸法に応じて容量、加圧方式、電極形式
等について著しく異にするものである。

（実施例） 第４図ないし第６図番ハ情一本発明の一連の一実施例を
示す図である。図面において同一符号は、前述の第１図
および第２図と同一箇所を示すものであって、（１）は
母材で電導性被膜層を表面に塗布されたパイプである。

（りは金属板であって、電導性液ＷＡ層を有する金属板
であり、前記母材（１）に接触する部分の外面にプレス
加工して有底孔（４）を複数穿設することにより裏面の
対応した箇所に突起（３）を突設する毛のである。

次に作用を説明すると、基本的な概念に基いて詳細に説
明しているのと同様に、母材（パイプ）上に直交させて
突起（３）が母材（１）の外周面に接触するようにのせ
て、電極を上下に対向させ、溶接電流は１１．０００ア
ンペア、溶接加圧力２６０＃を加える。

そうすると、前記突起（３）は母材（１）（パイプ）の
組織内に喰い込んでその抵抗熱で互に溶着するものであ
る。

この場合金属板（２）を母材（１）上にへ字形に曲げる
には、電極を変形させて当初より加圧するか、或は金属
板（２）を母材（１）に溶接した後にプレスで加工する
か何れかの方法を講することは可能である。

（発明の効果） 以上のようにこの発明は、母材及び金属板共に電導性金
属被膜層即ちメッキとメッキの溶接でメッキが剥離する
ことな（有姿のままにて溶接ができるので、従来のよう
な溶接棒による溶接箇所に凹凸面がなく、しかも、溶接
箇所とそうでない箇所との加熱の差異による被膜の異状
を来たすこともなく、更に表面に好楼（溶接の形跡を生
じないので商品価値を高めうるの特異性がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法の実施例を示すものであって、第１図
は平面図、第２図は第１図×−Ｘ線断面図、第３図は本
発明の方法の例を示す説明図、第４図は本発明の一実施
例を示す平面図、第５図は母材と金属板との溶接状態を
示す説明図である。 特許出願人　　　株式会社　越智工業所代理人弁理士　
　　　長　尾　貞　吉 ＋４０ り５如

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電導性金属被膜層を有する金属板に突設した適数の突起
   部を電導性金属被膜層を形成した金属性母材の上面に接
   触し、上下より電極を対向させて電圧により加圧させて
   前記突起を母材の組織内に挿入溶接することを特徴とす
   る金属部材の溶接方法