JPS61230871A - 可撓性樹脂を用いた砥石 - Google Patents

可撓性樹脂を用いた砥石

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JPS61230871A
JPS61230871A JP7325985A JP7325985A JPS61230871A JP S61230871 A JPS61230871 A JP S61230871A JP 7325985 A JP7325985 A JP 7325985A JP 7325985 A JP7325985 A JP 7325985A JP S61230871 A JPS61230871 A JP S61230871A
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JP
Japan
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abrasive grains
flexible resin
grindstone
flexible
particles
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JP7325985A
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Yoshinori Henmi
辺見 喜則
Yukio Yamaguchi
幸男 山口
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は可撓性樹脂を用いた砥石に関し、特に、アルミ
ニウム合金、銅合金、ニッケル合金、またはそれを母材
とする材料などの比較的軟らかい金属材料に対する研削
性能や研磨性能に優れた砥石に関するものである。
従来技術 アルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金、またはそれ
を母材とする材料などの比較的軟らかい金属材料の研削
・研磨加工に対しては、一般に、鉄材などのような比較
的硬い材料に対する場合はど良好な研削性能や研磨性能
を有する砥石が得られていない。被加工被削材が軟らか
くて研削・研磨中に砥粒および結合剤が脱落し難いため
目詰まりを生じ易く、また砥粒による引っ掻き傷が被加
工面に生じて良好な仕上げ面が得られないのである。特
に、金属シリコンの結晶や、炭化珪素、酸化アルミニウ
ムなどのセラミック単結晶繊維(ホイスカ)等の比較的
硬質かつ高脆性の補強材料がアルミニウム合金の如き軟
質金属母材内に混在している金属材料においては、補強
材料が被加工面に露出するために補強材料の割れなどの
問題が生じて良好な仕上げ面を得ることが一層困難とな
る。
問題点を解決するための手段 本発明者は上述の課題を解決せんとして種々試験を繰り
返すうち、砥石の結合剤として非気孔性の可撓性樹脂を
用いる一方、その可撓性樹脂の硬度、引張破断伸び率、
および引張強度を一定の範囲内とすると比較的軟らかい
金属材料に対しても好適な仕上げ面が得られることを見
出した。本発明はその知見に基づいて為されたものであ
る。
すなわち、本発明の要旨とするところは、砥粒が無気孔
性の可撓性樹脂にて結合させられ、かつ、その可撓性樹
脂が、硬度(JIS、Cスケール)が5乃至80の範囲
内であり、引張破断伸び率が5乃至100%の範囲内で
あり、かつ引張強度が5乃至70kg−f/cdの範囲
内であるものであることにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、砥粒が無気孔性の可撓性樹脂にて結
合されているので、気孔の存在に起因する目詰まりが解
消される一方、その可撓性樹脂が、硬度(JIS、Cス
ケール)が5乃至80の範囲内であり、引張破断伸び率
が5乃至100%の範囲内であり、かつ引張強度が5乃
至70kgf/calの範囲内であるので、砥粒が適度
に弾性的に保持される。したがって、被削材がアルミニ
ウム合金、銅合金、ニッケル合金、またはそれを母材と
する材料などの比較的軟らかい金属材料に対して好まし
い砥粒の保持条件が得られて砥粒による引っ掻き傷が解
消され、良好な仕上げ面が得られるとともに、比較的軟
らかい金属材料でも良好な砥粒の自生作用が得られる。
特に、金属シリコンの結晶や、炭化珪素、酸化アルミニ
ウムなどのセラミック単結晶繊維(ホイスカ)等の比較
的硬質かつ高脆性の補強材料がアルミニウム合金の如き
軟質金属製母材内に混在している金属材料においては、
砥粒が弾性的に保持されているため被削面に露出する補
強材料に対して砥粒から加えられる局部的荷重が緩和さ
れるので、補強材料の割れが好適に防止される。
発明の好適な態様 本発明に用いられる可撓性樹脂の硬度は、主として砥粒
の保持状態に対応した被加工材の面状態に関連すると考
えられるものであって、5未満であると砥粒に荷重が加
えられたときにそれが砥石内へ押し込まれてしまって研
削あるいは研磨が困難となり、前加工の凹凸が仕上げ面
に残る。また、可撓性樹脂の硬度が80を超えると砥粒
に荷重が加えられたときに砥粒の逃げが得られず比較的
軟らかい金属材料の被加工面にむしれや引っ掻き傷が生
じて充分な面粗度が得られない。このような意味で、被
加工材がアルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金、ま
たはそれを母材とする材料などの比較的軟らかい金属材
料である場合には、可撓性樹脂の硬度は5乃至80の範
囲内が望ましく、また、その硬度は10乃至60の範囲
内において一層好ましい結果が得られ、また硬度が20
乃至50の範囲内において最も良い結果が得られる。
前記可撓性樹脂の引張破断伸び率も、主として砥粒の保
持状態に対応した被加工材の面状態に関連すると考えら
れるものであって、引張破断伸び率が5%未満であると
砥粒の進行方向の逃げが得られず充分な面粗度が得られ
ない。また、引張破断伸び率が100%を超えると砥粒
の逃げが大きくなって充分な研削が困難となり前加工の
凹凸が仕上げ面に残る。このような意味で、被加工材が
アルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金、またはそれ
を母材とする材料などの比較的軟らかい金属材料である
場合には、引張破断伸び率は5%から100%の範囲内
が望ましく、また、10%乃至70%の範囲内において
さらに良い結果が得られ、20%乃至50%の範囲内に
おいて最も良い結果が得られる。
前記可撓性樹脂の引張強度は、主として砥粒の自生作用
に関連すると考えられるものであって、引張強度が5k
g−f/cff1未満であると砥粒および可撓性樹脂が
早期に脱落して目こぼれが生じ、砥石の損耗が激しい。
また、可撓性樹脂の引張強度が70kir−f/cjを
超えると砥粒および可撓性樹脂の脱落が困難となって砥
粒の自生作用が得られない。
このため、砥石に目詰まりが生じて良好な仕上げ面が得
られない、このような意味で引張強度が5乃至70kg
−f/jの範囲内の可撓性樹脂を結合剤とした砥石によ
れば、アルミニウム合金、銅合金、ニッケル合金、また
はそれを母材とする材料などの比較的軟らかい金属材料
でも一応の自生作用が得られる。また、引張強度は10
乃至50kg−f/−の範囲内においてさらに良い結果
が得られ、15乃至30kg−f/−の範囲内において
最も良い結果が得られる。
上述のように、結合剤として用いられる可撓性樹脂は、
その硬度、引張破断伸び率および引張強度が一定の範囲
内であることが必要であるが、このような樹脂は緩い架
橋が存在する高分子にて構成され得る。しかし、不可逆
反応型の熱硬化性であることおよび砥粒との接着性が高
いことが砥石の結合剤として通常型まれており、このよ
うな性質を備えたものとして、たとえば、可撓性エポキ
シ樹脂やポリウレタン樹脂などが好適に用いられ得る。
特に、前者は後者に比較してボットライフが長くかつ空
気中の水分に影響され難い特徴がある。
結合剤として上記のような好適な要件を備えた可撓性エ
ポキシ樹脂としては、たとえば以下に示す主剤および硬
化剤の組み合わせからなる硬化物から好適に選択され得
る。
(1)主剤:エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型
の液状エポキシ樹脂 硬化剤:長鎖状の脂肪族ジアミン(液状)(2)主剤:
エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型の液状エポキ
シ樹脂 硬化剤ニジアノエチル化した長鎖状の変性脂肪族ジアミ
ン(液状) (3)主剤:エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型
の液状エポキシ樹脂 硬化剤:ダイマー酸とジエチルトリアミンとを反応させ
たジアミドアミン (4)主剤:長鎖状の脂肪族エポキシ樹脂但し、n=1
3乃至14゜ エポキシ当量−364乃至180 粘度= 2500乃至4500 CPS硬化剤:低粘度
の脂肪族ジアミン (5)主剤:アセタール基を含む環状脂肪族エポキシ樹
脂 但し、n=13乃至14゜ エポキシ当量=364乃至180 粘度= 2500乃至4500 CPS硬化剤:低粘度
の脂肪族ジアミン 前記可撓性樹脂は、砥粒を結合した硬化状態において、
概して気孔を含まない無気孔性のものである。砥石の製
造過程において若干の気孔が残留することもあり得るが
、研削粉が入り込んで目詰まりの原因とならない程度の
大きさあるいは数であれば良い。前記無気孔性とはこの
程度の意味である。
本発明で使用される砥粒は、通常、研磨あるいは研削性
能を有する粉体状、粒子状、顆粒状を成す物質であって
、炭化珪素質、溶融アルミナ質、炭化硼素粒、ダイヤモ
ンド、立方晶窒化硼素、あるいはそれ等の混合体などの
人造硬質砥粒であってもよく、また、ザクロ石粉、水晶
砂鉄、金属粉、ガラス粉、金属酸化物(たとえば酸化ク
ロム、酸化セリウム、ベニガラ)、あるいはそれ等の混
合体などの比較的軟質の砥粒であってもよく、また人造
硬質砥粒と比較的軟質の砥粒との混合体であってもよい
。このような比較的軟質の砥粒は、通常、前記比較的硬
質かつ高脆性の補強材料よりも硬度が小さいので、その
ような比較的軟質の砥粒を含む砥石を用いれば補強材料
粒子の割れが一層好適に防止される利点がある。
また、砥石の耐損耗性を高めるために前記砥粒と前記可
撓性樹脂との接着力を高める必要がある場合には、砥粒
の表面を、たとえばシラン系カップリング剤(ビニルシ
ラン、メタアクリロキシシラン、エポキシシラン、アミ
ノシラン、メルカプトシラン等)やチタン系カップリン
グ剤などにて被覆したり、あるいは上記シラン系カップ
リング剤やチタン系カップリング剤などを、砥粒と可撓
性樹脂との混合に先立って予め可撓性樹脂内に添加して
も良い。
更に、本発明が適用された砥石は、アルミニウム或いは
その合金、銅或いはその合金、ニッケル或いはその合金
、またはそれを母材とする材料などの比較的軟らかい金
属材料や、金属シリコンの結晶や炭化珪素、酸化アルミ
ニウムなどのセラミック単結晶繊維(ホイスカ)等の比
較的硬質かつ高脆性の補強材料がアルミニウム合金の如
き軟質金属製母材内に混在させられて成る金属材料のよ
うな被加工材に、好適に用いられる。上記アルミニウム
合金としては、たとえばAl−Cu系、AIt−Mn系
、Al−3i系、Al−Mg系、Al−Mg−3i系、
Al−Zn−3t系、/l−31−3i−Cu−(N 
i)系などの展伸用合金或いは鋳造用合金が知られてい
る。また、上記銅合金としては、たとえば所謂無酸素銅
、タフピッチ銅、リン脱酸銅、丹銅、黄銅などが知られ
ている。
また、上記ニッケル合金としてはたとえばJISH45
51に規定されたニッケル銅合金が知られている。さら
に、本発明が適用された砥石は錆取りにも好適に用いら
れ得る。
実施例 以下、本発明が適用された砥石の具体的構成例を詳細に
説明する。
第1例 ・炭化珪素質砥粒(cc” 240) :  100重
量部・エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型の液状
エポキシ樹脂:    17重量部但し、エポキシ当量
=184乃至194粘度=11000乃至14000 
CPS・硬化剤:            26重量部
但し、長鎖状の脂肪族ジアミン 粘度=180 CPS を真空下で混合して泥漿(スラリー)状物に調製し、そ
れを離型剤が塗布された角型の金型内に流し込んで14
0℃の炉中で2時間硬化させる。そして硬化後の砥石を
60■mX10nX10關の一定の角棒形状に切り出す
。このようにして得られた砥石は比重が2.12g/c
dであり無気孔性の可撓性樹脂にて砥粒が結合されてい
る。これを砥石No、lとする。
このようにして得られた砥石No、1と、対比として一
般のエポキシ砥石GC”240とを用いて以下に示す条
件下でホーニング試験を行った。
ホーニング試験条件 ・被加工材=(a)アルミ合金6061主な成分(%)
 1.0Mg、 0.6Si。
0、3Cu、 0.15Cr (b)アルミ合金鋳物4種り 主な成分(%) 5.0Si、  0.5Mg。
1、3 Cu 硬度は母材がHv (ビッカース硬 度190.補強材(シリコン 粒)がHv1038゜ ・被削材寸法:80鶴×50鶴×40璽■・研削機械:
ホーニング試験機 ・砥石圧カニ6kg−f/cnl ・研削時間:2m1n ・研削油:軽油 この結果を第1表にまとめて示す。前記砥石隘1によれ
ば、被加工材の表面が極めて良好に仕上げられるととも
に、砥石の溶着、目詰まりがな(好適の加工(研削)能
率が得られた。しかも、第1図に示すように、硬質かつ
高脆性のシリコン粒lOの割れが殆どなく、母材ととも
に良好に研磨される。
このように、好適な仕上結果が得られるのは、可撓性樹
脂が無気孔状態で砥粒を結合しているため、気孔に起因
する目詰まりが解消される一方、可撓性樹脂が前述のよ
うな一定の硬度、引張強さ、引張破断伸び率を備えてい
るために砥粒の自生作用が軟質の被削材に拘わらず好適
に得られて、これによっても目詰まりが防止されるとと
もに、好適な仕上げ面が得られ、しかも好適な仕上能率
が得られるからである。とくに、砥粒は適度に弾性を備
えた可撓性樹脂にて保持されているため、他よりも突き
出している砥粒に荷重が加えられたときにはその砥粒の
適度の逃げが許容されて、研削面には多数の砥粒が均等
に接することとなり、これが好適な仕上げ面が得られる
一因と考えられる。
さらに、他よりも突き出している砥粒の逃げが許容され
る結果、被加工材中に混在する高硬度および高脆性の補
強材に大きな荷重が砥粒から局部的に加えられることが
なくその補強材の割れが防止されると考えられる。
因に、第2図は、前記砥石隘1の仕上効果を示す第1図
と対比させるためのものであって、従来のフェノール樹
脂砥石によって前記と同様の研削条件下にて試験された
場合の被削材の表面状態を示している。図中12はシリ
コン粒10が割れて脱落した跡の穴を示している。なお
、第1図および第2図は被削材(アルミ合金鋳物4種D
)の表面状態を顕微鏡にて観察した図であって、実際の
表面の260倍図である。
第2例 ・ダイヤモンド砥粒(”325;ニッケルコーティング
):           100重量部・炭化珪素砥
粒(GC” 400): 100重量部・長鎖状の脂肪
族エポキシ樹脂:  18重量部但し、エポキシ当量=
364乃至380粘度= 2500乃至4500 CP
S・硬化剤:            26重量部但し
、長鎖状の変性脂肪族ジアミン 粘度= 32 CPS ・エポキシシラン系カップリング剤:0.5重量部を真
空下で混合して泥5! <スラリー)状物に調製し、そ
れを離型剤が焼付された角型の金型内に流し込んで12
0℃の炉中で4時間硬化させる。そして硬化後の砥石を
60鶴XIO■×10鶴の一定の角棒形状に切り出す。
このようにして得られた砥石は比重が2.27g/c+
Jであり無気孔性状態で可撓性樹脂にて砥粒が結合され
ている。これを砥石N002とする。
この様にして得られた砥石隘2で前記砥石磁1と同様に
ホーニング研削試験を行った。被削材には旧−5iC単
結晶繊維5%入りアルミ合金を用いた。この結果をまと
めて第2表に示す。
従来のフェノール樹脂砥石にては研削性が極めて悪く、
又、前記魚1の砥石にても被削材面状態は良好なるも、
砥石損耗が多(、研削能率が劣る。
しかしながら、砥石N[L2の様にダイヤモンド砥粒を
添加することにより、研削量が大幅に増大するにも拘わ
らず、砥石損耗が極めて少ない、すなわち、研削能率が
極めて向上した。しかも、被削材面状態は砥石患1と同
様に良好であうた。
第3例 ・砥粒(GC” 240):     100重量部・
エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型の液状エポキ
シ樹脂:    10重量部但し、エポキシ当量=18
4乃至194粘度=11000乃至14000 CPS
・硬化剤;             10重量部但し
、シアノエチル化した長鎖状 の変性脂肪族ジアミン 粘度= 32 CPS ・チタン系カップリング剤:0.5重量部を真空下で混
合して泥漿(スラリー)状物に調製し、それを離型剤が
焼付された角型の金型内に流し込みかつ厚さ301mに
圧縮したのち150℃の炉中で1時間硬化させる。そし
て硬化後の砥石を6 QwX 10鶴XIQmの一定の
角棒形状に切り出す。このようにして得られた砥石は比
重が2゜5g/−の高砥粒率であり無気孔性状態で可撓
性樹脂にて砥粒が結合されている。これを砥石No。
3とする。
このようにして得られた砥石N003を前記砥石N01
1および砥石N002と同様の研削試験に用いたところ
、砥石No、1および砥石NO32と同様の良好な仕上
げ面が得られると同時に砥石磁1と比べて研削能率が1
.4倍、すなわち研削比で1,8倍に改善された。
第4例 ・砥粒(WA″ 150):     100重量部・
エピクロルヒドリン−ビスフェノールA型の液状エポキ
シ樹脂:    13重量部但し、エポキシ当量=18
4乃至194粘度= 11000乃至14000 CP
S・硬化剤:            20重量部但し
、ダイマー酸とジエチレントリ アミンとを反応させたジアミ ドアミン を真空下で混合して泥5i(スラリー)状物に調製し、
それを離型剤が塗布された角型の金型内に流し込んだの
ち150℃の炉中で4時間硬化させる。
そして硬化後の砥石を100i100i鶴×200の角
棒形状に切り出す。このようにして得られた砥石は比重
が2.5g/calであり無気孔性状態で可撓性樹脂に
て砥粒が結合されている。これを砥石No、4とする。
このようにして得られた砥石No、4を鋳物のパリ取り
および錆取りに用いたところ好適な仕上げ面が得られた
。とくに、従来のサンドペーパと比較して砥粒が無限に
近く存在するので研磨能率が極めて高く得られるのであ
る。
第5例 ・砥粒(GC” 320):     100重量部・
アセタール基を含む環状脂肪族 エポキシ樹脂:          31重量部但し、
エポキシ当量−157 粘度=15000  CPS ・硬化剤=            13重量部但し、
長鎖状の変性脂肪族ジアミン 粘度= 32 CPS を真空下で混合して泥漿(スラリー)状物に調製し、そ
れを離型剤が焼付された円板状の金型内に流し込んだの
ち120℃の炉中で5時間硬化させる。そして硬化後の
砥石は外径205mmx厚み25鶴×穴径76.2++
nの円板形であって、比重が2.095g/adであり
無気孔性状態で可撓性樹脂にて砥粒が結合されている。
これを砥石No、5とする。
このようにして得られた砥石No、5を銅合金の表面研
削に用いたところ好適な仕上げ面が得られた。また、切
粉の砥石への溶着も見られなかった。
しかし、従来のフェノール樹脂砥石ではスクラッチが生
じて良好な仕上面は得られなかった。
前述のような効果が得られる砥石はその出来上がり後の
機械的性質、たとえば砥石硬度等が砥粒の性状や混入率
などによって大きく影響され、また砥粒の自生作用を得
るための条件は結合剤としての可撓性樹脂単体の特性に
専ら関連するため、可撓性樹脂単体の硬度、引張強度、
および引張破断伸び率を特定することによって上記効果
を普遍的に得られると考えられる。
第3表、第4表、第5表は可撓性樹脂単体の硬度、引張
強度、および引張破断伸び率に着目し、その硬度、引張
強度、および引張破断伸び率が異なる種々の可撓性樹脂
を結合剤とする砥石について行った試験結果が示されて
いる。
なお、上記第3表、第4表、第5表において、◎印、○
印、△印、X印は、判定基準を表すものであって、最良
、良、やや良、および不良をそれぞれ示している。
上記第3表、第4表、第5表に示されているように、前
記可撓性樹脂の硬度は主として砥粒の保持条件に対応し
た被削材の面状態に関連するものであって、硬度(J 
I S −Cスケール)が5未満であると砥粒に荷重が
加えられたときに砥粒が砥石内へ押し込まれてしまって
研削あるいは研磨が困難となり、前加工の凹凸が仕上げ
面に残る。また、可撓性樹脂の硬度が80を超えると突
き出している砥粒に過大な荷重が加えられたときに砥粒
の逃げが得られず比較的軟らかい金属材料の被削面にむ
しれや引っ掻き傷が生じて充分な面粗度が得られない。
したがって、被加工材がアルミニウム合金、銅合金、ニ
ッケル合金、またはそれを母材とする複合材料などの比
較的軟らかい金属材料である場合には、可撓性樹脂の硬
度は5乃至80の範囲内が望ましく、また、その硬度は
10乃至60の範囲内において一層好ましい結果が得ら
れ、また硬度が20乃至50の範囲内において最も良い
結果が得られた。
前記可撓性樹脂の引張破断伸び率も、主として砥粒の保
持条件に対応した被削材の面状態に関連するものであっ
て、引張破断伸び率が5%未満であると砥粒の摩擦方向
の逃げが得られず充分な面粗度が得られない。また、引
張破断伸び率が100%を超えると砥粒の逃げが大きく
なって充分な研削・研磨が困難となり前加工の凹凸が仕
上げ面に残る。したがって、被加工材がアルミニウム合
金、銅合金、ニッケル合金、またはそれを母材とする複
合材料などの比較的軟らかい金属材料である場合には、
引張破断伸び率は5%から100%の範囲内が望ましく
、また、10%乃至70%の範囲内においてさらに良い
結果が得られ、20%乃至50%の範囲内において最も
良い結果が得られた。
前記可撓性樹脂の引張強度は、主として砥粒の自生作用
に関連するものであって、引張強度が5kg−f/co
t未満であると砥粒および可撓性樹脂が早期に脱落して
目こぼれが生じ、砥石の損耗が激しい。また、可撓性樹
脂の引張強度が70kg−f/calを超えると砥粒お
よび可撓性樹脂の脱落が困難となって砥粒の自生作用が
得られず、目詰まりが生じる。このために良好な仕上げ
面が得られない。
したがって、上記引張強度は5乃至TOkg−f/a+
!の範囲内においてアルミニウム合金、銅合金、ニッケ
ル合金、またはそれを母材とする複合材料などの比較的
軟らかい金属材料でも一応の自生作用が得られるととも
に、引張強度が10乃至50kg・f/ctAの範囲内
においてさらに良い結果が得られ、15乃至30kg−
f/an(の範囲内において最も良い結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された砥石によって加工された被
加工材の表面状態の例を示す拡大図である。第2図は従
来の砥石によって加工された被加工材の表面状態の例を
示す拡大図である。 第1図 手続補正書印釦 昭和60年11月18日 1、事件の表示 昭和60年 特許願 第73259号 2、発明の名称 可撓性樹脂を用いた砥石 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書の第24頁第11行および第12行の間に下記の
文章を改行して挿入する。 記 [第6例 ・砥粒(GC”3000):   100重量部・長鎖
状の脂肪族エポキシ樹脂: 18重量部但し、エポキシ
当量−364乃至380粘度= 2500乃至4500
 CPS・硬化剤:           26重量部
但し、長鎖状の変性脂肪族ジアミン 粘度〒32 CPS ・消泡剤:0.3重量部 を真空下で混合して泥漿(スラリー)状物に調製し、そ
れを離型剤が焼付された円盤型の金型内に流し込んで1
20℃の炉中で4時間硬化させる。 そして、硬化後の砥石を専用の鉄拓に接着した後に、砥
石寸法が75wφ×25wφ×50鰭φのリング状にな
る様に仕上げる。これを砥石11h6とする。 このようにして得られた砥石磁6で磁気ディスク用アル
ミサブストレート(厚み寸法5inchφ×2.15)
を研磨した。その結果、面粗さがR,−〇、021μ、
  R,、、−0,29μとなり、スラリ。 チもなく、一般のポーラスなフェノール樹脂ボンド砥石
に比較して良好な面が得られた。すなわち、砥石磁6に
よれば、従来の砥石(GC“3000)の面粗さR,−
0,056μ、R□X−0,68μと比較して、172
〜173程度の面粗さが得られることになる。但し、上
記研磨の前処理工程は、従来と同様の条件下で行ったも
のである。 第7例 ・砥粒CCC“2000):   100重量部・エピ
クロルヒドリン・ビスフェノールA型のエポキシ樹脂:
      9重量部但し、エポキシ当量−184乃至
194粘度−11000乃至14000 CPS・硬化
剤=           14重量部但し、長鎖状の
脂肪族ジアミン 粘度=180 CPS を用意し、予め液状エポキシ樹脂と硬化剤を混合して液
状物とするとともに、その液状物を高速ミキサーを使用
して砥粒と混合して得た坏土を、円盤型の金型内に装填
し所定厚みになるまで圧縮成形した。その後、金型の押
圧機を専用の締め治具にて固定して150℃の炉中で4
時間硬化させる。 そして硬化後の砥石を180鶴φX 30 mm厚み×
100wφに仕上げて専用の鉄板に接着した。これを砥
石隘7とする。 このようにして得られた砥石N11L7を3n厚みのス
テンレス板(SIJS 304 )の研磨に下記の研磨
条件で使用したところ、従来の砥石では達成できなかっ
た鏡面が下記の研磨結果に示すように得られた。 ・研磨条件 砥石回転数:5QOrpm研削液  :水 ・研磨結果 表面粗さ :0.01μm平面度  :0
.3μm したがって、従来の鏡面出しには、砥石の研磨工程の後
に、くるみ粉砕物等によるポリッシングエ程が必要であ
ったが、本発明の砥石を使用すれば、そのようなポリッ
シング工程が不要となった。」以   上 手続補正書印釦 昭和60年12月6日 昭和60年 特許願 第73259号 2、発明の名称 可撓性樹脂を用いた砥石 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名 称 (429)株式会社 ノリタケカンパニーリミテド 4、代理人 ■450 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書第24頁第11行及び第12行の間に挿入した一
文中の第13行目(昭和60年11月18日付提出の手
続補正書の第2頁第17行目)の「鉄拓」を「鉄板」に
訂正する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)砥粒が無気孔性の可撓性樹脂にて結合させられ、
    かつ、該可撓性樹脂が、硬度(JIS、Cスケール)が
    5乃至80の範囲内であり、引張破断伸び率が5乃至1
    00%の範囲内であり、かつ引張強度が5乃至70kg
    ・f/cm^2の範囲内であるものであることを特徴と
    する可撓性樹脂を用いた砥石。
  2. (2)前記砥粒は、前記可撓性樹脂との混合に先立つて
    該可撓性樹脂との結合力を改善するためのカップリング
    剤にて予め被覆されるものである特許請求の範囲第1項
    に記載の可撓性樹脂を用いた砥石。
  3. (3)前記可撓性樹脂は、前記砥粒との混合に先立つて
    、該砥粒との結合力を改善するためのカップリング剤が
    予め添加されるものである特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の可撓性樹脂を用いた砥石。
  4. (4)前記可撓性樹脂は、可撓性エポキシ樹脂またはウ
    レタン樹脂である特許請求の範囲第1項乃至第3項のい
    ずれかに記載の可撓性樹脂を用いた砥石。
  5. (5)前記砥粒は、炭化珪素質、溶融アルミナ質、炭化
    硼素粒、ダイヤモンド、立方晶窒化硼素などの人造硬質
    砥粒またはそれ等を混合粒子などから構成されたもので
    ある特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載
    の可撓性樹脂を用いた砥石。
  6. (6)前記砥粒は、酸化クロム、酸化セリウム、ベニガ
    ラ等の金属酸化物粒子、ザクロ石粉、水晶砂鉄、金属粒
    、ガラス粉、それ等の混合粒子などの比較的軟質な砥粒
    である特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記
    載の可撓性樹脂を用いた砥石。
  7. (7)前記砥粒は、炭化珪素質、溶融アルミナ質、炭化
    硼素粒、ダイヤモンド立方晶窒化硼素などの人造硬質砥
    粒と、金属粒子、金属酸化物粒子、ザクロ石粉、水晶砂
    鉄、ガラス粉などの比較的軟質の砥粒との混合粒子であ
    る特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の
    可撓性樹脂を用いた砥石。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007018074A1 (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Kure-Norton Co., Ltd. レジノイド砥石
JP2015530265A (ja) * 2012-08-02 2015-10-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 精密に成形された形成部を有する研磨要素、その研磨要素から製造される研磨物品、及びそれらの作製方法

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JPS57184659A (en) * 1981-02-02 1982-11-13 Norton Co Grinding article and its manufacture

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