JPS61231547A - 複写画像形成方法及び複写画像形成装置 - Google Patents

複写画像形成方法及び複写画像形成装置

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Publication number
JPS61231547A
JPS61231547A JP7301085A JP7301085A JPS61231547A JP S61231547 A JPS61231547 A JP S61231547A JP 7301085 A JP7301085 A JP 7301085A JP 7301085 A JP7301085 A JP 7301085A JP S61231547 A JPS61231547 A JP S61231547A
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JP
Japan
Prior art keywords
silver halide
processing
image
halide photographic
reflecting mirror
Prior art date
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Pending
Application number
JP7301085A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Komatsu
元 小松
▲?▼取 弘美
Hiromi Yanatori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPS61231547A publication Critical patent/JPS61231547A/ja
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は文字、絵等のiii像情報を有する原画を走査
方式による光学的手段を用いてポジ型ハロゲン化銀写真
感光材料に直接露光した後、現像処理及び定着能を有す
る処理液による処理によって原画に対応するamを形成
せしめることによって、原画の複写画像を形成する方法
及びその装置に関する。
[発明の背JI] 文書、図面等の複写画像(コピー)を得るための方法や
装置は今までに数多く提案され、実用化もされている。
代表的なものとして例えば電子写真方式が挙げられる。
これは光導電性の感光体を使用するもの゛で、例えば単
色のコピーを得るには、感光体表面に予め均一な帯電を
施し、次いで原画の光像を感光体表面に照射し、形成さ
れた静電潜像を該潜像の帯電極性と逆慟性に帯電された
トナーを用いて可?J!e化し、この感光体上のトナー
像を用紙上に転写、定着して最終的な複写画像を得る。
またこの電子写真方式によりカラーの原画を再現するに
は、一般にまずカラーの原画を青、緑あるいは赤等の色
分解フィルタを用いて露光し、感光体上に形成された潜
像をイエロー、マゼンタあるいはシアン等・のカラート
ナーを用いて現像し、このカラートナー像を用紙上に転
写した後、同様な工程を各色に対し繰り返し行なって、
用紙上に各色トナー像を重ね合わせる。このように帯電
、露光、現像、転写等の工程を繰り返すために、装置が
複雑化し、かつ大型化する。また装置の繰り返し精度の
確保が難しく、さらにトナー像が転写される用紙の温湿
度による伸縮の影響も加わって各色のトナー像の重ね合
わせが非常に難しく、色ズレといった問題が発生しやす
い。従って鮮明なカラー画像の再現は困難である。
一方、ハロゲン化銀写真感光材料を利用した複写装置が
知られている。この装置はある種のハロゲン化銀写真感
光材料を使用し、原画の画面全面を同時に一括露光する
全面同時露光方式が採られている。この全面同時露光方
式によると、原画の左右像反転のための反射ミラーとレ
ンズが必要なだけで構造そのものは簡単で、露光が1回
で済むという利点はあるものの、光学系そのものの占め
るスペースが大きくなければならず、装置全体が大型化
し、設置に広いスペースが必要となり、手軽に利用しに
くいという欠点がある。また鮮明な画像を得るためには
、広い面積の部分を均一な光量で照射することの出来る
光源が必要であり、ざらには露光時に感光材料全面を平
面に保持するための工夫が必要である。
また、特開昭59−204042号公報には、光源が走
査移動しながら静止された平面的な感材面上に露光する
タイプで、拡散転写法による写真感光材の露光及び現像
装置が開示されている。しかし、感材全面を平面的に静
止させるだけのスペースと平面性を保たせるための装置
等を必要とし、走査露光方式でありながら、実質的には
全面同時露光方式とほぼ同様の露光不スペースを必要と
し、装置の小型化は図れないという欠点を有する。
[発明の目的] 本発明の第1の目的は上記従来の欠点に鑑み、簡便な工
程にて容易に鮮明な画像を再現出来る複写画像形成方法
を提供することであり、また本発明の第2の目的は簡単
でかつコンパクトな構成にて鮮明な画像を再現出来る複
写画像形成装置を提供することである。
[発明の構成] 本発明の上記第1の目的は、原画を走査方式による光学
的手段を用いて、該光学的手段の走査移動に同期して移
動するポジ型ハロゲン化銀写真感光材料に直接露光した
後、現像処理及び定着能を有する処理液による処理によ
って前記ポジ型ハロゲン化銀写真感光材料に前記原画に
対応する顕像を形成する複写画像形成方法を提供するこ
とによって達成される。また本発明の上記第2の目的は
、走査方式による光学的手段と、該光学的手段を用いて
原画を該光学的手段の走査移動に同期して移動するポジ
型ハロゲン化銀写真感光材料に直接露光する手段と、該
露光手段により前記ポジ型ハロゲン化銀写真感光材料に
形成された潅鍮から前記原画に対応する顕像を形成する
現像処理手段及び定着能を有する処理液による処理手段
とを有する。
複写画像形成装置を提供することによって達成される。
[発明の具体的構成] 本発明では、原画を走査方式による光学的手段を用いて
該光学的手段の走査移動に同期して移動するポジ型ハロ
ゲン化銀写真感光材料(以下単にハロゲン化銀写真感材
と呼ぶ)に直接露光を行なう。ここで原画とは文字、図
形、絵等の画像情報を含む、例えば書籍、印刷物等であ
り、カラー、白黒の何れであってもよいが、特にカラー
像を得る場合に本発明は効果が発揮される。この原画を
一定のスリット幅の設けられた光源によって一定の走査
速度で連続的に移動しながら照明し、原画面からの反射
光、すなわち光像を反射ミラー、レンズ等の光学系を介
してハロゲン化銀写真感材に直接スリット露光する。従
って、例えばファクシミリのように光情報を電気的信号
に変換し、再びこの電気的信号を光情報に変換して記録
体に露光を行なう方式とは異なる。本発明ではハロゲン
化銀写真感材は光学的手段、例えば光源の走査移動に同
期して移動しながら露光を受ける。
従って、感材全面が平面性を保ちながら、かつ静止した
状態で露光を受けるのとは興なり、感材の全面を平面的
に静止させるだけのスペースや、感材の平面性を保たせ
るための装置等を必要としないので、露光部のスペース
を著しくコンパクト化出来る。
また同期させるための手段としては、公知の電気的ある
いは機械的手段等を任意に適用出来る。
また原画に対して光学的手段を一定の速度で走査させる
場合だけでなく、光学的手段を固定しておき、この光学
的手段に対して原画を一定の速度で移動させる場合も本
発明の走査方式に含まれる。
また本発明において光学的手段の走査移動には、静止し
た原画に対して光学的手段が走査移動する場合における
走査移動だけでなく、固定した光学的手段に対して原画
が一定の速度で移動しながら走査が行われる場合におけ
る走査移動も含まれる。
また、反射ミラー、レンズの相対位置を変化させ、原画
面からレンズまでの光路長と、レンズからハロゲン化銀
写真感材面までの光路長との比を変化させることによっ
て容易に変倍を行なうことが出来る。つまり原画の大き
さに対して等倍画像だけでなく、拡大あるいは縮小され
た画像を形成出来る。この可変倍機構においては上記レ
ンズとしてズームレンズを特に好ましく使用することが
出来る。
また、上記レンズとして光集束性導体(例えばセルフォ
ックレンズ(商品名)等が市販されている)も好ましく
使用することが出来る。この光集束性導体を使用すると
、特に反射ミラーの数を減らすことが可能であり、コン
パクト化に有効である。
また上記の反射ミラー、レンズ等の光学系を使用する代
わりに、光ファイバーを使用することも出来る。光ファ
イバーを使用するメリットはハロゲン化銀写真感材への
露光位置が比較的自由になることや、コンパクト化を実
現し易い等といった点にある。
本発明に使用されるハロゲン化銀写真感材としては、例
えば内部潜像型のハロゲン化銀写真感光材料、リバーサ
ル型のハロゲン化銀写真感光材料等が好適である。また
ハロゲン化銀写真感材の支持体は不透明であっても、或
いは透明であってもよい。
本発明に使用される内部潜像型ハロゲン化銀乳剤として
は、例えば米国特許2,592,250号に記載されて
いる変換方法による所謂コンバージョン型ハロゲン化銀
乳剤、または米国特許3,206,316号、同3,3
17,322号および同3,367.778号に記載さ
れている内部化学増感されたハロゲン化銀粒子を有する
ハロゲン化銀乳剤、または米国特許3,271,157
号、同3,447,927号および同3,531,29
1号に記載されている多価金属イオンを内蔵しているハ
ロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤、または米国
特許3,761,276号に記載されているドープ剤を
含有するハロゲン化銀粒子の粒子表面を弱く化学増感し
たハロゲン化銀乳剤、または特開昭50−8524号、
同50−38525号および同53−2408号に記載
されている積層方法による所謂コア・シェル型ハロゲン
化銀乳剤、その他特開昭52−156614号、同55
−127549号及び同57−79940号に記載され
ているハロゲン化銀乳剤などが挙げられる。
本発明に用いる内部部―型ハロゲン化銀は積層型粒子で
つくられたものが特に好ましい。
このようなハロゲン化銀は通常の積層型ハロゲン化銀と
同様にして製造することができる。例えば特開昭50−
8524号、同50−38525号、同53−6022
2号、同55−1524号および米国特許3,206,
313号等に記載される如く、塩化銀粒子を形成後臭化
物を加えて臭化銀粒子に変換し、−更にハロゲン化物を
硝酸銀を加えて積層する方法或いは過剰ハロゲンの少な
い状態で沃臭化銀粒子を作り、更に塩化銀、臭化銀を順
次積層していく方法等が挙げられる。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀乳剤には各種の
写真用添加剤を加えることが出来る。例えば、本発明に
おいて使用し得る光学増感剤としては、シアニン類、メ
ロシアン類、三核または四核メロシアニン類、三核また
は四核シアニン類、スチリル類、ホロポーラシアニン類
、ヘミシアニン類、オキソノール類およびヘミオキソノ
ール類等が挙げられる。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀乳剤は超色増感
することができる。超色増感の方法については、例えば
「超色増感の機構の総説」レビュー オブ スーパーセ
ンシタイゼーション(Re−view of 5upe
rsens+t+zat+on )フォトグラフィック
 サイエンス アンド エンジニアリング(Photo
graphic 5(liience and  En
oineerina)(PSE) Vol、18 、第
4418頁(1974) ニ記載されている。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀乳剤には、表面
感度をできるだけ低く抑え、より低い最小濃度及びより
安定な特性を付与せしめるために通常用いられる安定剤
、たとえばアザインデン環を持つ化合物およびメルカプ
ト基を有する複素環式化合物等を含有させることができ
る。
アザインデン環をもつ化合物としては、例えば4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a、7−テトラザイン
デンが好ましい。またメルカプト基を複素環式化合物の
うち含窒素へテロ環化合物としてはピラゾール環、1.
2.4−トリアゾール環、1.2.3−トリアゾール環
、1.3.4−チアジアゾール環、1,2.3−チアジ
アゾール環、1.2.4−チアジアゾール環、1,2゜
5−チアジアゾール環、1.2.3.4−テトラゾール
環、ピリダジン環、1.2.3−トリアジン環、1.2
.4−トリアジン環、1,3.5−トリアジン環等、さ
らにこれらの環が2〜3個縮合した環、例えばトリアゾ
ロトリアゾール環、ジアザインデン環、トリアザインデ
ン環、テトラザインデン環、ペンタザインデン環等、ま
たフタラジノン環、インダゾール環などが挙げられるが
、特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールが好
ましい。
その他、目的に応じて湿潤剤が用いられ、この湿潤剤と
しては、例えば、ジヒドロキシアルカン等が挙げられ、
さらに膜物性改良剤としては、例えば、アルキルアクリ
レートもしくはアルキルメタクリレートとアクリル酸も
しくはメタクリル酸との共重合体、スチレン−マレイン
酸共重合体、スチレン無水マレイン酸ハーフアルキルエ
ステル共重合体等の乳化重合によって得られる水分散性
の微粒子状高分子物質等が適当であり、塗布助剤として
は、例えば、サポニン、ポリエチレングリコール、ラウ
リルエーテル等が挙げられる。その他写真用添加剤とし
て、ゼラチン可塑剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、pH
調整剤、酸化防止剤、帯電防止剤、増粘剤、粒状性向上
剤、染料、モルダント、増白剤、現像速度調節剤、マッ
ト剤、イラジェーション防止染料等を使用することは任
意である。
本発明に用いる内部iI@型ハロゲン化銀乳剤には、カ
ラー用とする場合、色素形成カプラーを用いることが好
ましい。
イエロー色素形成カプラーとしては、ベンゾイルアセト
アニリド型、ピバロイルアセトアニリド型、或いはカッ
プリング位の炭素原子がカップリング時に離脱すること
ができるいわゆるスプリットオフ基で置換されている2
当量型イエローカプラー等が有用である。
マゼンタ色素形成カプラーとしては、5−ピラゾロン系
、ピラゾロトリアゾール系、ピラゾリノベンゾイミダゾ
ール系、インダシロン系、或いはスプリットオフ基を有
する2当量型マゼンタカプラーが有用である。
またシアン色素形成カプラーとしては、フェノール系、
ナフトール系、ビラゾキナゾロン系、或いはスプリット
オフ基を有する2当量型シアンカプラーが有用である。
これらの色素形成カプラーは任意に選択でき、又使用法
、使用量等については特に限定されない。
又、色素画像の短波長の活性光線による退色を防止する
ため紫外線吸収剤を用いることができ、例えばチアゾリ
ドン、ベンゾトリアゾール、アクリロニトリル、ベンゾ
フェノン系化合物等が挙げられ、特にチヌビンPS、同
1201同320、同326、同321、同328(い
ずれもチバガイギー社製)の軍用もしくは併用が有利で
ある。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料に
は、目的に応じて適当なゼラチン(lI化処理ゼラチン
を含む)及びその誘導体を含ませることができる。この
好ましいゼラチン誘導体としては、例えば、アシル化ゼ
ラチン、グアニジル化ゼラチン、カルバミル化ゼラチン
、シアノエタノール化ゼラチン、エステル化ゼラチン等
が挙げられる。
また、本発明に用いる内部1III型ハロゲン化銀写真
感光材料においては、その親水性コロイド層に、ゼラチ
ンの他にも、他の親水性バインダーを含ませることがで
きる。
この親水性バインダーは乳剤層あるいは中間層、保護層
、フィルタ一層、裏引層等の写真構成層に目的に応じて
添加することができ、さらに上記親水性バインダーには
目的に応じて適当な可塑剤、潤滑剤等を含有せしめるこ
とができる。
また、本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀写真感光
材料の写真構成層は、任意の適当な硬膜剤で硬化せしめ
ることができる。これらの好ましい硬膜剤としては、ク
ロム塩、ジルコニウム塩、フォルムアルデヒドやムコハ
ロゲン酸の如きアルデヒド系、ハロトリアジン系、ポリ
エポキシ化合物、エチレンイミン系、ビニルスルフォン
系、アクリロイル系硬膜剤等が挙げられる。
また、本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀写真感光
材料は、支持体上に乳剤層の他、必要に応じてフィルタ
一層、中間層、保護層、下引層、裏引層、ハレーション
防止層等の種々の写真構成層を塗設されて作製される。
塗布方法としては、ディップ塗布、エアドクター塗布、
エクストルージョン塗布、スライドホッパー塗布、カー
テン70−塗布等を用いることが出来る。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料の
支持体としては任意のものが用いられるが、代表的な支
持体としては、例えば必要に応じて下引加工したポリエ
チレンテレフタレートフィルム、ポリh−ボネートフィ
ルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
、セルローズアセテートフィルム、バライタ紙、ポリエ
チレンの如きポリオレフィンラミネート紙、白色顔料が
練り込まれたポリエチレンテレフタレートフィルム等が
挙げられる。
本発明に用いる内部潜鍮型ハロゲン化銀写真感光材料に
於いて、直接ポジ画像を形成する主要な工程は、予めカ
プラされていない内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料
を、1ili像露光後カブリ処理を施した後乃至はカブ
リ処理を施しながら表面現像を行なうことが一般的であ
る。ここでカブリ処理は、全面均一露光を与えるか若し
くはカブリ剤を用いて行うことができる。この場合、全
面均一露光は画像露光した内部潜像型ハロゲン化銀写真
感光材料を現像液或いはその他の水溶液に浸漬するか又
は湿潤させた後、全面的に均一露光することによって行
なわれることが好ましい。ここで使用する光源としては
内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料の感光波長域内の
光であればいずれでもよく、又フラッシュ光の如き高照
度光を短時間照射することもできるし、又は弱い光を長
時間照射してもよい。全面均一露光の時間は内部m像型
ハロゲン化銀写真感光材料、現像処理条件、使用する光
源の種類等により、最終的に最良のポジ画像が得られる
よう広範囲に変えることができる。また、上記カブリ剤
としては広範な種類の化合物を用いることができ、この
カブリ剤は現像処理時に存在すればよく、例えばハロゲ
ン化銀乳剤層等の内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料
中あるいは現象液あるいは現像処理に先立つ処理液に含
有せしめてもよいが、内部潜像型ハロゲン化銀写真感光
材料中に含有せしめるのがよい(その中でも、特にハロ
ゲン化銀乳剤層中がよい)。又その使用量は目的に応じ
て広範囲に変えることができ、好ましい添加量としては
、ハロゲン化銀乳剤層中に添加するときは、ハロゲン化
銀1モル当り1〜1500mg、特に好ましくは10〜
100OIIJである。また、現像液等の処理液に添加
するときの好ましい添加量は0.01〜5aQ  、特
に好ましくは0.08〜0.15 Q /iである。か
かるカブリ剤としては、例えば米国特許2,563,7
85号、同2,588,982号に記載されているヒド
ラジン類、あるいは米国特許3,227,552号に記
載されたヒドラジド、又はヒドラゾン化合物:又米国特
許3,615,615号、同3,718.470号、同
3,719,494号、同3,734,738Nおよび
同3,759,901号等に記載された複素環第4@窒
素化合物二更に米国特許4,030,925号に記載の
アシルヒドラジノフェニルチオ尿素類が挙げられる。
又、これらカブリ剤は組合せて用いることもできる。例
えばリサーチ・ディスクロージャー(Research
 D 1sclosure )第15162j!には非
吸着型のカブリ剤を吸着型のカブリ剤と併用することが
記載されており、本発明にも適用できる。
有用なカブリ剤の具体例を示せば、ヒドラジン塩1[フ
ェニルヒドラジン塩酸塩、4−メチルフェニルヒドラジ
ン塩酸塩、1−ホルミル−2−(4−メチルフェニル)
ヒドラジン、1−アセチル−2−フェニルヒドラジン、
1−アセチル−2−(4−アセトアミドフェニル)ヒド
ラジン、1−メチルスルフォニル−2−フェニルヒドラ
ジン、1−ベンゾイル−2−フェニルヒドラジン、1−
メチルスルフォニル−2−(3−フェニルスルフォンア
ミドフェニル)ヒドラジン、フォルムアルデヒドフェニ
ルヒドラジン等のヒドラジン化合物が挙げられる。
本発明に用いる内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料は
画像露光債、全面露光するか若しくはカブリ剤の存在下
に現像処理することによって直接ポジ画像を形成するが
、該感光材料の現像処理方法は任意の現像処理方法が採
用され、好ましくは表面現像処理方法である。この表面
現像処理方法とはハロゲン化銀溶剤を実質的に含まない
現像液で処理することを意味する。
本発明においては、露光済みのハロゲン化銀写真感材に
現像処理及び定着能を有する処理液による処理を施すこ
とによって原画に対応するポジ画II(顕像)を形成す
る。
上記現像処理には黒白現像処理、発色現像処理の他、反
転カラー処理における如き黒白現像と発色現像の組合せ
をも包含する。また内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材
料の処理における如き全面露光もしくはカブリ剤の存在
下での現像処理も含まれる。
現像処理に使用される黒白現像液は通常知られているカ
ラー写真感光材料の処理に用いられる黒白第1現像液と
呼ばれるものもしくは黒白写真感光材料の処理に用いら
れるものであり一般に黒白現像液に添加されるよく知ら
れた各種の添加剤を含有せしめる事が出来る。
代表的な添加剤としては1−フェニル−3ピラゾリドン
、メトールおよびハイドロキノンのような現像生薬、亜
硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等のアルカリから成る促進剤、臭化
カリウムや、2−メチルベンツイミダゾール、メチルベ
ンツチアゾール等の無機性、もしくは有機性の抑制剤、
ボリソン酸塩のような硬水軟化剤、微量のヨウ化物やメ
ルカプト化合物から成る表面過現像防止剤等をあげる事
が出来る。
本発明において発色現像処理で使用される第1芳香族ア
ミノ系発色現像剤は種々のカラー写真プロセスにおいて
広範に使用されている公知のものが包含される。これら
の現像液はアミノフェノ−A系およびp−フェニレンジ
アミン系誘導体が含まれる。これらの化合物は遊離状態
により安定のため一般に塩の形、例えば塩酸塩または硫
酸塩の形で使用される。また、これらの化合物は、一般
に発色現像液1yについて約0.1g〜約30gの濃度
、更に好ましくは、発色現像液1βについて約1g〜約
15gの濃度で使用する。
アミンフェノール系現像剤としては例えば、〇−アミノ
フェノール、p−アミノフェノール、5−アミノ−2−
オキシ−1ヘルエン、2−アミノ−3−オキシ−トルエ
ン、2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチル−ベン
ゼンなどが含まれる。
特に有用な第1芳香族アミン系発色現像剤はN。
N−ジアルキル−〇−フェニレンジアミン系化合物であ
りアルキル基およびフェニル基は置換されていてもある
いは置換されていなくてもよい。その中でも特に有用な
化合物例としては、N、N−ジエチル−p−フェニレン
ジアミン塩酸塩、N−メチル−p−フェニレンジアミン
塩酸塩、N、N−ジメチル−p−フェニレンジアミン塩
酸塩、2−アミノ−5−(N−エチル−N−ドデシルア
ミノ)−トルエン、N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸
塩、N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノアニ
リン、4−アミツー−メチル−N、N−ジエチルアニリ
ン、4−アミノ−N−(2−メトキシエチル)−N−エ
チル−3−メチルアニリン−p−トルエンスルホネート
などを挙げることができる。
本発明において使用されるアルカリ性発色現像液は、前
記第1芳香族アミノ系発色現像剤に加えて、更に、発色
現像液に通常添加されている種々の成分、例えば水酸化
ナトリウム、炭酸ナトリウム炭酸カリウムなどのアルカ
リ剤、アルカリ金属重亜硫酸基、アルカリ金属チオシア
ン酸塩、アルカリ金属ハロゲン化物、ベンジルアルコー
ル、水軟化剤および濃厚化剤などを任意に含有すること
もできる。この発色現像液の1)Hlは、通常7以上で
あり、最も一般的には約10〜約13である。
本発明における定着能を有する処理液とは、ハロゲン化
銀錯塩として可溶化する可溶性錯化剤を含有する処理液
であり、一般の定着液のみならず漂白定着液、一浴現像
定着液、−浴現像漂白定着液も含まれるが、好ましくは
漂白定着液である。
可溶性錯化剤としては、例えばチオ硫酸カリウム、チオ
硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムの如きチオ硫酸
塩、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム、
チオシアン酸アンモニウムの如きチオシアン酸塩、ある
いはチオ尿素、チオエーテル、高濃度の臭化物、ヨウ化
物等がその代表的なものであるが、特にチオ硫酸塩を含
有することが経時での色素画像の安定化や化学的安定性
及びハロゲン化銀と可溶性錯体を形成する能力の上で望
ましい。
発色現像処理した後、定着能を有する処理液で処理する
が、カラー処理においては、該定着能を有する処理液が
定着液である場合、その前に漂白処理が行われる。該漂
白工程に用いる漂白液もしくは漂白定着液において使用
される漂白剤としては有機酸の金属錯塩が用いられ、該
金属錯塩は、現像によって生成した金属銀を酸化してハ
ロゲン化銀にかえると同時に発色剤の未発色部を発色さ
せる作用を有するもので、その構造はアミノポリカルボ
ン酸または蓚酸、クエン酸等の有機酸で鉄、コバルト、
銅等の金属イオンを配位したものである。このような有
機酸の金属錯塩を形成するために用いられる最も好まし
い有機酸としては、ポリカルボン酸またはアミノポリカ
ルボン酸等が挙げられる。これらのポリカルボン酸また
はアミノポリカルボン酸はアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩もしくは水溶性アミン塩であってもよい。 これら
の具体的代表例としては次のものを挙げることができる
[1]エチレンジアミンテトラ酢酸 [2]ジエチレントリアミンペンタ酢酸[3]エチレン
ジアミン−N−(β−オキシエチル)−N、N’ 、N
’ −トリ酢酸 [4]プロピレンジアミンテトラ酢酸 [5]ニトリロトリ酢酸 [6]シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸[1]イミノ
ジ酢酸 [8]ジヒドロキシエチルグリシンクエン酸(または酒
石酸) [9]エチルエーテルジアミンテトラ酢酸[10]グリ
コールエーテルジアミンテトラ酢酸[11]エチレンジ
アミンテトラプロビオン酸[12]フエニレンジアミン
テトラ酢酸[13]工、チレンジアミンテトラ酢酸ジナ
トリウム塩 [14]エチレンジアミンテトラ酢酸テトラ(トリメチ
ルアンモニウム)塩 [15]エチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリウム
塩 [16]ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリ
ウム塩 [17]エチレンジアミン−N−(β−オキシエチル)
−N、N’ 、N’ −トリ酢酸ナトリウム塩 [18]プロピレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム塩 [19]ニトリロトリ酢酸ナトリウム塩[20]シクロ
ヘキサンジアミンテトラ酢酸ナトリウム塩 使用される漂白液は、前記の如き有機酸の金属錯塩を漂
白剤として含有すると共に、種々の添加剤を含むことが
できる。添加剤としては、とくにアルカリハライドまた
はアンモニウムハライド、例えば臭化カリウム、臭化ナ
トリウム、塩化ナトリウム、臭化アンモニウム等の再ハ
ロゲン化剤、金属塩、キレート剤等を含有させることが
望ましい。また硼酸塩、蓚酸塩、酢酸塩、炭酸塩、燐酸
塩等のpHl1i剤、アルキルアミン類、ポリエチレン
オキサイド類等の通常漂白液に添加することが知られて
いるものを適宜添加することができる。
更に、定着液及び漂白定着液には、亜硫酸アンモニウム
、亜硫酸カリウム、重亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸カ
リウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニウ
ム、メタ重亜硫酸カリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム等
の亜硫酸塩や硼酸、硼砂、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリ
ウム、重炭酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリウム、水酸化
アンモニウム等の各種の塩から成るpHlll1i剤を
単独あるいは2種以上含むことができる。
漂白定着液(浴)に漂白定着補充液を補充しながら処理
を行う場合、該漂白定着液(浴)にチオ硫酸塩、チオシ
アン酸塩又は亜硫酸塩等を含有せしめてもよいし、該漂
白定着補充液にこれらの塩類を含有せしめて処理液(浴
)に補充してもよい。
また漂白定着液の活性度を高める為に漂白定着浴中及び
漂白定着補充液の貯蔵タンク内で所望により空気の吹き
込み、又は酸素の吹き込みを行ってもよく、あるいは適
当な酸化剤、例えば過酸化水素、臭素酸塩、過′@酸塩
等を適宜添加してもよい。
定着能を有する処理液による処理の後、通常の水洗処理
を行なってもよいが、特に本発明においては実質的に水
洗工程を含まない安定化処理を施すことが好ましい。
本発明において実質的に水洗工程を含まない安定化処理
とは、定着能を有する処理液による処理の後、直ちに単
槽又は複数槽向流方式等による安定化処理をすることを
いうが、リンス処理、補助水洗及び公知の水洗促進浴等
の一般的水洗以外の処理工程を含んでもよい。
本発明における安定化処理工程において、安定化液をハ
ロゲン化銀感材と接触させる方法は、一般の処理液と同
様に浴中にハロゲン化銀写真感材を浸漬するのが好まし
いが、スポンジ、合成繊維布等によりハロゲン化銀写真
感材の乳剤面及び搬送リーダーの両面、搬送ベルトに塗
り付けてもよく、又スプレー等により吹き付けてもよい
。以下、浸漬法による安定化浴を用いた場合について主
に説明する。
上記安定化液には鉄イオンに対するキレート安定度定数
が6以上であるキレート剤を含有することが好ましい。
鉄イオンに対するキレート安定度定数が6以上であるキ
レート剤としては、有機カルボン酸キレート剤、有機リ
ン酸キレート剤、無機リン酸キレート剤、ポリヒドロキ
シ化合物等が挙げられる。
尚上記鉄イオンとは、第2鉄イオン(Fe”)を意味す
る。
第2鉄イオンとのキレート安定度定数が6以上であるキ
レート剤の具体的化合物例としては、ジエチレントリア
ミン五酢酸、ニトリロ三酢酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸等が挙げられる。
上記キレート剤の使用量は安定化液1にあたり0.01
〜50g、好ましくは0.05〜20Qの範囲である。
更に安定化液に添加するのに好ましい化合物としては、
防パイ剤、水溶性金属塩、アンモニウム化合物等が挙げ
られる。上記防パイ剤としてはイソチアゾリン系、ベン
ツイソチアゾリン系、サイアベンダゾール系等が挙げら
れる。
更に、金属塩としては、Ba 、 Ca 、 Ce 。
Go、In、La、Mn、Ni、Pb、Sn。
Zn、T1.Zr、MO,A、Q、Srの金属塩であり
、ハロゲン化物、水酸化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩
、酢酸塩等の無機塩又は水溶性キレート剤として供給で
きる。使用量としては安定化液1ましくは4X10’〜
2 X 10−’モル、更に好ましくは8X10−+〜
1xlC)−’モルの範囲である。安定化液に添加され
る上記化合物の使用量は、安定液1pあたり0.01〜
50g、好ましくは0.05〜20Qの範囲である。
安定化液には上記化合物以外に蛍光増白剤、有機硫黄化
合物、オニウム塩、硬膜剤、4級塩、ポリエチレンオキ
サイド誘導体、シロキサン誘導体等の水滴むら防止剤、
硼酸、クエン酸、燐酸、酢酸、或いは水酸化ナトリウム
、酢酸ナトリウム、クエン酸カリウム等のIIH調整剤
、メタノール、エタノール、ジメチルスルフオキシド等
の有機溶媒、エチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール等の分散剤、その他色W!調整剤等、処理効果を改
善、拡張するための各種添加剤を加えることは任意であ
る。
上記化合物及びその他の添加剤を添加する方法としては
、安定化槽に濃厚液として添加するか、または安定化槽
に供給する安定化液に上記化合物及びその他の添加剤を
加え、これを安定化液に対する供給液とするか、又は安
定化処理工程の前浴に添加して処理されるハロゲン化銀
写真感材に含ませて安定化槽中に存在させるか等各種の
方法があるが、どのような添加方法によって添加しても
よい。
安定化処理工程での安定化液の供給方法は、多槽向流方
式にした場合、後浴に供給して前浴がらオーバーフロー
させることが好ましい。
安定上洛の処理液のpH値としてはpH4〜8が好適な
範囲である。
またDHの調整は前記したDHII整剤によって行うこ
とができる。
安定化1!IJIに際しての処理濃度は、例えば20℃
〜50℃、好ましくは25℃〜40℃の範囲がよい。ま
た処理rtrmも迅速処理の観点からは短時間はど好ま
しいが通常20秒〜5分間、最も好ましくは30秒〜2
分間であり、多槽向流方式では前段槽はど短時間で処理
し、後段槽はど処理時間が長いことが好ましい。
本発明において安定化処理の前後には水洗処理はなくて
もよいが、短時間内での少量水洗によるリンスやスポン
ジ等による表面洗浄及び画像の安定化やハロゲン化銀写
真感材の表面物性を調整する為の処理槽を設けることは
任意である。上記画像の安定化やハロゲン化銀写真感材
の表面物性を調整するものとしてはホルマリン及びその
誘導体やシロキサン誘導体、ポリエチレンオキサイド系
化合物、4級塩等の活性剤等が挙げられる。
本発明においては上記処理工程の他に、付加的な処理工
程を設けることは任意である。また上記安定化液はもち
ろん、定着液や漂白定着液等の可溶性銀錯塩を含有する
処理液から公知の方法で銀回収を行ってもよい。
また上述のような安定化処理を行なえば実質的に水洗工
程が不要となり、従って水洗処理用の配管設備が不要で
、装置自体を何れの場所にも手軽に設置出来るという利
点がある。
[実施例] 以下本発明の実施例について詳述するが、本発明はこれ
らの態様に限定されない。
添付図面は本発明に係る複写画像形成方法を実施する複
写画像形成装置の一実施例を示す概略断面図である。
複写画像形成装置本体1は画像露光部3、給紙部11、
搬送部13、写真処理部24および乾燥部30から構成
される。
画像露光部3は光源4、第1反射ミラー5、第2反射ミ
ラー6、第3反射ミラー7、レンズ8、第4反射ミラー
9及び第5反射ミラー10からなっている。光1I14
にはスリットが設けられ、特にその軸方向での配光ムラ
のないものが好ましく使用される。本実施例ではスリッ
ト幅が1011の棒状ハロゲンランプ(200W)が使
用され、光の射出面には配光ムラを無くすためのスリガ
ラスが設けられている。
透明な原稿台ガラス2上に載置された原画(図示せず)
は光源4によってスリット露光され、光源4の走査移動
とともに原画面からの反射光すなわち光像は第1反射ミ
ラー5、第2反射ミラー6、第3反射ミラー7、レンズ
8、第4反射ミラー9及び第5反射ミラー10を介して
、露光口23より光源4の走査移動に同期して移動して
いるハロゲン化銀写真感材12上に順次露光される。本
実施例で光I4の走査速度は60117秒である。この
ようにしてハロゲン化銀写真感材12上に原画に対応す
る光像が露光される。尚、第1反射ミラー5、第2反射
ミラー6及び第3反射ミラー7は光源4の走査移動に伴
って移動する。またレンズ8、第4反射ミラー9及び第
5反射ミラー10は露光時には静止しているが、変倍を
行なう際には光学的距離を変えるために露光に先立つて
変倍率に対応した所定位置に移動する。
一方、ハロゲン化銀写真感材12はロール状に形成され
、暗箱12′内に収納されている。暗箱12′から引出
されたハロゲン化銀写真感材12は一連の圧接回転する
ローラ対14.14′乃至21.21’ によりて搬送
部13内を搬送される。
ところで、今までロール状であったハロゲン化銀写真感
材12は搬送経路中に設けられた切断部材22によって
所望の大きさに切断される。従って切断された後はハロ
ゲン化銀写真感材12はシート状で搬送されることにな
る。切断部材22としては、例えばカッター刃がハロゲ
ン化銀写真感材12面上を幅方向に移動しつつ切断する
もの、あるいはハロゲン化銀写真感材12面に対してカ
ッター刃が水平に降下して一度に切断するもの等、種々
のものが挙げられるが、ハロゲン化銀写真感材12を切
断出来る部材であれば特に限定はない。
もちろんハロゲン化銀写真感材12としてロール状のも
のではなくシート状のものを使用してもかまわない。シ
ート状のものを使用した場合には上記切断部材22を特
に設けなくてもよい。このようにしてシート状に切断さ
れたハロゲン化銀写真感材12は、前述したように露光
口23にて、光源4の走査移動に同期して移動しながら
原画の光像の露光を受ける。尚、本実施例ではハロゲン
化銀写真感材12を露光前に切断しているが、露光後に
切断するようにしてもよい。
露光の完了したハロゲン化銀写真感材12は次に写真処
理部24に送られる。
写真処理部24では露光済みのハロゲン化銀写真感材1
2に写゛真処理を箇して原画に対応する顕像を形成する
。本実施例では写真処理部24は4つの処理槽、すなわ
ち現像処理槽25、漂白及び定着処理槽26及び安定化
槽27.28から構成されている。安定化槽27.28
は2槽向流方式である。また光1129は例えばハロゲ
ン化銀写真感材12として内部1像型ハロゲン化銀写真
感光材料を使用した場合に現像処理時のカプリ露光を与
えるためのものである。
露光済みのハロゲン化銀写真感材12は写真処理s24
において、各処理槽内で所定時間処理された後、乾燥部
30へ送られて乾燥され、装置外へ排出される。
尚、図中31は廃液貯蔵部、32は補充液貯蔵部である
本実施例ではミラーは5枚構成となっているが、例えば
3枚や1枚構成とすることも可能で、このようにすれば
画像露光部3をさらにコンパクト化出来る。
以上の構成の複写画像形成装置にてカラーの原画の等倍
複写を行なった。本実施例で使用したハロゲン化銀写真
感材12は、具体的には以下に示す方法により作成した
内部潜像型の多層カラー感光材料である。
表面処理の施されたポリエチレンラミネート紙上に以下
に示す赤感光乳剤層から保護層までの9層を同時塗布方
式により塗布乾燥した。
赤感光乳剤層(第1層) 2.0%不活性ゼラチン液を50℃に保ち、撹拌しなが
ら下記A液と8液を同時に加え3分間かけて注入した。
10分下記C液を3分間かけて注入添加した。40分間
熟成後、沈澱水洗法により過剰塩を除去した後下記り液
とE液を加え、AoCλ95モル%、AgBr 5モル
%からなる塩臭化銀を表面に積層させた。再度沈澱水洗
法により過剰の水溶性塩を除去し、ゼラチンを少量加え
て分散させた。
その後このハロゲン化銀乳剤に増感色* ro−1]及
び増感色素[0−4]、ジブチルフタレートでプロテク
ト分散された2、5−ジオクチルハイドロキノン及びシ
アンカプラーEC,C−1]を含む液、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3゜3a、7−チトラザインデン、
1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、更にゼラ
チン、塗布助剤[8−1]を適量加える。塗布銀量0.
4g/12  となるように塗布した。
第1中間層(第2層) ジオクチルフタレート中に分散された2、5−ジオクチ
ルハイドロキノン及び紫外線吸収剤チヌピン328(チ
バガイギー社製)、塗布助剤[S−1]を含むゼラチン
液を用意し、チンビン328塗布量0.15o/I” 
 となるように塗布した。
緑感光乳剤層(第3層) 赤感光乳剤と同様にしてハロゲン化銀粒子を作成した。
これに増感色素[0−2]、ジブチルフタレートでプロ
テクト分散された2、5−ジオクチルハイドロキノン及
びマゼンタカプラー[MC−11を含む液、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a、7−テトラザインデ
ン、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、更に
ゼラチン、塗布助剤[S−2]を適量加える。塗布銀量
0.4a /F”  となるように塗布した。
第2中闇層(第4層) 第1中間層と同一処方でチンビン328塗布量を0.2
Q /l  とした。
イエローフィルタ一層(第5層) アルカリ性弱還元剤下で酸化してつくられた(中和侵ヌ
ードル水洗法により弱還元剤を除去)イエローコロイド
銀及びジオクチルフタレートに分散された2、5−ジオ
クチルハイドロキノン液、塗布助剤[8−2]及び硬膜
剤[H−1](塗布直前に加える)を加えて、塗布銀量
0.15g/I2となるように塗布した。
第3中間層(第6層) 第1中間層と同一処方でチンビン328塗布量0、15
(1/ m’  となるように塗布した。
青感光乳剤層(第7層) 1.5%不活性ゼラチン液を60℃に保ち撹拌しながら
下記のA液とB液を同時に加え15分間かけて注入した
。15分侵下記C液を2分間かけて注入し、1力抜ハイ
ポを3 mQl A Q相当加え、更に40分間熟成し
た。なお、サンプリングして組成分析したところAac
f14モル%、Ag8r96モル%、AQ12モル%か
らなる填実沃化銀であった。
沈澱水洗法により過剰塩を除去した債下記り液及びE液
を加えてAgCρ97モル%、AgB「3モル%の表面
層を積層させた慢に再度沈澱水洗法により過剰塩を除去
して分散用ゼラチンを加えた。
LKBr         1・1g このハロゲン化銀乳剤に増感色素[D−3]、ジオクチ
ルフタレートで分散されたイエローカプラー[YC−1
]を含む液、2−メルカプトベンゾチアゾール、4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1゜3.3a、7−テトラザイ
ンデン、ゼラチン、塗布助剤[S−3]及び硬膜剤[H
−2]  (塗布直前に添加)を含む液を用い、塗布銀
量o、59 /12となるように塗布した。
第4中間層(第8層) 第1中間層と同じでチヌピン328塗布量0.3g77
■2 となるように塗布した。但し塗布直前に硬膜剤[
H−2]を加えた。
保護W(第9層)  − コロイダルシリ力、塗布助剤[8−3]、硬膜剤[H−
2]及び[H−3] (塗布直前に添加)を含むゼラチ
ン液を用い、ゼラチン塗布量1.0g/I2  となる
ように塗布した。
シアンカプラー(CC−1) マゼンタカプラー(MC−1) イエローカプラー(YC−1) 増感色素CD−1) 増感色素CD−2) 増感色素CD−3) 増感色素CD−4) 塗布助剤(S−1) 塗布助剤(S−23 sHs C山−coo−cルーCH−(CH2)s−C山5Oj
Na     C5Hs 、′ 一亜助剤(S−a) CHs−COOCHs (CFsCFt)tHC)i−
C00CH鵞(CFsCFs)*HS Os N& 硬膜剤[H−13 硬膜剤(I(−2) 硬膜剤(H−33 5OsCH=CHs また本実施例における具体的な写真処理条件は下記の通
りである。
処理工程(処理潤度と処理時間) [1]浸漬(発色現像液)38℃    8秒[2]カ
プリ露光       1ルツクスで10秒 [3]発色現9     38℃     2分[4]
漂白定着     35℃     60秒[5]安定
化処理   25〜30℃   1分30秒[6]乾 
 燥    15〜80℃    1分処理液組成 (発色現像液) ベンジルアルコール         1〇−エチレン
グリコール         15−亜硫酸カリウム 
         2,0グ臭化カリウム      
      1,5g塩化ナトリウム        
  0.2g炭酸カリウム           30
.0 (1ヒドロキシルアミン硫酸塩      3.
0gポリリン酸(TPPS)        2.5Q
3−メチル−4−アミノ−N−エチル −N−(β−メタンスルホンアミド エチル)−アニリン硫酸塩      5.5g蛍光増
白剤(4,4”−ジアミノ スチルベンズスルホン酸誘導体)    1.01;1
水酸化カリウム          2.0g水を加え
て全量を1夕とし、I)H10,20に調整する。
(漂白定着液) エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩         so gエチレ
ンジアミンテトラ酢W      3gチオ硫酸アンモ
ニウム(70%溶液)  10(1++J7亜@酸アン
モニウム(40%溶液)   27.5iノ炭酸カリウ
ムまたは氷酢酸でpl−17,1に調整し水を加えて全
量を14とする。
(安定化液) 5−クロロ−2−メチル−4− イソチアゾリン−3−オン     1.0gエチレン
グリコール         10 Ql−ヒドロキシ
エチリデン−1,1′ −ジホスホン@           2.5 Q塩化
ビスマス           0.2g塩化マグネシ
ウム         0.1g水酸化アンモニウム(
28%水溶液)   2.0Qニトリロトリ酢酸ナトリ
ウム     1.0g水を加えて全量を11とし、水
酸化アンモニウムまたは硫酸でpH7,0に調整する。
なお安定化処理は前述のように2槽構成の向流方式にし
た。
以上のようにして本発明により得られたカラーの原画の
複写画像は、比較例として市販の電子写真方式のカラー
複写機により得られた同一原画の複写i!1lllに比
べ、原画に忠実な色再現が行われ、鮮明な画像であった
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、簡便な工程
にて容易に鮮明な画像を再現出来る。
また本発明によれば装置を小型化することが出来る。本
発明では走査露光方式を採用しており、全面同時露光方
式のように大きい光学系を必要とせず、しかも光源の走
査移動に同期して感光材料が移動しながらスリット露光
を受けるので、例えば感材の全面が平面性を保ちながら
かつ静止した状態で露光を受けるのとは興なり、感材全
面を静止させるスペースや平面性を保たせるためのal
l等を必要としない。従って特に露光部を大幅にコンパ
クト化出来るので、複写画像形成11f全体としての小
型化も可能である。
また定着能を有する処理液による処理後、前述のような
安定化処理を行なえば実質的に水洗工程が不要となり、
従って水洗処理用の配管が不要であり、複写画像形成装
置をオフィス内やその他何れの場所にも制限なく手軽に
設置出来る。
【図面の簡単な説明】
添付図叩は本発明に係る複写ii*形成方法を実施する
複写画一形成装置の一実施例を示す概略断面図である。 1・・・複写画像形成装置本体 3・・11露光部、    11・・・給紙部12・・
・ハロゲン化銀写真感材、 13・・・搬送部22・・
・切断部材、     24・・・写真処理部30・・
・乾燥部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原画を走査方式による光学的手段を用いて該光学
    的手段の走査移動に同期して移動するポジ型ハロゲン化
    銀写真感光材料に直接露光した後、現像処理及び定着能
    を有する処理液による処理によって前記ポジ型ハロゲン
    化銀写真感光材料に前記原画に対応する顕像を形成する
    ことを特徴とする複写画像形成方法。
  2. (2)走査方式による光学的手段と、該光学的手段を用
    いて原画を該光学的手段の走査移動に同期して移動する
    ポジ型ハロゲン化銀写真感光材料に直接露光する手段と
    、該露光手段により前記ポジ型ハロゲン化銀写真感光材
    料に形成された潜像から前記原画に対応する顕像を形成
    する現像処理手段及び定着能を有する処理液による処理
    手段とを有することを特徴とする複写画像形成装置。
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