JPH01188275A - 研削砥石 - Google Patents
研削砥石Info
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- JPH01188275A JPH01188275A JP1376988A JP1376988A JPH01188275A JP H01188275 A JPH01188275 A JP H01188275A JP 1376988 A JP1376988 A JP 1376988A JP 1376988 A JP1376988 A JP 1376988A JP H01188275 A JPH01188275 A JP H01188275A
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、工作機械に装着され、直線運動あるいは回
転して被加工物を研削する研削砥石に関する。
転して被加工物を研削する研削砥石に関する。
(従来の技術)
被加工物を加工する研削盤、ホーニング盤、旋需、ドリ
ル盤さらにはフライス盤等の工作機械に装着される研削
砥石は1回転もしくは直線往復運動して被加工物を研削
するようになっている。
ル盤さらにはフライス盤等の工作機械に装着される研削
砥石は1回転もしくは直線往復運動して被加工物を研削
するようになっている。
ところで、自動車エンジン、ターボチャージャを始めと
する自動車部品、工作機械の主軸、ハウジング等の機械
部品、IC基板、切削工具さらには各種電子部品等に多
く使用されているファインセラミックスを研削するため
の研削砥石は、その砥粒を結合する結合剤として、研削
切断用の場合はレジノイドが、研削用の場合はレジノイ
ド、ビトリファイド、電着、メタルが、穴明は用の場合
はメタル電着が多く用いられている。そして、ファイン
セラミックスの研削加工には、FC系の鋳鉄を結合剤と
して用いたダイヤモンド砥石が、よく使用されている。
する自動車部品、工作機械の主軸、ハウジング等の機械
部品、IC基板、切削工具さらには各種電子部品等に多
く使用されているファインセラミックスを研削するため
の研削砥石は、その砥粒を結合する結合剤として、研削
切断用の場合はレジノイドが、研削用の場合はレジノイ
ド、ビトリファイド、電着、メタルが、穴明は用の場合
はメタル電着が多く用いられている。そして、ファイン
セラミックスの研削加工には、FC系の鋳鉄を結合剤と
して用いたダイヤモンド砥石が、よく使用されている。
これは、フェノール樹脂は、ガラス化温度麺卿200℃
、引張り強さσB (wax) ”52.Okg f
/ m”、伸びφ岬2%、結合力σc ’= 1.6k
g f / m”であり、またポリイミド樹脂はt5:
400℃、σB (wax)43.0kg f / n
o”、φ岬3%、σ(H勿1.2kg f / m”で
、結合剤がレジンの場合、いずれも研削温度が高くなる
と結合剤としての能力を失ってしまうことによる。また
、結合剤がビトリファイドの場合、結合力が低く、耐チ
ッピング特性が劣る。さらに。
、引張り強さσB (wax) ”52.Okg f
/ m”、伸びφ岬2%、結合力σc ’= 1.6k
g f / m”であり、またポリイミド樹脂はt5:
400℃、σB (wax)43.0kg f / n
o”、φ岬3%、σ(H勿1.2kg f / m”で
、結合剤がレジンの場合、いずれも研削温度が高くなる
と結合剤としての能力を失ってしまうことによる。また
、結合剤がビトリファイドの場合、結合力が低く、耐チ
ッピング特性が劣る。さらに。
結合剤がFe、Cu等のメタルの場合には、耐熱性に富
み、結合力は高いが、結合剤として価格が高くなるうえ
、耐蝕性に劣るものが多く、また反応生成物を研削中に
つくる等の心配がある。そのため、安価で、結合力が高
く、耐熱性が高いFC系鋳鉄が用いられることが多い。
み、結合力は高いが、結合剤として価格が高くなるうえ
、耐蝕性に劣るものが多く、また反応生成物を研削中に
つくる等の心配がある。そのため、安価で、結合力が高
く、耐熱性が高いFC系鋳鉄が用いられることが多い。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、FC系鋳鉄の熱膨張係数αは1、I X
10−’ / ”Cであり、また他のメタル系結合剤
の熱膨張係数αもかなり大きいため、研削温度の上昇お
よび下降の繰返しによって生じる耐熱疲労性は低下する
。しかも、従来のFC系鋳鉄や他のメタル系結合剤は振
動減衰能が低い。そして、このように両機能を満足する
結合剤は現在のところみあたらない。
10−’ / ”Cであり、また他のメタル系結合剤
の熱膨張係数αもかなり大きいため、研削温度の上昇お
よび下降の繰返しによって生じる耐熱疲労性は低下する
。しかも、従来のFC系鋳鉄や他のメタル系結合剤は振
動減衰能が低い。そして、このように両機能を満足する
結合剤は現在のところみあたらない。
この発明は、前述のような事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成でありながら
、加工中における砥石の熱損傷を軽減し、加工能率を向
上させるとともに、砥石寿命を大幅に延ばすことができ
、また砥石の振動による被加工物の研削損傷の軽減をも
はかることができる研削砥石を提供することにある。
で、その目的とするところは、簡単な構成でありながら
、加工中における砥石の熱損傷を軽減し、加工能率を向
上させるとともに、砥石寿命を大幅に延ばすことができ
、また砥石の振動による被加工物の研削損傷の軽減をも
はかることができる研削砥石を提供することにある。
(課題を解決するための手段及び作用)この発明は、前
述した課題を解決するために、C;0.8〜3.0%、
Si;1.0〜3.0%、Ni;25〜40%、Co
; 4.O〜6.0%、Mn ; O〜2.0%、S;
0〜1.O%、P : O−1,5%、残Feを成分と
するオーステナイト系N1−Co合金鋳鉄粉を含む結合
剤を焼結して形成し、耐熱疲労性および振動減衰性を高
めたことにある。
述した課題を解決するために、C;0.8〜3.0%、
Si;1.0〜3.0%、Ni;25〜40%、Co
; 4.O〜6.0%、Mn ; O〜2.0%、S;
0〜1.O%、P : O−1,5%、残Feを成分と
するオーステナイト系N1−Co合金鋳鉄粉を含む結合
剤を焼結して形成し、耐熱疲労性および振動減衰性を高
めたことにある。
上記成分のオーステナイト系N1−Co合金鋳鉄の熱膨
張係数αは、α=1.0〜3.OX 10−67℃(0
〜20℃)であり、従来のメタル結合剤に比し熱膨張係
数は約1710である。
張係数αは、α=1.0〜3.OX 10−67℃(0
〜20℃)であり、従来のメタル結合剤に比し熱膨張係
数は約1710である。
砥石は1弾性体であり、この熱膨張係数によってどの程
度の耐熱疲労性が高まったかをみると、熱応力σは、結
合剤のポアソン比ν9弾性率E。
度の耐熱疲労性が高まったかをみると、熱応力σは、結
合剤のポアソン比ν9弾性率E。
温度tおよび熱膨張係数αによってσ=αtE/ (1
−ν)となるから、メタル結合剤として従来多く用いら
れていたF’ C系鋳鉄と比較すると、この発明の前記
成分よりなるオーステナイト系N i −G 。
−ν)となるから、メタル結合剤として従来多く用いら
れていたF’ C系鋳鉄と比較すると、この発明の前記
成分よりなるオーステナイト系N i −G 。
合金鋳鉄の場合には約1/10に減少することになる。
従って、前記オーステナイト系Nu−Go合金鋳鉄を含
む結合剤を用いて形成したこの発明の砥石は、長時間継
続的に研削しても、熱疲労を起すことがない。しかも、
この結合剤は、振動減衰能がFC系鋳鉄の約172〜1
15と小さいので、研削中に起こるビビリ振動、砥粒の
チッピング等も極めて起し難く、そのため研削面精度お
よび寸法形状精度も良く、安定した研削ができる。すな
わち、この発明の研削砥石は熱膨張係数が小さく、振動
減衰性が極めて高いことを特徴とする。
む結合剤を用いて形成したこの発明の砥石は、長時間継
続的に研削しても、熱疲労を起すことがない。しかも、
この結合剤は、振動減衰能がFC系鋳鉄の約172〜1
15と小さいので、研削中に起こるビビリ振動、砥粒の
チッピング等も極めて起し難く、そのため研削面精度お
よび寸法形状精度も良く、安定した研削ができる。すな
わち、この発明の研削砥石は熱膨張係数が小さく、振動
減衰性が極めて高いことを特徴とする。
この発明において、前記成分のオーステナイト系Ni−
Co合金鋳鉄は結合剤中に粉末にして配合する。その配
合比率は結合剤全重量基準で10〜90wt%が好まし
い。また、結合剤中には、焼結助剤成分として、ベーク
ライト、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、ポリイ
ミド、PVA等のレジノイド、長石、粘土等のビトリフ
ァイド、青銅、Ag、Co、Cu、F’e、Ni、 S
n、 We、 Zn等またはこれら各金属の合金の金
属粉(メタル)のうちの1種または2種以上を適宜組合
わせ配合するが。
Co合金鋳鉄は結合剤中に粉末にして配合する。その配
合比率は結合剤全重量基準で10〜90wt%が好まし
い。また、結合剤中には、焼結助剤成分として、ベーク
ライト、エポキシ、ポリウレタン、フェノール、ポリイ
ミド、PVA等のレジノイド、長石、粘土等のビトリフ
ァイド、青銅、Ag、Co、Cu、F’e、Ni、 S
n、 We、 Zn等またはこれら各金属の合金の金
属粉(メタル)のうちの1種または2種以上を適宜組合
わせ配合するが。
結合剤中におけるこれら焼結助剤成分の配合比は結合剤
全重量基準で10〜90wt%が適当であり、この配合
比範囲内であれば、前記オーステナイト系Ni−Co合
金鋳鉄粉の結合剤に対する前記特性は失われない。
全重量基準で10〜90wt%が適当であり、この配合
比範囲内であれば、前記オーステナイト系Ni−Co合
金鋳鉄粉の結合剤に対する前記特性は失われない。
(実施例)
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は研削盤等の工作機械に装着される研削砥石を示
すもので、これは全長60m、軸径10m5の鋼からな
る軸部1と、外径30m、幅10mmの鍔部2およびこ
の鍔部2の外周面に形成した厚さ3I111の砥石71
3とから構成されている。
すもので、これは全長60m、軸径10m5の鋼からな
る軸部1と、外径30m、幅10mmの鍔部2およびこ
の鍔部2の外周面に形成した厚さ3I111の砥石71
3とから構成されている。
前記砥石層3は1粒度#140のダイヤモンドを主体と
する砥粒と結合剤とからなり、その集中度は100であ
る。この結合剤は、C; 0.8〜3.0%、S i
; 1.0〜3.0%、Ni ; 25〜40%、Co
: 4.0〜6゜0%、Mn ; O〜2.0%、S
: O〜1.0%、P;O〜1.5%、残Feを成分
とするオーステナイト系Ni−Co合金鋳鉄粉10wt
%と焼結助剤成分たる青銅aowt%およびNi10w
t%の混合物からなっている。そして、砥石層3は極め
て高い純度の真空中で、前記砥粒と結合剤とを高温高圧
下で焼結して形成されている。
する砥粒と結合剤とからなり、その集中度は100であ
る。この結合剤は、C; 0.8〜3.0%、S i
; 1.0〜3.0%、Ni ; 25〜40%、Co
: 4.0〜6゜0%、Mn ; O〜2.0%、S
: O〜1.0%、P;O〜1.5%、残Feを成分
とするオーステナイト系Ni−Co合金鋳鉄粉10wt
%と焼結助剤成分たる青銅aowt%およびNi10w
t%の混合物からなっている。そして、砥石層3は極め
て高い純度の真空中で、前記砥粒と結合剤とを高温高圧
下で焼結して形成されている。
前記実施例の砥石をAとし、その硬度HRBおよび抗折
力kg f / m”を調べた。念のため、別の実施例
として、下記砥石BおよびCをつくり、これら砥石Bお
よびCについても、その硬度HRBおよび抗折力ICg
f/m”を調べた。その結果を。
力kg f / m”を調べた。念のため、別の実施例
として、下記砥石BおよびCをつくり、これら砥石Bお
よびCについても、その硬度HRBおよび抗折力ICg
f/m”を調べた。その結果を。
まとめて表1に示す。
砥石B:
結合剤が砥石Aにおいて述べたのと同一成分のオーステ
ナイト系N i −Co合金鋳鉄粉30wt%とフェノ
ール70wt%(焼結助剤成分)との混合物である以外
は、砥石Aと同様に形成した集中度100の砥石。
ナイト系N i −Co合金鋳鉄粉30wt%とフェノ
ール70wt%(焼結助剤成分)との混合物である以外
は、砥石Aと同様に形成した集中度100の砥石。
砥石C:
砥石Aにおいて述べたのと同一成分のオーステナイト系
N1−Co合金鋳鉄粉65wt%と焼結助剤成分たる9
9.999%Fe35wt%との混合物を結合剤とし、
この結合剤と粒度#140のダイヤモンド砥石とを真空
中において高温高圧下で焼結して形成した砥石であって
、形状は、砥石外径φ190m、砥石幅10aa、砥石
層厚さ5■、砥石軸内径φ50.8onの、いわゆるJ
IS規格IAI型に相当する平型砥石。
N1−Co合金鋳鉄粉65wt%と焼結助剤成分たる9
9.999%Fe35wt%との混合物を結合剤とし、
この結合剤と粒度#140のダイヤモンド砥石とを真空
中において高温高圧下で焼結して形成した砥石であって
、形状は、砥石外径φ190m、砥石幅10aa、砥石
層厚さ5■、砥石軸内径φ50.8onの、いわゆるJ
IS規格IAI型に相当する平型砥石。
表1の結果から、硬度と抗折力は従来のレジノイドおよ
びメタル結合剤の値と同等以上の特性値をもつことがわ
かる。
びメタル結合剤の値と同等以上の特性値をもつことがわ
かる。
第2図は前記研削砥石A、BおよびCを用いてホットプ
レスHP Si3N、を研削したときの研削比を示す
ものである。研削比Gは、順にA;G=118. B
; G=65、C;G=70となる。従って、研削砥石
A、B、Cはいずれも砥石としての研削機能を充分に持
ち、かつ砥石周速度が極端に低い苛酷な研削条件におい
ても、充分な研削性能を持つことがわかる。なお、前記
実施例では、砥石の集中度を100としたが、実験によ
れば1通常用いられる集中度50〜200の範囲で成形
した砥石は、いずれも充分な研削性能を有することを確
認している。
レスHP Si3N、を研削したときの研削比を示す
ものである。研削比Gは、順にA;G=118. B
; G=65、C;G=70となる。従って、研削砥石
A、B、Cはいずれも砥石としての研削機能を充分に持
ち、かつ砥石周速度が極端に低い苛酷な研削条件におい
ても、充分な研削性能を持つことがわかる。なお、前記
実施例では、砥石の集中度を100としたが、実験によ
れば1通常用いられる集中度50〜200の範囲で成形
した砥石は、いずれも充分な研削性能を有することを確
認している。
第3図はJIS IAI型の平型研削砥石を示すもの
で、外径190mm、幅10■の円板4の外周面に、粒
度#140のダイヤモンド砥粒とC; 0.8〜3.0
%、Si : 1.o〜3.0%、Ni ; 25〜4
0%、Co:4.0〜6.0%、Mn ; 0〜2.0
%、S;0〜1.0%、P;O〜1.5%、残Feを成
分とするオーステナイト系N1−Co合金鋳鉄粉70w
t%および99.999%Fe30wt%からなる結合
剤とを高温高圧下で焼結した厚さ51の砥石層5を形成
したものであり、第4図は、第3図の平型研削砥石でフ
ァインセラミックスのホットプレスHP S x3
N 4− S I CおよびAg2O,をそれぞれプラ
ンジ研削したときの研削比を示す、研削比は、それぞれ
Afl、03;G=950. SiC; G =45
0、Si、N4; G=250’t”、従来のメタル系
結合剤のダイヤモンド砥石と比べて遜色のない研削能力
を持つことがわかる。
で、外径190mm、幅10■の円板4の外周面に、粒
度#140のダイヤモンド砥粒とC; 0.8〜3.0
%、Si : 1.o〜3.0%、Ni ; 25〜4
0%、Co:4.0〜6.0%、Mn ; 0〜2.0
%、S;0〜1.0%、P;O〜1.5%、残Feを成
分とするオーステナイト系N1−Co合金鋳鉄粉70w
t%および99.999%Fe30wt%からなる結合
剤とを高温高圧下で焼結した厚さ51の砥石層5を形成
したものであり、第4図は、第3図の平型研削砥石でフ
ァインセラミックスのホットプレスHP S x3
N 4− S I CおよびAg2O,をそれぞれプラ
ンジ研削したときの研削比を示す、研削比は、それぞれ
Afl、03;G=950. SiC; G =45
0、Si、N4; G=250’t”、従来のメタル系
結合剤のダイヤモンド砥石と比べて遜色のない研削能力
を持つことがわかる。
さらに、結合剤が前記成分のオーステナイト系N i
−G o合金鋳鉄70wt%と99.999%Fe30
wt%の混合物である以外は、砥石Cで述べたのと同一
の方法および形状の平型砥石Eをつくり、その砥石層の
振動減衰率と熱膨張率を測定した。比較のため、従来の
FC15鋳鉄70 W t%と99.999%F e3
0wt%からなる結合剤を用いる以外は砥石Eと同一の
平型砥石についても、その砥石層の振動減衰率と熱膨張
率を測定してみた。ただし、熱膨張率は、砥石周速度V
s = 1800 m / win、砥石切込みd=
10μm、工作物速度V瞥=lOm/■inで平面プラ
ンジ研削をスパークアウトなしで、100回HPSi、
N4を研削し、静電容量型変位形を使用して、インプロ
セスで測定したものである。測定の結果によれば、砥石
Eは減衰比δ=3.3%、熱膨張量が1.8μmであっ
たのに対し、結合剤にFC15!l鉄を用いた砥石は減
衰比δ=2.2%、熱膨張量が2.3μmであった。上
記測定の結果から、この発明の砥石は振動減衰性および
耐熱膨脹性が、いずれも優れていることがわかる。
−G o合金鋳鉄70wt%と99.999%Fe30
wt%の混合物である以外は、砥石Cで述べたのと同一
の方法および形状の平型砥石Eをつくり、その砥石層の
振動減衰率と熱膨張率を測定した。比較のため、従来の
FC15鋳鉄70 W t%と99.999%F e3
0wt%からなる結合剤を用いる以外は砥石Eと同一の
平型砥石についても、その砥石層の振動減衰率と熱膨張
率を測定してみた。ただし、熱膨張率は、砥石周速度V
s = 1800 m / win、砥石切込みd=
10μm、工作物速度V瞥=lOm/■inで平面プラ
ンジ研削をスパークアウトなしで、100回HPSi、
N4を研削し、静電容量型変位形を使用して、インプロ
セスで測定したものである。測定の結果によれば、砥石
Eは減衰比δ=3.3%、熱膨張量が1.8μmであっ
たのに対し、結合剤にFC15!l鉄を用いた砥石は減
衰比δ=2.2%、熱膨張量が2.3μmであった。上
記測定の結果から、この発明の砥石は振動減衰性および
耐熱膨脹性が、いずれも優れていることがわかる。
以上説明したように、この発明によれば、熱膨張係数が
低く、振動減衰性が高い研削砥石を得ることができ、加
工中における研削損傷を軽減させつつ、既存の砥石に劣
ることのない研削加工ができる。しかも、安価に提供で
きるという効果がある。
低く、振動減衰性が高い研削砥石を得ることができ、加
工中における研削損傷を軽減させつつ、既存の砥石に劣
ることのない研削加工ができる。しかも、安価に提供で
きるという効果がある。
第1図はこの発明の研削砥石の一実施例を示す断面図、
第2図は第1図に示した研削砥石を用いて研削したとき
の研削比を示すグラフ、第3図はこの発明の研削砥石の
他の実施例を示す断面図、第4図は第3図に示した研削
砥石を用いて研削したときの研削比を示すグラフである
。
第2図は第1図に示した研削砥石を用いて研削したとき
の研削比を示すグラフ、第3図はこの発明の研削砥石の
他の実施例を示す断面図、第4図は第3図に示した研削
砥石を用いて研削したときの研削比を示すグラフである
。
Claims (3)
- (1)砥粒と結合剤によって形成される研削砥石におい
て、C;0.8〜3.0%、Si;1.0〜3.0%、
Ni;25〜40%、Co;4.0〜6.0%、Mn;
0〜2.0%、S;0〜1.0%、P;0〜1.5%、
残Feを成分とするオーステナイト系Ni−Co合金鋳
鉄粉を含む結合剤を焼結して形成したことを特徴とする
研削砥石。 - (2)砥粒はダイヤモンドを主体とし、結合剤は焼結助
剤成分として青銅、Ag、Co、Cu、Fe、Ni、S
n、WC、Znもしくはこれら各金属の合金の金属粉、
レジノイド、ビトリファイドのうちの1種または2種以
上を含むことを特徴とする請求項第1項記載の研削砥石
。 - (3)砥粒と結合剤は、真空、水素または3H_2+N
_2膜の雰囲気下で焼結されたことを特徴とする請求項
第1項記載の研削砥石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1376988A JPH01188275A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 研削砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1376988A JPH01188275A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 研削砥石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01188275A true JPH01188275A (ja) | 1989-07-27 |
Family
ID=11842458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1376988A Pending JPH01188275A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 研削砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01188275A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04294978A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-19 | Ibaraki Pref Gov | 研削砥石 |
JPH0542481A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Tone Corp | 鋳物切断用カツター |
JP2009527369A (ja) * | 2006-02-24 | 2009-07-30 | イーファ ダイアモンド インダストリアル カンパニー リミテッド | 切削工具用切削チップ及び切削チップの製造方法並びに切削工具 |
-
1988
- 1988-01-25 JP JP1376988A patent/JPH01188275A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04294978A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-19 | Ibaraki Pref Gov | 研削砥石 |
JPH0542481A (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | Tone Corp | 鋳物切断用カツター |
JP2009527369A (ja) * | 2006-02-24 | 2009-07-30 | イーファ ダイアモンド インダストリアル カンパニー リミテッド | 切削工具用切削チップ及び切削チップの製造方法並びに切削工具 |
US8360046B2 (en) | 2006-02-24 | 2013-01-29 | EWHA Diamond Industrial Co., Ltd. | Cutting tip, method for making the cutting tip and cutting tool |
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