JPS61231042A - 塩化ビニル系樹脂成形品 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂成形品Info
- Publication number
- JPS61231042A JPS61231042A JP7315685A JP7315685A JPS61231042A JP S61231042 A JPS61231042 A JP S61231042A JP 7315685 A JP7315685 A JP 7315685A JP 7315685 A JP7315685 A JP 7315685A JP S61231042 A JPS61231042 A JP S61231042A
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- chloride resin
- parts
- calcium carbonate
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、塩化ビニル系樹脂成形品に関し、特に、光拡
散性及び光透過性にすぐれた塩化ビニル系樹脂成形品に
関する。
散性及び光透過性にすぐれた塩化ビニル系樹脂成形品に
関する。
（従来の技術）
従来、例えば、灯具カバーや照明看板の前面板等の照明
器具材料に用いられる樹脂成形品としては、光拡散性及
び光透過率共にすぐれるアクリル樹脂からなる成形品が
多く用いられている。この光拡散性とは、例えば、灯具
を成形品としてのカバーで被覆した場合、そのカバー面
が示す輝きの一様性の程度を意味し、光拡散性が良好で
あるほど、照度のむらを減じて、光源のまぶしさを低下
させることとなる。しかし、上記アクリル樹脂からなる
成形品は割れたり、汚れやすいうえに、他材料との複合
化が容易でなく、用途が限定さる。
器具材料に用いられる樹脂成形品としては、光拡散性及
び光透過率共にすぐれるアクリル樹脂からなる成形品が
多く用いられている。この光拡散性とは、例えば、灯具
を成形品としてのカバーで被覆した場合、そのカバー面
が示す輝きの一様性の程度を意味し、光拡散性が良好で
あるほど、照度のむらを減じて、光源のまぶしさを低下
させることとなる。しかし、上記アクリル樹脂からなる
成形品は割れたり、汚れやすいうえに、他材料との複合
化が容易でなく、用途が限定さる。
また、難燃化にも問題がある。
（発明の目的）
そこで、本発明者らは、他材料との複合化を含めて、成
形加工性にすぐれるうえに、難燃化が容易である塩化ビ
ニル系樹脂に着目し、照明器具材料はか、良好な光拡散
性が要求される用途に使用し得る成形品への適用を鋭意
研究した結果、特殊な形状の炭酸カルシウムを光拡散剤
として添加することによって、光拡散性及び光拡散性に
すぐれる樹脂成形品を得ることができることを見出して
、本発明に至ったものである。
形加工性にすぐれるうえに、難燃化が容易である塩化ビ
ニル系樹脂に着目し、照明器具材料はか、良好な光拡散
性が要求される用途に使用し得る成形品への適用を鋭意
研究した結果、特殊な形状の炭酸カルシウムを光拡散剤
として添加することによって、光拡散性及び光拡散性に
すぐれる樹脂成形品を得ることができることを見出して
、本発明に至ったものである。
（発明の構成）
本発明による塩化ビニル系樹脂成形品は、結晶形状が偏
平であって、且つ、平均粒径が１〜１０μｍである炭酸
カルシウムを含有する塩化ビニル系樹脂を成形してなる
ことを特徴とする。
平であって、且つ、平均粒径が１〜１０μｍである炭酸
カルシウムを含有する塩化ビニル系樹脂を成形してなる
ことを特徴とする。
本発明において、塩化ビニル系樹脂は、塩化ビニルの単
独重合体及び共重合体を意味し、ポリ塩化ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共
重合体、塩化ビニルーブロヒレン共重合体、塩化ビニル
−エチレン−酢酸ビニル共重合体等、及びこれら樹脂と
所要の可塑剤、安定剤等とからなる樹脂組成物を含み、
特に、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、及びこれら樹脂と所要の可塑剤、安定剤
等とからなる樹脂組成物が好適に用いられる。
独重合体及び共重合体を意味し、ポリ塩化ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共
重合体、塩化ビニルーブロヒレン共重合体、塩化ビニル
−エチレン−酢酸ビニル共重合体等、及びこれら樹脂と
所要の可塑剤、安定剤等とからなる樹脂組成物を含み、
特に、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、及びこれら樹脂と所要の可塑剤、安定剤
等とからなる樹脂組成物が好適に用いられる。
塩化ビニル系樹脂に可塑剤や安定剤を配合する場合は、
これらは上記塩化ビニル系樹脂に通常使用されるもので
あれば、特に制限されることなく種々のものを使用する
ことができる。また、成形品の形状は何ら制限されず、
フィルム、シート、管、球状等、用途によって適宜に選
ばれる。
これらは上記塩化ビニル系樹脂に通常使用されるもので
あれば、特に制限されることなく種々のものを使用する
ことができる。また、成形品の形状は何ら制限されず、
フィルム、シート、管、球状等、用途によって適宜に選
ばれる。
本発明の成形品においては、光拡散剤として特定された
形状の炭酸カルシウムが配合されている。
形状の炭酸カルシウムが配合されている。
即ち、この炭酸カルシウムは、結晶形状が偏平であって
、且つ、平均粒径が１〜１０μｍ、好ましくは３〜８μ
ｍであり、偏平形状には円盤状、角板状を含むものとす
る。成形品へのこの炭酸カルシウムの配合量は、樹脂１
００重量部について１〜５０重量部、好ましくは５〜３
０ｆｆｉ！部の範囲である。上記炭酸カルシウムの配合
量が、樹脂１００重量部について１重量部よりも少ない
ときは、成形品が光拡散性に劣り、他方、５０重量部を
越えるときは、光透過性を過度に低下させるからである
。
、且つ、平均粒径が１〜１０μｍ、好ましくは３〜８μ
ｍであり、偏平形状には円盤状、角板状を含むものとす
る。成形品へのこの炭酸カルシウムの配合量は、樹脂１
００重量部について１〜５０重量部、好ましくは５〜３
０ｆｆｉ！部の範囲である。上記炭酸カルシウムの配合
量が、樹脂１００重量部について１重量部よりも少ない
ときは、成形品が光拡散性に劣り、他方、５０重量部を
越えるときは、光透過性を過度に低下させるからである
。
従来、塩化ビニル系樹脂に充填剤として用いられている
通常の炭酸カルシウムは、形状が紡錘形乃至球状であっ
て、平均粒径も０．１〜２μである。
通常の炭酸カルシウムは、形状が紡錘形乃至球状であっ
て、平均粒径も０．１〜２μである。
従って、このような炭酸カルシウムを成形品にて含有さ
せても、炭酸カルシウムは入射光を乱反射させるので、
成形品は光拡散効果を殆ど示さない。
せても、炭酸カルシウムは入射光を乱反射させるので、
成形品は光拡散効果を殆ど示さない。
これに対して１、本発明による成形品においては、用い
る炭酸カルシウムの形状が偏平であるうえに、平均粒径
が大きいために、入射光を分岐させて透過させるので、
成形品がすぐれた光拡散効果を示すものとみられる。更
に、このように所定形状の炭酸カルシウムを含有する成
形品は、同時に光透過性にもすぐれている。
る炭酸カルシウムの形状が偏平であるうえに、平均粒径
が大きいために、入射光を分岐させて透過させるので、
成形品がすぐれた光拡散効果を示すものとみられる。更
に、このように所定形状の炭酸カルシウムを含有する成
形品は、同時に光透過性にもすぐれている。
また、本発明においては、成形品が一層の隠蔽力を必要
とするときは、上記炭酸カルシウムと共に、必要に応じ
て、成形品に酸化チタンを含有させることができる。そ
の配合量は、特に制限されるものではないが、通常、樹
脂樹脂１００重量部について１〜４０重量部の範囲であ
る。
とするときは、上記炭酸カルシウムと共に、必要に応じ
て、成形品に酸化チタンを含有させることができる。そ
の配合量は、特に制限されるものではないが、通常、樹
脂樹脂１００重量部について１〜４０重量部の範囲であ
る。
（発明の効果）
以上のように、本発明による塩化ビニル系樹脂成形品は
、光拡散剤として所定形状の炭酸カルシウムを含有する
ので、光拡散性及び光透過性にすぐれ、例えば、照明器
具材料として好適に用いることができる。しかし、本発
明による成形品は、その用途において何ら限定されるも
のではな（、そのすぐれた光拡散性と光透過性を利用し
て、例えば、農業用フィルムとしても有利に用いること
ができる。
、光拡散剤として所定形状の炭酸カルシウムを含有する
ので、光拡散性及び光透過性にすぐれ、例えば、照明器
具材料として好適に用いることができる。しかし、本発
明による成形品は、その用途において何ら限定されるも
のではな（、そのすぐれた光拡散性と光透過性を利用し
て、例えば、農業用フィルムとしても有利に用いること
ができる。
（実施例）
以下に実施例を比較例と共に挙げて、本発明による塩化
ビニル系樹脂成形品を説明する。尚、以下において部は
重量部を意味し、また、拡散光及び光透過率は、それぞ
れＪＩＳ Ｋ ６７１４に記載された散乱光透過率及び
全光線透過率の測定方法に準じて測定した。
ビニル系樹脂成形品を説明する。尚、以下において部は
重量部を意味し、また、拡散光及び光透過率は、それぞ
れＪＩＳ Ｋ ６７１４に記載された散乱光透過率及び
全光線透過率の測定方法に準じて測定した。
比較例
ポリ塩化ビニル１００部、可塑剤２０部及び安定剤等の
その他の添加剤４部とからなる樹脂組成物に、第１表に
示すように、平均粒径０．３μｍの酸化チタンを所定量
加え、混練した後、カレンダー加工によって厚み０．１
０ｗの乳白色のシートに成形した。このシートについて
の拡散光及び光透過率を第１表に示す。酸化チタンが成
形品の光拡散性を大幅に低下させることが明らかである
。
その他の添加剤４部とからなる樹脂組成物に、第１表に
示すように、平均粒径０．３μｍの酸化チタンを所定量
加え、混練した後、カレンダー加工によって厚み０．１
０ｗの乳白色のシートに成形した。このシートについて
の拡散光及び光透過率を第１表に示す。酸化チタンが成
形品の光拡散性を大幅に低下させることが明らかである
。
第 １ 表
実施例１
ポリ塩化ビニル１００部、可塑剤２０部及び安定剤等の
その他の添加剤４部とからなる比較例と同じ樹脂組成物
に、第２表に示すように、結晶形状が偏平な状であって
、平均粒径約５μｍである炭酸カルシウムと平均粒径約
０．３μｍの酸化チタンとを所定量加え、混練した後、
カレンダー加工によって乳白色のシートに成形した。こ
のシートについての拡散光及び光透過率を第２表に示す
。
その他の添加剤４部とからなる比較例と同じ樹脂組成物
に、第２表に示すように、結晶形状が偏平な状であって
、平均粒径約５μｍである炭酸カルシウムと平均粒径約
０．３μｍの酸化チタンとを所定量加え、混練した後、
カレンダー加工によって乳白色のシートに成形した。こ
のシートについての拡散光及び光透過率を第２表に示す
。
炭酸カルシウムのみを配合した番号１〜３の成形品が光
拡散性と光透過率のいずれにもすぐれることが明らかで
ある。また、炭酸カルシウムと共にに酸化チタンを配合
した番号４〜７の成形品では、比較例１の成形品に比べ
て、光透過率を高く保持しながら、良好な光拡散性を示
すことが理解される。
拡散性と光透過率のいずれにもすぐれることが明らかで
ある。また、炭酸カルシウムと共にに酸化チタンを配合
した番号４〜７の成形品では、比較例１の成形品に比べ
て、光透過率を高く保持しながら、良好な光拡散性を示
すことが理解される。
実施例２
塩化ビニル−エチレン−酢酸ビニル共重合体１１０部、
実施例１と同じ炭酸カルシウム１０部及び酸化チタン１
部からなる樹脂組成物をカレンダー加工によって厚さ０
．０８鶴の乳白色のシートに成形した。このシートの拡
散光は５８．０％、光透過率は５８．２であった。
実施例１と同じ炭酸カルシウム１０部及び酸化チタン１
部からなる樹脂組成物をカレンダー加工によって厚さ０
．０８鶴の乳白色のシートに成形した。このシートの拡
散光は５８．０％、光透過率は５８．２であった。
Claims (3)
- （１）結晶形状が偏平であつて、且つ、平均粒径が１〜
１０μｍである炭酸カルシウムを含有する塩化ビニル系
樹脂を成形してなる塩化ビニル系樹脂成形品。 - （２）塩化ビニル系樹脂１００重量部について、炭酸カ
ルシウム１〜５０重量部を含有することを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の塩化ビニル系樹脂成形品。 - （３）塩化ビニル系樹脂１００重量部について、酸化チ
タン１〜４０重量部を含有することを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の塩化ビニル系樹脂成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7315685A JPS61231042A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 塩化ビニル系樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7315685A JPS61231042A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 塩化ビニル系樹脂成形品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61231042A true JPS61231042A (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=13510030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7315685A Pending JPS61231042A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | 塩化ビニル系樹脂成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61231042A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002309112A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Shiraishi Kogyo Kaisha Ltd | 板状炭酸カルシウムを含む含塩素高分子化合物組成物 |
| FR2893945A1 (fr) * | 2005-11-29 | 2007-06-01 | Extrusion Du Polyethylene A Ba | Films de couverture de serre fluorescents |
| CN106496858A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-03-15 | 江门市中联塑化科技有限公司 | 一种光扩散型软质彩色pvc组合物及其应用 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578254A (en) * | 1980-06-17 | 1982-01-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Light-diffusible synthetic resin sheet material |
| JPS59202242A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-16 | Showa Denko Kk | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JPS60175303A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | 東芝ライテック株式会社 | 照明器具用パネル |
| JPS60184559A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光拡散性プラスチツク |
-
1985
- 1985-04-05 JP JP7315685A patent/JPS61231042A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS578254A (en) * | 1980-06-17 | 1982-01-16 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Light-diffusible synthetic resin sheet material |
| JPS59202242A (ja) * | 1983-05-04 | 1984-11-16 | Showa Denko Kk | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JPS60175303A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | 東芝ライテック株式会社 | 照明器具用パネル |
| JPS60184559A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光拡散性プラスチツク |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2002309112A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Shiraishi Kogyo Kaisha Ltd | 板状炭酸カルシウムを含む含塩素高分子化合物組成物 |
| FR2893945A1 (fr) * | 2005-11-29 | 2007-06-01 | Extrusion Du Polyethylene A Ba | Films de couverture de serre fluorescents |
| WO2007063240A1 (fr) * | 2005-11-29 | 2007-06-07 | Societe D'extrusion Du Polyethylene A. Barbier & Cie | Films de couverture de serre fluorescents |
| CN106496858A (zh) * | 2016-11-04 | 2017-03-15 | 江门市中联塑化科技有限公司 | 一种光扩散型软质彩色pvc组合物及其应用 |
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